JP2018077335A - ホログラム転写箔及び偽造防止物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホログラムの特性、すなわち、肉眼で認識できると共に偽造が困難であるという特性を生かしつつ、これに加えて、肉眼で認識できず、特有の判定用具を使用することによって初めて認識できる画像を有する転写箔と、これを使用した偽造防止物品とを提供すること。【解決手段】転写箔基材1上に剥離容易にホログラム層を設け、このホログラム層上に接着層7を形成する。そして、ホログラム層と接着層7との間に、可視光を透過して赤外線を吸収する赤外線吸収層6をパターン状に設けてホログラム転写箔とする。この転写箔で転写すると、自然光や室内照明光の下でホログラム画像が肉眼で観察できるが、赤外線吸収層を観察することはできない。一方、赤外線カメラで撮影すると、ホログラム画像と赤外線吸収層の両者を撮影できる。【選択図】図1

Description

本発明はホログラムを転写する転写箔と、この転写箔を使用して製造した偽造防止物品に関するものである。
周知のように、有価証券、各種証明書、ブランド品、個人認証媒体等は、その偽造が困難であることが必要である。そこで、これら物品には、例えば、ホログラム転写箔を使用してその表面にホログラムを付与することによりその偽造を防いでいる(特許文献1参照)。ホログラムは光学レベルの微細構造を利用して回折光で特有の画像を表示するもので、この微細構造を解析したり、複製することが困難であり、このため、このホログラムの有無により、前記各種物品の真偽を判定し得るのである。
ところで、ホログラムの画像は肉眼で認識できる。一方、肉眼でその存否が認識できず、特有の判定用具を使用して、その真偽を判定する技術もある。例えば、液晶分子を一定方向に配列して画像とし、この方向とは直交する方向に液晶分子を配向させて背景としたものである(特許文献2参照)。この偽造防止媒体においては、偏光フィルムを前記判定用具として使用し、この偏光フィルムを特定の角度で重ねることにより、前記画像が可視化する。この偏光フィルムを重ねない場合にはこの画像を認識することができず、したがって、その存在を認識することもできない。また、別の角度で偏光フィルムを重ねた場合には、ポジネガが反転した画像を認識できる。
特開2011−227368号公報 特開2001−113900号公報
本発明は、ホログラムの特性、すなわち、肉眼で認識できると共に偽造が困難であるという特性を生かしつつ、これに加えて、肉眼で認識できず、特有の判定用具を使用することによって初めて認識できる画像を有する転写箔と、これを使用した偽造防止物品とを提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、転写箔基材上に剥離容易にホログラム層を有し、このホログラム層上に接着層を有するホログラム転写箔において、
前記ホログラム層と接着層との間に、可視光を透過して赤外線を吸収する赤外線吸収層をパターン状に有することを特徴とするホログラム転写箔である。
次に、請求項2に記載の発明は、前記ホログラム層がパターン状であることを特徴とする請求項1に記載のホログラム転写箔である。
次に、請求項3に記載の発明は、物品本体の上に接着層を介してホログラム層を有する偽造防止物品において、
前記接着層とホログラム層との間に、可視光を透過して赤外線を吸収する赤外線吸収層をパターン状に有することを特徴とする偽造防止物品である。
本発明の転写箔は、例えば有価証券等の物品にホログラム層と共に赤外線吸収層を転写して使用する。こうして得られた物品の上には、自然光や室内照明光の下でも肉眼で認識できるホログラム画像が形成されており、それ自体偽造が困難である。
また、これに加えて、この物品上には、可視光を透過して赤外線を吸収する赤外線吸収層がパターン状に設けられている。この赤外線吸収層のパターンを自然光の下で肉眼で認識することは不可能である。一方、例えば赤外線カメラを判定用具として使用すると、この赤外線吸収層のパターンを検出できる。
このため、自然光のもとで認識できるホログラム画像と、赤外線カメラで検出できる前記パターンの両方が揃ったとき、その物品を真正なものと判定し、これらのいずれかが欠けている物品を偽造品と判定することが可能である。
図1は本発明の転写箔の具体例に係り、図1(a)はその平面図、図1(b)は断面説明図である。 図2は本発明の転写箔の具体例の製造工程を示す断面説明図である。 図3は本発明の偽造防止物品の具体例の断面説明図である。 図4は本発明の偽造防止物品の具体例に係り、図4(a)は自然光又は室内照明光のもとで肉眼観察したときに観察できる画像を示す平面説明図、図4(b)は赤外線カメラで撮影したときに撮影される画像を示す平面説明図である。 図5は実施例で使用した赤外線吸収剤の吸光度を示すグラフ図である。
以下、図面を参照して本発明の具体例を説明する。図1は本発明の転写箔の具体例に係り、図1(a)はその平面図、図1(b)は断面説明図である。
これらの図1(a)及び(b)に示すように、この転写箔10は、転写箔基材1上に、剥離層2、ホログラム形成層3、光反射層4、マスク層5、赤外線吸収層6、接着層7をこの順に積層して構成されたものである。
転写箔基材1は任意のフィルムでよい。例えば、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール等の合成樹脂、天然樹脂、紙、合成紙などから単独で選択されたもの、または上記より選択されて組み合わされた複合体が使用可能である。
また、剥離層2としては、容易に転写箔基材1から剥がれる材料であれば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線あるいは電子線硬化性樹脂のいずれであっても良いが、柔軟性、箔切れ性を考慮し、熱可塑性樹脂が好ましい。その例として、熱可塑性ポリアクリル酸エステル樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、セルロース系樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、スチレンアクリレート系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等を、単独あるいは複合して用いることができる。また、箔切れ性や耐摩耗性を考慮し、石油系ワックス、植物系ワックス等の各種ワックス、ステアリン酸等の高級脂肪酸の金属塩、シリコンオイル等の滑剤や、テフロン(登録商標)パウダー、ポリエチレンパウダー、シリコーン系微粒子やアクリルニトリル系微粒子等の有機フィラーおよび、シリカ微粒子等の無機フィラーを添加することもできる。なお、剥離層2は転写箔基材1自体が剥離性を有している場合、あるいは転写箔基材1自体に離型処理を施してある場合は設ける必要はない。
次に、ホログラム形成層3は光反射層4と共にホログラム層を構成するものである。すなわち、ホログラム形成層3の表面には光学レベルの微細な凹凸が形成されており、この凹凸で位相型回折格子を構成している。そして、光反射層4はこの凹凸に沿って設けられており、このため、その表面にもホログラム形成層3表面の凹凸と同様の凹凸が設けられており、この光反射層4表面の凹凸も位相型回折格子を構成している。そして、ホログラム形成層2と光反射層3との境界面に入射した光は光反射層3で反射されて反射回折光を構成し、ホログラム特有の画像を表示するのである。
このホログラム形成層4の材質としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、放射線硬化性樹脂等の光透過性樹脂を使用することができる。
光透過性熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポロエチレンナフタレート、ポリカーボネート、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、ニトロセルロース、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリルスチレン共重合体、塩化ビニル、ポリメタクリル酸メチル等を挙げることができる。
光透過性熱硬化性樹脂としては、例えば、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステルウレタン、アクリルウレタン、エポキシウレタン、シリコーン、エポキシ樹脂及びメラミン樹脂等を挙げることができる。
放射線硬化性樹脂は、紫外線や電子線等の放射線の照射で硬化する樹脂である。このよに放射線照射でラジカル重合して硬化する樹脂としては、その代表的な例として、分子中にアクリロイル基を有するアクリル樹脂が例示できる。例えば、エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレート系、ポリエステルアクリレート系もしくはポリオール系アクリレート系のオリゴマーもしくはポリマー、単官能、2官能又は多官能重合性(メタ)アクリル系モノマー(例えば、テトラヒドロフルフリルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート又はペンタエリスリトールテトラアクリレート)又はそのオリゴマーもしくはポリマーである。
そして、これらの樹脂で形成した層の表面に、微細な前記凹凸を形成したプレス板を押し付けることにより、ホログラム形成層4を形成することができる。
次に、光反射層4は、金属又は高屈折率の透明材料を、ホログラム形成層3の前記凹凸に沿って堆積することによって形成することができる。金属としては、例えば、アルミニウム、錫、クロム、ニッケル、銅、金及びこれらの合金等を使用できる。高屈折率透明材料としては、TiO、ZnS等を例示できる。これらは、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法等の方法でホログラム形成層3の前記凹凸に沿って堆積することができる。厚みは1〜100nmの範囲であることが望ましい。
なお、この光反射層4はホログラム形成層3の表面全面に設けることもできるが、その一部にパターン状に設けることも可能である。図1(a)及び(b)に示す転写箔10は、光反射層3を星パターン形状に部分的に設けたものである。
このように光反射層4をパターン状に設けるためには、例えば、このパターンと同一形状のマスク層5を光反射層4上に積層し、このマスク層5をエッチングレジストとして、マスク層5からはみ出して露出した部位の光反射層4をエッチングして除去すればよい。マスク層5としては可視光や赤外光を透過する透明樹脂を使用することが望ましい。この
マスク層5は、例えば、グラビア印刷法等で形成することができる。
また、別の方法で光反射層4をパターン状に加工することも可能である。すなわち、ホログラム形成層3の表面に、水溶性樹脂を前記パターンのネガパターンに塗布し、この水溶性樹脂パターンを覆ってホログラム形成層3の表面の全面に光反射層4を形成する。次いで水洗して水溶性樹脂パターンと共に、この水溶性樹脂パターンに重なった部位の光反射層4を除去することにより、パターン状の光反射層4を形成することができる。水溶性樹脂としてはポリビニルアルコールを使用できる。また、グラビア印刷法等によって水溶性樹脂パターンを設けることができる。
あるいは、ホログラム形成層3の表面の全面に光反射層4を形成した後、この光反射層5にレーザー光を照射して、この照射部分の光反射層4を選択的に破壊除去することによってパターン状の光反射層4を形成することも可能である。
次に、赤外線吸収層6は可視光を透過して赤外線を吸収するもので、パターン状に設ける必要がある。この例では、図1(a)に示すように、十字状のパターンに設けられており、その一部は光反射層4に重ねられている。なお、この赤外線吸収層6は可視光を透過するため、自然光や室内照明光の下で肉眼で観察しても、その十字状パターンを認識することはできない。一方、赤外線カメラで撮影すると、十字状パターンが黒く撮影される。
この赤外線吸収層6は、赤外線吸収材を含む透明インキで印刷して設けることができる。赤外線吸収材としては、例えば、シアニン系、フタロシアニン系、アゾ系、および、チオアミド系などの有機金属錯体、ジイミニウム系、アントラキノン系、ポリメチン系、アズレニウム系、スクワリリウム系、および、チオピリリウム系などの有機系赤外線吸収材を使用することができる。
接着層7の材質としては熱可塑性樹脂が好ましくアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ビニル系樹脂等の単体あるいは共重合体を、単独もしくは複合して使用可能であるが、これらに限定されるものではない。また、ブロッキングの防止および箔切れ性を考慮し、石油系ワックス、植物系ワックス等の各種ワックス、ステアリン酸等の高級脂肪酸の金属塩、シリコンオイル等の滑剤や、テフロン(登録商標)パウダー、ポリエチレンパウダー、シリコーン系微粒子やアクリルニトリル系微粒子等の有機フィラーおよび、シリカ微粒子等の無機フィラーを添加することもできる。
この転写箔10は、図2に示すような工程を経て製造することができる。すなわち、まず、転写箔基材1上に剥離層2を形成し、この剥離層2上にホログラム形成層3を形成し、その表面をプレス板でプレスして、微細な凹凸を形成する(図2(a)参照)。次に、ホログラム形成層3の凹凸表面の全面に光反射層4を設ける(図2(b)参照)。次に、光反射層4上にパターン状にマスク層5を形成する(図2(c)参照)。そして、このマスク層5をエッチングレジストとして、光反射層4を部分的にエッチングして除去する(図2(d)参照)。次に赤外線吸収層6を形成し(図2(e)参照)、最後に、接着層7を設けて転写箔10を得ることができる。
この転写箔10は次のように使用することができる。すなわち、任意の物品に対して、接着層7がこの物品に向き合うように重ね、押圧又は熱圧して接着させた後、転写箔基材1を剥離除去することにより、ホログラム層と赤外線吸収層6とを同時に転写することができる。図3はこうして得られた偽造防止物品20の断面説明図で、この図から分かるように、物品本体21上に、接着層7、赤外線吸収層6、マスク層5、光反射層4、ホログラム形成層3、剥離層2がこの順に積層されて構成されている。なお、光反射層4は星パターン形状を有しており、赤外線吸収層6は十字形状を有していて、この両者はその一部
で互いに重ね合わされている。なお、光反射層4とホログラム形成層3とは、この両者でホログラム層を構成していることは前述のとおりである。
そして、この偽造防止物品20を自然光又は室内照明光のもとで肉眼で観察したときには、図4に示すように、赤外線吸収層6は認識できず、光反射層4のホログラム画像を観察することができる。一方、赤外線カメラで撮影したときには、図5に示すように、赤外線吸収層6は黒く撮影され、光反射層4のホログラム画像は明るく撮影される。なお、赤外線吸収層6と光反射層4とが重なった部位では、光反射層4の厚みが薄いことから、光反射層5の星型ホログラム画像と赤外線吸収層6の十字形状の画像とは重なって撮影される。
転写箔基材1としてポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、この片面にアクリル系樹脂をグラビアコーティングして剥離層2を形成した。次に、この剥離層2上に、ウレタン系2液硬化性樹脂をグラビアコーティングしてその層を形成した後、その表面に、微細な凹凸を有するプレス板を押圧して、この凹凸を前記硬化性樹脂層表面に形成した。なお、押圧は200℃に加熱して行った。そして、この硬化性樹脂層を硬化させて、ホログラム形成層3を形成した。
次に、このホログラム形成層3の凹凸表面の全面にアルミニウムを真空蒸着して光反射層4を形成した。光反射層4の厚みは50nmである。
そして、この光反射層4表面に透明樹脂を星パターン形状に印刷してマスク層5を形成し、このマスク層5をエッチングレジストとして、光反射層4を部分的にエッチングして除去して、星パターン形状の光反射層4を形成した。
次に、赤外線吸収層6を十字形状にグラビア印刷して形成した。赤外線吸収層6は、その一部が星パターン形状の光反射層4に重なるように配置した。この赤外線吸収層6の印刷に使用したインキの組成は次のとおりである。また、その厚みは1.8μmである。
インキ組成
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 100質量部
トルエン 150質量部
メチルエチルケトン 250質量部
赤外線吸収剤 3質量部
なお、この赤外線吸収剤を、それぞれ、3%、5%、10%添加したインキ被膜の吸光度を図5に示す。この図から分かるように、この赤外線吸収剤は、可視領域(波長700nm以下)の光をほとんど吸収することなく透過し、波長がこれ以上の赤外領域においては、波長が長くなるにつれて吸光度が増加する。そして、波長1100〜1200nmの間に吸光度のピークを有している。
次に、これら赤外線吸収層6、マスク層5、ホログラム形成層3の全体を被覆して、接着層7を設けることにより、ホログラム転写箔10を製造した。接着層7を構成する接着剤としては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂を主成分として、これにシリカフィラーを配合したものである。接着層7はグラビアグラビアコーティング法によって形成した。その厚みは2μmである。
こうして得られた転写箔10を合成紙21に重ね、転写箔10側から熱転写板を押圧し、次に転写箔基材1を剥離除去して転写した。熱転写板は表面温度180℃の真鍮版である。
こうして転写された合成紙20を室内照明光のもとで肉眼観察したところ、星パターン形状のホログラム画像が鮮やかに観察できた。なお、赤外線吸収層6の十字形状パターンは観察できなかった。
次に、この合成紙20を赤外線カメラで撮影したところ、星パターン形状のホログラム画像は黒色に撮影され、赤外線吸収層6の十字形状パターンが黒又は薄い黒色に撮影された。なお、これらホログラム画像と十字形状パターンとが重なった部位では、両者が重畳して黒色に観察された。
10:ホログラム転写箔
1:転写箔基材 2:剥離層 3:ホログラム形成層 4:光反射層 5:マスク層 6:赤外線吸収層 7:接着層
20:偽造防止物品 21:物品本体

Claims (3)

  1. 転写箔基材上に剥離容易にホログラム層を有し、このホログラム層上に接着層を有するホログラム転写箔において、
    前記ホログラム層と接着層との間に、可視光を透過して赤外線を吸収する赤外線吸収層をパターン状に有することを特徴とするホログラム転写箔。
  2. 前記ホログラム層がパターン状であることを特徴とする請求項1に記載のホログラム転写箔。
  3. 物品本体の上に接着層を介してホログラム層を有する偽造防止物品において、
    前記接着層とホログラム層との間に、可視光を透過して赤外線を吸収する赤外線吸収層をパターン状に有することを特徴とする偽造防止物品。
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