JPH07212594A - 電子写真装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 三原色のカラートナーによる画像印刷をガン
マ補正値に基づいてガンマ補正する電子写真装置におい
て、使用する記録媒体の変更やカラートナーの仕様の変
更や画像印刷手段の経年変化などのために不適となった
ガンマ補正値を簡易かつ確実に修正できるようにする。 【構成】 画像読取手段２で画像情報に光電変換される
無彩色の基準画像が予め形成された画像基準部材や、無
彩色の基準画像の画像情報が予め設定された情報記憶手
段７を設け、このような基準画像の画像情報を情報印刷
手段４で印刷出力してから画像読取手段２で光電変換し
た画像情報を、もとの画像情報と比較する情報比較手段
５を設け、この比較結果に基づいて補正情報部９のガン
マ補正値を修正する情報修正手段８を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、三原色のカラートナー
を記録媒体に適宜転写する画像印刷手段の画像印刷を、
補正情報部に予め設定されたガンマ補正値に基づいてガ
ンマ補正手段がガンマ補正する電子写真装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】現在、画像情報に基づいて画像印刷手段
でＹＭＣ(Yellow,Magenta,Cyanide)の三原色のカラート
ナーを記録媒体に適宜転写することで、減法混色により
カラー画像を印刷出力する電子写真装置が実用化されて
いる。ここで、このような電子写真装置では、印刷画像
の無彩色は三原色のカラートナーを一定割合で混色して
形成することになるので、この濃度バランスを示す等価
中性濃度であるＥＮＤ(Equivalent Neutral Density)が
予め規定されている。そこで、従来の電子写真装置で
は、適正なＥＮＤを実現するガンマ補正値がＲＯＭ(Rea
d Only Memory)等からなる補正情報部に予め設定されて
おり、このガンマ補正値に従ってＣＰＵ(Central Proce
ssing Unit）等からなるガンマ補正手段が画像印刷手段
の画像印刷をガンマ補正するようになっている。なお、
このような補正は画像印刷の他、画像読取や画像表示で
も実行されており、例えば、特開平4-310070号公報や特
開平5-3547号公報や特開平5-227420号公報などに開示さ
れている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述のような電子写真
装置では、三原色のカラートナーで無彩色の印刷画像を
形成する場合に画像印刷をガンマ補正するようになって
いる。

【０００４】しかし、このような電子写真装置では、例
えば、使用する記録媒体の変更やカラートナーの仕様の
変更や画像印刷手段の経年変化などのため、実際に形成
する無彩色の印刷画像に色合いが発生することがある。
より具体的には、このような電子写真装置で使用する主
要な記録媒体としては、ＰＰＣ(Plane Paper Copy)用紙
やＯＨＰ(Over-Head Projector）シートがあるが、この
ＯＨＰシートとＰＰＣ用紙とではカラートナーの転写率
が相違するため、一方に適正なＥＮＤは他方には不適と
なっている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
画像情報に基づいて三原色のカラートナーを記録媒体に
適宜転写してカラー画像を印刷出力する画像印刷手段
と、この画像印刷手段の画像印刷をガンマ補正値に基づ
いてガンマ補正するガンマ補正手段と、このガンマ補正
手段が参照するガンマ補正値が予め設定された補正情報
部とを具備した電子写真装置において、無彩色の基準画
像が予め形成された画像基準部材を設け、この画像基準
部材の基準画像を光電変換する画像読取手段を設け、こ
の画像読取手段が光電変換した基準画像の画像情報を前
記画像印刷手段で印刷出力してから前記画像読取手段で
光電変換した画像情報と前記画像読取手段で光電変換し
た前記画像基準部材の基準画像の画像情報とを比較する
情報比較手段を設け、この情報比較手段の比較結果に基
づいて前記補正情報部のガンマ補正値を修正する情報修
正手段を設けた。

【０００６】請求項２記載の発明は、画像情報に基づい
て三原色のカラートナーを記録媒体に適宜転写してカラ
ー画像を印刷出力する画像印刷手段と、この画像印刷手
段の画像印刷をガンマ補正値に基づいてガンマ補正する
ガンマ補正手段と、このガンマ補正手段が参照するガン
マ補正値が予め設定された補正情報部とを具備した電子
写真装置において、無彩色の基準画像の画像情報が予め
設定された情報記憶手段を設け、この情報記憶手段から
読出して前記画像印刷手段で印刷出力した基準画像の画
像情報を光電変換する画像読取手段を設け、この画像読
取手段で光電変換した基準画像の画像情報と前記情報記
憶手段に設定された基準画像の画像情報とを比較する情
報比較手段を設け、この情報比較手段の比較結果に基づ
いて前記補正情報部のガンマ補正値を修正する情報修正
手段を設けた。

【０００７】請求項３記載の発明は、画像情報に基づい
て三原色のカラートナーを記録媒体に適宜転写してカラ
ー画像を印刷出力する画像印刷手段と、この画像印刷手
段の画像印刷をガンマ補正値に基づいてガンマ補正する
ガンマ補正写真装置において、無彩色の基準画像が予め
形成された画像基準部材を設け、この画像基準部材の基
準画像を光電変換する画像読取手段を設け、この画像読
取手段が光電変換した基準画像の画像情報を前記画像印
刷手段で印刷出力してから前記画像読取手段で光電変換
した画像情報と前記画像読取手段で光電変換した前記画
像基準部材の基準画像の画像情報とを比較する第一の情
報比較手段を設け、無彩色の基準画像の画像情報が予め
設定された情報記憶手段を設け、この情報記憶手段に設
定された基準画像の画像情報を前記画像印刷手段で印刷
出力してから前記画像読取手段で光電変換した画像情報
と前記情報記憶手段に設定された基準画像の画像情報と
を比較する第二の情報比較手段を設け、前記第一・第二
の情報比較手段の少なくとも一方の比較結果に基づいて
前記補正情報部のガンマ補正値を修正する情報修正手段
を設けた。

【０００８】

【作用】請求項１記載の発明は、画像読取手段が光電変
換した画像基準部材の基準画像の画像情報を画像印刷手
段で印刷出力してから画像読取手段で光電変換し、この
画像情報と画像読取手段で光電変換した画像基準部材の
基準画像の画像情報とを情報比較手段で比較し、この比
較結果に基づいて情報修正手段が補正情報部のガンマ補
正値を修正することにより、使用する記録媒体の変更や
カラートナーの仕様の変更や画像印刷手段の経年変化な
どのためにガンマ補正値が不適となって印刷画像の無彩
色に色合いが発生するような場合に対処することができ
る。

【０００９】請求項２記載の発明は、情報記憶手段から
読出して画像印刷手段で印刷出力した基準画像の画像情
報を画像読取手段で光電変換し、この画像情報と情報記
憶手段に設定された基準画像の画像情報とを情報比較手
段で比較し、この比較結果に基づいて情報修正手段が補
正情報部のガンマ補正値を修正することにより、使用す
る記録媒体の変更やカラートナーの仕様の変更や画像印
刷手段の経年変化などのためにガンマ補正値が不適とな
って印刷画像の無彩色に色合いが発生するような場合に
対処することができる。

【００１０】請求項３記載の発明は、画像読取手段が光
電変換した画像基準部材の基準画像の画像情報を画像印
刷手段で印刷出力してから画像読取手段で光電変換し、
この画像情報と画像読取手段で光電変換した画像基準部
材の基準画像の画像情報とを第一の情報比較手段で比較
し、又は、情報記憶手段から読出して画像印刷手段で印
刷出力した基準画像の画像情報を画像読取手段で光電変
換し、この画像情報と情報記憶手段に設定された基準画
像の画像情報とを第二の情報比較手段で比較し、第一・
第二の比較結果の少なくとも一方に基づいて情報修正手
段が補正情報部のガンマ補正値を修正することにより、
使用する記録媒体の変更やカラートナーの仕様の変更や
画像印刷手段の経年変化などのためにガンマ補正値が不
適となって印刷画像の無彩色に色合いが発生するような
場合に対処することができる。

【００１１】

【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて以下に説
明する。まず、本実施例で例示する電子写真装置である
デジタル複写機１は、図１に例示するように、読取原稿
のフルカラーの印刷画像（図示せず）をＲＧＢ(Red,Gre
en,Blue)の画像情報に光電変換する画像読取手段である
スキャナ部２が、例えば、三個のラインスキャナに三原
色のカラーフィルタを個々に装着した構造（図示せず）
などとして形成されており、このような構造のスキャナ
部２が出力するＲＧＢの画像情報をＹＭＣの画像情報に
変換する信号変換部３が、専用の演算回路（図示せず）
などとして形成されている。そして、この信号変換部３
が変換したＹＭＣの画像情報に基づいて三原色であるＹ
ＭＣのカラートナー（図示せず）を記録媒体（図示せ
ず）に適宜転写することで、減法混色によりカラー画像
を印刷出力する画像印刷手段であるプリンタ部４が、例
えば、ＹＭＣのカラートナーを一色ずつ収納した単色用
のプリンタユニットを一つの媒体搬送路上に連設した構
造（図示せず）などとして形成されている。

【００１２】さらに、このデジタル複写機１では、前記
信号変換部３の情報出力には、二つの画像情報を比較し
て差分を検出する情報比較手段である情報比較部５も接
続されており、この情報比較部５には、画像情報を更新
自在に一時記憶するＲＡＭ(Random Access Memory)等の
情報記憶部６と、無彩色の基準画像の画像情報が固定的
に予め設定されたＲＯＭ等からなる情報記憶手段である
情報テーブル７とが接続されている。そして、前記情報
比較部５には、前記プリンタ部４に補正情報を出力する
ことで画像印刷をガンマ補正するガンマ補正手段であり
情報修正手段でもあるガンマ補正部８が接続されてお
り、このガンマ補正部８には補正情報の基準となるガン
マ補正値がＥＮＤに従って更新自在に予め設定されたＲ
ＡＭ等の補正情報部９が接続されている。

【００１３】さらに、このデジタル複写機１では、図２
に例示するように、その装置本体（図示せず）とは別体
に、ここでは黒色から白色まで灰色を介して全体で八段
階的に変化する無彩色の基準画像１０が、記録媒体と同
等な印刷用紙１１に予め印刷された基準原稿１２が画像
基準部材として用意されている。

【００１４】そこで、このデジタル複写機１では、前記
基準原稿１２の基準画像１０を前記スキャナ部２で光電
変換した画像情報を前記情報記憶部６が一時記憶するよ
うになっており、この情報記憶部６が一時記憶した画像
情報を前記プリンタ部４で印刷出力してから前記スキャ
ナ部２で光電変換した画像情報と、情報記憶部６が一時
記憶した画像情報とを比較する第一の情報比較手段が、
前記情報比較部５で形成されている。

【００１５】さらに、このデジタル複写機１では、前記
情報テーブル７に設定された基準画像の画像情報を前記
プリンタ部４で印刷出力してから前記スキャナ部２で光
電変換した画像情報と、前記情報テーブル７に設定され
た基準画像１０の画像情報とを比較する第二の情報比較
手段も、上述した第一の情報比較手段と同様に前記情報
比較部５で形成されている。

【００１６】そこで、このデジタル複写機１では、上述
のように選択的に第一・第二の情報比較手段の一方とし
て機能する前記情報比較部５の比較結果に基づいて前記
補正情報部９のガンマ補正値を修正する情報修正手段が
前記ガンマ補正部８で形成されている。

【００１７】このような構成において、このデジタル複
写機１では、通常は読取原稿（図示せず）のフルカラー
の印刷画像をスキャナ部２でＲＧＢの画像情報に光電変
換し、この画像情報を信号変換部３でＹＭＣの画像情報
に変換してからプリンタ部４でＰＰＣ用紙やＯＨＰシー
ト等の記録媒体（図示せず）に印刷出力する。この時、
このデジタル複写機１では、補正情報部９に予め設定さ
れたガンマ補正値に基づいてガンマ補正部８がプリンタ
部４の画像印刷をガンマ補正することで、ＹＭＣのカラ
ートナーで無彩色の印刷画像も高品質に形成するように
なっている。

【００１８】ここで、このデジタル複写機１では、例え
ば、使用する記録媒体の変更やカラートナーの仕様の変
更やプリンタ部４の経年変化などのため、実際に形成す
る無彩色の印刷画像に色合いが発生することがある。そ
こで、このような場合には、例えば、操作パネル（図示
せず）の手動操作で動作モードを変更するなどして、補
正情報部９のガンマ補正値の修正を実行できるようにな
っている。そこで、このようにガンマ補正値を修正する
デジタル複写機１の処理動作を、図３に例示するフロー
チャートに基づいて以下に順次説明する。

【００１９】まず、このデジタル複写機１では、例え
ば、ＰＰＣ用紙とＯＨＰシートとのようにトナー転写率
が相違する記録媒体を使用したために印刷画像の無彩色
に色合いが発生している場合には、その記録媒体を予め
プリンタ部４にセットしておく。そして、上述のように
操作パネルの手動操作などでガンマ補正値を修正する動
作モードを設定すると、スキャナ部２による基準原稿１
２の基準画像１０の画像情報の光学的な読取りと（ステ
ップＰ１）、情報テーブル７に記憶された基準画像の画
像情報の電気的な読出しとに繰返し待機する（ステップ
Ｐ２）。

【００２０】そこで、利用者が所望によりスキャナ部２
による画像情報の読取りと情報テーブル７の基準画像の
画像情報の読出しとの一方を実行すると、このデジタル
複写機１は検出された画像情報を情報記憶部６で一時記
憶してから（ステップＰ３）、この画像情報を記録媒体
にプリンタ部４で印刷出力する（ステップＰ４）。この
ようにすることで、補正情報部９に予めＥＮＤに対応し
て設定されたガンマ補正値により無彩色にガンマ補正さ
れた基準画像が、予め利用者の所望によりセットされた
記録媒体に印刷出力されることになるが、この印刷出力
された基準画像は記録媒体のトナー転写率などのために
ＥＮＤが不適で色合いが発生していることになる。

【００２１】そこで、上述のような印刷出力を完了した
デジタル複写機１は、スキャナ部２による画像情報の光
学読取りに繰返し待機しているので（ステップＰ５）、
利用者が記録媒体の印刷画像をスキャナ部２で光学的に
読取らせると、このスキャナ部２で読取った画像情報と
情報記憶部６で一時記憶した画像情報とを情報比較部５
で比較することになる（ステップＰ６）。

【００２２】この時、この情報比較部５で比較する二つ
の画像情報は、カラートナーに対応したＹＭＣ成分に各
々分解されており、図４に例示するように、ここでは基
準原稿１２の長手方向の位置“Ｘ”と発色濃度を示す信
号レベル“Ｓ”との関係として表現されるようになって
いる。そこで、情報記憶部６で一時記憶した画像情報
は、ＥＮＤが適正であるために“Ｘ−Ｓ”の関係は図中
の点線のようになり、スキャナ部２で読取った画像情報
は、ＥＮＤが不適であるために“Ｘ−Ｓ”の関係は図中
の実線などのようになる。ここで、同図において所定位
置“ｎ”の信号レベルに着目すると、“Ｙ”では二つの
画像情報の信号レベルが一致しているが、“Ｍ”と
“Ｃ”とでは読取った画像情報はＥＮＤが適正な画像情
報より信号レベルが低下していることになる。

【００２３】そこで、このデジタル複写機１では、上述
のような画像情報の比較を情報比較部５が各種の位置
“ｎ”において実行すると、図３に例示したように、こ
れらの位置“ｎ”において二つの画像情報の信号レベル
が一致するガンマ補正値をガンマ補正部８が生成し（ス
テップＰ７）、この生成したガンマ補正値でガンマ補正
部８は補正情報部９のガンマ補正値を更新する（ステッ
プＰ８）。この時、上述のようにガンマ補正値を生成す
る具体的方法としては、補正情報部９に予め設定した数
値テーブル（図示せず）から適正情報を選出すること
や、補正情報部９に予め設定した条件に基づいて演算す
ることなど、情報生成に利用されている各種方法が実施
可能である。

【００２４】そして、上述のような処理動作を実行した
ガンマ補正部８は、予め設定された完了条件の満足の有
無で補正終了の可否を判定し、補正終了を検知しない場
合には“ステップＰ４”に復帰して以下の処理動作を繰
返し、補正終了を検知した場合には処理動作を終了する
（ステップＰ９）。

【００２５】上述のようにすることで、このデジタル複
写機１では、使用する記録媒体の変更やカラートナーの
仕様の変更やプリンタ部４の経年変化などのためにＥＮ
Ｄが不適となって印刷画像の無彩色に色合いが発生する
ような場合でも、簡易かつ確実にＥＮＤを修正すること
ができるので、ＹＭＣのカラートナーで無彩色の印刷画
像を高品質に形成することができる。

【００２６】なお、このデジタル複写機１は、請求項３
記載の発明の一実施例として、基準画像１０が予め形成
された画像基準部材である基準原稿１２と、基準画像の
画像情報が予め設定された情報記憶手段である情報テー
ブル７とを、両方とも具備して一方を選択的に利用する
ことを例示したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、上述のような基準原稿１２と情報テーブル
７との一方のみを具備した電子写真装置（図示せず）な
ども実施可能である。

【００２７】また、このデジタル複写機１では、情報記
憶手段である情報テーブル７に設定された基準画像の画
像情報を情報記憶部６で一時記憶してから印刷出力や情
報比較を実行することを例示したが、本発明は上記実施
例に限定されるものでもなく、情報記憶手段である情報
テーブル７に設定された基準画像の画像情報は情報記憶
部６で一時記憶することなく直接的に印刷出力や情報比
較に利用する電子写真装置（図示せず）なども実施可能
である。

【００２８】さらに、このデジタル複写機１では、画像
基準部材である基準原稿１２に長手方向で段階的に明度
が変化する基準画像１０を印刷用紙１１の表面全域に帯
状に形成することを例示したが、図５に例示するよう
に、印刷用紙１３の表面に長手方向で段階的に明度が変
化する基準画像１４を格子状に形成した基準原稿１５な
どで画像基準部材を設けることも実施可能である。ま
た、このような画像基準部材において、白色から黒色ま
で無段階に明度が変化する基準画像を形成することも実
施可能である。

【００２９】さらに、ここでは画像読取手段であるスキ
ャナ部２を必須要件として具備したデジタル複写機１を
電子写真装置の一実施例として例示したが、本発明は上
記実施例に限定されるものでもなく、このようなスキャ
ナ部２を通常は具備しないレーザプリンタ（図示せず）
などの電子写真装置にも適用可能であり、このような場
合には、通常の画像印刷には関与することなくガンマ補
正値を修正する場合にのみ基準画像を読取る専用の画像
読取手段を設けることや、ホストコンピュータに接続し
たイメージスキャナを画像読取装置として利用すること
などが実施可能である。

【００３０】

【発明の効果】請求項１記載の発明は、画像情報に基づ
いて三原色のカラートナーを記録媒体に適宜転写してカ
ラー画像を印刷出力する画像印刷手段と、この画像印刷
手段の画像印刷をガンマ補正値に基づいてガンマ補正す
るガンマ補正手段と、このガンマ補正手段が参照するガ
ンマ補正値が予め設定された補正情報部とを具備した電
子写真装置において、無彩色の基準画像が予め形成され
た画像基準部材を設け、この画像基準部材の基準画像を
光電変換する画像読取手段を設け、この画像読取手段が
光電変換した基準画像の画像情報を前記画像印刷手段で
印刷出力してから前記画像読取手段で光電変換した画像
情報と前記画像読取手段で光電変換した前記画像基準部
材の基準画像の画像情報とを比較する情報比較手段を設
け、この情報比較手段の比較結果に基づいて前記補正情
報部のガンマ補正値を修正する情報修正手段を設けたこ
とにより、使用する記録媒体の変更やカラートナーの仕
様の変更や画像印刷手段の経年変化などのためにガンマ
補正値が不適となって印刷画像の無彩色に色合いが発生
するような場合でも、簡易かつ確実にガンマ補正値を修
正してカラートナーで無彩色の印刷画像を高品質に形成
することができる等の効果を有するものである。

【００３１】請求項２記載の発明は、画像情報に基づい
て三原色のカラートナーを記録媒体に適宜転写してカラ
ー画像を印刷出力する画像印刷手段と、この画像印刷手
段の画像印刷をガンマ補正値に基づいてガンマ補正する
ガンマ補正手段と、このガンマ補正手段が参照するガン
マ補正値が予め設定された補正情報部とを具備した電子
写真装置において、無彩色の基準画像の画像情報が予め
設定された情報記憶手段を設け、この情報記憶手段から
読出して前記画像印刷手段で印刷出力した基準画像の画
像情報を光電変換する画像読取手段を設け、この画像読
取手段で光電変換した基準画像の画像情報と前記情報記
憶手段に設定された基準画像の画像情報とを比較する情
報比較手段を設け、この情報比較手段の比較結果に基づ
いて前記補正情報部のガンマ補正値を修正する情報修正
手段を設けたことにより、使用する記録媒体の変更やカ
ラートナーの仕様の変更や画像印刷手段の経年変化など
のためにガンマ補正値が不適となって印刷画像の無彩色
に色合いが発生するような場合でも、簡易かつ確実にガ
ンマ補正値を修正してカラートナーで無彩色の印刷画像
を高品質に形成することができる等の効果を有するもの
である。

【００３２】請求項３記載の発明は、画像情報に基づい
て三原色のカラートナーを記録媒体に適宜転写してカラ
ー画像を印刷出力する画像印刷手段と、この画像印刷手
段の画像印刷をガンマ補正値に基づいてガンマ補正する
ガンマ補正写真装置において、無彩色の基準画像が予め
形成された画像基準部材を設け、この画像基準部材の基
準画像を光電変換する画像読取手段を設け、この画像読
取手段が光電変換した基準画像の画像情報を前記画像印
刷手段で印刷出力してから前記画像読取手段で光電変換
した画像情報と前記画像読取手段で光電変換した前記画
像基準部材の基準画像の画像情報とを比較する第一の情
報比較手段を設け、無彩色の基準画像の画像情報が予め
設定された情報記憶手段を設け、この情報記憶手段に設
定された基準画像の画像情報を前記画像印刷手段で印刷
出力してから前記画像読取手段で光電変換した画像情報
と前記情報記憶手段に設定された基準画像の画像情報と
を比較する第二の情報比較手段を設け、前記第一・第二
の情報比較手段の少なくとも一方の比較結果に基づいて
前記補正情報部のガンマ補正値を修正する情報修正手段
を設けたことにより、使用する記録媒体の変更やカラー
トナーの仕様の変更や画像印刷手段の経年変化などのた
めにガンマ補正値が不適となって印刷画像の無彩色に色
合いが発生するような場合でも、簡易かつ確実にガンマ
補正値を修正してカラートナーで無彩色の印刷画像を高
品質に形成することができる等の効果を有するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の電子写真装置の一実施例であるデジタ
ル複写機の回路構造を例示するブロック図である。

【図２】画像基準部材である基準原稿を例示する平面図
である。

【図３】基準画像を読取ってガンマ補正値を修正する処
理動作を例示するフローチャートである。

【図４】情報比較手段の比較結果を例示しており、
（ａ）はマゼンタにおける比較結果を例示する特性図、
（ｂ）はイエローにおける比較結果を例示する特性図、
（ｃ）はシアンにおける比較結果を例示する特性図であ
る。

【図５】画像基準部材である基準原稿の変形例を例示す
る平面図である。

【符号の説明】

１ 電子写真装置 ２ 画像読取手段 ４ 画像印刷手段 ５ 情報比較手段 ７ 情報記憶手段 ８ ガンマ補正手段、情報修正手段 ９ 補正情報部 １０，１４ 基準画像 １２，１５ 画像基準部材

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｎ 1/46

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像情報に基づいて三原色のカラートナ
   ーを記録媒体に適宜転写してカラー画像を印刷出力する
   画像印刷手段と、この画像印刷手段の画像印刷をガンマ
   補正値に基づいてガンマ補正するガンマ補正手段と、こ
   のガンマ補正手段が参照するガンマ補正値が予め設定さ
   れた補正情報部とを具備した電子写真装置において、無
   彩色の基準画像が予め形成された画像基準部材を設け、
   この画像基準部材の基準画像を光電変換する画像読取手
   段を設け、この画像読取手段が光電変換した基準画像の
   画像情報を前記画像印刷手段で印刷出力してから前記画
   像読取手段で光電変換した画像情報と前記画像読取手段
   で光電変換した前記画像基準部材の基準画像の画像情報
   とを比較する情報比較手段を設け、この情報比較手段の
   比較結果に基づいて前記補正情報部のガンマ補正値を修
   正する情報修正手段を設けたことを特徴とする電子写真
   装置。
2. 【請求項２】 画像情報に基づいて三原色のカラートナ
   ーを記録媒体に適宜転写してカラー画像を印刷出力する
   画像印刷手段と、この画像印刷手段の画像印刷をガンマ
   補正値に基づいてガンマ補正するガンマ補正手段と、こ
   のガンマ補正手段が参照するガンマ補正値が予め設定さ
   れた補正情報部とを具備した電子写真装置において、無
   彩色の基準画像の画像情報が予め設定された情報記憶手
   段を設け、この情報記憶手段から読出して前記画像印刷
   手段で印刷出力した基準画像の画像情報を光電変換する
   画像読取手段を設け、この画像読取手段で光電変換した
   基準画像の画像情報と前記情報記憶手段に設定された基
   準画像の画像情報とを比較する情報比較手段を設け、こ
   の情報比較手段の比較結果に基づいて前記補正情報部の
   ガンマ補正値を修正する情報修正手段を設けたことを特
   徴とする電子写真装置。
3. 【請求項３】 画像情報に基づいて三原色のカラートナ
   ーを記録媒体に適宜転写してカラー画像を印刷出力する
   画像印刷手段と、この画像印刷手段の画像印刷をガンマ
   補正値に基づいてガンマ補正するガンマ補正手段と、こ
   のガンマ補正手段が参照するガンマ補正値が予め設定さ
   れた補正情報部とを具備した電子写真装置において、無
   彩色の基準画像が予め形成された画像基準部材を設け、
   この画像基準部材の基準画像を光電変換する画像読取手
   段を設け、この画像読取手段が光電変換した基準画像の
   画像情報を前記画像印刷手段で印刷出力してから前記画
   像読取手段で光電変換した画像情報と前記画像読取手段
   で光電変換した前記画像基準部材の基準画像の画像情報
   とを比較する第一の情報比較手段を設け、無彩色の基準
   画像の画像情報が予め設定された情報記憶手段を設け、
   この情報記憶手段に設定された基準画像の画像情報を前
   記画像印刷手段で印刷出力してから前記画像読取手段で
   光電変換した画像情報と前記情報記憶手段に設定された
   基準画像の画像情報とを比較する第二の情報比較手段を
   設け、前記第一・第二の情報比較手段の少なくとも一方
   の比較結果に基づいて前記補正情報部のガンマ補正値を
   修正する情報修正手段を設けたことを特徴とする電子写
   真装置。