JPH05267936A - Ｆｍ復調器 - Google Patents
Ｆｍ復調器Info
- Publication number
- JPH05267936A JPH05267936A JP6161692A JP6161692A JPH05267936A JP H05267936 A JPH05267936 A JP H05267936A JP 6161692 A JP6161692 A JP 6161692A JP 6161692 A JP6161692 A JP 6161692A JP H05267936 A JPH05267936 A JP H05267936A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- demodulator
- frequency
- temperature
- pass filter
- buffer amplifier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Noise Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ＦＭ復調器自体の温度に対する相対伝搬遅延時
間を補償したＦＭ復調器を提供する。 【構成】周波数ｆの単一信号でＦＭ変調された変調信号
を入力し前記周波数ｆの単一信号を復調し、かつ、この
単一信号がある低い温度から高い温度の変化方向に対し
て相対伝搬遅延時間がほぼリニアに低減する変化特性を
有するＦＭ復調器において、このＦＭ復調器本体の出力
部に接続される第１の緩衝増幅器と、この第１の緩衝増
幅器の出力に接続されるコンデンサと低温から高温への
変化に対して負の抵抗温度係数を有するサーミスタとで
形成される高域通過フィルタと、この高域通過フィルタ
の出力に接続される第２の緩衝増幅器とを有する。
間を補償したＦＭ復調器を提供する。 【構成】周波数ｆの単一信号でＦＭ変調された変調信号
を入力し前記周波数ｆの単一信号を復調し、かつ、この
単一信号がある低い温度から高い温度の変化方向に対し
て相対伝搬遅延時間がほぼリニアに低減する変化特性を
有するＦＭ復調器において、このＦＭ復調器本体の出力
部に接続される第１の緩衝増幅器と、この第１の緩衝増
幅器の出力に接続されるコンデンサと低温から高温への
変化に対して負の抵抗温度係数を有するサーミスタとで
形成される高域通過フィルタと、この高域通過フィルタ
の出力に接続される第２の緩衝増幅器とを有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＦＭ復調器に関し、特に
衛星搭載用測距用送受信機に使用するＦＭ復調器本体の
温度変化に対する遅延特性の変化を保証したＦＭ復調器
に関する。
衛星搭載用測距用送受信機に使用するＦＭ復調器本体の
温度変化に対する遅延特性の変化を保証したＦＭ復調器
に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に地上において衛星の位置を検出す
る場合に、衛星に搭載された測距用送受信機により、周
波数２７．７７７ＫＨｚのベースバンド信号でＦＭ変調
された無線信号を受信復調した後に、このベースバンド
信号を再びＦＭ変調して地上に送り返している。地上の
送受信機は衛星を経由したベースバンド信号の相対伝播
遅延時間を計測して衛星までの測距を行っている。
る場合に、衛星に搭載された測距用送受信機により、周
波数２７．７７７ＫＨｚのベースバンド信号でＦＭ変調
された無線信号を受信復調した後に、このベースバンド
信号を再びＦＭ変調して地上に送り返している。地上の
送受信機は衛星を経由したベースバンド信号の相対伝播
遅延時間を計測して衛星までの測距を行っている。
【０００３】従来、この種の測距用送受信機のＦＭ復調
器は、温度により測距信号である２７．７７７ＫＨｚに
おける相対伝播遅延時間が図４に示される様に、温度−
２０℃〜＋６０℃に対して約７００ｎｓｅｃの一次傾斜
を減少特性を有している。しかし、ＦＭ復調器自体で遅
延時間特性の補償は行われていなかった。
器は、温度により測距信号である２７．７７７ＫＨｚに
おける相対伝播遅延時間が図４に示される様に、温度−
２０℃〜＋６０℃に対して約７００ｎｓｅｃの一次傾斜
を減少特性を有している。しかし、ＦＭ復調器自体で遅
延時間特性の補償は行われていなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この従来のＦＭ復調器
では、温度に対して相対遅延時間の補償を行っていない
ので、常温に対して±４０℃程度の温度変化がある場合
に各温度での相対伝播遅延時間の差が大きく、測距した
値に誤差が生じるという欠点がある。
では、温度に対して相対遅延時間の補償を行っていない
ので、常温に対して±４０℃程度の温度変化がある場合
に各温度での相対伝播遅延時間の差が大きく、測距した
値に誤差が生じるという欠点がある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のＦＭ復調器は、
周波数ｆの単一信号でＦＭ変調された変調信号を入力し
前記周波数ｆの単一信号を復調し、かつ、この単一信号
の周波数がある低い温度から高い温度への変化方向に対
して相対伝搬遅延時間がほぼリニアに低減する変化特性
を有するＦＭ復調器において、このＦＭ復調器本体の出
力部に接続される第１の緩衝増幅器と、この第１の緩衝
増幅器の出力に接続されるコンデンサと低い温度から高
い温度への変化方向に対して負の抵抗温度係数を有する
サーミスタとで形成される高域通過フィルタと、この高
域通過フィルタの出力に接続される第２の緩衝増幅器と
を有する。
周波数ｆの単一信号でＦＭ変調された変調信号を入力し
前記周波数ｆの単一信号を復調し、かつ、この単一信号
の周波数がある低い温度から高い温度への変化方向に対
して相対伝搬遅延時間がほぼリニアに低減する変化特性
を有するＦＭ復調器において、このＦＭ復調器本体の出
力部に接続される第１の緩衝増幅器と、この第１の緩衝
増幅器の出力に接続されるコンデンサと低い温度から高
い温度への変化方向に対して負の抵抗温度係数を有する
サーミスタとで形成される高域通過フィルタと、この高
域通過フィルタの出力に接続される第２の緩衝増幅器と
を有する。
【０００６】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００７】図１は本発明の一実施例をＦＭ復調器の構
成図、図２は本実施例の温度補償用高域通過フィルタ
（ＨＰＦ）の特性図、図３は本実施例のＨＰＦの温度−
相対伝搬遅延時間の特性図である。図１の実施例は従来
のＦＭＦ復調器１の後に緩衝器２を備え、コンデンサ３
とサーミスタ４によって構成される高域通過フィルタ
（ＨＰＦ）５を備えている。さらに出力段には、緩衝器
２を備え、ＨＰＦ５が出力インピーダンスに影響を与え
ないようにしている。ここでサーミスタ４は温度−２０
℃〜＋６０℃程度の範囲のリニアな温度変化に対して、
負の抵抗温度係数（対数スケールでほぼ直線変化）を持
ったサーミスタが使用される。
成図、図２は本実施例の温度補償用高域通過フィルタ
（ＨＰＦ）の特性図、図３は本実施例のＨＰＦの温度−
相対伝搬遅延時間の特性図である。図１の実施例は従来
のＦＭＦ復調器１の後に緩衝器２を備え、コンデンサ３
とサーミスタ４によって構成される高域通過フィルタ
（ＨＰＦ）５を備えている。さらに出力段には、緩衝器
２を備え、ＨＰＦ５が出力インピーダンスに影響を与え
ないようにしている。ここでサーミスタ４は温度−２０
℃〜＋６０℃程度の範囲のリニアな温度変化に対して、
負の抵抗温度係数（対数スケールでほぼ直線変化）を持
ったサーミスタが使用される。
【０００８】次に本実施例の電気的特性について図２，
図３を参照して説明する。ＨＰＦ４は図２に示す減衰特
性と位相特性を有している。ここで距離周波数２７．７
７７ＫＨｚにおける減衰特性の動作点Ａ１付近はほぼ平
坦で、位相特性の動作点Ｂは変化を始める点が選ばれ
る。なお、減衰量３ｄＢダウンの点Ａ２はほぼ２７．７
７７ＫＨｚの１／１０の位置に選ばれている。このよう
な動作点に設定されたＨＰＦ４の測距周波数における温
度変化対相対遅延時間特性は図３に示す特性となり、Ｆ
Ｍ復調器の遅延と逆の特性を得ることができる。したが
ってＦＭ復調器１と組み合わせた合成特性はほぼ平坦な
遅延時間特性を得ることができる。
図３を参照して説明する。ＨＰＦ４は図２に示す減衰特
性と位相特性を有している。ここで距離周波数２７．７
７７ＫＨｚにおける減衰特性の動作点Ａ１付近はほぼ平
坦で、位相特性の動作点Ｂは変化を始める点が選ばれ
る。なお、減衰量３ｄＢダウンの点Ａ２はほぼ２７．７
７７ＫＨｚの１／１０の位置に選ばれている。このよう
な動作点に設定されたＨＰＦ４の測距周波数における温
度変化対相対遅延時間特性は図３に示す特性となり、Ｆ
Ｍ復調器の遅延と逆の特性を得ることができる。したが
ってＦＭ復調器１と組み合わせた合成特性はほぼ平坦な
遅延時間特性を得ることができる。
【０００９】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明は、ＦＭ復調
器の温度対相対伝搬遅延時間特性と逆の特性を有するサ
ーミスタ素子を含む高域通過フィルタを使用することに
より、温度対相対伝搬遅延時間の変化を補償できる効果
がある。したがって衛星と地上との間の測定距離の誤差
を小さくできるという効果を有する。
器の温度対相対伝搬遅延時間特性と逆の特性を有するサ
ーミスタ素子を含む高域通過フィルタを使用することに
より、温度対相対伝搬遅延時間の変化を補償できる効果
がある。したがって衛星と地上との間の測定距離の誤差
を小さくできるという効果を有する。
【図１】本発明の一実施例の構成図である。
【図２】本実施例の高域通過フィルタの特性図である。
【図３】本実施例の高域通過フィルタの相対伝搬遅延時
間の特性図である。
間の特性図である。
【図４】従来のＦＭ復調器の相対伝搬遅延時間の特性図
である。
である。
１ ＦＭ復調器 ２ 緩衝器 ３ コンデンサ ４ サーミスタ ５ 高域通過フィルタ（ＨＰＦ）
Claims (2)
- 【請求項１】 周波数ｆの単一信号でＦＭ変調された変
調信号を入力し前記周波数ｆの単一信号を復調し、か
つ、この単一信号の周波数がある低い温度から高い温度
への変化方向に対して相対伝搬遅延時間がほぼリニアに
低減する変化特性を有するＦＭ復調器において、このＦ
Ｍ復調器本体の出力部に接続される第１の緩衝増幅器
と、この第１の緩衝増幅器の出力に接続されるコンデン
サと低い温度から高い温度への変化方向に対して負の抵
抗温度係数を有するサーミスタとで形成される高域通過
フィルタと、この高域通過フィルタの出力に接続される
第２の緩衝増幅器とを有することを特徴とするＦＭ復調
器。 - 【請求項２】 前記高域通過フィルタの減衰特性が前記
周波数ｆにおける減衰量の基準値に対して前記周波数ｆ
の１／１０の周波数で３ｄｂ低下する減衰特性に設定さ
れることを特徴とする請求項１記載のＦＭ復調器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6161692A JPH05267936A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | Ｆｍ復調器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6161692A JPH05267936A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | Ｆｍ復調器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05267936A true JPH05267936A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13176285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6161692A Withdrawn JPH05267936A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | Ｆｍ復調器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05267936A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008301410A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Nec Corp | 発振回路 |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP6161692A patent/JPH05267936A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008301410A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Nec Corp | 発振回路 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |