JPH0720680U - 自動販売機の商品搬出機構 - Google Patents

自動販売機の商品搬出機構

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JPH0720680U
JPH0720680U JP4913293U JP4913293U JPH0720680U JP H0720680 U JPH0720680 U JP H0720680U JP 4913293 U JP4913293 U JP 4913293U JP 4913293 U JP4913293 U JP 4913293U JP H0720680 U JPH0720680 U JP H0720680U
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product
holding
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ejection
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JP4913293U
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Inventor
將兼 中安
Original Assignee
グローリー工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リフト104 は内部に駆動源を有さず、リフト
104 の商品保持ユニット117 の機構により、商品収納部
から商品を取出して商品投出口に投出する。 【構成】 リフト104 は、協同で商品を挟持する第1商
品挟持部材151 および第2商品挟持部材129 を備える。
待機時は、保持手段132 で第2商品挟持部材129を上方
位置に保持する。投出時は、リフト104 を移動させ、保
持解除手段135 が商品に当接したとき、保持手段132 に
よる第2商品挟持部材の保持を解除する。保持解除した
第2商品挟持部材129 は、支持手段120 によって下方に
移動し、第1商品挟持部材151 と協同で商品を挟持す
る。商品投出口の位置で、駆動取込ローラ156 が投出突
起に接触し、第1商品挟持部材151 の接触部157 が投出
方向に移動し、商品を商品投出口に投出する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数段の商品収納部から商品を取り出して販売する自動販売機の商 品搬出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数段の商品収納部から商品を取り出して販売する自動販売機としては 、例えば特開昭63−143694号公報に記載された構造が知られている。
【0003】 この自動販売機は、商品を前後方向に収納する商品収納部を左右横方向に複数 列および上下方向に複数段設けられ、これらの商品収納部の前方空間に商品収納 部から商品を取り出して商品投出口に投出する商品搬出機構が配設されている。
【0004】 商品搬出機構は、複数の商品収納部の前方空間を縦横に移動する商品排出ユニ ットを備えている。この商品排出ユニットは、モータの駆動により回動する商品 取出ベルトや、モータの駆動により開閉する底板などを備えている。
【0005】 そして、商品排出ユニットが投出商品を収納する商品収納部の前方に移動し、 商品取出ベルトが回動して商品収納部の最前位の商品を取り出し、ユニット内に 取り出した商品を底板上に保留し、その後、商品排出ユニットが商品投出口の位 置に移動し、底板が開放して商品を商品投出口に投出する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の商品搬出機構では、商品排出ユニットに、商品収納部か ら商品を取り出す商品取出ベルトを回動させるモータと、底板を開閉するモータ が取り付けられている。これらのモータの電源をユニット内に設けることはユニ ットの大型化を招くので、電源はユニット外に設けることになる。すると、ユニ ットは電源につながるコードを引きずりながら移動しなければならず、コードが 噛込み等を起こす危険性がある。
【0007】 さらに、商品収納部から商品を取り出すときや商品投出口へ商品を投出すると きに、ユニットを停止させる位置を決めるのに複雑な制御が必要となる。
【0008】 本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、リフトは内部に駆動源を有さず に軽量でコードを引きずることがなく、さらには複雑な制御を必要としない自動 販売機の商品搬出機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、商品Tを横方向に並べて収納し、商品Tを一側方向に突出させて先 端の商品Tから順に取り出す複数段の商品収納部21を備え、この複数段の商品収 納部21の一側のリフト通路100 に沿って上下に移動するリフト104 が商品Tを取 り出して商品投出口5に投出する自動販売機の商品搬出機構23において、前記リ フト104 は、前記突出位置にある商品Tの下面を支え、その商品Tとの接触部15 7 が投出方向に移動可能とする第1商品挟持部材151 と、前記商品Tの上面に当 接し、前記第1商品挟持部材151 と協同で商品Tを挟持する第2商品挟持部材12 9 と、この第2商品挟持部材129 を下方に向けて付勢しながら上下動可能に支持 する支持手段120 と、前記第2商品挟持部材129 を上方位置で保持する保持手段 132 と、前記突出位置にある商品Tに当接したとき前記保持手段132 による前記 第2商品挟持部材129 の保持を解除させる保持解除手段135 と、前記第1商品挟 持部材151 に連結してリフト側面に設けられ、一方向の回転のみを第1商品挟持 部材151 に取り込んで接触部157 を投出方向に移動させる駆動取込ローラ156 と を備え、前記商品投出口5に近接するリフト通路100 内面に、前記駆動取込ロー ラ156 に接触する投出突起172 を設けるものである。
【0010】
【作用】
本考案では、リフト104 の待機時において、第2商品挟持部材129 は保持手段 132 によって上方位置に保持されている。
【0011】 商品収納部21から商品Tを突出させた状態でリフト104 を移動させると、突出 させた商品Tの下面に第1商品挟持部材151 の接触部157 が当接し、合わせて同 商品Tに保持解除手段135 が当接し、保持手段132 による第2商品挟持部材129 の保持が解除される。保持が解除された第2商品挟持部材129 は下降して第1商 品挟持部材151 と協同で商品Tを挟持する。この商品Tの挟持状態で、リフト10 4 が移動して商品投出口5に近接する位置に達すると、駆動取込ローラ156 が投 出突起172 に接触し、第1商品挟持部材151 の接触部157 が投出方向に移動し、 商品Tが商品投出口5に投出される。また、商品Tを商品投出口5に投出すると きのリフト104 の移動方向とは逆方向にリフト104 が移動しているときは、駆動 取込ローラ156 が投出突起172 に接触しても駆動を取り込まず、第1商品挟持部 材151 の接触部157 を商品Tを投出する方向と逆方向に移動させない。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例としてたばこ等の商品の自動販売機を図面を参照して 説明する。
【0013】 図4は自動販売機の外観を示し、販売機本体1の前面に扉体2が開閉可能に設 けられ、この扉体2の前面に、商品見本展示部3、操作部4、商品投出口5およ び広告表示部6が設けられている。商品見本展示部3には、商品見本を配置した 展示窓7と選択ボタン8が設けられている。操作部4には、硬貨投入口9、紙幣 投入口10、返却レバー11および硬貨返却口12が設けられている。商品投出口5は 扉体2の上下方向略中央の比較的高い位置に設けられている。
【0014】 図3は自動販売機の内部構造を示し、たばこ等の矩形の商品Tを立位姿勢で横 方向に並べて収納する商品収納部21が上下方向に複数段設けられている。各商品 収納部21には収納された商品Tを一側方向へ所定量ずつスライドさせるスライド 機構22が設けられている。複数段の商品収納部21の一側に沿って、商品Tを商品 収納部21から取り出して商品投出口5に搬送する商品搬出機構23が設けられてい る。販売機本体1の右側上部には、投入された貨幣を処理する貨幣処理部24が設 けられているとともに、商品搬出機構23によって商品投出口5に搬送される商品 Tを受取る取出口部材25が設けられている。
【0015】 図5は1個の商品収納部21を示し、販売機本体1に固定的に取り付けられるフ レーム部材31を備え、このフレーム部材31は、横長の底板部32が形成され、底板 部32の両側縁部から断面略C字状の側枠部33が折曲形成されており、両側枠部33 間の底板部32上に立位姿勢の商品Tが横方向に集積収納される。底板部32の商品 投出方向Aの一端には複数のガイド片部34が突出形成されている。
【0016】 そして、フレーム部材31に前記スライド機構22が取り付けられており、このス ライド機構22は、一対のレール部材41、スライド部材42、駆動機構43および商品 支え部材44から構成されている。
【0017】 一対のレール部材41は、フレーム部材31の各側枠部33の内側に長手方向に沿っ てスライド可能に嵌合されており、内側面に沿って、ラック51が形成されている とともに、このラック51の下側にガイド溝52が形成されている。一対のレール部 材41の一端はスライド部材42で一体的に連結され、他端は長孔53を有する連結部 材54で一体的に連結されている。
【0018】 スライド部材42は、一対のレール部材41の一端下面に底板部61が取り付けられ 、この底板部61の両側から側板部62が立ち上げ形成されるとともに、底板部61の 先端から端板部63が立ち上げ形成されている。底板部61にはフレーム部材31のガ イド片部34がスライド可能に嵌合する溝部64が形成され、底板部61の先端中央お よび端板部63の中央部に後述するリフト104 のレバー部140 が収納商品Tに当接 可能とするための開口部65が形成されている。そして、このスライド部材42によ り、商品収納部21に集積収納された最前位の商品Tの投出方向A側の面と下面を 支える。
【0019】 スライド部材42の先端下部には、商品Tの有無を検知するための検知器66が取 り付けられており、検知器66の検知子67が開口部65内に進入配置されている。
【0020】 駆動機構43は、フレーム部材31の底板部32に、カム板71が回転可能に軸支され 、このカム板71のピン72が長孔53に嵌合され、カム板71に連結された歯車73にモ ータ74の回転軸に取り付けられた歯車75が噛合されている。
【0021】 そして、モータ74の回転運動が往復運動に変換されて、レール部材41およびス ライド部材42が往復(スライド)移動する。これにより、スライド部材42は、基 準位置と、この基準位置より商品Tの厚みと同じかやや大きい距離だけ投出方向 Aに突出した突出位置との間をスライドされる。
【0022】 商品支え部材44は、図5ないし図8に示すように、基部81の商品投出側に支え 板部82が立設されているとともに、基部81の商品投出側とは反対側に切欠部83が 形成され、さらに、基部81の下部四隅にレール部材41のガイド溝52にスライド可 能に嵌合するガイド突起84が形成されている。
【0023】 基部81の下面には一対の係合部材85が支軸86によって回動可能に軸支されてい る。この各係合部材85は、略三角形状で、内縁側略中央が支軸86で軸支されてお り、外縁部の支軸86より投出方向Aとは反対側寄りにレール部材41のラック51と 噛合する噛合部87が形成され、内縁部の支軸86より投出方向A寄りに突片部88が 突出形成されている。一対の係合部材85の投出方向Aの先端部間にはばね89が張 設され、このばね89により噛合部87が外側に広がる方向へ回動付勢されている。 そして、商品支え部材44は、係合部材85の支軸86の位置およびばね89による回動 付勢方向の関係から、レール部材41に対して投出方向Aへの移動は許容されるが 、投出方向Aとは反対側への移動は阻止されるようになっている。
【0024】 基部81の切欠部83には解除体90が取り付けられている。この解除体90は、一対 の解除片91,92が支軸93によって回動可能に軸支されているとともに、支軸93に 解除片91,92の上端が拡開しかつ下端が閉じる方向に回動付勢する図示しないね じりばねが装着されている。また、解除片92の下部には摩擦部材94が取り付けら れており、この摩擦部材94がフレーム部材31の底板部32に押し付けられて摩擦を 生じることにより、商品支え部材44の投出方向Aとは反対側への移動が阻止され る。
【0025】 そして、商品支え部材44は、商品収納部21に収納された商品列を投出方向Aと は反対側から支えるとともに、スライド部材42の基準位置から突出位置へのスラ イド時には共に移動し、突出位置から基準位置へのスライド時には停止状態を保 つようになっている。なお、商品補充時等のときに、商品支え部材44を投出方向 Aとは反対側へ移動させるには、解除体90の両解除片91,92の上端を握るととも に支え板部82とは反対側に回動させることにより、摩擦部材94がフレーム部材31 の底板部32から離反するとともに係合部材85の突片部88を押圧して噛合部87がラ ック51から離反し、移動可能となる。
【0026】 前記商品搬出機構23は、図3に示すように、複数の商品収納部21の一側に沿っ てリフト通路100 が上下方向に形成され、このリフト通路100 の上下部に配設さ れたスプロケット101a,101b間にチェーン102 が販売機本体1の上下方向の略全 域にわたって巻回されているとともに、モータ103 によってチェーン102 が回転 されるようになっており、このチェーン102 に商品Tを商品収納部21から取り出 して商品投出口5まで運んで投出するリフト104 が取り付けられている。
【0027】 リフト104 は、図9および図10に示すガイド枠105 内を上下動するようにな っている。このガイド枠105 は、投出方向Aの板部106 および両側の板部107 , 108 とから断面略コ字状に形成されており、図示していないが、一側の板部107 の内側にチェーン102 が配置されるとともに、両板部107 ,108 の内側にリフト 104 の昇降をガイドするガイドレールが取り付けられている。
【0028】 図1および図2はリフト104 の構造を示し、複数の支軸111 〜115 によって2 枚の側板116 が連結された枠体に形成され、このリフト104 に商品保持ユニット 117 が取り付けられている。この商品保持ユニット117 は、商品収納部21から取 り出した商品Tの上面および投出方向Aの前面を支える上側商品挟持機構118 が 設けられ、同商品Tの下面を支えるとともに投出を行なう下側商品挟持機構119 が設けられている。
【0029】 上側商品挟持機構118 は、後述する揺動部材121 および引張ばね126 からなる 支持手段120 を備えている。揺動部材121 は、支軸111 に回動可能に軸支され、 図示しないねじりばねにより投出方向Aとは反対のa方向に回動付勢されている 揺動部材121 を備えている。揺動部材121 には、両側に沿ってガイド部122 が形 成されているとともに、上面の投出方向A側に係止突部123 が突出形成され、さ らに、上端の投出方向A側に押動板124 が揺動部材121 の両側から突出して取り 付けられている。
【0030】 揺動部材121 には、第2商品挟持部材としての商品挟持金具129 を支持するガ イド部材125 がガイド部122 に嵌合して上下動可能に取り付けられている。この ガイド部材125 は、揺動部材121 に取り付けられた引張りばね126 によって下方 bに付勢されており、下端側から投出方向A側に側板部127 が突設され、この側 板部127 の内側に溝部128 が形成されている。商品挟持金具129 は、商品Tの上 面を支える一対の上面保持部130 が形成されているとともに、商品Tの前面を支 える一対の前面保持部131 が形成されている。
【0031】 揺動部材121 の側部には、保持手段としてのロック部材132 が支軸111 に回動 可能に軸支されている。このロック部材132 は、ガイド部材125 の溝部128 に嵌 合し、図示しないねじりばねにより投出方向Aとは反対の方向cに回動付勢され ている。ロック部材132 の中間部にはガイド部材125 の下面に係止可能とする段 部133 が形成され、上端部にストッパ部134 が突出形成されている。
【0032】 支軸112 には、保持解除手段としてのロック解除部材135 が回動可能に軸支さ れている。このロック解除部材135 は、図示しないねじりばねにより投出方向A とは反対の方向dに回動付勢されており、支軸112 に回動可能に嵌合する係止ブ ロック136 を備え、この係止ブロック136 に揺動部材121 の係止突部123 が係合 可能とする段部137 ,138 が2段に形成されている。係止ブロック136 上には商 品検知レバー139 が取り付けられており、この商品検知レバー139 のレバー部14 0 が商品収納部21の方向に突出形成されている。
【0033】 支軸113 には、一対の戻し部材141 が回動可能に軸支されている。この戻し部 材141 は、略L字形状に形成され、一方の端部142 が揺動部材121 の押動板124 に当接可能としている。
【0034】 そして、上側商品挟持機構118 は、待機時において、揺動部材121 が投出方向 Aに傾斜した状態で、揺動部材121 の係止突部123 がロック解除部材135 の段部 137 に係合し、かつ、上昇されているガイド部材125 の下面にロック部材132 の 段部133 が係合し、図1および図2に示す状態が保持されている。また、詳細は 後述するが、投出時において、レバー部140 が商品Tによって投出方向Aに押動 されてロック解除部材135 が回動すると、段部137 の係合が外れて揺動部材121 が商品Tの方向に揺動し、ある程度揺動(略直立状態)した時点でロック部材13 2 の段部133 がガイド部材125 から外れ、ガイド部材125 が下降して挟持金具12 9 の上面保持部130 および前面保持部131 で商品Tの上面および投出方向Aの前 面を挟持する。さらに、待機状態へのリセットは、後述するリセット部材173 , 174 で行なわれる。
【0035】 下側商品挟持機構119 は、支軸114 に対して回転可能に軸支された第1商品挟 持部材としての揺動部材151 を備えている。この揺動部材151 は、中央部に形成 された開口部152 に支軸115 が貫通され、開口部152 の内面が支軸115 に当接す る範囲内で揺動可能とし、ねじりばね114aによってe方向に回動付勢されている 。
【0036】 支軸114 は側板116 に対して回動可能に支持されており、揺動部材151 の下部 側には大プーリ153 が支軸114 に固定的に取り付けられ、揺動部材151 の先端に 小プーリ154 が回転可能に軸支され、大プーリ153 と小プーリ154 との間に投出 ベルト155 が張設されている。支軸114 の一端には、側板116 の外側において、 図示しないワンウェイクラッチ(f方向へは自由回転、g方向へは支軸114 と一 緒に回転する)を介してウレタンローラからなる駆動取込ローラ156 が取り付け られている。なお、揺動部材151 の先端の小プーリ154 および投出ベルト155 が 商品Tと接触する接触部157 として構成される。
【0037】 また、両側板116 の外面にはガイド枠105 の図示しないガイドレールに係合し てリフト104 の水平方向への動きを規制するガイド部材161 が上下に取り付けら れているとともに、一方の側板116 の外側にチェーン102 に連結されてリフト10 4 に上下方向の移動を与える連結レバー162 が回転自在に取り付けられている。
【0038】 また、前記ガイド枠105 には、図9に示すように、商品投出位置に対応して、 板部106 に取出口部材25と連通する開口部171 が形成されているとともに、板部 108 の内側に駆動取込ローラ156 が当接して摩擦回転する投出突起としての投出 部材172 が取り付けられている。
【0039】 また、図10に示すように、最下位位置には、板部106 にリフト104 の上側商 品挟持機構118 を待機状態にリセットするためのリセット部材173 ,174 が取り 付けられており、リフト104 が最下位位置に下降する際に、下側のリセット部材 173 がガイド部材125 の側板部127 の下面に当接し、上側のリセット部材174 が 戻し部材141 の端部143 に当接するようになっている。
【0040】 次に、本実施例の作用を説明する。
【0041】 利用者によって貨幣が投入されて所定の選択ボタン8が押下されれば、対応す る商品Tを収納した商品収納部21がスライドする。次に、リフト104 が移動して 商品Tを取り出し、商品投出口5まで搬送して投出する。
【0042】 図13の(a) 〜(d) に、商品収納部21の動作状況を示す。待機時において、ス ライド部材42はリフト104 の通路から退避した基準位置Sにある。商品Tはスラ イド部材42と商品支え部材44との間に隙間なく収納されている(図13(a) )。
【0043】 次に、利用者に選択された商品Tが収納されている商品収納部21のモータ74が 半回転してレール部材41およびスライド部材42が投出方向Aにスライドし、これ に伴って商品Tと商品支え部材44もスライドする。スライド部材42が突出位置に スライドするスライド量は、商品1個の厚さと同じかやや大きい程度である(図 13(b) )。
【0044】 リフト104 が上昇し、最前位の商品Tを上方へ抜き取る(図13(c) )。
【0045】 スライド部材42に取り付けられた検知器66が商品の「無」を検知すると、モー タ74が半回転し、レール部材41とスライド部材42が基準位置Sに戻る。このとき は、上述のように商品支え部材44が移動せず、商品Tと一緒にその位置に溜まる ので、投出された商品Tの空間が閉じられて待機状態になる(図13(d) )。
【0046】 図14(a) 〜(f) に、リフト104 の動作状況を示す。待機時において、リフト 104 は最下位の待機位置にあり、揺動部材121 が投出方向Aに傾斜した状態でロ ック解除部材135 により支えられ、かつ、商品挟持金具129 およびガイド部材12 5 が上方へ引き上げられた状態でロック部材132 により支えられている(図14 (a) )。この状態は、前回の取り引きが終了した後、リフト104 が最下位の定位 置に戻ることによってなされている。
【0047】 商品収納部21のスライドに対応して、リフト104 が上昇し、スライドした商品 収納部21の側部に達すると、最前位の商品Tの一面によってロック解除部材135 のレバー部140 が押され、ロック解除部材135 と揺動部材121 との係合が解除さ れる(図14(b) )。
【0048】 これにより、揺動部材121 が直立状態に戻ろうと揺動するとともに、ある程度 揺動(略直立状態)した時点でロック部材132 とガイド部材125 との係合が解除 される。この係合解除により、ガイド部材125 が下降し、挟持金具129 の上面保 持部130 および前面保持部131 が商品Tの上面および投出方向Aの前面に接して 停止する(図14(c) )。
【0049】 さらに、リフト104 が上昇し、揺動部材151 の小プーリ154 が商品Tの下面に 達すると、ガイド部材125 と協同で商品Tが挟持され(図14(d) )、商品Tが 商品収納部21から上方に抜き取られて搬送される(図14(e) )。
【0050】 商品Tを挟持したリフト104 は、最上位まで上昇するとともに、スプロケット 101aに噛合するチェーン102 に伴って下降する。なお、リフト104 の上昇時に商 品投出口5の側部を通過する際、駆動取込ローラ156 が投出部材172 に接して回 転するが、ワンウェイクラッチによりその回転は大プーリ153 に伝達されず、商 品Tの挟持状態が維持される。
【0051】 そして、リフト104 が商品投出口5の側部まで下降してくると、駆動取込ロー ラ156 が投出部材172 に接して回転し、この回転が大プーリ153 を介して投出ベ ルト155 に伝えられる。投出ベルト155 が図14中時計回り方向に回転すると、 保持されている商品Tの下部側が投出方向Aへ送られるとともに揺動部材151 が 投出方向Aに揺動するので、商品Tが商品投出口5へ投出される(図14(f) ) 。
【0052】 商品投出後、リフト104 が最下位近くまで下降すると、図11および図12に 示すように、ガイド部材125 がリセット部材173 に当接して押し上げられ、かつ 、戻し部材141 がリセット部材174 に当接して回動し、揺動部材121 を投出方向 Aに揺動させる。そのため、ガイド部材125 がロック部材132 の段部133 に係合 して止まるとともに、揺動部材121 がロック解除部材135 の段部137 に係合して 止まり、初期の待機状態にリセットされる。
【0053】 そして、リフト104 が最下位の待機位置で停止され、1回の取引が終了する。
【0054】 以上のように構成された自動販売機においては、高い位置に配置してある商品 投出口5に商品Tを投出するため、商品購入者は腰を屈めなくても商品投出口5 から商品Tを取り出すことができる。
【0055】 また、商品Tを横方向に並べて収納する商品収納部21を複数段に設けたこと、 各商品収納部21の一側に商品Tを商品投出口5へ搬送する商品搬出機構23を設け たこと等により、上部投出機構を備えた上で、前後方向の厚みが小さい自動販売 機にできる。
【0056】
【考案の効果】
本考案によれば、リフトの移動に伴って商品収納部から突出された商品を取出 して商品投出口に投出する機構を採るため、リフトは内部に駆動源を有さずに軽 量でコードを引きずることがなく、さらには複雑な制御を必要としない自動販売 機の商品搬出機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動販売機の商品搬出機構の一実施例
を示すリフトの斜視図である。
【図2】同上実施例のリフトの断面図である。
【図3】同上実施例の自動販売機の内部構造を示す正面
図である。
【図4】同上実施例の自動販売機の外観を示す斜視図で
ある。
【図5】同上実施例の商品収納部の斜視図である。
【図6】同上実施例の商品支え部材の底面図である。
【図7】同上実施例の商品支え部材の断面図である。
【図8】同上実施例の商品支え部材の断面図である。
【図9】同上実施例のリフトのガイド枠の斜視図であ
る。
【図10】同上実施例のリフトのガイド枠の斜視図であ
る。
【図11】同上実施例のリフトのリセット状況を説明す
る断面図である。
【図12】同上実施例のリフトのリセット状況を説明す
る断面図である。
【図13】同上実施例の商品収納部の動作状況を説明す
る説明図である。
【図14】同上実施例のリフトの動作状況を説明する説
明図である。
【符号の説明】
5 商品投出口 21 商品収納部 23 商品搬出機構 100 リフト通路 104 リフト 120 支持手段 129 第2商品挟持部材としての商品挟持金具 132 保持手段としてのロック部材 135 保持解除手段としてのロック解除部材 151 第1商品挟持部材としての揺動部材 156 駆動取込ローラ 157 接触部 172 投出突起としての投出部材 T 商品

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を横方向に並べて収納し、商品を一
    側方向に突出させて先端の商品から順に取り出す複数段
    の商品収納部を備え、この複数段の商品収納部の一側の
    リフト通路に沿って上下に移動するリフトが商品を取り
    出して商品投出口に投出する自動販売機の商品搬出機構
    において、 前記リフトは、 前記突出位置にある商品の下面を支え、その商品との接
    触部が投出方向に移動可能とする第1商品挟持部材と、 前記商品の上面に当接し、前記第1商品挟持部材と協同
    で商品を挟持する第2商品挟持部材と、 この第2商品挟持部材を下方に向けて付勢しながら上下
    動可能に支持する支持手段と、 前記第2商品挟持部材を上方位置で保持する保持手段
    と、 前記突出位置にある商品に当接したとき前記保持手段に
    よる前記第2商品挟持部材の保持を解除させる保持解除
    手段と、 前記第1商品挟持部材に連結してリフト側面に設けら
    れ、一方向の回転のみを第1商品挟持部材に取り込んで
    接触部を投出方向に移動させる駆動取込ローラとを備
    え、 前記商品投出口に近接するリフト通路内面に、前記駆動
    取込ローラに接触する投出突起を設けることを特徴とす
    る自動販売機の商品搬出機構。
JP4913293U 1993-09-09 1993-09-09 自動販売機の商品搬出機構 Pending JPH0720680U (ja)

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JP4913293U JPH0720680U (ja) 1993-09-09 1993-09-09 自動販売機の商品搬出機構

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