JPH07205352A - ダンボールおよび車両用内装材 - Google Patents

ダンボールおよび車両用内装材

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JPH07205352A
JPH07205352A JP2193694A JP2193694A JPH07205352A JP H07205352 A JPH07205352 A JP H07205352A JP 2193694 A JP2193694 A JP 2193694A JP 2193694 A JP2193694 A JP 2193694A JP H07205352 A JPH07205352 A JP H07205352A
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core
cardboard
corrugated board
liner
glass paper
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JP2193694A
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Mineo Kato
峰夫 加藤
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Ikeda Corp
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Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は自動車等の車両の内装材の基材
として有用なダンボールを提供することにある。 【構成】ダンボール1の材料として薄肉でも剛性に富む
ガラスペーパーを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば自動車等の車両の
内装材の基材として有用なダンボールおよび該ダンボー
ルを用いた自動車等の車両用内装材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車等の車両用内装材にあっ
ては、紙を材料としたダンボール、ポリエチレンやポリ
プロピレンのような熱可塑性プラスチックのシートを材
料としたダンボール、紙と熱可塑性プラスチックシート
を組合せたダンボール等が基材として用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のダンボールにあっては高温、高湿条件下での材料の伸
縮性が大きく、そのために寸法安定性や形状保持性に劣
ると言う問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、ガラスペーパーを材料と
したダンボールおよび該ダンボールを用いた車両用内装
材を提供するものである。
【0005】本発明のダンボールの材料として使用され
るガラスペーパーとは通常径6〜18μm、長さ23〜
27mm程度のガラス繊維を所望なればアクリル樹脂、酢
酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレ
ン−ブタジエン共重合体等の合成樹脂をバインダーとし
て添加して抄造することによって製造され、通常0.3
〜0.7mm厚で30〜80g/m2 程度の目付のもので
ある。上記ガラスペーパーには例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリアミド、フッ素樹脂、熱可塑性アクリル樹脂、
熱可塑性ウレタン樹脂等の熱可塑性合成樹脂、ウレタン
樹脂、メラミン樹脂、熱硬化型アクリル樹脂、尿素樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、熱硬化型ポリエス
テル等のような熱硬化性合成樹脂、ウレタン樹脂プレポ
リマー、エポキシ樹脂プレポリマー、メラミン樹脂プレ
ポリマー、尿素樹脂プレポリマー、フェノール樹脂プレ
ポリマー、ジアリルフタレートプレポリマー、アクリル
オリゴマー、多価イソシアナート、メタクリルエステル
モノマー、ジアリルフタレートモノマー等のプレポリマ
ー、オリゴマー、モノマー等が含浸されてもよい。
【0006】本発明のダンボールはコアーと該コアーの
片面または両面に貼着されるライナーとからなる従来の
ダンボールと同様な構造を有する。本発明のダンボール
の構造を具体的に図示すれば、例えば図1に示すコルゲ
ート形状のコアー(2) の両面にライナー(3,3) を貼着し
たダンボール(1) 、図2に示すコルゲート形状のコアー
(2) の片面にライナー(13)を貼着したダンボール(11)、
図3に示すようにコアー(22)はコルゲート形状以外ハニ
カム形状にしてもよい。
【0007】本発明のダンボールが自動車等の車両の内
装基材として使用される場合は、該ダンボールの表面に
表皮材が貼着される。該表皮材としては例えばポリエス
テル起毛トリコット、ポリプロピレンニードル不織布、
ポリ塩化ビニルレザー、ナイロンレザー、ウレタンレザ
ー等、あるいは上記不織布やレザーにポリエチレン発泡
体、ポリプロピレン発泡体、ポリ塩化ビニル発泡体、ポ
リウレタン発泡体等のプラスチック発泡体を積層した積
層材等が使用される。
【0008】本発明のダンボールの材料であるガラスペ
ーパーは伸縮性が小さく、したがって深絞り成形部分に
しわ、亀裂等を生ずることがある。このような表面にし
わや亀裂を有するダンボールを車両の内装材の基材とし
て使用して該基材表面に直接上記表皮材に貼着すると、
該表皮材表面に上記しわや亀裂に由来する凹凸が形成さ
れ、内装材の外観が著しく損なわれる。これを防止する
ためにはダンボールと表皮材との間に厚みが変化可能な
緩衝材を介在させることが望ましい。このような緩衝材
としてはガラスマット、フェルト、不織布、繊維編織
物、ポリウレタン発泡体シート、ポリエチレン発泡体シ
ート、ポリプロピレン発泡体シート等のプラスチック発
泡体シート等があり、上記緩衝材にはダンボールに含浸
させる合成樹脂、プレポリマー、オリゴマー、モノマー
と同様な合成樹脂、プレポリマー、オリゴマー、モノマ
ーを含浸させてもよい。
【0009】上記ダンボールと表皮材、あるいはダンボ
ールと緩衝材と表皮材との接着はホットメルト型接着
剤、通常の接着剤、あるいはダンボールや緩衝材に含浸
されている合成樹脂によって行なわれる。更に本発明の
ダンボールにはポリエチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム、ポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィ
ルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリアミドフィル
ム、金属箔等のフィルムが貼着されてもよい。このよう
なフィルムは該ダンボールのガラスペーパーに由来する
皮膚への刺激感を解消しまた通気性を防止する。
【0010】
【作用】本発明のダンボールに用いるガラスペーパーは
緻密構造を有しており、薄肉でも高い剛性を有してい
る。そのために例えば車両用内装材の基材として使用す
ると、高温高湿等でも寸法安定性、形状保持性が良好な
内装材が得られる。また本発明のダンボールを車両用内
装材の基材として使用する場合、ダンボールと表皮材と
の間に厚み変化可能な緩衝材を介在させると、該緩衝材
の厚みの変化によってダンボール深絞り成形部分のしわ
や亀裂が吸収され、表皮材表面に凹凸が形成されないよ
うになる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図4〜図6に示す。図4
に示すようにダンボール(1) はコルゲート形状のコアー
(2) と該コアー(2) の両面に貼着されるライナー(3,3)
とからなり、該コアー(2) およびライナー(3,3) はフェ
ノール樹脂が含浸されているガラスペーパーからなり、
その重量は380g/m2 である。
【0012】該ダンボール(1) は180℃、3kg/cm2
の圧力でホットプレスすることによって自動車の天井形
状に成形されるが、その表面には成形に先立って厚みが
変化可能な緩衝材としてフェノール樹脂含浸ガラスマッ
ト(4) が重合される。そして該ダンボール(1) とガラス
マット(4) とはホットプレス時含浸しているフェノール
樹脂によって接着される。
【0013】上記成形されたダンボール(1) の表面には
ガラスマット(4) を介してポリプロピレンニードル不織
布(5) が貼着される。該ガラスマット(4) と該不織布
(5) の貼着はポリエチレンホットメルトシート(6) によ
って行なわれる。
【0014】このようにして図5に示すような自動車の
成形天井(7) が製造されるが、深絞り成形部分である図
5A−A断面をとると図6に示すようにダンボール(1)
のライナー(3,3) にしわより部分イ、亀裂部分ロが発生
するが、緩衝材であるガラスマット(4) は厚みの変化に
よって該しわや亀裂を吸収して表皮材である不織布(5)
の表面に凹凸が生じることを防止する。
【0015】図7および図8には他の実施例が示され
る。図7に示すダンボール(21)はハニカム形状のコアー
(22)と該コアー(22)の両面に貼着されるライナー(23,2
3) とからなり、該コアー(22)およびライナー(23,23)
は多価イソシアナートMDIが含浸されているガラスペ
ーパーからなり、その重量は400g/m2 である。該
ダンボール(21)は3kg/cm2 圧のプレスにより自動車の
ドアトリム形状に成形されるが、この際水蒸気を当てM
DIを硬化させる。
【0016】上記成形されたダンボール(21)の表面には
ポリエチレンホットメルトシート(16)によってポリプロ
ピレン発泡体(15B) を裏打ちしたポリ塩化ビニルレザー
(15A) からなる表皮材(15)が接着され、図8に示すよう
なドアトリム(17)が製造される。
【0017】上記実施例以外、自動車の成形天井(7) に
おいて、緩衝材(4) はダンボール(1) の裏面に貼着され
てもよい。この場合には自動車の天井パネルと該成形天
井とのこすれ音を防止することが出来る。またダンボー
ルと緩衝材および/または表皮材とは成形時に同時貼着
されてもよい。更にダンボールに熱可塑性合成樹脂を含
浸させた場合には、該ダンボールを加熱して該熱可塑性
合成樹脂を軟化させ、その後冷間成形によって成形を行
なってもよい。
【0018】
【発明の効果】したがって本発明では高温高湿時でも寸
法安定性、形状保持性に優れたダンボールおよび車両の
内装材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コルゲート形状コアー両面ライナーダンボール
の部分断面図
【図2】コルゲート形状コアー片面ライナーダンボール
の部分断面図
【図3】ハニカム形状コアーの部分斜視図 図4〜図6は本発明の一実施例を示すものである。
【図4】部分断面図
【図5】天井材斜視図
【図6】図5におけるA−A部分断面図 図7および図8は他の実施例を示すものである。
【図7】部分断面図
【図8】ドアトリム斜視図
【符号の説明】
1,11,21 ダンボール 2,12,22 コアー 3,13,23 ライナー 4 ガラスマット(緩衝材) 5,15 表皮材 7 成形天井 17 ドアトリム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラスペーパーを材料としたことを特徴と
    するダンボール
  2. 【請求項2】上記ガラスペーパーには合成樹脂が含浸さ
    れている請求項1に記載のダンボール
  3. 【請求項3】ガラスペーパーを材料としたダンボールと
    表皮材との積層材であって所定の形状に成形されている
    ことを特徴とする車両用内装材
  4. 【請求項4】上記ダンボールと上記表皮材との間に厚み
    が変化可能である緩衝材を介在させた請求項3に記載の
    車両用内装材
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CN113338046A (zh) * 2020-02-18 2021-09-03 世联株式会社 合成皮革

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