JPH07205643A - 車両用空気調和機のドレン処理装置 - Google Patents
車両用空気調和機のドレン処理装置Info
- Publication number
- JPH07205643A JPH07205643A JP6003535A JP353594A JPH07205643A JP H07205643 A JPH07205643 A JP H07205643A JP 6003535 A JP6003535 A JP 6003535A JP 353594 A JP353594 A JP 353594A JP H07205643 A JPH07205643 A JP H07205643A
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- JP
- Japan
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- vehicle
- drain
- solenoid valve
- speed
- opening
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- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、車両すれちがい時やトンネル通過
時に生じる車外圧力変動が、ドレン排水管を通じて車内
の気密を損なっていた従来の不具合を解消するため、車
外圧力変動に相応してドレン排水管を開閉する車両用空
気調和機のドレン処理装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明は車両に搭載される車両用空気調和機
において、空気調和機で発生したドレンを導入するドレ
ンタンクに開閉弁を有する排水管を接続し、同ドレンタ
ンクを車両内に設置すると共に車両の走行速度を検出す
る速度センサと、この検出速度が所定速度以下のときに
のみ上記開閉弁を開とする開閉弁制御装置を設けたこと
を特徴とする車両用空気調和機のドレン処理装置、を構
成とする。
時に生じる車外圧力変動が、ドレン排水管を通じて車内
の気密を損なっていた従来の不具合を解消するため、車
外圧力変動に相応してドレン排水管を開閉する車両用空
気調和機のドレン処理装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明は車両に搭載される車両用空気調和機
において、空気調和機で発生したドレンを導入するドレ
ンタンクに開閉弁を有する排水管を接続し、同ドレンタ
ンクを車両内に設置すると共に車両の走行速度を検出す
る速度センサと、この検出速度が所定速度以下のときに
のみ上記開閉弁を開とする開閉弁制御装置を設けたこと
を特徴とする車両用空気調和機のドレン処理装置、を構
成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両に搭載される車両用
空気調和機のドレン処理装置に関する。
空気調和機のドレン処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両その他に用いられる従来の空気
調和機の車両天井部における側断面図2例を図3及び図
4に示す。車両の天井1に設置されたこの種空気調和機
には、熱交換器4、ドレンパン2、送風機3等が内蔵さ
れている。
調和機の車両天井部における側断面図2例を図3及び図
4に示す。車両の天井1に設置されたこの種空気調和機
には、熱交換器4、ドレンパン2、送風機3等が内蔵さ
れている。
【0003】空気調和機運転時、図示しない室外ユニッ
トからの冷媒が熱交換器4を循環し、図示しないモータ
によって送風機3が駆動されると、車内空気が吸込口5
aを通り送風機3に吸入されて付勢される。そして、熱
交換器4を流過する過程で冷却・除湿又は加熱されるこ
とにより調和空気となって吹出口5bから車内に吹き出
される。そして、冷房運転時、車内空気の冷却、除湿に
より発生したドレン水はドレンパン2に集められ排水管
6に導びかれ車外に排水される。
トからの冷媒が熱交換器4を循環し、図示しないモータ
によって送風機3が駆動されると、車内空気が吸込口5
aを通り送風機3に吸入されて付勢される。そして、熱
交換器4を流過する過程で冷却・除湿又は加熱されるこ
とにより調和空気となって吹出口5bから車内に吹き出
される。そして、冷房運転時、車内空気の冷却、除湿に
より発生したドレン水はドレンパン2に集められ排水管
6に導びかれ車外に排水される。
【0004】図3は排水系に排水管6のみが用いられた
例を、図4は車内の気密性を高めるため、排水系に水封
装置7及びポンプ8が排水管6に介裝されている例を各
々示す。
例を、図4は車内の気密性を高めるため、排水系に水封
装置7及びポンプ8が排水管6に介裝されている例を各
々示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車両用空気
調和機のドレン処理装置には解決すべき次の課題があっ
た。
調和機のドレン処理装置には解決すべき次の課題があっ
た。
【0006】即ち、従来のドレン処理装置の1つは図3
に示すように車外へのたれ流しであった。ところが、車
両の高速化に伴い、高速走行時の車両のすれちがいやト
ンネル通過時の車外圧力変動が増大し、これが車内に伝
わると乗客に不快感を与えるので、車両の気密構造化が
必要になってきた。
に示すように車外へのたれ流しであった。ところが、車
両の高速化に伴い、高速走行時の車両のすれちがいやト
ンネル通過時の車外圧力変動が増大し、これが車内に伝
わると乗客に不快感を与えるので、車両の気密構造化が
必要になってきた。
【0007】しかし、図3の装置では、ドレン排水管6
を通して車外圧力変動が車内に伝わり気密が損なわれる
こと、また、車外圧力が高くなるとドレン排水が逆流し
スムーズに排水ができなくなること等から高速車両には
使用できないという問題が生じて来た。
を通して車外圧力変動が車内に伝わり気密が損なわれる
こと、また、車外圧力が高くなるとドレン排水が逆流し
スムーズに排水ができなくなること等から高速車両には
使用できないという問題が生じて来た。
【0008】その対策として、図4のように水封装置7
によって車外圧力変動の車内への伝播を防止し、ポンプ
による強制排水構造としたものが一部の高速車両に採用
されているが構造複雑化とコストアップという新たな問
題を生じた。
によって車外圧力変動の車内への伝播を防止し、ポンプ
による強制排水構造としたものが一部の高速車両に採用
されているが構造複雑化とコストアップという新たな問
題を生じた。
【0009】本発明は上記課題を解決するため、車外圧
力変動に相応して車外へのドレン排水管を開閉できる車
両用空気調和機のドレン処理装置を提供することを目的
とする。
力変動に相応して車外へのドレン排水管を開閉できる車
両用空気調和機のドレン処理装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として、次の(1),(2)に記載の車両用空気調
和機のドレン処理装置を提供しようとするものである。
手段として、次の(1),(2)に記載の車両用空気調
和機のドレン処理装置を提供しようとするものである。
【0011】(1).車両に搭載される車両用空気調和
機において、空気調和機で発生したドレンを導入するド
レンタンクに開閉弁を有する排水管を接続し、同ドレン
タンクを車両内に設置すると共に車両の走行速度を検出
する速度センサと、この検出速度が所定速度以下のとき
にのは上記開閉弁を開とする開閉弁制御装置を設けたこ
とを特徴とする車両用空気調和機のドレン処理装置。
機において、空気調和機で発生したドレンを導入するド
レンタンクに開閉弁を有する排水管を接続し、同ドレン
タンクを車両内に設置すると共に車両の走行速度を検出
する速度センサと、この検出速度が所定速度以下のとき
にのは上記開閉弁を開とする開閉弁制御装置を設けたこ
とを特徴とする車両用空気調和機のドレン処理装置。
【0012】(2).上記(1)記載の車両用空気調和
機のドレン処理装置において、速度センサの代りに車外
圧力を検出する圧力センサと、この検出圧力が所定範囲
内にあるときにのみ上記開閉弁を開とする開閉弁制御装
置を設けたことを特徴とする車両用空気調和機のドレン
処理装置。
機のドレン処理装置において、速度センサの代りに車外
圧力を検出する圧力センサと、この検出圧力が所定範囲
内にあるときにのみ上記開閉弁を開とする開閉弁制御装
置を設けたことを特徴とする車両用空気調和機のドレン
処理装置。
【0013】なお、上記(1)中、「所定速度」とは、
たとえば30km/h程度を云う。また、上記(2)中、
「所定範囲内」とは、たとえば車内圧力±50mmAq内程
度を云う。
たとえば30km/h程度を云う。また、上記(2)中、
「所定範囲内」とは、たとえば車内圧力±50mmAq内程
度を云う。
【0014】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
を有する。
【0015】(1).上記(1)の構成にあっては、空
気調和機で発生したドレンを導入するドレンタンクに開
閉弁を有する排水管を接続し、同ドレンタンクを車両内
に設置すると共に車両の走行速度を検出する速度センサ
を設け、その検出値が所定速度以下のときのみ、上記開
閉弁を開とする開閉弁制御装置を備えるため、車両速度
に依存する、車両すれちがい時やトンネル通過時の車外
圧力変動の高まりを車両速度をパラメータとして捕捉
し、車両速度が所定値を越えて大きければ車外圧力変動
が所定値を越えたものとして開閉弁制御装置が開閉弁を
閉じるので車外の圧力変動が車内の気密を損なうことが
なく、また排水が逆流することもない。なお、開閉弁閉
塞中のドレンはドレンタンクに貯溜される。
気調和機で発生したドレンを導入するドレンタンクに開
閉弁を有する排水管を接続し、同ドレンタンクを車両内
に設置すると共に車両の走行速度を検出する速度センサ
を設け、その検出値が所定速度以下のときのみ、上記開
閉弁を開とする開閉弁制御装置を備えるため、車両速度
に依存する、車両すれちがい時やトンネル通過時の車外
圧力変動の高まりを車両速度をパラメータとして捕捉
し、車両速度が所定値を越えて大きければ車外圧力変動
が所定値を越えたものとして開閉弁制御装置が開閉弁を
閉じるので車外の圧力変動が車内の気密を損なうことが
なく、また排水が逆流することもない。なお、開閉弁閉
塞中のドレンはドレンタンクに貯溜される。
【0016】ドレンタンクに貯ったドレン水は車両速度
が所定値以下の間に開いている開閉弁を通って車外に排
出される。
が所定値以下の間に開いている開閉弁を通って車外に排
出される。
【0017】(2).上記(2)の構成にあっては上記
(1)の構成中の速度センサに代えて車外圧力を検出す
る圧力センサを設け、この検出値が所定範囲内にあると
きのみ、上記開閉弁を開とする開閉弁制御装置を備える
ため、上記(1)の作用が直接、圧力の変動によって一
層、精確に奏せられる。
(1)の構成中の速度センサに代えて車外圧力を検出す
る圧力センサを設け、この検出値が所定範囲内にあると
きのみ、上記開閉弁を開とする開閉弁制御装置を備える
ため、上記(1)の作用が直接、圧力の変動によって一
層、精確に奏せられる。
【0018】
【実施例】本発明の第1、第2実施例を図1、図2によ
り説明する。なお、従来例または先の実施例と同様の構
成部材には同符号を付し、必要ある場合を除き説明を省
略する。
り説明する。なお、従来例または先の実施例と同様の構
成部材には同符号を付し、必要ある場合を除き説明を省
略する。
【0019】(第1実施例)第1実施例を図1により説
明する。
明する。
【0020】図1は本実施例の模式的側断面とその制御
ブロック図で、図において5は送風機3から車内への調
和空気の吹出口、10はドレンパン2からドレンタンク
11へ配管されたドレンパン排水管、11は電磁弁13
が閉じている間、一時的にドレンパン2からのドレン水
を貯めるドレンタンク、12は車両が所定値以下の速度
で走行している間は電磁弁13が開いて、ドレンタンク
11から車外へドレン水を排水するためのタンク排水
管、13は、タンク排水管の中途に介裝された電磁弁
(開閉弁)、14は車外圧力を等価的に検出するための
車速検出センサ、15は車速検出センサ14からの速度
情報により電磁弁13の開、閉信号を出力手段16に出
力する電磁弁開閉判断手段、16は電磁弁開閉判断手段
15からの信号により、電磁弁13を開または閉に駆動
信号を出力する出力手段、17は電磁弁13を車速の如
何なる速度値で開き、如何なる速度値で閉じるかを電磁
弁開閉判断手段15に予めインプットするための設定手
段、18は上記符号14〜17の各手段よりなる電磁弁
制御装置である。
ブロック図で、図において5は送風機3から車内への調
和空気の吹出口、10はドレンパン2からドレンタンク
11へ配管されたドレンパン排水管、11は電磁弁13
が閉じている間、一時的にドレンパン2からのドレン水
を貯めるドレンタンク、12は車両が所定値以下の速度
で走行している間は電磁弁13が開いて、ドレンタンク
11から車外へドレン水を排水するためのタンク排水
管、13は、タンク排水管の中途に介裝された電磁弁
(開閉弁)、14は車外圧力を等価的に検出するための
車速検出センサ、15は車速検出センサ14からの速度
情報により電磁弁13の開、閉信号を出力手段16に出
力する電磁弁開閉判断手段、16は電磁弁開閉判断手段
15からの信号により、電磁弁13を開または閉に駆動
信号を出力する出力手段、17は電磁弁13を車速の如
何なる速度値で開き、如何なる速度値で閉じるかを電磁
弁開閉判断手段15に予めインプットするための設定手
段、18は上記符号14〜17の各手段よりなる電磁弁
制御装置である。
【0021】次に上記構成の作用について説明する。
【0022】図1において、冷房運転時、本空気調和機
内に発生するドレン水はドレンパン2に集められドレン
パン排水管10を通って車内に設置されたドレンタンク
11に貯溜される。
内に発生するドレン水はドレンパン2に集められドレン
パン排水管10を通って車内に設置されたドレンタンク
11に貯溜される。
【0023】そして、ドレンタンク11の底部に接続さ
れたタンク排水管12を経て車外に排水される。なお、
上記タンク排水管12には上述の通り電磁弁13が介裝
されている。また、車両の適切な箇所に設けられた車速
検出センサ14の検出値は電磁弁制御装置18内の電磁
弁開閉判断手段15に入力される。電磁弁開閉判断手段
15には予め設定手段17より電磁弁13を閉とすべき
設定速度v1 と電磁弁13を開とすべき設定速度v2 が
入力されており、電磁弁開閉判断手段15は車両の走行
速度が上昇し、検出速度がv1 以上になると電磁弁13
を閉とし、走行速度が下降し検出速度がv2 以下になる
と電磁弁13を開とする決定を行う。この決定は出力手
段16を経て電磁弁13に入力され、これを開閉する。
れたタンク排水管12を経て車外に排水される。なお、
上記タンク排水管12には上述の通り電磁弁13が介裝
されている。また、車両の適切な箇所に設けられた車速
検出センサ14の検出値は電磁弁制御装置18内の電磁
弁開閉判断手段15に入力される。電磁弁開閉判断手段
15には予め設定手段17より電磁弁13を閉とすべき
設定速度v1 と電磁弁13を開とすべき設定速度v2 が
入力されており、電磁弁開閉判断手段15は車両の走行
速度が上昇し、検出速度がv1 以上になると電磁弁13
を閉とし、走行速度が下降し検出速度がv2 以下になる
と電磁弁13を開とする決定を行う。この決定は出力手
段16を経て電磁弁13に入力され、これを開閉する。
【0024】従って、車外圧力変動が有害域に達したと
される速度v1 以上では電磁弁13は閉じているため、
車外圧力変動がタンク排水管12、ドレンパン排水管1
0を経て車内に伝播することがないという利点がある。
される速度v1 以上では電磁弁13は閉じているため、
車外圧力変動がタンク排水管12、ドレンパン排水管1
0を経て車内に伝播することがないという利点がある。
【0025】また、電磁弁13が閉じているため、タン
ク排水管12、ドレンパン排水管10等をドレン水が逆
流することがないという利点がある。
ク排水管12、ドレンパン排水管10等をドレン水が逆
流することがないという利点がある。
【0026】(第2実施例)第2実施例を図2により説
明する。第2実施例は第1実施例の車速検出センサ14
を圧力センサ20に置換し、これに伴ない、速度値の変
化によって動作する電磁弁開閉判断手段15を圧力値の
変化によって動作する電磁弁開閉判断手段21に、速度
値の設定手段17を圧力値の設定手段22に置換した以
外は第1実施例と同様である。なお、この変更により電
磁弁制御装置18は電磁弁開閉装置23に置換する。
明する。第2実施例は第1実施例の車速検出センサ14
を圧力センサ20に置換し、これに伴ない、速度値の変
化によって動作する電磁弁開閉判断手段15を圧力値の
変化によって動作する電磁弁開閉判断手段21に、速度
値の設定手段17を圧力値の設定手段22に置換した以
外は第1実施例と同様である。なお、この変更により電
磁弁制御装置18は電磁弁開閉装置23に置換する。
【0027】次にその作用について説明する。
【0028】図2において、車内又は車外の適切な箇所
に車内外の差圧を検出する圧力センサ20が取付けられ
ており、その検出値は電磁弁開閉装置23内の電磁弁開
閉判断手段21に入力される。電磁弁開閉判断手段21
には予め設定手段22より電磁弁13を閉とすべき設定
差圧ΔP1 と電磁弁13を開とすべき設定差圧ΔP2が
入力されており、電磁弁開閉判断手段21は高速走行で
の車両のすれちがいやトンネル通過時などで車内外差圧
が上昇し、検出差圧がΔP1 以上になると電磁弁13を
閉とし、車内外差圧が正常に戻り、検出差圧がΔP2 以
下になると電磁弁13を開とする決定を行う。この決定
は出力手段16を経て電磁弁13に入力され、これを開
閉する。
に車内外の差圧を検出する圧力センサ20が取付けられ
ており、その検出値は電磁弁開閉装置23内の電磁弁開
閉判断手段21に入力される。電磁弁開閉判断手段21
には予め設定手段22より電磁弁13を閉とすべき設定
差圧ΔP1 と電磁弁13を開とすべき設定差圧ΔP2が
入力されており、電磁弁開閉判断手段21は高速走行で
の車両のすれちがいやトンネル通過時などで車内外差圧
が上昇し、検出差圧がΔP1 以上になると電磁弁13を
閉とし、車内外差圧が正常に戻り、検出差圧がΔP2 以
下になると電磁弁13を開とする決定を行う。この決定
は出力手段16を経て電磁弁13に入力され、これを開
閉する。
【0029】このように第2実施例によれば、第1実施
例の車速検出センサ14に代え、直接、車内外の圧力差
を検出する圧力センサ20によって電磁弁13を制御す
るので、圧力変化に等置して間接的に車速変化を利用
し、電磁弁13制御する第1実施例に比し、より精確
に、かつ、確実に第1実施例と同等の作用効果を奏する
ことができるという利点がある。
例の車速検出センサ14に代え、直接、車内外の圧力差
を検出する圧力センサ20によって電磁弁13を制御す
るので、圧力変化に等置して間接的に車速変化を利用
し、電磁弁13制御する第1実施例に比し、より精確
に、かつ、確実に第1実施例と同等の作用効果を奏する
ことができるという利点がある。
【0030】なお、第2実施例では車内外の圧力差を直
接検出する圧力センサ20を用いたが、これに限定する
ものではなく、車外の圧力を検出する圧力センサを設
け、たとえば車内圧力は標準的に大気圧として車外圧力
の変化値のみで電磁弁13を制御するよう構成してもよ
く、その他、合目的などのような圧力検出方式が用いら
れてもよい。
接検出する圧力センサ20を用いたが、これに限定する
ものではなく、車外の圧力を検出する圧力センサを設
け、たとえば車内圧力は標準的に大気圧として車外圧力
の変化値のみで電磁弁13を制御するよう構成してもよ
く、その他、合目的などのような圧力検出方式が用いら
れてもよい。
【0031】以上の通り、第1、第2実施例によれば、
車両速度を車外圧力変動のパラメータとして、または直
接、車内外の圧力差によって、ドレンタンク11のタン
ク排水管12に介裝した電磁弁13を開閉制御するの
で、他車両とのすれちがい時やトンネル通過時に生じる
車外の圧力変動がドレン排水管から伝播して車内の気密
を損なうと云った従来の不具合が解消するという利点が
ある。
車両速度を車外圧力変動のパラメータとして、または直
接、車内外の圧力差によって、ドレンタンク11のタン
ク排水管12に介裝した電磁弁13を開閉制御するの
で、他車両とのすれちがい時やトンネル通過時に生じる
車外の圧力変動がドレン排水管から伝播して車内の気密
を損なうと云った従来の不具合が解消するという利点が
ある。
【0032】また、ドレン水が車内に逆流することがな
いという利点がある。
いという利点がある。
【0033】また、第1、第2実施例はたとえば図4に
示した従来例に比し、構造簡便で低コストで得られると
いう利点がある。
示した従来例に比し、構造簡便で低コストで得られると
いう利点がある。
【0034】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
の効果を有する。
【0035】即ち、請求項1の発明においては、車両の
走行速度が所定速度以上になると車外に開放されたタン
ク排水管の途中に介裝された電磁弁が閉鎖されるので、
車両のすれちがいやトンネル通過時の車外圧力変動が車
内に伝わるのを防止でき、乗客に与える不快感の発生を
防止できる。また、車外圧力変動によってドレン水が逆
流することがない。なお、この間ドレン水の車外への排
水は中断されるが、必要な容量のドレンタンクを備えて
いるので支障が生ずることはない。
走行速度が所定速度以上になると車外に開放されたタン
ク排水管の途中に介裝された電磁弁が閉鎖されるので、
車両のすれちがいやトンネル通過時の車外圧力変動が車
内に伝わるのを防止でき、乗客に与える不快感の発生を
防止できる。また、車外圧力変動によってドレン水が逆
流することがない。なお、この間ドレン水の車外への排
水は中断されるが、必要な容量のドレンタンクを備えて
いるので支障が生ずることはない。
【0036】請求項2の発明においては、直接、車外圧
力変動により電磁弁を開閉させることにより、請求項1
発明と同様の効果を一層、精確、かつ、確実に発揮でき
る。
力変動により電磁弁を開閉させることにより、請求項1
発明と同様の効果を一層、精確、かつ、確実に発揮でき
る。
【0037】また、上記何れの発明も低コストで実施で
きる。
きる。
【図1】本発明の第1実施例に係る模式的側断面とその
制御ブロック図、
制御ブロック図、
【図2】本発明の第2実施例に係る模式的側断面図とそ
の制御ブロック図、
の制御ブロック図、
【図3】従来の車両用空気調和機の車両天井部における
側断面図、
側断面図、
【図4】別の従来の車両用空気調和機の車両天井部にお
ける側断面図である。
ける側断面図である。
11 ドレンタンク 12 タンク排水管 13 電磁弁 14 車速検出センサ 15 電磁弁開閉判断手段 16 出力手段 18 電磁弁制御装置 20 圧力センサ 21 電磁弁開閉判断手段 23 電磁弁開閉装置
Claims (2)
- 【請求項1】 車両に搭載される車両用空気調和機にお
いて、空気調和機で発生したドレンを導入するドレンタ
ンクに開閉弁を有する排水管を接続し、同ドレンタンク
を車両内に設置すると共に車両の走行速度を検出する速
度センサと、この検出速度が所定速度以下のときにのは
上記開閉弁を開とする開閉弁制御装置を設けたことを特
徴とする車両用空気調和機のドレン処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の車両用空気調和機のドレ
ン処理装置において、速度センサの代りに車外圧力を検
出する圧力センサと、この検出圧力が所定範囲内にある
ときにのみ上記開閉弁を開とする開閉弁制御装置を設け
たことを特徴とする車両用空気調和機のドレン処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6003535A JPH07205643A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 車両用空気調和機のドレン処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6003535A JPH07205643A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 車両用空気調和機のドレン処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07205643A true JPH07205643A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11560099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6003535A Withdrawn JPH07205643A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 車両用空気調和機のドレン処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07205643A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040007783A (ko) * | 2002-07-11 | 2004-01-28 | 기아자동차주식회사 | 자동차 에어컨 시스템의 냄새방지 장치 |
JP2007270538A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Toto Ltd | 自動水栓 |
JP2016210351A (ja) * | 2015-05-12 | 2016-12-15 | 三菱電機株式会社 | 鉄道車両用空気調和装置 |
JP2021049915A (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | 日本ケーブル株式会社 | 索道の空調装置付き搬器 |
-
1994
- 1994-01-18 JP JP6003535A patent/JPH07205643A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040007783A (ko) * | 2002-07-11 | 2004-01-28 | 기아자동차주식회사 | 자동차 에어컨 시스템의 냄새방지 장치 |
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