JP2000050602A - 送風機用のブラシレスモータ - Google Patents

送風機用のブラシレスモータ

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JP2000050602A
JP2000050602A JP10213092A JP21309298A JP2000050602A JP 2000050602 A JP2000050602 A JP 2000050602A JP 10213092 A JP10213092 A JP 10213092A JP 21309298 A JP21309298 A JP 21309298A JP 2000050602 A JP2000050602 A JP 2000050602A
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JP
Japan
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yoke
fan
motor shaft
fixing member
hole
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JP10213092A
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English (en)
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Hiromi Kawarai
広美 川原井
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Calsonic Corp
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シロッコファンのファン穴とヨークのヨーク
穴とが略一致して配置されている従来品と同様に、ヨー
クで覆われたコアを冷却することができ、しかも、前記
従来品と比べて、シロッコファンの固定部材の表面に付
着した水滴によるハウジングの軸受部の被水を抑制する
こともできる送風機用のブラシレスモータを提供する。 【解決手段】 軸受部を介してモータシャフト2を回転
自在に支持するハウジング4に、巻線を施されたコアを
固定する。モータシャフト2に固定されて軸受部及びコ
アを覆うヨーク20に、ヨーク穴22を設ける。モータ
シャフト2に固定されてヨーク20を覆うシロッコファ
ン10の固定部材11に、ファンブレード12より内側
に位置するファン穴13を設ける。このファン穴13
は、モータシャフト2先端側の先端縁13aが、ヨーク
穴22のモータシャフト2後端側の後端縁22aよりモ
ータシャフト2後端側に位置するように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータシャフトに
シロッコファンが取り付けられた送風機用のブラシレス
モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来品の一例を示す要部破断断
面図である。このブラシレスモータAは、自動車用空気
調和装置のブロアユニットに使用されるものであって、
第1及び第2の両軸受部B1,B2を介してモータシャ
フトCを回転自在に支持するハウジングDに、巻線Eを
施されたコアFが固定され、モータシャフトCの先端部
に、送風用のシロッコファンGが取り付けられている。
【0003】コアFの外側には、コアFに近接して複数
の永久磁石Hが所定の間隔で配置されている。この永久
磁石Hを保持するヨークJは、ハウジングDよりモータ
シャフトC先端側でモータシャフトCに固定されて、ハ
ウジングDのモータシャフトC先端側に位置する第1軸
受部B1と、コアFとを覆っており、内周面の所定位置
に永久磁石Gが固定されている。そして、このヨークJ
には、複数のヨーク穴KがヨークJの周方向へ沿って所
定の間隔で配設されている。
【0004】シロッコファンGは、ヨークJよりモータ
シャフトC先端側でモータシャフトCに固定されてヨー
クJを覆う固定部材Lと、この固定部材Lの外周縁部の
表面L1からモータシャフトC先端側へモータシャフト
Cに沿って伸び所定のピッチでモータシャフトCを取り
囲む多数のファンブレードMと、このファンブレードM
より内側の固定部材Lに設けられた複数のファン穴Nと
を備え、各ファン穴Nがヨーク穴Kと略一致して配置さ
れている。
【0005】この従来のブラシレスモータAでは、ブラ
シレスモータAを駆動してシロッコファンGを回転させ
ると、シロッコファンGの各ファンブレードMの内側か
ら外側へ向かって空気が流れ、ファンブレードMで取り
囲まれた固定部材Lの表面L1側が負圧となるため、ヨ
ークJ内の空気がヨークJのヨーク穴K及びシロッコフ
ァンGのファン穴Nを通って固定部材Lの表面L1側へ
流れ、ヨークJで覆われたコアFが冷却される。
【0006】なお、図4において、符号Pは、ハウジン
グDに固定された回路保護ケースを示しており、この回
路保護ケースP内には、コアFに巻かれた巻線Eを流れ
る電流の電流方向を切り換えてモータシャフトCを回転
させる駆動回路が収納されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このブラシ
レスモータAを使用した自動車用空気調和装置のブロア
ユニットを車室内に配設し、ブラシレスモータAを駆動
しシロッコファンGを回転させてブロアユニット内に車
室外の空気を導入すると、車室外の空気と共にブロアユ
ニット内に侵入した雨水等の水滴が、シロッコファンG
のファンブレードMより内側の固定部材Lの表面L1に
付着する。
【0008】そして、この固定部材Lの表面L1に付着
した水滴は、固定部材Lの回転に伴う遠心力と、固定部
材Lの表面L1に沿ってファンブレードMへ流れ込む空
気流とにより、固定部材Lの表面L1上をファンブレー
ドMへ向かって移動し始め、前記水滴の一部は、固定部
材Lに設けられたファン穴Nから固定部材Lの裏面L2
側へ落下する。
【0009】このとき、ブラシレスモータAでは、ヨー
クJのヨーク穴KとシロッコファンGのファン穴Nとが
互いに略一致して配置されているので、該ファン穴Nか
ら落下した水滴は、ヨークJのヨーク穴Kを通過してヨ
ークJ内に容易に侵入する。
【0010】従って、ブラシレスモータAには、シロッ
コファンGの固定部材Lの表面L1に付着した水滴がシ
ロッコファンGのファン穴N及びヨークJのヨーク穴K
を通過してヨークJ内に侵入し、その侵入した水滴によ
り、ヨークJで覆われたハウジングDの第1軸受部B1
が被水して冬季の夜間等に凍結し、自動車用空気調和装
置の稼働時にブラシレスモータAの起動不良が発生する
恐れがある。
【0011】そこで、本発明では、従来品と同様に、ヨ
ークで覆われたコアを冷却することができ、しかも、従
来品と比べて、シロッコファンの固定部材の表面に付着
した水滴によるハウジングの軸受部の被水を抑制するこ
ともできる送風機用のブラシレスモータを提供すること
を課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、請求項1の発明では、軸受部を介してモ
ータシャフトを回転自在に支持するハウジングに、巻線
を施されたコアが固定され、該コアの外側に近接配置さ
れた永久磁石を保持するヨークが、前記ハウジングより
モータシャフト先端側でモータシャフトに固定されて前
記軸受部及びコアを覆い、モータシャフトに取り付けら
れた送風用のシロッコファンが、前記ヨークよりモータ
シャフト先端側でモータシャフトに固定されてヨークを
覆う固定部材と、該固定部材の表面からモータシャフト
先端側へ向かって伸びモータシャフトを取り囲む多数の
ファンブレードと、該ファンブレードより内側の固定部
材に設けられたファン穴とを備え、前記ヨークにヨーク
穴が設けられている送風機用のブラシレスモータにおい
て、前記ファン穴は、モータシャフト先端側の先端縁
が、前記ヨーク穴のモータシャフト後端側の後端縁より
モータシャフト後端側に位置している、という構成を採
用している。
【0013】この請求項1の発明では、ブラシレスモー
タを駆動してシロッコファンを回転させると、シロッコ
ファンの各ファンブレードの内側から外側へ向かって空
気が流れ、ファンブレードで囲まれたシロッコファンの
固定部材の表面側が負圧となるので、ヨーク内の空気
が、ヨークのヨーク穴と、ファンブレードより内側の固
定部材に設けられたファン穴とを通って固定部材の表面
側へ流れる。
【0014】しかも、請求項1の発明では、前記ファン
穴は、モータシャフト先端側の先端縁が、ヨークのヨー
ク穴のモータシャフト後端側の後端縁よりモータシャフ
ト後端側に位置しているので、ファンブレードより内側
の固定部材の表面に付着し該表面をファンブレードへ向
かって移動する雨粒等の水滴は、固定部材のファン穴か
ら落下しても、ファン穴とヨーク穴とが略一致して配置
されている従来品と比べてヨーク穴からヨーク内への侵
入が難しい。
【0015】請求項2の発明は、請求項1記載の送風機
用のブラシレスモータであって、前記ファン穴は、前記
ヨーク穴に対して前記固定部材の周方向へずらされてい
ることを特徴とするものである。
【0016】この請求項2の発明では、シロッコファン
のファン穴は、ヨークのヨーク穴に対して、モータシャ
フトの軸方向だけでなく、シロッコファンの固定部材の
周方向へもずれている。従って、請求項2の発明では、
ファンブレードより内側の固定部材の表面に付着し該表
面をファンブレードへ向かって移動する雨粒等の水滴
は、固定部材のファン穴から落下しても、ヨーク穴から
ヨーク内への侵入がより難しくなる。
【0017】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
送風機用のブラシレスモータであって、前記ファン穴
は、前記固定部材における前記ファンブレードの配設位
置の近くに設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0018】ところで、ブラシレスモータを駆動してシ
ロッコファンを回転させると、シロッコファンの各ファ
ンブレードの内側から外側へ向かって空気が流れ、ファ
ンブレードより内側に位置するシロッコファンの固定部
材の表面は、ファンブレードに近づく程、負圧の程度が
大きくなる。
【0019】従って、請求項3の発明では、シロッコフ
ァンの固定部材における負圧の程度が相対的に大きくな
る部位にファン穴が設けられており、ブラシレスモータ
を駆動してシロッコファンを回転させると、相対的によ
り大量のヨーク内の空気を、ヨークのヨーク穴及びシロ
ッコファンのファン穴を通して固定部材の表面側へ流す
ことができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明では、ブラシレスモータ
を駆動してシロッコファンを回転させると、シロッコフ
ァンの各ファンブレードの内側から外側へ向かって空気
が流れ、ファンブレードで囲まれたシロッコファンの固
定部材の表面側が負圧となるので、ヨーク内の空気が、
ヨークのヨーク穴と、ファンブレードより内側の固定部
材に設けられたファン穴とを通って固定部材の表面側へ
流れ、図4図示の従来品と同様に、ヨークで覆われたコ
アを冷却することができる。
【0021】しかも、請求項1の発明では、ファンブレ
ードより内側の固定部材の表面に付着し該表面をファン
ブレードへ向かって移動する雨粒等の水滴は、固定部材
のファン穴から落下しても、ファン穴とヨーク穴とが略
一致して配置されている従来品と比べて、ヨーク穴から
ヨーク内への侵入が難しく、ヨークで覆われたハウジン
グの軸受部の被水が発生しにくくなり、従って、シロッ
コファンの固定部材の表面に付着した水滴によるハウジ
ングの軸受部の被水を抑制することもできる。
【0022】請求項2の発明では、ファンブレードより
内側の固定部材の表面に付着し該表面をファンブレード
へ向かって移動する雨粒等の水滴は、固定部材のファン
穴から落下しても、ヨーク穴からヨーク内への侵入がよ
り難しくなるので、ヨークで覆われたハウジングの軸受
部の被水がより発生しにくくなり、従って、シロッコフ
ァンの固定部材の表面に付着した水滴によるハウジング
の軸受部の被水をより確実に抑制することができる。
【0023】請求項3の発明では、シロッコファンの固
定部材における負圧の程度が相対的に大きくなる部位に
ファン穴が設けられており、ブラシレスモータを駆動し
てシロッコファンを回転させると、相対的により大量の
ヨーク内の空気を、ヨークのヨーク穴及びシロッコファ
ンのファン穴を通して固定部材の表面側へ流すことがで
きるので、ヨークで覆われたコアの冷却効果を向上させ
ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1〜3記載の各発
明を併せて実施した実施の形態の一例を示す破断断面図
である。図2は、図1に示すものの要部破断正面図であ
る。図3は、図1に示すものの平面図である。
【0025】図1に示すように、このブラシレスモータ
1は、自動車用空気調和装置のブロアユニットに使用さ
れるものであって、モータシャフト2の先端部に送風用
のシロッコファン10が取り付けられている。モータシ
ャフト2は、第1及び第2の両軸受部3a,3bを介し
てハウジング4に回転自在に支持されている。
【0026】第1軸受部3aは、ハウジング4のモータ
シャフト2先端側に位置し、第2軸受部3bは、ハウジ
ング4のモータシャフト2後端側に位置しており、第1
及び第2の両軸受部3a,3bは、潤滑油を含浸した含
浸メタル3cと、この含浸メタル3cに潤滑油を供給す
るフェルト3dとを備えている。
【0027】ハウジング4の外周面には、絶縁物5を介
して巻線6を施されたコア7が固定され、このコア7の
外側には、フェライト磁石である永久磁石8がコア7に
近接して複数配置されている。この永久磁石8は、ヨー
ク20を介してモータシャフト2に固定されている。
【0028】モータシャフト2の後端部には、永久磁石
8の回転位置を示すセンサ磁石9が取り付けられてい
る。ハウジング4のモータシャフト2後端側の端部に設
けられたフランジ部4aには、リング状の取付金具33
及び防振ゴム34を介在させて合成樹脂製の回路保護ケ
ース30が取り付けられている。
【0029】この回路保護ケース30は、モータシャフ
ト2先端側に位置するアッパーケース31と、モータシ
ャフト2後端側に位置するロアケース32とからなり、
回路保護ケース30内には、コア7巻かれた巻線6を流
れる電流の電流方向を切り換えてモータシャフト2を回
転させる駆動回路が収納されている。
【0030】この駆動回路は、所定の配線パターンを備
えた電気回路基板40に、巻線6を流れる電流の電流方
向を切り換えるスイッチング素子41や、電解コンデン
サ42等の電気回路部品が実装されて形成されている。
スイッチング素子41は、アルミ製のヒートシンク43
にビス固定されている。ヒートシンク43は、スイッチ
ング素子41の発熱を放熱する放熱フィン44を回路保
護ケース30外に露出させてアッパーケース31に取り
付けられている。
【0031】電気回路基板40は、アッパーケース31
に垂設されたボス部35にビス固定されて、回路保護ケ
ース30内に配設されている。前記駆動回路は、電気回
路基板40に固定されて電気回路基板40を貫通する金
属製のジョイントバー45と、金属製のバスバー46
と、電気回路基板40を貫通する金属製のターミナルピ
ン47とを介してコア7の巻線6に電気的に接続されて
いる。
【0032】コア7の外側に近接配置された永久磁石8
を保持するヨーク20は、ハウジング4よりモータシャ
フト2先端側でモータシャフト2に固定され、第1軸受
部3aとコア7とを覆ってモータシャフト2後端側へ拡
がっており、内周面21に永久磁石8が所定の間隔で固
定されている。そして、図2,図3に示すように、ヨー
ク20には、8個のヨーク穴22がヨーク20の周方向
へ沿って等間隔に配設されている。
【0033】シロッコファン10は、ヨーク20よりモ
ータシャフト2先端側でモータシャフト2に固定されヨ
ーク20を覆ってモータシャフト2後端側へ拡がる固定
部材11を備えている。この固定部材11の外周縁部に
は、固定部材11の表面11aからモータシャフト2先
端側へモータシャフト2に沿って伸び所定のピッチでモ
ータシャフト2を取り囲む多数のファンブレード12が
立設されている。そして、このファンブレード12より
内側の固定部材11には、8個のファン穴13が固定部
材11の周方向へ沿って等間隔に配設されている。
【0034】この8個のファン穴13は、固定部材11
におけるファンブレード12の配設位置の近くに設けら
れて、モータシャフト2先端側の先端縁13aが、ヨー
ク20の各ヨーク穴22のモータシャフト2後端側の後
端縁22aよりモータシャフト2後端側に位置し、ヨー
ク20の各ヨーク穴22に対しモータシャフト2の軸方
向へずらされている。
【0035】しかも、このファン穴13は、ヨーク20
の周方向へ沿って均等配置されている各ヨーク穴22に
対しては、互いに隣接するヨーク穴22間の中間位置に
配置されており、モータシャフト2の軸方向へずらされ
ているだけでなく、固定部材11の周方向へもずらされ
ている。
【0036】以上説明したブラシレスモータ1では、ブ
ラシレスモータ1を駆動してシロッコファン10を回転
させると、シロッコファン10の各ファンブレード12
の内側から外側へ向かって空気が流れ、ファンブレード
12で取り囲まれた固定部材11の表面11a側が負圧
となる。
【0037】このため、ヨーク20内の空気はヨーク2
0の各ヨーク穴22と、ファンブレード12より内側の
固定部材11に設けられた各ファン穴13とを通って固
定部材11の表面11a側へ流れ、その結果、ヨーク2
0で覆われたコア7が冷却される。従って、ブラシレス
モータ1では、図4図示の従来品と同様に、ヨーク20
で覆われたコア7を冷却することができる。
【0038】ところで、このブラシレスモータ1を使用
した自動車用空気調和装置のブロアユニットを車室内に
配設し、ブラシレスモータ1を駆動しシロッコファン1
0を回転させてブロアユニット内に車室外の空気を導入
すると、車室外の空気と共にブロアユニット内に侵入し
た雨水等の水滴が、シロッコファン10のファンブレー
ド12より内側の固定部材11の表面11aに付着す
る。
【0039】そして、この固定部材11の表面11aに
付着した水滴は、固定部材11の回転に伴う遠心力と、
固定部材11の表面11aに沿ってファンブレード12
へ流れ込む空気流とにより、固定部材11の表面11a
上をファンブレード12へ向かって移動し始め、前記水
滴の一部は、固定部材11に設けられたファン穴13か
ら固定部材11の裏面11b側へ落下する。
【0040】このとき、ブラシレスモータ1では、シロ
ッコファン10のファン穴13は、モータシャフト2先
端側の先端縁13aが、ヨーク20のヨーク穴22のモ
ータシャフト2後端側の後端縁22aよりモータシャフ
ト2後端側に位置しているため、シロッコファン10の
ファン穴13から落下した水滴は、ファン穴Nとヨーク
穴Kとが略一致して配置されている図4図示の従来品と
比べて、ヨーク穴22からヨーク20内への侵入が難し
い。
【0041】従って、ブラシレスモータ1では、前記従
来品と比べて、ヨーク20で覆われたハウジング4の第
1軸受部3aの被水が発生しにくく、よって、シロッコ
ファン10の固定部材11の表面11aに付着した水滴
によるハウジング4の第1軸受部3aの被水を抑制する
ことができる。
【0042】しかも、ブラシレスモータ1では、シロッ
コファン10の各ファン穴13は、ヨーク20の各ヨー
ク穴22に対して、モータシャフト2の軸方向だけでな
く、固定部材11の周方向へもずれている。
【0043】このため、ファンブレード12より内側の
固定部材11の表面11aに付着し該表面11aをファ
ンブレード12へ向かって移動する雨粒等の水滴は、固
定部材11に設けられたファン穴13から落下しても、
ヨーク穴22からヨーク20内への侵入がより難しくな
る。従って、ブラシレスモータ1では、シロッコファン
10の固定部材11の表面11aに付着した水滴によ
る、ヨーク20で覆われたハウジング4の第1軸受部3
aの被水を、より確実に抑制することができる。
【0044】ところで、ブラシレスモータ1を駆動して
シロッコファン10を回転させると、シロッコファン1
0の各ファンブレード12の内側から外側へ向かって空
気が流れ、ファンブレード12より内側に位置する固定
部材11の表面11aは、ファンブレード12に近づく
程、負圧の程度が大きくなる。そして、ブラシレスモー
タ1では、シロッコファン10のファン穴13は、固定
部材11の表面11aにおけるファンブレード12の配
設位置の近くに設けられている。
【0045】従って、ブラシレスモータ1では、シロッ
コファン10の固定部材11における負圧の程度が相対
的に大きくなる部位にファン穴13が設けられており、
このため、ブラシレスモータ1を駆動してシロッコファ
ン10を回転させると、相対的により大量のヨーク20
内の空気を、ヨーク20のヨーク穴22及びシロッコフ
ァン10のファン穴13を通して固定部材11の表面1
1a側へ流すことができ、ヨーク20で覆われたコア7
の冷却効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜3記載の各発明を併せて実施した実
施の形態の一例を示す破断断面図である。
【図2】図1に示すものの要部破断正面図である。
【図3】図1に示すものの平面図である。
【図4】従来品の一例を示す要部破断断面図である。
【符号の説明】
1 ブラシレスモータ 2 モータシャフト 3a 第1軸受部(軸受部) 3b 第2軸受部(軸受部) 4 ハウジング 6 巻線 7 コア 8 永久磁石 10 シロッコファン 11 固定部材 12 ファンブレード 13 ファン穴 13a ファン穴の先端縁 20 ヨーク 22 ヨーク穴 22a ヨーク穴の後端縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H033 AA02 AA15 BB02 BB06 BB20 CC03 EE00 EE03 5H019 AA00 BB01 BB19 CC04 CC09 DD01 EE01 EE07 FF00 FF01 FF03 5H607 AA02 AA05 BB01 BB09 BB14 BB17 CC01 CC05 DD02 FF04 GG01 GG09 GG26 KK07 KK08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受部(3a,3b)を介してモータシ
    ャフト(2)を回転自在に支持するハウジング(4)
    に、巻線(6)を施されたコア(7)が固定され、該コ
    ア(7)の外側に近接配置された永久磁石(8)を保持
    するヨーク(20)が、前記ハウジング(4)よりモー
    タシャフト(2)先端側でモータシャフト(2)に固定
    されて前記軸受部(3a)及びコア(7)を覆い、モー
    タシャフト(2)に取り付けられた送風用のシロッコフ
    ァン(10)が、前記ヨーク(20)よりモータシャフ
    ト(2)先端側でモータシャフト(2)に固定されてヨ
    ーク(20)を覆う固定部材(11)と、該固定部材
    (11)の表面(11a)からモータシャフト(2)先
    端側へ向かって伸びモータシャフト(2)を取り囲む多
    数のファンブレード(12)と、該ファンブレード(1
    2)より内側の固定部材(11)に設けられたファン穴
    (13)とを備え、前記ヨーク(20)にヨーク穴(2
    2)が設けられている送風機用のブラシレスモータにお
    いて、 前記ファン穴(13)は、モータシャフト(2)先端側
    の先端縁(13a)が、前記ヨーク穴(22)のモータ
    シャフト(2)後端側の後端縁(22a)よりモータシ
    ャフト(2)後端側に位置していることを特徴とする送
    風機用のブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の送風機用のブラシレスモ
    ータであって、前記ファン穴(13)は、前記ヨーク穴
    (22)に対して前記固定部材(11)の周方向へずら
    されていることを特徴とする送風機用のブラシレスモー
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の送風機用のブラシ
    レスモータであって、前記ファン穴(13)は、前記固
    定部材(11)における前記ファンブレード(12)の
    配設位置の近くに設けられていることを特徴とする送風
    機用のブラシレスモータ。
JP10213092A 1998-07-28 1998-07-28 送風機用のブラシレスモータ Pending JP2000050602A (ja)

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