JPH0721093Y2 - 電動機のブラシ保持構造 - Google Patents

電動機のブラシ保持構造

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JPH0721093Y2
JPH0721093Y2 JP1990017337U JP1733790U JPH0721093Y2 JP H0721093 Y2 JPH0721093 Y2 JP H0721093Y2 JP 1990017337 U JP1990017337 U JP 1990017337U JP 1733790 U JP1733790 U JP 1733790U JP H0721093 Y2 JPH0721093 Y2 JP H0721093Y2
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JP
Japan
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brush
holder
support member
frame
brush holder
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JP1990017337U
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JPH03111157U (ja
Inventor
栄二 津山
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、電動機のブラシの冷却性を向上させて、ブ
ラシの温度上昇を有効に防止する電動機のブラシ保持構
造に関するものである。
[従来の技術] 従来の整流子電動機のブラシ保持構造では、第7図
(A)、(B)に示すように、筒形のブラシホルダ20内
に、ブラシ21とスプリングコイル22とを収納し、このブ
ラシホルダ20の後端にスプリングキャップ23を取付け
て、ブラシ21を前方に付勢している。
上記したブラシホルダ20は、コンミテータ24の周辺に配
置された取付ベース材25の一部を利用して底部が構成さ
れ、ブラシホルダ20全体は、この取付ベース材25に直接
固定されている。
ところで、整流子電動機において、ブラシの寿命は、電
動機の動作中におけるブラシの温度上昇に大きく影響さ
れるものであり、特に、自動車用送風用電動機などの小
形の電動機では、ブラシ寿命、すなわちブラシの温度上
昇が、電動機自身の寿命にも大きな影響を与えている。
このため、従来は、冷却風をブラシに当てるなどの手段
を講じて、ブラシの温度上昇を抑制している。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来のブラシの保持構造では、ブラシの表面
は、ブラシホルダで殆ど覆われており、しかも、ブラシ
ホルダは、取付ベース材に密着した状態で固定されてい
るので、ブラシの熱が有効に放散されず、また、ブラシ
周辺の通気性も良好ではなく、冷却風による冷却効果が
十分得られない。
したがって、従来のブラシ保持構造では、ブラシの冷却
性は十分なものとは言い難く、ブラシの温度上昇を有効
に抑制することができないという問題点がある。
この考案は、上記問題点を解決することを基本的な目的
とし、ブラシの冷却性を向上させて、ブラシ寿命、ひい
ては小形電動機の寿命を延ばすことができるブラシの保
持構造を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本願考案のうち第1の考案の
ブラシ保持構造は、ブラシが収納されるブラシホルダ
と、このブラシホルダが取付けられる取付ベース材との
間に、フレーム状支持材が配設されており、このフレー
ム状支持材は、ブラシホルダを取付ベース材に対し傾斜
させて支持するべく外周側を背高にした楔形状からなる
とともに、外周端が開口して内部空隙が外部空間と連通
しており、さらに、取付ベース材には、該フレーム状支
持材の内部空隙と連通する通気口が形成されていること
を特徴とする。
また、第2の考案のブラシ保持構造は、第1の考案にお
いて、ブラシの一部が、フレーム状支持材の内部空隙に
露出していることを特徴とする。
上記フレーム状支持材は、ブラシホルダと取付ベース材
との密着を防止して、適度な空隙を確保できる。フレー
ム状で楔形状を有するものであり、内部には冷却風が通
過できる空気通路が形成されるように空隙を有してい
る。
なお、ブラシホルダや取付ベース材の構造は、特に限定
されるものではないが、放熱性が良好で、冷却風による
冷却効果が十分得られる構造とするのが望ましく、例え
ば、ブラシ表面の露出面積を増大させる構造とする。
また、ブラシホルダ、フレーム状支持材は、放熱性をよ
り高めるために、熱伝導率の大きな材質で構成するのが
望ましい。
[作用] すなわち、ブラシホルダと取付ベース材とは、フレーム
状支持材によって密着が防止され、ブラシホルダと取付
ベース材との間に適度な空隙が形成されるので、熱放散
が良好になる。さらに、取付板の通気口からフレーム状
支持材の内部空隙および外周端開口にかけて連通してい
るので、通気路が確保され、電動機の回転による気流や
送風によってブラシが効率よく冷却される。しかも、フ
レーム状支持材は、外周側が背高になる楔形状を有して
いるので、その形状に従って空気の抜けがよく、通気性
が大幅に向上しており冷却効率を一層向上させる。ま
た、第2の考案のように、ブラシの一部を上記した内部
空隙に露出させれば冷却効率はさらに向上する。
[実施例] 以下に、この考案の一実施例を第1図〜第6図に基づい
て説明する。
コンミテータ1の周囲に、リング板状に形成された取付
ベース材2が配置されており、この取付ベース材2のブ
ラシホルダ3を固定する位置には、外周方向に延長する
矩形板状の設置部2aが設けられている。
ブラシホルダ3は、ブラシの収納部分が角筒形からなる
ものであり、この収納部分の天井壁および両側壁を含む
上分割ホルダ部材4と、収納部分の底部を含む下分割ホ
ルダ部材5との組合わせによって構成されており、上分
割ホルダ部材4、下分割ホルダ部材5ともに熱伝導率が
大きくて、放熱性が良好である黄銅によって構成されて
いる。
次に、それぞれの分割ホルダ部材を詳述する。
上分割ホルダ部材4は、ブラシホルダ3の天井壁を構成
する天板6と、天板6の両側端に下向きに設けられ、ブ
ラシホルダ3の側壁を構成する側板7、7とによって構
成されている。
天板6は、後方側(コンミテータ1に対し、外周側)が
より背高となるように傾斜しており、天板6の後端に
は、側板7、7間の後端隙間を塞ぐ下向きの後方壁板6a
が連結されている。
さらに、天板6には、前端から後方に向けて給電用の切
り欠き6bが形成されている。
また、前記した側板7の下端には、2つの爪部7a、7aが
それぞれ形成されており、両側壁7の中央部には、それ
ぞれ長穴7bが形成されている。
次に、下分割ホルダ部材5は、ブラシホルダ3の底部を
構成する底板8と、底板8の両側端に下向きに設けられ
た側板9、9とによって構成されている。
前記底板8は、上分割ホルダ部材4の側板7、7間の間
隔よりも小幅であって、中央部に長穴8aを有するととも
に、三角形状に形成された側板9によって前記天板6と
同様の傾斜を有している。
上記側板9は、本願考案におけるフレーム状支持材に相
当するものであり、さらに、ブラシホルダ3を取付ベー
ス材2に対し、傾斜させる楔形状を有するものである。
この側板9、9の下端には、2つの爪部9a、9aがそれぞ
れ形成されている。
上記した上分割ホルダ部材4は、爪部7a、7aを設置部2a
のスリット2bに挿入して、折曲げることによって設置部
2aに固定される。
一方、下分割ホルダ部材5も、側板7、7間に底板8を
位置させ、側板9の爪部9a、9aを設置部2aのスリット2b
に挿入し、これを折曲げて固定する。
なお、底板8の長穴8aの直下には、設置部2aに通気口と
して形成された長穴2cが位置している。
上記した上分割ホルダ部材4および下分割ホルダ部材5
の組合わせによって、斜め方向に沿ったブラシホルダ3
が構成される。このブラシホルダ3内には、後部側にコ
イルバネ10を収納し、前方側には、断面角形のブラシ11
を収納する。コイルバネ10は、後方壁板6aで支持され、
ブラシ11を前方に付勢する。
なお、側板7,7のうち、底板8の下側に位置する一部側
板7cは、ブラシホルダ3を支持するフレーム状支持材の
一部をも構成するものである。
電動機の動作中に、上記ブラシ11は、ブラシホルダ3に
よって全面を覆われることなく、長穴7b、8aなどによっ
て、適度に露出した部分を有し、ブラシの熱が有効に放
散される。
しかも、ブラシホルダ3は2分割されて、フレーム状支
持材である側板9、一部側板7cに連結されているので、
表面積が増大し、放熱効果が一層向上する。また、ブラ
シホルダ3は、2分割としたので、製造が容易となり、
複雑な形状であっても製造コストを上昇させることな
く、効率よく製造することができる。
さらに、上記放熱効果の向上に加え、ブラシ11の露出に
よって冷却風が直接ブラシ11に接触し、十分な冷却効果
が得られる。
また、冷却風は長穴2cから,設置部2aとフレーム状支持
材である側板9とによって形成される空隙12へと流れ、
長穴8aによって露出したブラシ11に直接触れた後に、底
板8の傾斜に沿って空隙12から外方へと流れて、空気流
の通路が形成され、冷却が一層効率よくなされる。
なお、上記実施例では、ブラシホルダを2分割したが、
この考案としては、必ずしも、2分割とする必要はな
く、一体のものであってもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案のブラシ保持構造によれ
ば、ブラシを収納するブラシホルダと、このブラシホル
ダが取り付けられるブラシ保持ベース材との間に、楔形
のフレーム状支持材が配設されており、さらに取付ベー
ス材の通気口から、フレーム状支持材の内部空隙および
外周端開口にかけて通気路が確保されているので、放熱
性、通風性が向上し、ブラシの温度上昇が抑制されて、
ブラシ寿命が延びる効果がある。
また、第2の考案では、フレーム状支持材は、ブラシホ
ルダをブラシ保持ベース材に対し、傾斜させる楔形状か
らなるので、ブラシホルダをフレーム状支持材と取付ベ
ース材とによって、支持することができ、前記効果に加
え、一方の部材に過度な負担を与えることなく、ブラシ
ホルダを支持することができるという効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す平面図、第2図は同
じく正面図、第3図は取付ベース材の平面図、第4図は
ブラシホルダの分解断面図、第5図は、上分割ホルダ部
材の斜視図、第6図は下分割ホルダ部材の斜視図、第7
図(A)は従来のブラシ保持構造を示す平面図、第7図
(B)は同じく正面図である。 1……コンミテータ、2……取付ベース材 2c……長穴、3……ブラシホルダ 4……上分割ホルダ部材 5……下分割ホルダ部材 7b,8a……長穴 9……側板、11……ブラシ 12……空隙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラシが収納されるブラシホルダと、この
    ブラシホルダが取付けられる取付ベース材との間に、フ
    レーム状支持材が配設されており、このフレーム状支持
    材は、ブラシホルダを取付ベース材に対し傾斜させて支
    持するべく外周側を背高にした楔形状からなるととも
    に、外周端が開口して内部空隙が外部空間と連通してお
    り、さらに、取付ベース材には、該フレーム状支持材の
    内部空隙と連通する通気口が形成されていることを特徴
    とする電動機のブラシ保持構造
  2. 【請求項2】ブラシの一部は、フレーム状支持材の内部
    空隙に露出していることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の電動機のブラシ保持構造
JP1990017337U 1990-02-26 1990-02-26 電動機のブラシ保持構造 Expired - Lifetime JPH0721093Y2 (ja)

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JP1990017337U JPH0721093Y2 (ja) 1990-02-26 1990-02-26 電動機のブラシ保持構造

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JP1990017337U JPH0721093Y2 (ja) 1990-02-26 1990-02-26 電動機のブラシ保持構造

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JPH03111157U JPH03111157U (ja) 1991-11-14
JPH0721093Y2 true JPH0721093Y2 (ja) 1995-05-15

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JP1990017337U Expired - Lifetime JPH0721093Y2 (ja) 1990-02-26 1990-02-26 電動機のブラシ保持構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021084855A1 (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動機

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