JPH07211124A - 可動照明装置 - Google Patents

可動照明装置

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JPH07211124A
JPH07211124A JP254594A JP254594A JPH07211124A JP H07211124 A JPH07211124 A JP H07211124A JP 254594 A JP254594 A JP 254594A JP 254594 A JP254594 A JP 254594A JP H07211124 A JPH07211124 A JP H07211124A
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motor
data
volatile memory
cpu
reset
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JP254594A
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English (en)
Inventor
Yasushi Yamaguchi
泰史 山口
Shinji Matsuda
真二 松田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】実際のモータの位置と、リセット状態解除時に
制御手段が把握するモータの位置とのずれを最小限とす
ることができる可動照明装置を提供するにある。 【構成】CPU7はモータMX ,MY の回転位置を検知
する位置センサ9X ,9Y からのデータを内蔵RAM7
aに書込み、各モータMX ,MY の現在位置を把握する
ようになっている。そしてモータMX ,MY が回転停止
する都度、CPU7は内蔵RAM7aに書き込んである
現在位置のデータを不揮発性メモリ13に書き込む。も
し何等かの原因でリセットがかかると、CPU7はその
リセット動作終了時に不揮発性メモリ13に書き込んだ
データを読み出して内蔵RAM7aに書込み、この書き
込んだデータに基づいてモータMX ,MY の現在位置を
把握する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リモートコントロール
によって灯具の位置、照射方向、配光等を可変できる可
動照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ワイヤレス信号等を使用したリモート
コントロール( 以下リモコンと略す)により照射方向を
変化させる可動照明装置としては、図9に示すように内
蔵した水平回転駆動用モータMX により水平方向に回転
駆動される回転軸1により天井等に吊設されたアーム2
と、アーム2の両側腕2a,2a間に橋渡し、アーム2
に内蔵した垂直回転駆動用モータMY により垂直方向に
回転駆動される回転軸3に取り付けられた灯具4とを備
えるとともに、図10に示すモータMX ,MY を制御す
る制御回路部を備えている。
【0003】ここで使用されるリモコン送信器5は図1
1に示すような操作部を備えたものがある。このリモコ
ン送信器5では、灯具4のランプLの点灯/消灯用キー
1、調光のアップ/ダウン用操作キーK21、K22、等
のキーを備えるとともに灯具4の照射方向を変えるため
の回転操作部6を備えており、この回転操作部6の水平
回転操作キーX+,X−や、垂直回転操作キーY+,Y
−を操作すると夫々に対応する回転制御の制御コード信
号が赤外線による光ワイヤレス信号によって送信される
ことになり、この送信された光ワイヤレス信号はアーム
2に設けてあるリモコン受信部6で受信されて制御コー
ド信号が復調され、その復調した制御コード信号をCP
U7で判定して水平用駆動用モータMX 或いは垂直駆動
用モータMY を正転(+)又は逆転(−)させるように
夫々に対応したモータドライバ8 X 、8Y を通じて駆動
するようになっており、この回転制御は操作キーが押し
続けられている間継続し、操作キーの押し操作が解除さ
れ、制御コード信号の受信が無くなると、回転制御を停
止するようになっている。
【0004】CPU7は夫々のモータMX 、MY の回転
角度を常に検知して、現在のモータの位置を水平、垂直
の回転角度データとして内蔵ROM7aに記憶するよう
になっている。ここで使用するモータMX ,MY がステ
ッピングモータのように駆動パルスに応じて回転するモ
ータを使用する場合には駆動パルスで回転角度を検知す
ることができるが、DCモータやACモータの場合には
外部のポテンションメータやエンコーダからなる位置セ
ンサ9X ,9Y を用いて回転角度を常に検知し、その検
知している現在の回転角度データを上述のように内蔵R
AM7aに記憶する。
【0005】この記憶した回転角度データはシーンとし
て記憶することができ、リモコン送信器5に設けてある
シーン記憶キーK4 とシーンキーK31〜K34との同時操
作による制御コード信号が受信された場合にCPU7は
内蔵RAM7aに記憶している現在の回転角度データを
内蔵RAM7aのシーン記憶エリアに押されたシーンキ
ーに応じて保存する。この保存したシーンを再生する場
合にはリモコン送信器5に備わったシーンキーK31…を
操作してシーン再生の制御コード信号を送信すれば良
く、この制御コード信号を受信して取り込んだCPU7
は制御コード信号に基づいて内蔵RAM7aのシーン記
憶エリアより操作されたシーンキーに対応せるシーンの
データを読み出し、この読み出したデータと現在の回転
角度データとを比較して回転方向を判定してモータ
X ,MY の回転を制御し、灯具4の照射方向を再生設
定するのである。尚シーン記憶は複数できるようになっ
ており、夫々のシーンに対応したシーンキーK31…がリ
モコン送信器5に設けられている。
【0006】ところで現在のモータMX ,MY の回転角
度データや、全シーンデータは、上述のようにCPU7
の内蔵RAM7aに記憶されるのであるが、制御電源部
10、モータ電源部11に供給される入力電源(商用電
源)がオフされたり、停電して停電検知器12がこの停
電を検知した場合には、CPU7は制御電源部10に用
いる大容量の平滑コンデンサの残留電荷がある間に内蔵
RAM7aに記憶してある上記各データをEEPROM
やバッテリバックアップされたSRAMからなる不揮発
性メモリ13に書込むようになっている。
【0007】そして入力電源がオン又は復電した時には
CPU7は不揮発性メモリ13に書き込んだデータを内
蔵RAM7aに読み出して、電源がオフ又は停電される
直前のモータMX 、MY の回転角度データや各シーンの
データを元に戻すようになっている。図12は上記のC
PU7の動作に対応するフローチャートであり、このフ
ローチャートで示すようにCPU7は入力電源がオンさ
れたり、復電されると初期化処理を経た後、外部の不揮
発性メモリ13の格納データを読み出してCPU7の内
蔵RAM7aに書込み、次に入力電源がオフされたり、
停電が起きるまでリモコン送信器5からの制御コード信
号の受信処理や、モータMX ,MY の回転制御処理等可
動照明装置として必要な処理を順次行うのである。
【0008】もし入力電源のオフや停電が起き、停電検
知器12から停電検知信号があると、つまり停電の有無
の判定において停電有りとなれば、不揮発性メモリ13
に書込みを必要とし、CPU7は上述のように内蔵RA
M7aの記憶データを不揮発性メモリ13に書込むので
ある。可動照明装置としては図9に示す以外に図13に
示すように灯具4を設けた昇降体14をモータに直結し
たドラム15と、それに結合されているワイヤ16とで
昇降させ、灯具4の点灯位置を上下に変化させて照明の
雰囲気を変えることができる可動照明装置がある。
【0009】この可動照明装置に対応するリモコン送信
器は昇降体14を昇・降させるキーが設けられ、それら
のキーの操作により対応する制御コード信号を送信でき
るようなっている。そして可動照明装置側に設けられる
制御回路部は図14に示すように1台の昇降用モータM
を制御するもので、その他の点では図10に示す制御回
路部とは変わらず、CPU7によりモータドライバ8を
通じてモータMは回転制御され、またそのモータMの現
在の回転位置は位置センサ9により検知されてCPU7
の内蔵RAM7aに記憶されるようになっている。シー
ン記憶、シーンの再生、更に停電時の不揮発性メモリ1
3への書込み、また更に復電時の不揮発性メモリ13か
らCPU7の内蔵RAM7aへの読み出し書込みの処理
も図10の制御回路部に準ずる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記の可動照
明装置では現在の位置を示すデータは入力電源のオフ時
や停電時にCPU7は内蔵RAM7aに格納しているデ
ータを不揮発性メモリ13に転送して書き込むが、電源
にノイズが混入してCPU7にリセットがかかり停電検
知前に最初からCPU7のプログラムが実行される場
合、以前に起きた電源オフ時や、停電時に不揮発性メモ
リ13に書き込まれたデータを再度読み出すことになっ
て、本来の現在位置と、不揮発性メモリ13から読み出
したデータが示す位置とがずれてしまうという問題があ
った。
【0011】またCPU7の動作が異常となった場合、
ハード的にリセットをかけるリセットスイッチが通常設
けられているが、このリセットスイッチが操作された場
合には本来リセットをかけるためのものであるので、本
来の現在位置と、リセット動作後に把握する位置との間
にずれが生じても問題が無いと考えられるが、誤ってリ
セットスイッチが操作される場合もあり、この場合には
正しい位置からずれてしまい、不本意な状態となるとい
う問題があった。
【0012】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは実際のモータの現在位置
と、リセット状態解除時に制御手段が把握するモータの
位置との間のずれを最小限とすることができる可動照明
装置を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、灯具を移動させる駆動用のモー
タと、送信器から送信されるリモトコントロール用の制
御コード信号を受信する受信手段と、この受信手段で受
信した制御コード信号に基づいて上記モータの回転を制
御する制御手段と、不揮発性メモリとを少なくとも備
え、上記制御手段はモータの現在位置のデータをモータ
を停止させる都度上記不揮発性メモリに書き込み、リセ
ット状態解除時に不揮発性メモリのデータを読み出して
該データに基づいてモータの回転位置を設定するもので
ある。
【0014】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、モータ回転中は一定間隔でモータの現在の位置の
データを不揮発性メモリに書き込むものである。請求項
3の発明では、灯具を移動させる駆動用のモータと、送
信器から送信されるリモトコントロール用の制御コード
信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信した制
御コード信号に基づいて上記モータの回転を制御する制
御手段と、不揮発性メモリとを少なくとも備えるととも
に、制御手段に与えるリセット信号を遅延させ且つリセ
ット信号の遅延期間中に制御手段にモータの現在の位置
のデータを不揮発性メモリに書き込ませる書込み要求信
号を与える手段を備え、制御手段は書込み要求信号があ
るとモータの現在の位置のデータを不揮発性メモリに書
き込み、リセット状態解除時に不揮発性メモリのデータ
を読み出して該データに基づいてモータの回転位置を設
定するものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明によれば、モータの回転停止の
都度不揮発性メモリに現在のモータの位置のデータを書
き込むので、リセットがかかってもそのリセット状態解
除時に不揮発性メモリに書き込んだデータを読み出すこ
とによりリセット前の最新のモータの停止位置を制御手
段が把握することができ、そのため実際のモータの位置
とのずれが最小限となり、操作しているときの違和感が
少なくなる。
【0016】請求項2の発明によれば、モータの回転中
に制御手段にリセットがかかっても、リセット状態解除
時に不揮発性メモリに書き込んだデータを読み出すこと
によりリセットがかかる直前に内蔵RAMに書き込んだ
モータの位置を制御手段が把握することができ、実際の
モータの位置とのずれを最小限とすることができる。請
求項3の発明によれば、制御手段がリセットされる直前
の位置データを不揮発性メモリに書き込むので、リセッ
ト状態解除時に不揮発性メモリに書き込んだデータを読
み出すことによりリセット直前のモータの位置を制御手
段が把握することができ、モータの回転位置を不揮発性
メモリに書き込んだデータにより制御手段が設定する場
合に実際の位置とのずれを一層最小限とすることができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)本実施例は図9に示す可動照明装置に対応
するものであり、その制御回路部は図1に示すように図
10の場合と同じ構成となっているが、CPU7の内蔵
RAM7aに記憶されている現在位置のデータを不揮発
性メモリ13へ書込む処理を停電時以外にも行うように
した点に特徴があり、図2は本実施例における制御手段
たるCPU7の動作のフローチャートを示す。
【0018】つまり本実施例では図2に示すように電源
がオン又は復電して動作開始するとCPU7は初期化処
理を経た後、外部の不揮発性メモリ13に書き込まれて
いるデータをCPU7の内蔵RAM7aに転送し、その
後次に電源がオフされるか停電が起きるまではリモコン
送信器5からの制御コード信号の受信処理や、モータM
X ,MY の回転制御処理等可動照明装置として必要な処
理を順次行うのである。
【0019】リモコン送信器5から回転指令を示す制御
コード信号が送信されてリモコン受信部6で受信される
と、リモコン入力処理過程で、受信された制御コード信
号に基づいてモータMX 又はMY をモータドライバ8X
又は8Y を通じて駆動制御するモータ回転処理を行う。
またモータMX ,MY に対応して設けた位置センサ
X 、9Y を通じて取り込んだ回転角度データを現在位
置のデータとして内蔵RAM7aに書き込む更新する。
そして制御コード信号の受信が無くなると、モータ
X 、MY の回転制御を停止させるモータ停止処理過程
を経た後、回転の停止が完了したと判定されると、モー
タMX の場合には停止時の水平位置に対応する回転角度
データの書込み要求フラグを、またモータMY の場合に
は停止時の垂直位置に対応する回転角度データの書込み
要求フラグを立て、停電検知の判定処理を経た後、CP
U7の内蔵RAM7aから書込み要求フラグが立ったデ
ータを不揮発性メモリ13に書込んで前の停止時に書き
込まれた現在位置を示すデータを更新する。ここで実施
例では二つのモータMX 、MY による2軸制御であるた
め、両モータMX ,MY を同時に回転させ、同時に停止
させる様な場合には優先順位を設けて順に書き込むこと
により書込み処理には問題は生じない。
【0020】このようにしてモータMX ,MY が停止す
る都度現在位置を示すデータをCPU7の内蔵RAM7
aから不揮発性メモリ13に書き込むことにより、万一
停止中にノイズ等やリセットスイッチ操作によりCPU
7がリセットされても、リセット状態解除時に不揮発性
メモリ13から読み出して内蔵RAM7aに書き込むこ
とによりCPU7が把握する停止位置のデータと、実際
の停止位置とは変わらず、両者の間にずれは生じない。
尚通常多くの場合にはモータMX ,MY は停止している
ため、本実施例のように停止処理を行った時点で現在位
置を示すデータをCPU7の内蔵RAM7aから不揮発
性メモリ13に書き込む処理を行っておけば、従来の問
題は殆ど解消できることになる。
【0021】制御電源部10及びモータ電源部11への
入力電源がオフされたり、停電が起き、停電検知器12
から停電検知信号があれば、従来と同様に制御電源部1
0の整流平滑用に用いている大容量の平滑コンデンサの
残留電荷がある間にCPU7の内蔵RAM7aに記憶さ
れているシーンのデータ及び現在位置のデータを不揮発
性メモリ13に書き込む処理を行う。この停電時の書込
み処理のルーチンは図2ではループになっているが、停
電であるため最終的にはCPU7の動作が終了し、次の
電源オン時や復電時には初期化処理を経て図2のフロー
チャートの動作に戻ることなる。
【0022】上記図1の実施例ではモータMX ,MY
DCモータやACモータを使用しているため、モータM
X ,MY を停止させる場合、オーバランする可能性があ
り、この場合モータの停止判定はCPU7が停止処理を
行って一定時間経過して安定したと判断できる時点で行
い、この停止判定に基づいて現在位置のデータをCPU
7の内蔵RAM7aから不揮発性メモリ13に書き込む
処理を行う。勿論位置センサ9X ,9Y の検知データに
変化がなくなった時点で停止と判定するようにしても良
い。
【0023】尚上記モータMX ,MY がステッピングモ
ータの場合には現在位置を駆動パルス数等でCPU7自
体が検知できるため図1における位置センサ9X 、9Y
が不要となる。 (実施例2)上記実施例1は図9に示す可動照明装置に
対応したものであったが、本実施例は、図13に示す可
動照明装置に対応するものであり、その制御回路部は図
3に示すように図14に示す場合と同じ構成であるが、
実施例1と同様に現在位置のデータをCPU7の内蔵R
AM7aから不揮発性メモリ13へ書込みを行う処理を
停電時以外にも行うようにした点で特徴があり、図4は
本実施例におけるCPU7の動作のフローチャートを示
す。
【0024】本実施例では1台のモータMを使用するだ
けであるので、現在位置のデータは1台のモータMに対
するものであり、その点で実施例1と相違するがモータ
停止処理以後における現在位置のデータの不揮発性メモ
リ13への書込み、及び停電時の全データの不揮発性メ
モリ13への書込み処理は実施例1と同様である。 (実施例3,4)上記実施例1、2ではモータ回転停止
処理後にCPU7の内蔵RAM7aに記憶してある現在
位置データを不揮発性メモリ13に書込み処理を行うよ
うにしたものであるが、モータ停止処理後のみでなく、
モータ回転中においても一定時間間隔で内蔵RAM7a
の現在位置のデータを不揮発性メモリ13に書き込むよ
うにすれば、回転中においてCPU7がリセット動作し
ても位置ずれを少なくすることができる。
【0025】図5はこの処理を実施例1のフローチャー
トに加えた実施例3の場合を示し、図6は実施例2のフ
ローチャートに加えた実施例4の場合を示しており、そ
の他の点は実施例1、実施例2と同じである。尚回転中
であれば、書込みに行く現在位置のデータは書込み時点
と現在時点との間に多少ずれが生じるが、書込み間隔を
適切にすることによりそのずれを少なくすることができ
る。
【0026】(実施例5)上記実施例1乃至4ではモー
タ停止処理後或いはモータ回転中において現在位置のデ
ータをCPU7の内蔵RAM7aから不揮発性メモリ1
3に書き込むようにしているが、本実施例はCPU7が
リセット状態になる直前に内蔵RAM7a内の現在位置
のデータを不揮発性メモリ13に書き込むようにしたも
のである。
【0027】図7は本実施例の回路構成を示しており、
図示する回路では、二つのリセットIC15及び16を
用い、CPU7にリセット信号を与えるリセットIC1
6は抵抗R1 ,R2 で安定化電源ICからなる制御電源
部10の出力電圧Vddを分圧してその分圧電圧が電源
オンにより上昇し図7(a)に示すようにVbに達する
とリセット信号Vrを図示するように”H”にしてCP
U7のリセット状態を解除する。そして抵抗R1 ’,R
2 ’(抵抗R1 ,R2 と同一抵抗値)で制御電源部10
の出力電圧Vddを分圧してその分圧電圧が図7(a)
に示すようにVaに達するとリセットIC15は出力V
wを図7(b)に示すように”H”にする。この出力V
wはCPU7の書込み要求信号を構成するもので、CP
U7の書込み要求入力ポートに接続されており、CPU
7はこの書込み要求信号入力ポートが”H”から”L”
に立ち下がった時に不揮発性メモリ13へ内蔵RAM7
aのデータを書き込む動作を行うようにプログラムされ
ており、上記のように出力Vwが”H”に立ち上がって
もCPU7は不揮発性メモリ13へ内蔵RAM7aのデ
ータを書き込む動作を行わない。
【0028】次に停電若しくは電源がオフされた時には
制御電源部10の平滑コンデンサの電荷放出のため出力
電圧が徐々に低下してまずVaに降下した時点でリセッ
トIC15はその出力Vwを”L”とする。つまり書込
み要求信号が立ち下がることになる。そしてリセット1
6の入力電圧がVbに降下するまでにCPU7は書込み
要求に応じて不揮発性メモリ13へ内蔵RAM7aのデ
ータを書き込む。図7(b)に示す書込み期間Tを経過
した後にリセットIC16の入力電圧がVbまでに降下
し、この時点でリセットIC16はリセット信号を”
L”としCPU7はリセット状態となる。
【0029】従って復電若しくは電源オン時にはCPU
7は不揮発性メモリ13に書き込んだデータを内蔵RA
M7aに読み出す初期化処理を行えば、停電時若しくは
電源オフ時のモータMX ,MY の位置を把握することが
できる。次に抵抗R2 ’に並列に接続してあるリセット
スイッチSWを図7(d)に示すようにオンオフする
と、リセットスイッチSWのオン期間リセットIC15
の入力端の電圧がVaより低くなり(零V)、リセット
IC15は出力Vwを図7(e)に示すように”L”に
する。一方リセットIC16は、電源電圧Vddが低下
していないためリセット信号Vrを”H”に維持してお
り、従ってCPU7は出力Vwの立ち下がりを受けて現
在内蔵RAM7aのデータを不揮発性メモリ13に書き
込む。ここで遅延回路と単安定マルチバイブレータとか
らなる時延回路17は上記リセットIC15の出力Vw
が立ち下がった時点を遅延回路で遅延させて一定遅延後
に単安定マルチバイブレータをトリガして抵抗R2 に並
列に接続しているトランジスタQ1 を一定時間オンす
る”H”の信号を出力する。
【0030】このトランジスタQ1 のオン期間中リセッ
トIC16の入力電圧がVbより低くなり(零V)、リ
セットIC16はリセット信号Vrを図7(f)のよう
に”L”とする。つまりCPU7をリセット状態とす
る。そして時延回路17の出力信号が”L”に戻ってト
ランジスタQ1 がオフし、リセットIC16の入力電圧
がVbより高くなると、リセット信号Vrが”H”にな
り、CPU7のリセット状態が解除される。CPU7は
リセット状態が解除されると、リセットスイッチSWの
操作時に不揮発性メモリ13に書き込んだデータを内蔵
RAM7aに読み出す初期化処理を行い、リセット直前
のモータMX ,MY の位置を把握することができること
になる。
【0031】このようにCPU7は電源オフや、停電時
或いはリセットスイッチSWの操作時にリセット状態に
入る前に内蔵RAM7aのデータを全て不揮発性メモリ
13に転送するため、リセットスイッチSWが誤って操
作されてもリセット直前のデータをリセット状態解除時
に内蔵RAM7aに読み出すことができることになる。
【0032】尚上本実施例回路は2台のモータMX ,M
Y に対応させるものであるが、実施例2の1台のモータ
Mに対応する回路にも適用できるのは勿論である。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、モータの回転停止の
都度不揮発性メモリに現在のモータの位置のデータを書
き込むので、リセットがかかってもそのリセット状態解
除時に不揮発性メモリに書き込んだデータを読み出すこ
とによりリセット前の最新のモータの停止位置を制御手
段が把握することができ、そのため実際のモータの位置
とのずれが最小限となり、操作しているときの違和感が
少なくなるという効果がある。
【0034】請求項2の発明は、モータ回転中は一定間
隔でモータの現在の位置のデータを不揮発性メモリに書
き込むので、モータの回転中に制御手段にリセットがか
かっても、リセット状態解除時に不揮発性メモリに書き
込んだデータを読み出すことによりリセットがかかる直
前に内蔵RAMに書き込んだモータの位置を制御手段が
把握することができ、実際のモータの位置とのずれを最
小限とすることができるという効果がある。
【0035】請求項3の発明は、制御手段がリセットさ
れる直前の位置データを不揮発性メモリに書き込むの
で、リセット状態解除時に不揮発性メモリに書き込んだ
データを読み出すことによりリセット直前のモータの位
置を制御手段が把握することができ、モータの回転位置
を不揮発性メモリに書き込んだデータにより制御手段が
設定する場合に実際の位置とのずれを一層最小限とする
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の制御回路部の回路ブロック
図である。
【図2】同上のCPUの動作フローチャートである。
【図3】本発明の実施例2の制御回路部の回路ブロック
図である。
【図4】同上のCPUの動作のフローチャートである。
【図5】本発明の実施例3のCPUの動作のフローチャ
ートである。
【図6】本発明の実施例4のCPUの動作のフローチャ
ートである。
【図7】本発明の実施例5の制御回路部の回路ブロック
図である。
【図8】同上の動作説明用のタイミングチャートであ
る。
【図9】可動照明装置の一部省略せる外観斜視図であ
る。
【図10】同上の制御回路部の回路ブロック図である。
【図11】同上で使用のリモコン送信器の正面図であ
る。
【図12】従来例のCPUの動作説明用のタイミングチ
ャートである。
【図13】別の可動照明装置の概略構成図である。
【図14】同上の制御回路部の回路ブロック図である。
【符号の説明】
7 CPU 7a 内蔵RAM 9X ,9Y 位置センサ 13 不揮発性メモリ MX 水平回転駆動用モータ MY 垂直回転駆動用モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】灯具を移動させる駆動用のモータと、送信
    器から送信されるリモトコントロール用の制御コード信
    号を受信する受信手段と、この受信手段で受信した制御
    コード信号に基づいて上記モータの回転を制御する制御
    手段と、不揮発性メモリとを少なくとも備え、上記制御
    手段はモータを停止させる都度モータの現在位置のデー
    タを上記不揮発性メモリに書き込み、リセット状態解除
    時に不揮発性メモリのデータを読み出すことを特徴とす
    る可動照明装置。
  2. 【請求項2】モータ回転中は一定間隔でモータの現在の
    位置のデータを不揮発性メモリに書き込むことを特徴と
    する請求項1記載の可動照明装置。
  3. 【請求項3】灯具を移動させる駆動用のモータと、送信
    器から送信されるリモトコントロール用の制御コード信
    号を受信する受信手段と、この受信手段で受信した制御
    コード信号に基づいて上記モータの回転を制御する制御
    手段と、不揮発性メモリとを少なくとも備えるととも
    に、制御手段に与えるリセット信号を遅延させ且つリセ
    ット信号の遅延期間中に制御手段にモータの現在の位置
    のデータを不揮発性メモリに書き込ませる書込み要求信
    号を与える手段を備え、制御手段は書込み要求信号があ
    るとモータの現在の位置のデータを不揮発性メモリに書
    き込み、リセット状態解除時に不揮発性メモリのデータ
    を読み出すことを特徴とする可動照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003073077A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Tadano Ltd クレーンのワイヤ繰出量算出装置
WO2018147304A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 日本電産株式会社 モータ関連情報処理回路、モータ関連情報処理方法およびモータモジュール

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