JPH1075317A - ドアホン装置 - Google Patents

ドアホン装置

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JPH1075317A
JPH1075317A JP8230881A JP23088196A JPH1075317A JP H1075317 A JPH1075317 A JP H1075317A JP 8230881 A JP8230881 A JP 8230881A JP 23088196 A JP23088196 A JP 23088196A JP H1075317 A JPH1075317 A JP H1075317A
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Hideo Sakamoto
英雄 阪本
Tomohide Furuya
智英 古屋
Sei Takahashi
聖 高橋
Yoshihiro Tanigawa
嘉浩 谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】親機における制御信号の伝送経路を単純な構成
として部品点数を削減し、低コスト化かつ小型化を実現
したドアホン装置を提供する。 【解決手段】親機1に対して第1の伝送線L1 を介して
ドアホン子機2を接続し、親機1に対して第2の伝送線
2 を介して増設親機3を接続する。親機1および増設
親機3はドアホン子機2に対して制御信号を伝送するこ
とができる。親機1は、第1の伝送線L1 と第2の伝送
線L2 との間に制御信号を他の信号とは分離して伝送さ
せる制御信号経路を有し、制御信号経路に制御信号の周
波数帯域のみを通過させるバンドパスフィルタ16bを
挿入してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御信号を含んだ
伝送信号を子機と親機との間および親機と増設親機との
間でそれぞれ別の伝送線を介して伝送するとともに、親
機を介在させて子機と増設親機との間で伝送信号を伝送
するようにしたドアホン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図4に示すように、子機とし
てのドアホン子機2を第1の伝送線L 1 を介して親機1
に接続し、親機1に第2の伝送線L2 を介して増設親機
3を接続することができるドアホン装置が提案されてい
る。伝送線L1 ,L2 には2線式の平衡ケーブルが用い
られる。
【0003】ドアホン子機2は通常は戸外に設置される
ものであって、図5に示すように、来訪者を撮像するT
Vカメラ21と、通話用のマイクロホン22およびスピ
ーカ23を備える。TVカメラ21は露出調整やピント
調整が可能であって、これらの調整は後述する制御信号
により行なわれる。TVカメラ21より出力される映像
信号は映像変調回路21aにより変調された後に多重化
回路24に入力される。多重化回路24には接続端子T
2 が設けられ、この接続端子T2 には伝送線L 1 が接続
される。
【0004】また、マイクロホン22から出力された音
声信号はマイクアンプ22aにより増幅され、2線−4
線変換回路25を通して多重化回路24に入力される。
一方、多重化回路24より出力される音声信号は2線−
4線変換回路25を介してスピーカアンプ23aに入力
されスピーカ23で音声に変換されて出力される。マイ
クアンプ22aやスピーカアンプ23aは制御信号によ
り増幅率を調整することができるように構成されてい
る。ここに、2線−4線変換回路25は、マイクロホン
22からの音声信号とスピーカ23への音声信号とを同
じ線路で伝送するとともに、マイクロホン22からスピ
ーカ23への回り込みを抑制するために設けられてい
る。
【0005】制御信号はCPU26で認識・解析処理さ
れ、またCPU26で制御信号のデータを生成するので
あって、CPU26で生成されたデータは制御信号変調
回路27aで変調された後、制御信号送信回路27bを
通して多重化回路24を通ることなく制御信号として接
続端子T2 より外部に出力される。また、接続端子T 2
から入力された制御信号は多重化回路24を通ることな
く制御信号受信回路28bに入力され、制御信号復調回
路28aで復調された後、CPU26に入力される。こ
のように、接続端子T2 から制御信号受信回路28bお
よび制御信号復調回路28aを通してデータがCPU2
6に入力されると、CPU26は、TVカメラ21の露
出ないしピント、マイクアンプ22aの増幅率、スピー
カアンプ23aの増幅率などを調整する。これらの調整
の状態はCPU26を通して制御信号として出力され
る。
【0006】ドアホン子機2の電源は、親機1から伝送
線L1 を通して供給され、電源回路29で安定化されて
ドアホン子機2の内部回路に与えられる。ところで、伝
送線L1 は2線式の平衡ケーブルであって、映像信号、
音声信号、制御信号の伝送と電源の供給とに用いられる
のであるから、伝送線L1 では映像信号、音声信号、制
御信号が混在し、それらの信号が電源に重畳された形で
伝送されることになる。映像信号と音声信号と制御信号
とは周波数帯域が異なるから(特開平5−207166
号公報等参照)、多重化回路では伝送線L1 から接続端
子T2 を通して入力された信号を、周波数帯域別に弁別
することにより、映像信号と音声信号に分離するのであ
る。また、制御信号は制御信号受信回路28bで抽出さ
れる。ドアホン子機2で発生した映像信号、音声信号、
制御信号は電源に重畳させて伝送線L1 に送出する。な
お、ドアホン子機2は図示していない呼出釦を備えてお
り、来訪者が呼出釦を押操作すると伝送線L1 の線間電
圧を変化させて親機1に知らせるようになっている。
【0007】親機1は、図4に示すように、伝送線L1
が接続される接続端子T11を備え、接続端子T11を通し
て伝送線L1 から受け取った信号は多重化回路141
映像信号と音声信号とに分離される。親機1は、ドアホ
ン子機2のTVカメラ21で撮像された画像を表示する
ためのモニタ11を備え、また、ドアホン子機2との間
で通話を可能とするためにマイクロホン12およびスピ
ーカ13を備えている。モニタ11にはCRTまたは液
晶表示器が用いられる。
【0008】多重化回路141 で分離された映像信号
は、映像復調回路11aで復調された後にモニタ11に
入力されてTVカメラ13で撮像した画像がモニタ11
に表示される。また、多重化回路141 で分離された音
声信号は、ドアホン子機2に設けたものと同様の2線−
4線変換回路15を通してスピーカアンプ13aに入力
されることによって増幅され、スピーカアンプ13aの
出力によりスピーカ13が駆動される。マイクロホン1
2からの音声信号はマイクアンプ12aで増幅され、2
線−4線変換回路15を通して多重化回路141 に入力
される。
【0009】伝送線L1 を伝送される制御信号は多重化
回路141 を通らずに制御信号受信回路18b1 に入力
され、制御信号復調回路18a1 で復調された後、CP
U16に入力される。また、CPU16で生成されたデ
ータは制御信号変調回路17a1 により変調された後、
制御信号送信回路17b1 を通して制御信号として多重
化回路141 を通さずに接続端子T11より伝送線L1
送出される。CPU16は、ドアホン子機2におけるT
Vカメラ21の露出ないしピントの調整の指示やマイク
アンプ22aやスピーカアンプ23aの増幅率の調整の
指示を行ない、またそれらに関する情報を受け取ってモ
ニタ11や図示しない表示器に表示させる。ここに、ド
アホン子機2に指示を与えるための操作部は図示してい
ない。
【0010】親機1には商用電源に接続されるプラグ1
9aが設けられ、商用電源を整流し安定化して内部回路
やドアホン子機2に電源を供給するための電源回路19
が設けられている。多重化回路141 において電源回路
19の出力電圧には映像信号、音声信号が重畳される。
多重化回路141 の出力は、接続端子T11を通して伝送
線L1 に送出される。
【0011】ところで、親機1には、ドアホン子機2の
TVカメラ21で撮像した画像を表示したり、ドアホン
子機2との間で通話したり、ドアホン子機2との間で制
御信号を授受したりする機能があるが、これらの機能は
屋内の複数箇所で利用できるほうが望ましい。そこで、
親機1に設けた接続端子T12に伝送線L2 を接続し、こ
の伝送線L2 を介して増設親機3を設けることが考えら
れている。
【0012】増設親機3を設けるには、映像信号、音声
信号、制御信号をドアホン子機2と増設親機3との間で
も伝送できるようにしなければならない。つまり、接続
端子T11に接続された多重化回路141 と接続端子T12
に接続された多重化回路14 2 との間に、映像信号、音
声信号、制御信号をそれぞれ独立して通過させる経路を
形成するのである。ドアホン子機2から増設親機3への
映像信号は、映像信号増幅用アンプ11bを通して増幅
される。これは、映像信号の周波数が高く、平衡ケーブ
ルよりなる伝送線L1 ,L2 での減衰量が比較的大きい
からであって、映像信号を増幅して増設親機3に伝送す
ることにより増設親機3に対して比較的強い映像信号を
伝送することができる。音声信号は周波数が低いから伝
送線L1,L2 での減衰量が少なく、多重化回路1
1 ,142 の間を接続するだけの簡単な構成で双方向
の経路を形成している。
【0013】ところで、制御信号については、伝送線L
1 側と伝送線L2 側とでほぼ対称になるような回路構成
を採用している。つまり、接続端子T12とCPU16と
の間に制御信号変調回路17a2 、制御信号送信回路1
7b2 、制御信号復調回路18a2 、制御信号受信回路
18b2 を設けているのであり、接続端子T12から受け
取った制御信号をCPU16に入力し、CPU16で生
成した制御信号を接続端子T12から送出するのである。
【0014】増設親機3は、図6に示すように、映像信
号増幅用アンプ11b、制御信号変調回路17a2 、制
御信号送信回路17b2 、制御信号復調回路18a2
制御信号受信回路18b2 を親機1から省略した構成を
有する。また、商用電源に接続されるプラグ39aを備
え、商用電源を整流し安定化する電源回路39を備えて
いるが、この電源回路39は増設親機3の内部回路への
給電用であり、親機1のようにドアホン子機2への給電
を行なうことはない。
【0015】つまり、増設親機3は、モニタ31、映像
復調回路31a、マイクロホン32、マイクアンプ32
a、スピーカ33、スピーカアンプ33a、多重化回路
34、2線−4線変換回路35、CPU36、制御信号
変調回路37a、制御信号送信回路37b、制御信号復
調回路38a、制御信号受信回路38b、電源回路39
を備える。ここに、増設親機3を構成する各要素は、そ
の要素に付した符号の第1文字の「3」を「1」と読み
替えたときの親機1の各要素と同様の機能を持つもので
ある(なお、読み替えの際には、親機1における制御信
号変調回路17a1 、制御信号送信回路17b1 、制御
信号復調回路18a1 、制御信号受信回路18b1 に付
した添字「1 」は無視する)。また、多重化回路34、
制御信号送信回路37b、制御信号受信回路38bは接
続端子T3 を介して伝送線L2 に接続される。
【0016】親機1と増設親機3とには操作釦16a,
36aが設けられており、親機1と増設親機3との間の
呼出などに用いられる。また、伝送線L2 の終端には映
像信号の反射を防止するために終端抵抗5が接続され
る。上述の構成により、親機1および増設親機3はドア
ホン子機2からの映像をモニタ11,31に表示し、ま
たドアホン子機2との間で通話が可能になる。したがっ
て、増設親機3を親機1とは異なる場所に配置し、ドア
ホン子機2により撮像した画像の監視やドアホン子機2
との間の通話が複数箇所で可能になるのである。なお、
伝送線L1 には電気錠操作用子機のように他の負荷を制
御するための子機を接続することができ、そのような子
機に設けた負荷の制御を指示したり負荷の動作状態を確
認したりするためにも制御信号が用いられる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した親
機1には、ドアホン子機2と増設親機3との間で制御信
号を伝送する経路を形成するために、制御信号変調回路
17a1 ,17a2 、制御信号送信回路17b1 ,17
2 、制御信号復調回路18a1 ,18a2 、制御信号
受信回路18b1 ,18b2 を2個ずつ備えている。つ
まり、映像信号の伝送経路としては映像信号増幅用アン
プ11aを設け、音声信号の伝送経路としては多重化回
路141 ,142 間を単に接続しているだけであるのに
対して、制御信号の伝送経路は複雑な構成になってい
る。その結果、親機1のコスト増につながり、また親機
1を構成する部品の実装面積が大きくなるという問題が
生じる。さらに、CPU16では制御信号の送受を2組
分処理する必要があり、CPU16の負荷が大きくなる
という問題もある。
【0018】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、親機における制御信号の伝送経路を
単純な構成として部品点数を削減し、低コスト化かつ小
型化を実現したドアホン装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、特定
の周波数帯域の制御信号を含む伝送信号を親機と子機と
の間で第1の伝送線を介して伝送し、親機に第2の伝送
線を介して接続される増設親機と第1の伝送線に接続さ
れた子機との間で親機を介して上記伝送信号を伝送する
ドアホン装置において、親機が、第1の伝送線と第2の
伝送線との間に上記制御信号を他の信号とは分離して伝
送させる制御信号経路を有し、制御信号経路に制御信号
の周波数帯域のみを通過させるバンドパスフィルタを挿
入しているのである。
【0020】この構成によれば、親機において子機と増
設親機との間で制御信号を伝送させるために形成した制
御信号経路にバンドパスフィルタを挿入するだけである
から、制御信号経路の構成が簡単なものになり、部品点
数の減少に伴って低コスト化が可能になり、しかも、実
装面積の減少による小型化が可能になる。さらに、制御
信号を処理するための処理回路が制御信号を制御信号経
路に通す処理に関与しないから、処理回路の負荷が軽減
されることになる。
【0021】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、バンドパスフィルタを受動形としたものである。こ
の構成によれば、親機が何らかの原因で使用できない場
合でも、増設親機と子機との間の制御信号の授受が可能
になる。とくに、子機が負荷を制御するものであって制
御信号によって負荷の制御を指示するような場合には、
親機に電源が供給されておらず親機から子機に対して負
荷の制御を指示することができない場合でもバンドパス
フィルタを通して増設親機からの制御信号を子機に与え
ることが可能になるのである。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)本実施形態は、図1に示すように、親機
1の構成を従来構成とは変更したものである。ここで、
伝送線L1 を介して親機1に接続される子機としてはド
アホン子機2を用いるものとする。図中のドアホン子機
2および増設親機3は従来例として説明したものと同じ
構成を有するものである。
【0023】親機1は、映像信号と音声信号とについて
は従来構成と同様の伝送経路を有しているが、制御信号
経路を従来構成とは変更してある。つまり、接続端子T
11,T12の間に形成されている制御信号経路に制御信号
の周波数帯域のみを通過させるバンドパスフィルタ16
bを挿入し、他の回路は介在させないようにしているの
である。また、制御信号変調回路17a、制御信号送信
回路17b、制御信号復調回路18a、制御信号受信回
路18bを1組だけ設け、制御信号送信回路17bおよ
び制御信号受信回路18bを接続端子T12に接続してい
る。他の構成は図4に示した従来の親機1と同様の構成
であって同符号を付した構成は同機能を有する。
【0024】この回路構成では、ドアホン子機2と増設
親機3との間では制御信号はバンドパスフィルタ16b
を通して双方向に伝送されることになる。ここで、バン
ドパスフィルタ16bを挿入していないものとすると、
接続端子T11,T12との間で映像信号や音声信号もこの
経路を通過可能となるから、映像信号や音声信号には2
つの経路が形成されることになる。その結果、増設親機
3に表示される映像にゴーストが生じたり、親機1と増
設親機3との間の通話がドアホン子機1に漏話すること
になる(通常は、通話時にCPU16が制御信号を受け
て多重化回路141 ,142 の信号通過を制御すること
により漏話を防止している)。これに対して、本実施形
態ではバンドパスフィルタ16bを設けることにより制
御信号を映像信号や音声信号とは分離して伝送するか
ら、これらの不都合が生じないのである。
【0025】また、制御信号経路にはバンドバスフィル
タ16b以外の他の構成要素が存在しないから、制御信
号経路の構成が簡単なものになりる。さらに、CPU1
6には制御信号変調回路17a、制御信号送信回路17
b、制御信号復調回路18a、制御信号受信回路18b
が1組しか接続されず、しかも制御信号の伝送にCPU
16が関与しないから、制御信号の処理回路としてのC
PU16での処理量が軽減されることになる。加えて、
従来は2組必要であった制御信号変調回路17a、制御
信号送信回路17b、制御信号復調回路18a、制御信
号受信回路18bを1組しか用いていないから、部品点
数が削減され、部品コストの低減が可能になり、かつ実
装面積が低減して小型化につながるのである。
【0026】他の構成および動作は従来構成と同様であ
る。なお、本実施形態では制御信号送信回路17bおよ
び制御信号受信回路18bを接続端子T12に接続してい
るが、接続端子T11に接続してもよい。また、ドアホン
子機2と増設親機3との間にはバンドパスフィルタ16
bが介在していることにより、親機1からドアホン子機
2に供給されている電源は増設親機3には供給されな
い。
【0027】(実施形態2)本実施形態は、図2に示す
ように、子機としてドアホン子機2のほかに電気錠操作
用子機4を設けたものである。つまり、電気錠操作用子
機4は負荷としての電気錠6を制御信号に基づいて施錠
・解錠するものである。電気錠操作用子機4では映像信
号や音声信号は不要であるから、制御信号のみを授受す
ることができるように構成されている。また、負荷とし
ての電気錠6を駆動するためにプラグ49aを通して給
電される商用電源を整流し安定化する電源回路49を備
える。つまり、電気錠操作用子機4は親機1からの給電
を受けず、電源回路49によって内部回路および電気錠
6への給電を行なう。制御信号を授受する構成はドアホ
ン子機1と同様であって、CPU46を備えるととも
に、制御信号変調回路47a、制御信号送信回路47
b、制御信号復調回路48a、制御信号受信回路48b
を備える。これらの要素に付した符号の先頭の文字であ
る「4」を「1」に読み替えると、各要素はドアホン子
機2の各要素と同機能を持つ。CPU46は制御信号を
受けるとその内容に応じて電気錠駆動回路46bを介し
て接続端子T43に接続された電気錠6を施錠・解錠する
のである。また、親機1や増設親機3からのみではなく
電気錠操作用子機4からも電気錠6の施錠・解錠を可能
とするために、電気錠6の施解錠を指示するための操作
釦46aも備えている。
【0028】上述のように構成された電気錠操作用子機
4は、ドアホン子機2と親機1との間で伝送線L1 に接
続される。つまり、制御信号送信回路47bおよび制御
信号受信回路48bに2個の接続端子T41,T42を接続
し、一方の接続端子T41を伝送線L1 を介して親機1に
接続し、他方の接続端子T42を伝送線L1 を介してドア
ホン子機2に接続している。これは、ドアホン子機2か
ら送出される映像信号が2系統に分かれることなく伝送
されるようにしてゴーストの発生等による画像の劣化を
防止するためである。また、親機1に設けたバンドパス
フィルタ16bは、受動形のものを用いており、親機1
の内部回路に電源が供給されないようなときでも、バン
ドパスフィルタ16bを通して増設親機3から電気錠操
作用子機4に制御信号を送ることができるようにしてあ
る。なお、親機1や増設親機3に設けた操作釦16a,
36aは電気錠6の施錠・解錠に用いることができる。
他の構成および動作は実施形態1と同様である。
【0029】(実施形態3)本実施形態は、図3に示す
ように、親機1に対してドアホン子機2および電気錠操
作用子機4をスター接続したものであって、接続の形態
のみが実施形態2と異なるものである。つまり、制御信
号送信回路47bと制御回路受信回路48bとには1個
の接続端子T41のみを設け、この接続端子T41に伝送線
1 を介して親機1を接続してある。この構成の場合
に、ドアホン子機2からの映像信号は親機1だけでなく
電気錠操作用子機4にも伝送されるから、反射が生じて
親機1や増設親機3の画像にゴーストなどが生じて画像
が劣化することになる。そこで、画像の劣化を抑制する
ために、親機1と電気錠操作用子機4とを接続する伝送
線L3 を十分に短くしてある。
【0030】なお、親機1、ドアホン子機2、増設親機
3の間で映像信号を伝送しない場合には、反射が問題に
なるような周波数帯域の信号を用いることがないから、
伝送線L3 の長さをとくに短くしなくても問題は生じな
い。他の構成および動作は実施形態2と同様である。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は、特定の周波数帯域の
制御信号を含む伝送信号を親機と子機との間で第1の伝
送線を介して伝送し、親機に第2の伝送線を介して接続
される増設親機と第1の伝送線に接続された子機との間
で親機を介して上記伝送信号を伝送するドアホン装置に
おいて、親機が、第1の伝送線と第2の伝送線との間に
上記制御信号を他の信号とは分離して伝送させる制御信
号経路を有し、制御信号経路に制御信号の周波数帯域の
みを通過させるバンドパスフィルタを挿入しているもの
であり、親機において子機と増設親機との間で制御信号
を伝送させるために形成した制御信号経路にバンドパス
フィルタを挿入するだけであるから、制御信号経路の構
成が簡単なものになり、部品点数の減少に伴って低コス
ト化が可能になり、しかも、実装面積の減少による小型
化が可能になるという利点がある。さらに、制御信号を
処理するための処理回路が制御信号を制御信号経路に通
す処理に関与しないから、処理回路の負荷が軽減される
という利点もある。
【0032】請求項2の発明のように、バンドパスフィ
ルタを受動形としたものでは、親機が何らかの原因で使
用できない場合でも、増設親機と子機との間の制御信号
の授受が可能になる。とくに、子機が負荷を制御するも
のであって制御信号によって負荷の制御を指示するよう
な場合には、親機に電源が供給されておらず親機から子
機に対して負荷の制御を指示することができない場合で
もバンドパスフィルタを通して増設親機からの制御信号
を子機に与えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示すブロック図である。
【図2】実施形態2を示すブロック図である。
【図3】実施形態3を示すブロック図である。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【図5】ドアホン子機を示すブロック図である。
【図6】増設親機を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 親機 2 ドアホン子機 3 増設親機 4 電気錠操作用子機 5 終端抵抗 6 電気錠 16b バンドパスフィルタ L1 (第1の)伝送線 L2 (第2の)伝送線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 嘉浩 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の周波数帯域の制御信号を含む伝送
    信号を親機と子機との間で第1の伝送線を介して伝送
    し、親機に第2の伝送線を介して接続される増設親機と
    第1の伝送線に接続された子機との間で親機を介して上
    記伝送信号を伝送するドアホン装置において、親機は、
    第1の伝送線と第2の伝送線との間に上記制御信号を他
    の信号とは分離して伝送させる制御信号経路を有し、制
    御信号経路には制御信号の周波数帯域のみを通過させる
    バンドパスフィルタを挿入していることを特徴とするド
    アホン装置。
  2. 【請求項2】 上記バンドパスフィルタは受動形である
    ことを特徴とする請求項1記載のドアホン装置。
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