JPH07209097A - 温度移相回路及び座標入力装置 - Google Patents

温度移相回路及び座標入力装置

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JPH07209097A
JPH07209097A JP155594A JP155594A JPH07209097A JP H07209097 A JPH07209097 A JP H07209097A JP 155594 A JP155594 A JP 155594A JP 155594 A JP155594 A JP 155594A JP H07209097 A JPH07209097 A JP H07209097A
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】入力信号の位相を温度に応じて変え、温度によ
る位相ずれを補正する。 【構成】移相部101は、同じ温度特性を持つ2つサー
ミスタと、同じ容量の2つのコンデンサをブリッジ状に
接続して成る。入力Einに対して、出力Eoutは、その
増幅率が1であり、その位相が、tan-1[(ー2ωCR)/±(1ー
(ωCR)2)]だけずれる。ここでRは温度に応じて指数関
数的に変動する値である。そのため、温度に応じて出力
信号の位相をずらすことができる。また、この回路を超
音波振動を利用した座標入力装置に応用し、温度の変動
による振動の位相のずれを補正し、温度に対して安定し
た座標入力を可能とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、温度変化のあ
る環境下において、信号の位相あるいは時間データなど
を温度補償するための温度移相回路、および、それを用
いた超音波による座標入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、温度変化の影響を受ける各種電子
機器における対策は以下の通り分類される。
【0003】(1)センサ等の電子デバイスの特性の温
度変化が問題となる場合、温度を測定し、得られたデー
タに対し測定温度に応じて補正処理する。特に、高精度
が要求される場合は、電子デバイスの温度を一定に管理
する温度制御機構を設ける。
【0004】(2)電子回路、主に半導体素子の特性の
温度変化が問題となる場合、まず1つ目は、帰還ループ
を回路内に設け、一定の出力振幅が得られるように帰還
制御を行う方法である。2つ目は、温度補償用受動素子
(代表的なものは、温度補償用セラミックコンデンサ)
の温度に対する逆特性を生かして、半導体素子の特性の
温度変化を相殺する方法である。前者は、増幅器のゲイ
ンの安定化や発振器の発振周波数の安定化のために用い
られるのが常であり、後者は、前者と同じ目的で精度を
あまり必要としない場合に用いられるのが一般的であ
る。
【0005】次に、温度変化の影響を受ける装置とし
て、超音波方式の座標入力装置について述べる。図2
は、超音波方式の座標入力装置の概略の構成を示すブロ
ック図である。
【0006】図中、1は装置全体を制御するとともに座
標位置を算出する演算制御回路である。2は振動子駆動
回路であって、振動ペン3内の振動子4を駆動するもの
である。振動子駆動回路2には、演算制御回路1から駆
動信号がパルス信号として供給され、振動子駆動回路2
によって所定のゲインで増幅された後、振動子4に印加
される。電気的な駆動信号は振動子4によって機械的な
振動に変換され、ペン先5を介して振動伝達板8に伝達
される。8はアクリルやガラス板等、透明部材からなる
振動伝達板であり、振動ペン3による入力は、この振動
伝達板8上をタッチすることで行う。
【0007】つまり、図中に実線で示す符号Aの領域
(有効エリア)内を振動ペン3で接触指示することで、
振動ペン3で発生した振動が振動伝達板8に入射され、
入射されたこの振動を振動センサ6a〜6dで検出す
る。検出された振動が振動センサ6で電気信号に変換さ
れ、信号波形検出回路9により波形処理することで、振
動の各振動センサ6a〜6dへのそれぞれの到達タイミ
ングを抽出する。駆動信号の駆動タイミングから振動の
到達タイミングまでの時間長から、予め求めておいた時
間オフセット分を減算した値を、振動が振動伝達板8上
を伝播するのにかかった振動伝播時間として演算処理を
行い、振動ペン3の指示点より各振動センサ6a〜6d
までの距離を算出する。求めた複数以上のペン=センサ
間距離より、三角測量と同様な手法で座標位置を算出す
ることができるようにしたものである。
【0008】前記、あらかじめ求めておいた時間オフセ
ット分とは、振動ペン3のペン先5を振動が伝播するの
に必要な時間等のように、全ての振動センサ6a〜6d
に同じ量のオフセットとして寄与するものと、信号波形
検出回路9内で発生する回路遅延や振動センサ6a〜6
dの応答時間等の様に、振動センサ6a〜6dの個々で
異なったオフセット量となるものの和のことで、実際の
振動伝播時間に関係せず存在する時間である。
【0009】伝播してきた振動が振動伝達板8の端面で
反射し、その反射波が中央部に戻るのを防止(減少)す
るために、振動伝達板8の外周部には防振材7が設けら
れている。演算制御回路1は、信号波形検出回路9で抽
出された振動伝達タイミングより座標算出処理を行うと
ともに、ディスプレイ駆動回路10に座標データの出力
を行い、液晶表示器等のディスプレイ11に表示され
る。ディスプレイ11は、振動伝達板8の背後に配置し
ており、振動ペン3によりなぞられた位置にドットを表
示し、それを振動伝達板8(透明部材)を透かして見る
ことが可能になっている。
【0010】ここで、装置の周囲温度が変化すると、駆
動タイミングから到達タイミングまでの時間長が変化
し、座標を誤って算出,出力する問題が存在する。その
主な要因は次の通りである。
【0011】a)振動ペン3の温度変化により、ペン先
5内を振動が伝播する時間が変化し、前記あらかじめ求
めておいた時間オフセット分に相当する時間が変化す
る。ペン先5は、振動ペン3の操作感覚、すなわち書き
味等を考慮してポリアミドイミド系プラスチック等を使
用しているが、温度に対して材料中の音速が大きく変化
するためと考えられる。
【0012】b)振動ペン3の温度変化により、振動ペ
ン3中で発生する振動の周波数が変化する。振動伝達板
8中を伝播する振動は板波であるため、その伝播速度は
周波数に応じて変化する。そのために、振動の伝播時間
自体が変化してしまう。
【0013】c)信号波形検出回路9の温度変化に対
し、回路による時間遅延量が変化する。これは、回路内
の半導体素子のスイッチングスピードが温度により大幅
に変化してしまう特性に起因している。振動の周波数に
対し、あらかじめ前記スイッチング・スピードを2桁以
上高い半導体素子を用いていれば、性能の温度変化は抑
えられるが、コスト面を考慮するとこの問題を犠牲にす
ることになる。
【0014】以上、3点の他に、振動伝達板8の温度変
化による伝播速度変化(周波数が同じ振動でも)や、セ
ンサの応答特性の変化などが考えられるが、上記3点に
比べて、桁違いに小さいと考えられる。
【0015】上記3点の要因による到達タイミングの変
化は、いずれも同一方向の変化、すなわち、温度が上が
ると到達タイミングが遅れ、温度が下がると到達タイミ
ングが早まる結果となって現れる。振動ペン3で発生す
る振動が周波数で500KHz程度の時、0〜40℃の範
囲で到達タイミングは約450ns程度変化する。振動
ペン3と振動センサ6との距離が同じならば、この到達
タイミングは温度に対して線形に増加することが特徴で
ある。450nsとは、振動の約1/4周期に相当する
値であるため、無視できないほど大きい。ここで、45
0nsの数字をあげたが、装置の使用目的にあわせ、振
動周波数やペン形状等を変えるとこの値も変化するの
で、この数字はあくまで参考値にすぎない。
【0016】a),b),c)の要因の内、座標算出上
最も大きな要因と考えられるのが、a)のペン先5内で
の振動伝播時間変化であり、値の上でも450nsの半
分以上を占めている。本来、プラスチックは金属等に比
べて音速が小さいため、同じ伝播長で、温度変化による
伝播時間の変化の絶対量が大きい。よって、現在ペン先
5の長さを極力抑えた構成にしているが、依然、上記程
度の伝播時間差が生じてしまう。
【0017】この伝播時間差の解消方法として、 α)周囲温度が変化しても、既知の入力点を指示するこ
とで、予め求めておいた時間オフセット分を新しい値に
更新し、そのオフセットで遅延時間を補正する。
【0018】β)座標算出に必要なセンサ数より1個以
上多い振動センサを配設し、全ての振動センサの到達タ
イミングに同じ量だけ含まれる時間オフセット分の変化
分を求めた上で、距離及び座標算出処理を行う。
【0019】このような方法で温度変化に対する対策が
為され、振動ペン3(電気音響変換素子)の物理的特性
の変化量が装置の機能自体を左右しないよう構成されて
いた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、環境温度の影響化にある電子機器に施された従
来の対策では次のような欠点があった。
【0021】1)センサ等の電子デバイスの特性を補償
するには、温度センサ等により温度を測定し補正処理す
るための大型の演算制御システムか、温度を一定に保つ
大型の温度制御システムが必要となり、いずれにしても
装置自体が大型で高価なものになる。
【0022】2)従来の温度補償回路は、回路ゲインあ
るいは発振周波数を一定に保ったり、温度に対して線形
に変化させる目的で使用されており、信号の移相あるい
は信号の検出タイミングを補償することは不可能であ
る。
【0023】また、使用される温度補償用セラミックコ
ンデンサは、高精度なタイプでも±5%の性能幅を持つ
ために、選別せずに、すなわち低コストで補償回路を構
成すると特性バラツキの要因となり、かつ、温度係数が
最大でも数百ppm/℃と決して大きくないため、温度
補償できる性能幅も限られてしまう。
【0024】さらに、超音波方式の座標入力装置におけ
る従来例では、次のような欠点があった。
【0025】1)上記α)の構成においては、装置の使
用者が度々既知の入力点を指示する必要が生じ、使用が
煩雑となり煩わしい。また、既知の入力点を使用者の手
により指示するため、座標算出精度も低下する。
【0026】2)β)の構成においては、構成上必ず1
個以上センサが多く必要となりコストの上昇につなが
る。さらに、時間オフセット分の変化量を算出する際に
使用する到達タイミングには、回路ノイズ等の誤差が含
まれているため求めた時間オフセット分の変化量にも算
出誤差が生じ、α)と同様、座標算出精度の低下が生じ
る。
【0027】本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、簡単な構成で温度変化による位相のずれを補正する
温度移相回路および温度変化に対して安定した座標入力
を行なえる座標入力装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の温度移相回路は次のような構成から成る。
すなわち、周囲の温度に応じて入力信号の位相をずらし
た出力信号を出力する温度移相回路であって、温度変化
に対して抵抗値が変化する感温抵抗部とコンデンサとを
交互にブリッジ状に接続する。
【0029】また、本発明の座標入力装置は次のような
構成から成る。すなわち、振動伝達部材に入力された振
動の入力点を入力座標とする座標入力装置であって、振
動を発生する振動発生手段と、該振動発生手段に発生
し、前記振動伝達部材に入力されて伝達する振動を検知
する検知手段と、該検知手段により検知された振動に基
づいて信号を生成する生成手段と、該生成手段により生
成された信号の位相を、温度に応じて変える移相手段
と、該移相手段により位相を変えられた信号に基づい
て、前記振動発生手段により発生された振動が、前記検
知手段により検知されるまでの時間を測定手段と、該測
定手段により測定された時間に基づいて、前記振動発生
手段により前記振動伝達板に振動が入力された位置の座
標を算出する座標算出手段とを備える。
【0030】
【作用】上記構成により、本発明の温度移相回路では、
信号を感温抵抗部とコンデンサとを交互にブリッジ状に
接続した温度移相回路に入力すると、出力は変わらず、
温度に応じて位相が変わった信号が出力される。
【0031】また、本発明の座標入力装置では、入力さ
れた振動から生成した信号の位相を温度に応じて変え、
その信号に基づいて入力点の座標位置を検出するため、
温度による信号の位相ずれに起因する座標位置の誤りが
ない。
【0032】
【第1実施例】図1(a)は、本発明の実施例である温
度移相回路の構成を示す。破線で囲まれた部分が、位相
を移動せしめる移相部であり、図1(b)でその動作を
説明している。ブリッジ型に構成された2組のRC素子
は、その並び順を逆にして組み合せる。Rと表示されて
いるのはサーミスタで、Cはコンデンサである。2組の
RとCの特性は、それぞれ略等しいもので構成する。本
実施例ではサーミスタを使用しているが、温度に対し抵
抗値が変化する感温抵抗素子であれば他のものでも良
い。例えば金属皮膜抵抗素子の中でも、皮膜を選べば温
度特性を持つ。
【0033】図1(a)の移相部の出力インピーダンス
は、周波数に応じて大きく変化してしまうので、図1
(a)右半分は入力インピーダンスの大きいインスツル
メンテーション・アンプを構成している。ただし、入力
インピーダンスが大きい同一利得の差動増幅器であれ
ば、トランジスタやFETで構成しても良い。
【0034】図1(b)で示すように、移相部の入出力
特性は次式で表せる。
【0035】 |Eout/Ein| =((ωCR)2+1)/((ωCR)2+1)=1 …(1) θ=tan-1[−2ωCR/±{1−(ωCR)2}] …(2) ここでθはEinからみたEoutの位相差であり、ω
は角周波数で、Einの周波数がfのときω=2πfと
なる。CとRは、それぞれコンデンサの電気容量値、サ
ーミスタの抵抗値である。(2)式の分母の±符号は、
Eoutの2つの端子の正負の取り方により符号が逆転
する。図1(a)の構成では、符号は+となり、out
端子には、in端子により位相が0〜−180°の範囲
で進んだ出力が得られる。
【0036】(1)式で示すように、図1(a)の右半
分=差動増幅部の入力電圧範囲が入力信号に対して充分
に大きい時、波形変形のない同一振幅の信号が得られ
る。(2)式から解るように、出力/入力位相変化量
は、ω=一定、C=一定の条件でRの値によって一義的
に決定する。
【0037】ここで、サーミスタの対温度抵抗値の特性
の一般的な例について説明する。基準温度を装置の使用
環境温度範囲の中間の温度として、基準温度でのサーミ
スタの抵抗値をRoとすると、サーミスタのある温度で
の抵抗値は次式で表すことができる。
【0038】 R=R0×exp{B×(1/T−1/T0)} …(3) T,T0はそれぞれ絶対温度での使用温度値,基準温度
で、BはB定数と呼ばれる素子によって異なる定数値で
数千程度の大きさで、NTCサーミスタでプラス、PT
Cサーミスタでマイナスの符号を持つ。(3)式で解る
ように、サーミスタの抵抗値は温度に関して指数関数的
に減少あるいは増加する。
【0039】図3に、B定数=3920、25℃での抵
抗値2.5KΩのNTCサーミスタを用いて構成した移
相回路の特性の測定結果を示す。回路の使用環境温度範
囲=0〜45℃で基準抵抗値(T=20℃=293K)
=3.13KΩとなり。C=120pFのコンデンサを
用い、1組のCRによって決まる時定数τ=CR=37
5nsec.、遮断周波数fc=1/(2πτ)=42
4KHzとした。これは、f=500KHzの入力信号周波
数に略等しくなるようにした。図3の縦軸は出力/入力
信号位相変化量を時間で表現したもので、図中の黒点は
各温度での出力/入力時間変化量の実測値をプロットし
たもので、破線は実測値を最小2乗法で近似した直線で
ある。図からも明らかなように温度に対して時間=位相
が線形に変化する移相回路が実現した。
【0040】温度に対して線形な移相特性(図中では時
間量で表している)が得られたことは、自然界の物理現
象の温度特性の多くが線形関係にほぼ近似できることか
ら考えて、温度補償を目的とする場合有利であり、か
つ、基本回路として用いれば応用設計もしやすいという
利点がある。
【0041】図4に、入力信号周波数f=70KHz、C
=43pF(fc=1481kHz)のコンデンサを使用
し、fとfcを大きくずらした時の同様の特性を示す。
fとfcがずれると、温度−移相量の線形関係がくず
れ、ずれ量が大きくなるほど変化量が小さく(高温で)
勾配が緩やかになる。移相回路の必要な位相変化特性に
合わせて、図3と図4の特性を使い分けても良い。
【0042】[第1実施例の変形例]図5に、図1の移
相回路と異なる構成の移相回路の回路図を示す。コンデ
ンサと対となる感温抵抗器部を、サーミスタ(他の感温
抵抗素子でも良い)と固定抵抗素子とを組み合わせて構
成する。
【0043】サーミスタのB定数は数千程度の大きさし
かないために、必要な移相=時間変化量が大きすぎた
り、或は、小さすぎたりした場合や、入力信号周波数が
極端に高い、或は、低い場合は、図1の単純な構成では
必要な特性が得られるサーミスタが存在しない。図5の
移相回路は、fc=6.1KHz(T=20℃)である
が、入力信号周波数f=60KHzとした場合の出力/入
力温度移相特性を図6に示す。図6から解るように、固
定抵抗素子と感温抵抗素子を適当に組み合わせること
で、同じサーミスタを使用して、入力信号周波数が変っ
ても同じ線形な温度−時間変化量特性が得られる。ただ
し、入力信号周波数が異なるため、移相量で見れば同じ
特性とは言えない。本実施例では、直列に固定抵抗素子
を接続したが、並列接続などでも良いことは言うまでも
ない。
【0044】図7に、もう1つの移相回路の回路図を示
す。必要な移相変化絶対量が充分には得られない場合、
図7に示すように図1(b)の移相部を2段結合するこ
とで、移相量を2倍にすることができる。n段結合すれ
ばn倍となるし、異なる移相量の移相部を複数種用意し
組み合せることで、所望の変化量を得ることができ、設
計が容易となることは自明である。
【0045】以上説明したように、本実施例の移相回路
は、少ない素子で小型に構成できると共に、素子を適当
に選ぶことで、あるいは移相回路を多段接続すること
で、必要な温度移相量を自由に設計でき、応用できる範
囲が広いという効果がある。また、素子の選択次第で、
温度−移相量の変化特性を線形にも設計できるし、非線
形になるよう設計することもできる。
【0046】
【第2実施例】次に、超音波を用いた座標入力装置似付
いて図8を使って説明する。図8は、本発明による超音
波方式の座標入力装置の実施例を示すブロック図であ
る。図2の従来技術に対して大きく異なるのは、信号波
形検出回路9内に移相回路11を設けたことである。
【0047】図9は、信号波形検出回路9の構成を示す
ブロック図である。本実施例は、振動伝達板8中を伝播
する板波を利用して振動の群遅延到達時間及び移相遅延
到達時間の2つの振動伝播時間を計測し、高精度に座標
演算出力を可能せしめた原理を利用した構成となってい
る。
【0048】図10は信号波形検出回路9の動作を説明
するための波形図である。ただし、図10では移相回路
の動作については省略してあり、後で詳述する。ここで
は1つの振動センサ、図8の振動センサ6aの場合につ
いて、図9,図10を用いて説明するが、その他の振動
センサ6b〜6dについても全く同じである。
【0049】振動センサ6aへの振動伝達時間の計測
は、振動子駆動回路2への駆動信号と同時に開始される
が、このとき、演算制御回路1から駆動信号41が送ら
れる。この信号41により、振動ペン3で発生した振動
は、振動センサ6aまでの距離に応じた時間をかけて進
行した後、振動センサ6aで検出される。振動を振動セ
ンサ6aで検出した信号を前置増幅器31により増幅し
検出信号波形42が得られる。この実施例で用いられる
振動は板波であるため、振動伝達板8内での伝播距離に
対して検出波形中の包絡線(以下、エンベロープ)と移
相との相対関係は変化する。そこで、群遅延時間tgと
移相遅延時間tpを検出して、振動ペン3及び振動セン
サ6a間の距離を精度良く測定することができる。上述
した2つの振動伝達時間tgとtpの測定のための信号
47及び49が最終的には信号波形検出回路9より出力
される。以下、そこまでのプロセスを順に説明する。
【0050】図9において、検出信号42は、エンベロ
ープ検出回路32によりエンベロープ421のみが取り
出されさる。エンベロープ421は、2段の微分回路で
構成された変曲点検出回路33により、入力信号である
エンベロープの立ち上がりの変曲点を、出力波形の最初
の立ち下がりゼロクロス点に変換する、2回微分処理が
行われ2回微分信号43が出力される。
【0051】また同時に、検出信号42は、帯域通過フ
ィルタ35により検出信号の余分な周波数成分が除か
れ、フィルタ出力信号44が得られる。
【0052】一方、36は信号検出回路であり、フィル
タ出力信号44中の所定レベルの閾値信号441(以
下、コンパレートレベルと呼ぶ)を超える部分のパルス
信号45を形成する。37は単安定マルチバイブレータ
であり、パルス信号45の最初の立ち上がりでトリガさ
れた所定時間幅のゲート信号46を開く。ゲート信号4
6は、tgコンパレータ34とtpコンパレータ39の
動作スイッチの役割を果たす。まず、tgコンパレータ
34は、ゲート信号48の開いている間の2回微分信号
43の最初の立ち下がりのゼロクロス点(先に述べた様
に、エンベロープの立ち上がり変曲点に相当する)を検
出し、群遅延到達時間信号tg49が演算制御回路1に
供給される。また、tpコンパレータ39は、同様にゲ
ート信号46の開いている間のフィルタ信号44を、ス
ライス回路38でスライスした信号(波形の説明は省
略)の最初の立ち上がりのゼロクロス点(立ち下がりで
も良い)を検出し、移相遅延到達時間信号tp47が演
算制御回路1に供給される。
【0053】移相遅延到達時間信号tp47は、本実施
例では反射の影響を受けにくくするために最初の立ち上
がりまでの時間を計時することとしたが、構成によって
は2回目以降の立ち上がりでも良い。また、スライス回
路38は、コンパレータの入力レベル範囲を一定に保
ち、コンパレータの出力特性を安定化するために、単に
波形をスライスしているにすぎない。
【0054】次に移相回路b112の動作について図1
1を使って説明する。
【0055】入力信号となるフィルタ出力信号を、動作
を理解しやすいように71の波形とする。移相回路b1
12の出力信号波形は72となる。連続信号でなくフィ
ルタ出力信号71の様なパルス状の入力信号に対して、
移相回路は興味深い特性を示す。すなわち、図11に示
したように、出力/入力の移相変化θ(図中では時間相
当量として表示)は式(2)に従って変化するが、入力
信号71のエンベロープ711と出力信号72のエンベ
ロープ721のピークは、「遅延時間」と示した回路遅
延時間分だけ遅れてくる。移相回路b112の特性を変
化させて(C,Rの値を変えて)、得られる移相量θを
変化させても回路遅延時間分はほとんど変化しない。
【0056】よって、図9の群遅延到達時間tgを温度
補償するために設ける移相回路a111は、移相回路b
112と同じものであってはならない。入力信号となる
エンベロープ信号421の中心周波数成分をfとして、
式(2)を用いて移相量を別途設計する必要があり、移
相回路b112の設計で用いたf(振動の周波数)と比
較して、1桁近く低い周波数となる。
【0057】図12に、図9の回路の温度補償特性をt
g,tpそれぞれについて測定した結果を示す。入力信
号は、電気的に温度に対し安定な基準信号を用いた。従
来技術の項で述べた温度による到達タイミングの変化
は、ペン中での振動伝播時間が変化するのが主因である
ため、群遅延時間tgについても移相遅延時間tpにつ
いてもほぼ同じ量の時間変化量が発生し、それは温度に
対して線形に変化することは先に述べた。図12の特性
は、温度変化に対する遅延時間の変化が直線的であるた
め、本実施例の座標入力装置において、前記温度に対す
る遅延時間変化を相殺するのに望ましい特性である。
【0058】以上説明したように、本実施例の座標入力
装置は、装置の使用者の手を煩わせずに済み、また、余
分なセンサ及びそれに付随する回路が必要なく、温度変
化に対する振動到達タイミングのずれ量の特性にマッチ
した高精度の補正が可能であり、温度変化にに対して安
定して高精度の座標入力を行なうことができる。
【0059】[第2実施例の変形例]図9は、群遅延時
間tgと位相遅延時間tp両方を用いた高精度な座標入
力装置であるが、群遅延時間tgのみを用いた低精度な
座標入力装置において、移相回路を備えることで同じ効
果が得られる。
【0060】図13に群遅延時間tgのみを計測する信
号波形検出回路のブロック図を示す。図9の下段を除
き、ゲート信号46を生成するための入力信号に検出信
号42を用いた構成となっている。このような構成の信
号波形検出回路を用いれば、群遅延時間を用いて振動入
力位置の算出を行なうことができる。この場合にも、温
度変化に対する群遅延時間のずれを補正して、温度変化
に対して安定した座標入力を行なうことができる。
【0061】また、群速度と位相速度の差が小さい板波
(振動伝達板8の板圧縮や振動周波数及び振動モードを
限定する)を利用し、位相遅延時間のみを検出し、座標
演算処理する座標入力装置にも応用可能である。図14
に位相遅延時間tpのみを計測する信号波形検出回路の
例を示す。図9の上段のエンベロープ検出回路32以降
を除いた構成である。このような構成の信号波形検出回
路を用いれば、位相遅延時間を用いて振動入力位置の算
出を行なうことができる。この場合にも、温度変化に対
する位相遅延時間のずれを補正して、温度変化に対して
安定した座標入力を行なうことができる。
【0062】以上のように、温度変化が生じても、装置
全体で発生する時間オフセット分の変化を相殺する位相
量を生成する移相手段を設けたことで、温度補償が実現
し安定で信頼性の高い座標入力装置が実現する。
【0063】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる温
度移相回路は、小型で構成できると共に、必要な温度移
相量を自由に設計でき応用できる範囲が広いという効果
がある。
【0065】さらに、本発明にかかる座標入力装置は、
簡単な構成で温度に対して安定な座標検出を行うことが
できる。
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】温度移相回路の説明図である。
【図2】従来の座標入力装置の説明図である。
【図3】移相回路の移相特性図である。
【図4】fcをずらした時の移相回路の移相特性図であ
る。
【図5】本発明にかかる他の実施例の説明図である。
【図6】図5の回路の移相特性図である。
【図7】本発明にかかるもう一つの実施例の説明図であ
る。
【図8】もう一つの発明にかかる座標入力装置の説明図
である。
【図9】信号波形検出回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】信号処理の波形タイミングチャート図であ
る。
【図11】移相回路のパルス波形入力に対する動作説明
図である。
【図12】移相手段の移相特性図である。
【図13】本発明にかかる他の実施例の説明図である。
【図14】本発明にかかるもう一つの実施例の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 演算制御回路 2 振動子駆動回路 3 振動入力ペン 4 振動子 5 ペン先 6a〜6d 振動センサ 7 防振材 8 振動伝達板 9 信号波形検出回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03L 1/02 8730−5J (72)発明者 小林 克行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉村 雄一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 肇 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲の温度に応じて入力信号の位相をず
    らした出力信号を出力する温度移相回路であって、 温度変化に対して抵抗値が変化する感温抵抗部とコンデ
    ンサとを交互にブリッジ状に接続したことを特徴とする
    温度移相回路。
  2. 【請求項2】 前記感温抵抗部は温度変化に対して指数
    関数的に抵抗値が変化するサーミスタを含み、基準温度
    における前記感温抵抗の基準抵抗値と前記コンデンサの
    容量値とにより定まる遮断周波数が、入力信号の周波数
    に略等しくなるように、前記基準抵抗値と容量値とを組
    み合わせることを特徴とする請求項1記載の温度移相回
    路。
  3. 【請求項3】 前記ブリッジ状に接続される感温抵抗部
    およびコンデンサは、それぞれ略同じ特性の素子を用い
    ることを特徴とする請求項1または2記載の温度移相回
    路。
  4. 【請求項4】 前記感温抵抗部は、温度変化に対して指
    数関数的に抵抗値が変化する感温抵抗器と抵抗値が固定
    された固定抵抗器とを組み合わせて成ることを特徴とす
    る請求項1乃至3いずれかに記載の温度移相回路。
  5. 【請求項5】 複数の前記温度移相回路を、その出力信
    号を入力信号として多段接続してなることを特徴とする
    請求項1乃至4いずれかに記載の温度移相回路。
  6. 【請求項6】 振動伝達部材に入力された振動の入力点
    を入力座標とする座標入力装置であって、 振動を発生する振動発生手段と、 該振動発生手段に発生し、前記振動伝達部材に入力され
    て伝達する振動を検知する検知手段と、 該検知手段により検知された振動に基づいて信号を生成
    する生成手段と、 該生成手段により生成された信号の位相を、温度に応じ
    て変える移相手段と、 該移相手段により位相を変えられた信号に基づいて、前
    記振動発生手段により発生された振動が、前記検知手段
    により検知されるまでの時間を測定手段と、 該測定手段により測定された時間に基づいて、前記振動
    発生手段により前記振動伝達板に振動が入力された位置
    の座標を算出する座標算出手段と、を備えることを特徴
    とする座標入力装置。
  7. 【請求項7】 前記生成手段は、前記検知手段により検
    知された振動の所定周波数成分を信号として取り出す濾
    過手段を有し、前記移相手段は前記濾過手段により取り
    出された所定周波数の信号の位相を変えることを特徴と
    する請求項6記載の座標入力装置。
  8. 【請求項8】 前記生成手段は、前記検知手段により検
    知された振動の包絡線を生成する包絡線生成手段を有
    し、前記移相手段は前記包絡線の位相を変えることを特
    徴とする請求項6記載の座標入力装置。
  9. 【請求項9】 前記移相手段は、前記生成手段により発
    生された信号に含まれる、環境温度に応じた位相の変化
    を補正し、温度に関らず一定の位相出力とするよう信号
    を移相することを特徴とする請求項6乃至8いずれかに
    記載の座標入力装置。
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