JPH0720569B2 - 被塗物乾燥装置 - Google Patents

被塗物乾燥装置

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JPH0720569B2
JPH0720569B2 JP2288687A JP2288687A JPH0720569B2 JP H0720569 B2 JPH0720569 B2 JP H0720569B2 JP 2288687 A JP2288687 A JP 2288687A JP 2288687 A JP2288687 A JP 2288687A JP H0720569 B2 JPH0720569 B2 JP H0720569B2
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悦男 河原
隆浩 山田
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株式会社大氣社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、溶剤を使用した塗料で塗装した被塗物を焼付
塗装乾燥処理する被塗物乾燥炉からの排気中の溶剤を燃
焼させる脱臭炉と、 この脱臭炉からの燃焼排気により、前記被塗物乾燥炉か
ら前記脱臭炉への給気を加熱する第1熱交換装置と、 前記脱臭炉の燃焼排気排出路で前記第1熱交換装置より
も下流側に位置して、前記脱臭炉からの燃焼排気により
乾燥炉温調用空気を加熱する第2熱交換装置とを設けた
被塗物乾燥装置に関する。
〔従来の技術〕
上記乾燥装置において、従来、第2図に示すように、被
塗物乾燥炉(4)の溶剤成分を一定限度以下にするため
には被塗物乾燥炉(4)から脱臭炉(7)への給気量を
或る一定値以上にする必要があること、溶剤を燃焼分解
処理するためには脱臭炉(7)から排出される燃焼排気
の温度を一定(通常750〜800℃)にする必要があること
とから、被塗物乾燥炉(4)から脱臭炉(7)への給気
路(6)を通過する給気量の全量が第1熱交換装置(1
0)の1次側を通過するものが設けられており、その結
果として、第2熱交換装置(21)によって燃焼排気か
ら、乾燥炉(4)への外気取入空気に供給される熱量が
常に一定であるようになっていた。そのために、乾燥炉
内空気をファン(2)により循環流動させる流路(3)
で乾燥炉内空気温度を調節するための温調用バーナ(3
0)を設けると共に、乾燥炉(4)内空気温度を検出す
るセンサー(24)に連係させた温度制御機構(31)によ
り乾燥炉内空気温度の検出結果に基いて温調用バーナ
(30)が自動的に操作されるように構成することによ
り、炉内温調が行われるようになっていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来装置の場合、脱臭炉の燃焼排気から第2熱交換
装置によって供給される外気取入空気の加熱量を、乾燥
炉の加熱に必要な熱量以下に制限し、温調専用バーナで
必要熱量を補うものであるから、燃焼排気がまだ十分、
熱量の余裕があってもこれを利用することなく、温調専
用バーナで燃料を余分に消費するため、ランニングコス
トが大きいと共に、バーナでは燃焼量の制御範囲が狭く
炉温の調節が良好でないという欠点があった。また、温
調専用バーナが必要なことから経済面で不利であった。
本発明の目的は、炉内温調が広範囲にでき、かつ、温調
専用の加熱装置を要することなくできて、消費エネルギ
ーを低減できるようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の特徴構成は、 被塗物乾燥炉からの排気中の溶剤を燃焼させる脱臭炉
と、 この脱臭炉からの燃焼排気により、前記被塗物乾燥炉か
ら前記脱臭炉への給気を加熱する第1熱交換装置と、 前記脱臭炉の燃焼排気排出路で前記第1熱交換装置より
も下流側に位置して、前記脱臭炉からの燃焼排気により
乾燥炉温調用空気を加熱する第2熱交換装置とを設ける
被塗物乾燥装置において、 前記被塗物乾燥炉から前記第1熱交換装置を通過させな
いで前記脱臭炉に給気するバイパス給気路と、 前記被塗物乾燥炉から前記第1熱交換装置を通過させて
前記脱臭炉に給気する給気量と前記バイパス給気路によ
る給気量との比を調節する調節機構と、 前記被塗物乾燥炉の温度を検出するセンサーの検出結果
に基づいて前記調節機構を自動操作する制御機構とを設
けてあることにあり、その作用及び効果は次のとおりで
ある。
〔作用〕
脱臭炉に対して第1熱交換装置の1次側を通過する給気
量と第1熱交換装置を通過しない給気量とを合わせた量
が溶剤処理に必要な一定量になるようにしながら前記給
気量比が調節されるようにする。このようにすることに
より被塗物乾燥炉から脱臭炉への給気量を所定の一定値
に常に維持すると共に、脱臭炉から排出され第1熱交換
装置の2次側に供給される燃焼排気温度を溶剤処理に必
要な一定温度に保ちながら第1熱交換装置の1次側を通
過する給気量が増量側に調節されるに伴い、脱臭炉の燃
焼排気が第1熱交換装置で脱臭炉給気に供給する熱量が
増大して、その排気の第2熱交換装置の1次側の入口に
おける温度が低下し、燃焼排気によって加熱昇温された
乾燥炉温調用空気の温度が低下する。また、第1熱交換
装置の1次側を通過する給気が減量側に調節されるに伴
い、燃焼排気が第1熱交換装置で脱臭炉給気に供給する
熱量が減じてその排気の第2熱交換装置の入口における
温度が上昇し、乾燥炉へ供給される乾燥炉温調用空気が
燃焼排気によって昇温される。
〔発明の効果〕
乾燥炉へ供給する乾燥炉温調用空気の加熱調節が可能な
ことにより炉内温調ができるものであって、これを第1
熱交換装置での脱臭炉給気に対する供給熱量の調整によ
り、第2熱交換装置の入口における脱臭炉燃焼排気の温
度を調整して行うから、先述の従来装置における温調用
バーナの如き炉内温調のための特別な燃焼装置が不要に
なり、定常時の消費燃料を大巾に節減すると共に立上り
時の炉内昇温を迅速にし、しかも、バーナの燃焼制御に
比べて、連続的な温度調節範囲が拡大して、炉内温度を
常に良好に保つことができるようになり、被塗物の良好
な仕上がりを経済的に達成できるようになった。
〔実施例〕
第1図に示すように、乾燥炉温調用空気の供給路(1)
を、乾燥炉内温度の均一化のために炉内気を循環ファン
(2)により循環流動させる流路(3)を介して乾燥炉
(4)に供給するように接続し、そして、乾燥炉(4)
からの排気が給気ファン(5)により給気路(6)を介
して脱臭炉(7)に供給されて排気内溶剤を燃焼させる
ための処理が行われ、その燃焼排気として排気ファン
(8)により排出路(9)を介して大気に放出されるよ
うに構成して、自動車ボデー塗装用の乾燥装置を構成し
てある。
乾燥炉(4)からの排気が前記排出路(9)に設けた第
1熱交換装置(10)を通過し、この熱交換装置(10)の
作用のために脱臭炉(7)からの燃焼排気により加熱さ
れて脱臭炉(7)に供給されるメイン給気路(11)、乾
燥炉(4)からの排気が前記第1熱交換装置(10)を通
過せず、脱臭炉(7)からの燃焼排気による加熱がされ
ないで脱臭炉(7)に供給される第1バイパス給気路
(12)、及び、乾燥炉(4)からの排気が前記第1熱交
換装置(10)の1次側の作用部の半分のみを通過し、脱
臭炉(7)からの燃焼排気により、前記メイン給気路
(11)の場合よりも加熱限度を低くした状態で加熱され
て脱臭炉(7)に供給される第2バイパス給気路(13)
の夫々を前記給気路(6)に備えてある。そして、前記
メイン給気路(11)に第1モータ(14)によって操作さ
れるように設けた第1ダンパー(15)、前記第1バイパ
ス給気路(12)に第2モータ(16)によって操作される
ように設けた第2ダンパー(17)、及び、前記第2バイ
パス給気路(13)に第3モータ(18)によって操作され
るように設けた第3ダンパー(19)の夫々により、3つ
の前記給気路(11),(12),(13)による給気量を合
わせた量が溶剤処理に必要な一定量になるようにしなが
ら、メイン給気路(11)による給気量と第1バイパス給
気路(12)による給気量と第2バイパス給気路(13)に
よる給気量との比を調節する調節機構(20)を構成して
ある。すなわち、第1ないし第3ダンパー(15),(1
7),(19)の夫々がメイン給気路(11)または第1バ
イパス給気路(12)または第2バイパス給気路(13)を
閉じたり開放すると共に開度調節をして給気量の変更調
節をするようにしてあると共に、各ダンパー(15),
(17),(19)の調節にかかわらず常に、3つの前記給
気路(11),(12),(13)のうち開状態にあるものを
通過する給気量の和が溶剤処理に必要な所定の一定量の
給気量になるようにしてある。一方、前記排出路(9)
の前記第1熱交換装置(10)より下流側に位置する箇所
と前記供給路(1)との間に第2熱交換装置(21)を設
けて、乾燥炉(4)への外気取入空気は供給ファン(2
2)により外気取入れ部(23)から取り入れられて第2
熱交換装置(21)の2次側を通し、この熱交換装置(2
1)の燃焼排気により加熱されるように構成してある。
そして、乾燥炉(4)の温度を前記循環流路(3)通過
空気温度に基いて検出するセンサー(24)に連係させた
制御機構(25)を、前記センサー(24)による検出結果
に基いて前記調節機構(20)を自動操作するように3つ
の前記モータ(14),(16),(18)に連係し、もっ
て、脱臭炉(7)の排熱のみによって炉内温調をするよ
うに構成してある。
さらに詳述すると、乾燥炉内を定常使用温度に立上げる
際には、第1バイパス給気路(12)のみによる給気が行
われるように調節機構(20)が操作され、脱臭炉(7)
からの燃焼排気が2つの熱交換装置(11),(21)のう
ちの第2熱交換装置(21)でのみ放熱して乾燥炉温調用
空気を炉内が迅速に昇温するよう極力高温にまで加熱す
るのである。乾燥炉(4)が作業用温度になった定常時
には、メイン給気路(11)、第1バイパス給気路(12)
及び第2バイパス給気路(13)の3者による給気、ある
いは、メイン給気路(11)と第2バイパス給気路(13)
の2者のみによる給気、あるいは、メイン給気路(11)
のみによる給気が行われるように、かつ、夫々の場合に
おける各給気路間での給気量の比が変更するように調節
機構(20)が操作され、脱臭炉(7)からの燃焼排気の
第1熱交換装置(10)における放熱量を調節することに
よって第2熱交換装置(21)を通過する際の燃焼排気の
温度を調節することにより、乾燥炉温調空気を乾燥炉温
度を設定値にする温度になるように調節しながら加熱す
るのである。
尚、第1図に示す排出路(9)のバイパス路(26)は、
第1熱交換装置(10)の修理や点検の際に、ダンパー
(27)により開放し、脱臭炉(7)からの燃焼排気を第
2熱交換装置(21)に供給するものである。また、供給
路(1)のバイパス路(28)は、乾燥炉(4)の急速冷
却を必要とする際に、ダンパー(29)により開口調節
し、外気取入れ部(23)からの乾燥炉温調用空気を加熱
されないように第2熱交換装置(21)を通過させないで
乾燥炉(4)に供給するためのものである。
〔別実施例〕
前記第2バイパス給気路(13)を併設すると、燃焼排気
の放熱の微調節ができ、乾燥炉温の微調節が可能になっ
て有利であるが、第1バイパス給気路(12)のみを設け
て実施してもよい。従って、第1バイパス給気路(12)
を単にバイパス給気路(12)と称する。
自動車ボデーの他に家電製品のケーシング等を乾燥対象
物とする装置にも本発明は適用でき、乾燥炉(4)を被
塗物乾燥炉(4)と称する。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る被塗物乾燥装置の実施例を示し、第
1図は温調部の概略図である。第2図は従来温調部の概
略図である。 (4)……被塗物乾燥炉、(7)……脱臭炉、(9)…
…燃焼排気排出路、(10)……第1熱交換装置、(12)
……バイパス給気路、(20)……調節機構、(21)……
第2熱交換装置、(24)……センサー、(25)……制御
機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被塗物乾燥炉(4)からの排気中の溶剤を
    燃焼させる脱臭炉(7)と、 この脱臭炉(7)からの燃焼排気により、前記被塗物乾
    燥炉(4)から前記脱臭炉(7)への給気を加熱する第
    1熱交換装置(10)と、 前記脱臭炉(7)の燃焼排気排出路(9)で前記第1熱
    交換装置(10)よりも下流側に位置して、前記脱臭炉
    (7)からの燃焼排気により乾燥炉温調用空気を加熱す
    る第2熱交換装置(21)とを設けた被塗物乾燥装置であ
    って、 前記被塗物乾燥炉(4)から前記第1熱交換装置(10)
    を通過させないで前記脱臭炉(7)に給気するバイパス
    給気路(12)と、 前記被塗物乾燥炉(4)から前記第1熱交換装置(10)
    を通過させて前記脱臭炉(7)に給気する給気量と前記
    バイパス給気路(12)による給気量との比を調節する調
    節機構(20)と、 前記被塗物乾燥炉(4)の温度を検出するセンサー(2
    4)の検出結果に基づいて前記調節機構(20)を自動操
    作する制御機構(25)とを設けてある被塗物乾燥装置。
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