JP2002059942A - 自立性包装体 - Google Patents

自立性包装体

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JP2002059942A
JP2002059942A JP2000250433A JP2000250433A JP2002059942A JP 2002059942 A JP2002059942 A JP 2002059942A JP 2000250433 A JP2000250433 A JP 2000250433A JP 2000250433 A JP2000250433 A JP 2000250433A JP 2002059942 A JP2002059942 A JP 2002059942A
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JP
Japan
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seal portion
self
supporting
packaging bag
wide
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JP2000250433A
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English (en)
Inventor
Masayuki Shibata
真幸 柴田
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 自立性包装体において、自立保形性を向上さ
せるとともに、内容物を包装体のまま熱湯にかけて暖め
てから食す場合、火傷をせずに熱湯から引き上げること
ができる自立性包装体を提供する。 【解決手段】自立性包装体1のサイドシール部4に円弧
状に内容物側に張り出した幅広シール部7を設けるとと
もに、トップシール部5に幅広シール部9を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カレールー、スパ
ゲティーソース、シチュー、お粥等のレトルト食品を収
納した自立性包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックフィルムを基材とし、これ
に他のフィルムを積層した多層プラスチックフィルム製
の自立性包装袋は、引き裂き強度が高く、外力を加えて
も破れることがほとんどなく、また、廃棄の際にも、小
さく折り畳んで廃棄、すなわち、減容化が容易なため、
各種生活用品、食品等の包装袋として広く用いられてい
る。
【0003】しかしながら、このような自立性包装体に
おいても、店頭での陳列時に前後または左右に腰折れと
なったものが多数見受けられ自立保形性に満足できるも
のではなかった。
【0004】この自立保形性を改良したものに、包装袋
のサイドシール部に三角形に突出した幅広シール部を設
けたもの(特開平5−330561)、包装袋のサイド
シール部にくびれ部を形成したもの(特開平7−232
743)、包装袋のサイドシール部に長手方向に延びる
凹凸形状のリブを設けたもの(特開平8−14513
5)等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−330561の例では、自立性包装体の自立保形性
は向上するものの、包装体に落下衝撃等の力が加わった
場合、三角形の幅広シール部の頂点に力が集中しやす
く、この部分から破袋するという問題がある。
【0006】また、特開平7−232743の例では、
包装袋のサイドを切断してくびれ部を形成するため、材
料の無駄が多い。
【0007】さらに、特開平8−145135の例で
は、包装袋のサイドシール部に長手方向に延びる凹凸形
状のリブを設けるため、内容物充填前の包装袋をスタッ
クして輸送する際に凹凸形状のリブの分だけ嵩張るとい
う問題がある。
【0008】本発明は、上述の事情を考慮してなされた
もので、材料の無駄がなく空袋の輸送の際もコンパクト
にスタックでき、また、内容物充填後の包装体に落下衝
撃等の力が加わった場合でも破袋のない自立保形性に優
れた包装体を提供するとともに、内容物を包装体のまま
熱湯にかけて暖めてから食す場合でも火傷をすることな
く熱湯から引き上げることができる自立性包装体を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、多層プラスチックフィルムからなる表裏2枚の胴材
と、逆V字状に折り曲げられた底材をサイドシール部及
びボトムシール部によりヒートシールされた自立性包装
袋であって、該自立性包装袋の高さ方向中央より下方が
最大幅となる円弧状の幅広シール部が形成されたサイド
シール部を有する自立性包装袋に内容物を充填し、充填
口をヒートシールする自立性包装体のトップシール部が
幅狭シール部と幅広シール部からなるものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1の発明
において、トップシール部に形成された幅広シール部縁
が内容物側に凸の円弧を有する形状となっている。
【0011】請求項3の発明は、トップシール部に形成
された幅広シール部内に貫通孔を設けたものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明では、自立性包装体のサ
イドシール部に円弧状に形成された幅広シールを設けて
いるので店頭での陳列の際の自立保形性が向上する。
【0013】さらに、トップシール部に幅広シール部を
設けているので、内容物を包装体のまま熱湯にかけて暖
めてから食す場合でも火傷することなく指で摘んで熱湯
から引き上げることができる。
【0014】請求項2に記載の発明では、トップシール
部に形成された幅広シール部縁が凸の円弧状に内容物側
に張り出しているので、内容物を包装体のまま熱湯にか
けた場合、トップシールの幅広シール部の指で摘む部分
が暖まった内容物から距離が離れるため、火傷すること
なく熱湯から引き上げることができる。
【0015】請求項3に記載の発明では、トップシール
部に形成された幅広シール部に貫通孔が形成されている
ため、内容物を包装体のまま熱湯にかけた場合、箸等の
先を貫通孔に引っかけて、熱湯から引き上げることがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明で包装袋を構成する材料と
しては、包装袋の最内層を構成するシーラント樹脂層
と、該シーラント樹脂層に隣接する樹脂層を有する二層
以上のフィルムからなるプラスチックラミネートフィル
ムが使用される。
【0017】シーラント樹脂層に適した材料としては、
例えば、低−、中−、或いは高密度ポリエチレン、線状
低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレンランダム共
重合体、エチレン−プロピレンブロック共重合体、結晶
性ポリプロピレン等のポリオレフィン類が挙げられる。
【0018】また、包装袋の最外層に適した材料として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート等のポリエステル類、ナイロン6、ナイロン6
6、パラまたはメタキシリレンアジパミド等のポリアミ
ド類が挙げられる。
【0019】さらに、内容物の性状によりガスバリヤ性
を必要とする場合にはアルミニウム等の金属箔、エチレ
ンと酢酸ビニルとの共重合体をケン化したもの、塩化ビ
ニリデン、メタキシリレンアジパミド等のガスバリヤ性
フィルムを中間層として使用することもできる。
【0020】各層は、通常は接着剤を介して隣接する樹
脂層と積層され、包装袋を構成するプラスチックラミネ
ートフィルムとなる。
【0021】接着剤を形成する材料としては、ポリエチ
レンイミン樹脂、アルキルチタネート樹脂、ポリエステ
ル−イソシアネート系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、ポリエーテル系樹脂等から選ばれた接着性樹脂を使
用する。
【0022】プラスチックラミネートフィルムは、ウェ
ットラミネーション法、ドライラミネーション法、押出
しラミネーション法、共押出しラミネーション法、サン
ドイッチラミネーション法等通常の方法により製造する
ことができる。また、必要に応じてラミネートフィルム
を構成する各フィルムを、コロナ処理、オゾン処理等に
より前処理してもよい。
【0023】本発明の自立性包装袋は、表裏2枚の胴材
となるプラスチックラミネートフィルムと、底材により
構成されている。
【0024】表裏2枚の胴材の間に、逆V字状に折り曲
げられた底材を挟み込み、サイドシール及びボトムシー
ルを施すことにより、自立性包装袋とすることができ
る。
【0025】通常、サイドシール及びボトムシールは、
熱圧着を複数回行い、その後、熱圧着部を冷却すること
により密封性を確保することができる。
【0026】本発明の自立性包装袋のサイドシール部に
形成された幅広シール部は、サイドシールに対応するヒ
ートシールバーを所望の形状にすることにより形成する
ことができる。
【0027】上記のようにして製造された自立性包装袋
は、包装袋の上部充填口から内容物を所定量充填された
後、上部充填口をヒートシールすることにより自立性包
装体とされる。
【0028】上部充填口のヒートシール部、すなわち、
トップシール部には幅狭シール部及び幅広シール部が形
成されている。このトップシール部の幅狭シール部及び
幅広シール部は、対応するヒートシールバーを所望の形
状とすることにより形成することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明について実施例を挙げて更に詳
細に説明するが、以下の具体例は本発明を限定するもの
ではない。
【0030】図1は本発明の自立性包装体を示す図で、
1は自立性包装体、2は胴材、3は底材、4はサイドシ
ール部、5はトップシール部、6はボトムシール部、7
はサイドシール部の幅広シール部、8はトップシール部
の幅狭シール部、9はトップシール部の幅広シール部、
10は貫通孔、11は開封用ノッチである。
【0031】胴材2として外側から厚さ12μmの二軸
延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、
厚さ15μmの一軸延伸ナイロンフィルム、厚さ7μm
のアルミニウム箔、厚さ70μmのポリプルピレンフィ
ルムをウレタン系接着剤を介してドライラミネートした
ラミネートフィルム、底材3として外側から12μmの
PETフィルム、15μmの二軸延伸ナイロンフィル
ム、7μmのアルミニウム箔、70μmのポリプルピレ
ンフィルムを胴材と同様にドライラミネートしたラミネ
ートフィルムを使用して、高さ180mm、幅130m
m、底材の折り込み幅36mmの自立性包装袋を作成し
た。
【0032】この自立性包装袋のサイドシール部4に
は、包装袋の上部開口部から100mmの位置で最大シ
ール幅が12mmとなるように曲率半径120mmの幅
広シール部7が形成されている。さらに、サイドシール
部4の最適開封位置には、開封用ノッチ11が形成され
ている。
【0033】この自立性包装袋にスパゲティーソースを
300g充填後、充填口をヒートシールして幅狭シール
部8、幅広シール部9を有するトップシール部5により
密封し、この幅広シール部9に貫通孔10を形成して本
発明の自立性包装体1を作成した。
【0034】本発明の自立性包装体1に設けられた貫通
孔10は、包装体の左右のサイドシール部4に形成され
た開封用ノッチ11を結んだ直線から外れた位置に設け
ることが好ましく、さらに、ヒートシール縁から3mm
以上離れた位置に設けることが好ましい。
【0035】本発明において、サイドシール部4に形成
された幅広シール部7は、上記実施例には限定されず、
最大シール幅、曲率半径は任意に設定することが可能で
ある。
【0036】さらに、トップシール部5に設けられた幅
広シール部9の形状も任意に設定することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる自立性包
装体によれば、材料の変更や無駄を伴うことなく自立性
を向上させることができ、また、内容物を包装体のまま
熱湯にかけて暖めてから食す場合でも、火傷することな
く熱湯から引き上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自立性包装体の1例を示す図である。
【符号の説明】
1 自立性包装体 2 胴材 3 底材 4 サイドシール部 5 トップシール部 6 ボトムシール部 7 サイドシール部の幅広シール部 8 トップシール部の幅狭シール部 9 トップシール部の幅広シール部 10 貫通孔 11 開封用ノッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多層プラスチックフィルムからなる表裏2
    枚の胴材と、逆V字状に折り曲げられた底材をサイドシ
    ール部及びボトムシール部によりヒートーシルされてい
    る自立性包装袋であって、該自立性包装袋の高さ方向中
    央より下方位置で最大幅となるように円弧状の幅広シー
    ル部が形成されたサイドシール部を有する自立性包装袋
    に内容物を充填し、充填口をヒートシールした自立性包
    装体のトップシール部が幅狭シール部と幅広シール部か
    らなることを特徴とした自立性包装体。
  2. 【請求項2】トップシール部の幅広シール部が内容物側
    に凸の円弧を有することを特徴とする請求項1に記載の
    自立性包装体。
  3. 【請求項3】トップシール部の幅広シール部内に貫通孔
    を設けたことを特徴とする請求項1乃至2に記載の自立
    性包装体。
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