JP2008301410A - 発振回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】発振回路の温度変化に対する出力信号の位相変化を抑圧する。
【解決手段】位相補償回路11は、リファレンス信号Srを入力し、リファレンス信号Srの位相を補償してPLL回路13に信号Spとして出力する。ここで、位相補償回路11は、サーミスタ12を含み、サーミスタ12の抵抗値が変化することで入出力間の位相差、すなわちリファレンス信号Srと信号Spとの位相差が変化するように構成される。PLL回路13は、信号Spを参照信号とし、内蔵の電圧制御発振器から出力信号Soを出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、発振回路に係り、特に、PLL回路による発振回路に係る。
PLL(Phase Locked Loop:フェーズ・ロック・ループ)回路を用いた発振回路は、電子機器等で広く用いられている。例えば、無線基地局装置等の通信システムでは、送信系又は受信系が複数系統存在し、それぞれにおいて局部発振回路にPLL回路を用いた発振回路が使用されている。PLL回路は、内蔵の電圧制御発振器(VCO)の出力信号とリファレンス信号との位相を比較し、位相差に応じて電圧制御発振器を制御するものであって、リファレンス信号に対応した安定的な出力信号を出力することができる。
なお、関連する技術として、特許文献1には、位相変調器の温度変化に伴う位相変調度の変化を最小限に抑え、安定した位相変調波を出力する位相変調器が記載されている。この位相変調器は、位相変調器の変調信号入力回路にサーミスタを用いることで、その温度特性を利用して変調信号の振幅を変化させている。
特開平8−222957号公報
ところで、PLL回路は、デバイス内部に遅延等による温度に依存した位相変化が存在することがある。このような場合には、PLL回路の出力信号の位相が温度によって変化してしまう。更に、PLL回路のデバイスの温度変化に対する位相変化量、及び温度上昇に対する位相変化の増減方向は、使用するデバイスによって異なる場合がある。
以上のようなPLL回路を局部発振回路として備える通信システムにあっては、送信系又は受信系が複数系統存在し、各系に温度差がある場合、各系の無線周波数信号の出力位相が異なってしまう虞がある。この場合、各系に同位相が要求されるシステムにおいては、出力位相が異なってしまうとシステム動作に悪影響が生じてしまう。
したがって、本発明の目的は、温度変化に対する出力信号の位相変化を抑圧する発振回路を提供することにある。
本発明の1つのアスペクト(側面)に係る発振回路は、サーミスタを含み、該サーミスタの抵抗値が変化することで入出力間の位相差が変化するように構成される位相補償回路と、リファレンス信号を位相補償回路を介して入力するPLL回路と、を備える。
本発明の発振回路において、位相補償回路は、リファレンス信号の位相を変化させてPLL回路に対して出力するRCフィルタ回路で構成されるようにしてもよい。
また、本発明の発振回路において、RCフィルタ回路は、リファレンス信号のPLL回路への経路中、またはリファレンス信号の接地に対する経路中に、サーミスタを含むように構成されるようにしてもよい。
本発明の発振回路は、局部発振回路であって、通信システムが複数の局部発振回路を含んで構成されてもよい。
本発明によれば、PLL回路のリファレンス信号の入力にサーミスタを用いた位相補償回路を備え、リファレンス信号の位相の温度変化を制御する。したがって、位相補償回路がPLL回路内で生じる温度変化に伴う出力信号の位相の変化を相殺して、出力信号の位相変化を抑圧することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る発振回路の構成を示すブロック図である。図1において、発振回路は、位相補償回路11とPLL回路13とを備える。位相補償回路11は、リファレンス信号Srを入力し、リファレンス信号Srの位相を補償してPLL回路13に信号Spとして出力する。ここで、位相補償回路11は、サーミスタ12を含み、サーミスタ12の抵抗値が変化することで入出力間の位相差、すなわちリファレンス信号Srと信号Spとの位相差が変化するように構成される。PLL回路13は、信号Spを参照信号とし、内蔵の電圧制御発振器から出力信号Soを出力する。なお、PLL回路13の構成に関しては、当業者にとって良く知られている為、その詳細な構成の説明は省略する。
図2は、位相補償回路をRCフィルタ回路で実現する場合の一例を示す回路図である。図2において、位相補償回路11aは、抵抗素子R1、サーミスタ12、容量素子C1を備える。抵抗素子R1およびサーミスタ12は、並列に接続され、一端にリファレンス信号Srが供給され、他端から信号Spが出力される。また、抵抗素子R1およびサーミスタ12の他端と接地間には、容量素子C1が接続される。
図3は、サーミスタ12の抵抗値の温度特性の例を示す図である。一般にサーミスタは、低温で抵抗値が高く、温度が上昇するにつれ抵抗値が減少していくという特性を有する。このようなサーミスタ12を用いて図2に示すRCフィルタ回路を構成すれば、RCフィルタ回路の出力の位相変化量は、図4に示すように、低温で位相変化量が大きく、温度が上昇するにつれて位相変化量が減少するような特性となる。
図5は、位相補償回路をRCフィルタ回路で実現する場合の他の例を示す回路図である。図5において、位相補償回路11bは、抵抗素子R2、R3、R4、サーミスタ12、容量素子C2を備える。抵抗素子R2は、一端にリファレンス信号Srが供給され、他端から信号Spが出力される。抵抗素子R2の他端は、容量素子C2を介して抵抗素子R3、R4のそれぞれの一端に接続される。抵抗素子R3の他端は接地される。また、抵抗素子R4の他端は、サーミスタ12を介して接地される。
図3に示す特性を有するサーミスタ12を使用し、図5に示すRCフィルタ回路を構成すれば、RCフィルタ回路出力の位相変化量は、図6に示すように、低温で位相変化量が小さく、温度が上昇するにつれて位相変化量が増加するような特性となる。
以上のように、位相補償回路11は、サーミスタ12を用いたRCフィルタで構成している。位相補償回路11の出力位相変化量は、RCフィルタの定数によって決定される。サーミスタ12の抵抗値の温度特性と他の固定抵抗値とコンデンサの定数を適宜設定することで、温度変化に対する位相変化量、及び温度上昇に対する位相変化量の増減方向を制御することが可能となる。
次に、発振回路の構成方法について説明する。まず、事前にPLL回路13に使用するデバイスの温度変化に対する位相変化量、及び温度上昇に対する位相変化の増減方向を確認する。使用するPLL回路13の温度変化に対する位相変化方向が、温度上昇に対して増加する場合は、図2に示すようなRCフィルタの構成を位相補償回路11に採用する。一方、使用するPLL回路13の温度に対する位相変化方向が、温度上昇に対して減少する場合は、図5に示すようなRCフィルタの構成を位相補償回路11に採用する。すなわち、RCフィルタの温度変化に対する位相変化特性が、PLL回路13の温度に対する位相変化量と逆特性になる(相殺する)ように、RCフィルタの構成とサーミスタ12の抵抗値の温度特性と他の固定抵抗値とコンデンサの定数とを適宜設定する。
次に、発振回路における位相変化特性について説明する。PLL回路13のデバイス内部の位相が、温度に対して図7の特性Aのように変化する場合、位相補償回路11を、図2のRCフィルタで構成し、位相変化の温度特性を図7の特性Bのように設定する。このような設定によって、PLL回路13の出力信号Soの位相は、図7のCに示すように温度変化が抑圧され、一定となる。
また、PLL回路13のデバイス内部の位相が、温度に対して図8の特性Dのように変化する場合、位相補償回路11を、図5のRCフィルタで構成し、位相変化の温度特性を図8の特性Eのように設定する。このような設定によって、PLL回路13の出力信号Soの位相は、図8の特性Fに示すように温度変化が抑圧され、一定となる。
以上説明したように、位相補償回路11は、リファレンス信号Srに対しPLL回路13の位相温度変化と逆特性に制御された位相温度変化を加えることで、PLL回路13の出力信号Soの位相の温度変化を抑圧することが可能となる。すなわち、PLL回路13で、温度変化に対して位相が変化した場合でも、リファレンス信号Srには、位相補償回路11によってPLL回路13の温度に対する位相変化量と逆特性に制御された位相変化が加えられる。したがって、発振回路の出力信号Soにおける位相の温度に対する変化が抑圧される。
また、PLL回路13の温度変化に対する位相変化量、及び温度上昇に対する位相変化の増減方向が、使用するデバイスによって様々であっても、位相補償回路11におけるRCフィルタの構成とサーミスタ12の抵抗値の温度特性と他の固定抵抗値とコンデンサの定数とを適宜選択することで、発振回路出力の位相温度変化を抑圧することが可能である。
以上のような発振回路を、送信系又は受信系が複数系統存在するような無線基地局装置における局部発振回路として備える。このような無線基地局装置の送信系又は受信系において、各系に温度差が生じたとしても、各系の出力位相は、温度に対して変化することなく一定となる。したがって、各系に同位相が要求されるシステムにおいても動作に悪影響が生じることがない。
本発明によれば、複数の発振回路を局部発振回路として備える無線基地局装置等の通信システムに適用することができる。
本発明の実施形態に係る発振回路の構成を示すブロック図である。 位相補償回路をRCフィルタ回路で実現する場合の一例を示す回路図である。 サーミスタの抵抗値の温度特性の例を示す図である。 RCフィルタ回路の出力の位相変化量の一例を示す図である。 位相補償回路をRCフィルタ回路で実現する場合の他の例を示す回路図である。 RCフィルタ回路の出力の位相変化量の他の例を示す図である。 発振回路における位相変化量の一例を示す図である。 発振回路における位相変化量の他の例を示す図である。
符号の説明
11、11a、11b 位相補償回路
12 サーミスタ
13 PLL回路
C1、C2 容量素子
R1〜R4 抵抗素子
So 出力信号
Sp 信号
Sr リファレンス信号

Claims (4)

  1. サーミスタを含み、該サーミスタの抵抗値が変化することで入出力間の位相差が変化するように構成される位相補償回路と、
    リファレンス信号を前記位相補償回路を介して入力するPLL回路と、
    を備えることを特徴とする発振回路。
  2. 前記位相補償回路は、前記リファレンス信号の位相を変化させて前記PLL回路に対して出力するRCフィルタ回路で構成されることを特徴とする請求項1記載の発振回路。
  3. 前記RCフィルタ回路は、前記リファレンス信号の前記PLL回路への経路中、または前記リファレンス信号の接地に対する経路中に、前記サーミスタを含むように構成されることを特徴とする請求項2記載の発振回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一に記載の発振回路は、局部発振回路であって、複数の該局部発振回路を含むことを特徴とする通信システム。
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