JP2005022741A - スタンディングパウチ - Google Patents

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智章 早田
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Abstract

【課題】充填包装後のパウチ胴部に変形面が形成されたディスプレイ効果のある自立可能なスタンディングパウチを、変形状の切り欠き部を設けることなく直線形状のシールバーを用いて容易に製袋できるようにする。
【解決手段】外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ内面下端部に二つ折り内側樹脂フィルム2をその折目aを上側にして重ね合わせ3方ヒートシールしたスタンディングパウチにおいて、外側樹脂フィルム1、1の両側端シール部3、3に沿って縦補強線状部11と、中程の両側端シール部3、3から水平方向にエンボス形成した横補強線状部12、12と、該横補強線状部12の先端部から両側端シール部3、3まで斜め上方に向かってエンボス形成した傾斜補強線状部13、13とによる三角形状補強線状部14領域が、横補強線状部12、12を介して外側に傾斜してパウチ胴部の中間部が括れ形状を呈するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、液状の食品類やトイレタリーやハウスケア用の液状薬剤などの液状内容物を密封包装した自立可能なスタンディングパウチに関し、特にパウチの外周に三次元形状の括れを備えたスタンディングパウチに関する。
一般的な自立可能なスタンディングパウチは、液状の食品類やトイレタリーやハウスケア用の液状薬剤などの液状内容物を密封包装した液状の内容物を充填した際に、そのパウチ胴部の外周面形状が上下方向に直線的な単純な外形を備えているものである。
例えば、図22(a)に示すように、一般的な自立可能なスタンディングパウチは、矩形状の製袋用の外側樹脂フィルム1、1(片面にシーラント層)をシーラント層を内側にして2枚重ねにし、その下端部の重ね合わせ内面に、二つ折りした製袋用の内側樹脂フィルム2(片面にシーラント層)をシーラント層を外面にして挟み込み、(b)に示すように、重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の3方端部(両側端部と下端部)を、重ね合わせシーラント層によりヒートシールして両側端シール部3、3、下端しール部4を形成し、該両側端部と下端部で形成されるそれぞれ角隅部には重ね合わせシーラント層により略三角形状のヒートシール領域5、5を形成し、残りの1方辺には内容物充填用の開口部6を形成したものである。
そして、上記スタンディングパウチは、開口部6より液状内容物を充填した後に、(c)に示すように開口部6の上端部をヒートシールして上端シール部7を形成して密封包装したものであり、充填包装後のパウチ胴部の外周面形状は、上端部から下端部に亘って単純な直線的な外形を備えている。
また、パウチ胴部の外周面形状が上端部から下端部に亘って曲線的な外形を備えた変形型の自立可能なスタンディングパウチとしては、例えば、図23(a)に示すように、矩形状の製袋用の外側樹脂フィルム1、1(片面にシーラント層)をシーラント層を内側にして2枚重ねにし、その下端部の重ね合わせ内面に、二つ折りした製袋用の内側樹脂フィルム2(片面にシーラント層)をシーラント層を外面にして挟み込み、(b)に示すように重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の両側端部にV字型の切り欠き部8、8を形成した後、切り欠き部8、8に沿って3方端部(両側端部と下端部)を、重ね合わせシーラント層によりヒートシールして両側端シール部3、3、下端シール部4を形成し、該両側端部と下端部で形成されるそれぞれ角隅部には重ね合わせシーラント層により略三角形状のヒートシール領域5、5を形成して、残りの1方辺には内容物充填用の開口部6を形成したものである。
そして、上記スタンディングパウチは、開口部6より液状内容物を充填した後に、(c)に示すように開口部6の上端部をヒートシールして上端シール部7を形成して密封包装したものであり、充填包装後のパウチ胴部には、V字型の切り欠き部8、8による趣向的な外形面が形成されたスタンディングパウチが得られる。
特許第2502209号明細書
上記のような趣向的な外形面が充填包装後のパウチ胴部に形成された自立可能なスタン
ディングパウチを製袋するには、重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の両側端部にV字状をはじめとして、直線以外の変形状の切り欠き部を打ち抜き形成する必要があり、その両側端部には変形状の切り欠き部に沿って略同一シール幅にてヒートシールを行う必要があり、そのために製袋用のヒートシール手段としては、直線形状のシールバー以外に、切り欠き部の変形状に対応した形状のシールバーを用意する必要があった。
本発明は、趣向的な外形面が充填包装後のパウチ胴部に形成された自立可能なスタンディングパウチを、重ね合わせ樹脂フィルムの両側端部に直線以外の変形状の切り欠き部を設けることなく、直線形状のシールバーを用いて容易に製造できるようにすることにある。
本発明の請求項1に係る発明は、図1、図2に示すように、一方面に高融点樹脂層を備え他方面に低融点樹脂層を備えた製袋用の積層樹脂フィルムからなり低融点樹脂層を内面にして重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ内面下端部に、前記積層樹脂フィルムの低融点樹脂層を外面にして折り重ねた二つ折り内側樹脂フィルム2を、その折目aを上側にして重ね合わせ、該内側樹脂フィルム2の重ね合わせ内面がスタンディング開放するように非接着状態に保持しつつ、前記重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の両側端部及び下端部に沿ってヒートシールして両側端シール部3、3と下端シール部4と上端開口部6を設けて製袋した密封包装可能なスタンディングパウチにおいて、重ね合わせ外側樹脂フィルム1、1は、前記両側端シール部3、3に沿って所定間隔を以て縦方向に微細凹凸面からなる各々縦補強線状部11、11を備えたことを特徴とするスタンディングパウチである。
本発明の請求項2に係る発明は、図1、図2に示すように、上記請求項1に係るスタンディングパウチであって、該パウチ内に液状内容物を充填密封包装することにより、前記外側樹脂フィルム1、1の上下方向中程の両側端シール部3、3から水平方向の横線部22、22と、その横線部22の先端部から両側端シール部3、3まで斜め上方に向う傾斜線部23、23とによる互いに対向する三角形状領域14が、横線部22、22を介して外側に傾斜してパウチ胴部が括れ形状を呈することを特徴とするスタンディングパウチである。
本発明の請求項3に係る発明は、図9、図10に示すように、一方面に高融点樹脂層を備え他方面に低融点樹脂層を備えた製袋用の積層樹脂フィルムからなり低融点樹脂層を内面にして重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ内面下端部に、前記積層樹脂フィルムの低融点樹脂層を外面にして折り重ねた二つ折り内側樹脂フィルム2を、その折目aを上側にして重ね合わせ、該内側樹脂フィルム2の重ね合わせ内面がスタンディング開放するように非接着状態に保持しつつ、前記重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の両側端部及び下端部に沿ってヒートシールして両側端シール部3、3と下端シール部4と上端開口部6を設けて製袋した密封包装可能なスタンディングパウチにおいて、重ね合わせ外側樹脂フィルム1、1は、前記両側端シール部3、3に沿って所定間隔を以て縦方向に微細凹凸面からなる各々縦補強線状部11、11と、該外側樹脂フィルム1、1の上下方向中程の両側端シール部3、3から水平方向に微細凹凸面からなる各々横補強線状部12、12とを備えたことを特徴とするスタンディングパウチである。
本発明の請求項4に係る発明は、図9、図10に示すように、上記請求項2に係るスタンディングパウチであって、該パウチ内に液状内容物を充填密封包装することにより、前記横補強線状部12、12とその横補強線状部12の先端部から両側端シール部3、3まで斜め上方に向う傾斜線部23、23とによる互いに対向する三角形状領域14が、横補強線状部12、12を介して外側に傾斜してパウチ胴部が括れ形状を呈することを特徴と
するスタンディングパウチである。
本発明の請求項5に係る発明は、図13、図14に示すように、一方面に高融点樹脂層を備え他方面に低融点樹脂層を備えた製袋用の積層樹脂フィルムからなり低融点樹脂層を内面にして重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ内面下端部に、前記積層樹脂フィルムの低融点樹脂層を外面にして折り重ねた二つ折り内側樹脂フィルム2を、その折目aを上側にして重ね合わせ、該内側樹脂フィルム2の重ね合わせ内面がスタンディング開放するように非接着状態に保持しつつ、前記重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の両側端部及び下端部に沿ってヒートシールして両側端シール部3、3と下端シール部4と上端開口部6を設けて製袋した密封包装可能なスタンディングパウチにおいて、重ね合わせ外側樹脂フィルム1、1は、前記両側端シール部3、3に沿って所定間隔を以て縦方向に微細凹凸面からなる各々縦補強線状部11、11と、該外側樹脂フィルム1、1の上下方向中程の両側端シール部3、3から水平方向に微細凹凸面からなる各々横補強線状部12、12と、該横補強線状部12の先端部から両側端シール部3、3まで斜め上方に向かって微細凹凸面からなる各々傾斜補強線状部13、13とを備えたことを特徴とするスタンディングパウチである。
本発明の請求項6に係る発明は、図13、図14に示すように、上記請求項3に係るスタンディングパウチであって、該パウチ内に液状内容物を充填密封包装することにより、前記横補強線状部12、12と傾斜補強線状部13、13とによる互いに対向する三角形状領域14が横補強線状部12、12を介して外側に傾斜してパウチ胴部が括れ形状を呈することを特徴とするスタンディングパウチである。
本発明の請求項7に係る発明は、図21に示すように、一方面に高融点樹脂層を備え他方面に低融点樹脂層を備えた製袋用の積層樹脂フィルムからなり低融点樹脂層を内面にして重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ内面下端部に、前記積層樹脂フィルムの低融点樹脂層を外面にして折り重ねた二つ折り内側樹脂フィルム2を、その折目aを上側にして重ね合わせ、該内側樹脂フィルム2の重ね合わせ内面がスタンディング開放するように非接着状態に保持しつつ、前記重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の両側端部及び下端部に沿ってヒートシールして両側端シール部3、3と下端シール部4と上端開口部6を設けて製袋した密封包装可能なスタンディングパウチにおいて、重ね合わせ外側樹脂フィルム1、1は、前記両側端シール部3、3に沿って所定間隔を以て縦方向に微細凹凸面からなる各々縦補強線状部11、11と、該外側樹脂フィルム1、1の上下方向中程の両側端シール部3、3から水平方向に各々横線部22、22と、該横線部22の先端部から両側端シール部3、3まで斜め上方に向かって各々傾斜線部23、23とによる三角形領域内に互いに対向する微細凹凸面からなる三角形状領域14とを備えたことを特徴とするスタンディングパウチである。
本発明の請求項8に係る発明は、図21に示すように、上記請求項4に係るスタンディングパウチであって、該パウチ内に液状内容物を充填密封包装することにより、前記三角形状領域14が横線部22、22を介して外側に傾斜してパウチ胴部が括れ形状を呈することを特徴とするスタンディングパウチである。
本発明の請求項9に係る発明は、上記請求項1乃至請求項8のいずれか1項に係るスタンディングパウチにおいて、前記外側樹脂フィルム1、1が矩形状であることを特徴とするスタンディングパウチである。
本発明の請求項10に係る発明は、上記請求項1乃至請求項8のいすれか1項に係るスタンディングパウチにおいて、前記外側樹脂フィルム1、1が矩形状であり、その上端部が上方に向かって狭幅形状であることを特徴とするスタンディングパウチである。
本発明の請求項11に係る発明は、上記請求項1乃至請求項10のいずれか1項に係るスタンディングパウチにおいて、両側端シール部3、3のいずれか一方の側端シール部3に開封用切込部9が設けられていることを特徴とするスタンディングパウチである。
本発明の請求項12に係る発明は、上記請求項1乃至11のいずれか1項に係るスタンディングパウチであって、前記重ね合わせ外側樹脂フィルム1、1は、その重ね合わせ内面側に外面側に比べて低融点のシーラント層を備え、縦補強線状部11又は/及び横補強線状部12又は/及び傾斜補強線状部13の微細凹凸面又は前記三角形状領域14の微細凹凸面は、重ね合わせ前の各々外側樹脂フィルム1、1の前記シーラント層を外面側からヒートシール手段にて加熱することにより軟化させ自然冷却により収縮硬化させて形成されていることを特徴とするスタンディングパウチである。
本発明の請求項13に係る発明は、上記請求項1乃至11のいずれか1項に係るスタンディングパウチであって、前記重ね合わせ外側樹脂フィルム1、1は、その重ね合わせ内面側に外面側に比べて低融点のシーラント層を備え、縦補強線状部11又は/及び横補強線状部12又は/及び傾斜補強線状部13の微細凹凸面又は前記三角形状領域14の微細凹凸面は、重ね合わせ前の各々外側樹脂フィルム1、1の外面側からエンボス手段にて加熱加圧することにより形成されていることを特徴とするスタンディングパウチである。
本発明のスタンディングパウチは、液状内容物を充填包装後のパウチ胴部に趣向的な外形面が形成されるディスプレイ効果のある自立可能なスタンディングパウチであり、パウチ本体を製袋する外側樹脂フィルムの両側端シール部に、1つの直線以外のV字状などの組み合わせた直線や屈曲線や湾曲線等による変形パータン状の切り欠き部を打ち抜き形成する必要がなく、また、パウチの両側端シール部を変形状の切り欠き部に沿った面倒なヒートシールを行う必要がない。
そのために製袋用のヒートシール手段としては、切り欠き部の変形状に対応した形状のシールバーを使用しなくても、パウチの両側端シール部を直線形状の通常のシールバーを用いてヒートシールでき、パウチ胴部に趣向的な外形面が形成されるスタンディングパウチを内容物の漏れのない安全且つ確実に製袋することが可能になる。
本発明のスタンディングパウチは、液体内容物の液圧によるパウチ拡張作用により、パウチ胴部中程の横補強線状部から上側の対向する両側の略三角形状領域が両外側へ三角形状に傾斜変形するため、パウチ胴部中程の横補強線状部から上側の内容物の無いヘッドスペース部分のパウチ上部が、下方に湾曲したり折れたり垂れ下がったりすることを防止でき、パウチ下端部から上端部まで確実に真っ直ぐとした姿勢で見栄えよく店頭陳列できる効果がある。
本発明のスタンディングパウチは、液状の食品類やトイレタリーやハウスケア用の液状薬剤などの液状内容物や、詰め替え用の液状内容物を密封包装した自立可能なスタンディングパウチとして好適であり、パウチの外周に三次元形状の括れを備えたディスプレイ効果とアイキャッチ効果のあるスタンディングパウチとして好適である。
図1(a)〜(c)は、本発明の請求項1、請求項2に係る発明のスタンディングパウチの実施の形態であって、図1(a)はスタンディングパウチの構造を説明する側断面図、図1(b)はその平面図、図1(c)はそのL−L断面図であり、1、1は2枚重ね(又は二つ折り)で重ね合わせたパウチ製袋用の外側樹脂フィルム(プラスチックフィルム
)である。
図1(a)に示すように、外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ内面にはシーラント層1a(外側樹脂フィルム1よりも低融点の熱融着性樹脂層)を備え、重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1下端部の重ね合わせ内面には、パウチ製袋用の内側樹脂フィルム2が、そのシーラント層2a(内側樹脂フィルム2よりも低融点の熱融着性樹脂層)を外面にして折目aにて二つ折りされ、折目aを上側(内方)にして介在していて、互いにその下端縁を揃えて重ね合わせられている。
重ね合わせられた前記外側樹脂フィルム1、1と、その内面に介在させた二つ折り内側樹脂フィルム2とによる重ね合わせフィルムは、図1(b)に示すように、その外側樹脂フィルム1、1の左右両側端部、及び下端部に沿って、その外周部を加熱加圧してヒートシールすることにより、それぞれ左右両側端シール部3、3、下端シール部4が設けられ、3方シールされたパウチとして製袋され、外側樹脂フィルム1、1の残りの上端部には開口部6が形成され、そのパウチの内部に開口部6から適宜な液状内容物を充填した後、該開口部6の上端部をヒートシールして密封包装する。因みに、各シール部のシール幅は、例えば、5mm〜10mm程度に設定されている。
上記二つ折りの内側樹脂フィルム2は、左右両側端シール部3、3と下端シール部4と必要に応じて角隅シール部5、5にて、その内側樹脂フィルム2の融点以下のシーラント層2aの融点によりシールされるので、該内側樹脂フィルム2は、二つ折り内面がスタンディング開放するように非接着状態に保持された状態でシール部3、4にてヒートシールされる。
本発明の請求項1、請求項2に係るスタンディングパウチを、さらに実施の形態に従って以下に詳細に説明すれば、図1(b)に示すように、重ね合わせられる各々外側樹脂フィルム1、1には、その両側端シール部3、3に沿って所定間隔d(例えば、d=パウチ包装有効幅w×(1/5〜1/3)、d=パウチ包装有効幅w×1/4程度が好ましい)を以て縦方向に、図1(c)のL−L断面図に示すように、所定の幅s(例えば、s=5〜10mm程度)をもって微細(砂目)状に凹凸面あるいはシボ付け面など微細凹凸面11aを備えた各々2本の縦補強線状部11、11が形成されている。
前記縦補強線状部11を構成する微細凹凸面は、製袋シールする以前の重ね合わせ前の各々外側樹脂フィルム1、1に対して予め形成加工されているものであり、該微細凹凸面は、重ね合わせ前の各々外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ内面側となるシーラント層1a面を、外面側となる外側樹脂フィルム1側からヒートシール手段(ヒートシールバー)を接触させて加熱することにより軟化させた後、自然冷却により収縮させて、図1(c)のL−L断面図に示すようにシーラント層1a面に微細凹凸を形成して硬化させることにより形成されている。
本発明のスタンディングパウチの充填包装前の平面形状は必ずしも図1(b)に示すような矩形状を呈している必要はなく、例えば、図2(a)に示すようにパウチの両側端シール部3の形状が、そのパウチ上端部の方向に向かって幅狭になっていてもよく、垂直方向の側端シール部3と傾斜方向の側端シール部3aとを備えた形状であってもよい。
また、前記縦補強線状部11を構成する微細凹凸面は、図2(b)のL−L断面図に示すように、重ね合わせ前の各々外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ外面側となる外側樹脂フィルム1側からエンボス手段にて加熱加圧することにより形成されていてもよい。
また、本発明のスタンディングパウチは、図1(b)、図2(a)に示すように、その
側端シール部3に開封用切欠部9を適宜に設けることができる。
図1(a)〜(b)又は図2(a)に示す本発明のスタンディングパウチは、パウチ上端の開口部6から液状内容物を充填し、図3のパウチの全体斜視図及び図4のパウチの全体正面図及び図5のパウチの全体側面図、又は図6のパウチの全体斜視図及び図7のパウチの全体正面図及び図8のパウチの全体側面図に示すように、パウチ高さの3/4以上の液面位Lまで充填して、パウチ上端部をヒートシールして偏平な上端シール部7を設けることにより密封包装される。
充填密封包装されたパウチは、パウチ下端部において閉鎖している二つ折りされた内側樹脂フィルム2が、液体内容物の液圧によるパウチ拡張作用により開放するとともに、下端シール部4、4がパウチの前後方向に分離開放して、二つ折り内側樹脂フィルム2がパウチ底部となり、該下端シール部4、4及び底部は二次元方向に開放して、三次元的に自立できるスタンディングパウチとなる。
また、液体内容物が充填密封包装されたパウチは、図3のパウチの全体斜視図及び図4のパウチの全体正面図、又は図6パウチの全体斜視図及び図7のパウチの全体正面図に示すように、液体内容物の液圧によるパウチ拡張作用により、液面位L以下のパウチ胴部から三次元的に開放自立した底部まで、縦方向に形成された4本の縦補強線状部11、11、11、11に沿って4つの周面からなる規則的な形状の略四角形筒状に折り曲げられる。他方、液面位L以上のパウチ胴部から上端シール部7までは、パウチ上端部が上端シール部7によって偏平状態を保持しているため略四角形筒状から偏平筒状の形態になる。
そのために、パウチを構成する外側樹脂フィルム1、1の液面位Lより下方におけるパウチ上下方向中程(又は中程より僅か上方)の両側端シール部3、3から各々側端シール部3、3を挟んで水平方向に、図3、図5、又は図6、図8に示すように、それぞれ横線部22、22が折曲状に形成され、また、その横線部22と縦補強線状部11との交差相当部分から両側端シール部3、3まで斜め上方に向う傾斜線部23、23が折曲状に形成される。
そして、パウチの両側には、前記横線部22、22と傾斜線部23、23とによる互いに対向する略三角形状領域14、14が形成され、その各々略三角形状領域14は、横線部22、22を介して外側に傾斜して、図4又は図6に示すように、パウチ胴部が括れ形状を呈するものである。
このように、パウチ胴部は4本の縦補強線状部11と液体内容物の液圧によるパウチ拡張作用とにより、液面位Lより下方の胴部が、円形筒状周面から略四角形筒状周面に変形し、他方、液面位Lより上方の胴部が、略四角形筒状周面から偏平筒状周面に変形して、それよりパウチ胴部には折曲状(又は皺状)の横線部12と傾斜線部23とによる外側に傾斜した略三角形状領域14、14が形成されて、パウチ胴部には、その略三角形状領域14に沿った規則的な括れ形状が確実に実現されるようになる。
図9(a)〜(c)は、本発明の請求項3、請求項4に係る発明のスタンディングパウチの実施の形態であって、図9(a)はスタンディングパウチの構造を説明する側断面図、図9(b)はその平面図、図9(c)はそのL−L断面図であり、1、1は2枚重ね(又は二つ折り)で重ね合わせたパウチ製袋用の外側樹脂フィルム(プラスチックフィルム)である。
図9(a)に示すように、外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ内面にはシーラント層1a(外側樹脂フィルム1よりも低融点の熱融着性樹脂層)を備え、重ね合わせた外側樹
脂フィルム1、1下端部の重ね合わせ内面には、パウチ製袋用の内側樹脂フィルム2が、そのシーラント層2a(内側樹脂フィルム2よりも低融点の熱融着性樹脂層)を外面にして折目aにて二つ折りされ、折目aを上側(内方)にして介在していて、互いにその下端縁を揃えて重ね合わせられている。
重ね合わせられた前記外側樹脂フィルム1、1と、その内面に介在させた二つ折り内側樹脂フィルム2とによる重ね合わせフィルムは、図2(b)に示すように、その外側樹脂フィルム1、1の左右両側端部、及び下端部に沿って、その外周部を加熱加圧してヒートシールすることにより、それぞれ左右両側端シール部3、3、下端シール部4が設けられ、3方シールされたパウチとして製袋され、外側樹脂フィルム1、1の残りの上端部には開口部6が形成され、そのパウチの内部に開口部6から適宜な液状内容物を充填した後、該開口部6の上端部をヒートシールして密封包装する。因みに、各シール部のシール幅は、例えば、5mm〜10mm程度に設定されている。
上記二つ折りの内側樹脂フィルム2は、左右両側端シール部3、3と下端シール部4と必要に応じて角隅シール部5、5にて、その内側樹脂フィルム2の融点以下のシーラント層2aの融点によりシールされるので、該内側樹脂フィルム2は、二つ折り内面がスタンディング開放するように非接着状態に保持された状態でシール部3、4にてヒートシールされる。
本発明の請求項3、請求項4に係るスタンディングパウチを、さらに実施の形態に従って以下に詳細に説明すれば、図9(b)に示すように、重ね合わせられる各々外側樹脂フィルム1、1には、その両側端シール部3、3に沿って所定間隔d(例えば、d=パウチ包装有効幅w×(1/5〜1/3)、d=パウチ包装有効幅w×1/4程度が好ましい)を以て縦方向に、図9(c)のL−L断面図に示すように、所定の幅s(例えば、s=5〜10mm程度)をもって微細(砂目)状に凹凸面あるいはシボ付け面など微細凹凸面11aを備えた各々2本の縦補強線状部11、11が形成されている。
また、各々外側樹脂フィルム1、1には、その上端から下端方向の中程における両側端シール部3、3と前記各々縦補強線状部11、11との間に水平方向に横補強線状部12、12が形成されている。
前記縦補強線状部11、横補強線状部12を構成する微細凹凸面は、製袋シールする以前の重ね合わせ前の各々外側樹脂フィルム1、1に対して予め形成加工されているものであり、該微細凹凸面は、重ね合わせ前の各々外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ内面側となるシーラント層1a面を、外面側となる外側樹脂フィルム1側からヒートシール手段(ヒートシールバー)を接触させて加熱することにより軟化させた後、自然冷却により収縮させて、図9(c)のL−L断面図に示すようにシーラント層1a面に微細凹凸を形成して硬化させることにより形成されている。
本発明のスタンディングパウチの充填包装前の平面形状は必ずしも図9(b)に示すような矩形状を呈している必要はなく、例えば、図10に示すようにパウチの両側端シール部3の形状が、そのパウチ上端部の方向に向かって幅狭になっていてもよく、垂直方向の側端シール部3と傾斜方向の側端シール部3aとを備えた形状であってもよい。
また、前記縦補強線状部11、横補強線状部12を構成する微細凹凸面は、前述した図2(b)のL−L断面図に示すように、重ね合わせ前の各々外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ外面側となる外側樹脂フィルム1側からエンボス手段にて加熱加圧することにより形成されていてもよい。
また、本発明のスタンディングパウチは図9(b)、図10に示すように、その側端シール部3に開封用切欠部9を適宜に設けることができる。
図9(a)〜(b)又は図10に示す本発明のスタンディングパウチは、パウチ上端の開口部6から液状内容物を充填した後、図11のパウチの全体斜視図又は図12のパウチの全体斜視図に示すように、パウチ上端部をヒートシールして上端シール部7を設けることにより密封包装される。
充填密封包装されたパウチは、パウチ下端部において閉鎖している二つ折りされた内側樹脂フィルム2が、液体内容物の液圧によるパウチ拡張作用により開放するとともに、下端シール部4、4がパウチの前後方向に分離開放して、二つ折り内側樹脂フィルム2がパウチ底部となり、該下端シール部4、4及び底部は二次元方向に開放して、三次元的に自立できるスタンディングパウチとなる。
また、液体内容物が充填密封包装されたパウチは、図11又は図12のパウチの全体斜視図に示すように、液体内容物の液圧によるパウチ拡張作用により、液面位L以下のパウチ胴部から三次元的に開放自立した底部まで、縦方向に形成された4本の縦補強線状部11、11、11、11に沿って4つの周面からなる規則的な形状の略四角形筒状に折り曲げられる。他方、液面位L以上のパウチ胴部から上端シール部7までは、パウチ上端部が上端シール部7によって偏平状態を保持しているため略四角形筒状から偏平筒状の形態になる。
そのために、図11、図12に示すように、パウチを構成する外側樹脂フィルム1、1の液面位Lより下方におけるパウチ上下方向中程(又は中程より僅か上方)の両側端シール部3、3から各々側端シール部3、3を挟んで水平方向に設けたパウチ両側の各々横補強線状部12、12が、両端シール部3を挟んで略一直線状になり、また、その横補強線状部12と縦補強線状部11との交差相当部分から両側端シール部3、3まで斜め上方に向う傾斜線部23、23が折曲状に形成されて、パウチ胴部上部の両側には、各々横補強線状部12、12と傾斜線部23、23とによるそれぞれ略三角形状領域14、14が形成される。
そして、略一直線状となった前記横補強線状部12、12を介して、パウチ胴部の上部にある互いに対向する前記三角形状領域14、14が外側に傾斜して、パウチ胴部の中間部は、図示するように略三角形状領域14の底辺である横補強線状部12、12に沿って括れ形状を呈するものである。
このように、パウチ胴部は4本の縦補強線状部11と液体内容物の液圧によるパウチ拡張作用とにより、液面位Lより下方の胴部が、円形筒状周面から略四角形筒状周面に変形し、他方、液面位Lより上方の胴部が、略四角形筒状周面から偏平筒状周面に変形して、それによりパウチ胴部には横補強線状部12と傾斜線部23とによる外側に傾斜した略三角形状領域14、14が形成されて、パウチ胴部には、その略三角形状領域14に沿った規則的な括れ形状が確実に実現されるようになる。
本発明の請求項5、請求項6に係るスタンディングパウチを、実施の形態に従って以下に詳細に説明すれば、図13(b)に示すように、重ね合わせられる各々外側樹脂フィルム1、1には、その両側端シール部3、3に沿って所定間隔d(例えば、d=パウチ包装有効幅w×(1/5〜1/3)、d=パウチ包装有効幅w×1/4程度が好ましい)を以て縦方向に、図9(c)のL−L断面図に示すように、所定の幅s(例えば、s=5〜10mm程度)をもって微細(砂目)状に凹凸面あるいはシボ付け面など微細凹凸面11aにより個性される各々2本の縦補強線状部11、11が形成されている。
また、各々外側樹脂フィルム1、1には、その上端から下端方向の中程における両側端シール部3、3と、前記各々縦補強線状部11、11との間に水平方向に、微細凹凸面により構成される横補強線状部12、12が形成されているとともに、各々縦補強線状部11と横補強線状部12とが交差する位置から両側端シール部3、3まで斜め上方に向かって、微細凹凸面により構成される傾斜補強線状部13、13が形成されている。なお、各々傾斜補強線状部13の水平方向の横補強線状部12に対する傾斜角度は、本発明においては特に限定されないが、後述するパウチ有効幅wや間隔dや線状部幅sなどによって適宜に変更でき、例えば一例として35°〜80°程度のいずれかに設定される。
そして、製袋された後のパウチの胴部には、各々側端シール部3、3両側の前記横補強線状部12、12と傾斜補強線状部13、13とにより、横補強線状部12、12を底辺とする略三角形状領域14、14が形成される。
前記縦補強線状部11、横補強線状部12、12、傾斜補強線状部13、13を構成する微細凹凸面は、製袋シールする以前の重ね合わせ前の各々外側樹脂フィルム1、1に対して予め形成加工されているものであり、該微細凹凸面は、重ね合わせ前の各々外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ内面側となるシーラント層1a面を、外面側となる外側樹脂フィルム1側からヒートシール手段(ヒートシールバー)を接触させて加熱することにより軟化させた後、自然冷却により収縮させて、図13(c)のL−L断面図に示すようにシーラント層1a面に微細凹凸を形成して硬化させることにより形成されている。
本発明のスタンディングパウチの充填包装前の平面形状は必ずしも図13(b)に示すような矩形状を呈している必要はなく、例えば、図14に示すようにパウチの両側端シール部3の形状が、そのパウチ上端部の方向に向かって幅狭になっていてもよく、垂直方向の側端シール部3と傾斜方向の側端シール部3aとを備えた形状であってもよい。なお、その場合には、図示するように傾斜補強線状部13は、縦補強線状部11と横補強線状部12とが交差する位置から、垂直方向の側端シール部3と傾斜方向の側端シール部3aとの変曲部に向かって設けることが適当である。
また、前記縦補強線状部11を構成する微細凹凸面は、前述した図2(b)のL−L断面図に示すように、重ね合わせ前の各々外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ外面側となる外側樹脂フィルム1側からエンボス手段にて加熱加圧することにより形成されていてもよい。
また、本発明のスタンディングパウチは図13(b)、図14に示すように、その側端シール部3に開封用切欠部9を適宜に設けることができる。
図13(a)〜(b)又は図14に示す本発明のスタンディングパウチは、パウチ上端の開口部6から液状内容物を充填した後、図15のパウチの全体斜視図及び図16のパウチの全体正面図及び図17のパウチの全体側面図、又は図18のパウチの全体斜視図及び図19のパウチの全体正面図及び図20のパウチの全体側面図に示すように、パウチ上端部をヒートシールして上端シール部7を設けることにより密封包装される。
充填密封包装されたパウチは、パウチ下端部において閉鎖している二つ折りされた内側樹脂フィルム2が、液体内容物の液圧によるパウチ拡張作用により開放するとともに、下端シール部4、4がパウチの前後方向に分離開放して、二つ折り内側樹脂フィルム2がパウチ底部となり、該下端シール部4、4及び底部は二次元方向に開放して、三次元的に自立できるスタンディングパウチとなる。
また、液体内容物が充填密封包装されたパウチは、図15のパウチの全体斜視図及び図16のパウチの全体正面図、又は図18パウチの全体斜視図及び図19のパウチの全体正面図に示すように、液体内容物の液圧によるパウチ拡張作用により、パウチ胴部の横補強線状部12から下側の円形筒状周面を、パウチ胴部に縦方向に形成された4本の縦補強線状部11、11、11、11に沿って折り曲げられた4つの面からなる略四角形筒状周面に規則的な変形をさせることができ、4本の縦補強線状部11を介して略四角形筒状になる。
そして、パウチ両側の各々横補強線状部12、12は、両端シール部3を挟んで略一直線状になり、略一直線状となった横補強線状部12、12を介して、パウチ胴部の上部にある互いに対向する前記三角形状領域14、14が外側に傾斜して、パウチ胴部の中間部は、図示するように三角形状領域14の底辺である横補強線状部12、12に沿って括れ形状を呈するものである。
そして、そのパウチ胴部が液体内容物の液圧によるパウチ拡張作用により円形筒状周面から略四角形筒状周面に変形することによって、横補強線状部12から下側のパウチ胴部の座屈強度が付与されるとともに、液体内容物の液圧によるパウチ拡張作用による横補強線状部12から上側の三角形状領域14、14の外側への傾斜変形が、その三角形状領域14に沿って規則的に且つ確実に実現されるようになる。
本発明の請求項7、請求項8に係るパウチは、上記請求項1、3、5に係るパウチにおいて、図21に示すように、パウチ両側の各々三角形状領域14、14内にも各々横補強線状部12と傾斜補強線状部13に連続して同様に微細凹凸面を形成するか、あるいは、各々横補強線状部12と傾斜補強線状部13を省略して、横線部22と傾斜線部23によって囲まれる三角形状領域14、14内のみに微細凹凸面を形成したものであり、上記請求項1、2、3に係るパウチと同様に三角形状領域14の底辺(各々横補強線状部12、又は各々横線部22)に沿って括れ形状を呈するものである。
本発明のパウチを製袋するための外側樹脂フィルム1、内側樹脂フィルム2に使用する材料としては、特に限定はされないが、例えば、ナイロンフィルム、ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルムなどのフィルムが使用でき、また、酸化珪素、酸化アルミニウムなどの無機化合物の蒸着層が積層されていてもよいし、また、上記樹脂フィルムにポリエチレンフィルムを適宜組み合わせてもよい。
また、フィルムには、必要に応じて、印刷層(図示せず)を設けてもよい。また、外側樹脂フィルム1、1及び外側樹脂フィルム1と二つ折りした内側樹脂フィルム2の少なくとも重ね合わせ内面側には、該樹脂フィルム1、2の融点よりも低い融点のシーラント層1a,2aが形成されており、シーラント層1a、2aとしては、熱封緘性、熱融着性を有する樹脂層であればよく、ポリエチレンフィルム、未延伸ポリプロピレンフィルムなどの樹脂フィルムが好適である。
本発明の請求項1、2に係る発明の実施の形態を示し、(a)は本発明のスタンディングパウチの構造を説明する側断面図、(b)はその平面図、(c)はそのL−L断面図。 本発明の請求項1、2に係る発明の他の実施の形態を説明し、(a)は本発明のスタンディングパウチの構造を説明する平面図、(b)はそのL−L断面図。 本発明の請求項1、2に係る発明のスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す斜視図。 本発明の請求項1、2に係る発明のスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す正面図。 本発明の請求項1、2に係る発明のスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す側面図。 本発明の請求項1、2に係る発明の他の実施の形態におけるスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す斜視図。 本発明の請求項1、2に係る発明の他の実施の形態におけるスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す正面図。 本発明の請求項1、2に係る発明の他の実施の形態におけるスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す側面図。 本発明の請求項3、4に係る発明の実施の形態を示し、(a)は本発明のスタンディングパウチの構造を説明する側断面図、(b)はその平面図、(c)はそのL−L断面図。 本発明の請求項3、4に係る発明の他の実施の形態におけるスタンディングパウチの構造を説明する平面図。 本発明の請求項3、4に係る発明のスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す斜視図。 本発明の請求項3、4に係る発明の他の実施の形態におけるスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す斜視図。 本発明の請求項5、6に係る発明の実施の形態を示し、(a)は本発明のスタンディングパウチの構造を説明する側断面図、(b)はその平面図、(c)はそのL−L断面図。 本発明の請求項5、6に係る発明の他の実施の形態におけるスタンディングパウチの構造を説明する平面図。 本発明の請求項5、6に係る発明のスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す斜視図。 本発明の請求項5、6に係る発明のスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す正面図。 本発明の請求項5、6に係る発明のスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す側面図。 本発明の請求項5、6に係る発明の他の実施の形態におけるスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す斜視図。 本発明の請求項5、6に係る発明の他の実施の形態におけるスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す正面図。 本発明の請求項5、6に係る発明の他の実施の形態におけるスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す側面図。 本発明の請求項7、8に係る発明のスタンディングパウチの充填密封包装後の自立状態を示す側面図。 従来のスタンディングパウチを示し、(a)はそのスタンディングパウチの構造を説明する側断面図、(b)はその平面図、(c)はその斜視図。 従来のスタンディングパウチを示し、(a)はそのスタンディングパウチの構造を説明する側断面図、(b)はその平面図、(c)はその斜視図。
符号の説明
1…外側樹脂フィルム 1a…シーラント層
2…二つ折りの内側樹脂フィルム 2a…シーラント層
3…側端シール部 4…下端シール部 5…角隅シール部 6…上端開口部
7…上端シール部 8…切り欠き部 9…開封用切欠部
11…縦補強線状部 12…横補強線状部 13…傾斜補強線状部
14…三角形状領域
22…横線部 23…傾斜線部

Claims (13)

  1. 一方面に高融点樹脂層を備え他方面に低融点樹脂層を備えた製袋用の積層樹脂フィルムからなり低融点樹脂層を内面にして重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ内面下端部に、前記積層樹脂フィルムの低融点樹脂層を外面にして折り重ねた二つ折り内側樹脂フィルム2を、その折目aを上側にして重ね合わせ、該内側樹脂フィルム2の重ね合わせ内面がスタンディング開放するように非接着状態に保持しつつ、前記重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の両側端部及び下端部に沿ってヒートシールして両側端シール部3、3と下端シール部4と上端開口部6を設けて製袋した密封包装可能なスタンディングパウチにおいて、重ね合わせ外側樹脂フィルム1、1は、前記両側端シール部3、3に沿って所定間隔を以て縦方向に微細凹凸面からなる各々縦補強線状部11、11を備えたことを特徴とするスタンディングパウチ。
  2. 請求項1記載のスタンディングパウチであって、該パウチ内に液状内容物を充填密封包装することにより、前記外側樹脂フィルム1、1の上下方向中程の両側端シール部3、3から水平方向の横線部22、22と、その横線部22の先端部から両側端シール部3、3まで斜め上方に向う傾斜線部23、23とによる互いに対向する三角形状領域14が、横線部22、22を介して外側に傾斜してパウチ胴部が括れ形状を呈することを特徴とするスタンディングパウチ。
  3. 一方面に高融点樹脂層を備え他方面に低融点樹脂層を備えた製袋用の積層樹脂フィルムからなり低融点樹脂層を内面にして重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ内面下端部に、前記積層樹脂フィルムの低融点樹脂層を外面にして折り重ねた二つ折り内側樹脂フィルム2を、その折目aを上側にして重ね合わせ、該内側樹脂フィルム2の重ね合わせ内面がスタンディング開放するように非接着状態に保持しつつ、前記重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の両側端部及び下端部に沿ってヒートシールして両側端シール部3、3と下端シール部4と上端開口部6を設けて製袋した密封包装可能なスタンディングパウチにおいて、重ね合わせ外側樹脂フィルム1、1は、前記両側端シール部3、3に沿って所定間隔を以て縦方向に微細凹凸面からなる各々縦補強線状部11、11と、該外側樹脂フィルム1、1の上下方向中程の両側端シール部3、3から水平方向に微細凹凸面からなる各々横補強線状部12、12とを備えたことを特徴とするスタンディングパウチ。
  4. 請求項2記載のスタンディングパウチであって、該パウチ内に液状内容物を充填密封包装することにより、前記横補強線状部12、12とその横補強線状部12の先端部から両側端シール部3、3まで斜め上方に向う傾斜線部23、23とによる互いに対向する三角形状領域14が、横補強線状部12、12を介して外側に傾斜してパウチ胴部が括れ形状を呈することを特徴とするスタンディングパウチ。
  5. 一方面に高融点樹脂層を備え他方面に低融点樹脂層を備えた製袋用の積層樹脂フィルムからなり低融点樹脂層を内面にして重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ内面下端部に、前記積層樹脂フィルムの低融点樹脂層を外面にして折り重ねた二つ折り内側樹脂フィルム2を、その折目aを上側にして重ね合わせ、該内側樹脂フィルム2の重ね合わせ内面がスタンディング開放するように非接着状態に保持しつつ、前記重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の両側端部及び下端部に沿ってヒートシールして両側端シール部3、3と下端シール部4と上端開口部6を設けて製袋した密封包装可能なスタンディングパウチにおいて、重ね合わせ外側樹脂フィルム1、1は、前記両側端シール部3、3に沿って所定間隔を以て縦方向に微細凹凸面からなる各々縦補強線状部11、11と、該外側樹脂フィルム1、1の上下方向中程の両側端シール部3、3から水平方向に微細凹凸面からなる各々横補強線状部12、12と、該横補強線状部12の先端部から両側端シール部3、3まで斜め上方に向かって微細凹凸面からなる各々傾斜補強線状部13、13とを備え
    たことを特徴とするスタンディングパウチ。
  6. 請求項3記載のスタンディングパウチであって、該パウチ内に液状内容物を充填密封包装することにより、前記横補強線状部12、12と傾斜補強線状部13、13とによる互いに対向する三角形状領域14が横補強線状部12、12を介して外側に傾斜してパウチ胴部が括れ形状を呈することを特徴とするスタンディングパウチ。
  7. 一方面に高融点樹脂層を備え他方面に低融点樹脂層を備えた製袋用の積層樹脂フィルムからなり低融点樹脂層を内面にして重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の重ね合わせ内面下端部に、前記積層樹脂フィルムの低融点樹脂層を外面にして折り重ねた二つ折り内側樹脂フィルム2を、その折目aを上側にして重ね合わせ、該内側樹脂フィルム2の重ね合わせ内面がスタンディング開放するように非接着状態に保持しつつ、前記重ね合わせた外側樹脂フィルム1、1の両側端部及び下端部に沿ってヒートシールして両側端シール部3、3と下端シール部4と上端開口部6を設けて製袋した密封包装可能なスタンディングパウチにおいて、重ね合わせ外側樹脂フィルム1、1は、前記両側端シール部3、3に沿って所定間隔を以て縦方向に微細凹凸面からなる各々縦補強線状部11、11と、該外側樹脂フィルム1、1の上下方向中程の両側端シール部3、3から水平方向に各々横線部22、22と、該横線部22の先端部から両側端シール部3、3まで斜め上方に向かって各々傾斜線部23、23とによる三角形領域内に互いに対向する微細凹凸面からなる三角形状領域14とを備えたことを特徴とするスタンディングパウチ。
  8. 請求項4記載のスタンディングパウチであって、該パウチ内に液状内容物を充填密封包装することにより、前記三角形状領域14が横線部22、22を介して外側に傾斜してパウチ胴部が括れ形状を呈することを特徴とするスタンディングパウチ。
  9. 前記外側樹脂フィルム1、1が矩形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載のスタンディングパウチ。
  10. 前記外側樹脂フィルム1、1が矩形状であり、その上端部が上方に向かって狭幅形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいすれか1項記載のスタンディングパウチ。
  11. 両側端シール部3、3のいずれか一方の側端シール部3に開封用切込部9が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載のスタンディングパウチ。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項記載のスタンディングパウチであって、前記重ね合わせ外側樹脂フィルム1、1は、その重ね合わせ内面側に外面側に比べて低融点のシーラント層を備え、縦補強線状部11又は/及び横補強線状部12又は/及び傾斜補強線状部13の微細凹凸面又は前記三角形状領域14の微細凹凸面は、重ね合わせ前の各々外側樹脂フィルム1、1の前記シーラント層を外面側からヒートシール手段にて加熱することにより軟化させ自然冷却により収縮硬化させて形成されていることを特徴とするスタンディングパウチ。
  13. 請求項1乃至11のいずれか1項記載のスタンディングパウチであって、前記重ね合わせ外側樹脂フィルム1、1は、その重ね合わせ内面側に外面側に比べて低融点のシーラント層を備え、縦補強線状部11又は/及び横補強線状部12又は/及び傾斜補強線状部13の微細凹凸面又は前記三角形状領域14の微細凹凸面は、重ね合わせ前の各々外側樹脂フィルム1、1の外面側からエンボス手段にて加熱加圧することにより形成されていることを特徴とするスタンディングパウチ。
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