JP2004040935A - 電動ファンモータ装置 - Google Patents

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JP2004040935A JP2002196246A JP2002196246A JP2004040935A JP 2004040935 A JP2004040935 A JP 2004040935A JP 2002196246 A JP2002196246 A JP 2002196246A JP 2002196246 A JP2002196246 A JP 2002196246A JP 2004040935 A JP2004040935 A JP 2004040935A
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fan
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Takaaki Muramatsu
村松 孝晃
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Asmo Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明の目的は、モータ内部を冷却することができると共に、低コストでモータ内部への水の浸入を防止することができる電動ファンモータ装置を提供することにある。
【解決手段】本発明は、ファンモータ10と、ファン30と、ファンシュラウド40とを備えた電動ファンモータ装置1に関する。
ファンモータ10と一体に構成されたモータホルダ20には、固定部22が形成され、この固定部22がファンシュラウド40の固定孔44に挿入されて固定されることによってファンモータ10がモータ固定部42に固定保持され、固定孔44と固定部22との間には、固定孔44の一方側開口部から他方側開口部まで連通する通気用空間部50が形成され、この通気用空間部50には、複数のリブ26が互い違いになるように立設された迷路構造が形成されている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動ファンモータ装置に係り、特に、外気をモータ内部に取り込むための通気孔に、防水構造を備えた電動ファンモータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から乗用自動車のラジエータ装置等に用いられる電動ファンモータにおいては、ファンを回転させるためにブラシレスモータ等のファンモータが用いられている。
【0003】
このファンモータは、一般的に、カップ状のロータヨークの内周面に永久磁石が固定されてなるアウターロータと、ロータヨーク内に収容されると共にコイルが巻装された磁極部を有して形成されたステータと、から構成されている。
【0004】
そして、ロータヨークの底面部には、外気取入孔が形成され、この外気取入孔からロータヨーク内に外気を取り込み、ロータヨーク内に収容されているステータを冷却するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記電動ファンモータ装置では、ファンモータのロータヨークに形成された外気取入孔が外部に露出した状態となっているので、車両走行時に、外気取入孔からロータヨークの内部に水が浸入する虞があった。
【0006】
このような事態に対処するために、外気取入孔に防水用の部品を取り付けることも考えられるが、このようにした場合には、コストパフォーマンスが低下するという問題があった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、モータ内部を冷却することができると共に、低コストでモータ内部への水の浸入を防止することができる電動ファンモータ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、請求項1に記載の電動ファンモータ装置によれば、複数の羽根が放射状に配設されてなるファンと、該ファンを回転させるファンモータと、前記ファンによる送風空気を案内する通風用開口部の中央部分に前記ファンモータを固定保持するモータ固定部が配設されてなるファンシュラウドと、を備えた電動ファンモータ装置であって、前記モータ固定部と前記ファンモータに形成された固定部との間には、迷路構造を有する通気用空間部が形成されていること、により解決される。
【0009】
このように、ファンシュラウドのモータ固定部とファンモータに形成された固定部との間に通気用空間部が形成されていると、この通気用空間部を通じてファンモータ側に外気を送り込むことができるので、モータ内部を冷却することができる。
【0010】
また、通気用空間部が迷路構造を有して構成されていると、通気用空間部に浸入してきた水をブロックすることができるので、モータ内部への水の浸入を防止することができる。
【0011】
このとき、請求項2に記載の電動ファンモータ装置のように、請求項1に記載の電動ファンモータ装置において、通気用空間部の迷路構造が、複数のリブが互い違いに立設されるようにして構成されていると、通気用空間部に浸入してきた水を確実にブロックすることができるので好適である。
【0012】
また、請求項3に記載の電動ファンモータ装置のように、請求項1に記載の電動ファンモータ装置において、通気用空間部の迷路構造が、蛇行するように形成された通気路を有して構成されていても、通気用空間部に浸入してきた水を確実にブロックすることができるので好適である。
【0013】
また、請求項4に記載の電動ファンモータ装置のように、請求項1に記載の電動ファンモータ装置において、通気用空間部が、電動ファンモータ装置の車両への設置時に、ファンシュラウドにおけるモータ配設部の鉛直下方に位置するように形成されていると、通気用空間部に浸入した水が、迷路構造によってブロックされて通気用空間部から排出された後に滴り落ちても、ファンモータに被らないようにすることができ、モータ内部への水の浸入を防止することができ好適である。
【0014】
また、請求項5に記載の電動ファンモータ装置のように、請求項1に記載の電動ファンモータ装置において、通気用空間部のモータ配設側開口部が、電動ファンモータ装置の車両への設置時に、通気用空間部の反モータ配設側開口部よりも上方に位置するように形成されていると、通気用空間部に浸入してきた水がモータ配設側開口部にまで到達しないようにすることができるので、モータ内部への水の浸入を防止することができ好適である。
【0015】
また、請求項6に記載の電動ファンモータ装置のように、請求項1に記載の電動ファンモータ装置において、ファンモータが、ファンシュラウド側に開口するように配設されたカップ状のロータヨークと、このロータヨークの内部に収容されたステータと、を有するブラシレスモータで構成され、通気用空間部のモータ配設側開口部は、ロータヨークの開口部の近傍に位置するように形成されていると、通気用空間部から取り入れられた外気がロータヨーク内に入り易くすることができるので、モータ内部の冷却効率を高めることができ好適である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
【0017】
図1乃至図4は本発明の一実施形態を示す図で、図1は電動ファンモータ装置の正面図、図2は電動ファンモータ装置の側面断面図、図3はモータホルダの正面図、図4はモータ固定部の正面図である。なお、図1は、理解の容易のためにモータ固定部の一部を切欠いて示してある。また、図2は、図1のA−A方向から見た図、図3,図4は、図2のB−B方向から見た図である。
【0018】
図1に示す本発明の一実施形態に係る電動ファンモータ装置1は、例えば、乗用自動車等のラジエータ装置に用いられているものであり、ファンモータ10と、ファン30と、ファンシュラウド40と、を有して構成されている。
【0019】
ファンモータ10は、ファン30を回転させるためのものであり、図2に示すように、アウターロータ11と、ステータ12と、モータホルダ20と、からなるアウターロータ型のブラシレスモータで構成されている。
【0020】
アウターロータ11は、カップ状のロータヨーク11aを有して構成されており、このロータヨーク11aの内周面には、永久磁石13が固定されている。ロータヨーク11aの底面中央部には、軸受14が配設されており、この軸受14が配設された部分よりも回転軸方向外側の部分には、軸方向に沿ってネジ孔15が形成されている。
【0021】
ステータ12は、ロータヨーク11aの内部に収容され、環状体からなるコア本体16を有して構成されている。このコア本体16の外周部には、アウターロータ11の永久磁石13と対向するように磁極部17が配設され、この磁極部17には、コイル18が巻装されている。
【0022】
コア本体16の中央部分には、軸方向に沿ってシャフト19が配設されており、このシャフト19に軸受14が固定されることにより、アウターロータ11がステータ12に対して回転可能になっている。
【0023】
モータホルダ20は、アウターロータ11およびステータ12とからなるモータ本体をファンシュラウド40に固定させるためのものであり、円盤状のホルダ本体21を有して構成されている。ホルダ本体21には、モータ本体配設側に突出する固定部22が形成され、この固定部22の中央部分には、シャフト19が固定されている。
【0024】
固定部22は、突出形状に合わせて薄肉状に形成されており、これにより、固定部22の反モータ本体配設側の部分には、図2,図3に示すように、凹部23が形成されている。この凹部23の鉛直下方側の部分には、半径方向内側に突出長さL1(図3参照)だけ突出する凸部24が形成されており、この凸部24も、突出形状に合わせて薄肉状に形成され、これにより、凸部24のモータ本体配設側の部分には、凹部25が形成されている。
【0025】
この凹部25には、モータホルダ20の半径方向外側から内側に向けて互い違いになるように、突条体からなる複数(本実施形態では2本)のリブ26がモータ回転軸方向に延出するように立設されている。また、ホルダ本体21の凸部24よりも半径方向外側の部分には、モータホルダ20の周縁部から半径方向内側に所定長さ切欠かれた切欠部27が形成されている。
【0026】
ファン30は、図2に示すように、ロータヨーク11aを覆うようにして形成されたカップ状のファン本体31を有して構成されており、このファン本体31には、半径方向外側に延出するように形成された羽根32が放射状に複数配設されている。
【0027】
ファン本体31の底面中央部分には、ネジ33を挿通するための貫通孔34が形成されており、この貫通孔34を介してネジ33がロータヨーク11aのネジ孔15に螺入されることにより、アウターロータ11とファン30とが一体に組み付けられている。
【0028】
ファンシュラウド40は、図1に示すように、2つのファンモータ10を固定保持すると共に、このファンモータ10にそれぞれ接続されたファン30を収容するために、ほぼ左右対称形状からなる樹脂製のパネル状体で構成されている。
【0029】
ファンシュラウド40には、ファン30による送風空気を案内するための通風用開口部41が2箇所形成されており、この通風用開口部41の中央部分には、モータ固定部42が配設されている。
【0030】
このモータ固定部42は、通風用開口部41の半径方向に沿って形成されたステー43によって固定保持されており、モータ固定部42の中央部分には、図2に示すように、ファンモータ10の回転軸方向に沿って貫通すると共にモータホルダ20の固定部22が挿入されて固定されるように最適寸法からなる固定孔44が形成されている。
【0031】
この固定孔44のモータ配設側開口部には、図4に示すように、固定孔44の内周面から半径方向内側に向けて突出長さL2だけ突出する突出片45が形成されている。この突出片45は、固定孔44の鉛直下方側の部分に形成されており、これにより、固定孔44にモータホルダ20の固定部22を挿入した時には、モータホルダ20の凸部24と整合する部分に突出片45が位置するようになっている。
【0032】
また、突出片45の突出長さL2は、モータホルダ20に形成された凸部24の突出長さL1(図3参照)よりも若干短くなるようになっており、これにより、突出片45がモータホルダ20の凹部25内に収まるようになっている。
【0033】
固定孔44における反モータ配設側開口部の鉛直下方側の部分には、図4に示すように、固定孔44の内周面から半径方向外側に向けて凹むように切欠部46が形成されている。
【0034】
また、この切欠部46の内側の部分には、図2,図4に示すように、切欠部46によって反モータ配設側開口部に形成された縁46aから突出片45と固定孔44の内周面との接続部46bを繋ぐように、斜辺部47が形成されており、これにより、後述する通気用空間部50に外気60が入り込み易くなっている。
【0035】
そして、図2に示すように、モータホルダ20の固定部22が、ファンシュラウド40の反モータ配設側から固定孔44内部に挿入されて固定されることにより、ファンモータ10がモータ固定部42に固定されている。
【0036】
このようにして、ファンモータ10がモータ固定部42に固定された状態にあるとき、固定孔44と固定部22との間には、固定孔44のモータ配設側開口部から反モータ配設側開口部まで連通する通気用空間部50が形成される。
【0037】
すなわち、この通気用空間部50は、モータホルダ20の凹部25とファンシュラウド40の突出片45に囲まれた部分によって形成されており、この凹部25と突出片45によって囲まれた部分は、固定孔44における突出片45の先端部分で一方側が開口し、モータホルダ20の切欠部27が形成された部分で他方側が開口するようになっている。
【0038】
このように、固定孔44に固定部22が挿入されて固定された状態にあるときに、通気用空間部50が、固定孔44の一方側から他方側まで開口するように形成されることにより、外気60をモータ内部に送り込めるようになっている。
【0039】
特に、通気用空間部50のモータ配設側開口部は、ロータヨーク11aの開口部の近傍に位置するようになっており、通気用空間部50から送り込まれた外気60がステータ12やコイル18に直接吹き付けるようになっている。
【0040】
また、通気用空間部50のモータ配設側開口部は、電動ファンモータ装置1を車両に設置した時には、通気用空間部50の反モータ配設側開口部よりも上方に位置するようになっており、通気用空間部50に浸入してきた水がモータ配設側開口部にまで到達しないようになっている。
【0041】
さらに、通気用空間部50の内部には、互い違いに配設された複数のリブ26が配置されており、これによって、通気用空間部50の内部に、固定孔44のモータ配設側開口部から反モータ配設側開口部まで蛇行するように形成された通気路を有する迷路構造が構成されている。
【0042】
このように、通気用空間部50の内部に迷路構造が構成されることによって、通気用空間部50に浸入してきた水を確実にブロックすることができるので、モータ内部への水の浸入を防止することができる。
【0043】
また、通気用空間部50は、電動ファンモータ装置1の車両への設置時に、ファンシュラウド40におけるモータ配設部の鉛直下方に位置するように形成されているので、通気用空間部50に浸入した水が、迷路構造によってブロックされて通気用空間部50の反モータ配設側開口部から排出され、モータホルダ20の下方に滴り落ちても、ファンモータ10に被らないようにすることができ、モータ内部への水の浸入を防止することができる。
【0044】
そして、上記各構成からなる電動ファンモータ装置において、図示しない車載用バッテリ等からコイル18に電流が流れると、コイル18に磁界が生じ、このコイル18に生じた磁界と永久磁石13とが界磁することによって、アウターロータ11と共にファン30が回転するようになっている。
【0045】
このように、コイル18に電流が流れて、アウターロータ11と共にファン30が回転しているときでも、通気用空間部50を通じて外気60をロータヨーク11a内部に送り込むことができるので、コイル18を含むステータ12全体を冷却することができる。
【0046】
また、通気用空間部50の内部には、互い違いに配設された複数のリブ26からなる迷路構造が形成されているので、ファンシュラウド40の反モータ配設側面に水が被り、通気用空間部50の反モータ配設側開口部から水が浸入してきても、この浸入してきた水を複数のリブ26からなる迷路構造でブロックすることができるため、モータ内部に水が浸入することを防止することができる。
【0047】
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(イ)図1,図2に示すように、ファンモータ10と一体に配設されたモータホルダ20の固定部22がファンシュラウド40に形成された固定孔44に挿入されて固定されることによって、ファンモータ10がモータ固定部42に固定保持されているときに、固定孔44と固定部22との間には、固定孔44の一方側開口部から他方側開口部まで連通する通気用空間部50が形成されるので、この通気用空間部50を通じてファンモータ10側に外気60を送り込むことができ、モータ内部を冷却することができる。
【0048】
(ロ)また、通気用空間部50には、複数のリブ26が互い違いになるように立設されてなる迷路構造が形成されているので、通気用空間部50に浸入してきた水を確実にブロックすることができ、モータ内部への水の浸入を防止することができる。
【0049】
(ハ)また、通気用空間部50は、電動ファンモータ装置1の車両への設置時に、ファンシュラウド40におけるモータ配設部の鉛直下方に位置するように形成されているので、通気用空間部50に浸入した水が、迷路構造によってブロックされて通気用空間部50の反モータ配設側開口部から排出され、モータホルダ20の下方に滴り落ちても、ファンモータ10に被らないようにすることができ、モータ内部への水の浸入を防止することができる。
【0050】
(ニ)また、通気用空間部50のモータ配設側開口部が、電動ファンモータ装置1の車両への設置時に、通気用空間部50の反モータ配設側開口部よりも上方に位置するように形成されているので、通気用空間部50に浸入してきた水がモータ配設側開口部にまで到達しないようにすることができ、モータ内部への水の浸入を防止することができる。
【0051】
(ホ)また、ファンモータ10が、ファンシュラウド40側に開口するように配設されたカップ状のロータヨーク11aと、このロータヨーク11aの内部に収容されたステータ12と、を有するブラシレスモータで構成され、通気用空間部50のモータ配設側開口部は、ロータヨーク11aの開口部の近傍に位置するように形成されているので、通気用空間部50から取り入れられた外気60がロータヨーク11a内に入り易くすることができ、これにより、モータ内部の冷却効率を高めることができる。
【0052】
なお、本発明の実施の形態は、以下のように改変することができる。
(a)本実施形態では、本発明の電動ファンモータ装置をラジエータ装置に適用した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の電動ファンモータ装置は、ラジエータ装置の他にも、車両用空調装置に用いられるコンデンサ冷却装置や、車両空調装置に用いられるブロワモータ装置等に適用することができる。
【0053】
(b)本実施形態では、図2に示すように、通気用空間部50には、モータホルダ20の半径方向外側から内側に向けて互い違いになるように、複数のリブ26がモータ回転軸方向に延出するように立設されていたが、請求項1に記載の発明は、これに限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
【0054】
ここで、図5に、本発明の一実施形態に係る電動ファンモータ装置の改変例を示す。図に示すように、改変例に係る電動ファンモータ装置101において、モータホルダ120に形成された凹部125とファンシュラウド140のモータ固定部142に形成された固定孔144との間には、通気用空間部150が形成され、外気160をモータ内部に送り込めるようになっている。
【0055】
また、凹部125には、モータホルダ120の半径方向に沿って複数のリブ126が立設されており、この複数のリブ126は、通気用空間部150内において、固定孔144の反モータ配設側開口部からモータ配設側開口部に向けて互い違いになるように配置されている。
【0056】
このように、複数のリブ126を通気用空間部150内に設けても、通気用空間部50に浸入してきた水をブロックすることができるので、モータ内部に水が浸入することを確実に防止することができる。
【0057】
(c)本実施形態では、図2,図3に示すように、モータホルダ20に複数のリブ26が互い違いになるように配設されていたが、本発明は、これに限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
【0058】
ここで、図6に、本発明の一実施形態に係るモータホルダの改変例を示す。図に示すように、改変例に係るモータホルダ220に形成された凸部224のモータ本体配設側の部分には、蛇行するように溝部226が形成されている。この溝部226は、金型成形やエンドミル加工等によって形成することができる。
【0059】
そして、凸部224のモータ本体配設側面にファンシュラウド40に形成された突出片45を合わせることにより、通気用空間部50が形成されるようにしても良い。
【0060】
このように、溝部226を凸部224に設けることによっても、図2に示す通気用空間部50の内部に、固定孔44のモータ配設側開口部から反モータ配設側開口部まで蛇行するように形成された通気路を有する迷路構造を構成することができるので、通気用空間部に浸入してきた水を確実にブロックすることができ、モータ内部への水の浸入を防止することができる。
【0061】
(d)本実施形態では、図2に示すように、複数のリブ26がモータホルダ20に形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、通気用空間部50内に配置されるように、ファンシュラウド40の所定箇所に配設されても良い。
【0062】
(e)本実施形態では、図2に示すように、ファンモータ10がアウターロータ型のブラシレスモータで構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、インナーロータ型のブラシレスモータでも良く、また、ブラシ付直流モータでも良い。
【0063】
(f)本実施形態では、図3に示すように、通気用空間部50に迷路構造を形成するために、モータホルダ20の凹部25にリブ26を立設するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0064】
例えば、凸部24のモータ配設側の部分に蛇行した溝を形成することにより、凹部25にリブ26が形成されるようにしても良い。このように凸部24のモータ配設側の部分に蛇行するようにして形成された溝は、金型成形やエンドミル加工等によって形成することができる。
【0065】
このように、凸部24のモータ配設側の部分に蛇行した溝を形成することによっても、図2に示す通気用空間部50の内部に、固定孔44のモータ配設側開口部から反モータ配設側開口部まで蛇行するように形成された通気路を有する迷路構造を構成することができるので、通気用空間部50に浸入してきた水を確実にブロックすることができ、モータ内部への水の浸入を防止することができる。
【0066】
上記各実施の形態から把握できる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果と共に記載する。
【0067】
複数の羽根が放射状に配設されてなるファンと、該ファンを回転させるファンモータと、前記ファンによる送風空気を案内する通風用開口部の中央部分に前記ファンモータを固定保持するモータ固定部が配設されてなるファンシュラウドと、を備えた電動ファンモータ装置であって、前記モータ固定部には、前記ファンモータの回転軸方向に沿って貫通する固定孔が形成され、前記ファンモータには、前記固定孔に挿入されて固定される固定部が形成され、該固定部が前記固定孔に挿入されて固定されることによって前記ファンモータが前記モータ固定部に固定保持され、前記固定孔と前記固定部との間には、前記固定孔の一方側開口部から他方側開口部まで連通する通気用空間部が形成され、前記通気用空間部内には、複数のリブが配置されていることを特徴とする電動ファンモータ装置。
【0068】
このように、ファンシュラウドに形成された固定孔とファンモータに形成された固定部との間に、通気用空間部が形成されていると、この通気用空間部を通じてファンモータ側に外気を送り込むことができるので、モータ内部を冷却することができる。
【0069】
また、通気用空間部内に複数のリブが配置されていると、通気用空間部に浸入してきた水を確実にブロックすることができるので、モータ内部への水の浸入を防止することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ファンシュラウドのモータ固定部とファンモータに形成された固定部との間に、通気用空間部が形成されているので、この通気用空間部を通じてファンモータ側に外気を送り込むことができ、モータ内部を冷却することができる。
【0071】
また、通気用空間部が、迷路構造を有して構成されているので、通気用空間部に浸入してきた水をブロックすることができ、モータ内部への水の浸入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電動ファンモータ装置の正面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る電動ファンモータ装置の側面断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るモータホルダの正面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るモータ固定部の正面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る電動ファンモータ装置の改変例を示す側面断面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るモータホルダの改変例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,101 電動ファンモータ装置、10 ファンモータ、11 アウターロータ、11a ロータヨーク、12 ステータ、13 永久磁石、14 軸受、15 ネジ孔、16 コア本体、17 磁極部、18 コイル、19 シャフト、20,120,220 モータホルダ、21 ホルダ本体、22 固定部、23凹部、24,224 凸部、25,125 凹部、26,126 リブ、27切欠部、30 ファン、31 ファン本体、32 羽根、33 ネジ、34 貫通孔、40,140 ファンシュラウド、41 通風用開口部、42,142モータ固定部、43 ステー、44,144 固定孔、45 突出片、46 切欠部、46a 縁、46b 接続部、47 斜辺部、50,150 通気用空間部、60,160 外気、226 溝部

Claims (6)

  1. 複数の羽根が放射状に配設されてなるファンと、該ファンを回転させるファンモータと、前記ファンによる送風空気を案内する通風用開口部の中央部分に前記ファンモータを固定保持するモータ固定部が配設されてなるファンシュラウドと、を備えた電動ファンモータ装置であって、
    前記モータ固定部と前記ファンモータに形成された固定部との間には、迷路構造を有する通気用空間部が形成されていることを特徴とする電動ファンモータ装置。
  2. 前記通気用空間部の迷路構造は、複数のリブが互い違いに立設されるようにして構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動ファンモータ装置。
  3. 前記通気用空間部の迷路構造は、蛇行するように形成された通気路を有して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動ファンモータ装置。
  4. 前記通気用空間部は、前記電動ファンモータ装置の車両への設置時に、前記ファンシュラウドにおけるモータ配設部の鉛直下方に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動ファンモータ装置。
  5. 前記通気用空間部のモータ配設側開口部は、前記電動ファンモータ装置の車両への設置時に、前記通気用空間部の反モータ配設側開口部よりも上方に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動ファンモータ装置。
  6. 前記ファンモータは、前記ファンシュラウド側に開口するように配設されたカップ状のロータヨークと、該ロータヨークの内部に収容されたステータと、を有するブラシレスモータで構成され、
    前記通気用空間部のモータ配設側開口部は、前記ロータヨークの開口部の近傍に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動ファンモータ装置。
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