JPH07206012A - 易開口性袋体 - Google Patents
易開口性袋体Info
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- JPH07206012A JPH07206012A JP6023433A JP2343394A JPH07206012A JP H07206012 A JPH07206012 A JP H07206012A JP 6023433 A JP6023433 A JP 6023433A JP 2343394 A JP2343394 A JP 2343394A JP H07206012 A JPH07206012 A JP H07206012A
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- Japan
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- bag
- opening
- bag body
- embossing
- thermoplastic resin
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B31—MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31F—MECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31F1/00—Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
- B31F1/07—Embossing, i.e. producing impressions formed by locally deep-drawing, e.g. using rolls provided with complementary profiles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B31—MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31F—MECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31F2201/00—Mechanical deformation of paper or cardboard without removing material
- B31F2201/07—Embossing
- B31F2201/0707—Embossing by tools working continuously
- B31F2201/0715—The tools being rollers
- B31F2201/0723—Characteristics of the rollers
- B31F2201/0738—Cross sectional profile of the embossments
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
- Bag Frames (AREA)
- Making Paper Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】少なくとも最内層の形成材料が熱可塑性樹脂で
ある包装材料の開口不良を改良し作業性向上をはかる。 【構成】袋体の開口部を始点とし、袋体の開口部2と反
対側の端部を終点とする形状のエンボス処理1を施すこ
とにより、袋体の口開き性が向上した易開口性袋体。
ある包装材料の開口不良を改良し作業性向上をはかる。 【構成】袋体の開口部を始点とし、袋体の開口部2と反
対側の端部を終点とする形状のエンボス処理1を施すこ
とにより、袋体の口開き性が向上した易開口性袋体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内容物を包装する際の
安定した作業性による効率向上や歩留りの向上する口開
き性が良好な易開口性袋体に関するものである。
安定した作業性による効率向上や歩留りの向上する口開
き性が良好な易開口性袋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】袋体を供給し、内容物を包装する際に、
手作業であれ、自動包装機械であれいわゆる給袋式包装
を実施する場合には袋体の開口性は作業性や歩留りに直
結する重要なファクターである。すなわち、手作業によ
る内容物の包装の際には、開口に要する時間が作業性・
生産性に直結し、又機械による内容物包装の際には、開
口不良が機械停止となり、さらに内容物の破損にまで至
ることがある。
手作業であれ、自動包装機械であれいわゆる給袋式包装
を実施する場合には袋体の開口性は作業性や歩留りに直
結する重要なファクターである。すなわち、手作業によ
る内容物の包装の際には、開口に要する時間が作業性・
生産性に直結し、又機械による内容物包装の際には、開
口不良が機械停止となり、さらに内容物の破損にまで至
ることがある。
【0003】従来、袋体の開口性を向上させる手段とし
ては、袋体を形成する包装材料の最内面の形成材料に、
アンチブロッキング剤(以下AB剤と記載する)やスリ
ップ剤(以下SL剤と記載する)を添加して袋体の開口
部分の開口性を向上させるのが一般的であった。
ては、袋体を形成する包装材料の最内面の形成材料に、
アンチブロッキング剤(以下AB剤と記載する)やスリ
ップ剤(以下SL剤と記載する)を添加して袋体の開口
部分の開口性を向上させるのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術にお
いて、シリカ、ゼオライト、タルク等よりなるAB剤の
添加は、袋体の各種物性(透明性、袋体強度、ヒートシ
ール性等)を低下させるという問題や、コスレによるキ
ズが袋体に発生するという問題があった。又AB剤によ
るコストアップも大きな問題であった。
いて、シリカ、ゼオライト、タルク等よりなるAB剤の
添加は、袋体の各種物性(透明性、袋体強度、ヒートシ
ール性等)を低下させるという問題や、コスレによるキ
ズが袋体に発生するという問題があった。又AB剤によ
るコストアップも大きな問題であった。
【0005】脂肪酸アミド等よりなるSL剤は、袋体の
内面で粉状になり開口性を付与するものであるが、添加
のバランスが難しく、量が少なければ開口性不良とな
り、逆に量が多ければ粉吹き(添加剤が層表面に移行し
て外観不良やヒートシール不良等の原因となる現象)の
問題が発生する。又、温度感受性が高いため、季節的な
温度変動によりスリップ性が変化する場合があった。
又、袋体の内面で粉状となるため、ヒートシール性を阻
害する場合があった。
内面で粉状になり開口性を付与するものであるが、添加
のバランスが難しく、量が少なければ開口性不良とな
り、逆に量が多ければ粉吹き(添加剤が層表面に移行し
て外観不良やヒートシール不良等の原因となる現象)の
問題が発生する。又、温度感受性が高いため、季節的な
温度変動によりスリップ性が変化する場合があった。
又、袋体の内面で粉状となるため、ヒートシール性を阻
害する場合があった。
【0006】あるいは袋体を形成する包装材料を製膜す
る際に、前記AB剤やSL剤の他に、帯電防止剤や防曇
剤を使用場合には、それらの効果を阻害することがあっ
た。又、表面で粉状となるため精密電子部材等の異物を
嫌う内容物には使用出来ないという欠点もあった。
る際に、前記AB剤やSL剤の他に、帯電防止剤や防曇
剤を使用場合には、それらの効果を阻害することがあっ
た。又、表面で粉状となるため精密電子部材等の異物を
嫌う内容物には使用出来ないという欠点もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み、鋭意研
究の結果、本発明者らは袋体の開口部から開口部と反対
側の端部に達するエンボス処理を袋体に施すことによ
り、特別な添加剤処方を行うことなく安定した開口性を
付与できることを見いだし、本発明に想到した。すなわ
ち、本発明の易開口性袋体は、下記(1)、(2)記載
の各発明を包含するものである。 (1) 少なくとも最内層の形成材料が熱可塑性樹脂で
ある包装材料により構成される袋体であって、該包装材
料の一部にエンボス処理が施されており、該エンボス処
理は、袋体の開口部を始点とし、袋体の開口部と反対側
の端部を終点とするものであることを特徴とする易開口
性袋体。 (2) 前記エンボス処理が、前記熱可塑性樹脂の融点
以下の温度帯で行われることを特徴とする上記(1)記
載の易開口性袋体。
究の結果、本発明者らは袋体の開口部から開口部と反対
側の端部に達するエンボス処理を袋体に施すことによ
り、特別な添加剤処方を行うことなく安定した開口性を
付与できることを見いだし、本発明に想到した。すなわ
ち、本発明の易開口性袋体は、下記(1)、(2)記載
の各発明を包含するものである。 (1) 少なくとも最内層の形成材料が熱可塑性樹脂で
ある包装材料により構成される袋体であって、該包装材
料の一部にエンボス処理が施されており、該エンボス処
理は、袋体の開口部を始点とし、袋体の開口部と反対側
の端部を終点とするものであることを特徴とする易開口
性袋体。 (2) 前記エンボス処理が、前記熱可塑性樹脂の融点
以下の温度帯で行われることを特徴とする上記(1)記
載の易開口性袋体。
【0008】
【作用】少なくとも、最内層が熱可塑性樹脂で構成する
袋体の開口部を始点とし、開口部と反対側の端部(ボト
ム部)を終点とするエンボス処理を施すことにより、当
該袋体の開口性が向上する。
袋体の開口部を始点とし、開口部と反対側の端部(ボト
ム部)を終点とするエンボス処理を施すことにより、当
該袋体の開口性が向上する。
【0009】以下本発明について、さらに詳細に説明す
る。本発明において使用する包装材料としては、少なく
とも最内層の形成材料を熱可塑性樹脂で構成したものが
好ましい。ここで、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
塩化ビニル、ポリスチレン等を挙げることができ、特に
ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)が
好適に使用できる。最内層の形成材料を熱可塑性樹脂で
構成することにより、袋体にヒートシール性を付与する
ことができる。具体的な構成としては、例えば、ポリエ
チレンおよび/またはポリプロピレンの単層フィルム、
あるいはナイロン、ポリエチレンテレフタレート等のフ
ィルムを積層し、外側からNy/PE、PET/PEの
ような構成にする場合、あるいは、共押出し製膜法によ
り、次のような構成のフィルム、たとえば、 (外側)PP1 /PP2 (内層) (外側)PP1 /PP0 /PP2 (内層) この場合のPP1 は、ホモタイプのポリプロピレンで、
融点が高く、剛性のあるグレードとし、PP2 は、エチ
レンとプロピレンの共重合体で、低温ヒートシール性の
グレードとし、PP0 は、ホモタイプのポリプロピレン
で、透明性の良グレードのPP等の場合もある。
る。本発明において使用する包装材料としては、少なく
とも最内層の形成材料を熱可塑性樹脂で構成したものが
好ましい。ここで、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
塩化ビニル、ポリスチレン等を挙げることができ、特に
ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)が
好適に使用できる。最内層の形成材料を熱可塑性樹脂で
構成することにより、袋体にヒートシール性を付与する
ことができる。具体的な構成としては、例えば、ポリエ
チレンおよび/またはポリプロピレンの単層フィルム、
あるいはナイロン、ポリエチレンテレフタレート等のフ
ィルムを積層し、外側からNy/PE、PET/PEの
ような構成にする場合、あるいは、共押出し製膜法によ
り、次のような構成のフィルム、たとえば、 (外側)PP1 /PP2 (内層) (外側)PP1 /PP0 /PP2 (内層) この場合のPP1 は、ホモタイプのポリプロピレンで、
融点が高く、剛性のあるグレードとし、PP2 は、エチ
レンとプロピレンの共重合体で、低温ヒートシール性の
グレードとし、PP0 は、ホモタイプのポリプロピレン
で、透明性の良グレードのPP等の場合もある。
【0010】ここで、エンボス処理は、袋体の開口部か
ら開口部と逆側の端部(以下ボトムと記載する)に達す
るものが好ましい。エンボス処理を施す好ましい位置お
よび様態を図1〜図2に示す。図1は袋体を形成する両
側の包装材料にエンボス処理を施した形態、図2は片側
の包装材料にエンボス処理を施した形態である。エンボ
ス処理部は1箇所である必要はなく、必要に応じて図1
の如く複数箇所にエンボス処理を施してもよい。図1、
図2のように、開口部からボトム部に達するエンボス処
理部を設けることにより、易開口性が付与され、内容物
を袋体の内部に挿入するに際しても、抵抗感なく挿入す
ることができ、包装の作業効率が向上することになる。
ら開口部と逆側の端部(以下ボトムと記載する)に達す
るものが好ましい。エンボス処理を施す好ましい位置お
よび様態を図1〜図2に示す。図1は袋体を形成する両
側の包装材料にエンボス処理を施した形態、図2は片側
の包装材料にエンボス処理を施した形態である。エンボ
ス処理部は1箇所である必要はなく、必要に応じて図1
の如く複数箇所にエンボス処理を施してもよい。図1、
図2のように、開口部からボトム部に達するエンボス処
理部を設けることにより、易開口性が付与され、内容物
を袋体の内部に挿入するに際しても、抵抗感なく挿入す
ることができ、包装の作業効率が向上することになる。
【0011】エンボスの形状としては、点状、線状、連
続波形等、種々の形が利用できる。包装材料に施される
エンボス処理の手法としては特に限定されないが、例え
ば、エンボスロール同士、エンボスロールとゴムロール
等の組み合わされた加圧ロール間に包装材料を通すこと
によりエンボスが形成される。エンボスロールとなるべ
き金属ロールに、予めエンボスすべき包装材料に接触す
るロール面上に、彫刻等により、所定の凹凸を設けてお
く。エンボス処理は、前記熱可塑性樹脂の融点以下の温
度帯で行われることが望ましい。エンボス処理が融点以
上の温度帯で行われると最内層を形成する熱可塑性樹脂
が一旦溶融するため、開口部をヒートシールする際の強
度が低下する恐れがあるため好ましくない。具体的に
は、本発明の利用される用途における最内層の形成材料
である熱可塑性樹脂の融点は、その樹脂の種類、重合
度、またグレードにより異なる。常温でもエンボスは可
能であるが、本発明の目的に会う最適のエンボス形状を
うるためには、エンボスロールをなるべく、高温に加温
するのが望ましいが、上述の理由により、当該の材料構
成の最内層樹脂の融点に達しない範囲の温度に適度に加
温したエンボスロールを用いて、エンボス処理を行う。
続波形等、種々の形が利用できる。包装材料に施される
エンボス処理の手法としては特に限定されないが、例え
ば、エンボスロール同士、エンボスロールとゴムロール
等の組み合わされた加圧ロール間に包装材料を通すこと
によりエンボスが形成される。エンボスロールとなるべ
き金属ロールに、予めエンボスすべき包装材料に接触す
るロール面上に、彫刻等により、所定の凹凸を設けてお
く。エンボス処理は、前記熱可塑性樹脂の融点以下の温
度帯で行われることが望ましい。エンボス処理が融点以
上の温度帯で行われると最内層を形成する熱可塑性樹脂
が一旦溶融するため、開口部をヒートシールする際の強
度が低下する恐れがあるため好ましくない。具体的に
は、本発明の利用される用途における最内層の形成材料
である熱可塑性樹脂の融点は、その樹脂の種類、重合
度、またグレードにより異なる。常温でもエンボスは可
能であるが、本発明の目的に会う最適のエンボス形状を
うるためには、エンボスロールをなるべく、高温に加温
するのが望ましいが、上述の理由により、当該の材料構
成の最内層樹脂の融点に達しない範囲の温度に適度に加
温したエンボスロールを用いて、エンボス処理を行う。
【0012】本発明におけるエンボス処理は、図3に示
すが如く、袋体内面に向かう微細突起が形成されるよう
に処理を行うのが好ましい。微細突起を袋体内面に向か
って形成することにより、包装材料同士の接触面積が低
下して、開口性を向上せしめる。このような微細突起の
形成は、袋体を形成する包装材料の外側にエンボスロー
ルを配置し、エンボス処理を行うことで実現できる。こ
こで、微細突起の高さAは、5μm〜500μm程度の
範囲が好ましい。微細突起の高さが5μm未満である
と、開口性の向上が期待できず、また、微細突起の高さ
が500μmを越えても開口性向上効果は増大せず、ま
たエンボス処理が困難となる。本発明の易開口性袋体の
製造方法の一例について、図4を用いて説明する。ま
ず、包装材料11の流れ方向(袋体の開口部からボトム
部に至る方向)に連続的にエンボスロール12とゴムロ
ール13を用いてエンボス処理を施す。前記エンボス処
理後の包装材料11上に別の包装材料14を重ねて、袋
体のサイド部分を連続的に溶断シール装置15を用いて
溶断シールし、さらに袋体のボトム部ヒートシール装置
16を用いて間欠シール後、切断することで、本発明の
易開口性袋体を作成することができる。
すが如く、袋体内面に向かう微細突起が形成されるよう
に処理を行うのが好ましい。微細突起を袋体内面に向か
って形成することにより、包装材料同士の接触面積が低
下して、開口性を向上せしめる。このような微細突起の
形成は、袋体を形成する包装材料の外側にエンボスロー
ルを配置し、エンボス処理を行うことで実現できる。こ
こで、微細突起の高さAは、5μm〜500μm程度の
範囲が好ましい。微細突起の高さが5μm未満である
と、開口性の向上が期待できず、また、微細突起の高さ
が500μmを越えても開口性向上効果は増大せず、ま
たエンボス処理が困難となる。本発明の易開口性袋体の
製造方法の一例について、図4を用いて説明する。ま
ず、包装材料11の流れ方向(袋体の開口部からボトム
部に至る方向)に連続的にエンボスロール12とゴムロ
ール13を用いてエンボス処理を施す。前記エンボス処
理後の包装材料11上に別の包装材料14を重ねて、袋
体のサイド部分を連続的に溶断シール装置15を用いて
溶断シールし、さらに袋体のボトム部ヒートシール装置
16を用いて間欠シール後、切断することで、本発明の
易開口性袋体を作成することができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明における易開口性袋体の製造方
法と、それによって得られた易開口性袋体について説明
する。 (実施例1)まず、無延伸ポリプロピレンフィルム(以
下CPPフィルムと記載する)を通常のTダイ法にて4
0μmの厚さに製膜した。上記CPPフィルムを220
mm幅にスリットし、図4に示される包装材料11およ
び14とした。図4に示される製袋機を用いて、包装材
料11のほぼ中央部に100mm幅で連続的にエンボス
処理を施した。ここで、微細突起の密度は16ケ/cm
2 、突起の高さは約20μmであった。エンボス処理後
の包装材料11上に包装材料14を重ね、包装材料の両
側を連続的に溶断シールし、サイド部を形成した(溶断
シール部は、包装材料の端部より10mmの位置とし
た)。さらに、ボトム部を間欠的に300mm毎にヒー
トシールし(シール幅5mm)、300mm毎に切断
し、本発明の易開口性袋体を作成した。(図5)。 (比較例1)上記実施例1で用いたCPPフィルムおよ
び製袋機を用いて、エンボス処理を施さずに比較例1の
袋体を作成した。
法と、それによって得られた易開口性袋体について説明
する。 (実施例1)まず、無延伸ポリプロピレンフィルム(以
下CPPフィルムと記載する)を通常のTダイ法にて4
0μmの厚さに製膜した。上記CPPフィルムを220
mm幅にスリットし、図4に示される包装材料11およ
び14とした。図4に示される製袋機を用いて、包装材
料11のほぼ中央部に100mm幅で連続的にエンボス
処理を施した。ここで、微細突起の密度は16ケ/cm
2 、突起の高さは約20μmであった。エンボス処理後
の包装材料11上に包装材料14を重ね、包装材料の両
側を連続的に溶断シールし、サイド部を形成した(溶断
シール部は、包装材料の端部より10mmの位置とし
た)。さらに、ボトム部を間欠的に300mm毎にヒー
トシールし(シール幅5mm)、300mm毎に切断
し、本発明の易開口性袋体を作成した。(図5)。 (比較例1)上記実施例1で用いたCPPフィルムおよ
び製袋機を用いて、エンボス処理を施さずに比較例1の
袋体を作成した。
【0014】(ブロッキング度の測定)上記実施例1の
エンボス処理部、および比較例1のそれぞれにエンボス
処理の施されていないCPPフィルムを内面同士となる
ように合わせて、30mm×200mmにカットし、2
5mm×40mmの部分にそれぞれ5kg/cm2 の圧
力がかかるように金属板間に挟み、30℃の雰囲気中に
12時間保持した。保持後の剥離強度を測定した結果、
実施例1は20g/10cm2 であったのに対し、比較
例1は500g/10cm2 であった。
エンボス処理部、および比較例1のそれぞれにエンボス
処理の施されていないCPPフィルムを内面同士となる
ように合わせて、30mm×200mmにカットし、2
5mm×40mmの部分にそれぞれ5kg/cm2 の圧
力がかかるように金属板間に挟み、30℃の雰囲気中に
12時間保持した。保持後の剥離強度を測定した結果、
実施例1は20g/10cm2 であったのに対し、比較
例1は500g/10cm2 であった。
【0015】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、特別な添加剤処方を施すことなく、安定した開口
性と内容物の包装作業性を向上させることができる。
れば、特別な添加剤処方を施すことなく、安定した開口
性と内容物の包装作業性を向上させることができる。
【図1】本発明の易開口性袋体の一実施例を示す概略図
である。
である。
【図2】本発明の易開口性袋体の一実施例を示す概略図
である。
である。
【図3】エンボス処理の一例を示す概略図である。
【図4】製袋機の一例を示す概略図である。
【図5】実施例1で作成した易開口性袋体の概略図であ
る。
る。
1 エンボス処理部 2 開口部 3 シール部 11 包装材料 12 エンボスロール 13 ゴムロール 14 包装材料 15 溶断シール装置 16 ヒートシール装置 17 切断部 18 袋体
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも最内層の形成材料が熱可塑性
樹脂である包装材料により構成される袋体であって、該
包装材料の一部にエンボス処理が施されており、該エン
ボス処理は、袋体の開口部を始点とし、袋体の開口部と
反対側の端部を終点とするものであることを特徴とする
易開口性袋体。 - 【請求項2】 前記エンボス処理が、前記熱可塑性樹脂
の融点以下の温度帯で行われることを特徴とする請求項
1記載の易開口性袋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6023433A JPH07206012A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | 易開口性袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6023433A JPH07206012A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | 易開口性袋体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07206012A true JPH07206012A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=12110375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6023433A Withdrawn JPH07206012A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | 易開口性袋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07206012A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005022741A (ja) * | 2003-07-03 | 2005-01-27 | Toppan Printing Co Ltd | スタンディングパウチ |
US20100233428A1 (en) * | 2009-03-13 | 2010-09-16 | Keith Joseph Stone | Article having a seal and process for forming the same |
JP2011046051A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Taisei Lamick Co Ltd | 包装袋の製造方法および製造装置 |
US20110223388A1 (en) * | 2010-03-11 | 2011-09-15 | Keith Joseph Stone | Process for making a film/nonwoven laminate |
JP2015212089A (ja) * | 2015-05-25 | 2015-11-26 | 大日本印刷株式会社 | 突起版胴の製造方法 |
WO2020013047A1 (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | 東洋製罐株式会社 | フィルムの立体加工方法 |
-
1994
- 1994-01-26 JP JP6023433A patent/JPH07206012A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005022741A (ja) * | 2003-07-03 | 2005-01-27 | Toppan Printing Co Ltd | スタンディングパウチ |
US20100233428A1 (en) * | 2009-03-13 | 2010-09-16 | Keith Joseph Stone | Article having a seal and process for forming the same |
US9271879B2 (en) * | 2009-03-13 | 2016-03-01 | The Procter & Gamble Company | Article having a seal and process for forming the same |
US10543637B2 (en) | 2009-03-13 | 2020-01-28 | The Procter & Gamble Company | Article having a seal and process for forming the same |
JP2011046051A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Taisei Lamick Co Ltd | 包装袋の製造方法および製造装置 |
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US9079324B2 (en) * | 2010-03-11 | 2015-07-14 | The Procter & Gamble Company | Process for making a film/nonwoven laminate |
JP2015212089A (ja) * | 2015-05-25 | 2015-11-26 | 大日本印刷株式会社 | 突起版胴の製造方法 |
WO2020013047A1 (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | 東洋製罐株式会社 | フィルムの立体加工方法 |
JP2020006596A (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | 東洋製罐株式会社 | フィルムの立体加工方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010403 |