JPH0720767A - 画像表示体とその製造方法及びこの方法に使用される転写リボン - Google Patents

画像表示体とその製造方法及びこの方法に使用される転写リボン

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JPH0720767A
JPH0720767A JP5152482A JP15248293A JPH0720767A JP H0720767 A JPH0720767 A JP H0720767A JP 5152482 A JP5152482 A JP 5152482A JP 15248293 A JP15248293 A JP 15248293A JP H0720767 A JPH0720767 A JP H0720767A
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JP5152482A
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Kiyoshi Horie
潔 堀江
Kazuhisa Hoshino
和久 星野
Naoaki Shindou
直彰 新藤
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偽造や変造等を有効に防止できるIDカード
等の画像表示体とその製造方法及びこの方法に使用され
る転写リボンを提供すること。 【構成】 この画像表示体7は、赤外線反射性のカード
基材4と、接着剤層3を介して形成され画像データに基
づく昇華転写手段により形成された画像パターン61と
固有データに基づく転写手段により形成された赤外線吸
収パターン62を有する受像層60と、この受像層60
上に設けられた透明薄膜層14、ホログラム形成層50
及び剥離層12とでその主要部が構成されている。そし
てこの画像表示体においては肉眼により目視される画像
パターン61に加えて赤外線による機械的読取りが可能
な赤外線吸収パターン62を具備しているため、その
分、偽造・変造がされ難くなり、かつ、偽造・変造がな
された場合にも肉眼による真偽判定に加えて機械的読取
りによる真偽判定もなされるため、その分、偽造・変造
の事実をより確実に発見できる効果を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データに基づく昇
華転写手段により形成された画像パターンやホログラム
画像を備え、例えばIDカード等に適用される画像表示
体に係り、特に、偽造や変造を有効に防止できる画像表
示体の改良とその製造方法、及び、この製造方法に使用
される転写リボンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像表示体としては、図7
(A)に示すように画像データに基づく昇華転写手段に
より形成された画像パターンsをポリ塩化ビニル等カー
ド基材r上に備えたもの、あるいは、図7(B)に示す
ように上記画像パターンsに加えてホログラム画像tを
具備するもの等が知られている。
【0003】以下、上記ホログラム画像を備えた後者の
画像表示体を転写法により製造する方法について簡単に
説明する。
【0004】まず、この画像表示体の製造に使用される
転写箔aとしては、例えば図9(A)に示すようにポリ
エチレンテレフタレート等から成る耐熱性ベースシート
bと、この耐熱性ベースシートb上に設けられた熱可塑
性アクリル樹脂等から成る剥離層cと、この剥離層c上
に設けられた凹凸パターンを有するホログラム形成層d
と、上記凹凸面に沿って設けられホログラム形成層より
その屈折率が大きい材料から成る透明薄膜層eと、この
透明薄膜層e上に設けられ昇華性(熱移行性)染料で染
色されると共に画像表示体の基材に対して熱接着性を有
する樹脂材料から成る受像層fとでその主要部が構成さ
れている。
【0005】そして、この転写箔aを図8に示すように
ドラムhとサーマルヘッドiとでその主要部が構成され
る昇華転写装置jへ搬送し、色剤が昇華性染料である転
写リボンkの転写層(図示せず)を転写箔aの受像層f
に重合させると共に、転写リボンk側から上記サーマル
ヘッドiを圧接し、かつ、画像データに基づき上記サー
マルヘッドiの発熱素子群(図示せず)を適宜発熱させ
て画像データに基づく画像パターンを上記受像層fに形
成する(図9B参照)。
【0006】尚、画像データが多色である場合には、各
色別の昇華性染料を各々含んだ各色別の転写層が所定の
寸法毎に順次繰返し形成された多色用の転写リボンkを
適用し、かつ、この転写リボンkについては常に一方向
へ搬送させる一方、上記転写箔aについては一色目の転
写が終了する毎に逆方向へ引き戻し再度転写リボンkと
同一方向へ搬送させて二色目、三色目の転写を繰返し上
記受像層fに多色の画像パターンを形成することができ
る。
【0007】次に、画像パターンが形成された転写箔a
の上記受像層fを画像表示体の基材mに当接させ(図9
C参照)、かつ、転写箔a側から熱ロール、熱板等の加
熱媒体nを圧接・加熱して基材mへ受像層fを圧着させ
ると共に、転写箔aから耐熱性ベースシートbを剥離さ
せてIDカード等画像表示体pが製造されるものである
(図9D参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この画像表
示体をクレジットカード、メンバーズカード等のIDカ
ード類に適用した場合、この画像表示体における上記画
像パターンやホログラム画像は肉眼により目視されるパ
ターンなため、顔写真やホログラムパターンを貼り替え
る等して偽造・変造がされ易く、かつ、これ等偽造・変
造の事実を肉眼により確認することが困難な問題点があ
った。
【0009】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、その課題とするところは、偽造や変造等を
有効に防止できる画像表示体の改良とその製造方法、及
び、この製造方法に使用される転写リボンを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1に係る
発明は、画像データに基づく昇華転写手段により形成さ
れた画像パターンを有する受像層を基材上に直接又は接
着剤層を介し備える画像表示体を前提とし、上記基材が
赤外線反射性の材料で構成され、かつ、上記受像層の基
材側一面にこの基材と同色系の赤外線吸収物質を含有し
固有データに基づく転写手段により形成された赤外線吸
収パターンを有することを特徴とするものであり、他
方、請求項2に係る発明は、レリーフ型ホログラムを構
成する凹凸パターンが設けられたホログラム形成層と、
上記凹凸面に沿って設けられホログラム形成層よりその
屈折率が大きい透明薄膜層と、この透明薄膜層に隣接し
て設けられ画像データに基づく昇華転写手段により形成
された画像パターンを有する受像層を基材上に直接又は
接着剤層を介して備え、ホログラム画像と共に上記ホロ
グラム形成層と透明薄膜層を通して画像パターンが認識
される画像表示体を前提とし、上記基材が赤外線反射性
の材料で構成され、かつ、上記受像層の基材側一面にこ
の基材と同色系の赤外線吸収物質を含有し固有データに
基づく転写手段により形成された赤外線吸収パターンを
有することを特徴とするものである。
【0011】そして、これ等請求項1〜2に係る画像表
示体においては、肉眼により目視される画像パターン及
びホログラム画像に加えて、赤外線反射性の材料で構成
された基材側の受像層一面に赤外線吸収物質を含有し赤
外線による機械的読取りが可能な赤外線吸収パターンを
具備しているため、その分、偽造・変造がされ難くな
り、かつ、偽造・変造がなされた場合にも肉眼による真
偽判定に加えて機械的読取りによる真偽判定もなされる
ため、その分、偽造・変造の事実をより確実に発見する
ことが可能となる。しかも、上記赤外線吸収パターンは
画像パターンやホログラム画像の形成部位より基材側に
設けられ、かつ、基材と同色系の赤外線吸収物質が適用
されているため、上記画像パターンやホログラム画像が
赤外線吸収パターンの存在により影響を受けることがな
い。
【0012】これ等請求項1〜2に係る発明において上
記赤外線吸収物質を含有する赤外線吸収パターンとは、
固有データに基づく転写手段により形成されたパターン
を意味し、具体的には転写手段で形成されたバーコー
ド、二次元コード、文字、数字、図形等任意のパターン
が例示できる。
【0013】そして、上記赤外線吸収パターン内に含ま
れる赤外線吸収物質としては可視領域に吸収が少ない赤
外線吸収ガラス若しくは熱線吸収ガラスを粉砕、顔料化
して求められたリン酸ガラス、硫酸ガラス等のガラス系
材料が例示できる。
【0014】そして、請求項3に係る発明は赤外線吸収
物質としてFe2+及び/又はCu2+を含有するガラス系
粉末材料を適用したものである。
【0015】すなわち、請求項3に係る発明は請求項1
〜2に係る画像表示体を前提とし、上記赤外線吸収物質
がFe2+及び/又はCu2+を含有するガラス系粉末材料
により構成されていることを特徴とするものである。
【0016】より具体的に説明すると、このガラス系粉
末材料は五二酸化リン(P25)を主成分とし、酸化鉄
及び/又は酸化銅を1.0重量%以上含む粉末材料で、
より好ましくは五二酸化リンを重量%で35.0〜8
0.0%、酸化鉄及び酸化銅をそれぞれ0〜3.0%含
むガラス系粉末材料であることを特徴とする。
【0017】尚、上記ガラス系粉末材料内には必要に応
じて以下の化合物を含有していてもよい。すなわち、 Al23 2.0〜10.0重量% B23 1.0〜30.0重量% MgO 3.0〜10.0重量% ZnO 0〜 3.0重量% K2O 0〜15.0重量% BaO 0〜10.0重量% SrO 0〜 1.0重量% Ni、Co、Se 微量 また、上記粉末化されたガラス系材料より可視領域に吸
収が少なくかつ赤外線吸収能力も優れている以下のリン
酸塩系白色結晶粉末や硫酸塩系白色結晶粉末等の白色結
晶系材料も赤外線吸収物質として適用できる。
【0018】尚、かかる材料を適用した場合、その赤外
線吸収能力が優れているため上記赤外線吸収パターン内
に分散させる赤外線吸収物質の配合割合の低減が図れる
と共に、白色系の赤外線反射性基材が適用できる利点を
有している。請求項4に係る発明はこのような技術的理
由に基づきなされている。
【0019】すなわち、請求項4に係る発明は請求項1
〜2に係る画像表示体を前提とし、上記赤外線吸収物質
がFe2+及び/又はCu2+を含有しかつ五二酸化リンを
主成分とするリン酸塩系白色結晶粉末材料により構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0020】この請求項4に係る発明において赤外線吸
収物質を構成するリン酸塩系白色結晶粉末はFe2+及び
/又はCu2+を20重量%以上含み五二酸化リン(P2
5)を主成分とする結晶粉末で、好ましくは五二酸化
リンを重量%で40〜70%、Fe2+及び/又はCu2+
をそれぞれ30〜70%含む結晶粉末が望ましい。
【0021】そして、このリン酸塩系白色結晶粉末は、
上述の組成を有するリン酸塩系の組成物についてこれを
融解しかつ結晶化させてリン酸塩系白色結晶を求めると
共にこれを粉末化したものである。尚、このリン酸塩系
白色結晶粉末についても必要に応じて以下の化合物を含
有していてもよい。
【0022】 Al23 2.0〜10.0重量% B23 1.0〜30.0重量% MgO 3.0〜10.0重量% ZnO 0〜 3.0重量% K2O 0〜15.0重量% BaO 0〜10.0重量% SrO 0〜 1.0重量% Ni、Co、Se 微量 また、請求項5に係る発明は、上記請求項4に係る発明
と同様の技術的理由に基づきなされており、請求項1〜
2に係る画像表示体を前提とし、上記赤外線吸収物質が
六塩化タングステンとリン酸エステル及び/又は亜リン
酸との白色系反応生成物により構成されていることを特
徴とするものである。
【0023】尚、これ等請求項に係る画像表示体におい
て赤外線反射性の材料で構成される基材としては、照射
された赤外線を反射し得る性質を備えるものなら任意の
材料が適用でき、例えば、酸化チタン等を塗り込んだポ
リエチレンテレフタレート材、ポリ塩化ビニル材、紙等
の白色系基材が例示でき、また、他の色の赤外線反射性
基材の適用も可能である。
【0024】ここで、上記請求項3〜5に係る画像表示
体においては適用される赤外線吸収物質が白色系若しく
は薄い着色を呈しているため白色系若しくは薄い着色の
基材が使用される用途に適用されるが、これ以外の色彩
が要求される基材に適用される場合には可視領域にも光
吸収性を有するシアニン系、フタロシアニン系、ジチオ
ール金属錯塩系、ナフトキノン系、アントラキノン系、
トリフェニルメタン系、アミニウム系、ジインモニウム
系等の赤外線吸収性染料を適用すればよい。
【0025】次に、請求項6〜11記載の発明は、上記
請求項1〜5記載の発明に係る画像表示体の製造方法に
関する。
【0026】すなわち、請求項6に係る発明は、請求項
1記載の画像表示体を製造する方法を前提とし、支持フ
ィルムとこの片面に積層された受像層とで構成された転
写箔の受像層上に昇華性染料を含む転写層を備えた転写
リボンを重合し、上記受像層へ画像データに基づく昇華
転写手段により画像パターンを形成する画像形成工程
と、この画像パターンが形成された転写箔の受像層上に
赤外線吸収物質を含む転写層を備えた転写リボンを重合
し、上記受像層上に固有データに基づく転写手段により
赤外線吸収パターンを形成する赤外線吸収パターン形成
工程と、上記画像パターンと赤外線吸収パターンが形成
された転写箔の受像層を被転写体である基材面に圧着し
上記支持フィルムを除く受像層を転写させる転写工程、
の連続工程により上記画像表示体を製造することを特徴
とし、また、請求項7に係る発明は、請求項1記載の画
像表示体を製造する方法を前提とし、支持フィルムとこ
の片面に積層された受像層で構成された転写箔の受像層
上に昇華性染料を含む転写層を備えた転写リボンを重合
し、上記受像層へ画像データに基づく昇華転写手段によ
り画像パターンを形成する画像形成工程と、この画像パ
ターンが形成された転写箔の受像層上に赤外線吸収物質
を含む転写層を備えた転写リボンを重合し、上記受像層
上に固有データに基づく転写手段により赤外線吸収パタ
ーンを形成する赤外線吸収パターン形成工程と、上記画
像パターンと赤外線吸収パターンが形成された転写箔の
受像層上に転写手段により接着剤層を積層する接着剤層
形成工程と、この転写箔の接着剤層を被転写体である基
材面に圧着し上記支持フィルムを除く接着剤層と受像層
とを転写させる転写工程、の連続工程により上記画像表
示体を製造することを特徴とするものである。
【0027】他方、請求項9に係る発明は、請求項2記
載の画像表示体を製造する方法を前提とし、支持フィル
ムとこの片面に順次積層された凹凸パターンを有するホ
ログラム形成層、透明薄膜層及び受像層とで構成された
転写箔の上記受像層上に昇華性染料を含む転写層を備え
た転写リボンを重合し、上記受像層へ画像データに基づ
く昇華転写手段により画像パターンを形成する画像形成
工程と、この画像パターンが形成された転写箔の受像層
上に赤外線吸収物質を含む転写層を備えた転写リボンを
重合し、上記受像層上に固有データに基づく転写手段に
より赤外線吸収パターンを形成する赤外線吸収パターン
形成工程と、上記画像パターンと赤外線吸収パターンが
形成された転写箔の受像層を被転写体である基材面に圧
着し上記支持フィルムを除く受像層と透明薄膜層及びホ
ログラム形成層を転写させる転写工程、の連続工程によ
り上記画像表示体を製造することを特徴とし、また、請
求項10に係る発明は、請求項2記載の画像表示体を製
造する方法を前提とし、支持フィルムとこの片面に順次
積層された凹凸パターンを有するホログラム形成層、透
明薄膜層及び受像層とで構成された転写箔の上記受像層
上に昇華性染料を含む転写層を備えた転写リボンを重合
し、上記受像層へ画像データに基づく昇華転写手段によ
り画像パターンを形成する画像形成工程と、この画像パ
ターンが形成された転写箔の受像層上に赤外線吸収物質
を含む転写層を備えた転写リボンを重合し、上記受像層
上に固有データに基づく転写手段により赤外線吸収パタ
ーンを形成する赤外線吸収パターン形成工程と、上記画
像パターンと赤外線吸収パターンが形成された転写箔の
受像層上に転写手段により接着剤層を積層する接着剤層
形成工程と、この転写箔の接着剤層を被転写体である基
材面に圧着し上記支持フィルムを除く接着剤層、受像
層、透明薄膜層及びホログラム形成層を転写させる転写
工程、の連続工程により上記画像表示体を製造すること
を特徴とするものである。
【0028】これ等請求項6〜7、及び、請求項9〜1
0記載の発明において上記転写箔の一部を構成する支持
フィルムは、転写工程まで受像層若しくは受像層と接着
剤層を物理的に支持し、あるいは、ホログラム形成層と
透明薄膜層及び受像層若しくはホログラム形成層、透明
薄膜層、受像層及び接着剤層を物理的に支持し、かつ、
転写完了時に被転写体である基材面から剥離除去される
もので、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ポリアミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、
ポリエチレンナフタレートフィルム等の耐熱性フィルム
が適用できる。
【0029】次に、請求項9〜10記載の発明において
上記支持フィルム上に積層されるホログラム形成層はそ
の膜面にホログラム形成用の凹凸パターンが設けられ、
転写工程により受像層と透明薄膜層と共に若しくは接着
剤層、受像層及び透明薄膜層と共に支持フィルムから被
転写体である基材面に転写されるものである。そして、
上記基材上においてホログラム形成層における凹凸パタ
ーンの反射回折光が互いに干渉して結像し、その結像位
置に立体感のある虚像(ホログラム画像)が観察される
ものである。
【0030】このホログラム形成層に適用できる材料と
しては、例えば、ポリオール成分とイソシアネート基を
有するプレポリマーから成るポリオール硬化型ポリウレ
タン樹脂又はこれにセルロース系樹脂を混合した樹脂が
挙げられる。上記ポリオールとしては2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート等のOH基を有するアクリル系のモ
ノマーとメチルアクリレート、エチルアクリレート、イ
ソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレ
ート、n−ヘキシルメタクリレート等のOH基を有さな
いアクリル系のモノマーとの共重合体が使用でき、好ま
しくはガラス転移点60〜105℃、OH価50〜15
0のものである。他方、イソシアネート基を有するプレ
ポリマーとしてはトルエンジイソシアネート、キシレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等
が使用できる。また、セルロース樹脂としてはニトロセ
ルロース、アセチルセルロース、セルロースアセテート
ブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、エ
チルセルロース、メチルセルロース等が使用でき、この
セルロース系樹脂の添加混合により塗布適性と転写適性
の改善を図ることが可能となる。このセルロース系樹脂
は上記ポリオールとイソシアネート基を有するプレポリ
マーの合計量100重量部に対し、0〜50重量部添加
混合すればよい。
【0031】尚、上記支持フィルム上にホログラム形成
層を設けるには、まずポリオールとイソシアネート基を
有するプレポリマーの混合物又はこれにセルロース系樹
脂を添加して成る混合物を溶剤に溶解又は分散させ、こ
れをグラビアコート法、ロールコート法、ブレードコー
ト法等の方法でその乾燥膜厚が0.5〜5.0μmとな
るように塗布してホログラム形成層用被膜を形成し、次
いでこのホログラム形成層用被膜面に対しホログラム形
成用の凹凸パターンが設けられたホログラムスタンパを
加熱押圧して形成するものである。
【0032】一方、上記ホログラム形成層上に積層され
る透明薄膜層はホログラム形成層を構成する材料よりそ
の屈折率が大きい材料にて構成され、ホログラム形成層
と共に基材上に転写されて透明型ホログラムを構成する
ものである。すなわち、ホログラム画像の再生可能な角
度範囲内では上記透明薄膜層における光の反射率が最大
となり『反射型ホログラム』として機能する一方、ホロ
グラム画像の再生可能な角度範囲外では単なる透明膜と
して機能し基材側に位置する画像パターンを透視させる
ものである。
【0033】この透明薄膜層に適用できる材料として
は、例えば、Sb2 3 、Fe2 3、TiO2 、Cd
S、CeO2 、PbCl2 、CdO、Sb2 3 、Bi
2 3、ZnS、WO3 、SiO、In2 3 、Pb
O、Ta2 3 、ZnO、CaO・SiO2 、ZrO、
Cd2 3 、Al2 3 等を挙げることができ、上記ホ
ログラム形成層上にその膜厚が10nm〜1000nm
となるよう真空蒸着法、スパッタリング法、反応性スパ
ッタリング法、イオンプレーティング法等の成膜手段に
て形成することができる。
【0034】また、この透明薄膜層上に積層される受像
層あるいは請求項6〜7記載の発明において上記支持フ
ィルム上に設けられる受像層は、昇華性染料により染色
可能な材料にて構成され、かつ、転写工程において受像
層単独で若しくは接着剤層と共に基材上に転写され又は
透明薄膜層とホログラム形成層と共に若しくは接着剤層
と透明薄膜層及びホログラム形成層と共に基材上に転写
されて画像パターンを有する受像層を構成するものであ
る。このような材料としては、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエステル、ABS、AS、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン等の合成
樹脂材料が適用でき、上述したグラビアコート法、ロー
ルコート法、ブレードコート法等の塗布手段により塗布
形成される。尚、昇華性染料で構成される画像パターン
の耐光性を向上させる紫外線吸収剤等の適宜添加剤が配
合されていてもよい。
【0035】そして、このようにして構成された転写箔
の上記受像層上に昇華性染料を含む転写層を備えた転写
リボンを重合し、この受像層へ画像データに基づく昇華
転写手段により画像パターンを形成すると共に、この画
像パターンが形成された受像層上に赤外線吸収物質を含
む転写層を備えた転写リボンを重合し、この受像層上に
固有データに基づく転写手段により赤外線吸収パターン
を形成する。
【0036】この場合、これ等転写リボンについては、
画像形成工程と赤外線吸収パターン形成工程とで別々の
転写リボンを適用してもよいし、昇華性染料を含む転写
層と赤外線吸収物質を含む転写層とを備える1つの転写
リボンで構成してもよい。
【0037】尚、後者の場合においては、画像パターン
と赤外線吸収パターンは同一の転写手段であるサーマル
ヘッド等を用いた加熱転写手段により形成される。
【0038】次に、請求項7又は10記載の製造方法に
おいては、画像パターンと赤外線吸収パターンが形成さ
れた受像層上に転写手段により接着剤層を転写積層す
る。このような転写手段としては、例えば適宜ベースフ
ィルム上に剥離可能に成膜された接着剤層を有する転写
フィルムを利用し、かつ、互いに圧接された加熱ローラ
と弾性ローラ間へこの転写フィルムと上記転写箔とを重
ねて挿通させ受像層面上に上記接着剤層を転写積層する
方法等が適用できる。このような接着剤層に適用できる
材料としては、例えば、ポリエステル樹脂系接着剤、ア
クリル樹脂系接着剤、塩化ビニル樹脂系接着剤、ポリア
ミド樹脂系接着剤、ポリ酢酸ビニル樹脂系接着剤、ゴム
系接着剤、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系接着剤、
塩酢ビ樹脂系接着剤等の周知の接着剤が例示できる。
【0039】尚、上述したような構成の転写手段が適用
された場合、上記加熱ローラと弾性ローラとが常に接触
する構造にすると、画像形成工程における転写箔の搬送
並びに引戻し搬送操作により(すなわちカラー転写の場
合)上記受像層面に複数の接着剤層が重ねて積層されて
しまう弊害がある。従って、このような場合には上記加
熱ローラを弾性ローラに対して接離可能に設けると共
に、上記転写箔の搬送方向が正逆方向へ反転される画像
形成工程処理中においては上記弾性ローラから離れた位
置に加熱ローラを待機させる一方、画像形成工程が終了
した時点において上記弾性ローラと加熱ローラとを接触
させて転写箔の受像層面に接着剤層を積層させる構成に
することが望ましい。
【0040】そして、画像パターンと赤外線吸収パター
ンが形成された受像層を直接、あるいは、接着剤層を介
して被転写体である基材面に圧着し、支持フィルムを除
く受像層若しくは接着剤層と受像層を転写させ、又は、
受像層と透明薄膜層及びホログラム形成層若しくは接着
剤層、受像層、透明薄膜層及びホログラム形成層を転写
させて請求項1又は2記載の画像表示体を製造すること
ができる。
【0041】ところで、請求項6〜7、又は、請求項9
〜10記載の製造方法においては上記転写工程において
転写箔の受像層又は接着剤層を被転写体である基材面に
圧着し支持フィルムを除く各被膜を基材側へ転写させる
必要があるが、支持フィルムを構成する材料と受像層若
しくはホログラム形成層を構成する材料の組合わせ如何
によってはかかる転写が十分にされないことがある。こ
のような場合には、上記支持フィルムと受像層若しくは
ホログラム形成層との間に剥離層を介在させることが望
ましい。
【0042】請求項8又は11に係る発明はこのような
技術的背景からなされている。
【0043】すなわち、請求項8に係る発明は、請求項
6又は7記載の発明に係る画像表示体の製造方法を前提
とし、上記転写箔の支持フィルムと受像層との間に剥離
層が介在されていることを特徴とし、他方、請求項11
に係る発明は、請求項9又は10記載の発明に係る画像
表示体の製造方法を前提とし、上記転写箔の支持フィル
ムとホログラム形成層との間に剥離層が介在されている
ことを特徴とするものである。
【0044】このような剥離層を構成する材料として
は、熱可塑性アクリル樹脂;塩化ゴム樹脂;あるいはこ
の塩化ゴム樹脂とニトロセルロース、アセチルセルロー
ス、セルロースアセテートブチレート、ポリスチレン又
は塩酢ビ樹脂の混合物を挙げることができる。また、こ
れ等に加えてメラミン樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ
樹脂あるいは尿素樹脂等の熱硬化性樹脂を適用すること
も可能である。
【0045】そして、このような方法を採った場合、上
記受像層若しくはホログラム形成層の支持フィルムから
の剥離性が必ずしも要件とはならなくなるため、支持フ
ィルム並びに受像層、ホログラム形成層を構成するこれ
等材料の選択範囲を拡げられる利点を有している。
【0046】次に、請求項12〜15に係る発明は、上
記請求項6〜11記載の発明に係る画像表示体の製造方
法においてその画像形成工程と赤外線吸収パターン形成
工程で適用される転写リボンに関する。
【0047】すなわち、請求項12に係る発明は、請求
項6〜11記載の画像表示体の製造方法に使用される転
写リボンを前提とし、各色別の昇華性染料を各々含んだ
画像パターン用転写層と赤外線吸収物質を含んだ赤外線
吸収パターン用転写層が帯状シート上に所定の寸法毎に
交互に繰返し形成されていることを特徴とする。
【0048】また、請求項13〜15に係る発明は、上
記請求項12に係る転写リボンを前提とし、請求項13
に係る発明は、上記赤外線吸収物質がFe2+及び/又は
Cu2+を含有するガラス系粉末材料により構成されてい
ることを特徴とし、請求項14に係る発明は、上記赤外
線吸収物質がFe2+及び/又はCu2+を含有しかつ五二
酸化リンを主成分とするリン酸塩系白色結晶粉末材料に
より構成されていることを特徴とし、また、請求項15
に係る発明は、上記赤外線吸収物質が六塩化タングステ
ンとリン酸エステル及び/又は亜リン酸との白色系反応
生成物により構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0049】尚、これ等請求項12〜15記載の発明に
係る転写リボンにおいて上記帯状シート上に設けられ赤
外線吸収物質を含む赤外線吸収パターン用転写層は、上
述した赤外線吸収物質と、塩酢酸ビニル系樹脂、飽和ポ
リエステル、ポリウレタンエラストマー等のバインダー
樹脂と、トルエン、メチルイソブチルケトン、キシレ
ン、シクロヘキサノール、酢酸イソブチル、シクロヘキ
サノン、メチルシクロヘキサノン、エチレングリコール
モノブチルエーテル等のグリコール誘導体等またはこれ
等の混合溶媒を主成分とする赤外線吸収インキにより形
成することができる。
【0050】そして、本発明に係る画像表示体の用途に
ついては任意であるが、特に、上述した改ざん、変造等
がなされ易い対象に適用することが望ましい。例えば、
株券、小切手、印紙、切手、手形、証券、証書、通帳
類、乗車券、観賞券等の金券類;キャッシュカード、ク
レジットカード、テレホンカード、メンバーズカード、
ICカード、光カード等のIDカード類;パスポート、
チケット等が挙げられる。
【0051】
【作用】請求項1〜2記載の発明に係る画像表示体によ
れば、肉眼により目視される画像パターン及びホログラ
ム画像に加えて、赤外線反射性の材料で構成された基材
側の受像層一面に赤外線吸収物質を含有し赤外線による
機械的読取りが可能な赤外線吸収パターンを具備してい
るため、その分、偽造・変造がされ難くなり、かつ、偽
造・変造がなされた場合にも肉眼による真偽判定に加え
て機械的読取りによる真偽判定もなされるため、その
分、偽造・変造の事実をより確実に発見することが可能
となる。しかも、上記赤外線吸収パターンは画像パター
ンやホログラム画像の形成部位より基材側に設けられ、
かつ、基材と同色系の赤外線吸収物質が適用されている
ため、上記画像パターンやホログラム画像が赤外線吸収
パターンの存在により影響を受けることがない。
【0052】また、請求項3〜5記載の発明に係る画像
表示体によれば、適用される赤外線吸収物質が白色系若
しくは薄い着色を呈しており、画像表示体における基材
を赤外線反射性の白色系材料にて構成することにより上
記赤外線吸収パターンの肉眼での目視を困難にさせるこ
とができるため、より確実に偽造・変造を防止すること
が可能となる。
【0053】一方、請求項6〜7及び請求項9〜10記
載の発明に係る画像表示体の製造方法によれば、上記画
像形成工程と赤外線吸収パターン形成工程及び転写工程
の連続工程により、若しくは、画像形成工程、赤外線吸
収パターン形成工程、接着剤層形成工程及び転写工程の
連続工程により請求項1又は2記載の画像表示体を簡便
かつ確実に製造することが可能となる。
【0054】また、請求項8又は11記載の発明に係る
画像表示体の製造方法によれば、転写箔における支持フ
ィルムと受像層若しくはホログラム形成層との間に剥離
層が介在しているため、上記転写工程において支持フィ
ルムを除く各被膜を被転写体である基材側へ確実に転写
させることが可能となり、かつ、受像層若しくはホログ
ラム形成層の支持フィルムからの剥離性が必ずしも要件
とはならなくなるため支持フィルム、受像層並びにホロ
グラム形成層を構成するこれ等材料の選択範囲拡大が図
れる。
【0055】更に、請求項12〜15記載の発明に係る
転写リボンによれば、各色別の昇華性染料を各々含んだ
画像パターン用転写層と赤外線吸収物質を含んだ赤外線
吸収パターン用転写層が帯状シート上に所定の寸法毎に
交互に繰返し形成されているため、上記画像形成工程と
赤外線吸収パターン形成工程に要する転写リボンの兼用
が図れる。
【0056】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
【0057】まず、以下の組成を有するリン酸塩系組成
物について融解しかつこれを結晶化させてリン酸塩系白
色結晶化合物を求めた。
【0058】(リン酸塩系組成物) P25 50.0重量% CuO 49.5重量% ZnO 0.5重量% 尚、この化合物について銅の管球を用いてX線回折を行
ったところ、回折角(2θ)=28.14、30.0
7、30.34、44.01に強いピークが表れ、結晶
化されていることが確認されている。
【0059】次に、このリン酸塩系白色結晶を粉砕して
粉末化し、これを赤外線吸収顔料として下記組成の赤外
線吸収インキを調整した。
【0060】 (赤外線吸収インキ) 顔料(第二銅含有リン酸塩系白色結晶化合物) 30重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 10重量部 ポリエステル樹脂 5重量部 トルエン 30重量部 メチルイソブチルケトン 30重量部 [実施例1]この実施例に係る画像表示体(IDカー
ド)7は、図1(A)に示すようにポリ塩化ビニル製の
カード基材4と、このカード基材4上に接着剤層3を介
し形成されかつ画像パターン61と赤外線吸収パターン
62を有する受像層60と、この受像層60上に設けら
れた透明薄膜層14及びホログラム形成層50と、この
ホログラム形成層50上に設けられた剥離層12とでそ
の主要部が構成されている。
【0061】そして、この画像表示体(IDカード)7
は以下のような方法により製造されている。
【0062】すなわち、この製造方法は、図2に示すよ
うに送りローラ10から供給された転写箔1の受像層面
にパターン形成部20において画像パターンと赤外線吸
収パターンを形成する画像形成工程並びに赤外線吸収パ
ターン形成工程と、これ等パターンが形成された転写箔
1に対して接着剤層転写部30において接着剤層を転写
積層する接着剤層形成工程と、転写部40において上記
転写箔1からポリ塩化ビニル製のカード基材4上に接着
剤層、受像層、透明薄膜層、及び、ホログラム形成層を
一体的に転写させる転写工程とから成っている。
【0063】まず、上記転写箔1は、図3(A)に示す
ように厚さ25μmの透明ポリエチレンテレフタレート
フィルムから成る支持フィルム11と、この支持フィル
ム11上に下記の剥離層用組成物をグラビア印刷法にて
コーティングし110℃の条件で乾燥して形成された厚
さ1.5μmの剥離層12と、この剥離層12上に下記
のホログラム形成層用組成物をグラビア印刷法にてコー
ティングし110℃の条件で乾燥しかつホログラムパタ
ーンが形成されたニッケル製のホログラムスタンパを版
面温度165℃の条件で加熱押圧してホログラム用の凹
凸パターン5が形成された厚さ2.0μmのホログラム
形成層50と、このホログラム形成層50上に真空蒸着
法にて成膜された厚さ約80nmのZnSから成る透明
薄膜層14と、この透明薄膜層14上に下記の受像層用
組成物をグラビア印刷にてコーティングし110℃の条
件で乾燥して形成された膜厚1.0μmの受像層60と
でその主要部が構成されている。
【0064】 (剥離層用組成物) アクリル樹脂 30重量部 トルエン 40重量部 メチルエチルケトン 40重量部 メチルイソブチルケトン 20重量部 (ホログラム形成層用組成物) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体と 25重量部 ウレタン樹脂との混合物 メチルエチルケトン 70重量部 トルエン 30重量部 (受像層用組成物) ポリエステル樹脂 30重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 5重量部 メチルエチルケトン 50重量部 トルエン 50重量部 そして、この転写箔1を上記送りローラ10から複数の
搬送ローラ16を介してパターン形成部20へ供給し、
このパターン形成部20において昇華転写装置により転
写箔1の受像層60面に画像パターン61と赤外線吸収
パターン62をそれぞれ形成する(図3B参照)。
【0065】ここで、上記昇華転写装置は、ドラム21
とこの外周面にその一面が圧接されたフラットヘッド型
のサーマルヘッド22とでその主要部が構成されてお
り、これ等サーマルヘッド22とドラム21間に以下に
述べる転写リボン23と上記転写箔1を挿通し(図4参
照)、かつ、この転写箔1について搬送並びに引戻し搬
送操作を行って上記受像層60面に画像データに基づく
文字パターンとカラーの顔写真パターン、及び、固有デ
ータに基づくバーコードパターンが形成されている。
【0066】尚、上記転写リボン23は、3色の染料
(イエロー、マゼンタ、シアン)を各々ポリビニルブチ
ラールに分散させて調合された染料インキ(下記組成参
照)と上記赤外線吸収インキを用い、図5に示すように
厚さ5.7μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(帯状シート)上にグラビアコータにより画像パターン
用転写層231と赤外線吸収パターン用転写層232が
交互に繰り返し配置されるよう塗布・乾燥して製造され
ているものである。
【0067】 (染料インキ組成物) 昇華性染料 6重量部 ポリビニルブチラール樹脂 6重量部 メチルエチルケトン 44重量部 トルエン 44重量部 また、この実施例においてはサーマルヘッド22による
印字タイミングを制御して上記受像層60面に対する画
像パターン61の形成領域が調整されているため、図3
(B)に示すようにホログラム形成用の上記凹凸パター
ン5(字紋柄のホログラム画像)と画像パターン61と
は高精度で位置整合されている。
【0068】次に、これ等画像パターン61と赤外線吸
収パターン62が形成された転写箔1を接着剤層転写部
30へ搬送し、この接着剤層転写部30において転写フ
ィルム31を用いて転写装置により上記転写箔1の受像
層60面上に接着剤層3を転写積層する(図3C参
照)。
【0069】上記転写装置は、図2に示すように弾性ロ
ーラ32とこの弾性ローラ32に対して接離可能に設け
られた加熱ローラ33とでその主要部が構成され、か
つ、上記転写箔1の搬送方向が正逆方向へ反転される画
像形成工程並びに赤外線吸収パターン形成工程処理中に
おいて上記パターン形成部20からの制御信号に基づき
弾性ローラ32から離れた位置に加熱ローラ33を待機
させる一方、画像形成工程並びに赤外線吸収パターン形
成工程が終了した時点において弾性ローラ32と加熱ロ
ーラ33とが接触するように制御されている。
【0070】一方、この転写装置に適用されて上記転写
箔1の受像層60面に接着剤層3を供給する転写フィル
ム31は、厚さ25μmのシリコン離型処理が施された
ポリエチレンテレフタレートフィルムから成るベースフ
ィルムと、このベースフィルム上に下記の接着剤層用組
成物をグラビア印刷法にてコーティングしかつ110℃
で乾燥して形成された厚さ1.5μmの接着剤層とでそ
の主要部が構成されている。
【0071】 (接着剤層用組成物) ポリエステル樹脂 30重量部 メチルエチルケトン 50重量部 トルエン 50重量部 そして、弾性ローラ32と140℃に加熱された加熱ロ
ーラ33とが接触しているタイミングに合わせこれ等の
間へ上記転写箔1と転写フィルム31とを挿通させ、上
述したように転写箔1の受像層60面に上記接着剤層3
を転写積層させた後、凹凸パターン5、画像パターン6
1及び赤外線吸収パターン62が形成された転写箔1を
最終工程である転写部40へ搬送し、この転写部40に
おいて160℃に加熱した転写ロール41により加熱押
圧されてポリ塩化ビニル製のカード基材4上面へ接着剤
層3が圧着され(図3D参照)、かつ、転写箔1の支持
フィルム11が剥がされて、図1(A)及び図3(E)
に示すようにカード基材4と、接着剤層3を介して上記
カード基材4上に形成され画像パターン61及び赤外線
吸収パターン62を有する受像層60と、透明薄膜層1
4と、ホログラム形成層50と、剥離層12でその主要
部が構成された画像表示体(IDカード)7を得ること
ができた。
【0072】このようにして製造された画像表示体7は
光線の当て方により字紋柄のホログラム画像が確認でき
ると共に光線の当て方により透明薄膜層14を通して画
像パターン61も確認できるものであったが(図1B参
照)、カード基材4と同色系の赤外線吸収パターン62
は目視され難かった。
【0073】他方、上記画像表示体(IDカード)7に
対し750nm、780nm、810nm、830n
m、905nm等の半導体レーザ光を照射すると、これ
等レーザ光は赤外線吸収パターン62内の第二銅含有リ
ン酸塩系白色結晶化合物に吸収されるため、図1(C)
に示すようにバーコードパターンとして機械読取りされ
るものであった。
【0074】[実施例2]凹凸パターンが形成されたホ
ログラム形成層と透明薄膜層とを備えない転写箔を適用
すると共に、その画像表示体(IDカード)7が、図6
(A)に示すようにポリ塩化ビニル製のカード基材4
と、このカード基材4上に接着剤層3を介し形成されか
つ画像パターン61及び赤外線吸収パターン62を有す
る受像層60と、この受像層60上に設けられた剥離層
12とでその主要部が構成されている点を除き実施例1
と略同一である。
【0075】そして、この実施例に係る画像表示体(I
Dカード)7においても上記画像パターン61は肉眼に
より目視可能であったが(図6B参照)、カード基材4
と同色系の赤外線吸収パターン62については目視が困
難であった。
【0076】他方、この画像表示体(IDカード)7に
対し750nm、780nm、810nm、830n
m、905nm等の半導体レーザ光を照射すると、これ
等レーザ光は赤外線吸収パターン62内の第二銅含有リ
ン酸塩系白色結晶化合物に吸収されるため、図6(C)
に示すようにバーコードパターンとして機械読取りされ
るものであった。
【0077】
【発明の効果】請求項1〜5記載の発明に係る画像表示
体によれば、肉眼により目視される画像パターン及びホ
ログラム画像に加えて、赤外線反射性の材料で構成され
た基材側の受像層一面に赤外線吸収物質を含有し赤外線
による機械的読取りが可能な赤外線吸収パターンを具備
しているため、その分、偽造・変造がされ難くなり、か
つ、偽造・変造がなされた場合にも肉眼による真偽判定
に加えて機械的読取りによる真偽判定もなされるため、
その分、偽造・変造の事実をより確実に発見できる効果
を有している。
【0078】しかも、上記赤外線吸収パターンは画像パ
ターンやホログラム画像の形成部位より基材側に設けら
れ、かつ、基材と同色系の赤外線吸収物質が適用されて
いるため、上記画像パターンやホログラム画像が赤外線
吸収パターンの存在により影響を受けない効果を有して
いる。
【0079】一方、請求項6〜7及び請求項9〜10記
載の発明に係る画像表示体の製造方法によれば、画像形
成工程と赤外線吸収パターン形成工程及び転写工程の連
続工程により、若しくは、画像形成工程、赤外線吸収パ
ターン形成工程、接着剤層形成工程及び転写工程の連続
工程により請求項1又は2記載の画像表示体を簡便かつ
確実に製造できる効果を有している。
【0080】また、請求項8又は11記載の発明に係る
画像表示体の製造方法によれば、転写箔における支持フ
ィルムと受像層若しくはホログラム形成層との間に剥離
層が介在しているため、上記転写工程において支持フィ
ルムを除く各被膜を被転写体である基材側へ確実に転写
させることが可能となり、かつ、受像層若しくはホログ
ラム形成層の支持フィルムからの剥離性が必ずしも要件
とはならなくなるため支持フィルム、受像層並びにホロ
グラム形成層を構成するこれ等材料の選択範囲を拡げら
れる効果を有している。
【0081】更に、請求項12〜15記載の発明に係る
転写リボンによれば、各色別の昇華性染料を各々含んだ
画像パターン用転写層と赤外線吸収物質を含んだ赤外線
吸収パターン用転写層が帯状シート上に所定の寸法毎に
交互に繰返し形成されているため、上記画像形成工程と
赤外線吸収パターン形成工程に要する転写リボンの兼用
が図れる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は実施例1に係る画像表示体(ID
カード)の構成断面図、また、図1(B)はこの画像表
示体の正面図、図1(C)は赤外線吸収パターンが機械
読取りされた上記画像表示体の正面図をそれぞれ示す。
【図2】実施例1に係る画像表示体の製造方法の工程を
示す説明図。
【図3】図3(A)〜(D)は実施例1に係る製造方法
の各工程により加工された転写箔の各断面図、図3
(E)は得られた画像表示体の構成断面図。
【図4】実施例1におけるパターン形成部の概略斜視
図。
【図5】実施例1において適用された転写リボンの説明
図。
【図6】図6(A)は実施例2に係る画像表示体(ID
カード)の構成断面図、また、図6(B)はこの画像表
示体の正面図、図6(C)は赤外線吸収パターンが機械
読取りされた上記画像表示体の正面図をそれぞれ示す。
【図7】図7(A)及び(B)は従来例に係る画像表示
体の正面図。
【図8】転写箔を用いて画像表示体を製造するための従
来例に係る装置の説明図。
【図9】図9(A)〜(D)は転写箔を用いて画像表示
体を製造する従来例に係る工程を示す説明図。
【符号の説明】
1 転写箔 3 接着剤層 4 カード基材 5 凹凸パターン 7 画像表示体 11 支持フィルム 12 剥離層 14 透明薄膜層 20 パターン形成部 22 サーマルヘッド 23 転写リボン 30 接着剤層転写部 40 転写部 50 ホログラム形成層 60 受像層 61 画像パターン 62 赤外線吸収パターン 231 画像パターン用転写層 232 赤外線吸収パターン用転写層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B42D 15/10 501 P G06K 7/12 Z 9191−5L

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データに基づく昇華転写手段により形
    成された画像パターンを有する受像層を基材上に直接又
    は接着剤層を介し備える画像表示体において、 上記基材が赤外線反射性の材料で構成され、かつ、上記
    受像層の基材側一面にこの基材と同色系の赤外線吸収物
    質を含有し固有データに基づく転写手段により形成され
    た赤外線吸収パターンを有することを特徴とする画像表
    示体。
  2. 【請求項2】レリーフ型ホログラムを構成する凹凸パタ
    ーンが設けられたホログラム形成層と、上記凹凸面に沿
    って設けられホログラム形成層よりその屈折率が大きい
    透明薄膜層と、この透明薄膜層に隣接して設けられ画像
    データに基づく昇華転写手段により形成された画像パタ
    ーンを有する受像層を基材上に直接又は接着剤層を介し
    て備え、ホログラム画像と共に上記ホログラム形成層と
    透明薄膜層を通して画像パターンが認識される画像表示
    体において、 上記基材が赤外線反射性の材料で構成され、かつ、上記
    受像層の基材側一面にこの基材と同色系の赤外線吸収物
    質を含有し固有データに基づく転写手段により形成され
    た赤外線吸収パターンを有することを特徴とする画像表
    示体。
  3. 【請求項3】上記赤外線吸収物質がFe2+及び/又はC
    2+を含有するガラス系粉末材料により構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像表示体。
  4. 【請求項4】上記赤外線吸収物質がFe2+及び/又はC
    2+を含有しかつ五二酸化リンを主成分とするリン酸塩
    系白色結晶粉末材料により構成されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の画像表示体。
  5. 【請求項5】上記赤外線吸収物質が六塩化タングステン
    とリン酸エステル及び/又は亜リン酸との白色系反応生
    成物により構成されていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の画像表示体。
  6. 【請求項6】請求項1記載の画像表示体を製造する方法
    において、 支持フィルムとこの片面に積層された受像層とで構成さ
    れた転写箔の受像層上に昇華性染料を含む転写層を備え
    た転写リボンを重合し、上記受像層へ画像データに基づ
    く昇華転写手段により画像パターンを形成する画像形成
    工程と、 この画像パターンが形成された転写箔の受像層上に赤外
    線吸収物質を含む転写層を備えた転写リボンを重合し、
    上記受像層上に固有データに基づく転写手段により赤外
    線吸収パターンを形成する赤外線吸収パターン形成工程
    と、 上記画像パターンと赤外線吸収パターンが形成された転
    写箔の受像層を被転写体である基材面に圧着し上記支持
    フィルムを除く受像層を転写させる転写工程、の連続工
    程により上記画像表示体を製造することを特徴とする画
    像表示体の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1記載の画像表示体を製造する方法
    において、 支持フィルムとこの片面に積層された受像層で構成され
    た転写箔の受像層上に昇華性染料を含む転写層を備えた
    転写リボンを重合し、上記受像層へ画像データに基づく
    昇華転写手段により画像パターンを形成する画像形成工
    程と、 この画像パターンが形成された転写箔の受像層上に赤外
    線吸収物質を含む転写層を備えた転写リボンを重合し、
    上記受像層上に固有データに基づく転写手段により赤外
    線吸収パターンを形成する赤外線吸収パターン形成工程
    と、 上記画像パターンと赤外線吸収パターンが形成された転
    写箔の受像層上に転写手段により接着剤層を積層する接
    着剤層形成工程と、 この転写箔の接着剤層を被転写体である基材面に圧着し
    上記支持フィルムを除く接着剤層と受像層とを転写させ
    る転写工程、の連続工程により上記画像表示体を製造す
    ることを特徴とする画像表示体の製造方法。
  8. 【請求項8】上記転写箔の支持フィルムと受像層との間
    に剥離層が介在していることを特徴とする請求項6又は
    7記載の画像表示体の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項2記載の画像表示体を製造する方法
    において、 支持フィルムとこの片面に順次積層された凹凸パターン
    を有するホログラム形成層、透明薄膜層及び受像層とで
    構成された転写箔の上記受像層上に昇華性染料を含む転
    写層を備えた転写リボンを重合し、上記受像層へ画像デ
    ータに基づく昇華転写手段により画像パターンを形成す
    る画像形成工程と、 この画像パターンが形成された転写箔の受像層上に赤外
    線吸収物質を含む転写層を備えた転写リボンを重合し、
    上記受像層上に固有データに基づく転写手段により赤外
    線吸収パターンを形成する赤外線吸収パターン形成工程
    と、 上記画像パターンと赤外線吸収パターンが形成された転
    写箔の受像層を被転写体である基材面に圧着し上記支持
    フィルムを除く受像層と透明薄膜層及びホログラム形成
    層を転写させる転写工程、の連続工程により上記画像表
    示体を製造することを特徴とする画像表示体の製造方
    法。
  10. 【請求項10】請求項2記載の画像表示体を製造する方
    法において、 支持フィルムとこの片面に順次積層された凹凸パターン
    を有するホログラム形成層、透明薄膜層及び受像層とで
    構成された転写箔の上記受像層上に昇華性染料を含む転
    写層を備えた転写リボンを重合し、上記受像層へ画像デ
    ータに基づく昇華転写手段により画像パターンを形成す
    る画像形成工程と、 この画像パターンが形成された転写箔の受像層上に赤外
    線吸収物質を含む転写層を備えた転写リボンを重合し、
    上記受像層上に固有データに基づく転写手段により赤外
    線吸収パターンを形成する赤外線吸収パターン形成工程
    と、 上記画像パターンと赤外線吸収パターンが形成された転
    写箔の受像層上に転写手段により接着剤層を積層する接
    着剤層形成工程と、 この転写箔の接着剤層を被転写体である基材面に圧着し
    上記支持フィルムを除く接着剤層、受像層、透明薄膜層
    及びホログラム形成層を転写させる転写工程、の連続工
    程により上記画像表示体を製造することを特徴とする画
    像表示体の製造方法。
  11. 【請求項11】上記転写箔の支持フィルムとホログラム
    形成層との間に剥離層が介在していることを特徴とする
    請求項9又は10記載の画像表示体の製造方法。
  12. 【請求項12】請求項6、7、8、9、10又は11記
    載の画像表示体の製造方法に使用される転写リボンにお
    いて、 各色別の昇華性染料を各々含んだ画像パターン用転写層
    と赤外線吸収物質を含んだ赤外線吸収パターン用転写層
    が帯状シート上に所定の寸法毎に交互に繰返し形成され
    ていることを特徴とする転写リボン。
  13. 【請求項13】上記赤外線吸収物質がFe2+及び/又は
    Cu2+を含有するガラス系粉末材料により構成されてい
    ることを特徴とする請求項12記載の転写リボン。
  14. 【請求項14】上記赤外線吸収物質がFe2+及び/又は
    Cu2+を含有しかつ五二酸化リンを主成分とするリン酸
    塩系白色結晶粉末材料により構成されていることを特徴
    とする請求項12記載の転写リボン。
  15. 【請求項15】上記赤外線吸収物質が六塩化タングステ
    ンとリン酸エステル及び/又は亜リン酸との白色系反応
    生成物により構成されていることを特徴とする請求項1
    2記載の転写リボン。
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