JPH06176261A - 自動販売機の商品収納部 - Google Patents

自動販売機の商品収納部

Info

Publication number
JPH06176261A
JPH06176261A JP32322892A JP32322892A JPH06176261A JP H06176261 A JPH06176261 A JP H06176261A JP 32322892 A JP32322892 A JP 32322892A JP 32322892 A JP32322892 A JP 32322892A JP H06176261 A JPH06176261 A JP H06176261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
commodity
vending machine
reference position
slide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32322892A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakane Nakayasu
將兼 中安
Hideki Takada
英記 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP32322892A priority Critical patent/JPH06176261A/ja
Publication of JPH06176261A publication Critical patent/JPH06176261A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 販売機本体内の側部に商品投出機構を備える
ことにより、前後方向の厚みを小形化しようとする自動
販売機に、好適な商品収納部21を提供する。 【構成】 商品を立位姿勢で水平方向に並べて載置する
商品載置部材31を設ける。商品載置部材31の投出方向側
に、少なくとも投出方向の最先の商品の投出方向側の面
と下面を支えるスライド部材42を設ける。スライド部材
42は、基準位置とこの基準位置より商品の厚みと略同じ
距離だけ投出方向に突出した突出位置との間を、スライ
ド可能とする。スライド部材42をスライドさせる駆動機
構43を設ける。商品載置部材31上に、商品列を投出方向
の反対側から支える商品支え部材44を設ける。この商品
支え部材44は、スライド部材42に対して、その基準位置
から突出位置へのスライド時にのみ一体移動可能に連結
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たばこ等の矩形の商品
を販売する自動販売機の商品収納部に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動販売機は商品購入者の操作性
を重視して購入者が腰を屈めなくても商品を取り出すこ
とができるように商品取出口を高い位置に配置してい
る。
【0003】このような自動販売機としては、例えば実
開昭63−76981号公報に実施例として記載された
ものがある。これは、商品を重積状態に収納する商品収
納部が列設され、その各底部に最下位の商品を前方ある
いは後方へスライド投出させる投出機構が備えられ、商
品収納部の前方下方あるいは後方下方には、投出された
商品を受け入れて、下方に送る案内通路が配置されてい
る。販売機前面には案内通路を通じて送られてきた商品
を、上方の商品取出口まで搬送するバケットおよびその
昇降機構が配置されている。
【0004】そして、商品を商品収納部に重積収納し、
最下位の商品を前方あるいは後方に投出する。投出され
た商品は案内通路によって前方下部のバケットへ導か
れ、この商品を収容したバケットが上昇し、商品を上部
の商品取出口へ搬出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造では、商品収納部内の商品を前方あるいは後方
へ投出するため、商品収納部の前後には投出された商品
が下方に方向転換するための空間が必要となる。さら
に、これら商品収納部および方向変換用の空間の前方に
は、バケットとその昇降機構が設けられているため、自
動販売機の前後方向の厚みが増大してしまう。このよう
な自動販売機は、道路脇に設置したときには道路にはみ
出し、通行の妨げとなるという問題を引き起こしてい
る。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、例えば販売機本体内の側部に商品投出機構を備
えることにより前後方向の厚みを小形化しようとする自
動販売機に好適な商品収納部を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、矩形の商品T
を収納し、端に位置する商品Tから順に投出する自動販
売機の商品収納部21において、前記商品Tを立位姿勢で
水平方向に並べて載置する商品載置部材31と、この商品
載置部材31の投出方向側に位置し、少なくとも投出方向
の最先の商品Tの投出方向側の面と下面を支えるととも
に、基準位置とこの基準位置より商品Tの厚みと略同じ
距離だけ投出方向に突出した突出位置との間をスライド
可能なスライド部材42と、このスライド部材42を基準位
置と突出位置とにスライドさせる駆動機構43と、前記商
品載置部材31上に設けられ、商品列を投出方向の反対側
から支え、前記スライド部材42に対してその基準位置か
ら突出位置へのスライド時にのみ一体移動可能に連結さ
れる商品支え部材44とを備えたものである。
【0008】
【作用】本発明では、商品載置部材31に、矩形の商品T
を立位姿勢で水平方向に並べて載置する。待機時におい
て、スライド部材42は基準位置にあり、商品支え部材44
は最後位の商品Tに接する位置にある。
【0009】投出時には、駆動機構43によってスライド
部材42が突出位置にスライドされ、この動きにつられて
商品支え部材44も移動する。これにより、スライド部材
42と全商品Tと商品支え部材44が一体的にスライドする
ことになる。
【0010】販売機本体内の投出機構によって最前位の
商品Tが抜き取られると、駆動機構43によってスライド
部材42が基準位置へ戻される。このとき、商品支え部材
44は移動しないので、スライド部材42の移動につられて
移動しようとする商品Tは後面を商品支え部材44に支え
られ、その位置にとどまることになる。そして、商品支
え部材44と商品Tが動かずに、スライド部材42のみが移
動することにより、商品Tが投出された後に残った空間
が閉じられ、スライド部材42が基準位置に達すれば、待
機状態に戻る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例としてたばこ等の商
品の自動販売機を図面を参照して説明する。
【0012】図2は自動販売機の外観を示し、販売機本
体1の前面に扉体2が開閉可能に設けられ、この扉体2
の前面に、商品見本展示部3、操作部4、商品取出口5
および広告表示部6が設けられている。商品見本展示部
3には、商品見本を配置した展示窓7と選択ボタン8が
設けられている。操作部4には、硬貨投入口9、紙幣投
入口10、返却レバー11および硬貨返却口12が設けられて
いる。商品取出口5は扉体2の上下方向略中央の比較的
高い位置に設けられている。
【0013】図1は自動販売機の内部構造を示し、たば
こ等の矩形の商品Tを立位姿勢で横方向に並べて収納す
る商品収納部21が上下方向に複数段設けられている。各
商品収納部21には収納された商品Tを一端方向へ所定量
ずつスライドさせるスライド機構22が設けられている。
商品収納部21の一端側には、商品Tを商品収納部21から
取り出して商品取出口5に搬送する商品搬送機構23が設
けられている。販売機本体1の右端上部には、投入され
た貨幣を処理する貨幣処理部24が設けられているととも
に、商品搬送機構23によって商品取出口5に搬送される
商品Tを受取る取出口部材25が設けられている。
【0014】図3は1個の商品収納部21を示し、販売機
本体1に固定的に取り付けられる商品載置部材としての
フレーム部材31を備え、このフレーム部材31は、横長の
底板部32が形成され、底板部32の両側縁部から断面略C
字状の側枠部33が折曲形成されており、両側枠部33間の
底板部32上に立位姿勢の商品Tが横方向に集積収納され
る。底板部32の商品投出方向Aの一端には複数のガイド
片部34が突出形成されている。
【0015】そして、フレーム部材31に前記スライド機
構22が取り付けられており、このスライド機構22は、一
対のレール部材41、スライド部材42、駆動機構43および
商品支え部材44から構成されている。
【0016】一対のレール部材41は、フレーム部材31の
各側枠部33の内側に長手方向に沿ってスライド可能に嵌
合されており、内側面に沿って、ラック51が形成されて
いるとともに、このラック51の下側にガイド溝52が形成
されている。一対のレール部材41の一端はスライド部材
42で一体的に連結され、他端は長孔53を有する連結部材
54で一体的に連結されている。
【0017】スライド部材42は、一対のレール部材41の
一端下面に底板部61が取り付けられ、この底板部61の両
側から側板部62が立ち上げ形成されるとともに、底板部
61の先端から端板部63が立ち上げ形成されている。底板
部61にはフレーム部材31のガイド片部34がスライド可能
に嵌合する溝部64が形成され、底板部61の先端中央およ
び端板部63の中央部に後述する商品リフト104 のレバー
部140 が収納商品Tに当接可能とするための開口部65が
形成されている。そして、このスライド部材42により、
商品収納部21に集積収納された最前位の商品Tの投出方
向A側の面と下面を支える。
【0018】スライド部材42の先端下部には、商品Tの
有無を検知するための検知器66が取り付けられており、
検知器66の検知子67が開口部65内に進入配置されてい
る。
【0019】駆動機構43は、フレーム部材31の底板部32
に、カム板71が回転可能に軸支され、このカム板71のピ
ン72が長孔53に嵌合され、カム板71に連結された歯車73
にモータ74の回転軸に取り付けられた歯車75が噛合され
ている。
【0020】そして、モータ74の回転運動が往復運動に
変換されて、レール部材41およびスライド部材42が往復
(スライド)移動する。これにより、スライド部材42
は、基準位置と、この基準位置より商品Tの厚みと同じ
かやや大きい距離だけ投出方向Aに突出した突出位置と
の間をスライドされる。
【0021】商品支え部材44は、基部81の商品投出側に
支え板部82が立設されているとともに、基部81の商品投
出側とは反対側に切欠部83が形成され、さらに、基部81
の下部四隅にレール部材41のガイド溝52にスライド可能
に嵌合するガイド突起84が形成されている。
【0022】基部81の下面には一対の係合部材85が支軸
86によって回動可能に軸支されている。この各係合部材
85は、略三角形状で、内縁側略中央が支軸86で軸支され
ており、外縁部の支軸86より投出方向Aとは反対側寄り
にレール部材41のラック51と噛合する噛合部87が形成さ
れ、内縁部の支軸86より投出方向A寄りに突片部88が突
出形成されている。一対の係合部材85の投出方向Aの先
端部間にはばね89が張設され、このばね89により噛合部
87が外側に広がる方向へ回動付勢されている。そして、
商品支え部材44は、係合部材85の支軸86の位置およびば
ね89による回動付勢方向の関係から、レール部材41に対
して投出方向Aへの移動は許容されるが、投出方向Aと
は反対側への移動は阻止されるようになっている。
【0023】基部81の切欠部83には解除体90が取り付け
られている。この解除体90は、一対の解除片91,92が支
軸93によって回動可能に軸支されているとともに、支軸
93に解除片91,92の上端が拡開しかつ下端が閉じる方向
に回動付勢する図示しないねじりばねが装着されてい
る。また、解除片92の下部には摩擦部材94が取り付けら
れており、この摩擦部材94がフレーム部材31の底板部32
に押し付けられて摩擦を生じることにより、商品支え部
材44の投出方向Aとは反対側への移動が阻止される。
【0024】そして、商品支え部材44は、商品収納部21
に収納された商品列を投出方向Aとは反対側から支える
とともに、スライド部材42の基準位置から突出位置への
スライド時には共に移動し、突出位置から基準位置への
スライド時には停止状態を保つようになっている。な
お、商品補充時等のときに、商品支え部材44を投出方向
Aとは反対側へ移動させるには、解除体90の両解除片9
1,92の上端を握るとともに支え板部82とは反対側に回
動させることにより、摩擦部材94がフレーム部材31の底
板部32から離反するとともに係合部材85の突片部88を押
圧して噛合部87がラック51から離反し、移動可能とな
る。
【0025】前記商品搬送機構23は、図1に示すよう
に、商品収納部21の一端側において、上下部に配設され
たスプロケット101a,101b間にチェーン102 が販売機本
体1の上下方向の略全域にわたって巻回されているとと
もに、モータ103 によってチェーン102 が回転されるよ
うになっており、このチェーン102 に商品Tを商品収納
部21から取り出して商品取出口5まで運んで投出する商
品リフト104 が取り付けられている。
【0026】商品リフト104 は、図9および図10に示
すガイド枠105 内を上下動するようになっている。この
ガイド枠105 は、投出方向Aの板部106 および両側の板
部107 ,108 とから断面略コ字状に形成されており、図
示していないが、一側の板部107 の内側にチェーン102
が配置されるとともに、両板部107 ,108 の内側に商品
リフト104 の昇降をガイドするガイドレールが取り付け
られている。
【0027】図7および図8は商品リフト104 の構造を
示し、複数の支軸111 〜115 によって連結された2枚の
側板116 の間の上側に商品収納部21から取り出した商品
Tの上面および投出方向Aの前面を支える第1商品保持
機構117 が設けられ、下側に同商品Tの下面を支えると
ともに投出を行なう第2商品保持機構118 が設けられて
いる。
【0028】第1商品保持機構117 は、揺動部材121 を
備えている。この揺動部材121 は、支軸111 に回動可能
に軸支され、図示しないねじりばねにより投出方向Aと
は反対のa方向に回動付勢されている揺動部材121 を備
えている。揺動部材121 には、両側に沿ってガイド部12
2 が形成されているとともに、上面の投出方向A側に係
止突部123 が突出形成され、さらに、上端の投出方向A
側に押動板124 が揺動部材121 の両側から突出して取り
付けられている。
【0029】揺動部材121 には商品保持部材125 がガイ
ド部122 に嵌合して上下動可能に取り付けられている。
この商品保持部材125 は、揺動部材121 に取り付けられ
た引張りばね126 によって下方bに付勢されており、揺
動部材121 の側面に対向する側板部127 を有し、この側
板部127 の先端内側に溝部128 が形成されている。商品
保持部材125 は商品保持金具129 を備え、この商品保持
金具129 には、商品Tの上面を支える一対の上面保持部
130 が形成されているとともに、商品Tの前面を支える
一対の前面保持部131 が形成されている。
【0030】揺動部材121 の側部にはロック部材132 が
支軸111 に回動可能に軸支されており、このロック部材
132 は、商品保持部材125 の溝部128 に嵌合し、図示し
ないねじりばねにより投出方向Aとは反対の方向cに回
動付勢されている。ロック部材132 の中間部には商品保
持部材125 の下面に係止可能とする段部133 が形成さ
れ、上端部にストッパ部134 が突出形成されている。
【0031】支軸112 には商品検知部材135 が回動可能
に軸支されており、図示しないねじりばねにより投出方
向Aとは反対の方向dに回動付勢されている。この商品
検知部材135 は、支軸112 に回動可能に嵌合する係止ブ
ロック136 を備え、この係止ブロック136 に揺動部材12
1 の係止突部123 が係合可能とする段部137 ,138 が2
段に形成されている。係止ブロック136 上には商品検知
レバー139 が取り付けられており、この商品検知レバー
139 のレバー部140 が商品収納部21の方向に突出形成さ
れている。
【0032】支軸113 には一対の戻し部材141 が回動可
能に軸支されており、この戻し部材141 は、略L字形状
に形成され、一方の端部142 が揺動部材121 の押動板12
4 に当接可能としている。
【0033】そして、第1商品保持機構117 は、待機時
において、揺動部材121 が投出方向Aに傾斜した状態
で、揺動部材121 の係止突部123 が商品検知部材135 の
段部137 に係合し、かつ、上昇されている商品保持部材
125 の下面にロック部材132 の段部133 が係合し、図7
および図8に示す状態が保持されている。また、詳細は
後述するが、投出時において、レバー部140 が商品Tに
よって投出方向Aに押動されて商品検知部材135 が回動
すると、段部137 の係合が外れて揺動部材121 が商品T
の方向に揺動し、ある程度揺動(略直立状態)した時点
でロック部材132の段部133 が商品保持部材125 から外
れ、商品保持部材125 が下降して保持金具129 の上面保
持部130 および前面保持部131 で商品Tの上面および投
出方向Aの前面を保持する。さらに、待機状態へのリセ
ットは、後述するリセット部材173,174 で行なわれ
る。
【0034】第2商品保持機構118 は、支軸114 に対し
て回転可能に軸支された揺動部材151 を備えている。こ
の揺動部材151 は、中央部に形成された開口部152 に支
軸115 が貫通され、開口部152 の内面が支軸115 に当接
する範囲内で揺動可能とし、ねじりばね115aによってe
方向に回動付勢されている。
【0035】支軸114 は側板116 に対して回動可能に支
持されており、揺動部材151 の下部側には大プーリ153
が支軸114 に固定的に取り付けられ、揺動部材151 の先
端に小プーリ154 が回転可能に軸支され、大プーリ153
と小プーリ154 との間に投出ベルト155 が張設されてい
る。支軸114 の一端には、側板116 の外側において、図
示しないワンウェイクラッチ(f方向へは自由回転、g
方向へは支軸114 と一緒に回転する)を介してウレタン
ローラ156 が取り付けられている。
【0036】また、両側板116 の外面にはガイド枠105
の図示しないガイドレールに係合して商品リフト104 の
水平方向への動きを規制するガイド部材161 が上下に取
り付けられているとともに、一方の側板116 の外側にチ
ェーン102 に連結されて商品リフト104 に上下方向の移
動を与える連結レバー162 が回転自在に取り付けられて
いる。
【0037】また、前記ガイド枠105 には、図9に示す
ように、商品投出位置に対応して、板部106 に取出口部
材25と連通する開口部171 が形成されているとともに、
板部108 の内側にウレタンローラ156 が当接して摩擦回
転する投出部材172 が取り付けられている。また、図1
0に示すように、最下位位置には、板部106 に商品リフ
ト104 の第1商品保持機構117 を待機状態にリセットす
るためのリセット部材173 ,174 が取り付けられてお
り、商品リフト104 が最下位位置に下降する際に、下側
のリセット部材173 が商品保持部材125 の側板部127 の
下面に当接し、上側のリセット部材174 が戻し部材141
の端部143 に当接するようになっている。
【0038】次に、本実施例の作用を説明する。
【0039】利用者によって貨幣が投入されて所定の選
択ボタン8が押下されれば、対応する商品Tを収納した
商品収納部21がスライドする。次に、商品リフト104 が
移動して商品Tを取り出し、商品投出口5まで搬送して
投出する。
【0040】図13の(a) 〜(d) に、商品収納部21の動
作状況を示す。待機時において、スライド部材42は商品
リフト104 の通路から退避した基準位置Sにある。商品
Tはスライド部材42と商品支え部材44との間に隙間なく
収納されている(図13(a))。
【0041】次に、利用者に選択された商品Tが収納さ
れている商品収納部21のモータ74が半回転してレール部
材41およびスライド部材42が投出方向Aにスライドし、
これに伴って商品Tと商品支え部材44もスライドする。
スライド部材42が突出位置にスライドするスライド量
は、商品1個の厚さと同じかやや大きい程度である(図
13(b) )。
【0042】商品リフト104 が上昇し、最前位の商品T
を上方へ抜き取る(図13(c) )。
【0043】スライド部材42に取り付けられた検知器66
が商品の「無」を検知すると、モータ74が半回転し、レ
ール部材41とスライド部材42が基準位置Sに戻る。この
ときは、上述のように商品支え部材44が移動せず、商品
Tと一緒にその位置に溜まるので、投出された商品Tの
空間が閉じられて待機状態になる(図13(d) )。
【0044】図14(a) 〜(f) に、商品リフト104 の動
作状況を示す。待機時において、商品リフト104 は最下
位の待機位置にあり、揺動部材121 が投出方向Aに傾斜
した状態で商品検知部材135 により支えられ、かつ、商
品保持部材125 が上方へ引き上げられた状態でロック部
材132 により支えられている(図14(a) )。この状態
は、前回の取り引きが終了した後、商品リフト104 が最
下位の定位置に戻ることによってなされている。
【0045】商品収納部21のスライドに対応して、商品
リフト104 が上昇し、スライドした商品収納部21の側部
に達すると、最前位の商品Tの一面によって商品検知部
材135 のレバー部140 が押され、商品検知部材135 と揺
動部材121 との係合が解除される(図14(b) )。
【0046】これにより、揺動部材121 が直立状態に戻
ろうと揺動するとともに、ある程度揺動(略直立状態)
した時点でロック部材132 と商品保持部材125 との係合
が解除される。この係合解除により、商品保持部材125
が下降し、保持金具129 の上面保持部130 および前面保
持部131 が商品Tの上面および投出方向Aの前面に接し
て停止する(図14(c) )。
【0047】さらに、商品リフト104 が上昇し、揺動部
材151 の小プーリ154 が商品Tの下面に達すると、商品
保持部材125 との間に商品Tが保持され(図14(d)
)、商品Tが商品収納部21から上方に抜き取られて搬
送される(図14(e) )。
【0048】商品Tを保持した商品リフト104 は、最上
位まで上昇するとともに、スプロケット101aに噛合する
チェーン102 に伴って下降する。なお、商品リフト104
の上昇時に商品投出口5の側部を通過する際、ウレタン
ローラ156 が投出部材172 に接して回転するが、ワンウ
ェイクラッチによりその回転は大プーリ153 に伝達され
ず、商品Tの保持状態が維持される。
【0049】そして、商品リフト104 が商品投出口5の
側部まで下降してくると、ウレタンローラ156 が投出部
材172 に接して回転し、この回転が大プーリ153 を介し
て投出ベルト155 に伝えられる。投出ベルト155 が図1
4中時計回り方向に回転すると、保持されている商品T
の下部側が投出方向Aへ送られるので、商品Tが商品投
出口5へ投出される(図14(f) )。
【0050】商品投出後、商品リフト104 が最下位近く
まで下降すると、図11および図12に示すように、商
品保持部材125 がリセット部材173 に当接して押し上げ
られ、かつ、戻し部材141 がリセット部材174 に当接し
て回動し、揺動部材121 を投出方向Aに揺動させる。そ
のため、商品保持部材125 がロック部材132 の段部133
に係合して止まるとともに、揺動部材121 が商品検知部
材135 の段部137 に係合して止まり、初期の待機状態に
リセットされる。
【0051】そして、商品リフト104 が最下位の待機位
置で停止され、1回の取引が終了する。
【0052】以上のように構成された自動販売機におい
ては、高い位置に配置してある商品取出口5に商品Tを
投出するため、商品購入者は腰を屈めなくても商品取出
口5から商品Tを取り出すことができる。また、商品T
を横方向に並べて収納する商品収納部21を複数段に設け
たこと、各商品収納部21の一端側に商品Tを商品取出口
5へ搬送する商品搬送機構23を設けたこと等により、上
部投出機構を備えた上で、前後方向の厚みが小さい自動
販売機にできる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、商品を水平方向に並べ
て収納し、一端側に位置する商品から順に投出するた
め、例えば販売機本体内の側部に商品投出機構を備える
ことにより前後方向の厚みを小形化しようとする自動販
売機に好適な商品収納部を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動販売機の商品収納部の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】同上実施例の自動販売機の内部構造を示す正面
図である。
【図3】同上実施例の自動販売機の外観の斜視図であ
る。
【図4】同上実施例の商品支え部材の底面図である。
【図5】同上実施例の商品支え部材の断面図である。
【図6】同上実施例の商品支え部材の断面図である。
【図7】同上実施例の商品リフトの斜視図である。
【図8】同上実施例の商品リフトの断面図である。
【図9】同上実施例の商品リフトのガイド枠の斜視図で
ある。
【図10】同上実施例の商品リフトのガイド枠の斜視図
である。
【図11】同上実施例の商品リフトのリセット状況を説
明する断面図である。
【図12】同上実施例の商品リフトのリセット状況を説
明する断面図である。
【図13】同上実施例の商品収納部の動作状況を説明す
る説明図である。
【図14】同上実施例の商品リフトの動作状況を説明す
る説明図である。
【符号の説明】
21 商品収納部 31 商品載置部材としてのフレーム部材 42 スライド部材 43 駆動機構 44 商品支え部材 T 商品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形の商品を収納し、端に位置する商品
    から順に投出する自動販売機の商品収納部において、 前記商品を立位姿勢で水平方向に並べて載置する商品載
    置部材と、 この商品載置部材の投出方向側に位置し、少なくとも投
    出方向の最先の商品の投出方向側の面と下面を支えると
    ともに、基準位置とこの基準位置より商品の厚みと略同
    じ距離だけ投出方向に突出した突出位置との間をスライ
    ド可能なスライド部材と、 このスライド部材を基準位置と突出位置とにスライドさ
    せる駆動機構と、 前記商品載置部材上に設けられ、商品列を投出方向の反
    対側から支え、前記スライド部材に対してその基準位置
    から突出位置へのスライド時にのみ一体移動可能に連結
    される商品支え部材とを備えたことを特徴とする自動販
    売機の商品収納部。
JP32322892A 1992-12-02 1992-12-02 自動販売機の商品収納部 Pending JPH06176261A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32322892A JPH06176261A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 自動販売機の商品収納部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32322892A JPH06176261A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 自動販売機の商品収納部

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06176261A true JPH06176261A (ja) 1994-06-24

Family

ID=18152446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32322892A Pending JPH06176261A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 自動販売機の商品収納部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06176261A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5570811A (en) * 1994-11-01 1996-11-05 Fawn Engineering Corporation Apparatus and method for dispensing items from a vending machine
US6302293B1 (en) 1999-04-16 2001-10-16 Inland Finance Company Vertical stack retainer for vending machines

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5570811A (en) * 1994-11-01 1996-11-05 Fawn Engineering Corporation Apparatus and method for dispensing items from a vending machine
US6302293B1 (en) 1999-04-16 2001-10-16 Inland Finance Company Vertical stack retainer for vending machines

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7316328B2 (en) Device for dispensing medicine
US3737071A (en) Product dispensing apparatus
US4962867A (en) Auxiliary article dispenser for vending machines
JPH06176261A (ja) 自動販売機の商品収納部
JPH06176260A (ja) 自動販売機
JPH07272103A (ja) 自動販売機
JPH10334329A (ja) 自動販売機のベンドラック
US6264060B1 (en) Auxiliary article dispenser for vending machines
JP2000082180A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
US20020092861A1 (en) Magazine vending machine
JP3465602B2 (ja) 自動販売機の商品払い出し装置
US4527711A (en) Vending machine for edge engaging and dispensing single article
JPH0720680U (ja) 自動販売機の商品搬出機構
JP3449234B2 (ja) 自動販売機の商品払い出し装置
JPH08182586A (ja) 容器入り飲料の販売機
JP3407188B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JPH10334335A (ja) 自動販売機のベンドラック
JP2000172931A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP3403089B2 (ja) 自動販売機の商品収納払出装置
JP2502395Y2 (ja) 自動販売機における商品搬出装置
JP3449235B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP3255745B2 (ja) つば付き商品自動搬出装置
JP3641977B2 (ja) 自動販売機の商品払い出し装置
JP3952996B2 (ja) 自動販売機
JP2502408Y2 (ja) 自動販売機における商品搬出装置