JP2015057014A - モータ - Google Patents

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丈生 野田
Takeo Noda
丈生 野田
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Abstract

【課題】冷却性と防水性を両立できるモータを提供することが目的である。
【解決手段】モータ10は、ステータ12及びロータ14を有するモータ本体16と、ロータ14の周囲に設けられたモータホルダ18と、ステータ12を保持すると共にモータホルダ18に組み付けられたセンターピース20と、モータホルダ18に形成されモータホルダ18の外部からの冷却風をモータ本体16へ導く冷却風導入路76と、冷却風導入路76の入口部とセンターピース20の外部とを連通する排水通路96と、排水通路96の入口部に設けられモータホルダ18とセンターピース20とで構成されたラビリンス構造100とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関する。
従来、ステータ及びロータを有するモータ本体と、ロータの周囲に設けられたモータホルダと、モータホルダに組み付けられたセンターピースと、モータホルダに形成された冷却風導入路とを備えたモータがある(例えば、特許文献1参照)。このモータでは、冷却風導入路を通じてモータホルダの外部からの冷却風がモータ本体へ導かれる。
特許第3426151号公報
しかしながら、上記モータでは、冷却風導入路に水滴が入り込んだ場合に、この水滴が冷却風と一緒になってモータ本体側へ浸入する虞がある。また、このような冷却風導入路を有するモータでは、冷却風による冷却性を確保することが要求される。
そこで、本発明は、冷却性と防水性を両立できるモータを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のモータは、ステータ及びロータを有するモータ本体と、前記ロータの周囲に設けられたモータホルダと、前記ステータを保持すると共に、前記モータホルダに組み付けられたセンターピースと、前記モータホルダに形成され、前記モータホルダの外部からの冷却風を前記モータ本体へ導く冷却風導入路と、前記冷却風導入路の入口部と前記センターピースの外部とを連通する排水通路と、前記排水通路の入口部に設けられ、前記モータホルダと前記センターピースとで構成されたラビリンス構造と、を備えている。
このモータによれば、冷却風導入路の入口部とセンターピースの外部とは、排水通路によって連通されている。従って、冷却風導入路に水滴が入り込んだ場合でも、この水滴を排水通路を通じてセンターピースの外部に排出することができるので、防水性を確保することができる。また、排水通路の入口部には、モータホルダとセンターピースとで構成されたラビリンス構造が設けられている。従って、このラビリンス構造により、水滴を排水通路側に流しつつ冷却風が排水通路から漏れ出すことを抑制することができるので、冷却性も確保することができる。
請求項2に記載のモータは、請求項1に記載のモータにおいて、前記センターピースの周縁部に、前記モータホルダ側に向けて立設され、前記モータホルダの周縁部と係合された係合壁が形成され、前記係合壁の一部が、前記冷却風導入路における前記排水通路よりも奥側に設けられた防水壁として形成されたものである。
このモータによれば、センターピースの周縁部に形成された係合壁の一部は、冷却風導入路に設けられた防水壁として形成されている。従って、冷却風導入路に水滴が入り込んだ場合でも、この水滴の浸入を防水壁により阻止することができる。しかも、この防水壁は、冷却風導入路における排水通路よりも奥側に設けられているので、防水壁により浸入が阻止された水滴を排水通路を通じてセンターピースの外部に排出することができる。これにより、防水性を高めることができる。
請求項3に記載のモータは、請求項1又は請求項2に記載のモータにおいて、前記モータホルダに、前記冷却風導入路の入口側の開口よりも外側に位置する凹状の水滴貯留部が形成されたものである。
このモータによれば、モータホルダには、凹状の水滴貯留部が形成されており、この水滴貯留部は、冷却風導入路の入口側の開口よりも外側に位置している。従って、モータホルダの外部から冷却風導入路の入口側の開口に向けて流れる水滴を水滴貯留部で捕集して貯留することができる。
請求項4に記載のモータは、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のモータにおいて、前記ラビリンス構造が、前記排水通路の入口側の開口と対向する第一ラビリンス部と、前記排水通路の入口側の開口の側方に設けられ、該開口の開口方向に延びる第二ラビリンス部と、前記排水通路の入口側の開口の横幅方向に延び、該開口と前記第二ラビリンス部との間に設けられた第三ラビリンス部とを有するものである。
このモータによれば、ラビリンス構造は、排水通路の入口側の開口と対向する第一ラビリンス部と、該開口の側方に設けられて該開口の開口方向に延びる第二ラビリンス部と、該開口の横幅方向に延びて該開口と第二ラビリンス部との間に設けられた第三ラビリンス部とを有している。従って、ラビリンス構造が冷却風を通しにくい構造となっているので、冷却風が排水通路から漏れ出すことをより効果的に抑制することができる。
請求項5に記載のモータは、請求項4に記載のモータにおいて、前記第二ラビリンス部及び前記第三ラビリンス部の各々が、前記排水通路の入口側の開口の両側に設けられたものである。
このモータによれば、第二ラビリンス部及び第三ラビリンス部の各々は、排水通路の入口側の開口の両側に設けられており、これにより、水滴の排水経路が該開口の両側に形成されている。従って、水滴の排水経路が増加された分、防水性(排水性)を向上させることができる。また、各排水経路に第一ラビリンス部、第二ラビリンス部及び第三ラビリンス部からなるラビリンス形状が設けられているので、冷却風の漏れを効果的に抑制することができる。以上より、防水性を向上させつつ冷却性を確保することができる。
請求項6に記載のモータは、請求項4又は請求項5に記載のモータにおいて、前記第一ラビリンス部が、前記センターピースに形成され、前記第二ラビリンス部及び前記第三ラビリンス部が、前記モータホルダに形成されたものである。
このモータによれば、第一ラビリンス部は、センターピースに形成され、第二ラビリンス部及び第三ラビリンス部は、モータホルダに形成されている。従って、ラビリンス構造を構成する第一ラビリンス部、第二ラビリンス部、及び、第三ラビリンス部が、センターピース及びモータホルダに分かれて形成されているので、センターピース及びモータホルダの構成がそれぞれ複雑化することを抑制しつつ(省スペース化を達成しつつ)、ラビリンス構造を追加することができる。
本発明の一実施形態に係るモータの縦断面図である。 図1に示されるモータの要部拡大図である。 図2の3−3線断面図である。 図2,図3に示される部分の一部断面を含む斜視図である。
以下、図面に基づき、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係るモータ10は、ステータ12及びロータ14を有するモータ本体16と、モータホルダ18と、センターピース20と、制御回路22と、回路ケース24とを備えている。
ステータ12は、環状に形成されたコア26と、複数の巻線28を有している。複数の巻線28は、コア26に放射状に形成された複数のティースに樹脂製のインシュレータを介して巻回されている。
ロータ14は、有天円筒状のロータハウジング30と、ロータハウジング30の内周面に固着されたロータマグネット32を有している。ロータハウジング30は、ステータ12を収容しており、ロータマグネット32は、ステータ12の径方向外側にステータ12と対向して配置されている。ロータハウジング30の天井部の中央部には、円筒状の固定部34が形成されており、この固定部34の内側には、モータシャフト36が圧入されている。
モータホルダ18は、ロータ14の周囲に設けられている。つまり、このモータホルダ18は、ロータ14の周囲を囲う円環状の包囲部38と、この包囲部38から包囲部38の径方向外側に拡がる円盤部40とを有している。円盤部40は、後述するセンターピース20の本体部42側に開口する薄型の容器状に形成されている。
センターピース20は、モータ本体16の軸方向に円盤部40と組み付けられた本体部42と、この本体部42の中央部から突出する支持部44と、この支持部44に組み付けられた支持部材46とを有している。本体部42の周縁部には、モータホルダ18側に向けて係合壁48が立設されており、この係合壁48は、モータホルダ18の周縁部と係合されている(図2〜図4も参照)。このモータホルダ18の周縁部には、係合壁48の外側から係合壁48と係合(嵌合)される係合面が形成されている。
センターピース20の本体部42と、モータホルダ18の円盤部40とは、モータ本体16の軸方向に組み付けられた状態で、モータ本体16の周方向における幾つかの箇所においてボルト50により固定されている。また、本体部42の中央部に形成された支持部44の先端部は、環状に形成されたコア26の内側に圧入されている。そして、このようにコア26の内側に支持部44の先端部が圧入されることにより、ステータ12は、センターピース20に保持されている。
センターピース20に設けられた支持部44及び支持部材46には、軸受52がそれぞれ設けられており、この軸受52の内側には、モータシャフト36が圧入されている。そして、このようにしてモータシャフト36が軸受52を介して支持部44及び支持部材46に支持されることにより、モータシャフト36を含むロータ14の全体は、センターピース20及びステータ12に対して回転可能とされている。
制御回路22は、センターピース20の本体部42に対するステータ12と反対側に配置されている。この制御回路22は、センターピース20の本体部42に沿って配置された基板54と、この基板54上に実装された複数の実装部品56等を有している。また、基板54における本体部42側の面には、ヒートシンク58が実装されている。このヒートシンク58は、放熱部60を有しており、放熱部60は、本体部42を貫通してモータホルダ18の円盤部40側に露出されている。この放熱部60には、モータ本体16の軸方向に沿って延びる複数の凸部62が形成されている。この複数の凸部62は、本体部42に対して円盤部40側に突出している。
回路ケース24は、扁平容器状に形成されており、開口を本体部42側に向けた状態で本体部42に組み付けられている。回路ケース24と本体部42とによって形成された空間には、上述の制御回路22が収容されている。
なお、このモータ10は、例えば乗用自動車等の車両に搭載される送風装置として好適に用いられるものであり、モータシャフト36の先端部には、ファン64(例えばシロッコファン)が取り付けられ、モータホルダ18は、ファン64を収容するダクト66に組み付けられる。
また、このような送風装置に好適に用いられる本実施形態のモータ10は、冷却性と防水性とを確保させるために以下の構成を備えている。
すなわち、モータホルダ18の周縁部には、平面視にて四角形とされた凹状の水滴貯留部70が形成されている(図2〜図4も参照)。この水滴貯留部70は、モータホルダ18の周縁部における周方向の一部に形成されており、モータホルダ18の周縁部に対してモータホルダ18の径方向外側に突出している。この水滴貯留部70の開口70Aは、ダクト66の側部に形成された吸気路72と連通されている。水滴貯留部70の開口70Aは、モータ10の設置対象(この場合、ダクト66)への設置状態において鉛直方向上側に向けられる。
また、水滴貯留部70は、橋渡し状の連結部74(図3も参照)を介してモータホルダ18の周縁部と接続されている。この連結部74には、モータホルダ18の外部(吸気路72)からの冷却風を水滴貯留部70を介してモータ本体16へ導く冷却風導入路76が形成されている。
図2に示されるように、この冷却風導入路76の入口側の開口76Aは、片持ち状とされた水滴貯留部70における基端側の側壁部78に開口されており、水滴貯留部70は、冷却風導入路76の入口側の開口76Aよりも外側(モータホルダ18の径方向外側)に位置している。また、冷却風導入路76の出口側の開口76Bは、モータホルダ18の周縁部に形成された周壁部80に開口されている。モータホルダ18の円盤部40とセンターピース20の本体部42との間には、ロータハウジング30の内側と連通する空間82(図1も参照)が形成されており、この空間82は、冷却風導入路76の出口側の開口76Bと連通されている。
また、水滴貯留部70における基端側の側壁部78の上端部(冷却風導入路76の入口側の開口76Aにおける下縁部)には、上述の本体部42の周縁部に形成された係合壁48に向けて延びる庇部84が形成されている(図4も適宜参照)。一方、本体部42の周縁部には、水滴貯留部70側へ突出する突出部86が形成されている。突出部86は、冷却風導入路76の底部を形成するものであり、庇部84に対して水滴貯留部70の開口70Aと反対側(下側)に位置している。すなわち、突出部86は、モータ10の設置対象への設置状態において、庇部84よりも鉛直方向下側に位置される。この庇部84と突出部86との間には、隙間が設けられている。
また、この突出部86の先端部には、庇部84(又は、水滴貯留部70の開口70A)と反対側(下側)に延出する垂下壁部88が形成されている。この垂下壁部88は、モータ10の設置対象への設置状態において鉛直方向下側に向けて延びるものである。また、図3に示されるように、連結部74には、突出部86側に開口する凹状の溝90が形成されている。この溝90は、垂下壁部88に沿って形成されている(図2,図4も参照)。図2,図4に示されるように、垂下壁部88は、水滴貯留部70における基端側の側壁部78と対向しており、この垂下壁部88と側壁部との間には、上述の溝90が設けられている。
また、垂下壁部88には、この垂下壁部88の厚み方向に貫通するスリット92が形成されている。さらに、垂下壁部88の先端部(下端部)には、水滴貯留部70側へ延出する延出部94が形成されており、この延出部94の先端部は、水滴貯留部70の底部と接している。
そして、上述の庇部84と突出部86との間の隙間と、溝90と、スリット92とによって排水通路96が形成されている。この排水通路96により、上述の冷却風導入路76の入口部(入口側の部分)と、センターピース20の外部(下方)とは連通されている。つまり、上述の庇部84と突出部86との間の隙間は、排水通路96の入口側の開口96Aであり、この排水通路96の入口側の開口96Aは、冷却風導入路76の入口部に開口されている。また、スリット92は、排水通路96の出口側の開口であり、この排水通路96の出口側の開口は、センターピース20の外部(下方)に開口されている。
また、上述の係合壁48の一部は、防水壁98として形成されている。この防水壁98は、上述の突出部86に対して立設されている。この防水壁98は、冷却風導入路76における排水通路96よりも奥側に設けられている。本実施形態では、一例として、この防水壁98は、冷却風導入路76の出口側の開口76Bに形成されており、この出口側の開口76Bの下縁部を形成している。
また、排水通路96の入口部(入口側の部分)には、モータホルダ18とセンターピース20とで構成されたラビリンス構造100が設けられている。このラビリンス構造100は、図3に示されるように、第一ラビリンス部102と、第二ラビリンス部104と、第三ラビリンス部106とを有している。第一ラビリンス部102は、センターピース20に形成されている。この第一ラビリンス部102は、突出部86に立設された壁状に形成されており、排水通路96の入口側の開口96A(庇部84と突出部86との間の隙間)と対向している(図2,図4も参照)。
一方、第二ラビリンス部104及び第三ラビリンス部106は、モータホルダ18に形成されている。つまり、モータホルダ18の周壁部80における周方向の一部であって上述の突出部86と対応する位置には、接続壁部108が形成されている。この接続壁部108は、矩形状に形成された突出部86の縁部に沿って形成されており、周壁部80と開口96Aの側部とを接続している。そして、第二ラビリンス部104及び第三ラビリンス部106は、この接続壁部108における開口96A側の部分に形成されている。
また、より具体的には、第二ラビリンス部104は、開口96Aの側方に設けられており、開口96Aの開口方向に延びる壁面により形成されている。一方、第三ラビリンス部106は、開口96Aの横幅方向に延びる壁面により形成されており、開口96Aと第二ラビリンス部104との間に設けられている。
また、この第二ラビリンス部104及び第三ラビリンス部106の各々は、開口96Aの両側に設けられている。この第二ラビリンス部104及び第三ラビリンス部106は、第一ラビリンス部102との間に隙間を有している。また、それぞれ壁面からなる第二ラビリンス部104及び第三ラビリンス部106と、溝90の側壁面とは、階段状を成しており、また、第一ラビリンス部102は、溝90の開口幅と略同一の幅で形成されている。そして、第一ラビリンス部102、第二ラビリンス部104、第三ラビリンス部106が以上の構成とされることで、ラビリンス構造100は、迷路形状を成している。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本実施形態に係るモータ10によれば、モータホルダ18には、冷却風導入路76が形成されている。そして、図1に示されるファン64の回転に伴いモータ10の内部が負圧になると、吸気路72から冷却風Wが吸い込まれ、この冷却風Wが、水滴貯留部70の開口70A、冷却風導入路76、及び、モータホルダ18とセンターピース20との間の空間82を通じてモータ本体16へ導かれる。これにより、モータ本体16、特に、ステータ12を冷却することができる。
また、モータホルダ18とセンターピース20との間の空間82には、ヒートシンク58に形成された複数の凸部62が設けられている。従って、この空間82を通過する冷却風Wによりヒートシンク58を冷却することができ、ひいては、制御回路22に実装されヒートシンク58と接触する駆動素子等の発熱体を冷却することができる。
また、モータホルダ18には、吸気路72と接続された凹状の水滴貯留部70が形成されている。この水滴貯留部70は、図2に示されるように、冷却風導入路76の入口側の開口76Aよりも外側に位置している。従って、吸気路72から流れる水滴を水滴貯留部70で捕集して貯留することができる。
ところで、上述のようにファン64の回転に伴いモータ10の内部に負圧が生じると、吸気路72からの冷却風Wと一緒に水滴が冷却風導入路76に浸入することが考えられる。
しかしながら、本実施形態に係るモータ10によれば、図2に示されるように、冷却風導入路76の入口部とセンターピース20の外部(センターピース20の下方)とは、排水通路96によって連通されている。従って、冷却風導入路76に水滴Lが入り込んだ場合でも、この水滴Lを排水通路96を通じてセンターピース20の外部(下方)に排出することができるので、防水性を確保することができる。また、排水通路96の入口部には、モータホルダ18とセンターピース20とで構成されたラビリンス構造100(図3参照)が設けられている。従って、このラビリンス構造100により、水滴Lを排水通路96側に流しつつ冷却風Wが排水通路96から漏れ出すことを抑制することができるので、冷却性も確保することができる。
また、図3に示されるように、ラビリンス構造100は、排水通路96の入口側の開口96Aと対向する第一ラビリンス部102と、開口96Aの側方に設けられて開口96Aの開口方向に延びる第二ラビリンス部104と、開口96Aの横幅方向に延びて開口96Aと第二ラビリンス部104との間に設けられた第三ラビリンス部106とを有している。従って、ラビリンス構造100が冷却風を通しにくい構造となっているので、冷却風が排水通路96から漏れ出すことをより効果的に抑制することができる。
さらに、センターピース20の周縁部に形成された係合壁48の一部は、冷却風導入路76に設けられた防水壁98(図2,図4も参照)として形成されている。従って、冷却風導入路76に水滴が入り込んだ場合でも、この水滴の浸入を防水壁98により阻止することができる。しかも、この防水壁98は、冷却風導入路76における排水通路96よりも奥側に設けられているので、防水壁98により浸入が阻止された水滴を排水通路96を通じてセンターピース20の外部に排出することができる。これにより、防水性を高めることができる。
また、図3に示されるように、第二ラビリンス部104及び第三ラビリンス部106の各々は、開口96Aの両側に設けられており、これにより、水滴の排水経路が開口96Aの両側に形成されている。従って、水滴の排水経路が増加された分、防水性(排水性)を向上させることができる。また、各排水経路に第一ラビリンス部102、第二ラビリンス部104及び第三ラビリンス部106からなるラビリンス形状が設けられているので、冷却風の漏れを効果的に抑制することができる。
また、第一ラビリンス部102は、センターピース20に形成され、第二ラビリンス部104及び第三ラビリンス部106は、モータホルダ18に形成されている。従って、ラビリンス構造100を構成する第一ラビリンス部102、第二ラビリンス部104、及び、第三ラビリンス部106が、センターピース20及びモータホルダ18に分かれて形成されているので、センターピース20及びモータホルダ18の構成がそれぞれ複雑化することを抑制しつつ(省スペース化を達成しつつ)、ラビリンス構造100を追加することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、ラビリンス構造100は、一例として、第一ラビリンス部102、第二ラビリンス部104、及び、第三ラビリンス部106を有する構成とされていたが、同様の機能を有する他の構造とされていても良い。
また、第二ラビリンス部104及び第三ラビリンス部106の各々は、開口96Aの両側に設けられていたが、排水性を確保できる場合には、第二ラビリンス部104及び第三ラビリンス部106の各々が開口96Aの片側のみに設けられていても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10…モータ、12…ステータ、14…ロータ、16…モータ本体、18…モータホルダ、20…センターピース、22…制御回路、24…回路ケース、26…コア、28…巻線、30…ロータハウジング、32…ロータマグネット、34…固定部、36…モータシャフト、38…包囲部、40…円盤部、42…本体部、44…支持部、46…支持部材、48…係合壁、50…ボルト、52…軸受、54…基板、56…実装部品、58…ヒートシンク、60…放熱部、62…凸部、64…ファン、66…ダクト、70…水滴貯留部、70A…開口、72…吸気路、74…連結部、76…冷却風導入路、76A…入口側の開口、76B…出口側の開口、78…側壁部、80…周壁部、82…空間、84…庇部、86…突出部、88…垂下壁部、90…溝、92…スリット、94…延出部、96…排水通路、96A…入口側の開口、98…防水壁、100…ラビリンス構造、102…第一ラビリンス部、104…第二ラビリンス部、106…第三ラビリンス部、108…接続壁部、L…水滴、W…冷却風

Claims (6)

  1. ステータ及びロータを有するモータ本体と、
    前記ロータの周囲に設けられたモータホルダと、
    前記ステータを保持すると共に、前記モータホルダに組み付けられたセンターピースと、
    前記モータホルダに形成され、前記モータホルダの外部からの冷却風を前記モータ本体へ導く冷却風導入路と、
    前記冷却風導入路の入口部と前記センターピースの外部とを連通する排水通路と、
    前記排水通路の入口部に設けられ、前記モータホルダと前記センターピースとで構成されたラビリンス構造と、
    を備えたモータ。
  2. 前記センターピースの周縁部には、前記モータホルダ側に向けて立設され、前記モータホルダの周縁部と係合された係合壁が形成され、
    前記係合壁の一部は、前記冷却風導入路における前記排水通路よりも奥側に設けられた防水壁として形成されている、
    請求項1に記載のモータ。
  3. 前記モータホルダには、前記冷却風導入路の入口側の開口よりも外側に位置する凹状の水滴貯留部が形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載のモータ。
  4. 前記ラビリンス構造は、
    前記排水通路の入口側の開口と対向する第一ラビリンス部と、
    前記排水通路の入口側の開口の側方に設けられ、該開口の開口方向に延びる第二ラビリンス部と、
    前記排水通路の入口側の開口の横幅方向に延び、該開口と前記第二ラビリンス部との間に設けられた第三ラビリンス部とを有している、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のモータ。
  5. 前記第二ラビリンス部及び前記第三ラビリンス部の各々は、前記排水通路の入口側の開口の両側に設けられている、
    請求項4に記載のモータ。
  6. 前記第一ラビリンス部は、前記センターピースに形成され、
    前記第二ラビリンス部及び前記第三ラビリンス部は、前記モータホルダに形成されている、
    請求項4又は請求項5に記載のモータ。
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