JPH0313842Y2 - - Google Patents

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JPH0313842Y2
JPH0313842Y2 JP12418583U JP12418583U JPH0313842Y2 JP H0313842 Y2 JPH0313842 Y2 JP H0313842Y2 JP 12418583 U JP12418583 U JP 12418583U JP 12418583 U JP12418583 U JP 12418583U JP H0313842 Y2 JPH0313842 Y2 JP H0313842Y2
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signal
tape
recording
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mechanical system
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JP12418583U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテープレコーダにおける消え残り防止
装置に関し、特に録音状態からポーズ(一時停
止)状態若しくはストツプ状態への移行時におけ
るテープ上の消え残りを防止するための装置に関
するものである。
従来この種の装置としては第1図に示す如きも
のがあり、バイアスコントロール信号を入力とす
る遅延回路1が設けられており、この遅延出力に
よりバイアス発振器2をオンオフ制御するように
したものである。第2図は第1図の装置の動作タ
イミングを示す図であり、録音モード信号がポー
ズ若しくはストツプ指令に応答して第2図Aの如
く高レベルから低レベルへ遷移する。しかし、テ
ープ走行系である機械系(以下単にメカ系と称
す)はそれと同時に瞬時に録音モード状態から停
止状態へ変化するのではなく、例えばピンチロー
ラがキヤプスタンから離れ、またヘツドがテープ
から離れてブレーキがかかるにはある時間T1
要することになる。この状態が第2図Bに示され
ている。この時間T1の間はテープ走行がなされ
るので、以前に録音されてあつたものがこの間消
え残ることとなる。
そこで、この期間T1よりも大なる遅延時間T2
を有する遅延回路1を用いて、録音モード信号す
なわちバイアスコントロール信号を遅延せしめ当
該信号や低レベルへ遷移した時点から期間T2
後に始めてバイアス発振器2をオフとし、消去ヘ
ツド(図示せず)への消去信号を断としているの
である。
従来装置は以上の様に構成されているので、遅
延回路1の遅延時間のバラツキ、メカ系の動作の
バラツキ等に起因してT1がT2より長くなること
があると、消え残り部分を完全になくすことがで
きないという欠点がある。
本考案の目的はメカ系が完全に停止状態になつ
てから始めて消去信号をオフとすることによつて
消え残りを完全になくすようにしたテープレコー
ダにおける消え残り防止装置を提供することであ
る。
本考案による消え残り防止装置は、テープレコ
ーダのメカ系の録音状態から録音停止状態への移
行完了を検知する検知手段と、この検知手段の検
知信号に応答して消去信号を断とする手段とを有
することを特徴としている。
以下に、本考案について図面を用いて説明す
る。
第3図及び第4図を用いてテープレコーダのメ
カ系の動作状態による位置関係を説明する。第3
図は録音モード時のもの、第4図はポーズ時のも
のを夫々示している。第3,4図のAは録音ヘツ
ド3とテープ4との位置関係を示し、録音時には
ヘツド3がテープ4へ前進しているが、ポーズモ
ード時にはヘツド3が後退して両者は単に接触し
ているにとどまる。尚、ストツプモード時はヘツ
ド4は第4図Aの状態から更に後退してヘツドと
テープとは非接触となる。
第3,4図Bはテープ4とキヤプスタン5及び
ピンチローラ6との関係を示す図であり、録音モ
ード時にはキヤプスタン5とピンチローラ6とは
圧着されてテープ走行が行われるが、ポーズモー
ド時(ストツプモード時も同様)にはピンチロー
ラ6はキヤプスタン5から離れてテープ走行は停
止する。
第3,4図Cはテープリール7とブレーキ8と
の関係を示しており、録音モード時はブレーキ8
はリール7から離間しており、消え残り時(スト
ツプモード時も同様)には両者は密着してリール
の回転停止を行つている。
本考案では、これら第3,4図のメカ系位置変
化を検知して、この変化が検知された時から一定
時間後に消去信号を断とするようにして消え残り
を完全になくすようにしたものである。
当該メカ系位置変化の検知手段の一例として、
第3,4図Bに示したたキヤプスタン5とピンチ
ローラ6との関係位置の変化を検知すべく、第5
図A,Bに示す如き検知手段が得られる。すなわ
ち、録音モード時とポーズ時(又はストツプ時)
とでは、ピンチローラ6がその支持部材61の回
動軸62を中心にして回動して、キヤプスタン5
と接触したり、離れたりする。よつて、支持部材
61の下端部に突出接点63を設けておき、この
接点と対向する位置にスイツチ64の接点65を
取付けておけば、ポーズ時(又はストツプ時)に
は両接点63と65とが接触してオンとなる。よ
つて、ピンチローラ位置検出スイツチが構成でき
ることになるのである。
この位置検出スイツチ機構を用いて本考案の実
施例が第6図に示す如く構成される。図におい
て、第1図及び第3,4図と同等部分には同一符
号により示されており操作部9による操作指令信
号はキー入力部10へ入力されてエンコードさ
れ、演算処理部11へ供給される。また、ピンチ
ローラ6の位置を検知する位置検出スイツチから
の出力が位置検出部12へ入力されており、この
位置検出信号が先の演算処理部11へ印加されて
いる。位置検出部12は、テープレコーダの機械
系の録音状態から録音停止状態への移行完了を検
知する検知手段として作用するのである。
演算処理部11により、メカ制御部13及び電
気回路制御部14が制御されるが、メカ制御部1
3によつてテープレコーダの各種メカ系がコント
ロールされる。また、電気回路制御部14によつ
てバイアス発振器2を含む電気系がコントロール
される。尚、一点鎖線内はいわゆるマイクロコン
ピユータ構成とするのが良い。
第7図は第6図の装置の動作を示すタイミング
図であり、録音モード時にポーズ若しくはストツ
プ指令に応答して、図Aに示す如く録音モード信
号が高レベルから低レベルへ遷移する。これに対
応してT1だけ遅れてピンチローラ6がキヤプス
タン5から離れるから、第5図に示したスイツチ
機構によりそれが検出される。この時のスイツチ
機構の出力状態が図Bに示されている。
それと同時に、位置検知部12の検知出力は図
Cの如く高レベルから低レベルへ変化するから、
演算処理部11はこの検知信号レベル変化を受け
て図DのようにT3の時間だけ遅れてレベル変化
するコントロール信号を発生する。このコントロ
ール信号により、電気回路制御部14を介してバ
イアス発振器2がオフとなり消去信号は断となる
のである。演算処理部11と電気回路制御部14
はかかる発振器の停止動作をなすので停止手段と
して作用し、かかる停止手段の作用により、録音
状態が解除されメカ系が停止状態の位置になつて
テープ走行が停止して始め消去信号が断となるか
ら、消し残りはなくなる。
第8図に上記動作の流れをフローチヤートによ
つて示している。チヤート中の“H”及び“L”
は夫々高レベル及び低レベルを意味する。
尚、上記実施例では、メカ系位置検出手段とし
てピンチローラのピンチアーム(支持部材)61
にスイツチを設けるようにしたが、第3,4図A
に示す如く、録音ヘツドのテープ直交方向位置に
より検知するようにしてもよく、また、第3,4
図Cに示す如く、テープリールに対するブレーキ
位置により検知するようにしても良い。
更には、いわゆるモータアシストによるメカ構
成では、メカ系全体の動作モードをいわゆるアブ
ソリユートエンコーダを用い、このエンコーダの
回動位置を検出することにより、メカ系位置を検
知することができる。第9図にその例のブロツク
が示されており、演算処理部11によりモータ回
転方向決定部15が作動し、ドライバ16を介し
てモータ17の回転方向が制御される。このモー
タ16と連動回転するアブソリユートエンコーダ
18の回転角に対応したエンコーダ信号がアシス
トコントロール部19へ入力される。このコント
ロール部19の出力によりメカ系の現在位置の検
出がなされるから、演算処理部11において先述
したと同様に第7図Dのタイミングでバイアス発
振器2のオフ制御なすコントロール信号が出力さ
れるものである。
尚、アブソリユートエンコーダ18は、可変抵
抗器に似た形状をもち、接触形の不連続スイツチ
で、その軸の位置によつて出力信号が異なり、各
モードでの位置に対して絶対位置を検知すること
ができる。例えば、4ビツトのアブソリユートエ
ンコーダを用いると。0〜360゜の回転角に対して
グレイコード信号により16種類(24)のモードに
対応させることができる。
また、モータアシストは、動作モードによるメ
カ系、特にプレイ、ストツプ等の動作モードに応
じてモータの回転力を利用して磁気ヘツドを搭載
するヘツドベースを制御するものである。
叙上の如く、本考案によれば録音モードからポ
ーズやストツプモードへ移る際に、メカ系の動作
状態の切替完了を検知して後の一定時経過後に消
去信号を断とするので、完全に消え残りをなくす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の消え残り防止装置のブロツク
図、第2図は第1図の装置のブロツク図、第3図
は録音モードの場合の各種メカ系の位置関係を示
す図、第4図はポーズモードの場合の各種メカ系
の位置関係を示す図、第5図はメカ系位置検出手
段の一例を示す図、第6図は本考案の一実施例の
ブロツク図、第7図は第6図の装置の動作タイミ
ングチヤート、第8図は第6図の装置の動作のフ
ローチヤート、第9図は本考案の他の実施例のブ
ロツク図である。 主要部分の符号の説明、2…バイアス発振器、
3…ヘツド、4…テープ、5…キヤプスタン、6
…ピンチローラ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 録音状態において動作せしめられて消去信号を
    出力するバイアス発振器2と、 テープレコーダにおける機械系の録音状態から
    録音停止状態への移行完了を検知する検知手段1
    2と、 この検知手段の検知信号に応答して前記バイア
    ス発振器の動作を停止することにより消去信号を
    断とする停止手段11,14と、 を有することを特徴とするテープレコーダの消
    え残り防止装置。
JP12418583U 1983-08-09 1983-08-09 テ−プレコ−ダの消え残り防止装置 Granted JPS6031705U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12418583U JPS6031705U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 テ−プレコ−ダの消え残り防止装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12418583U JPS6031705U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 テ−プレコ−ダの消え残り防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6031705U JPS6031705U (ja) 1985-03-04
JPH0313842Y2 true JPH0313842Y2 (ja) 1991-03-28

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JP12418583U Granted JPS6031705U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 テ−プレコ−ダの消え残り防止装置

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