JPH07205368A - プラスチック積層金属板 - Google Patents

プラスチック積層金属板

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Publication number
JPH07205368A
JPH07205368A JP171094A JP171094A JPH07205368A JP H07205368 A JPH07205368 A JP H07205368A JP 171094 A JP171094 A JP 171094A JP 171094 A JP171094 A JP 171094A JP H07205368 A JPH07205368 A JP H07205368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
laminated
plastic
metal panel
adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP171094A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Horiuchi
哲雄 堀内
Takeshi Okuzawa
武司 奥沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 家電製品外板として、又は内装用建材とし
て、深み感、高級感を具え意匠性に優れたプラスチック
積層金属板を提供する。 【構成】 複数枚のプラスチックシートが積層されてな
る積層シートと金属板との積層金属板において、相互に
接合する2層のプラスチックシートのうち、第一シート
が透明乃至半透明であって、第二シートが第一シートと
の接合面側にエンボスが施されており、かつ該両シート
が紫外線硬化型接着剤を介して接合され、エンボス面の
反対面側に第三プラスチックシートを介し、接着剤によ
り金属板と積層一体化してなるプラスチック積層金属
板。 【効果】 表面の平滑性を維持したままでエンボス模様
を内蔵した深み感、高級感を具備したプラスチック積層
金属板であるので、家電製品外板や内装用建材として好
適に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチック積層金属板
に係り、特に家電製品外板として、又は内装用建材とし
て、深み感、高級感を具え意匠性に優れたプラスチック
積層金属板を提供する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、金属板にプラスチックシ
ートを積層した化粧鋼板は、電気製品、建材等各種の分
野で広く使用されているが、近年化粧鋼板のプラスチッ
クシート面に付与される意匠は、より一層深み感と質感
が要求されるようになってきており、特に透明乃至半透
明な表面層の下層に凹凸模様(エンボス模様)が見え、
表面は平滑であっても内層の模様は平面的でない意匠に
対する要求が高くなってきている。
【0003】上記化粧鋼板に積層するプラスチックシー
トとしては、加熱エンボス加工によって凹凸を付与した
シートと、表面の透明乃至半透明層との間に、硬化性樹
脂による接着層を形成し、内部に形成される凹凸(内部
エンボス)を固定する構成となっているが、加熱エンボ
ス加工によりエンボスが形成されたシートには、裏面側
にも表面のエンボスに対応した微小な凹凸(裏絞)が形
成されるために、金属板との積層の際の加熱、加圧によ
って、表面層の部分に裏絞のパターンが現われて平滑性
が損なわれ、意匠的に満足できるものではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであって、その要旨は、複数枚のプラスチック
シートが積層されてなる積層シートと金属板との積層金
属板において、相互に接合する2層のプラスチックシー
トのうち、第一シートが透明乃至半透明であって、第二
シートが第一シートとの接合面側にエンボスが施されて
おり、かつ該両シートが紫外線硬化型接着剤を介して接
合され、エンボス面の反対面側に第三プラスチックシー
トを介し、接着剤により金属板と積層一体化してなるプ
ラスチック積層金属板である。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。 図1は第一シートと第二シートからなる2層のプ
ラスチックシート(以下「積層シート」と云う)の構成
を拡大断面図で示し、図2は図1の積層シートに第三プ
ラスチックシートを介し、接着剤により金属板と積層一
体化してなる本発明品の構成を拡大断面図で示す。図1
に断面図で示す如く、本発明で相互に接合する積層シー
ト1のうちの透明乃至半透明な第一シート2としては、
ポリ塩化ビニル或いはポリエチレンテレフタレートを用
い、上記第一シート2と接合する第二シート4は、予め
ポリ塩化ビニルシートにエンボス模様5を付与し、該エ
ンボス模様5付与面にウレタンアクリレート系の紫外線
硬化型接着剤3を塗布したものを用い、この接着剤3塗
布面を上記第一シート2に接合して積層シート1が得ら
れる。
【0006】図2に断面図で示す如く、上記第二シート
4のエンボス模様5面の反対面側に接合する第三プラス
チックシート6としては、肉厚50〜150μm、好ま
しくは80〜100μmの硬質、半硬質或いは軟質のポ
リ塩化ビニルが用いられるが、第二シートと相溶性があ
り加熱積層が可能なプラスチックシートであれば何れで
あってもよい。
【0007】上記第三プラスチックシート6に接着剤7
で積層される金属板8としては、鋼板が代表的なもので
あるが、亜鉛メッキ鋼板、アルミニウム板、ステンレス
スチール等各種のものが適用できる。
【0008】
【実施例1】以下、本発明の実施例について更に一層具
体的に説明する。積層シート1として、透明なポリ塩化
ビニルよりなる第一シート2を積層した厚み250μm
の岩肌柄模様5の第二シート4(バンドー化学(株)製
「センチュア」シート)を用い、第三プラスチックシー
ト6として、重合度1000のポリ塩化ビニル100重
量部に対し、可塑剤30重量部、安定剤、顔料を配合し
た厚み80μmのものを用いた。 上記第三プラスチッ
クシート6を、電気亜鉛メッキ鋼板8(厚み0.45m
m、亜鉛付着量20g/m2 )にポリエステル系接着剤
7を用いて予め積層しておき、これを赤外線インフラヒ
ータによりシート表面温度を170℃に加熱しておいた
のち、シリコンゴムロールによって積層シート1に、第
三プラスチックシート6を介して電気亜鉛メッキ鋼板8
に圧着してプラスチック積層金属板を得た。
【0009】
【実施例2】上記実施例1で用いた積層シート1の代り
に、透明なポリエチレンテレフタレートよりなる第一シ
ート2を積層した厚み250μmの岩肌柄模様8の第二
シート4を用い、上記実施例1同様の方法により、同様
構成の積層金属板を得た。
【0010】
【比較例1】上記実施例1で用いたエンボス模様5を有
する積層シート1を、第三プラスチックシート6を介さ
ずに、ポリエステル系接着剤7により直接電気亜鉛メッ
キ鋼板8に積層して比較試料とした。
【0011】
【比較例2】実施例2で用いたエンボス模様5を有する
積層シート1を、第三プラスチックシート6を介さず
に、ポリエステル系接着剤7により直接電気亜鉛メッキ
鋼板8に積層して比較試料とした。
【0012】上記実施例1、実施例2、比較例1及び比
較例2のプラスチック積層金属板について、質感、深み
感と表面粗さ((株)小坂研究所製 表面粗さ測定器S
E−40Dを用いて10点平均粗さを測定した測定値)
について評価し、表−1に示す。
【0013】
【表1】 質感、深み感(目視評価)……◎:非常に優れている。
○:優れている。×:劣る。
【0014】表1の結果から、積層シート1と鋼板8の
間に第三プラスチックシート6を介在積層させることに
より、第二シート4のエンボス模様5を内蔵した積層シ
ート1の表面は平滑性が損なわれずに優れた質感、深み
感を具えたプラスチック積層金属板が得られた。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。 即ち本発明は、表面の平滑性を維持したま
までエンボス模様を内蔵した深み感、高級感を具備した
プラスチック積層金属板であるので、家電製品外板や内
装用建材として好適に使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる第一シートと第二シートからな
る積層シートの構成を拡大断面図で示す。
【図2】図1の積層シートに第三プラスチックシートを
介して金属板と積層一体化した本発明を拡大断面図で示
す。
【符号の説明】
1 積層シート 2 第一シート 3 紫外線硬化型接着剤層 4 第二シート 5 エンボス模様 6 第三プラスチックシート 7 接着剤層 8 鋼板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のプラスチックシートが積層され
    てなる積層シートと金属板との積層金属板において、相
    互に接合する2層のプラスチックシートのうち、第一シ
    ートが透明乃至半透明であって、第二シートが第一シー
    トとの接合面側にエンボスが施されており、かつ該両シ
    ートが紫外線硬化型接着剤を介して接合され、エンボス
    面の反対面側に第三プラスチックシートを介し、接着剤
    により金属板と積層一体化してなるプラスチック積層金
    属板。
JP171094A 1994-01-12 1994-01-12 プラスチック積層金属板 Pending JPH07205368A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289697A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 意匠性積層シート、および意匠性積層シート被覆金属板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289697A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 意匠性積層シート、および意匠性積層シート被覆金属板
JP4664111B2 (ja) * 2005-04-07 2011-04-06 三菱樹脂株式会社 意匠性積層シート、および意匠性積層シート被覆金属板

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