JP4258797B2 - ファンモータの冷却装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーシングによって内部が密閉された、密閉型の小型ファンモータに関し、そのモータ外周に伝熱性の悪い合成樹脂製ブラケット本体が被嵌され、そのブラケット本体に突設された取付アームによってそのモータが支持されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
密閉型の小型ファンモータは、構造が簡単に形成されているため、モータ内部に外気を流通させて放熱する手段を有しない。そしてモータの使用中に内部で発生した熱は、モータ外周のケーシングを介して放熱される。
しかしながら、ラジエータ用ファンモータの場合等のように、ファンモータが樹脂製ブラケットに内装され、そのブラケットに突設された取付アームを介して支持材にモータが固定される場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような場合、ファンモータのケーシングが放熱性の悪い樹脂製ブラケットに覆われているため、外周からの放熱を円滑に行うことができず、モータを長時間運転したとき加熱するおそれがある。
そこで本発明は、このような合成樹脂製のブラケットが被嵌されるファンモータにおいて、効果的に冷却ができるものの提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、合成樹脂の成形体よりなり、ファンモータ(1)が内装されてそのケーシング(1a)外周に部分的に接触して支持する凹部(2)および、そのモータ回転軸(3)の貫通孔(4)を有するカップ状のブラケット本体(5)と、
そのブラケット本体(5)の外周に一体に突設された複数の取付アーム(6)とを具備し、
前記カップ状のブラケット本体(5)の底に複数の孔(7)または欠切部が形成され、
前記ケーシング(1a)の外周と前記凹部(2)との間の隙間が前記孔(7)または欠切部に連通して、ケーシング(1a)の軸方向の一端から他端に空気の流路(10)が形成され、
前記ブラケット本体(5)のカップ状の内面に複数の放射リブ(9)が中心側へ突設され、そのリブ(9)の縁がファンモータ(1)の外周を支持し、リブ(9)間に空気の流路(10)が形成されたファンモータの冷却装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明のファンモータの冷却装置の分解斜視図であり、図2はその組立状態を示す一部破断側面図、図3はそのブラケット15の裏面図である。
このファンモータ1はケーシング1aによって内部が密閉された、密閉型の小型のものであり、先端に回転軸3が突設され、その後端のフランジ部にボルト孔14が設けられている。
次に、このファンモータ1が内装されるブラケット15は、中心に貫通孔4を有するカップ状のブラケット本体5と、そのブラケット本体5の外周に突設された複数の取付アーム6とを有する。そして取付アーム6の先端にはボルト孔14が設けられ、その先端部が図示しない支持部材に固定される。
【0007】
ブラケット本体5のカップ状の底部であって貫通孔4の周縁には、多数の孔7が形成されている。この孔7は、図3の如くブラケット本体5の内部に開口されている。ブラケット本体5の内面側には環状リブ16と放射状の放射リブ9とが一体に形成され、放射リブ9の端縁にファンモータ1のケーシング1aの外周が接触する。そのためケーシング1aの外周は大気に開放されている。また、ブラケット本体5の内部にはボルト孔13を有する複数の棒状部12が一体に形成されている。
次に、取付アーム6は裏面側が溝状に形成されその内部に多数のリブ9aが梯子状に配置されている。そしてファンモータ1のケーシング1aが夫々の放射リブ9の先端に接触し、ファンモータ1の後端のボルト孔14と棒状部12のボルト孔13とが整合され、両者間が図示しないボルトにより締結固定される。
【0008】
そして図2に示す如く、回転軸3の先端にファンボス8cが固定される。またこの例では、ファン8の前面側に熱交換器11のコアが対向する。
ファンモータ1を駆動して、ファン8を回転させると、冷却風が熱交換器11の前面側からファン8を通過し、放射状の取付アーム6の間を流通して後方に導かれる。そのファン8の翼部8aの根元部では逆流が起こり、ファンモータ1の外周とブラケット本体5の内周に形成された流路10及び孔7を介して、後方から前方に空気が流通する。それにより、ファンモータ1のケーシング1aの外周を冷却することができる。
なお、この例では孔7が貫通孔4に対しその外周に同心円状に多数形成されているが、それに代えて、貫通孔4の縁部から放射方向に欠切部を設け空気の流通路とすることもできる。
【0009】
【発明の作用・効果】
本発明によれば、合成樹脂の成形体よりなるカップ状のブラケット本体5内にファンモータ1が内装されるものにおいて、ブラケット本体5の底に複数の孔7が形成され、ブラケット本体5のカップ状の内面に複数の放射リブ9が中心側へ突設され、そのリブ9の縁がファンモータ1の外周を支持し、リブ9間に空気の流路10が形成されたから、ファン8が回転されたとき、空気がファンモータ1の外周を通り、ファンモータ1の外周からの放熱を促しファンモータ1が加熱することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファンモータの冷却装置の分解斜視図。
【図2】同装置の組立状態を示す説明図。
【図3】同装置に用いられるブラケット15の裏面図。
【符号の説明】
1 ファンモータ
1a ケーシング
2 凹部
3 回転軸
4 貫通孔
5 ブラケット本体
6 取付アーム
7 孔
8 ファン
8a 翼部
8b リング部
8c ファンボス
9 放射リブ
9a リブ
10 流路
11 熱交換器
12 棒状部
13 ボルト孔
14 ボルト孔
15 ブラケット
16 環状リブ
Claims (1)
- 合成樹脂の成形体よりなり、ファンモータ(1)が内装されてそのケーシング(1a)外周に部分的に接触して支持する凹部(2)および、そのモータ回転軸(3)の貫通孔(4)を有するカップ状のブラケット本体(5)と、
そのブラケット本体(5)の外周に一体に突設された複数の取付アーム(6)とを具備し、
前記カップ状のブラケット本体(5)の底に複数の孔(7)または欠切部が形成され、
前記ケーシング(1a)の外周と前記凹部(2)との間の隙間が前記孔(7)または欠切部に連通して、ケーシング(1a)の軸方向の一端から他端に空気の流路(10)が形成され、
前記ブラケット本体(5)のカップ状の内面に複数の放射リブ(9)が中心側へ突設され、そのリブ(9)の縁がファンモータ(1)の外周を支持し、リブ(9)間に空気の流路(10)が形成されたファンモータの冷却装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2002137741A JP4258797B2 (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | ファンモータの冷却装置 |
Publications (2)
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JP2002137741A Expired - Fee Related JP4258797B2 (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | ファンモータの冷却装置 |
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2002
- 2002-05-13 JP JP2002137741A patent/JP4258797B2/ja not_active Expired - Fee Related
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