JPH0720940A - サーボ制御装置 - Google Patents

サーボ制御装置

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Publication number
JPH0720940A
JPH0720940A JP16468893A JP16468893A JPH0720940A JP H0720940 A JPH0720940 A JP H0720940A JP 16468893 A JP16468893 A JP 16468893A JP 16468893 A JP16468893 A JP 16468893A JP H0720940 A JPH0720940 A JP H0720940A
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JP
Japan
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motor
load
angle
angular velocity
command signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP16468893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Ono
喜美雄 大野
Ichiro Awaya
伊智郎 粟屋
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP16468893A priority Critical patent/JPH0720940A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータと負荷との間のねじれを小さくして負
荷の振動を抑制し、軸の剛性が低い機械でも高速・高精
度の位置決め制御を可能にする。 【構成】 制御部10は、位置指令信号θr に応じた操
作量uを出力してモータ23を駆動し、負荷22の位置
を制御する。制御対象20では、モータ23の角度θm
及び角速度ωm を計測し、制御部10にフィードバック
する。制御部10は、位置指令信号θr とモータ角度θ
m 及び角速度ωm との偏差を求めてモータ23の位置及
び速度を制御する。一方、推定部16は、操作量uとモ
ータ角速度ωm からモータ23と負荷22との間のねじ
り角度^Δθ及びねじり角速度^Δωを推定し、フィー
ドバックゲインGpt,Gvtを乗じて操作量uにフィード
バックする。このフィードバック制御により、モータ2
3と負荷22との間のねじれを小さくして負荷22の振
動を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、剛性の低い機械の位置
決め制御に適用されるサーボ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、剛性の低い機械系に対するサーボ
制御装置は、図3に示すように構成されている。即ち、
制御系に与えられる位置指令信号θr は、減算器1に入
力されて制御対象2からのモ−タ角度θm との偏差が求
められ、位置フィードバックゲイン(Gp )3に入力さ
れる。この位置フィードバックゲイン(Gp )3の出力
信号は、減算器4に入力されて制御対象2におけるモー
タ角速度ωm との偏差が求められ、速度フィードバック
ゲイン(Gv )5により増幅されて制御対象2に供給さ
れる。
【0003】上記制御対象2は、例えばタコジェネレー
タやエンコーダ等によってモータ角速度ωm 及びモ−タ
角度θm が計測され、制御系にフィードバックされる。
即ち、従来のサーボ制御装置においては、位置と速度の
みをフィードバック制御しており、モータと負荷とのね
じり角度、及びねじり角速度についての制御は行なって
いない。従って、回転軸のねじりによって負荷に振動が
発生する場合は、回転軸の剛性を高くすることにより負
荷の振動抑制を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のサ
ーボ制御装置では、回転軸のねじりによって負荷に振動
が発生する場合、回転軸の剛性を高くして負荷の振動を
抑制しており、その結果、機械が大型化すると共に、重
量、費用が増大するという問題があった。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、回転軸の剛性を上げることなく負荷の振動を抑制
し、かつ、高速・高精度に位置決め制御することができ
るサーボ制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、負荷をモータ
によって駆動し、位置指令信号に応じて上記負荷の角度
を制御するサーボ制御装置において、上記モータの角度
及び角速度を計測して制御系にフィードバックし、上記
位置指令信号との偏差を求めて上記モータの位置及び速
度を制御する手段と、上記モータと負荷との間のねじり
角度及びねじり角速度を推定する推定部と、この推定部
から出力される推定値にゲインを掛け、上記モータを駆
動するトルク指令信号にフィードバックして上記負荷の
振動を制御する振動制御手段とを具備したことを特徴と
する。
【0007】
【作用】制御系は、位置指令信号に応じてモータを駆動
し、負荷の位置を制御する。この際、制御対象において
モータの角度及び角速度が計測され、制御系にフィード
バックされる。制御系では、上記位置指令信号とモータ
の角度及び角速度との偏差を求めてモータの位置及び速
度を制御する。また、推定部は、トルク指令信号と計測
されたモータ角速度からモータと負荷との間のねじり角
度及びねじり角速度を推定し、フィードバックゲインを
乗じてトルク指令信号にフィードバックする。
【0008】上記のように推定部で推定したねじり角度
及びねじり角速度をトルク指令信号にフィードバックす
ることにより、モータと負荷との間のねじれを小さくし
て負荷の振動を抑制することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例に係るサーボ制御装
置の構成を示すブロック図である。同図において、10
はサーボ制御部で、位置指令信号θr に基づいて操作量
(トルク指令信号)uを発生し、制御対象20に出力す
る。この制御対象20は、操作量uを増幅するサーボア
ンプ21、負荷22を駆動するモータ23、このモータ
23の角速度ωm を得るタコジェネレータ24、モ−タ
23の回転角度θm を得るエンコーダ25で構成され
る。
【0010】そして、上記サーボ制御部10では、位置
指令信号θr とエンコーダ25から与えられるモ−タ角
度θm との偏差θr −θm が減算器11により求めら
れ、位置フィードバックゲイン(Gp )12により増幅
される。この位置フィードバックゲイン(Gp )12に
より増幅された信号は、減算器13に入力されてタコジ
ェネレータ24から与えられるモータ角速度ωm との偏
差「Gp (θr −θm )−ωm 」が求められ、速度フィ
ードバックゲイン(Gv )14により増幅された後、減
算器15を介して操作量uとして取り出され、制御対象
20へ送られると共に推定部16に入力される。この推
定部16には、更にタコジェネレータ24からモータ角
速度ωm が与えられる。
【0011】上記推定部16は、上記モータ角速度ωm
とサーボ制御部10の出力である操作量uに基づいて、
モータ23と負荷22との間のねじり角度Δθ及びねじ
り角速度をΔωを推定する。この推定部16により推定
されたねじり角度Δθ及びねじり角速度Δωは、それぞ
れねじり角度フィードバックゲイン(Gpt)17、ねじ
り角速度フィードバックゲイン(Gvt)18により増幅
された後、加算器19により加算されて上記減算器15
の−端子に入力される。即ち、推定部16により推定さ
れたねじり角度Δθ及びねじり角速度Δωがそれぞれフ
ィードバックゲイン17,18により増幅され、その加
算結果が操作量uにフィードバックされる。
【0012】次に上記実施例の動作について説明する。
推定部16は、制御対象20に対する操作量u及びタコ
ジェネレータ24により計測されたモータ角速度ωm か
らモータ23と負荷22との間のねじり角度^Δθ,ね
じり角速度^Δωを推定するもので、以下、その推定動
作について説明する。
【0013】図2は、サーボアンプ21、負荷22、モ
ータ23、タコジェネレータ24、エンコーダ25から
なる制御対象20と、推定部16との関係を示すブロッ
ク図である。
【0014】操作量uを入力としてモ−タ角度θm 及び
モータ角速度ωm を出力する制御対象20について、モ
ータ23と負荷22のねじりを考慮した状態方程式を以
下のように求める。
【0015】このシステムの運動方程式は、次式で表わ
すことができる。 Jm (dωm /dt) =u−Kr (θm −θL )−Dr (ωm −ωL ) …(1) JL (dωL /dt) =Kr (θm −θL )+Dr (ωm −ωL ) …(2) ただし、 θL :負荷の速度 ωL :負荷の角速度 Jm :モータの慣性モーメント JL :負荷の慣性モーメント Kr :ねじり剛性 Dr :内部減衰係数 である。
【0016】ここで、ねじり角度Δθ=θm −θL ,ね
じり角速度Δω=ωm −ωL として、(1),(2)式
を状態方程式に変換すると(3)式が得られる。ただ
し、出力はモータ角速度ωm のみとする。 (dX/dt)=AX+BU (dY/dt)=CX=ωm …(3)
【0017】
【数1】
【0018】上記(3)式に対してねじり角度Δθ、ね
じり角速度Δωを推定することは可能であり、この推定
部はオブザーバと呼ばれる。オブザーバは(5)式で表
わすことができる。
【0019】 ^X=(A−KC)X+Kωm +Bu …(5) ここで^XはXの推定ベクトルであり、^X=[^Δ
θ,^ωm ,^Δω]である。また、Kは誤差推定ベク
トル[e]=X−^Xが0に収束するように定められる
調整ゲインであり、制御系設計用CAD等を用いて計算
される。尚、K=[K1 ,K2 ,K3 ]の3行1列のベ
クトルである。
【0020】推定部16では、上記(5)式により推定
される状態量のうち、ねじり角度^Δθ,ねじり角速度
^Δωの2つを利用する。モータ角速度ωm の推定値^
ωmは、タコジェネレータ24によってモータ角速度ωm
を得ることができるので使用しない。
【0021】そして、上記推定部16で推定されたねじ
り角度^Δθ、ねじり角速度^Δωは、それぞれねじり
角度フィードバックゲイン(Gpt)17、角速度フィー
ドバックゲイン(Gvt)18で増幅され、加算器19で
加算された後、減算器15を介して操作量uにフィード
バックされる。このフィードバックにより、モータ23
と負荷22とのねじり角度及びねじり角速度が小さくな
るようにモータ23に対する制御が行なわれ、負荷22
の振動が抑制される。
【0022】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、位
置・速度のフィードバックの他に、モータと負荷との間
のねじり角度及びねじり角速度を推定部により推定して
フィードバックするようにしたので、モータと負荷との
間のねじれを小さくして負荷の振動を抑制することがで
きる。この結果、軸の剛性が低い機械でも高速・高精度
の位置決め制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るサーボ制御装置の構成
を示すブロック図。
【図2】同実施例における推定部の内部を説明するため
のブロック図。
【図3】従来のサーボ制御装置の構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
10 サーボ制御部 12 位置フィードバックゲイン(Gp ) 14 速度フィードバックゲイン(Gv ) 16 推定部 17 ねじり角度フィードバックゲイン(Gpt) 18 ねじり角速度フィードバックゲイン(Gvt) 20 制御対象 21 サーボアンプ 22 負荷 23 モータ 24 タコジェネレータ 25 エンコーダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷をモータによって駆動し、位置指令
    信号に応じて上記負荷の角度を制御するサーボ制御装置
    において、上記モータの角度及び角速度を計測して制御
    系にフィードバックし、上記位置指令信号との偏差を求
    めて上記モータの位置及び速度を制御する手段と、上記
    モータと負荷との間のねじり角度及びねじり角速度を推
    定する推定部と、この推定部から出力される推定値にゲ
    インを掛け、上記モータを駆動するトルク指令信号にフ
    ィードバックして上記負荷の振動を制御する振動制御手
    段とを具備したことを特徴とするサーボ制御装置。
JP16468893A 1993-07-02 1993-07-02 サーボ制御装置 Pending JPH0720940A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16468893A JPH0720940A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 サーボ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP16468893A JPH0720940A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 サーボ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0720940A true JPH0720940A (ja) 1995-01-24

Family

ID=15797971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16468893A Pending JPH0720940A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 サーボ制御装置

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JP (1) JPH0720940A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002335686A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Yaskawa Electric Corp モータ制御装置
US7181294B2 (en) 2004-04-08 2007-02-20 Fanuc Ltd Vibration control device
US10086976B2 (en) 2015-01-19 2018-10-02 Ronald Tuan Cushion case for a container

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002335686A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Yaskawa Electric Corp モータ制御装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020702