JP4013233B2 - モータのフレーム構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸方向に冷却風を送る自力通風形あるいは他力通風形の冷却ファンを有するモータのフレーム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
軸方向に冷却風を送る自力通風形あるいは他力通風形の冷却ファンを有するモータのフレーム構造は、図4に示すようになっている。
図において、1は角形のリング状に形成されるとともに、軸方向に長さを有するフレームで、鋳物あるいはアルミダイキャストで製作したフレーム本体2と、前記フレーム本体2の角部に、フレーム本体2を貫通するように形成された通風穴3と、前記フレーム本体2の外表面および通風穴3の部分に形成した放熱フィン4とからなっている。なお、5は図示しない電機子が嵌合取り付けされる電機子挿入穴である。
電機子内部で発生した熱は、フレーム本体2に熱伝達され、前記フレーム本体2に形成された放熱フィン4と通風穴3内を通る冷却風との間で熱交換が行なわれる。これによりモータの電機子が冷却される。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】
ところが従来技術では、フレーム本体1を鋳物あるいはアルミダイキャストで製作するため、通風穴3の放熱面積を大きく取ることが難しく、冷却効率が悪いという問題があった。
また、押出し成形によりフレーム本体1を製作する方法は、鋳物等に比べ低コストであり、放熱面積も大きくすることが可能であるが、通風穴3を構成することが技術的に難しいという問題があった。
そこで本発明は、放熱面積を大きく取って通風穴を構成することができるフレーム構造を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明は、軸方向に冷却風を送る冷却ファンを有するモータのフレーム構造において、リング状で、かつ軸方向に長さを有するフレーム本体と、前記フレーム本体と略同一長さを有するフィンカバーとからなり、前記フレーム本体は、少なくとも外周部の一か所に放熱フィンを形成し、前記フィンカバーは、前記放熱フィンを覆うように、前記フレーム本体に形成した軸方向の溝に、両端部の突起を軸方向から挿入して、着脱自在に取り付けられ、前記フレーム本体との間の空間で通風穴を形成し、かつ前記両端部の前記フレーム本体との接触部の面積を、フィンカバーの周方向の中央部の断面積よりも広くしたものである。
したがって、フレーム本体では通風穴を形成しなくてよいので、フレーム本体を押出し成形で製造することができ、放熱面積を大きく取った放熱フィンを構成することができる。
また、フレーム本体と接触するフィンカバーの両端面の面積を広くしているので、フレーム本体からフィンカバーへの熱伝達量が増加して、フィンカバーからの熱放散を良好に行うことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例を示すフレームの正面図で、(a)は全体図、(b)は通風穴部分の拡大図である。図2は図1のフレームにおいてフィンカバーを取り外した状態を示す正面図である。図1および図2において、図4と同一符号は同一または相当する部材を示している。
図1および図2において、本発明のフレーム1は、リング状で、かつ軸方向に長さを有するフレーム本体2と、前記フレーム本体2と略同一長さを有するフィンカバー6とからなっている。前記フレーム本体2は、例えば外周部が4角形をしており、角部の4か所に放熱フィン4を形成している。また、前記フィンカバー6は、前記放熱フィン4を覆うように、前記フレーム本体2に形成した軸方向の溝7に、両端部の突起8を軸方向から挿入して、着脱自在に取り付けられている。前記フィンカバー6がフレーム本体2に取り付けられると、前記フィンカバー6と前記フレーム本体2との間の空間で通風穴3が形成される。この通風穴3に冷却ファンからの冷却風を流すことによって、モータの冷却を行う。
本発明のフレーム1においては、フレーム本体2で通風穴3を形成しなくてよいので、フレーム本体2を押出し成形で製造することができ、放熱面積を大きく取った放熱フィン4を構成することができる。
また、フレーム本体2とフィンカバー6は分離できるので、フィンカバー6を取り外せば全閉自冷形のフレームとしても使用することができ、部品を共通化することができる。
図3は本発明の他の実施例における要部を示す部分正面図で、(a)、(b)、(c)は、それぞれフィンカバーのフレーム本体に対する異なる取付け構造を示している。
(a)は、フレーム本体2と接触するフィンカバー6の両端面の面積を広くしたもので、フレーム本体2からフィンカバー6への熱伝達量が増加して、フィンカバー6からの熱放散を良好に行うことができる。
(b)は、フィンカバー6の突起8の形状をテーパ状にしたもので、フィンカバー6を弾力性のある樹脂などで製造した場合に、フィンカバー6をフレーム本体2に、径方向からワンタッチで簡単に取り付けることができる。
(c)は、フィンカバー6の大きさを極力小さくしたもので、フィンカバー6をフレーム本体に取り付けずモータを全閉自冷形としたときに、フレーム本体2の放熱面積を大きくすることができ、冷却能力を向上させることができる。
なお、本発明においては、フィンカバー2はフレーム本体に圧入、焼きばめ、溶接等により取り付けるようにしてもよい。
【0006】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば次のような効果がある。
(1)フレーム本体とフィンカバーの組み合わせで通風穴を形成するので、フレーム本体では通風穴を形成しなくてよく、そのため、フレーム本体を押出し成形で製造することができ、放熱面積を大きく取った放熱フィンを構成することができる。それにより、電機子内部の熱を効率良く冷却することができ、モータを小型化することができる。
(2)フレーム本体を押出し成形で製造するので、製造コストを低減できる。
(3)フィンカバーは、放熱フィンを覆うように、フレーム本体に形成した軸方向の溝に、両端部の突起を軸方向から挿入して、着脱自在に取り付けられており、フレーム本体とフィンカバーとを分離できるので、フィンカバーを取り外せば全閉自冷形のフレームとしても使用することができ、部品を共通化することができる。
(4)フレーム本体と接触するフィンカバーの両端面の面積を広くしているので、フレーム本体からフィンカバーへの熱伝達量が増加して、フィンカバーからの熱放散を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示すフレームの正面図で、(a)は全体図、(b)は通風穴部分の拡大図である。
【図2】 図1のフレームにおいてフィンカバーを取り外した状態を示す正面図である。
【図3】 本発明の他の実施例における要部を示す部分正面図で、(a)、(b)、(c)はそれぞれフィンカバーのフレーム本体に対する異なる取付け構造を示している。
【図4】 従来技術を示すフレーム正面図である。
【符号の説明】
1 フレーム、 2 フレーム本体、
3 通風穴、 4 放熱フィン、
5 電機子挿入穴、 6 フィンカバー、
7 溝、 8 突起
Claims (1)
- 軸方向に冷却風を送る冷却ファンを有するモータのフレーム構造において、
リング状で、かつ軸方向に長さを有するフレーム本体と、前記フレーム本体と略同一長さを有するフィンカバーとからなり、
前記フレーム本体は、少なくとも外周部の一か所に放熱フィンを形成し、
前記フィンカバーは、前記放熱フィンを覆うように、前記フレーム本体に形成した軸方向の溝に、両端部の突起を軸方向から挿入して、着脱自在に取り付けられ、前記フレーム本体との間の空間で通風穴を形成し、かつ前記両端部の前記フレーム本体との接触部の面積を、フィンカバーの周方向の中央部の断面積よりも広くしたことを特徴とするモータのフレーム構造。
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JP11412998A JP4013233B2 (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | モータのフレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11412998A JP4013233B2 (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | モータのフレーム構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11299174A JPH11299174A (ja) | 1999-10-29 |
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Family
ID=14629872
Family Applications (1)
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JP11412998A Expired - Lifetime JP4013233B2 (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | モータのフレーム構造 |
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1998
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