JPH07211061A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

Info

Publication number
JPH07211061A
JPH07211061A JP6000210A JP21094A JPH07211061A JP H07211061 A JPH07211061 A JP H07211061A JP 6000210 A JP6000210 A JP 6000210A JP 21094 A JP21094 A JP 21094A JP H07211061 A JPH07211061 A JP H07211061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cache
data
circuit
memory device
sense amplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6000210A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3672940B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Tanaka
泰▲廣▼ 田中
Tetsuya Tanabe
哲也 田▲邉▼
Satoshi Tanoi
聡 田野井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP00021094A priority Critical patent/JP3672940B2/ja
Priority to US08/365,970 priority patent/US5596521A/en
Priority to KR1019940040219A priority patent/KR100263868B1/ko
Priority to EP95100064A priority patent/EP0662663B1/en
Priority to DE69520512T priority patent/DE69520512T2/de
Publication of JPH07211061A publication Critical patent/JPH07211061A/ja
Priority to US08/739,970 priority patent/US5781466A/en
Priority to US09/003,736 priority patent/US6011709A/en
Priority to US09/458,894 priority patent/US6249450B1/en
Priority to US09/788,262 priority patent/US6320778B1/en
Priority to US09/933,998 priority patent/US6362989B2/en
Priority to US10/044,776 priority patent/US6510070B2/en
Priority to US10/044,871 priority patent/US6522563B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3672940B2 publication Critical patent/JP3672940B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速なキャッシュアクセス等を可能にする。 【構成】 センスノード等化回路40i を活性化した
後、遅延回路60による所定の遅延の後、センスアンプ
駆動ノード等化回路50を活性化する。これにより、セ
ンスアンプ駆動ノードP1,N1が電源から切り離され
た後に、該ノードP1,N1に残る電荷を利用してセン
スノード対Sai/Sbiのイコライズが加速される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センスアンプの入出力
ノードであるセンスノード対上のデータを一時保持する
記憶素子(これをキャッシュ用セルという)を有するダ
イナミック・ランダム・アクセス・メモリ(以下、DR
AMという)等の半導体記憶装置、特にその制御回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体記憶装置の1つである例え
ばDRAMは、交差配置された複数のワード線と複数の
ビット線対との各交差箇所に接続されたデータ格納用の
メモリセルがマトリクス状に配列されたメモリセルアレ
イと、スイッチ手段を介して前記ビット線対に接続さ
れ、前記メモリからの読出しデータを検知、増幅するセ
ンスアンプとを、備えている。この種のDRAMでは、
ロウアドレス(行アドレス)によってワード線を選択
し、それに接続されたメモリセルの保持データをビット
線対上に読出す。ビット線対上の読出しデータは、スイ
ッチ手段を介してセンスアンプで検知、増幅された後、
カラムスイッチ回路を介してデータバスへ出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
DRAMでは、記憶容量の増大に伴い、メモリセルに対
するデータの読み書きを行うアクセス速度が遅くなると
いう問題があった。そこで、本願出願人等は、先にDR
AMの高速アクセスのために、次のような提案を行っ
た。この先の提案では、メモリセルの保持データを複数
組保持するキャッシュ用セルを、センスアンプの入出力
ノードであるセンスノードに接続している。この種のD
RAMでは、複数のキャッシュ用セルを設けたので、ス
イッチ手段によって大容量のビット線対を切り離し、キ
ャッシュ内容を素早くリコールできる。そのため、セン
スアンプをキャッシュとして用いるとき、リフレッシュ
時に該センスアンプのデータをキャッシュ用セルに退避
しておける。また、要求データがセンスアンプになく、
キャッシュ用セルのいずれかにあるとき、該センスアン
プのデータをメモリセルアレイに書き戻すと共に、スイ
ッチ手段によってビット線対を切り離し、キャッシュ用
セルのデータを素早くリコールして要求データを読出せ
るという効果がある。
【0004】ところが、このような先の提案のDRAM
においても、次のような技術的課題(1)〜(4)が残
されている。 (1) メモリセルアレイのワード線を選択するロウア
ドレスに対応する該メモリセルアレイ内のメモリセルの
データへのアクセスを終えた後、該ロウアドレスの要求
データを保持するキャッシュ用セルへのアクセス(即
ち、キャッシュヒット)において、ビット線対とセンス
アンプとの間に設けられたスイッチ手段をオフ状態にす
ると共に、センスアンプを非活性化する。その後、セン
スアンプの駆動ノードを一定電位にイコライズ(等化)
すると同時にセンスノード対をイコライズする。このと
き、センスアンプの駆動ノードが既に一定電位にイコラ
イズされているため、センスノード対のイコライズ時間
が長くなり、キャッシュアクセスの高速化が困難であっ
た。 (2) いずれもキャッシュ用セルも要求されているデ
ータ保持していない場合(即ち、キャッシュミスが生じ
た場合)、前記(1)の課題に加えて該キャッシュミス
時のノイズ耐性が低下し、待機時(スタンバイ時)の消
費電力が増加してキャッシュアクセス時の消費電力が増
加する。 (3) DRAMがリフレッシュを行っている期間、キ
ャッシュ用セルへのアクセスができない。 (4) メモリセルアレイへのデータの書き戻しが終了
するまで、キャッシュ用セルのアクセスができない。特
に、キャッシュ用セルに対してキャッシュミスが生じた
場合、待ち時間が長い。即ち、キャッシュミスが生じた
場合、まず、メモリセルアレイの先のアクセスにおいて
活性化されているワード線を非活性化し、ビット線対を
イコライズしてメモリセルアレイのプリチャージを行っ
た後、新たに入力されたアドレスに対応したワード線を
活性化して要求データの読出しを行う。このように、キ
ャッシュミス時のアクセス時間が、メモリセルアレイの
プリチャージ期間を含むために長くなる。従って、技術
的に未だ充分満足のゆく高速アクセス可能なDRAM等
の半導体記憶装置を提供することが困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、交差配置された複数のワード線と複
数のビット線対との各交差箇所に接続されたデータ格納
用のメモリセルがマトリクス状に配列されたメモリセル
アレイと、スイッチ手段を介して前記ビット線対に接続
され、前記メモリセルからの読出しデータを検知、増幅
するセンスアンプとを、備えた半導体記憶装置におい
て、次のような回路を設けている。即ち、この第1の発
明では、前記センスアンプの入出力ノードであるセンス
ノード対に接続され、データを一時保持するための複数
のキャッシュ用セルと、活性化によって前記センスノー
ド対を一定電位に等化するセンスノード等化回路と、活
性化によって前記センスアンプを駆動するセンスアンプ
駆動ノード対を一定電位ノードに等化するセンスアンプ
駆動ノード等化回路と、前記センスノード等化回路の活
性化後の所定の遅延時間後に前記センスアンプ駆動ノー
ド等化回路を活性化する遅延回路とを、設けている。第
2の発明では、第1の発明のメモリセルアレイ、センス
アンプ、複数のキャッシュ用セル、センスノード等化回
路、及びセンスアンプ駆動ノード等化回路を備えた半導
体記憶装置において、前記複数のワード線の内のあるワ
ード線へのアクセスから他のワード線へのアクセスまで
のプリチャージ時間が所定の時間より短いことを検出す
る第1の検出手段を設けている。さらに、前記プリチャ
ージ時間が所定の時間より長いことを検出して前記セン
スアンプ駆動ノード等化回路を駆動する第2の検出手段
と、前記第1の検出手段の出力と前記第2の検出手段の
出力との論理和を求めて前記センスノード等化回路を駆
動する論理和回路とを、設けている。
【0006】第3の発明では、第2の発明の第1及び第
2の検出手段を次のように構成している。即ち、前記第
1の検出手段は、前記メモリセルへのアクセス後の前記
キャッシュ用セルへのアクセス要求と、前記キャッシュ
用セルへのアクセス後の前記キャッシュ用セルへのアク
セス要求とを検出する機能を有している。第2の検出手
段は、前記キャッシュ用セルへのアクセス後の前記メモ
リセルへのアクセス要求と、前記メモリセルへのアクセ
ス後の前記メモリセルへのアクセス要求とを検出する機
能を有している。第4の発明では、交差配置された複数
のワード線と複数のビット線対との各交差箇所に接続さ
れたデータ格納用のメモリセルがマトリクス状に配列さ
れたメモリセルアレイと、第1のスイッチ手段を介して
前記ビット線対に接続され、前記メモリセルからの読出
しデータを検知、増幅するセンスアンプとを、備えた半
導体記憶装置において、次のような手段を講じている。
即ち、前記センスアンプの入出力ノードであるセンスノ
ード対とデータバス(例えば、リードデータ線対、ライ
トデータ線対)との間に接続され、アドレスで指定され
る該センスアンプと該データバスとの間で選択的に双方
向のデータ転送を行うカラムスイッチ回路を設けてい
る。このカラムスイッチ回路は、前記センスノード対と
第2のスイッチ手段を介して接続されるキャシュデータ
線対と、前記キャッシュデータ線対と接続されデータを
一時保持するための複数のキャッシュ用セルとを、有し
ている。第5の発明では、第4の発明の半導体記憶装置
において、書込み用データを一時保持するライトバッフ
ァを、前記センスノード対に並設している。
【0007】第6の発明では、第4又は第5の発明の半
導体記憶装置において、前記カラムスイッチ回路は、前
記キャッシュデータ線対上の電位によってゲート制御さ
れ前記データバスを駆動する1組のMOSトランジスタ
を有している。第7の発明では、第4又は第5の発明の
半導体記憶装置において、前記キャッシュ用セル及びラ
イトバッファは、直列に接続されたスイッチ手段及び記
憶素子でそれぞれ構成している。第8の発明では、第4
又は第5の発明の半導体記憶装置において、前記ワード
線又は前記第1のスイッチ手段の制御線は、3値出力回
路からなるドライバで駆動する構成にしている。第9の
発明では、第4又は第5の発明の半導体記憶装置におい
て、前記カラムスイッチ回路を次のように構成してい
る。即ち、前記カラムスイッチ回路は、前記キャッシュ
用セルの配置されて成るキャッシュ用素子領域の一方の
境界側に、前記キャッシュデータ線対の一方と前記セン
スノード対の一方との間に接続された第1のMOSトラ
ンジスタと、前記キャッシュデータ線対の他方と前記デ
ータバスを構成するデータ線対の一方との間に接続され
た第2のMOSトランジスタとを配置している。さら
に、前記キャッシュ用素子領域の他方の境界側に、前記
キャッシュデータ線対の一方と前記センスノード対の一
方との間に接続された第3のMOSトランジスタと、前
記キャッシュデータ線対の他方と前記データ線対の他方
との間に接続された第4のMOSトランジスタとを配置
して構成している。
【0008】第10の発明によれば、第4又は第5の発
明の半導体記憶装置において、前記カラムスイッチ回路
を次のように構成している。即ち、前記キャッシュ用セ
ルの配置されて成るキャッシュ用素子領域の一方の境界
側に、前記キャッシュデータ線対と前記データバスとの
間に接続された第1及び第2のMOSトランジスタを配
置している。さらに、前記キャッシュ用素子領域の他方
の境界側に、前記キャッシュデータ線対と前記センスノ
ード対との間に接続された第3及び第4のMOSトラン
ジスタを配置して構成している。第11の発明によれ
ば、第4又は第5の発明の半導体記憶装置において、前
記メモリセルアレイから前記キャッシュ用セルを含む前
記カラムスイッチ回路へデータ転送を行う時の該メモリ
セルアレイにおける前記ビット線対の充放電を制限する
制御手段を、設けている。第12の発明によれば、第5
の発明の半導体記憶装置において、前記メモリセルアレ
イと前記カラムスイッチ回路とのデータ転送において該
データ転送がコピーバック動作であるか否かを検出する
コピーバック動作検出手段と、前記コピーバック動作以
外のデータ転送時にセンスアンプ活性化直後に前記第1
のスイッチ手段をオフ状態にする制御手段とを、設けて
いる。第13の発明によれば、第5の発明の半導体記憶
装置において、リフレッシュ時にリフレッシュアドレス
に対応するデータが前記キャッシュ用セルに保持されて
いることを検出してコピーバック動作を行うリフレッシ
ュモード制御回路を設けている。第14の発明によれ
ば、第7の発明の半導体記憶装置において、前記記憶素
子は、1つ又は複数のキャパシタを用いて構成してい
る。第15の発明によれば、第9又は第10の発明の半
導体記憶装置において、前記キャッシュ用素子領域を次
のように構成している。即ち、前記キャッシュデータ線
に接続されたキャッシュ用セルと、前記センスノード上
に配置され該センスノードとは電気的に接続されない前
記キャッシュ用セルと同一構造のスイッチ手段及び記憶
素子を有するダミーセルとを、備えている。第16の発
明によれば、第13の発明の半導体記憶装置において、
前記リフレッシュモード制御回路を、次のように構成し
ている。即ち、前記リフレッシュモード制御回路は、外
部から与えられるアドレスを記憶して前記キャッシュ用
セルの通電状態を制御する複数のタグ回路(TAG回
路)に対し、外部アドレスとリフレッシュアドレスを選
択的に切り換えて該TAG回路に供給する選択手段と、
前記複数のTAG回路の出力よりリフレッシュモード信
号を生成するゲート手段と、前記リフレッシュモード信
号に従い第1のリフレッシュタイミング信号群と第2の
リフレッシュタイミング信号群のいずれか一方を選択し
て出力するリフレッシュモード切換回路とを、備えてい
る。
【0009】
【作用】第1の発明によれば、以上のように半導体記憶
装置を構成したので、センスアンプ駆動ノードを電源か
ら切り離した後、該センスアンプ駆動ノードに残る電荷
を利用してセンスノード対のイコライズが加速される。
これにより、センスノード対のイコライズが高速に行
え、キャッシュ用セルへの高速アクセスが可能となる。
第2及び第3の発明によれば、キャッシュ用セルへアク
セスするときのみセンスアンプ駆動ノードをイコライズ
せず、メモリセルへアクセスするとき及びスタンバイ時
にイコライズされる。これにより、キャッシュ用セルの
アクセス時の消費電流の低減化が図れると共に、メモリ
セルへのアクセス時のノイズ耐性の向上、及びスタンバ
イ時のリーク電流の抑制化が図れる。第4の発明によれ
ば、第2のスイッチ手段により、センスノード対とキャ
ッシュデータ線対とが適宜切り離されるので、リフレッ
シュ期間中もキャッシュ用セルへのアクセスが行える。
第5の発明によれば、キャッシュミス時に、メモリセル
へ書きもどすべきデータを一時的にライトバッファに退
避する。これにより、新たに要求されているデータのメ
モリセルアレイからの読出し動作を、前記書きもどしの
動作より先行でき、アクセス時間の短縮化が図れる。
【0010】第6の発明によれば、1組のMOSトラン
ジスタでデータバスを駆動するので、キャッシュデータ
線対上の信号の増幅に先立ってキャッシュアクセスが行
える。これにより、高速応答が可能となる。第7及び第
14の発明によれば、キャッシュ用セル及びライトバッ
ファをスイッチ手段及び記憶素子でそれぞれ構成するこ
とにより、チップサイズの小型化と高集積化が図れる。
第8の発明によれば、3値出力回路によってワード線及
び第1のスイッチ手段を駆動することにより、コピーバ
ック以下のメモリセルアレイとキャッシュ用セルとの間
のデータ転送時におけるワード線等の不必要な昇圧動作
が除去され、消費電力の低減化が図れる。第9の発明に
よれば、カラムスイッチ回路のスイッチ素子のレイアウ
トの対称性が向上し、高集積化が図れる。第10の発明
によれば、キャッシュ用素子領域の両側に各スイッチ素
子を均等に分散配置することは、より稠密なレイアウト
を可能にさせ、さらに対を成す各データ線をそれぞれ近
接配置することにより、ノイズ耐性の向上が図れる。
【0011】第11の発明によれば、メモリセルアレイ
からカラムスイッチ回路へデータ転送を行う時に、制御
手段によってビット線対の充放電が制限される。さら
に、第12の発明によれば、コピーバック動作検出手段
により、データ転送がコピーバック動作でないと検出さ
れると、制御手段により、第1のスイッチ手段がオフ状
態にされる。これにより、メモリセルアレイのプリチャ
ージ時間とキャッシュデータ線対の信号の増幅時間の短
縮化と、それによる各サイクル時間の短縮化が図れる。
さらに、不要なビット線対の充放電が不要となり、消費
電力の低減化が図れる。第13及び第16の発明によれ
ば、リフレッシュモード制御回路により、リフレッシュ
時に所定のキャッシュデータのコピーバックが行われ
る。これにより、キャッシュ用セルとしてスタンバイ状
態における長時間のリフレッシュ間隔に耐えるデバイス
を用いる必要性がなくなる。そのため、チップサイズの
小型化、及び消費電力の低減化が図れる。第15の発明
によれば、キャッシュ用素子領域の素子ピッチ及び素子
構造とその配置がメモリセルアレイと同一にできること
から、製造の容易化が図れる。従って、前記課題を解決
できるのである。
【0012】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示す半導体記憶装置の
一つであるDRAMの要部回路図である。このDRAM
は、データ格納用の右側のメモリセルアレイ10L及び
左側のメモリセルアレイ10Rを有している。各メモリ
セルアレイ10L,10Rは、交差配置された複数のワ
ード線WLと複数の相補的なビット線対BLai/B
bi,…とを有し、それらの各交差箇所にデータ格納用
のメモリセル11が接続されてマトリクス状に配列され
ている。各メモリセル11は、電荷転送用スイッチ手段
(例えば、MOSトランジスタ)と電荷蓄積用記憶素子
(例えば、キャパシタ)とで構成されている。メモリセ
ルアレイ10L,10Rのi行目のビット線対BLai
BLbiには、スイッチ手段20L,20Rを介して、セ
ンスアンプ30iの入出力ノードである相補的なセンス
ノード対Sai/Sbiが接続されている。スイッチ手段2
0L,20Rは、制御線TGL,TGRでゲート制御さ
れる一対のNチャネル型MOSトランジスタ(以下、N
MOSという)21,22でそれぞれ構成されている。
センスアンプ30i は、交差接続されたPチャネル型M
OSトランジスタ(以下、PMOSという)31,32
及びNMOS33,34からなる差動形アンプで構成さ
れている。差動形アンプの相補的なセンスアンプ駆動ノ
ードP1,N1のうち、一方のノードP1が、スイッチ
35を介して電源電位VCCに接続されると共に、キャ
パシタ37を介して接地電位VSSに接続されている。
他方のノードN1は、スイッチ36を介して接地電位V
SSに接続されると共に、キャパシタ38を介して接地
電位VSSに接続されている。
【0013】センスノード対Sai/Sbiには、寄生容量
asi/Cbsiが存在する。このセンスノード対Sai/S
biには、イコライズ用のセンスノード等化回路40i
接続されている。さらに、センスアンプ駆動ノードP
1,N1には、それぞれ各行共通にセンスアンプ駆動ノ
ード等化回路50が接続されている。センスノード等化
回路40i は、直列に接続されたNMOS41,42で
構成され、そのNMOS41,42のドレインがセンス
ノード対Sai/Sbiにそれぞれ接続され、さらにそのソ
ースがスイッチ43を介して電源電位VCCと接地電位
VSSの中間電位HVCCに接続されている。NMOS
41,42のゲートは、共通の制御線EQSAによって
制御されるようになっている。センスアンプ駆動ノード
等化回路50は、3つのNMOS51,52,53で構
成されている。NMOS51,52のソースは中間電位
HVCCに接続され、そのNMOS51,53のドレイ
ンがセンスアンプ駆動ノードP1に接続され、さらにN
MOS52のドレイン及びNMOS53のソースがセン
スアンプ駆動ノードN1に接続されている。NMOS5
1,52,53のゲートは、共通接続されている。制御
線EQSAには、例えば偶数個のインバータからなる遅
延回路60が接続され、その遅延回路60の出力制御線
EQSLによってスイッチ43及びNMOS51,5
2,53のゲートが制御されるようになっている。この
遅延回路60は、センスノード等化回路40i を制御す
る制御線EQSAによって駆動されてから、所定の時間
経過後に制御線EQSLへ出力し、センスアンプ駆動ノ
ード等化回路50を活性化し、センスアンプ駆動ノード
P1,N1を中間電位HVCCにイコライズする機能を
有している。
【0014】又、センスノード対Sai/Sbiには、デー
タを一時保持するためのキャッシュ70が接続されてい
る。キャッシュ70は、n個のキャッシュ用セル7
i1,71i2,…,71inで構成されている。各キャッ
シュ用セル71i1,71i2,…,71inは、例えば、メ
モリセル11と同様に、電荷転送用のNMOS72と電
荷蓄積用のキャパシタ73とでそれぞれ構成されてい
る。センスアンプ30i 、センスノード等化回路40
i 、及びキャッシュ用セル71ij(j=1,2,3,
…,n)は、列状に延設されている。j番目のキャッシ
ュ用セル71ijの列を共通に制御する制御線SWcjは、
各キャッシュ用セル71ijの保持データに対応するアド
レスを記憶をしているTAG回路801〜80nに接続さ
れ、該TAG回路801 〜80n の要求データの保持の
有無の判定に従って制御されるようになっている。な
お、図1では、センスノード対Sai/Sbiが、右側のス
イッチ手段20Rを介して右側のメモリセルアレイ10
Rのビット線対BLai/BLbiに接続されているが、こ
れらのスイッチ手段20R及びメモリセルアレイ10R
を省略してもよい。スイッチ手段20R及びメモリセル
アレイ10Rを設けた場合、センスアンプ30i、セン
スノード等化回路40i、及びキャッシュ用セル71ij
(j=1,2,3,…,n)が共用されるので、DRA
Mの占有面積を小さくできるという利点がある。
【0015】図2は、図1のDRAMにおけるi行目の
回路の概略の動作波形図であり、この図を参照しつつ図
1のDRAMの動作を説明する。図2において、アドレ
スADDのうちのXm0,Xci1,Xci2)は図1のワード
線WL(WLm0,…)を選択するためのロウアドレス、
SWcj(SWc1,SWc2,…)はTAG回路801〜8
nに接続された制御線、91〜93は図1の充放電経
路である。ロウアドレスXci1 の要求データを保持する
キャッシュ用セル71i1へのアクセスを行う場合(キャ
ッシュヒットの場合)、制御線TGL(TGR)を
“L”に立ち下げてスイッチ手段20L(20R)をオ
フ状態にすると共に、センスアンプ30i 内のスイッチ
35,36をオフ状態にする。この際、メモリセルアレ
イ10L(10R)内のロウアドレスXm0に対応するワ
ード線WLm0を“L”に立ち下げ、ビット線対BLai
BLbiをイコライズしてプリチャージを行っている。次
に、制御線EQSAを“H”に立ち上げ、センスノード
aiの寄生容量Casiに蓄積した電荷を図1に示す経
路91でセンスノードSbiに充放電する。これにより、
センスノードSaiのレベルが下がり、VCC−Vtp(但
し、Vtp;PMOSの閾値)よりも下がると、センスア
ンプ30i 内のPMOS32がオンし、図1に示す経路
92で充放電される。又、センスノードSbiがNMOS
の閾値Vtnを越えると、センスアンプ30i 内のNMO
S33がオンし、図1の経路93で充放電される。
【0016】その後、制御線EQSAに接続された遅延
回路60による所定時間経過後、その出力制御線EQS
Lが“H”になってセンスノード等化回路40i のスイ
ッチ43がオンすると共に、センスアンプ駆動ノード等
化回路50内のNMOS51,52,53かオンし、セ
ンスノード対Sai/Sbiが中間電位HVCCにイコライ
ズされると共に、センスアンプ駆動ノードP1,N1も
中間電位HVCCにイコライズされる。このように、制
御線EQSAによるセンスノード対Sai/Sbiのイコラ
イズよりも、センスアンプ駆動ノードP1,N1のイコ
ライズのタイミングを遅らせることにより、経路91の
充放電から生じる経路92,93の充放電により、セン
スノード対Sai/Sbiのイコライズが加速され、次のキ
ャッシュアクセスに高速に移ることが可能となる。次
に、ロウアドレスXci2 が入力されたときのキャッシュ
用セル71i2へのアクセスの場合も、前記と同様に、セ
ンスノード対Sai/Sbiを高速にイコライズしてキャッ
シュ用セル71i2へのアクセスに移ることが可能であ
る。この第1の実施例のDRAMでは、遅延回路60を
設け、センスノード等化回路40i を活性化した後に所
定の遅延時間後、センスアンプ駆動ノード等化回路50
を活性化するようにしたので、センスアンプ駆動ノード
P1,N1が電源から切り離された後、該センスアンプ
駆動ノードP1,N1に残る電荷を利用してセンスノー
ド対Sai/Sbiのイコライズが加速される。従って、セ
ンスノード対Sai/Sbiのイコライズが高速に行われ、
キャッシュ用セル71ijへの高速アクセスが可能とな
る。
【0017】第2の実施例 図3は、本発明の第2の実施例を示すDRAMの要部回
路図であり、第1の実施例を示す図1中の要素と共通の
要素には共通の符号が付されている。このDRAMで
は、図1の遅延回路60の他に検出回路100を設け、
センスノード等化回路40i を活性化する制御線EQS
Aとセンスアンプ駆動ノード等化回路50を活性化する
制御線EQSLとを該検出回路100によって駆動する
ようになっている点のみが第1の実施例と異なってい
る。図4は、図3中の検出回路100の構成例を示す回
路図である。この検出回路100は、入力側に制御信号
d1が入力され出力側に制御線EQSAMが接続された
第1の検出手段101と、入力側に制御信号Cd2が入力
され出力側に制御線EQSLが接続された第2の検出手
段102と、入力側に制御線EQSAMとEQSLが接
続され出力側に制御線EQSAが接続された論理和回路
であるORゲート103とで、構成されている。第1の
検出手段101は、制御信号Cd1により、メモリセル1
1へのアクセス又はキャッシュ用セル71(=71i1
71i2,…)又はキャッシュ用セル71へのアクセスが
行われた後に該キャッシュ用セル71へのアクセスが行
われる場合(これをヒットアクセスという)を検出する
機能を有している。第2の検出手段102は、制御信号
d2により、メモリセル11へのアクセス又はキャッシ
ュ用セル71へのアクセスが行われた後に該メモリセル
11へのアクセスが行われる場合(これをミスアクセス
という)を検出して制御線EQSLを駆動する機能を有
している。この検出回路100では、ヒットアクセスの
場合に制御線EQSAのみを駆動してセンスノード対S
ai/Sbiのみをイコライズし、ミスアクセスの場合には
制御線EQSA及びEQSLを供に活性化してセンスノ
ード対Sai/Sbiとセンスアンプ駆動ノード対P1,N
1を共にイコライズする回路である。そのため、ヒット
アクセス時は次のキャッシュアクセスに素早く移ること
ができ、ミスアクセス時のノイズ耐性を確保することが
可能となる。
【0018】図5は、図3及び図4に示すDRAMにお
けるi行目の回路のヒットアクセス時の概略の動作波形
図であり、この図を参照しつつヒットアクセス時の動作
を説明する。まず、ロウアドレスXm0に対応するメモリ
セルアレイ10L(10R)内のメモリセル110のデ
ータを読出した後、ロウアドレスXci1の要求データを
保持するキャッシュ用セル71i1へアクセスする場合
(ヒットアクセスの場合)、制御線TGL(TGR)を
立ち下げてスイッチ手段20L(20R)をオフ状態に
すると供にセンスアンプ30i 内のスイッチ35,36
をオフ状態にしてセンスアンプ駆動ノードP1,N1を
電源から切り離す。次に、検出手段100によって制御
線EQSAを立ち上げ、第1の実施例と同様にセンスノ
ード対Sai/Sbiを充放電し、センスアンプ30i 内の
PMOS32及びNMOS33をオン状態にしてイコラ
イズを加速する。そして、制御線EQSAの信号を遅延
回路60で遅延し、その出力によってセンスノード等化
回路40i 内のスイッチ43をオン状態にしてセンスノ
ード対Sai/Sbiを中間電位HVCCにイコライズす
る。このとき、センスアンプ駆動ノードP1がHVCC
+Vtpのレベルまで下がった後にセンスアンプ30i
のPMOS32がオフし、センスアンプ駆動ノードN1
がHVCC−Vtnのレベルまで上がったところで、セン
スアンプ30i 内のNMOS33がオフする。そのた
め、センスアンプ駆動ノードP1はHVCC+Vtpにな
り、センスアンプ駆動ノードN1がHVCC−Vtnにな
っている。前記ヒットアクセスの場合は、センスアンプ
駆動ノード対P1,N1がイコライズせず、センスノー
ド対Sai/Sbiのイコライズが終了した時点で、TAG
回路801 によって制御線SWc1を“H”にして要求デ
ータであるキャッシュ用セル71i1からの微小信号をセ
ンスノード対Sai/Sbiに呼び出し、再びセンスアンプ
30i 内のスイッチ35,36をオンし、該センスアン
プ30i によってセンスノード対Sai/Sbiを増幅す
る。
【0019】次に、他のキャッシュ用セル71i2へのヒ
ットアクセスの場合も、前記キャッシュ用セル71i1
のアクセスと同様、センスアンプ駆動ノードP1とN1
をイコライズしないまま、要求データの呼び出し動作に
移る。このようにヒットアクセスの場合は、スイッチ手
段20L(20R)によってセンスノード対Sai/Sbi
がビット線対BLai/BLbiと切り離されて寄生容量が
小さい。そのため、キャッシュ用セル71の出力として
充分大きな電位が得られ、センスアンプ駆動ノードP1
とN1を中間電位HVCCにイコライズしなくても誤動
作することがない。従って、センスアンプ駆動ノードP
1とN1を中間電位HVCCにイコライズする必要がな
く、高速に次のキャッシュアクセスに移ることが可能で
ある。
【0020】図6は、図3及び図4に示すDRAMにお
けるi行目の回路のミスアクセス時の概略の動作波形図
であり、この図を参照しつつミスアクセス時の動作を説
明する。まず、ロウアドレスXci3 の要求データを保持
するキャッシュ用セル71i3列へのアクセスを終えた
後、どのキャッシュ用セル71列も要求データを保持し
ないロウアドレスXm1が入力され、メモリセル111
へアクセスする場合(ミスアクセスの場合)、TAG回
路803 によって制御線SWc3を立ち下げ、センスアン
プ30i 内のスイッチ35,36をオフ状態にしてセン
スアンプ駆動ノードP1,N1を電源から切り離す。次
に、検出回路100によって制御線EQSAを立ち上げ
て第1の実施例と同様にセンスノード対Sai/Sbiを充
放電し、センスアンプ30i 内のPMOS32及びNM
OS33をオン状態にしてイコライズを加速する。そし
て、制御線EQSAの信号を遅延回路60によって遅延
した後、センスノード等化回路40i 内のスイッチ43
をオン状態にしてセンスノード対Sai/Sbiを中間電位
HVCCにイコライズする。又、検出回路100によっ
てミスアクセスであることを検出し、制御線EQSLを
“H”に立ち上げてセンスアンプ駆動ノード等化回路5
0内のNMOS51,52,53をオンし、センスアン
プ駆動ノードP1とN1を中間電位HVCCにイコライ
ズする。ミスアクセス(即ち、メモリセル11列へのア
クセス)は、センスアンプ駆動ノードP1とN1のイコ
ライズが終了してから、制御線TGL(TGR)を
“H”に立ち上げ、予め要求データに対応するワード線
WL1 を“H”に立ち上げ、ビット線対BLai/BLbi
に出力しておいたメモリセル11列のデータをセンスア
ンプ30i 内のスイッチ35,36をオンして該センス
アンプ30i によって増幅する。
【0021】次に、メモリセル111 列へのアクセス後
にロウアドレスXm2の入力による他のメモリセル112
列へのアクセス(即ち、ミスアクセス)の場合も、前記
と同様にメモリセル111 列へのアクセスに先立つイコ
ライズ動作と同様、センスノード対Sai/Sbiをイコラ
イズし、センスアンプ駆動ノードP1,N1を中間電位
HVCCにイコライズした後にメモリセル112 列への
アクセスを行う。こうすることでミスアクセスの場合
は、ノイズ耐性を確保できる。さらに、DRAMのスタ
ンバイ動作の場合においては、センスノード対Sai/S
biとセンスアンプ駆動ノードP1,N1をイコライズし
ておくよう制御して、リーク電流を防ぐことが可能であ
る。この第2の実施例では、ヒットアクセスであること
を検出する第1の検出手段101とミスアクセスである
ことを検出する第2の検出手段102とORゲート10
3とで構成される検出回路100を設け、該ORゲート
103の出力によってセンスノード等化回路40i を駆
動し、該第2の検出手段102の出力によってセンスア
ンプ駆動ノード等化回路50を駆動するようにしてい
る。そのため、キャッシュ用セル71へアクセスすると
きのみにセンスアンプ駆動ノードP1,N1をイコライ
ズせず、メモリセル11へアクセスするとき及びスタン
バイ時にイコライズする。従って、第1の実施例の効果
に加え、キャッシュ用セルアクセス時は消費電流を低減
できる。さらに、メモリセル11へのアクセス時のノイ
ズ耐性を確保し、スタンバイ時のリーク電流の増加を抑
制できる。
【0022】第3の実施例 図7は、本発明の第3の実施例を示すDRAMの要部回
路図であり、第1の実施例を示す図1中の要素と共通の
要素には共通の符号が付されている。このDRAMで
は、左側のメモリセルアレイ10Lのi行目のビット線
対BLai/BLbiとスイッチ手段20Lを介して接続さ
れるセンスアンプ30i と、該センスアンプ30i の入
出力ノードである相補的なセンスノード対Sai/Sbi
接続されるカラムスイッチ回路200iとを備えてい
る。センスアンプ30iは、図1と同様にMOSトラン
ジスタ及びイコライズ手段等で構成され、その相補的な
センスアンプ駆動ノード対P1,N1がセンスアンプ活
性化信号によって活性化されるようになっている。この
センスアンプ活性化信号により制御されるイコライズ手
段(例えば、NMOS)44がセンスノードSaiとSbi
との間に接続されている。カラムスイッチ回路200i
は、相補的なキャッシュデータ線対Iai/Ibiを有し、
そのキャッシュデータ線対Iai/Ibiと制御線SW
cj(j=1,2,3,…,n)との交差箇所には、1つ
あるいは複数のキャッシュ用セル210ij(j=1,
2,3,…,n)が接続されている。制御線SWcjは、
各キャッシュ用セル210ijの保持データに対応するロ
ウアドレスXを記憶しているTAG回路80jに接続さ
れ、該TAG回路80jによる要求データの保持の有無
の判定に従って制御されるようになっている。キャッシ
ュ用セル210ijは、スイッチ手段(例えば、電荷転送
用のNMOS)211と記憶素子(例えば、電荷蓄積用
のキャパシタ)212とでそれぞれ構成されている。な
お、同一の制御線SWcjで制御されるキャッシュ用セル
(例えば、210i1,210i2,…)を一括してキャッ
シュ列2101 ,…と称する。キャッシュデータ線対I
ai/Ibiの一方IaiがNMOS221のゲートに、他方
biがNMOS222のゲートにそれぞれ接続されてい
る。NMOS221,222のドレインがNMOS21
9,220を介してデータバスであるリードデータ線対
RDBa/RDBbにそれぞれ接続され、さらにそれらの
NMOS221,222のソースが共通接続されると共
に、基準電位(例えば、接地電位VSS)に接続されて
いる。NMOS219,220のゲートは、リードカラ
ム線RCLi に共通接続されている。
【0023】センスノード対Sai/Sbiとキャッシュデ
ータ線対Iai/Ibiとは、制御線SWa でゲート制御さ
れるNMOS223,224を介してそれぞれ接続され
ている。さらに、キャッシュデータ線対Iai/Ibiは、
ライトカラム線WCLi でゲート制御されるNMOS2
25,226を介して、データバスであるライトデータ
線対WDBa/WDBbにそれぞれ接続されている。キャ
ッシュデータ線対Iai/Ibi間は、イコライズ手段(例
えば、スイッチ)227を介して相互に接続されてい
る。このようなカラムスイッチ回路200iは、センス
アンプ30iと共に列状に配置され、さらにその各種制
御線SWcj,SWa 等も列状に延設されている。なお、
センスノード対Sai/Sbiは、図1と同様に右側に延設
して右側のメモリセルアレイ10Rのビット線対BLai
/BLbiとスイッチ手段20Rを介して接続してもよ
い。このようにすれば、センスアンプ30i 及びカラム
スイッチ回路200i が左右のメモリセルアレイ10
L,10Rで共用されるので、チップサイズを小さくで
きる。図8及び図9は、図7に示すDRAMの概略の動
作波形図であり、この図を参照しつつDRAMの(1)
ロードサイクル、(2)ヒットサイクル、(3)ミスサ
イクル、及び(4)リフレッシュサイクル・ヒットサイ
クルの動作を説明する。図8及び図9中のアドレスAD
Dのうち、X0 ,X1 ,X2 ,…はワード線WL(=W
0 ,WL1 ,WL2 ,…)を選択するロウアドレス、
i ,Y′i ,Y″i ,…はビット線対BLai/BLbi
を選択するカラムアドレスである。DA1〜DA7はデ
ータである。
【0024】(1) ロードサイクル アドレスADDのうちのロウアドレスX0 ,…で指定さ
れる要求データがいずれのキャッシュ列2101 ,…に
もなく、かつ有効なデータを保持していないキャッシュ
列(即ち、空きのキャッシュ列)2101 が存在する場
合、要求データをメモリセルアレイ10Lより読出し、
該キャッシュ列2101 にロードする。この場合、次の
ように制御される。このロードサイクルでは、制御線S
c1が活性状態の“H”、スイッチ手段20Lがオン状
態である。そして、入力されるアドレスADDのうちの
ロウアドレスX0 に対応するワード線WL0 を“H”に
立ち上げ、ビット線対BLai/BLbi上にデータDA1
による微小信号を得る。この微小信号は、活性化された
センスアンプ30i によって増幅され、センスノード対
ai/Sbi及びキャッシュデータ線対Iai/Ibi上にデ
ータDA1の信号が得られる。TAG回路801 によっ
て制御線SWc1が“H”に立ち上がり、キャッシュ列2
101 にデータDA1がロードされる。この結果、i行
目のキャッシュ用セル210i1内の記憶素子212にデ
ータDA1がロードされる。
【0025】次に、カラムアドレスYi が入力される
と、i行目のカラムスイッチ回路200i 内のNMOS
211,222によってリードデータ線対RDBa/R
DBb上にデータDA1が送出される。キャッシュデー
タ線対Iai/Ibi上の信号は、リードデータ線対RDB
a/RDBbを駆動するNMOS221,222で増幅さ
れるので、この時点でセンスアンプ30i による増幅が
終了していなくても、誤動作のおそれはない。カラムア
ドレスYi に対して書込みがあった場合、カラムスイッ
チ回路200i 内のNMOS225,226がオンし、
ライトデータ線対WDBa/WDBb上のデータDA2が
キャッシュデータ線対Iai/Ibiへ転送され、さらにキ
ャッシュ列2101 内のキャッシュ用セル210i1とセ
ンスノード対Sai/Sbiへ転送される。センスノード対
ai/Sbi上のデータDA2は、スイッチ手段20Lを
介してビット線対BLai/BLbiに書き戻される。この
とき、1度に再充放電されるビット線対BLai/BLbi
は、カラムアドレスYi で選ばれた限られた組のものだ
けであるので、その再充放電に要する時間はロードサイ
クル初期におけるものより充分短い。この様な書き込み
によるビット線対BLai/BLbiの再充放電(コピーバ
ック)が終了した時点で、ロウアドレスXの更新を含む
次のアクセスサイクルへ移行することができる。なお、
図8では、説明の簡単化のために、i行目のビット線対
BLai/BLbiへのアクセスが行われるカラムアドレス
i を仮定しているが、他のアドレスであってもよい。
この場合、i行目の各回路の波形は変化しない。又、読
出しと書込みの順番は、図示したものに限定されない。
【0026】(2) ヒットサイクル 例えば、ロウアドレスX1 で指定される要求データがキ
ャッシュ列2102 に保持されていると仮定する。この
場合、スイッチ手段20Lをオフ状態にしてメモリセル
アレイ10Lをセンスアンプ30i より切り離す。さら
に、キャッシュ列2102 上のデータをキャッシュデー
タ線対Iai/Ibi上に転送し、それをセンスアンプ30
i で増幅し(リコール)、リードデータ線対RDBa
RDBb及びライトデータ線対WDBa/WDBbとのデ
ータ転送を行う。このヒットサイクルでも、制御線SW
a を“H”に活性しておく。そして、スイッチ手段20
Lをオフし、ビット線対BLai/BLbiをセンスアンプ
30i から切り離す。同時に、TAG回路801 によっ
て制御線SWc1を“L”に立ち下げる。この結果、ビッ
ト線対BLai/BLbiとキャッシュ列2101 には、共
に最新のデータDA2が保持される。次に、スイッチ2
27及びセンスアンプ30i 内のイコライズ手段によ
り、センスノード対Sai/Sbi及びキャッシュデータ線
対Iai/Ibiをイコライズする。TAG回路802 によ
り、ロウアドレスX1 の指定する要求データを保持する
キャッシュ列2102 を判定し、その制御線SWc2
“H”に立ち上げる。この結果、i行目のキャッシュ用
セル210i2内の記憶素子212のデータDA3が、キ
ャッシュデータ線対Iai/Ibi及びセンスノード対Sai
/Sbiに転送される。その後、キャッシュデータ線対I
ai/Ibi及びセンスノード対Sai/Sbi上のデータDA
3を、センスアンプ30i によって増幅する(これをリ
コールと称する)。これ以降、カラムアドレスYi で指
定された行のキャッシュデータ線対Iai/Ibi上のデー
タに対し、カラムスイッチ回路200i を介してアクセ
スできる。このように、ヒットサイクルにおいては、大
きな寄生容量及び抵抗を有するメモリセルアレイ10L
のワード線WLやビット線対BLai/BLbiを介さず
に、キャッシュ列2101 ,…から寄生容量の小さなキ
ャッシュデータ線対Iai/Ibiに要求データをリコール
して直接アクセスすることができるので、高速なアクセ
スが可能となる。
【0027】一方、メモリセルアレイ10Lにおいて、
スイッチ手段20Lをオフした後も、ビット線対BLai
/BLbi上に前ロウアドレスX0 に対するデータDA2
が保持されている。そして、前ロウアドレスX0 の指定
するワードWL0 を“L”に立ち下げ、図示しないが、
メモリセルアレイ10L内にデータDA2を保存した
後、ビット線対BLai/BLbiをイコライズする(プリ
チャージ)。このように、ヒットサイクルにおいては、
メモリセルアレイ10Lのプリチャージ動作とキャッシ
ュ用セル210ijへのアクセスを並行して行える。さら
に、前記プリチャージ動作の後、スイッチ手段20Lを
オンし、新しいロウアドレスX1 に対するワード線WL
1 を“H”に立ち上げ、キャッシュデータ線対Iai/I
bi上の最新のデータDA4をメモリセルアレイ10Lに
書き戻す(コピーバック)。なお、図8では、前記プリ
チャージ期間中に書込みがあっても、キャッシュデータ
線対Iai/Ibi上のデータとキャッシュ列2102 内の
キャッシュ用セル210i2のデータが、データDA3か
らデータDA4に更新されたものとした。
【0028】(3) ミスサイクル 入力されるロウアドレスX2 で指定される要求データが
いずれのキャッシュ列2101 ,…にも保持されておら
ず、空きのキャッシュ列がない場合、ミスサイクルとな
る。この第3の実施例では、前述のごとくロウアドレス
変更を含む各サイクル毎にコピーバックを行い、各キャ
ッシュ列2101 ,…と対応するメモリセルアレイ10
L内のデータとを同一化しているので、ミスサイクル開
始時点ではコピーバックの必要がない。このミスサイク
ルにおいては、入力されるロウアドレスX2 で指定され
る要求データをメモリセルアレイ10Lから読出し、T
AG回路80j で選ばれる所定のキャッシュ列210j
(但し、j=1,2,…,n)のデータを捨てて新しい
データをロードする(データ・リプレース)。この第3
の実施例では、例えば、キャッシュ列2101 のデータ
をリプレースするものとして説明する。このミスサイク
ルでも、制御線SWa は“H”にしておく。そして、ス
イッチ手段20Lをオフし、TAG回路802 で制御線
SWc2を“L”に立ち下げる。この結果、ビット線対B
ai/BLbiとキャッシュ列2102 内のキャッシュ用
セル210i2に前サイクルの最新のデータD4が残る。
次に、センスノード対Sai/Sbi及びキャッシュデータ
線対Iai/Ibi上をイコライズする。このイコライズ動
作を継続した状態で、TAG回路801 で制御線SWc1
を“H”に立ち上げる。すると、キャッシュ列2101
のデータが無効となるので、その上で、前記イコライズ
動作を終了する。一方、メモリセルアレイ10Lにおい
て、前サイクルのロウアドレスX1 に対応するワード線
WL1 を“L”に立ち下げ、データDA4をメモリセル
アレイ10Lに保存した後、ビット線対BLai/BLbi
のイコライズ、即ち該メモリセルアレイ10Lのプリチ
ャージを行う。その後、スイッチ手段20Lをオンし、
新しいロウアドレスX2 で指定されれるワード線WL2
を“H”に立ち上げ、ビット線対BLai/BLbiに要求
データDA5の微小信号を読出す。この微小信号は、セ
ンスアンプ30i で増幅される。その結果、センスノー
ド対Sai/Sbi及びキャッシュデータ線対Iai/Ibi
データDA5が転送され、さらに該データDA5がキャ
ッシュ列2101 内のキャッシュ用セル210i1に転送
される。これ以降は、ヒットサイクルと同様に、直接キ
ャッシュデータ線対Iai/Ibiをアクセスすることで、
高速な応答が実現できる。なお、メモリセルアレイ10
Lのビット線対BLai/BLbiの充放電が完了した後、
ロウアドレス変更を含む新しいサイクルの開始ができる
ようになる。
【0029】(4) リフレッシュサイクル及びヒット
サイクル DRAMのリフレッシュシ時においてキャッシュがヒッ
トした場合、制御線SWa を“L”にしてスイッチ手段
であるNMOS223,224をオフすることで、キャ
ッシュデータ線対Iai/Ibiとセンスノード対Sai/S
biを切り離す。そして、キャッシュデータ線対Iai/I
bi上の要求データを直接アクセスすると同時に、それと
並行してメモリセルアレイ10L内の所定のメモリセル
11のリフレッシュを行う。なお、ヒットしなかった場
合、外部からのアクセスを遅延させて公知のリフレッシ
ュ動作を行い、その終了後に、前記ミスサイクルと同様
な動作を行う。ここでは、ロウアドレスX1 によってキ
ャッシュ列2102 がヒットしたものとして以下説明す
る。まず、スイッチ手段20Lをオフし、メモリセルア
レイ10Lのプリチャージ動作を行う。即ち、前サイク
ルで選ばれたワード線WL2 を“L”に立ち下げた後、
ビット線対BLai/BLbiをイコライズする。一方、T
AG回路801 によって制御線SWc1を“L”に立ち下
げる。この結果、キャッシュデータ線対Iai/Ibi上の
最新データDA5がメモリセルアレイ10Lとキャッシ
ュ列2101内のキャッシュ用セル210i1に保存され
る。このプリチャージ動作と並行してセンスノード対S
ai/Sbi及びキャッシュデータ線対Iai/Ibiをイコラ
イズする。その後、新しいロウアドレスX1 によってヒ
ットしたキャッシュ列2102の制御線SWc2をTAG
回路802 で“H”に立ち上げ、キャッシュ用セル21
i2の保持データDA4をキャッシュデータ線対Iai
biを介してセンスノード対Sai/Sbiに転送し、セン
スアンプ30i によってリコールする。
【0030】次に、制御線SWa を“L”に立ち下げて
センスノード対Sai/Sbiとキャッシュデータ線対Iai
/Ibiとを切り離す。その後、キャッシュデータ線対I
ai/Ibiに対して直接アクセスすることで、キャッシュ
ヒットと同様に、高速な応答が可能となる。一方、制御
線SWa の“L”への立ち下げ後、センスノード対Sai
/Sbiをイコライズし、スイッチ手段20Lをオン状態
にする。そして、メモリセルアレイ10Lのプリチャー
ジ終了後、リフレッシュすべきメモリセル11のワード
線WL3 を“H”に立ち上げてリフレッシュ動作を始め
る。そして、リフレッシュされるメモリセル11のデー
タDA7をビット線対BLai/BLbi上に読出し、セン
スアンプ30i で増幅する。この増幅動作が終了した時
点でワード線WL3 を“L”に立ち下げ、ビット線対B
ai/BLbiをイコライズしてリフレッシュ動作を終了
する。この間、キャッシュデータ線対Iai/Ibiにはセ
ンスアンプ30i が接続されていないので、図9のよう
にデータDA6が書込まれた場合、信号の増幅は不充分
な状態になっており、またメモリセルアレイ10Lの対
応するメモリセル11とも不一致となっている。但し、
前述のように、キャッシュデータ線対Iai/Ibi上の信
号は、カラムスイッチ回路200i 内のNMOS22
1,222で増幅されてリードデータ線対RDBa/R
DBbに送出されるので、読出し上の問題はない。そこ
で、リフレッシュ動作の過程で、センスアンプ30i
よるビット線対BLai/BLbiの充放電(前記増幅動
作)が終了した時点でスイッチ手段20Lをオフし、セ
ンスノード対Sai/Sbiをイコライズする。次いで制御
線SWa を“H”に立ち上げ、今度はキャッシュデータ
線対Iai/Ibi上の信号の増幅、即ちリコールを行う。
さらに、リフレッシュ動作が終了した時点でスイッチ手
段20Lをオンし、キャッシュデータ線対Iai/Ibi
の最新データDA6をメモリセルアレイ10Lのビット
線対BLai/BLbiに転送する。そして、キャッシュ列
2102 と対応するワード線WL1 を“H”に立ち上げ
てコピーバックを行う。このようにしてリフレッシュサ
イクルを終了する。
【0031】以上のように、この第3の実施例では、次
のような利点がある。 (a) スイッチ手段であるNMOS223,224を
センスノード対Sai/Sbiとキャッシュデータ線対Iai
/Ibiとの間に設けたので、メモリセルアレイ10Lの
リフレッシュ動作とキャッシュ列210j へのアクセス
を同時並行に行うことができる。そのため、高速な応答
が可能であり、平均データレートが向上する。 (b) キャッシュデータ線対Iai/Ibi上の信号を増
幅してリードデータ線対RDBa /RDBb に転送する
NMOS221,222を設けたので、前記リコール動
作に先立ってキャッシュデータのアクセスが可能とな
り、高速な応答が行える。 (c) 各サイクルのメモリセルアレイ10Lのプリチ
ャージに先立ってスイッチ手段20Lを“L”に立ち下
げることで、該メモリセルアレイ10Lのプリチャージ
動作とキャッシュデータ線対Iai/Ibiのリコール動作
を同時平行に行っている。そのため、各サイクルの最小
必要時間(ロウアドレスXの入力から次のロウアドレス
Xの受付け可能となるまで)を短縮できる。
【0032】第4の実施例 図10は、本発明の第4の実施例を示すDRAMの要部
回路図であり、第3の実施例を示す図7中の要素と共通
の要素には共通の符号が付されている。このDRAMで
は、第3の実施例のセンスノードSaiとSbiとの間にラ
イトバッファ300i を設けた点のみが異なっている。
ライトバッファ300i は、センスノードSaiに接続さ
れた第1のスイッチ手段であるスイッチ301と、セン
スノードSbiに接続された第2のスイッチ手段であるス
イッチ302と、該スイッチ301と302間に接続さ
れたキャパシタ等の記憶素子303とで、構成されてい
る。スイッチ301,302は、共通の制御線SWb
制御される。この制御線SWb は、センスアンプ30i
の列に沿って延設され、各行のライトバッファ300i
を共通に制御する構成になっている。このような構成に
より、少ない寸法増加で、キャッシュ用セル210ij
のアクセスとコピーバックとが同時並行して実行でき
る。
【0033】図11及び図12は、図10に示すDRA
Mにおけるi行目の回路の概略の動作波形図であり、こ
の図を参照しつつDRAMの(1)ロードサイクル、
(2)ヒットサイクル、(3)ミスサイクル、及び
(4)リフレッシュサイクル・ヒットサイクルの動作に
ついて説明する。 (1) ロードサイクル 入力されるロウアドレスXで指定される要求データがい
ずれのキャッシュ列210j (j=1,2,3,…,
n)にもなく、かつ空きのキャッシュ列がある場合、メ
モリセルアレイ10Lより要求データを読出して空きの
キャッシュ列にロードする。このロードサイクルでは、
制御線SWb を“L”の非活性状態、制御線SWa
“H”の活性状態にしておく。スイッチ手段20Lをオ
ンし、入力されるロウアドレスX0 で指定されるワード
線WL0 を“H”に立ち上げ、要求データAD1をビッ
ト線対BLai/BLbi上に読み出す。読み出した微小信
号をセンスアンプ30i で増幅する。このとき、特に限
定されないが、スイッチ手段20Lをオフすれば、大き
な寄生容量を有するビット線対BLai/BLbiがセンス
ノード対Sai/Sbiから切り離されるので、前記増幅動
作を著しく高速化できる。その上、ビット線対BLai
BLbiに対する充放電電流を低減して動作電流を大幅に
減少できると共に、後述するプリチャージ動作の高速化
も可能となる。スイッチ手段20Lをオフした後、ワー
ド線WL0 を“L”に立ち下げ、ビット線対BLai/B
biをイコライズする。即ち、プリチャージ動作を行
う。このとき、スイッチ手段20Lの制御により、ビッ
ト線対BLai/BLbi上の電位差が小さいままであるの
で、このプリチャージ動作が速やかに終了する。この結
果、データAD1はメモリセルアレイ10Lには保存さ
れない。一方、読出されたデータAD1は、センスアン
プ30i で増幅され、センスノード対Sai/Sbi及びキ
ャッシュデータ線対Iai/Ibi上に生じる。そこで、空
きのキャッシュ列2101 の制御線SWc1を“H”に立
ち上げ、キャッシュ用セル210i1にデータAD1をロ
ードする。その後、第3の実施例と同様に、キャッシュ
データ線対Iai/Ibi上のデータに直接アクセスするこ
とで、高速な応答ができる。このキャッシュアクセスを
キャッシュデータ線対Iai/Ibiの振幅が小さい時点か
ら行えることも第3の実施例と同様である。
【0034】一方、このロードサイクルにおいては、メ
モリセルアレイ10Lのプリチャージが高速に行える。
そのため、プリチャージ終了後、ロウアドレスXの変更
を含む次のアクセスサイクルを開始できる。その上、プ
リチャージを高速に行えるので、ビット線対BLai/B
biの充放電まで次のサイクルを開始できない第3の実
施例より、サイクル時間を短くできる。このように、メ
モリアレイ10Lから、キャッシュ用セル210ijを含
むカラムスイッチ回路200i へデータを転送する時
に、該メモリアレイ10Lのビット線対BLai/BLbi
の充放電を制限する制御を行うことで、消費電力を低減
し、高速化をも図れる。
【0035】(2) ヒットサイクル 入力されたロウアドレスXで指定される要求データがい
ずれかのキャッシュ列210j に保持されている場合、
キャッシュデータ線対Iai/Ibi上の最新データを前サ
イクル時に活性化したキャッシュ列に保存し、新たに要
求されたデータを該キャッシュ列よりキャッシュデータ
線対Iai/Ibi上に転送する。このヒットサイクルにお
いても、制御線SWb は“L”の非活性状態、制御線S
a は“H”の活性状態である。スイッチ手段20Lは
オフ状態である。活性化されたキャッシュ列2101
は別のキャッシュ列2102 がヒットしたとすると、ま
ず、旧キャッシュ列2101 に対応する制御線SWc1
“L”に立ち下げ、その時点でのキャッシュデータ線対
ai/Ibi上の最新データAD2(書込みによりデータ
AD1がデータAD2に更新されたと仮定した)をキャ
ッシュ列2101 内のキャッシュ用セル210i1に保存
する。センスノード対Sai/Sbi及びキャッシュデータ
線対Iai/Ibiをイコライズした後、要求データAD3
を保持するキャッシュ列2102 の制御線SWc2を立ち
上げ、そのデータAD3をキャッシュデータ線対Iai
biを介してセンスノード対Sai/Sbiに転送し、セン
スアンプ30i によりリコールする。その後、第3の実
施例と同様に、直接キャッシュデータ線対Iai/Ibi
のアクセスを行い、高速応答が達成される。なお、この
第4の実施例では、メモリセルアレイ10L側で何の動
作も行う必要がない。そのため、動作消費電力が小さ
く、かつサイクル時間も短くできる。 (3) ミスサイクル 入力されるロウアドレスXで指定される要求データがい
ずれのキャッシュ列210j にもない場合、リプレース
される所定のキャッシュ列2101 の保持データをライ
トバッファ300i に退避させ、要求データをメモリセ
ルアレイ10Lより読み出して前記所定のキャッシュ列
2101 にロードする。その後、ライトバッファ300
i の保持データをメモリセルアレイ10Lにコピーバッ
クする。このミスサイクルの開始時点では、制御線SW
a は“H”である。そして、前サイクルで活性化された
キャッシュ列2102 の制御線SWc2を立ち下げ、キャ
ッシュデータ線対Iai/Ibi上の最新データAD4をキ
ャッシュ列2102 内のキャッシュ用セル210i2に保
存する。次に、制御線SWb を立ち上げると共に、セン
スノード対Sai/Sbi及びキャッシュデータ線対Iai
biをイコライズする。この結果、ライトバッファ30
i 内の記憶素子303の各ノードが中間電位HVCC
となる。その後、リプレースするキャッシュ列2101
の制御線SWc1を立ち上げ、その保持データAD2をセ
ンスノード対Sai/Sbiに転送してセンスアンプ30i
で増幅する(リコール動作)。制御線SWb を立ち下
げ、ライトバッファ300i 内にデータAD2を退避す
る。そして、センスノード対Sai/Sbi及びキャッシュ
データ線対Iai/Ibiを再度イコライズする。一方、メ
モリセルアレイ10L側においては、このミスサイクル
開始時点で既にプリチャージが終了しており、ロウアド
レスX1 の入力直後にそれに対応するワード線WL1
立ち上げ、ビット線対BLai/BLbi上に要求データA
D5を読み出すことができる。即ち、第3の実施例と比
べてミス時のメモリセルアレイ10Lからの要求データ
の読み出しをより速い時点で実行できる。
【0036】ライトバッファ300i へのデータAD2
の退避と、それに続くセンスノード対Sai/Sbi及びキ
ャッシュデータ線対Iai/Ibiの再度のイコライズの終
了後、スイッチ手段20Lをオンする。センスアンプ3
i を活性化してメモリセルアレイ10Lからの読出し
データAD5を増幅する。このセンスアンプ増幅の開始
直後に、スイッチ手段20Lをオフさせることで、ロー
ドサイクルと同様に後に続く処理を高速化できる。スイ
ッチ手段20Lをオフさせてすぐにワード線WL1 の立
ち下げとビット線対BLai/BLbiのイコライズ、即ち
メモリセルアレイ10Lのプリチャージを行う。前述し
たように、このプリチャージを短時間に終了できる。そ
の上、センスアンプ30i による増幅動作も高速とな
り、消費電力も小さくなる。センスアンプ30i の増幅
動作により、センスノード対Sai/Sbiを介してキャッ
シュデータ線対Iai/Ibi及びキャッシュ列2101
のキャッシュ用セル210i1に要求データAD5が得ら
れる。その後、ヒットサイクルと同様、高速なアクセス
が行える。この第4の実施例では、サイクル開始時点で
メモリセルアレイ10Lのプリチャージが終了している
ので、要求データAD5を第3の実施例よりも速くキャ
ッシュデータ線対Iai/Ibi上に転送できる。一方、要
求データAD5の転送が終了すると、すぐに制御線SW
a を立ち下げ、センスノード対Sai/Sbiをキャッシュ
データ線対Iai/Ibiから切り離す。これにより、以下
に説明するように、キャッシュへのアクセスとコピーバ
ックを同時並行して行い、サイクル時間を短くできる。
【0037】即ち、センスノード対Sai/Sbiをイコラ
イズした後に、制御線SWb を立ち上げ、退避していた
データAD2をセンスノード対Sai/Sbiに転送し、セ
ンスアンプ30i で増幅する。スイッチ手段20Lをオ
ン状態にして前記データAD2をビット線対BLai/B
bi上に転送し、続いてリプレース前のキャッシュ列2
101 のデータと対応するロウアドレスX0 で指定され
るワード線WL0 を立ち上げる。このようにして、ワー
ド線WL0 に接続されたメモリセル11に対し、ロード
サイクル時に失われたデータに加え最新の更新結果を含
めたデータAD2が書き戻される。ビット線対BLai
BLbiの充放電が完全に終了すると、スイッチ手段20
Lがオフ状態となる。その後、メモリセルアレイ10L
側では、ワード線WL0 を完全に立ち下げてから、ビッ
ト線対BLai/BLbiをイコライズしてコピーバック動
作を完了する。一方、スイッチ手段20Lをオフした
後、センスノード対Sai/Sbiをイコライズし、制御線
SWa を立ち上げる。そして、センスアンプ30i によ
ってキャッシュデータ線対Iai/Ibiの増幅を行う。こ
の結果、制御線SWa が“L”のひ活性状態であると
き、書込みのあった行のキャッシュデータ線対Iai/I
biの信号が増幅される。このようにしてミスサイクルが
終了する。 (4) リフレッシュサイクル及びヒットサイクル リフレッシュシ時にキャッシュ列210j がヒットした
場合、該キャッシュ列210j へのアクセスとリフレッ
シュを同時に行うことができる。図12のタイプ1の波
形はこの動作を示している。タイプ2の波形について
は、次の第5の実施例に関するものなので後述する。な
お、リフレッシュ時にキャッシュがミスした場合、公知
のリフレッシュ動作を行い、続いて前記ミスサイクルと
同一の動作を行う。ここでは、入力されたロウアドレス
1 に対してキャッシュ列2102がヒットしたものと
する。このリフレッシュサイクル及びヒットサイクルで
は、まず、制御線SWa と旧キャッシュ列2101 の制
御線SWc1を立ち下げ、キャッシュデータ線対Iai/I
biとセンスノード対Sai/Sbiをイコライズする。新し
くヒットしたキャッシュ列2102 の制御線SWc2を立
ち上げ、該キャッシュ列2102 内のデータAD4をキ
ャッシュデータ線対Iai/Ibiに転送する。その後、ヒ
ットサイクルと同様に、高速なアクセスができる。
【0038】一方、メモリセルアレイ10Lにおいて
は、既にプリチャージが終了している。そのため、すぐ
にリフレッシュ対象のメモリセル11のワード線WL2
を立ち上げることができ、サイクル時間を短くできる。
ワード線WL2 を立ち上げることで、ビット線対BLai
/BLbi上にリフレッシュすべきデータAD11が読出
される。センスノード対Sai/Sbiのイコライズ後、ス
イッチ手段20Lをオンしてビット線対BLai/BLbi
上の信号を増幅する。ビット線対BLai/BLbiの充放
電終了後は、スイッチ手段20Lをオフ状態にする。そ
の後、第3の実施例と同様に、メモリセルアレイ10L
をプリチャージすると共に、センスアンプ30i によっ
てキャッシュデータ線対Iai/Ibiの信号を増幅する。
【0039】この第4の実施例では、ライトバッファ3
00i を設けて前記のような制御構成にしたので、第3
の実施例に加えて次のような利点がある。 (a) ミスサイクル開始時点でメモリセルアレイ10
Lがプリチャージ済みであると共に、該メモリセルアレ
イ10Lからの要求データの読出しを該メモリセルアレ
イ10Lへのコピーバックに先行できるので、高速なア
クセスが可能となる。 (b) リフレッシドサイクルとヒットサイクルの開始
時にも、メモリセルアレイ10Lのプリチャージが終了
しているので、サイクル時間を短くできる。 (c) ヒットサイクルにおいても、メモリセルアレイ
10L上の動作が不要であるので、サイクル時間が短
く、しかも動作電流を低減できる。 (d) ロードサイクル及びミスサイクルの最初のスイ
ッチ時にスイッチ手段20Lを、ビット線対BLai/B
biの充放電の終了を待たずにオフ状態とすることで、
サイクル時間を短くでき、消費電力を大幅に減らせる。 (e) 図13は、図10中のスイッチ手段20Lの制
御回路の構成例を示す回路図である。スイッチ手段20
Lを制御する制御線TGLに対して制御信号を供給する
制御回路310には、センスアンプ活性化信号SAEが
入力される。制御回路310の出力信号と、センスアン
プ活性化信号SAEがインバータ311で反転された信
号とが、2入力ANDゲート312に入力される。制御
回路310の出力信号とANDゲート312の出力信号
とが、コピーバック動作検出手段320で切換え制御さ
れる切換え手段321を介して、制御線TGLへ供給さ
れる。このように、スイッチ手段20Lの制御線TGL
を、ANDゲート312の出力信号で駆動することで、
前記の制御を容易かつ正確なタイミングで実行できる。
【0040】第5の実施例 図14は、本発明の第5の実施例を示すもので、図10
の第4の実施例のDRAMに設けられるリフレッシュモ
ード制御回路の概略の回路図である。このリフレッシュ
モード制御回路は、外部入力されるロウアドレスXとリ
フレッシュアドレスXr のいずれか一方を切換え選択し
て図10のTAG回路801〜80n に供給する選択手
段(例えば、マルチプレクサ)410を備え、その出力
側が該TAG回路801 〜80n の入力側に接続されて
いる。各TAG回路801 〜80n の出力側に接続され
た制御線SWc1〜SWcnには、図10には図示されてい
ないが、タイミングパルスTPによってタイミング調整
のためのゲート手段411が接続され、そのゲート手段
411の出力が図10のカラムスイッチ回路200i
のキャッシュ列2101 ,…に供給されるようになって
いる。又、このリフレッシュモード制御回路には、DR
AM全体を制御する中央処理装置(以下、CPUとい
う)等で構成された中央制御回路420が設けられてい
る。中央制御回路420内には、リフレッシュ信号Rと
第1及び第2のリフレッシュタイミング信号群RT1,
RT2とを発生するリフレッシュタイミング発生回路4
21が設けられている。この中央制御回路420の出力
側とTAG回路801 〜80n の出力側には、ブロック
制御手段430が接続されている。ブロック制御手段4
30は、TAG回路801 〜80n の出力側に接続され
た制御線SWc1〜SWcnの信号からリフレッシュモード
信号RMを生成するゲート手段431と、該リフレッシ
ュモード信号RMによって第1又は第2のリフレッシュ
タイミング信号群RT1,RT2のいずれか一方を切換
え選択してセンスアンプ30i 及びカラムスイッチ回路
200i に対する各種の信号CSを生成するリフレッシ
ュモード切換回路432とで、構成されている。このよ
うなブロック制御手段430は、センスアンプ30i
びカラムスイッチ回路200i 列毎に設けられている。
【0041】次に、図12の動作波形図を参照しつつ、
図14に示すリフレッシュモード制御回路の動作を説明
する。リフレッシュアドレスXr に対応するデータがい
ずれのキャッシュ用セル210ijにも保持されていない
場合、リフレッシュモード信号Rが“0”のため、第4
の実施例で説明したタイプ1のリフレッシュ動作が行わ
れる。一方、リフレッシュアドレスXr に対応するデー
タを保持するキャッシュ列(例えば、2101)が存在
する場合、リフレッシュモード信号Rが“1”となり、
以下に説明するタイプ2のリフレッシュ動作が行われ
る。タイプ2のリフレッシュ動作では、リフレッシュ対
象となるメモリセル11のワード線WL0 を立ち上げる
と共に、対応するキャッシュ列2101 の保持データA
D6をセンスノード対Sai/Sbiに転送してセンスアン
プ30i で増幅し、該キャッシュ列2101 のリフレッ
シュを行うと共に、スイッチ手段20Lをオンしてビッ
ト線対BLai/BLbiにも転送する。即ち、コピーバッ
クを行う。これにより、次のような利点がある。図10
に示す第4の実施例では、キャッシュ用セル210ij
ロードしたデータがメモリセルアレイ10L側で保存さ
れず、キャッシュミスが生じるまで該キャッシュ用セル
210ij側でのみ保持されている。そのため、キャッシ
ュ用セル210ijをリフレッシュする必要がある。これ
に対し、この第5の実施例では、メモリセルアレイ10
Lのリフレッシュサイクル時に、対応するキャッシュ用
セル210ijのリフレッシュを行う。そのため、複数系
列のリフレッシュ回路を設ける必要がなく、不必要にリ
フレッシュサイクルの頻度を増やす必要がない。又、同
時にコピーバックを行うことで、次のような利点があ
る。DRAMがスタンバイ状態に入った場合、リフレッ
シュが一巡した時点で全てコピーバックが行われる。そ
の時点で、TAG回路801 〜80n をリセットするこ
とで、全キャッシュが無効となる。一般に、スタンバイ
状態においては、リフレッシュ間隔を長くとることが求
められるが、この第5の実施例の構成により、特にキャ
ッシュ用セル210ijについては長時間のリフレッシュ
間隔に耐えるデバイス設計をとらなくてもよい。例え
ば、NMOSの基板ウエル電位を負に設定せず、0Vに
し、その基板ウエルをセンスアンプ30i 等の他の素子
と共用して寸法を小さくできる。その上、制御線SWc1
〜SWcnの活性化電位を低減することにより、昇圧に要
する電力を低減できる。
【0042】第6の実施例 図15は、本発明の第6の実施例を示すもので、図10
の第4の実施例のDRAMにおけるワード線WL及びス
イッチ手段20Lの制御線TGLを駆動するドライバの
構成例を示す回路図である。この回路では、デコード信
号あるいはスイッチ手段20Lの制御線TGLの活性化
信号を入力する入力端子450と、コピーバックモード
信号CBMを出力するコピーバック動作検出手段451
とを備え、それらの出力側に2入力ANDゲート45
2,453が接続されている。ANDゲート452の出
力側には、その出力信号IN1aを反転して反転信号IN
1bを出力するインバータ454が接続されている。同様
に、ANDゲート453の出力側にも、その出力信号I
2aを反転して反転信号IN2bを出力するインバータ4
55が接続されている。ANDゲート452,453及
びインバータ454,455の出力側には、本実施例の
3値出力回路で構成されるドライバが接続されている。
ドライバは、例えば信号IN1a,IN2a,IN1b,IN
2bがそれぞれ“H”のときにオン状態となるスイッチ4
56,457,458,459を有している。スイッチ
456は、ワード線WLあるいはスイッチ手段20Lの
制御線TGLに接続される出力端子466と、第1の基
準電位V1との間に接続されている。スイッチ457
は、第2の基準電位V2と出力端子466との間に接続
され、さらにスイッチ458,459が、出力端子46
6と接地電位VSSとの間に直列接続されている。この
ドライバにおいて、第1の基準電位V1を例えばチップ
内部電源電位VCCとし、第2の基準電位V2を電源電
位VCCより高い昇圧電位に接続し、コピーバックを行
うときにのみスイッチ457のみをオンし、それ以外の
出力活性化時にはスイッチ456のみをオンするように
制御する。このようにすれば、ワード線WLやスイッチ
手段20Lの制御線TGLの活性化レベルが、必要なと
きのみ昇圧されるので、消費電力を小さくできる。
【0043】第7の実施例 図16は、本発明の第7の実施例を示すもので、図7の
第3の実施例あるいは図10の第4の実施例のDRAM
の素子配置を示す要部構成図である。このDRAMで
は、キャッシュ用素子領域210に図7又は図10の複
数のキャッシュ用セル210i1〜210inが形成されて
いる。キャッシュ用セル210i1〜210inにリードカ
ラム線RCLi を接続するNMOS219R,219
L,221,222、ライトカラム線WCLi を接続す
るNMOS225,226、及びセンスノード対Sai
biを接続するNMOS223,224を図示するよう
に配置している。即ち、キャッシュ用セル210i1〜2
10inが接続されるキャッシュデータ線Ibiとリードデ
ータ線RDBa を接続するNMOS219L,222、
該キャッシュデータ線IbiとセンスノードSbiを接続す
るNMOS224、及びキャッシュデータ線Iaiとライ
トデータ線WDBb を接続するNMOS225を、キャ
ッシュ用セル210i1〜210inの占有するキャッシュ
用素子領域210の一方の端に配置する。さらに、キャ
ッシュ用セル210i1〜210inが接続されるキャッシ
ュデータ線Iaiとリードデータ線RDBb を接続する2
19R,221、キャッシュデータ線Iaiとセンスノー
ドSaiを接続するNMOS223、及びキャッシュデー
タ線Ibiとライトデータ線WDBb を接続するNMOS
226を、キャッシュ用素子領域210の反対の端に配
置している。このような配置構造にすることにより、素
子の配列がキャッシュ用素子領域210の両端で対称と
なり、各素子の寸法にかかわらず、稠密な配置が可能と
なり、高集積化に適する。
【0044】第8の実施例 図17は、本発明の第8の実施例を示すもので、図7の
第3の実施例あるいは図10の第4の実施例のDRAM
の素子配置を示す要部構成図である。このDRAMで
は、キャッシュ用素子領域210に、図7又は図10に
示す複数のキャッシュ用セル210i1〜210inを形成
している。そして、キャッシュ用セル210i1〜210
inにリードデータ線対RDBa /RDBb を接続するN
MOS225,226、及びセンスノード対Sai/Sbi
を接続するNMOS223,224を、図示するように
幾何学的に配置している。即ち、キャッシュ用セル21
i1〜210inが接続されるキャシュデータ線対Iai
biとライトデータ線対WDBa /WDBb を接続する
NMOS225,226を、キャッシュ用セル210i1
〜210inの占有するキャッシュ用素子領域210の一
方の端に配置する。さらに、キャシュデータ線対Iai
biとセンスノード対Sai/Sbiを接続するNMOS2
23,224を、キャッシュ用素子領域210の反対の
端に配置している。このような配置構造にすれば、スイ
ッチ用素子の配列がキャッシュ用素子領域210の両端
に分散され、該スイッチ用素子の寸法にかかわらず、稠
密な配置が可能となり、高集積化に適する。さらに、デ
ータバスであるリードデータ線対RDBa /RDBb
びライトデータ線対WDBa /WDBb がそれぞれ近接
して配置されるので、ノイズ耐性を確保することが可能
である。
【0045】第9の実施例 図18は本発明の第9の実施例を示すもので、図7の第
3の実施例あるいは図10の第4の実施例のDRAMの
要部構成図である。さらに、図19は図18中の回路部
分600の部分詳細図である。この第9の実施例は、図
7又は図10に示すDRAMにおけるキャッシュ用素子
領域210の素子配置に関する実施例である。図18に
示すように、メモリセルアレイ10Lには複数のビット
線対BLa /BLb が交互に配置され、該メモリセルア
レイ10Lの両側に、スイッチ手段20L及びセンスア
ンプ30i で構成される回路領域501,502が形成
されている。回路領域501におけるビット線4本分の
間隔503に相当する回路部分600の詳細な回路構成
が図19に示されている。図19の回路部分600内に
は、センスノード対Sai/Sbi及びキャシュデータ線対
ai/Ibiが設けられ、該キャッシュデータ線対Iai
biがスイッチ回路620を介してデータバスDBに接
続されている。センスノードSaiとSbiとの間にはキャ
ッシュ用素子領域210が形成され、そのキャッシュ用
素子領域210内に複数のキャッシュ用セル210i1
210in及びダミーセル610i1〜610inが設けられ
ている。各キャッシュ用セル210i1〜210inは、ス
イッチ手段及び記憶素子で構成され、それらがキャッシ
ュデータ線対Iai/Ibiに接続されている。センスノー
ド対Sai/Sbi上には、複数のダミーセル610i1〜6
10inが配置されている。各ダミーセル610i1〜61
inは、キャッシュ用セル210i1〜210inと同一の
寸法及び形状のスイッチ手段と記憶素子で構成され、そ
れらのスイッチ手段の端子が電気的にセンスノード対S
ai/Sbi上に接続されない構造となっている。例えば、
各ダミーセル610i1〜610inにおけるスイッチ手段
をMOSトランジスタで構成した場合、そのドレインを
記憶素子に接続すると共に、ソース側上にはタンタクト
孔を開孔せずに隣接するダミーセルのMOSトランジス
タのソースとのみ接続する。このような構造にすること
により、キャッシュ用セル210i1〜210inの構造及
びピッチとメモリセルアレイ10Lのメモリセル11の
構造及びピッチを同一にできる。そのため、このような
微細な構造を製造する際の製造条件の設定が容易とな
り、製造上の歩留りを向上できる。なお、本発明は上記
実施例に限定されない。例えば、上記実施例ではDRA
Mについて説明したが、回路構成や素子の変更、あるい
は電源の極性等を変更することにより、図示以外のDR
AMの構成に変えたり、該DRAM以外の半導体記憶装
置に適用する等、種々の変形が可能である。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、センスアンプの入出力ノードであるセンスノ
ード対をイコライズするセンスノード等化回路と、セン
スアンプ駆動ノード等化回路と、遅延回路とを備え、セ
ンスノード等化回路を活性化してセンスノード対をイコ
ライズした後、遅延回路で所定の遅延の後、センスアン
プ駆動ノード等化回路を駆動し、センスアンプ駆動ノー
ドをイコライズするようにしたので、センスノード対の
イコライズを高速に行うことが可能となる。第2の発明
によれば、第1の発明の半導体記憶装置に、ミスアクセ
スであることを検出する第1の検出手段と、ヒットアク
セスであることを検出してセンスアンプ駆動ノード等化
回路を駆動する第2の検出手段と、第1と第2の検出手
段の出力の論理和を求めてセンスノード等化回路を駆動
する論理和回路とを設けたので、第1の発明の効果に加
え、高速なヒットアクセスが可能となり、消費電流も低
減できる。さらに、ミスアクセス時のノイズ耐性の低下
の抑制、及びスタンバイ時のリーク電流の増加を抑制で
きる。第3の発明によれば、第1の検出手段で、ミスア
クセスであることを的確に検出でき、さらに第2の検出
手段で、ヒットアクセスであることを的確に検出でき
る。第4の発明によれば、キャッシュデータ線対とセン
スノード対との間に第2のスイッチ手段を設けたので、
リフレッシュ時においても、キャッシュ用セルへのアク
セスができ、応答の高速な半導体記憶装置が得られる。
第5の発明によれば、センスノード対にライトバッファ
を併設したので、キャッシュミス時において、メモリセ
ルアレイからキャッシュデータ線対を介したデータのア
クセスと、キャッシュ用セルからメモリセルアレイへの
データのコピーバックとを同時並行して行え、高速な応
答の可能な半導体記憶装置が得られる。しかも、ライト
バッファ及びキャッシュ用セルは各センスノード対毎に
設けられているので、一度に転送できるデータ量を増大
でき、極めて高いヒット率と高速性能を両立できる。第
6の発明によれば、ゲートがキャッシュデータ線対に接
続された1組のMOSトランジスタでデータバスを駆動
するようにしたので、キャッシュデータ線対上の信号の
増幅の終了に先立ってキャッシュアクセスが行える。
【0047】第7及び第14の発明によれば、キャッシ
ュ用セルをメモリセルと同様の構造にすることにより、
チップサイズの小さな半導体記憶装置が得られる。第8
の発明によれば、第5の発明の効果に加えて、ワード線
及び第1のスイッチ手段の制御線を3値出力回路で駆動
するようにしたので、コピーバック以下のメモリセルア
レイとキャッシュ用セルとの間のデータ転送時における
ワード線等の不要な昇圧動作を除去でき、消費電力を低
減できる。第9の発明によれば、カラムスイッチ回路に
おけるスイッチ素子のレイアウトの対称性が向上するの
で、スイッチ素子の寸法にかかわらず、より稠密なレイ
アウトが可能となる。第10の発明によれば、第9の発
明と同様に、キャッシュ用素子領域の両側に各スイッチ
素子が均等に分散されるので、より稠密なレイアウトが
可能となる。さらに、対を成すキャッシュデータ線対及
びデータバスがそれぞれ近接配置されるので、ノイズに
強い半導体記憶装置が得られる。第11の発明によれ
ば、制御手段を設け、さらに第12の発明によれば、コ
ピーバック動作検出手段により、メモリセルアレイとキ
ャッシュ用セルのデータ転送がコピーバックでないと検
出されると、制御手段により、第1のスイッチ手段をセ
ンスアンプ活性化直後にオフするように制御したので、
メモリセルアレイのプリチャージ時間とキャッシュデー
タ線対の信号の増幅時間を短縮して各サイクル時間を短
くできる。さらに、不要なビット線対の充放電を除去し
て消費電力を低減できる。第13及び第16の発明によ
れば、リフレッシュ時に所定のキャッシュデータをコピ
ーバックするようにしたので、キャッシュ用セルとして
スタンバイ状態における長時間のリフレッシュ間隔(イ
ンターバル)に耐えるデバイスを用いる必要が必須でな
くなる。従って、ウエハ分離に要する寸法増大を除去で
き、しかも昇圧に要する消費電力を低減できる。第15
の発明によれば、キャッシュ用素子領域の素子ピッチ及
び素子構造とその配置をメモリセルアレイと同一にでき
るので、その微細加工に要する製造条件の設定が容易と
なり、高い製造歩留りが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すDRAMの要部回
路図である。
【図2】図1の動作波形図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すDRAMの要部回
路図である。
【図4】図3中の検出回路の構成例を示す回路図であ
る。
【図5】図3のヒットアクセス時の動作波形図である。
【図6】図3のミスアクセス時の動作波形図である。
【図7】本発明の第3の実施例を示すDRAMの要部回
路図である。
【図8】図7の動作波形図である。
【図9】図7の動作波形図である。
【図10】本発明の第4の実施例を示すDRAMの要部
回路図である。
【図11】図10の動作波形図である。
【図12】図10の動作波形図である。
【図13】図10中のスイッチ手段の制御回路を示す回
路図である。
【図14】本発明の第5の実施例を示すリフレッシュモ
ード制御回路の回路図である。
【図15】本発明の第6の実施例を示すドライバの回路
図である。
【図16】本発明の第7の実施例を示すDRAMの要部
構成図である。
【図17】本発明の第8の実施例を示すDRAMの要部
構成図である。
【図18】本発明の第9の実施例を示すDRAMの要部
構成図である。
【図19】図18中の回路領域600の部分詳細図であ
る。
【符号の説明】
10L,10R メモリセルアレイ 11 メモリセル 20L,20R スイッチ手段 30i センスアンプ 40i センスノード等化
回路 50 センスアンプ駆動
ノード等化回路 60 遅延回路 70 キャッシュ 71i1〜71in,71ij キャッシュ用セル 801 〜80n ,80j TAG回路 100 検出回路 101,102 第1,第2の検出
手段 103 ORゲート 200i カラムスイッチ回
路 210i1〜210in,210ij キャッシュ用セル 220〜226 NMOS 227 スイッチ 300i ライトバッファ 301,302,456〜459 スイッチ 303 記憶素子 310 制御回路 320 コピーバック動作
検出手段 321 切換手段 410 選択手段 420 中央制御回路 421 リフレッシュタイ
ミング発生回路 430 ブロック制御手段 431 ゲート手段 432 フレッシュモード
切換回路 451 コピーバック動作
検出手段 610i1〜610in ダミーセル

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差配置された複数のワード線と複数の
    ビット線対との各交差箇所に接続されたデータ格納用の
    メモリセルがマトリクス状に配列されたメモリセルアレ
    イと、 スイッチ手段を介して前記ビット線対に接続され、前記
    メモリセルからの読出しデータを検知、増幅するセンス
    アンプとを、 備えた半導体記憶装置において、 前記センスアンプの入出力ノードであるセンスノード対
    に接続され、データを一時保持するための複数のキャッ
    シュ用セルと、 活性化によって前記センスノード対を一定電位に等化す
    るセンスノード等化回路と、活性化によって前記センス
    アンプを駆動するセンスアンプ駆動ノード対を一定 電位ノードに等化するセンスアンプ駆動ノード等化回路
    と、 前記センスノード等化回路の活性化後の所定の遅延時間
    後に前記センスアンプ駆動ノード等化回路を活性化する
    遅延回路とを、 設けたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメモリセルアレイ、セン
    スアンプ、複数のキャッシュ用セル、センスノード等化
    回路、及びセンスアンプ駆動ノード等化回路を備えた半
    導体記憶装置において、 前記複数のワード線の内のあるワード線へのアクセスか
    ら他のワード線へのアクセスまでのプリチャージ時間が
    所定の時間より短いことを検出する第1の検出手段と、 前記プリチャージ時間が所定の時間より長いことを検出
    して前記センスアンプ駆動ノード等化回路を駆動する第
    2の検出手段と、 前記第1の検出手段の出力と前記第2の検出手段の出力
    との論理和を求めて前記センスノード等化回路を駆動す
    る論理和回路とを、 設けたことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記第1の検出手段は、前記メモリセルへのアクセス後
    の前記キャッシュ用セルへのアクセス要求と、前記キャ
    ッシュ用セルへのアクセス後の前記キャッシュ用セルへ
    のアクセス要求とを検出する機能を有し、 前記第2の検出手段は、前記キャッシュ用セルへのアク
    セス後の前記メモリセルへのアクセス要求と、前記メモ
    リセルへのアクセス後の前記メモリセルへのアクセス要
    求とを検出する機能を有することを特徴とする半導体記
    憶装置。
  4. 【請求項4】 交差配置された複数のワード線と複数の
    ビット線対との各交差箇所に接続されたデータ格納用の
    メモリセルがマトリクス状に配列されたメモリセルアレ
    イと、 第1のスイッチ手段を介して前記ビット線対に接続さ
    れ、前記メモリセルからの読出しデータを検知、増幅す
    るセンスアンプとを、 備えた半導体記憶装置において、 前記センスアンプの入出力ノードであるセンスノード対
    とデータバスとの間に接続され、アドレスで指定される
    該センスアンプと該データバスとの間で選択的に双方向
    のデータ転送を行うカラムスイッチ回路を設け、 前記カラムスイッチ回路は、前記センスノード対と第2
    のスイッチ手段を介して接続されるキャッシュデータ線
    対と、前記キャッシュデータ線対と接続されデータを一
    時保持するための複数のキャッシュ用セルとを、有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体記憶装置におい
    て、 書込み用データを一時保持するライトバッファを、前記
    センスノード対に並設したことを特徴とする半導体記憶
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の半導体記憶装置に
    おいて、 前記カラムスイッチ回路は、前記キャッシュデータ線対
    上の電位によってゲート制御され前記データバスを駆動
    する1組のMOSトランジスタを有することを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5記載の半導体記憶装置に
    おいて、 前記キャッシュ用セル及びライトバッファは、直列に接
    続されたスイッチ手段及び記憶素子でそれぞれ構成した
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項4又は5記載の半導体記憶装置に
    おいて、 前記ワード線又は前記第1のスイッチ手段の制御線は、
    3値出力回路からなるドライバで駆動する構成にしたこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項4又は5記載の半導体記憶装置に
    おいて、 前記カラムスイッチ回路は、 前記キャッシュ用セルの配置されて成るキャッシュ用素
    子領域の一方の境界側に、前記キャッシュデータ線対の
    一方と前記センスノード対の一方との間に接続された第
    1のMOSトランジスタと、前記キャッシュデータ線対
    の他方と前記データバスを構成するデータ線対の一方と
    の間に接続された第2のMOSトランジスタとを配置
    し、 前記キャッシュ用素子領域の他方の境界側に、前記キャ
    ッシュデータ線対の一方と前記センスノード対の一方と
    の間に接続された第3のMOSトランジスタと、前記キ
    ャッシュデータ線対の他方と前記データ線対の他方との
    間に接続された第4のMOSトランジスタとを配置して
    構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 請求項4又は5記載の半導体記憶装置
    において、 前記カラムスイッチ回路は、 前記キャッシュ用セルの配置されて成るキャッシュ用素
    子領域の一方の境界側に、前記キャッシュデータ線対と
    前記データバスとの間に接続された第1及び第2のMO
    Sトランジスタを配置し、 前記キャッシュ用素子領域の他方の境界側に、前記キャ
    ッシュデータ線対と前記センスノード対との間に接続さ
    れた第3及び第4のMOSトランジスタを配置して構成
    したことを特徴とする半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 請求項4又は5記載の半導体記憶装置
    において、 前記メモリセルアレイから前記キャッシュ用セルを含む
    前記カラムスイッチ回路へデータ転送を行う時の該メモ
    リセルアレイにおける前記ビット線対の充放電を制限す
    る制御手段を、設けたことを特徴とする半導体記憶装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項5記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記メモリセルアレイと前記カラムスイッチ回路とのデ
    ータ転送において該データ転送がコピーバック動作であ
    るか否かを検出するコピーバック動作検出手段と、前記
    コピーバック動作以外のデータ転送時にセンスアンプ活
    性化直後に前記第1のスイッチ手段をオフ状態にする制
    御手段とを、設けたことを特徴とする半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 請求項5記載の半導体記憶装置におい
    て、 リフレッシュ時にリフレッシュアドレスに対応するデー
    タが前記キャッシュ用セルに保持されていることを検出
    してコピーバック動作を行うリフレッシュモード制御回
    路を、設けたことを特徴とする半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 請求項7記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記記憶素子は、1つ又は複数のキャパシタを用いて構
    成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 請求項9又は10記載の半導体記憶装
    置において、 前記キャッシュ用素子領域は、 前記キャッシュデータ線に接続されたキャッシュ用セル
    と、 前記センスノード上に配置され該センスノードとは電気
    的に接続されない前記キャッシュ用セルと同一構造のス
    イッチ手段及び記憶素子を有するダミーセルとを、備え
    たことを特徴とする半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の半導体記憶装置にお
    いて、 前記リフレッシュモード制御回路は、 外部から与えられるアドレスを記憶して前記キャッシュ
    用セルの通電状態を制御する複数のタグ回路に対し、外
    部アドレスとリフレッシュアドレスを選択的に切り換え
    て該タグ回路に供給する選択手段と、 前記複数のタグ回路の出力よりリフレッシュモード信号
    を生成するゲート手段と、 前記リフレッシュモード信号に従い第1のリフレッシュ
    タイミング信号群と第2のリフレッシュタイミング信号
    群のいずれか一方を選択して出力するリフレッシュモー
    ド切換回路とを、 備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
JP00021094A 1994-01-06 1994-01-06 半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP3672940B2 (ja)

Priority Applications (12)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00021094A JP3672940B2 (ja) 1994-01-06 1994-01-06 半導体記憶装置
US08/365,970 US5596521A (en) 1994-01-06 1994-12-29 Semiconductor memory with built-in cache
KR1019940040219A KR100263868B1 (ko) 1994-01-06 1994-12-30 반도체 기억장치
EP95100064A EP0662663B1 (en) 1994-01-06 1995-01-03 Semiconductor memory with built-in cache
DE69520512T DE69520512T2 (de) 1994-01-06 1995-01-03 Halbleiterspeicher mit eingebautem Cachespeicher
US08/739,970 US5781466A (en) 1994-01-06 1996-10-30 Semiconductor memory with built-in cache
US09/003,736 US6011709A (en) 1994-01-06 1998-01-17 Semiconductor memory with built-in cache
US09/458,894 US6249450B1 (en) 1994-01-06 1999-12-10 Semiconductor memory with built-in cache
US09/788,262 US6320778B1 (en) 1994-01-06 2001-02-16 Semiconductor memory with built-in cache
US09/933,998 US6362989B2 (en) 1994-01-06 2001-08-21 Semiconductor memory with built-in cache
US10/044,776 US6510070B2 (en) 1994-01-06 2002-01-10 Semiconductor memory with built-in cache
US10/044,871 US6522563B2 (en) 1994-01-06 2002-01-10 Semiconductor memory with built-in cache

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00021094A JP3672940B2 (ja) 1994-01-06 1994-01-06 半導体記憶装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004063728A Division JP3881664B2 (ja) 2004-03-08 2004-03-08 半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07211061A true JPH07211061A (ja) 1995-08-11
JP3672940B2 JP3672940B2 (ja) 2005-07-20

Family

ID=11467611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00021094A Expired - Fee Related JP3672940B2 (ja) 1994-01-06 1994-01-06 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3672940B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6717879B2 (en) 2002-09-06 2004-04-06 Renesas Technology Corp. Semiconductor memory device requiring refresh operation
JP2018073437A (ja) * 2016-10-24 2018-05-10 力晶科技股▲ふん▼有限公司 半導体記憶装置
JP2022511949A (ja) * 2018-12-21 2022-02-01 マイクロン テクノロジー,インク. メモリデバイスにおける信号展開キャッシングのための内容参照メモリ

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6717879B2 (en) 2002-09-06 2004-04-06 Renesas Technology Corp. Semiconductor memory device requiring refresh operation
JP2018073437A (ja) * 2016-10-24 2018-05-10 力晶科技股▲ふん▼有限公司 半導体記憶装置
JP2022511949A (ja) * 2018-12-21 2022-02-01 マイクロン テクノロジー,インク. メモリデバイスにおける信号展開キャッシングのための内容参照メモリ
JP2022514345A (ja) * 2018-12-21 2022-02-10 マイクロン テクノロジー,インク. メモリデバイスにおける信号展開キャッシング
JP2022514341A (ja) * 2018-12-21 2022-02-10 マイクロン テクノロジー,インク. メモリデバイスにおける信号展開キャッシングのページポリシー
JP2022514602A (ja) * 2018-12-21 2022-02-14 マイクロン テクノロジー,インク. メモリデバイスにおける信号展開キャッシング
EP3899940A4 (en) * 2018-12-21 2022-10-12 Micron Technology, Inc. SIGNAL DEVELOPMENT CACHE STORAGE IN A STORAGE DEVICE
EP3899734A4 (en) * 2018-12-21 2022-10-26 Micron Technology, Inc. PAGE GUIDELINES FOR CATCHING SIGNAL EVOLUTION IN A STORAGE DEVICE
US11520529B2 (en) 2018-12-21 2022-12-06 Micron Technology, Inc. Signal development caching in a memory device
US11656801B2 (en) 2018-12-21 2023-05-23 Micron Technology, Inc. Systems and methods for data relocation using a signal development cache
US11669278B2 (en) 2018-12-21 2023-06-06 Micron Technology, Inc. Page policies for signal development caching in a memory device
US11693599B2 (en) 2018-12-21 2023-07-04 Micron Technology, Inc. Domain-based access in a memory device
US11709634B2 (en) 2018-12-21 2023-07-25 Micron Technology, Inc. Multiplexed signal development in a memory device
US11726714B2 (en) 2018-12-21 2023-08-15 Micron Technology, Inc. Content-addressable memory for signal development caching in a memory device
US11934703B2 (en) 2018-12-21 2024-03-19 Micron Technology, Inc. Read broadcast operations associated with a memory device
US11989450B2 (en) 2018-12-21 2024-05-21 Micron Technology, Inc. Signal development caching in a memory device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3672940B2 (ja) 2005-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100263868B1 (ko) 반도체 기억장치
US6434661B1 (en) Synchronous semiconductor memory including register for storing data input and output mode information
US6522563B2 (en) Semiconductor memory with built-in cache
US5680363A (en) Semiconductor memory capable of transferring data at a high speed between an SRAM and a DRAM array
KR950014905B1 (ko) 반도체기억장치 및 그 내부전압발생방법
JP3279681B2 (ja) 半導体装置
GB1565689A (en) Semiconductor memory arrangements
US6324110B1 (en) High-speed read-write circuitry for semi-conductor memory
JP3112021B2 (ja) 半導体メモリ
GB2286072A (en) Sense amplification in data memories
US5295111A (en) Dynamic random access memory device with improved power supply system for speed-up of rewriting operation on data bits read-out from memory cells
JPH09106683A (ja) ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ用のデータ検出回路
JP3672940B2 (ja) 半導体記憶装置
JP3881664B2 (ja) 半導体記憶装置
JP4342543B2 (ja) 半導体記憶装置
JP3231310B2 (ja) 半導体記憶装置
US6788591B1 (en) System and method for direct write to dynamic random access memory (DRAM) using PFET bit-switch
JPH08111093A (ja) 半導体記憶装置
JP2951786B2 (ja) 半導体記憶装置
JPH07226076A (ja) 半導体記憶装置
JPH1173763A (ja) 半導体集積回路装置
JP2835079B2 (ja) 半導体記憶装置の制御方法
JPH10228766A (ja) マイクロコンピュータ
JPH08147975A (ja) 半導体メモリ回路
JPH1131794A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000725

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees