JPH09126197A - ファン付モータ - Google Patents

ファン付モータ

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Publication number
JPH09126197A
JPH09126197A JP28091495A JP28091495A JPH09126197A JP H09126197 A JPH09126197 A JP H09126197A JP 28091495 A JP28091495 A JP 28091495A JP 28091495 A JP28091495 A JP 28091495A JP H09126197 A JPH09126197 A JP H09126197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
motor
end bracket
ventilating
yoke
Prior art date
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Pending
Application number
JP28091495A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nosaka
坂 弘 司 野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
Priority to JP28091495A priority Critical patent/JPH09126197A/ja
Publication of JPH09126197A publication Critical patent/JPH09126197A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファン側軸受部を効率的に冷却することがで
き、冷却効果に優れ、自身の過熱を有効に防止すること
ができるファン付モータを提供する。 【構成】 ファン側エンドブラケット2bに、ファン側
エンドブラケットの通気孔2eから排出される気流をそ
の中心側に位置する軸受部2cに向けて導くガイドカバ
ー12を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータシャフトに冷却
用のファンを備え、例えば自動車のラジエータやエアコ
ン装置のコンデンサなどの冷却性能を向上させるためな
どに利用されるファン付モータに係わり、とくにモータ
自体の過熱を防止するための冷却構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなファン付モータとし
ては、アーマチュアを収納したモータヨークの両開口端
部を塞ぐと共に、モータシャフトを回転自在に支持する
両エンドブラケットに通気孔を設け、モータシャフトの
回転に際して、冷却ファンの中心部に設けた内部フィン
によって生ずる気流を利用してモータ内部に空気を流通
させ、これによってモータ内を冷却するようにした通風
タイプのモータが実用されている。
【0003】すなわち、図4は、このようなファン付モ
ータの一例を示すものであって、図に示すファン付モー
タ100は、ファン側エンドブラケットと一体的に成形
された有底円筒状のモータヨーク101の内面に界磁石
102を備えると共に、当該モータヨーク101内にア
ーマチュア103を収納し、ファン側エンドブラケット
に相当するモータヨーク101の軸芯位置に装着された
軸受メタル104と、モータヨーク101の図中左側の
開口端部を閉塞する反ファン側エンドブラケット105
の中心部に装着された軸受メタル106とによって、モ
ータシャフト103aを回転自在に支持している。
【0004】そして、モータヨーク101のファン側エ
ンドブラケット相当部分および反ファン側エンドブラケ
ット105には、それぞれ通気孔101aおよび105
aが設けてあり、モータヨーク101の図中上側に取付
けられたコネクタ107を介して電流が供給され、アー
マチュア103と共にモータシャフト103aの図中右
端側に取付けられたファン108が回転すると、ファン
108の中心部に設けた吸込みフィン108aによっ
て、反ファン側エンドブラケット105の通気孔105
aからモータ100の内部に流入し、モータヨーク10
1のファン側エンドブラケット相当部分に設けた通気孔
101aから外部に抜ける気流が生じ、この気流によっ
てモータ100を内部から冷却するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のファン付モータ100においては、モータヨー
ク101のエンドブラケット相当部分に設けた通気孔1
01aが軸芯位置から離れた位置に形成されており、フ
ァン側軸受メタル104を装着した軸受部分に気流が当
たらないため、冷却効果が必ずしも充分ではないという
問題点があり、このような問題点の解消が上記のような
通風タイプのファン付モータにおける課題となってい
た。
【0006】
【発明の目的】本発明は、従来のファン付モータにおけ
る上記課題に着目してなされたものであって、ファン側
軸受部をも効率的に冷却することができ、冷却効果に優
れ、当該モータの過熱を有効に防止することができるフ
ァン付モータを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるファン付
モータは、中心側に吸込みフィンを備えたファンをモー
タシャフトの一端に備えると共に、モータシャフトを回
転自在に支持するファン側および反ファン側エンドブラ
ケットにそれぞれ通気孔を有するファン付モータにおい
て、ファン側エンドブラケットの通気孔から排出される
気流を当該ファン側エンドブラケットの中心側に位置す
る軸受部に向けて導くガイドカバーを備えている構成と
したことを特徴としており、このようなファン付モータ
の構成を前述した従来の課題を解決するための手段とし
ている。
【0008】また、本発明に係わるファン付モータの実
施態様としては、反ファン側エンドブラケットの通気孔
を覆う防水カバーを備えている構成、さらにはファン側
および反ファン側エンドブラケットの一方がモータヨー
クと一体に成形されている構成とすることもでき、必要
に応じて採用することが望ましい。
【0009】
【発明の作用】本発明の第1の請求項に係わるファン付
モータにおいては、ファン側エンドブラケットの通気孔
から排出された気流をファン側エンドブラケットの中心
側、すなわち軸受部に向けて導くガイドカバーを備えて
いるので、ファンの吸込みフィンによって生じた気流が
軸受部にも有効に作用することから、当該軸受部も効率
的に冷却され、冷却効果が向上することになる。
【0010】また、本発明に係わるファン付モータの実
施態様として請求項2に係わるモータにおいては、防水
カバーによって、反ファン側エンドブラケットに形成さ
れた通気孔が覆われているので、ファン側に備えたガイ
ドカバーとによって両エンドカバーの通気孔がすべて覆
われることになり、モータ内部への水の侵入が防止され
る。 また、同じく実施態様として請求項3に係わるモ
ータにおいては、ファン側あるいは反ファン側エンドブ
ラケットがモータヨークと一体成形されているので、部
品点数および作業工程が減少して組み立て作業性が向上
すると共に、熱移動が円滑となって冷却効率が向上する
ことになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
【0012】図1ないし図3は、本発明に係わるファン
付モータの一実施例を説明するためのものであって、図
1は当該ファン付モータの構造を示す部分破断側面図で
ある。
【0013】図に示すファン付モータ1は、この実施例
では、円筒部2aとファン側エンドブラケットに相当す
る段付円板部2bとを一体成形したモータヨーク2を備
え、円筒部2aの内面上に界磁束形成用のマグネット3
を固定すると共に、当該モータヨーク2内にアーマチュ
ア4を収納し、ファン側エンドブラケットに相当する段
付円板部分の中心に位置する軸受部2cに装着された軸
受メタル5、およびモータヨーク2の図中左側開口端部
を塞ぐ反ファン側ブラケット6の中心部に装着された軸
受メタル7を介してモータシャフト4aを回転自在に支
持している。
【0014】モータシャフト4aの右側端部には、中心
側に吸込みフィン8aを備えたファン8が取付けられて
おり、モータヨーク2の上方側に取付けられたコネクタ
9に接続された図示しない外部配線を介して供給される
電流がブラシ10および整流子4bを経てアーマチュア
4に流れることによってアーマチュア4と共にファン8
が回転し、これによって図1中の右から左方向に向かう
風が生じ、この風により、例えば自動車のラジエータや
エアコン装置のエアコンデンサなどを冷却するようにな
っている。
【0015】なお、モータヨーク4の外周部には三角形
状をなし(図2参照)、前記ラジエータやエアコンデン
サに対して、当該ファン付モータ1を所定の位置に固定
するための固定用ブラケット11が取付けてある。
【0016】また、モータヨーク2の図中左側開口端部
に嵌装されてモータシャフト4aの一端を回転自在に支
持する反ファン側エンドブラケット6には、適宜数の通
気孔6aが円周に沿って形成してあると共に、ファン側
エンドブラケットに相当するモータヨーク2の円板部2
bには、モータヨーク2内に連通する複数個の通気孔2
eが形成されている。
【0017】そして、モータヨーク2のファン側エンド
ブラケットに相当する円板部2bには、当該円板部2b
の形状に概ね一致する段差形状に形成され、円板部2b
よりあらかじめ定められた距離を隔てて円板部2bを覆
うように配置され、ファン8のガイドカバ−挿入部8b
に装入された端部に開口部12aが形成されていること
により、円板部2bとの間で通気部13を形成するガイ
ドカバー12が取付けてある。 この通気部13は、通
気孔2eを介してモータ内に連通状態となっている。
【0018】このような構造を備えたファン付モータ1
においては、コネクタ9に接続された外部配線を介し
て、ブラシ10および整流子4bを経てアーマチュア4
に電流が供給され、アーマチュア4およびファン8が回
転すると、ファン8の吸込みフィン8aによって、反フ
ァン側エンドブラケット6の通気孔6aからモータヨー
ク2内に流入して、モータヨーク2の円板部2bに設け
た通気孔2eからモータヨーク2の外部に排出される気
流が発生するので、当該モータファン付モータ1を内部
から効率良く冷却することができると共に、通気孔2e
から排出された空気が、図3に示すように、ガイドカバ
ー12によって通気溝2dを経て軸芯側に導かれて軸受
部2cに当たるので、当該軸受部2cをも効率的に冷却
することができ、当該ファン付モータ1の過熱が有効に
防止されることになる。
【0019】なお、前記ガイドカバー12は、通気孔2
eに対する防水カバーとしても機能することから、図1
中に仮想線で示すように、反ファン側エンドブラケット
6にも防水カバー13を装着することが必要に応じて望
ましく、これによって当該モータ1に万一水が掛かった
としても、通気孔2eおよび6aからの水の侵入をほぼ
完全に防止することができる。
【0020】また、上記実施例においては、モータヨー
ク2をファン側エンドブラケットと一体成形した例を示
したが、反ファン側エンドブラケットと一体に成形した
り、モータヨークを両エンドブラケットとは別体に成形
して円筒状のモータヨークの両端にファン側および反フ
ァン側エンドブラケットを嵌装したりするようにしても
本発明の趣旨から逸脱するものではない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の請
求項に係わるファン付モータは、ファン側エンドブラケ
ットの通気孔から排出された気流をファン側エンドブラ
ケットの中心側の軸受部に向けて導くガイドカバーを備
えた構成としたことから、ファンの吸込みフィンによっ
て生じた気流を軸受部に当てることができ、モータ内部
と共に軸受部も効率的に冷却され、冷却効果を向上させ
ることができるという極めて優れた効果をもたらすもの
である。
【0022】また、本発明に係わるファン付モータの実
施態様として請求項2に係わるモータにおいては、防水
カバーによって反ファン側エンドブラケットに形成され
た通気孔が覆われているので、ファン側に備えたガイド
カバーとによって両エンドカバーの通気孔をすべて覆う
ことができ、モータ内部への水の侵入をほぼ完全に阻止
することができ、同じく実施態様として請求項3に係わ
るモータにおいては、ファン側あるいは反ファン側エン
ドブラケットがモータヨークと一体成形されているの
で、部品点数および作業工程が減少して製造コストを削
減することができ、継ぎ目における熱の停滞が解消され
て冷却効率をより向上させることができるという効果が
もたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるファン付モータの構
造を示す部分破断側面図である。
【図2】図1に示したファン付モータのファンおよびガ
イドカバーを取り外した状態の正面図である。
【図3】図1に示したファン付モータにおける冷却気流
の経路を示す拡大断面図である。
【図4】従来のファン付モータの構造例を示す部分破断
側面面である。
【符号の説明】
1 ファン付モータ 2 モータヨーク 2b 円板部(ファン側エンドブラケット相当) 2c 軸受部 2e 通気孔 4a モータシャフト 8 冷却ファン 8a 吸込みフィン 12 ガイドカバー 13 防水カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心側に吸込みフィンを備えたファンを
    モータシャフトの一端に備えると共に、モータシャフト
    を回転自在に支持するファン側および反ファン側エンド
    ブラケットにそれぞれ通気孔を有するファン付モータに
    おいて、 ファン側エンドブラケットの通気孔から排出される気流
    を当該ファン側エンドブラケットの中心側に位置する軸
    受部に向けて導くガイドカバーを備えていることを特徴
    とするファン付モータ。
  2. 【請求項2】 反ファン側エンドブラケットの通気孔を
    覆う防水カバーを備えていることを特徴とする請求項1
    記載のファン付モータ。
  3. 【請求項3】 ファン側および反ファン側エンドブラケ
    ットの一方がモータヨークと一体に成形されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のファン付モ
    ータ。
JP28091495A 1995-10-27 1995-10-27 ファン付モータ Pending JPH09126197A (ja)

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JP (1) JPH09126197A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004508498A (ja) * 2000-09-07 2004-03-18 アーエフエル ジャーマニー エレクトロニクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電気喚起装置
US7054156B2 (en) * 2003-09-02 2006-05-30 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fan rotor systems having collapsible fan blades
JP2010151399A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Kubota Corp 空気調和機のファン装置支持構造
JP2012166658A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Denso Corp 送風機ユニット
US8784075B2 (en) 2003-04-02 2014-07-22 Valeo Systemes D'essuyage Ventilating device

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