JPH0720892Y2 - 回路遮断器の電磁装置 - Google Patents
回路遮断器の電磁装置Info
- Publication number
- JPH0720892Y2 JPH0720892Y2 JP3909090U JP3909090U JPH0720892Y2 JP H0720892 Y2 JPH0720892 Y2 JP H0720892Y2 JP 3909090 U JP3909090 U JP 3909090U JP 3909090 U JP3909090 U JP 3909090U JP H0720892 Y2 JPH0720892 Y2 JP H0720892Y2
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- Japan
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- iron piece
- yoke
- movable iron
- circuit breaker
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は回路遮断器の電磁装置における可動鉄片の複
帰用バネの取付け構造に関するものである。
帰用バネの取付け構造に関するものである。
〔従来の技術〕 従来の回路遮断器の電磁装置として実願平1-3792号(実
開平02-95210号公報)が提案されている。第6図は電磁
装置の一部縦断側面図、第7図は要部分解斜視図であ
る。図において、(1)はオイルダッシュポットで、非
磁性材からなる容器(2)の中に容器(2)の軸方向
(上下方向)に移動自在に磁性材からなるプランジャー
(3)と制動油(4)と圧縮バネ(5)を装填し、この
装填口を蓋(6)で密閉して構成されている。(7)は
オイルダッシュポット(1)に巻回された電磁コイルで
あり、回路遮断器の通電回路の一部を構成している。
(8)はオイルダッシュポット(1)及び電磁コイル
(7)を一辺に支持するL字形の継鉄、(9)は継鉄
(8)の他辺端に載置された可動鉄片であり、一端は蓋
(6)に対向し他端の押手(9a)側は回路遮断器の引外
し機構を作動するレバー(10)に係合している。(11)
は可動鉄片(9)を電磁コイル(7)の反吸引方向へ付
勢する押バネ、(8a)は継鉄(8)の電磁コイル(7)
を支持していない側の辺を延長して設けられた突起片、
(8b)は突起片(8a)の立上り基部、(8c)は突起片
(8a)の先端近くに設けられた係止部であり、継鉄
(8)に明けられた開口(8d)へ向けて押バネ(11)を
係止する折曲した突起を持っている。(9b)は可動鉄片
(9)の略中央に設けられた方形の逃し穴であり、この
逃し穴(9b)に突起片(8a)が貫通し、可動鉄片(9)
を立上り基部(8b)に枢支する。(9c)は逃し穴(9b)
の押手(9a)側に設けられたバネ支エであり、押バネ
(11)を保持する係止部(8c)方向の突起を有してい
る。
開平02-95210号公報)が提案されている。第6図は電磁
装置の一部縦断側面図、第7図は要部分解斜視図であ
る。図において、(1)はオイルダッシュポットで、非
磁性材からなる容器(2)の中に容器(2)の軸方向
(上下方向)に移動自在に磁性材からなるプランジャー
(3)と制動油(4)と圧縮バネ(5)を装填し、この
装填口を蓋(6)で密閉して構成されている。(7)は
オイルダッシュポット(1)に巻回された電磁コイルで
あり、回路遮断器の通電回路の一部を構成している。
(8)はオイルダッシュポット(1)及び電磁コイル
(7)を一辺に支持するL字形の継鉄、(9)は継鉄
(8)の他辺端に載置された可動鉄片であり、一端は蓋
(6)に対向し他端の押手(9a)側は回路遮断器の引外
し機構を作動するレバー(10)に係合している。(11)
は可動鉄片(9)を電磁コイル(7)の反吸引方向へ付
勢する押バネ、(8a)は継鉄(8)の電磁コイル(7)
を支持していない側の辺を延長して設けられた突起片、
(8b)は突起片(8a)の立上り基部、(8c)は突起片
(8a)の先端近くに設けられた係止部であり、継鉄
(8)に明けられた開口(8d)へ向けて押バネ(11)を
係止する折曲した突起を持っている。(9b)は可動鉄片
(9)の略中央に設けられた方形の逃し穴であり、この
逃し穴(9b)に突起片(8a)が貫通し、可動鉄片(9)
を立上り基部(8b)に枢支する。(9c)は逃し穴(9b)
の押手(9a)側に設けられたバネ支エであり、押バネ
(11)を保持する係止部(8c)方向の突起を有してい
る。
上記の様に構成された回路遮断器の電磁装置は電磁コイ
ル(7)への通電電流に対応する電磁力によりプランジ
ャー(3)が制動油(4)の制動力に抗して所定の電流
値と時間の関係で押し上げられ、押バネ(11)の付勢力
に抗して可動鉄片(9)を蓋(6)方向へ吸引し、レバ
ー(10)を介して回路遮断器を作動させ通電電流を遮断
する。
ル(7)への通電電流に対応する電磁力によりプランジ
ャー(3)が制動油(4)の制動力に抗して所定の電流
値と時間の関係で押し上げられ、押バネ(11)の付勢力
に抗して可動鉄片(9)を蓋(6)方向へ吸引し、レバ
ー(10)を介して回路遮断器を作動させ通電電流を遮断
する。
上記のような従来の回路遮断器の電磁装置では、第8図
に示すように押バネ(11)が直線状に配置されているの
で、押バネ(11)の荷重(W)から受ける可動鉄片
(9)の引き込み力(F1)が大きく、可動鉄片(9)
の動作時に可動鉄片(9)が継鉄(8)とこすれて両者
の接触部(X)において可動鉄片(9)および継鉄
(8)が摩耗し、引外しが不安定になるという問題点が
あった。
に示すように押バネ(11)が直線状に配置されているの
で、押バネ(11)の荷重(W)から受ける可動鉄片
(9)の引き込み力(F1)が大きく、可動鉄片(9)
の動作時に可動鉄片(9)が継鉄(8)とこすれて両者
の接触部(X)において可動鉄片(9)および継鉄
(8)が摩耗し、引外しが不安定になるという問題点が
あった。
この考案はかかる問題点を解消するためになされたもの
で、押バネによる可動鉄片の引き込み力を低減して可動
鉄片と継鉄との接触部での摩耗を少なくし、安定した引
外しが行える回路遮断器の電磁装置を得ることを目的と
する。
で、押バネによる可動鉄片の引き込み力を低減して可動
鉄片と継鉄との接触部での摩耗を少なくし、安定した引
外しが行える回路遮断器の電磁装置を得ることを目的と
する。
上記目的を達成するために、この考案に係る回路遮断器
の電磁装置は、押バネを継鉄から離れる外向きに彎曲し
た状態で保持するようにしたものである。
の電磁装置は、押バネを継鉄から離れる外向きに彎曲し
た状態で保持するようにしたものである。
この考案においては、押バネを継鉄から離れる外向きに
彎曲した状態で保持したので、この押バネの荷重により
可動鉄片を引き込む力が低減される。
彎曲した状態で保持したので、この押バネの荷重により
可動鉄片を引き込む力が低減される。
この考案の一実施例を第1図〜第4図について説明す
る。第1図は側面図、第2図は吸引状態の側面図、第3
図は要部拡大斜視図、第4図は押バネの作用を示す要部
側面図であり、前記従来装置と同一または相当部分には
同一符号を付して説明を省略する。図において、(8C)
は継鉄(8)から離れる向きに反り返られた係止部、
(9C)は継鉄(8)から離れる向きに反り返られたバネ
支エ、(11A)はバネ支エ(9C)に支えられた状態で係
止部(8C)に係止されて彎曲状態に保持される押バネで
ある。
る。第1図は側面図、第2図は吸引状態の側面図、第3
図は要部拡大斜視図、第4図は押バネの作用を示す要部
側面図であり、前記従来装置と同一または相当部分には
同一符号を付して説明を省略する。図において、(8C)
は継鉄(8)から離れる向きに反り返られた係止部、
(9C)は継鉄(8)から離れる向きに反り返られたバネ
支エ、(11A)はバネ支エ(9C)に支えられた状態で係
止部(8C)に係止されて彎曲状態に保持される押バネで
ある。
このように押バネ(11A)を継鉄(8)から離れる外向
きに彎曲させておくと、第4図に示すように押バネ(11
A)の荷重(W)から受ける可動鉄片(9)の引き込み
力(F2)が小さくなるので、可動鉄片(9)と継鉄
(8)との接触部(X)での摩耗が小さくなる。
きに彎曲させておくと、第4図に示すように押バネ(11
A)の荷重(W)から受ける可動鉄片(9)の引き込み
力(F2)が小さくなるので、可動鉄片(9)と継鉄
(8)との接触部(X)での摩耗が小さくなる。
なお、第5図に示すようにバネ支エ(9C)に面取り(90
1)を施しておくと、このバネ支エ(9C)と押バネ(11
A)との引っ掛かりが防止できる。
1)を施しておくと、このバネ支エ(9C)と押バネ(11
A)との引っ掛かりが防止できる。
以上のように、この考案によれば押バネによる可動鉄片
の引き込み力が低減するので可動鉄片と継鉄との接触部
での摩耗が少なくなり、安定した引外しが行えるという
効果が得られる。
の引き込み力が低減するので可動鉄片と継鉄との接触部
での摩耗が少なくなり、安定した引外しが行えるという
効果が得られる。
第1図はこの考案の一実施例を示す側面図、第2図は吸
引状態を示す側面図、第3図は要部拡大斜視図、第4図
は押バネの作用を示す要部側面図、第5図はこの考案の
他の実施例を示す要部側面図、第6図は従来装置を示す
一部縦断側面図、第7図は要部分解斜視図、第8図は押
バネの作用を示す要部側面図である。 図において、(7)は電磁コイル、(8)は継鉄、
(9)は可動鉄片、(11A)は押バネを示す。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
引状態を示す側面図、第3図は要部拡大斜視図、第4図
は押バネの作用を示す要部側面図、第5図はこの考案の
他の実施例を示す要部側面図、第6図は従来装置を示す
一部縦断側面図、第7図は要部分解斜視図、第8図は押
バネの作用を示す要部側面図である。 図において、(7)は電磁コイル、(8)は継鉄、
(9)は可動鉄片、(11A)は押バネを示す。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】電磁コイルを一端側に保持し磁気回路を形
成する略L字形の継鉄、この継鉄の他端側に枢支され一
端が前記電磁コイルの電磁力に応動吸引される可動鉄
片、この可動鉄片の他端側と前記継鉄の他端側との間に
挿入され前記可動鉄片を前記吸引方向と反対方向へ付勢
する押バネを備えたものにおいて、 前記押バネを前記継鉄から離れる外向きに彎曲した状態
で保持するようにしたことを特徴とする回路遮断器の電
磁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3909090U JPH0720892Y2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 回路遮断器の電磁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3909090U JPH0720892Y2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 回路遮断器の電磁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04711U JPH04711U (ja) | 1992-01-07 |
JPH0720892Y2 true JPH0720892Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=31547684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3909090U Expired - Lifetime JPH0720892Y2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 回路遮断器の電磁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720892Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101773281B1 (ko) * | 2013-07-11 | 2017-08-31 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 회로 차단기 |
-
1990
- 1990-04-11 JP JP3909090U patent/JPH0720892Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04711U (ja) | 1992-01-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |