JPH072054A - 肩掛けシートベルトの高さ調整装置 - Google Patents

肩掛けシートベルトの高さ調整装置

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JPH072054A
JPH072054A JP6034577A JP3457794A JPH072054A JP H072054 A JPH072054 A JP H072054A JP 6034577 A JP6034577 A JP 6034577A JP 3457794 A JP3457794 A JP 3457794A JP H072054 A JPH072054 A JP H072054A
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carriage
axis
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ゲイリー・エム・レイ
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カスリーン・ケイ・スタワラ
Iii Carl M Petersen
カール・エム・ピーターセン,ザ・サード
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TRW Vehicle Safety Systems Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/18Anchoring devices
    • B60R22/20Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height
    • B60R22/201Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height with the belt anchor connected to a slider movable in a vehicle-mounted track
    • B60R22/202Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height with the belt anchor connected to a slider movable in a vehicle-mounted track the slider comprising spring-actuated locking means
    • B60R22/203Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height with the belt anchor connected to a slider movable in a vehicle-mounted track the slider comprising spring-actuated locking means the locking means being movably mounted on the slider

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 肩掛けベルトの高さを簡単かつ確実に調整す
る。 【構成】 調整装置10は、車両ボディ上に取り付け可
能でかつ複数のアパチャーを有するベース20を含んで
いる。キャリッジ機構は、ベースに沿って摺動可能であ
り、ベルトガイド及びラッチ機構が搭載されている。手
動により係合可能な解放レバー240が、少なくとも1
個キャリッジ機構上に搭載されていて、ラッチ部材をア
パチャーの一つから離脱させ、キャリッジ機構を解放し
てベースに対して摺動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両搭乗者のための肩
掛けベルトの高さ調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載肩掛けベルトは、普通シートベルト
リトラクタから車両のピラー上に取り付けられたシート
ベルトガイド(Dリング)を通り、車両搭乗者の肩と胸
部を横切って下方に延びている。Dリングの位置が、肩
掛けベルトがDリングから搭乗者の胸部を横切って延び
る箇所における角度を幾分かは決定する。Dリングの位
置次第では、肩掛けベルトは搭乗者に不快なものとなろ
う。かくして、Dリングの高さ調整を可能にする仕方で
車両のピラーにDリングを取り付けることが知られてい
る。そこでは、Dリングは車両搭乗者に最も快適な位置
に位置させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の肩掛けベルトの
高さ調整装置は、高さ調整操作が面倒であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両ホディに
取り付け可能なベースを含む装置に関する。ベースは、
複数のアパチャーを有する。キャリッジがベース上を摺
動可能とされており、シートベルトガイド(Dリング
が)キャリッジ上に搭載されている。
【0005】ラッチ部材もまたキャリッジ上に搭載され
ている。ラッチ部材は、キャリッジに対する第1の軸の
周りに回動可能とされている。ラッチ部材は、ベース上
でのキャリッジの摺動運動を阻止するようベース内のア
パチャーの一つに受け止め可能なロック部を有する。
【0006】装置はさらに、キャリッジ上に搭載された
手動で係合可能な少なくとも1個の解放レバーを含んで
いる。解放レバーは、第1の軸を横切る第2の軸の周り
に回動可能とされている。解放レバーは、ラッチ部材に
係合可能であって第1の軸周りにラッチ部材を回動さ
せ、ラッチ部材のロック部をアパチャーのうちの一つか
ら離脱させてベース上でのキャリッジの摺動運動を可能
にする第1の部分を有する。解放レバーは、第2の軸周
りに解放レバーを回動させるよう手動係合可能な第2の
部分を有する。
【0007】
【実施例】本発明に従って構成された肩掛けベルトの高
さ調整装置10が、図1に示されている。高さ調整装置
10は、ベルト20と組立体22とを含んでいる。組立
体22は、ベース20に対して摺動可能とされている。
組立体22のDリング24が、シートベルトの肩掛けベ
ルト26を案内しかつ支持している。肩掛けベルト26
は、シートベルトリトラクタ(図示せず)に接続された
部分26aと、車両搭乗者の胸部を横切って延びる部分
26bとを有する。肩掛けベルト26は、シートベルト
からDリング24内の開口を通って延びている。
【0008】ベース20(図2)は、細長い金属部品で
ある。図2に見られるように、ベース20は頂端30と
底端32とを有する。ベース20の縦軸36は、頂端3
0から底端32に向かう線に沿って延びている。図2に
見られるように、ベース20は後壁38と左右の側壁4
0と左右の前壁セグメント44とを有する。後壁38と
側壁40と前壁セグメント44は、縦方向に延びるトラ
ック48を画成している。
【0009】後壁38は、軸36に平行な平面内で頂端
30と底端32との間のベース20の全長に沿って延び
ている。壁38は、平坦な前面50を有する。取り付け
孔52が頂端30に隣接する壁38を通って延びてお
り、取り付け孔54が底端32に隣接する壁38を通っ
て延びている。複数のアパチャー58が壁38を通って
延びており、表面60によって画成されている。アパチ
ャー58は、互いに所定距離だけ離間させられており、
取り付け孔52,54間に位置している。好ましい実施
例では、5個のアパチャーが壁38を通って延びて58
a〜58eとされている。
【0010】左右の側壁40が、図2に見られるよう
に、壁38の左右の側面において壁30からそれぞれ延
びている。各側壁40は、軸36に平行でかつ壁38に
垂直に延びている。側壁40は、それぞれベース20の
全長に亙って延びている。
【0011】左右の側壁セグメント44は、左右の壁4
0からそれぞれ垂直にかつ内方に延びている。各壁セグ
メント44は、壁38に対して垂直にかつ一部が重なっ
て延びている。壁セグメント44は、ベース20の全長
に亙って延びている。各壁セグメント44は、個々のエ
ッジ64において終端されている。エッジ64は、互い
に対面しかつ離間させられている。各エッジ64は、取
り付け孔52,54に隣接する圧痕部66を有する。
【0012】複数の突起68が、壁セグメント44の平
坦な前面70から延びている。各突起68は、出っ張っ
た釦形状を有する。好ましい実施例では、4個の突起6
8が各壁セグメント44上に位置しており、68a〜6
8dとされている。各壁44上の突起68は、ベース2
0の縦方向範囲に沿って互いに一様に離間させられてい
る。
【0013】各個々の突起68a〜68dは、個々のア
パチャー58a〜58dに関連しており、例えば突起6
8aはアパチャー58aに関連している。各個々の突起
68a〜68dは、個々に関連するアパチャー58a〜
58dから軸36に沿って個々に所定距離だけ離間して
いる。個々の所定距離は等しい。
【0014】組立体22(図3)は、キャリッジ機構8
0とシートベルトガイド82とラッチ機構84と解放機
構86(図5)とを含んでいる。キャリッジ機構80
(図3)は、スライダ92とリテーナ94とを含んでい
る。
【0015】スライダ90は、金属部品である。スライ
ダ92は、4個の平坦部96〜99(図6参照)を有し
ている。図6に見られるように、平坦部96はスライダ
92の上端部にある。平坦部97,98,99は、平坦
部96の下側にスライダ92に沿って順次位置してい
る。スライダ92は、第1と第2の平坦部96,97間
と、第2と第3の平坦部97,98間と、第3と第4の
平坦部98,99間とで曲がっている。平坦部96〜9
9は、互いに平行に延びている。第1と第3の平坦部9
6,98は第1の平面に沿って延びており、第2と第4
の平坦部97,99は第1の平面から離間する第2の平
面に沿って延びている。開口102が第2の平坦部97
を通って延びており、表面104によって画成されてい
る。開口106は第3の平坦部98を通って延びてお
り、表面108によって画成されている。
【0016】スライダ92は、ベース20内に位置して
おり、ベース20によって画成されたトラック48に沿
って移動可能とされている。スライダ92は、スライダ
92がベース20の頂端30か底端32のいずれか一方
においてだけトラック48から除去可能なような寸法と
されている。スライダ92の第2と第4の平坦部97,
99は、ベース20の壁38に係合している。スライダ
92の第1と第3の平坦部96,98は、壁38から離
間させてある。ベース20に対するスライダ92の運動
中に、第2と第4の平坦部97,99が壁38の前面5
0を横切って摺動する。
【0017】リテーナ94(図3)はプラスチック部品
である。図3に見られるように、リテーナ94は、概ね
平坦な前部112と後方に延びる上部及び下部アーム1
14,116と中央ブリッジ部118とを有する。前部
112(図4)は、概ね台形形状を有する。
【0018】図4に示したように、前部112は左右の
翼セグメント122と上部中間セグメント124と下部
中間セグメント126とを有する。翼セグメント122
と中間セグメント124,126は、概ね同一平面にあ
り、前部112内に中央開口130を画成している。前
部112の起立部132は、各翼セグメント122を中
間セグメント124,126に接続している。
【0019】複数の開口136が、各翼セグメント12
2を通って延びている。開口138が、上部中間セグメ
ント124を通って延びている。下方に鉤状の突起部1
40が、下部中間セグメント126から延びている。
【0020】起立部132は、チャンネル142を画成
している。チャンネル142のうちの一つが、右翼セグ
メント122と各中間セグメント124,126とに隣
接して延びている。他のチャンネル142は、左翼セグ
メント122と各中間セグメント124,126とに隣
接して延びている。翼セグメント122と下部中間セグ
メント126とを接続する起立部132は、起立部13
2の前部に位置する円形開口146を有する。開口14
6は、起立部132を通って延びている。
【0021】リテーナ94の上部アーム114(図3)
は、リテーナ94の上部中間セグメント124から延び
ている。上部アーム114は、T字形端部(図示せず)
を有する。上部アーム114はまた、タブ150を有す
る。図3に示したように、タブ150は、上部アーム1
14の後端に位置していて下方に延びている。リテーナ
94の下部アーム116は、リテーナ126の下部中間
領域126から延びている。図3に示したように、タブ
152は、下部アーム116に沿う中途に位置してお
り、下部アーム116から上方に延びている。
【0022】ブリッジ部118は、前部112の上部中
間セグメント124に接続されており、かつ前部112
の下部中間セグメント126に接続されている。ブリッ
ジ部118が、上部中間セグメント124と下部中間セ
グメント126との間を延びている。ブリッジ部118
の管状突起158が、前部112の上部中間セグメント
124に隣接して位置している。管状突起158は、前
部112の平面から後方に延びている。管状特記158
は、開口156を画成している。管状突起158は、開
口156を取り囲んでいる。開口156は、リテーナ9
4を前から後ろまで貫通して延びている。
【0023】ブリッジ部118の管状突起162は、ブ
リッジ部118に沿う中途に位置している。管状突起1
62は、後方に延びている。管状突起162は、開口1
60を画成している。管状突起162は、開口160を
取り囲んでいる。
【0024】ブリッジ部118の左右の部分168(右
部分だけが図面中に図示してある)は、下部中間セグメ
ント126と下部アーム116とに延びている。左右の
部分168と下部アーム116とが、スロット開口16
6を画成している。スロット開口166は、下部アーム
116に隣接するブリッジ部118を通って延びてい
る。
【0025】リテーナ94は、リテーナ94のタブ15
0がスライダ92の第1の平坦部96の背後に延びるよ
うにしてスライダ92に対して位置している。スライダ
92の第4の平坦部99が、タブ152から離れた位置
においてリテーナ94の下部アーム116に当接してい
る。ブリッジ部118の管状部158がスライダ92の
第2の平坦部97に係止しており、管状部162がスラ
イダ92の第3の平坦部98に係止している。かくし
て、スライダ92とリテーナ94は、係合し合ってい
る。
【0026】リテーナ94の前部112は、ベース20
の壁セグメントの前面70に係止している。リテーナ9
4の上部アーム114のT字形端部(図示せず)が、ベ
ース20の壁セグメント44の背後に延びている。リテ
ーナ94は、ベース20に対し軸36に沿って摺動可能
とされている。起立部132が、ベース20に対するリ
テーナ94の移動中に突起68に対してクリアランスを
もたらす。かくして、スライダ92とリテーナ94とを
含むキャリッジ機構80は、ベース20のトラックに沿
って移動可能とされる。さらに、キャリッジ機構80
は、ベース20の頂端30か又は底端32においてのみ
トラック48から除去可能とされている。
【0027】ベルトガイド82が、キャリッジ機構80
上に搭載されている。ベルトガイド82は、スタッド1
70とブッシュ172とDリング24とを含んでいる。
スタッド170は、金属部品である。スタッド170
は、シャフト178とヘッド180とを有する。シャフ
ト178は、スライダ92の開口106を通って前方に
延びている。ヘッド180は、スライダ92に係合する
よう、開口106よりも大きな寸法をしている。ヘッド
180は、スライダ92の第3の平坦部98とベース2
0の壁38との間に位置している。
【0028】ブッシュ172は筒型形状をなし、シャフ
ト178の周りに延びている。ブッシュ172はシャフ
ト178に係合し、かつまたスライダ92に係合してス
ライダ92に対するスタッド170の動きを防止してい
る。Dリング24は、ブッシュ172上に移動可能に取
り付けられている。
【0029】ラッチ機構84(図4)が、キャリッジ機
構80上に搭載されている。ラッチ機構84は、ラッチ
部材190とラッチばね192とパイロット部材194
とを含んでいる。ラッチ部材190は、金属部品であ
る。図6に示したように、ラッチ部材190は上部領域
196と中間領域197と下部領域198を有する。上
部領域196は、中間領域197に垂直に延びており、
下部領域198は中間領域197に対してある角度で延
びている。
【0030】開口202が、上部領域196を通って延
びている。中間領域197は、上部領域196の近くに
位置する2個の指部204(図4)を有する。図4に見
られるように、指部204のうちの一方が右に向かって
延びており、指部204のうちの他方が左に向かって延
びている。両指部204とも前方に若干曲がっており、
背面(図示せず)を有する。開口206が、中間領域1
97を通って延びている。
【0031】ラッチ部材190の上部領域196(図
6)が、リテーナ94の開口156を通って延び、かつ
またスライダ92の開口102を通って延びている。上
部領域196はまた、ベース20のアパチャー58のう
ちの一つに延在可能である。スタッド170のシャフト
178とブッシュ172は、ラッチ部材190に係合す
ることなく、中間領域197の開口206を通って延び
ている。ラッチ部材190の下部領域198は、リテー
ナ94のタブ152とスライダ92の第4の平坦部99
との間の空間内に延びている。
【0032】ラッチ部材190は、図6に示す休止位置
と図7に示す転位位置との間で軸210の周りに回動可
能とされている。軸210(図3)は、横断方向特にベ
ース20の軸36に垂直で、かつスライダ92の第4部
99の平面に平行な方向を向いている。ラッチ部材19
0は、キャリッジ機構80に対して縦方向に短い距離だ
け移動可能とされている。下部領域198の少なくとも
一部が、ラッチ部材190の相対運動中、リテーナ94
のタブ152とスライダ92の第4の平坦部99との間
の空間に止まる。
【0033】ラッチばね192は、ばね鋼から出来てい
る。図3に示したように、ラッチばね192は、上部領
域216と中間領域217と下部領域218とを有す
る。ラッチばね192の上部領域126は、曲がったタ
ブ220を有する。開口222が、ラッチばね192の
中間領域217を通って延びている。開口224は、ラ
ッチばね192の下部領域218を通って延びている。
【0034】ラッチばね192は、ラッチ部材190の
概ね前面に沿って延びている。ラッチばね192のタブ
220は、ラッチ部材190の開口202内に延びてい
てラッチ部材190を把持している。リテーナ94の突
起部140が、ラッチばね192の開口224を通って
延びている。ラッチばね192は、リテーナ94の突起
部140の下側に一部延びている。
【0035】スタッド170のシャフト178とブッシ
ュ172は、ラッチばね192に係合することなく、ラ
ッチばね192の中間領域217の開口222を通って
延びている。ラッチばね192は、後方への力をラッチ
部材190の上部領域196に伝達し、図3に見られる
ように、ラッチ部材190をアパチャー58の一つに向
けて軸210の周りに回動させる。ラッチばね192は
また下方への力をラッチ部材190に伝達し、図3に見
られるように、ラッチ部材190をリテーナ94の下部
アーム116に付勢する。
【0036】パイロット部材194(図4)は、プラス
チックなどの丈夫な部材で出来ている。パイロット部材
194は、2個の側部領域228と2個の中間領域23
0とを含んでいる。各中間領域230は、パイロット部
材194が概ね四角なリング形状を有するよう側部領域
228の間を延びている。各側部領域228は、後方を
向いた瘤部232を有する。
【0037】パイロット部材194は、ラッチ部材19
0の中間領域197に隣接して位置している。パイロッ
ト部材194の側部領域228は、ラッチ部材190の
中間部197の左右の側面に沿って延びている。スタッ
ド170のシャフト178とブッシュ172は、パイロ
ット部材194を通って延びている。各側部領域228
は、ベース20の壁セグメント44の一つに隣接して位
置している。各瘤部232は、ベース20に対するパイ
ロット部材194の位置に応じて、ベース20の表面か
又は突起68のうちの一つのいずれかに係止する。
【0038】パイロット部材194の中間領域230
は、ラッチ部材190の背後に延びている。ラッチ部材
190の中間領域197は、瘤部232が突起68に係
合するときに前方に転位される。中間領域197の前方
への転位は、軸210(図7)の周りに図7に示された
転位位置へと回動されるラッチ部材190に関連してい
る。
【0039】組立体22の解放機構86(図5)は、一
対の解放レバー240とばね部材(図示せず)とを含ん
でいる。解放レバー240は、プラスチックなどの丈夫
な材料で出来ている。図5に見られるように、各解放レ
バー240は、上部領域242と中間領域243と下部
領域244とを有する。各上部領域242は、外側出っ
張りタブ248と停止部250とを含む。停止部250
は、タブ248の内側に位置しており、互いに向けて突
出している。
【0040】各中間領域243は、細長いボディ252
と瘤突起254と支持突起256とを有している。ボデ
ィ252は、上部242と下部244との間を延びてい
る。瘤突起254は、中間部243に沿う中途に位置し
ており、ボディ252から内側に延びている。瘤突起2
54は、関連ボディ252に向かう前方に傾斜する瘤表
面258を有する。各支持突起256は、関連ボディ2
52の後端に向けて位置している。各支持突起256
は、ボディ252から内方に延びて個々の瘤突起254
に隣接している。
【0041】各下部領域244は、個々の中間領域24
3に対してある角度で延びている。末端において、各下
部領域244は筒状の枢支ピン262を含んでいる。各
枢支ピン262は軸264を有しており、該軸は個々の
解放レバー240の縦方向の範囲に垂直とされている。
軸264はまた、軸210に対して垂直であり、軸36
(図3)に対して垂直である。
【0042】解放レバー240(図5)は、リテーナ9
4の前部112に隣接して位置している。各枢支ピン2
62は、個々の開口146内に延びている。各枢支ピン
262は、個々の開口146内で個々の軸264の周り
に回転可能とされている。かくして、各解放レバー24
0は、個々の軸264の周りに回動可能である。各解放
レバー240の回動は、図5に示す解放レバー240の
休止位置から内方に端部位置まで延びる円弧を通ってな
される。両解放レバー240の回動中に、端部位置にお
いて停止部250が互いに係合する。
【0043】各解放レバー240は、リテーナ94の個
々の翼セグメント122に隣接して延びている。各瘤突
起254は、ラッチ部材190の個々の指部254に隣
接して位置している。該解放レバー240が回動する
と、瘤突起254の瘤表面258が指部204の背面
(図示せず)に係合する。瘤表面258は指部204の
背面に沿って摺動し、指部204を前方に押動する。指
部204が前方に押動されると、ラッチ部材190は軸
210(図3)の周りに回動される。
【0044】組立体22はまた、カバー272(図1)
とカバー274とを含んでいる。カバー272は、2個
の開口276と第3の開口(図示せず)と複数のロック
用突起277(1個だけ図6,7に図示)とを有する。
開口276(図1)は、解放レバー240の上部領域2
42に隣接して位置している。各解放レバー240は、
タブ248が露出して車両搭乗者がアクセスできるよ
う、個々の開口276を通って延びている。スタッド1
70とブッシュ172は、図示されていないカバー27
2の開口を通って延びている。ロック用突起277は、
開口136,138にカチッと嵌まってカバー272を
リテーナ94上に保持している。
【0045】解放レバー240は、ばね(図示せず)に
より(それぞれ左右に)外方に向けて付勢されていて、
解放レバー240が休止位置にあるときにカバー272
に係合している。かくして、カバー272は、解放レバ
ー240のさらなる外方への回動を防止している。
【0046】カバー274は、開口278と開口(図示
せず)とを有する。カバー274は、Dリング24を包
囲している。肩掛けベルト26は、開口278を通って
Dリング24に延びている。スタッド170とブッシュ
172は、図示していない開口を通って延びている。
【0047】一対の取り付けボルト280(図2)が、
車両ピラー上にベース20を保持するのに用いられる。
各ボルト280は、シャフト282と過大寸法のヘッド
284とを有する。シャフト282は、ベース20の取
り付け孔52,54を通って延びている。過大寸法のヘ
ッド284は、ベース20のトラック48の端部を阻止
している。かくして、組立体22(図1)は、ベース2
0のトラック48から除去できないようになっている。
【0048】操作にさいしては、車両搭乗者によって肩
掛けベルト26を装着する間、ラッチ部材190の上部
196が、スライダ92内の開口102を通ってアパチ
ャー58のうちの一つに延びている。トラック48に沿
うキャリッジ機構80の動きは、開口102及び個々の
アパチャー58内で動くラッチ部材190の上部196
により許容される量に制限される。
【0049】急激な車両の減速中に、肩掛けベルト26
が車両搭乗者を拘束する。(図示した)下方を向く力
が、肩掛けベルト26を介してベルト案内機構82に及
ぼされる。下方を向く力は、スタッド170を経由して
キャリッジ機構80に伝達される。キャリッジ機構80
は、そこで若干下方に移動する。
【0050】キャリッジ機構80が若干下方に移動する
と、ラッチ部材190の上部領域196は、ラッチ部材
190の上部領域196が貫通して延びる個々のアパチ
ャー58を画成する表面60の下部にしっかりと係合す
るようになる。ラッチ部材190の下部領域198は、
ラッチばね192の付勢力に抗して下部アーム116に
対して若干上方に移動する。スライダ92内に開口10
2を形成する表面104は、ラッチ部材190の上部領
域196に対してしっかりと係合するようになる。ラッ
チ部材190の上部領域196はそこで、スライダ92
の表面104とベース20内の個々のアパチャー58の
表面60との間にしっかりとクランプされ、かつ個々の
アパチャー58内にロックされて(図3に示す)ベース
20に対するキャリッジ機構80のさらなる移動を防止
する。かくして、ベルト案内機構82のDリング24
は、縦方向に沿って移動しないようにされる。
【0051】ベース20に対する組立体22の高さ調整
は、便宜的な方法で達成される。肩掛けベルト26が緊
張状態になく、それ故に上記の堅固なロック状態が妨げ
られている状態にあっては、ラッチばね192は、ラッ
チ部材190の下部領域198が図6に示したようにリ
テーナ94の下部アーム116に隣接するよう、ラッチ
部材190を弛緩位置に付勢している。かくして、ラッ
チ部材190の上部領域196は、ラッチばね192の
付勢力に抗して個々のアパチャー58から外すことがで
きる。
【0052】個々のアパチャー58からのラッチ部材1
90の上部領域196の離脱は、解放レバー240上の
タブ(図1)を車両搭乗者が親指と他の指で把持するこ
とにより達成される。タブ248は、車両搭乗者によっ
て互いに内方に動かされる。タブ248が内方に動かさ
れると、各解放レバー240は個々の軸264(図5)
の周りに回動される。
【0053】解放レバー240上の瘤突起254は、ラ
ッチ部材190上の指部204に係合するよう動かされ
る。各瘤表面258は、摺動しながら指部204の背面
(図示せず)を横切る。瘤突起254が、指部204を
動かす。かくして、ラッチ部材190は、軸210の周
りに(図示のごとく時計方向に)回動され、ラッチ部材
190の上部領域196が個々のアパチャー58から外
される。キャリッジ機構80はそこで、ベース部材20
のトラック48に沿って摺動し、組立体22の高さを調
整することができる。解放レバー240の一つだけを回
動しても、ラッチ部材190の上部領域196が個々の
アパチャー58から外れるのは、解放レバー240が互
いに独立に動作してラッチ部材190を回動させるから
であり、このことは特筆さるべきである。
【0054】高さ調整が完了すると、タブ248は車両
搭乗者によって解放される。ばね(図示せず)が、解放
レバー240を外方に付勢する。ラッチばね192がラ
ッチ部材190の上部領域196を付勢し、壁38に係
合又はアパチャー58に係合させる。ラッチ部材190
の上部領域196が壁38に係合すれば、組立体22を
僅かに押すか又は引くかすることで、ラッチ部材190
の上部領域196はアパチャー58の一つに整合され、
かつ上部領域196をラッチばね192による付勢下ア
パチャー58内に延在させることができる。
【0055】ベース20に対する組立体22(図1)の
高さは、組立体22をただ上方に押すだけで速やかに上
方に調整される。突起68a〜68d(図2)は、ラッ
チ部材190の上部領域196(図3)をそれぞれアパ
チャー58a〜58dから離脱させるのに利用される。
組立体22の若干の上方移動は、開口102及びアパチ
ャー58(例えばアパチャー58a)内でのラッチ部材
190の上部領域196の動きのおかげで可能とされ
る。組立体22が上方に動かされると、パイロット部材
194上の瘤部232(図4)が壁セグメント44の前
面70に沿って摺動し、数ある突起68のうちの一つ
(例えば、対応突起68a)に係合する。
【0056】組立体22が上方に動かされると、瘤部2
32は突起68に乗り上げる。瘤部232とパイロット
部材194は、かくして前方に回動される。パイロット
部材194の前方への回動は、ラッチ部材をばね192
の付勢に抗して軸210の周りに(図7に示す時計方向
に)回動させる。かくして、ラッチ部材190の上部領
域196は、ベース20の個々のアパチャー58(例え
ばアパチャー58a)の外に持ち上げられる。
【0057】組立体22がベース20の上方にさらに動
かされると、瘤部232(図4)は突起68の個々の対
を越えて動き、瘤部232は再び壁セグメント44の前
面70に係合する。ラッチばね192はそこで、ラッチ
部材190の上部領域196を付勢して壁38に係合さ
せる。組立体22をさらに上方に動かすと、ラッチ部材
190の上部領域196は、隣接するアパチャー(例え
ばアパチャー58b)に整合され、ラッチばね192の
付勢力がラッチ部材190の上部領域196を隣接する
アパチャー58(例えばアパチャー58b)内に移動さ
せる。この方法は、組立体22を上方に押動して瘤部2
32を連続する突起(68b〜68d)に係合させるこ
とにより、各連続するアパチャー(58b〜58d)に
対して繰り返すことができる。
【0058】本発明の上記の説明から、当業者は改良と
変形と修正とを想起するであろう。そうした当業界内で
の改良と変形と修正は、添付の特許請求の範囲によって
覆われるよう意図するものである。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
解放レバーを操作することで肩掛けベルトの高さを簡単
かつ確実に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された装置の図である。
【図2】図1に示した装置の一部を示す図である。
【図3】特定の部分を取り除いて図1に示した装置の一
部を示す断面図である。
【図4】特定の部分を取り除いて図1に示した装置の一
部を示す図である。
【図5】特定の部分を取り除いて図1に示した装置を示
す図である。
【図6】第1の作動位置にある部品を示す図1の装置の
一部拡大断面図である。
【図7】別の作動位置にある部品を示す図6と同様の図
である。
【符号の説明】
10 肩掛けベルト用の調整装置 20 ベース 26 肩掛けベルト 58 アパチャー 80 キャリッジ機構 82 ベルトガイド 84 ラッチ機構 190 ラッチ部材 196 上部領域 210 第1の軸 240 解放レバー 248 第2の部分 254 第1の部分 264 第2の軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲイリー・エム・レイ アメリカ合衆国ミシガン州48067,ロイヤ ル・オーク,サウス・コネチカット・アベ ニュー 502 (72)発明者 カスリーン・ケイ・スタワラ アメリカ合衆国アリゾナ州85234,シエ ラ・マードレイ,イースト・アベニュー 625 (72)発明者 カール・エム・ピーターセン,ザ・サード アメリカ合衆国ミシガン州48020,ウォー ターフォード,サジナウ・トレイル 3657

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肩掛けシートベルトの高さ調整装置にお
    いて、 車両ボディ上に取り付け可能なベースであって、複数の
    アパチャーを有する前記ベース手段と、 前記ベース手段上で摺動可能なキャリッジと、 前記キャリッジ上に搭載されたシートベルトカイドと、 前記キャリッジ上に搭載されたラッチ機構であって、前
    記キャリッジに対する第1の軸の周りに回動可能であ
    り、前記ベース上での前記キャリッジの摺動運動を阻止
    するよう前記アパチャーのうちの一つの中に受け止め可
    能なロック部を有する前記ラッチ機構と、 前記ラッチ機構を解放して前記ベース上での前記キャリ
    ッジの摺動運動を可能にするレバー手段であって、前記
    キャリッジに搭載された解放レバーを含んでおり、該解
    放レバーが、前記第1の軸を横切る第2の軸の周りに回
    動可能であって、前記ラッチ機構の前記ロック部を前記
    アパチャーのうちの前記一つから離脱させるため前記ラ
    ッチ機構を前記第1の軸の周りに回動させるよう前記ラ
    ッチ機構に係合可能とされたロック解除部を有し、かつ
    前記第2の軸の周りに前記解放レバーを回動する手動係
    合可能部を有する前記レバー手段とを具備する、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の肩掛けシートベルトの高
    さ調整装置において、 前記キャリッジは、前記ベースの軸に沿って摺動可能で
    あり、前記第1の軸は、前記ベースの前記軸に垂直であ
    り、前記第2の軸は、前記第1の軸及び前記ベースの前
    記軸に垂直である、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の肩掛けシートベルトの高
    さ調整装置において、 前記ラッチ機構は、第1及び第2の端部を有するラッチ
    部材を具備しており、前記第1の端部は、前記第1の軸
    の周りの前記ラッチ部材の回動運動時に前記第2の端部
    の周りに回動運動するよう支持されており、前記ラッチ
    部材の前記第1の端部は、前記ラッチ機構のロック部で
    ある、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の肩掛けシートベルトの高
    さ調整装置において、 前記ラッチ部材は、第1のカム面を有しており、前記解
    放レバーの前記ロック解除部は、第2のカム面を含んで
    おり、該第2のカム面は、前記第1のカム面に摺動接触
    して移動可能とされていて、前記解放レバーの前記第2
    の軸の周りの回動運動時に前記ラッチ部材を前記第1の
    軸の周りに動かす、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の肩掛けシートベルトの高
    さ調整装置において、 前記ラッチ部材を前記ベース内の前記アパチャーに向け
    て付勢するばね手段をさらに具備する、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の肩掛けシートベルトの高
    さ調整装置において、 前記キャリッジは、前記ベースの軸に沿って摺動可能で
    あり、前記ベースは、該ベースの前記軸に沿って互いに
    離間する複数の突起を有しており、前記ラッチ機構は、
    前記ベースに摺動接触しかつ前記キャリッジの摺動時に
    前記突起に係合可能とされた瘤面を有するパイロット部
    材を含んでおり、前記突起は、前記パイロット部材上の
    前記瘤面が前記ベース上の前記突起に摺動接触して移動
    するときに前記ベースに対して前記パイロット部材を持
    ち上げ、前記パイロット部材は、前記ラッチ部材に係合
    していて、前記パイロット部材が前記ベースに対して持
    ち上げられたときに、前記ラッチ部材の前記第1の端部
    を前記ばね手段の付勢に抗して前記アパチャーのうちの
    前記一つの外に移動させる、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の肩掛けシートベルトの高
    さ調整装置において、 前記突起のそれぞれは、前記アパチャーの関連する一つ
    に対して位置し、前記キャリッジが前記ベースの前記軸
    に沿って第1の方向に移動するときに、前記パイロット
    部材上の前記瘤面に係合して前記ラッチ部材の前記第1
    の端部を前記関連するアパチャーの外に回動させる、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の肩掛けシートベルトの高
    さ調整装置において、 第1の方向は、シートベルトによる車両搭乗者の拘束中
    に前記シートベルトガイドに係合したシートベルトによ
    り前記キャリッジに力が及ぼされる前記ベースの前記軸
    に沿う方向とは反対の方向である、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の肩掛けシートベルトの高
    さ調整装置において、 前記キャリッジは、前記ベース内の前記アパチャーに隣
    接して位置する開口をもったスライダ部材を含み、前記
    第1の端部は前記スライダ部材内の前記開口を通って前
    記アパチャーのうちの一つの中に延びている、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の肩掛けシートベルトの
    高さ調整装置において、 前記ラッチ部材は、拘束シートベルトによりシートベル
    トガイドに対して及ぼされる力の影響下で前記キャリッ
    ジに対して摺動可能とされており、前記ベースは、前記
    アパチャーの前記一つを画成する表面セグメントを有し
    ており、前記スライダ部材は、該スライダ部材内に前記
    開口を画成する表面セグメントを有しており、該表面セ
    グメントは、前記ラッチ部材が前記キャリッジに対して
    第1の方向に摺動するときに、前記ラッチ部材の前記第
    1の端部を前記表面セグメント間にクランプする、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の肩掛けシートベルト
    の高さ調整装置において、 前記スライダ部材の前記表面セグメントから前記ラッチ
    部材の前記第1の端部が離間する位置に向けて前記ラッ
    チ部材を付勢するばね手段をさらに含む、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  12. 【請求項12】 肩掛けシートベルトの高さ調整装置に
    おいて、 車両ボディ上に取り付け可能なベースであって、複数の
    アパチャーを有する前記ベースと、 前記ベース上で摺動可能なキャリッジと、 前記キャリッジ上に搭載されたシートベルトカイドと、 前記キャリッジ上に搭載されたラッチ機構であって、前
    記キャリッジに対する第1の軸の周りに回動可能であ
    り、前記ベース上での前記キャリッジの摺動運動を阻止
    するよう前記アパチャーのうちの一つの中に受け止め可
    能なロック部を有する前記ラッチ機構と、 前記ラッチ機構を解放して前記ベース上での前記キャリ
    ッジの摺動運動を可能にするレバー手段であって、前記
    キャリッジ上に搭載された第1及び第2の解放レバーを
    含んでおり、該第1及び第2の解放レバーが、それぞれ
    第2の軸と第3の軸の周りに回動可能であって、該第2
    及び第3の軸は前記第1の軸を横切っており、前記第1
    及び第2の解放レバーのそれぞれが、前記第1の軸の周
    りに前記ラッチ機構を回動して前記アパチャーのうちの
    前記一つの中から前記ラッチ機構の前記ロック部を離脱
    させるよう前記ラッチ機構に係合可能なロック解除部を
    有し、かつ手動係合可能な部分を有し、該手動係合可能
    な部分が、前記第1及び第2の解除レバーをそれぞれ前
    記第2と第3の軸の周りに回動させるよう相互に移動可
    能である前記レバー手段とを具備する、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の肩掛けシートベルト
    の高さ調整装置において、 前記ラッチ機構は、前記ベース内の前記アパチャーに向
    けて前記ラッチ機構の前記ロック部を付勢するばね手段
    を含む、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の肩掛けシートベルト
    の高さ調整装置において、 前記ベースは、前記ベース上の前記キャリッジの運動路
    に沿って互いに離間する複数の突起を有しており、前記
    ラッチ機構は、前記ベース上での前記キャリッジの摺動
    中に前記突起に係合可能なパイロット部材を含んでお
    り、前記パイロット部材は、前記第1の軸の周りに前記
    ラッチ機構を回動させ、前記パイロット部材が前記突起
    のうちの一つに係合するときに前記ベース内の前記アパ
    チャーから前記ラッチ機構のロック部を遠ざける、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の肩掛けシートベルト
    の高さ調整装置において、 前記複数の突起は、複数対の突起を含んでおり、該複数
    対の各突起は、前記ベースの第1及び第2の側面上に位
    置する第1及び第2の突起をそれぞれ含んでおり、前記
    パイロット部材は、前記キャリッジが前記ベースに対し
    て移動するときに一対の突起内の第1及び第2の突起に
    同時に係合する、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  16. 【請求項16】 請求項12記載の肩掛けシートベルト
    の高さ調整装置において、 前記ラッチ機構の一部が、シートベルトによって前記シ
    ートベルトガイドに及ぼされる力の影響下で前記キャリ
    ッジに対して摺動可能であり、前記ベースは、前記アパ
    チャーのうちの一つを画成する表面セグメントを有して
    おり、前記キャリッジは、前記ラッチ機構の前記ロック
    部が貫通して延びる開口を画成する表面セグメントを有
    しており、前記表面セグメントは、シートベルトによっ
    て前記シートベルトガイドに及ぼされた力の影響によっ
    て前記キャリッジに対して前記ラッチ機構が摺動すると
    きに前記表面セグメント間に前記ラッチ機構の前記一部
    の前記ロック部をクランプする、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
  17. 【請求項17】 請求項12記載の肩掛けシートベルト
    の高さ調整装置において、 前記第1及び第2の解放レバーの前記ロック解除部は、
    前記ラッチ機構の関連表面に摺動接触して移動し前記ラ
    ッチ機構を前記第1の軸の周りに回動させるカム面を含
    む、 ことを特徴とする肩掛けシートベルトの高さ調整装置。
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