JP2515549B2 - 多軸サ−ボ機構の円弧軌跡制御装置 - Google Patents

多軸サ−ボ機構の円弧軌跡制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えばNC工作機械,レーザ加工機などの
多軸サーボ機構の円弧軌跡制御装置、特に軌跡精度の向
上化に関するものである。
[従来の技術] NC工作機,NCレーザ加工機など多軸サーボ機構におい
て、良好な加工精度を得るためには、各送り駆動軸の軌
跡制御における軌跡誤差を極力小さくすることが必要と
される。
第6図は従来のX軸,Y軸2軸サーボ機構の制御装置を
示すブロック図であり、図において1X,1Yは各々X軸,Y
軸の位置制御装置、2X,2Yは各々X軸駆動モータ3XとY
軸駆動モータ3Yを駆動・制御する速度制御増幅器、4X,4
Yは各々テーブル5をX軸方向とY軸方向に移動する送
りねじである。
6X,6Yは各々X軸駆動モータ3XとY軸駆動モータ3Yの
回転速度を検出するタコジュネレータ、7X,7Yは各々テ
ーブル5のX軸方向及びY軸方向の位置を検出するパル
スジェネレータ、8,9は加算器である。
上記のように構成した2軸サーボ機構においては、NC
装置(不図示)からX軸の位置指令xrとY軸の位置指令
yrとを加算器8を介して位置制御装置1X,1Yに送り、位
置制御装置1X,1Yでは各位置指令xr,yrに基いてX軸の速
度指令とY軸の速度指令を算出し、加算器9を
介して速度制御増幅器2X,2Yに送る。速度制御増幅器2X,
2Yは所定の速度指令r,に基いてX軸駆動モータ3X
とY軸駆動モータ3Yを各々駆動しテーブル5の位置を制
御する。この際タコジェネレータ6X,6YでX軸駆動モー
タ3XとY軸駆動モータ3Yの回転速度を検出し、パルスジ
ェネレータ7X,7Yでテーブル5のX軸方向とY軸方向の
応答位置x,yを検出してフィードバックしている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のように構成した多軸サーボ機構における制御
は、各軸ごとに時間をパラメータとして独立に制御を行
なっているため、円弧軌跡の高速送り駆動などの場合に
は各駆動軸のサーボ特性が同一であっても、応答の時間
遅れにより第7図に示すように点Aを円弧中心とした指
令円弧軌跡11に対して実際の応答軌跡12は小さくなり誤
差13が生じ、良好な加工精度が得られないという問題点
があった。
かかる問題点を解決するために、特開昭60−231207号
に多軸サーボ系の指令発生方式が開示されている。上記
公報に開示されている方式は、2軸以上の多軸サーボ機
構において主たる軸の位置指令と速度指令は時間をパラ
メータとして発生し、従たる軸の位置指令と速度指令は
主たる軸の状態をパラメータとして発生するようにして
いる。
しかし、この多軸サーボ機構の指令発生方式において
は、従たる軸の位置,速度を主たる軸の位置の関数値と
して求めて記憶しておくため、制御装置に膨大な記憶容
量を必要とする問題点がある。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたも
のであり、簡単な構成で軌跡精度の向上を図ることがで
きる多軸サーボ機構の円弧軌跡制御装置を提案すること
を目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る多軸サーボ機構の円弧軌跡制御装置
は、送りネジを回転することによりテーブルを制御軸方
向に移動させる軸駆動モータを有し、前記テーブルを制
御軸方向に移動させる目標速度指令値の入力に伴い、前
記目標速度指令値と前記軸駆動モータの回転速度検出手
段から得られる実速度との差を所定利得で増幅出力し
て、前記軸駆動モータの実速度を前記目標速度指令値に
追従させると共に、前記テーブルの制御軸方向の位置検
出手段から得られる実位置を出力するサーボ制御部と、
前記テーブルの制御軸方向の移動指令位置及び前記実位
置に基づいて、所定時間内に前記テーブルを制御軸方向
の移動指令位置に到達させるための前記速度指令値を求
めて出力する位置制御部と、前記テーブルの制御軸と直
交する異なる制御軸の実位置を入力し、この異なる制御
軸における実位置値から目標円弧の中心位置の前記異な
る制御軸における座標値を減算した値に、前記目標円弧
の目標角速度と所定の制御利得とをそれぞれ乗算するこ
とにより、速度指令補正値ベクトルの前記テーブルの制
御軸における成分値を求め、この成分値を前記位置制御
部が出力する速度指令値に対するフィードフォワード速
度指令補正値として出力するフィードフォワード制御部
と、前記位置制御部が出力する速度指令値と前記フィー
ドフォワード制御部が出力するフィードフォワード速度
指令補正値とを加算し、この加算値を目標速度指令値と
して前記サーボ制御部に出力する加算器とを前記テーブ
ルの各制御軸に対応して備えたものである。
[作用] この発明における多軸サーボ機構の円弧軌跡制御装置
は、互に直交する各軸に対応してそれぞれサーボ制御
部、位置制御部、フィードフォワード制御部及び加算器
を備え、サーボ制御部は送りネジを回転することにより
テーブルを制御軸方向に移動させる軸駆動モータを有
し、前記テーブルを制御軸方向に移動させる目標速度指
令値の入力に伴い、前記目標速度指令値と前記軸駆動モ
ータの回転速度検出手段から得られる実速度との差を所
定利得で増幅出力して、前記軸駆動モータの実速度を前
記目標速度指令値に追従させると共に、前記テーブルの
制御軸方向の位置検出手段から得られる実位置を出力す
る。位置制御部は前記テーブルの制御軸方向の移動指令
位置及び前記実位置に基づいて、所定時間内に前記テー
ブルを制御軸方向の移動指令位置に到達させるための前
記速度指令値を求めて出力する。フィードフォワード制
御部は前記テーブルの制御軸と直交する異なる制御軸の
実位置を入力し、この異なる制御軸における実位置値か
ら目標円弧の中心位置の前記異なる制御軸における座標
値を減算した値に、前記目標円弧の目標角速度と所定の
制御利得とをそれぞれ乗算することにより、速度指令補
正値ベクトルの前記テーブルの制御軸における成分値を
求め、この成分値を前記位置制御部が出力する速度指令
値に対するフィードフォワード速度指令補正値として出
力し、加算器は前記位置制御部が出力する速度指令値と
前記フィードフォワード制御部が出力するフィードフォ
ワード速度指令補正値とを加算し、この加算値を目標速
度指令値として前記サーボ制御部に出力する。
[実施例] まず、この発明の実施例を説明するにあたり、この発
明の多軸サーボ機構の円弧軌跡制御の原理を説明を簡単
にするために第1図に示すようにX軸とY軸とからなる
2軸サーボ機構に基いて説明する。
第1図において、11は指令軌跡であり、指令軌跡11は
座標原点Oを中心とした半径r0の円弧である。12は指令
軌跡11に基く応答軌跡である。いま、第1図に示すよう
に指令軌跡11上の指令位置P0(xr,yr)の半径方向がX
軸方向となす角、すなわち中心角をθとし、応答軌跡
12上の応答位置P(x,y〉の半径をr,中心角をθとし、
指令位置P0と応答位置Pの中心角偏差θ−θをΔθと
すると指令位置P0と応答位置PのX軸,Y軸に対する座標
値は次式で表わされる。
xr=r0cosθ ………(1) yr=r0sinθ ………(2) x=rcosθ ………(3) y=rsinθ ………(4) さて、例えば第6図に示す従来の制御装置に使用して
いる位置制御装置1X,1Yとして一般に用いられているも
のは比例制御装置であり、その比例ゲインをKpとする
と、この比例制御装置から出力される応答位置P(x,
y)におけるX軸方向の速度指令値とY軸方向の速
度指令値は次式で表わされる。 =Kp(xr−x) ………(5) =Kp(yr−y) ………(6) 応答位置P(x,y)における半径方向の指令速度ref
は上記直交座標系で表わした速度指令値r,の極座
標系への変換を考慮すると次式で表わされる。
この(7)式に上記(1)式〜(6)式を代入して変形
すると ここで の近似式を用いると、半径方向の指令速度refは次式
で表わされる。
この(8)式を考慮して半径方向に関する制御系のブ
ロック線図を考えると第2図に示すものとなる。すなわ
ち、半径方向に関する制御系は一定値である指令値r0
系に対して−KPr0(Δθ)2/2の外乱が加わる形とな
る。このため応答値rは指令値r0に対して偏差をもつこ
とになり、この偏差が軌跡誤差となる。
一方、中心角方向の指令速度refは次式で表わされ
る。
この(9)式に上記(1)式〜(6)式を代入して変形
すると ここでsinΔθ=Δθの近似式を用い、r0/r=1と近
似すると、中心角方向の指令速度refは次式で表わさ
れる。ref =KpΔθ ………(10) この(10)式を考慮して中心角に関する制御系のブロ
ック線図を考えると第3図に示すものとなる。すなわち
中心角に関する制御系は一般に定速度目標値である目標
値θに対して1次の制御系である。したがって角速度
目標値をω0,時間をtとするとθ=ω0tで表わされる
定速度目標値に対しては次式で示す中心角誤差の定常値
Δθstが発生する。
この中心角誤差Δθstによって第2図に示した外乱が発
生して軌跡誤差が生じる。
上記第3図に示した制御系に対して定常速度偏差を低
減する方法として、目標値の微分をフィードフォワード
で加える方法がある。この方法を適用すると、中心角の
目標値θの微分である角速度目標値ωにフィードフ
ォワードゲインKfを乗算して目標角速度の増分として加
えてやることになる。すなわち中心角方向の指令速度
refに対して次式 uθ=Kf・ω ………(12) で表わされるuθを加えてやることにより、中心角誤差
を低減することができ、その結果軌跡誤差も減少するこ
とができる。
ここで、上記(12)式で表わされる、極座標系での中
心角方向の補正指令速度uθを加えてやるということ
は、直交座標系で考えると、円弧半径をrとする中心角
方向の補正指令速度ruθをX,Y軸の成分に分解してそれ
ぞれをX,Y軸の補正指令速度値として加えてやることを
意味する。
X軸成分の補正指令速度値uxは、(12)式よりuθ
Kf・ωであるから、 ux=−ruθ・sinθ=−rKf・ω・sinθとなる。
ここで前記(4)式よりy=rsinθであるから上記ux
は次の(13)式となる。
ux=Kf・ω・y ………(13) 同様にY軸成分の補正指令速度値uyは、 uy=ruθ・cosθ=rKf・ω・cosθとなる。
ここで前記(3)式よりx=rcosθであるから上記uy
次の(14)式となる。
uy=Kf・ω・x ………(14) つまりuxは、目標円弧角速度(一定値)であるω
に、制御利得であるKfと、円弧半径であるrとをそれ
ぞれ乗算した値を持つ中心角方向の補正指令速度ベクト
ルのX軸成分である。
同様にuyは、ωにKfとrとをそれぞれ乗算した値を
持つ中心角方向の補正指令速度ベクトルのY軸成分であ
る。
第1図に、応答位置(即ち実位置)P(x,y)におけ
る半径方向及び中心角方向、並びに(12)〜(14)式の
θ・ux・uyをそれぞれ示した。
なお、(13),(14)式におけるx,y、即ち実位置で
ある応答位置Pのx,yは、 x=[応答位置(実位置)のX軸座標値]−[目標円弧
の中心位置のX軸座標値] y=[応答位置(実位置)のY軸座標値]−[目標円弧
の中心位置のY軸座標値] を意味する。第1図においては、目標円弧の中心位置は
座標原点なので、目標円弧の中心位置のX軸座標値、Y
軸座標値は共に零である。しかし目標円弧の中心位置が
座標原点でない場合は、上記の減算が必要となる。
したがって、第6図に示した従来例の速度指令値r,
に対して、それぞれ(13)式,(14)式に示したux
・uyを加えてやれば軌跡精度の向上を図ることができ
る。
すなわち、X軸及びY軸の速度指令値 を次式で決定する。
(15)式,(16)式において各々右辺第2項が円弧中
心角速度の目標値を用いたフィードフォワード制御を表
わす。
第4図は以上説明した多軸サーボ機構の円弧軌跡制御
の原理に基づくこの発明の一実施例を示すブロック図で
あり第4図において1X〜9は上記第6図に示した従来例
と全く同じものである。14Xは上記(13)式に基づく演
算処理を行なうフィードフォワード制御装置、14Yは上
記(14)式に基づく演算処理を行なうフィードフォワー
ド制御装置、15X,15Yは加算器である。
上記のように構成されたサーボ機構の円弧軌跡制御装
置においては、パルスジュネレータ7Xで検出した駆動中
のテーブル5のX軸方向位置xがY軸のフィードフォワ
ード制御位置14Yに取りこまれ、パルスジェネレータ7Y
で検出したテーブル5のY軸方向位置yがX軸のフィー
ドフォワード制御装置14Xに取りこまれる。各フィード
フォワード制御装置14X,14Yは入力された値に基づき(1
3)式,(14)式に示した演算処理が行なわれ、演算結
果ux,uyを各加算器15X,15Yに送られる。加算器15Xでは
位置制御装置1XでX軸方向の位置指令xrと応答位置xに
基いて算出したX軸方向の速度指令とフィードフォ
ワード制御装置14Xで演算した演算値uxとを加算し、加
算器15Yは位置制御装置1YでY軸方向の位置指令Yrと応
答位置yに基いて算出したY軸方向の速度指令とフ
ィードフォワード制御装置14Yで演算した演算値uyとを
加算し、円弧軌跡偏差のX軸成分とY軸成分を零にする
速度指令値 を出力する。この各速度指令値 を加算器9を介して各々速度制御増幅器2X,2Yに送り、
X軸駆動モータ3XとY軸駆動モータ3Yを制御してテーブ
ル5の位置を制御する。
上記実施例に基づき、円弧半径50mm,送り速度4mmで、
位置制御装置1X,1YのゲインKpを30(sec-1)、フィード
フォワード制御装置14X,14Yのフィードフォワードゲイ
ンKfを0.65とし、かつX軸とY軸のサーボ特性を同じに
して、円弧軌跡制御の計算機シュミレーションを行なっ
た場合の軌跡誤差を第5図に示す。
第5図は横軸に駆動時間(秒)をとり、縦軸に軌跡誤
差(100μm)をとって、駆動時間により軌跡誤差が変
化する状態を示し、図において、Aはこの実施例の場
合、Bは従来例の場合を示す。
第5図から明らかなように、この実施例による軌跡誤
差は従来例の軌跡誤差と比較して著しく小さくすること
ができ、軌跡精度の向上を図ることができる。
なお、上記実施例においては2軸サーボ機構について
説明したが、3軸サーボ機構の場合も上記実施例と同様
に適用することができる。
[発明の効果] この発明は以上のように、互に直交する各軸に対応し
てそれぞれサーボ制御部、位置制御部、フィードフォワ
ード制御部及び加算器を備え、サーボ制御部は送りネジ
を回転することによりテーブルを制御軸方向に移動させ
る軸駆動モータを有し、前記テーブルを制御軸方向に移
動させる目標速度指令値の入力に伴い、前記目標速度指
令値と前記軸駆動モータの回転速度検出手段から得られ
る実速度との差を所定利得で増幅出力して、前記軸駆動
モータの実速度を前記目標速度指令値に追従させると伴
に、前記テーブルの制御軸方向の位置検出手段から得ら
れる実位置を出力し、位置制御部は前記テーブルの制御
軸方向の移動指令位置及び前記実位置に基づいて、所定
時間内に前記テーブルを制御軸方向の移動指令位置に到
達させるための前記速度指令値を求めて出力し、フィー
ドフォワード制御部は前記テーブルの制御軸と直交する
異なる制御軸の実位置を入力し、この異なる制御軸にお
ける実位置値から目標円弧の中心位置の前記異なる制御
軸における座標値を減算した値に、前記目標円弧の目標
角速度と所定の制御利得とをそれぞれ乗算することによ
り、速度指令補正値ベクトルの前記テーブルの制御軸に
おる成分値を求め、この成分値を前記位置制御部が出力
する速度指令値に対するフィードフォワード速度指令補
正値として出力し、加算器は前記位置制御部が出力する
速度指令値と前記フィードフォワード制御部が出力する
フィードフォワード速度指令補正値とを加算し、この加
算値を目標速度指令値として前記サーボ制御部に出力す
るようにしたので、前記担当する軸のサーボ制御部に入
力する目標速度指令値は、その時間内に異なる軸の応答
位置に追従させるための応答速度にされた値となるか
ら、この異なる軸の応答の時間遅れがあっても誤差が減
少して精度よく追従していくので、目的の円弧軌跡を精
度よく描かせることができるという効果が得られてい
る。
また、この発明は、主動軸の状態に応じた従動軸の位
置及び速度を予め記憶させる必要なしに軌跡制御を行う
ことができるから、必要とする記憶容量を大幅に減少す
ることができる効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の動作原理を示す説明図、第2図は第
1図に示した円弧軌跡の半径方向に関する制御系のブロ
ック線図、第3図は上記円弧軌跡の中心角に関する制御
系のブロック線図、第4図はこの発明の実施例を示すブ
ロック図、第5図は上記実施例における軌跡誤差の分布
図、第6図は従来例を示すブロック図、第7図は従来例
による指令円弧軌跡と実際の応答軌跡を示す説明図であ
る。 1X,1Y……位置制御装置、2X,2Y……速度制御増幅器、3X
……X軸駆動モータ、3Y……Y軸駆動モータ、4X,4Y…
…送りねじ、5……テーブル、6X,6Y……タコジェネレ
ータ、7X,7Y……パルスジェネレータ、8,9……加算器、
14X,14Y……フィードフォワード制御装置、15X,15Y……
加算器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送りネジを回転することによりテーブルを
    制御軸方向に移動させる軸駆動モータを有し、前記テー
    ブルを制御軸方向に移動させる目標速度指令値の入力に
    伴い、前記目標速度指令値と前記軸駆動モータの回転速
    度検出手段から得られる実速度との差を所定利得で増幅
    出力して、前記軸駆動モータの実速度を前記目標速度指
    令値に追従させると共に、前記テーブルの制御軸方向の
    位置検出手段から得られる実位置を出力するサーボ制御
    部と、 前記テーブルの制御軸方向の移動指令位置及び前記実位
    置に基づいて、所定時間内に前記テーブルを制御軸方向
    の移動指令位置に到達させるための前記速度指令値を求
    めて出力する位置制御部と、 前記テーブルの制御軸と直交する異なる制御軸の実位置
    を入力し、この異なる制御軸における実位置値から目標
    円弧の中心位置の前記異なる制御軸における座標値を減
    算した値に、前記目標円弧の目標角速度と所定の制御利
    得とをそれぞれ乗算することにより、速度指令補正値ベ
    クトルの前記テーブルの制御軸における成分値を求め、
    この成分値を前記位置制御部が出力する速度指令値に対
    するフィードフォワード速度指令補正値として出力する
    フィードフォワード制御部と、 前記位置制御部が出力する速度指令値と前記フィードフ
    ォワード制御部が出力するフィードフォワード速度指令
    補正値とを加算し、この加算値を目標速度指令値として
    前記サーボ制御部に出力する加算器と を前記テーブルの各制御軸に対応して備えたことを特徴
    とする多軸サーボ機構の円弧軌跡制御装置。
JP62138906A 1987-06-04 1987-06-04 多軸サ−ボ機構の円弧軌跡制御装置 Expired - Lifetime JP2515549B2 (ja)

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