JPH0720510U - 溝幅測定装置 - Google Patents

溝幅測定装置

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JPH0720510U
JPH0720510U JP5605193U JP5605193U JPH0720510U JP H0720510 U JPH0720510 U JP H0720510U JP 5605193 U JP5605193 U JP 5605193U JP 5605193 U JP5605193 U JP 5605193U JP H0720510 U JPH0720510 U JP H0720510U
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JP
Japan
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groove
probe
measuring
width
groove width
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Pending
Application number
JP5605193U
Other languages
English (en)
Inventor
英世 今関
靖英 小林
武司 原田
Original Assignee
トーソク株式会社
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Publication date
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1本の測定子による測定を可能とし、より狭
い溝幅の測定を可能とする溝幅測定装置の提供する。 【構成】 測定ヘッド11のハウジング12に、ケーシ
ング13を回動自在に支持し、ケーシング13の先端に
測定子19を設ける。ハウジング12に設けた一対のバ
ランサーにより、ケーシング13すなわち測定子19を
所定の回動位置に付勢する。マスターゲージ(W)の溝
(P)に測定子19を挿入し、マスターゲージを正確に
一定量回転させて、測定子19を溝(P)の対向する壁
にそれぞれ当接させ、その時の測定子19の変位量を基
準として記憶する。同様に、被測定物Wの溝Pに測定子
19を挿入し、双方の壁に当接したときの測定子19の
変位量を検出する。検出した変位量と予め記憶された基
準の変位量との差分から溝Pの幅を算出する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、狭い溝幅の測定が可能な溝幅測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、変位量を例えば電気的量に変換する検出器を用いて、溝幅の測定を行う 場合には、被測定物を固定した状態で2本の測定子を溝内に挿入した後、双方の 測定子を溝幅方向に拡開させて、前記溝が有する2つの測定点に測定子をそれぞ れ当接させて測定するのが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の測定方法では、被測定物の溝に2本の測定子 を挿入できるだけの幅がなければ測定することができなかった。無論、測定可能 な溝幅を小さくするには測定子を細くすればよいが、その場合には、測定子が変 形し易くなるため、測定時における測定子の撓みにより誤差が生じてしまう。こ うしたことから、測定可能な最小幅には限界があった。
【0004】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、1本の測定子 による測定を可能とし、より狭い溝幅の測定を可能とする溝幅測定装置の提供を 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案にあっては、所定位置に付勢され測定する溝 の幅方向へ変位自在な測定子と、該測定子の変位量を検出し検出結果を出力する 検出器と、被測定物と前記測定子とを前記幅方向に沿って両方向へ決められた量 づつ相対的に移動させ、前記溝が有する2つの測定点に前記測定子をそれぞれ当 接させる駆動手段と、前記測定子が前記2つの測定点に当接したときの前記検出 器が出力するそれぞれの検出結果を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶され た検出結果に基づき、前記溝の幅を演算する演算手段とを備えたものとした。
【0006】
【作用】
前記構成においては、先ず測定作業に先立って、測定子がマスターゲージに形 成された溝に挿入される。次に、駆動手段によって測定子又はマスターゲージが 前記溝の幅方向に沿って両方向へ決められた量づつ移動されると、測定子が被測 定物の溝が有する2つの測定点にそれぞれ当接される。そして、測定子がそれぞ れの測定点に当接したときの変位が検出器によって検出され、検出結果つまり測 定基準となる2つの測定点における測定子の変位量が記憶手段に記憶される。
【0007】 次に、測定に際しては、前述した手順と同様の手順により、被測定物の溝に測 定子が挿入され、測定子が前記溝の2つの測定点に当接したときの変位が検出器 によって検出されるとともに、検出結果である変位量が記憶手段に記憶される。 しかる後、演算手段によって、記憶手段に記憶されている互いに対応する検出結 果に基づき溝幅が演算される。すなわち比較測定が行われる。これにより、1本 の測定子によって溝幅が測定される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図にしたがって説明する。図1は本考案に係る溝幅 測定装置の構成を示すブロック図であって、溝幅測定装置はCPU1を有してい る。CPU1は、所定のプログラムにしたがって動作し、溝幅測定装置の作動を 制御するものであり、CPU1には、RAM2、及び検出器3が接続されている 。また、CPU1にはパルスコントローラ4が接続されており、パルスモータコ ントローラ4にはパルスモータ5、パルスモータ5の回転を制御するための原点 検出スイッチ6、及び回転量検出器7が接続されている。パルスモータ5は、図 2に示す回転機構Dの駆動源であり、回転機構Dと共に本考案の駆動手段を構成 している。さらに、CPU1にはエアシリンダ作動スイッチ8が接続されている 。
【0009】 図2及び図3は、測定作業に用いる測定ヘッド11を示す図であって、測定ヘ ッド11は、ハウジング12を有している。ハウジング12の内部には、一端が 外部に突出するケーシング13が設けられている。ケーシング13は、その一端 側をハウジング12内に相対向して設けられた一対の支持体14,14によって 、測定方向(図3の矢示イ,ロ方向)に回動自在に支持されている。ハウジング 12内には、ブラケット15を介して前記検出器3が有する作動変圧器16が取 り付けられており、作動変圧器16の作動軸16aには連結金具17を介してケ ーシング13の他端側が連結されている。
【0010】 また、ケーシング13には、ロッド18が軸方向に摺動自在に内嵌されており 、ケーシング13の一端側から突出するロッド18の一端には、測定子19が交 換可能に装着されている。ロッド18は、図3に示すように、前記ケーシング1 3の内部に設けられたスプリング20によって常に一端側へ付勢されている。ま た、ロッド18の他端はケーシング13の他端側より延出しており、その他端は 連結部材22を介してハウジング12に支持されたエアシリンダ21の作動軸2 1aに揺動自在に連結されている。なお、エアシリンダ21は、図1に示したエ アシリンダ作動スイッチ8のオン作動に伴って、作動軸21aを突出するよう作 動する。
【0011】 さらに、ハウジング12には、ハウジング12内に相対向して突出する一対の バランサー23,23が取り付けられている。各々のバランサー23,23は、 ケース24と、その内部に縮設されたスプリング25と、スプリング25に付勢 されて端部に突設された凸部26aを前記ケース13に圧接されたリフター26 とを有している。したがって、前記ケーシング13すなわち前記測定子19は、 相対向する凸部26aによって常に回動方向の中立位置に付勢されている。
【0012】 以上の構成からなる本実施例においては、先ず測定作業に先立ち、マスターゲ ージ(図示せず)が前記回転機構Dにセットされた後、エアシリンダ21が作動 されて、測定子19がマスターゲージに形成された溝に挿入される。次に、パル スモータ5の作動によってマスターゲージが、軸回りの一方向に回転され、測定 子が前記溝の対向する壁の一方側、つまり一方の測定点に当接される。なお、こ のとき、マスターゲージの回転量は前記パルスモータコントローラ5によって一 定量に制御される。そして、このときの測定子19の変位が作動変圧器16を介 して検出され、その検出結果つまり測定基準となる一方の測定点における測定子 19の変位量L1がRAM2に記憶される。さらに、マスターゲージが他方向に 一定量回転され、上記と同様に、前記溝の相対向する壁の他方側、つまり他方の 測定点における測定子19の変位量L2がRAM2に記憶される。
【0013】 次に、測定に際しては、被測定物Wが前記回転機構Dにセットされる。なお、 被測定物Wは略円筒形状であり、溝Pは被測定物Wの周面においてその軸方向に 延在している。そして、エアシリンダ21が作動されて被測定物Wの溝Pに測定 子19が挿入された後、前述と同様の手順により、測定子19が溝Pの一方側の 測定点に当接したときの変位量L1+αと、他方側の測定点に当接したときの変 位量L2+βとがRAM2に記憶される。しかる後、CPU1が下記の式によっ て被測定物Wの溝幅L3を演算する。
【0014】 L3={(L1+α)−L1}+{(L2+β)−L2} すなわち、比較測定が行われる。
【0015】 したがって、本実施例においては、1本の測定子によって溝幅の測定を行うこ とができ、2本の測定子が挿入できないような狭い溝幅をも測定することができ る。よって、測定可能な溝幅を測定子の太さに応じて可及的に狭くすることが可 能となる。また、測定子をあまり細くする必要がないことから、同様の溝幅を測 定する場合には、測定時における測定子の撓みを防止することにより測定精度が 向上する。
【0016】 なお、本実施例においては、幅を測定される溝Pが、略円筒形の被測定物Wの 周面においてその軸方向に延在してものであり、測定に際しては、被測定物Wを 回転させるものを示したが、被測定物がその平面に溝を形成されているものにあ っては、被測定物と測定子とを面方向に相対移動させるようにすればよい。
【0017】 また、本実施例の測定装置にあっては、前述した測定基準となる測定子19の 変位量L1,L2と、被測定物Wの溝幅を測定した際における測定子19の変位 量L1+α,L2+βとの差分から、溝位置誤差や平行度等を測定することも可 能である。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案にあっては、1本の測定子によって溝幅の測定を 行える構成としたことから、2本の測定子が挿入できないような狭い溝幅をも測 定することができる。よって、測定可能な溝幅を測定子の太さに応じて可及的に 狭くすることが可能となる。また、測定子をあまり細くする必要がないことから 、同様の溝幅を測定する場合には、測定時における測定子の撓みを防止でき測定 精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すブロック図である。
【図2】同実施例の測定ヘッドの内部構造を示す概略図
である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 検出器 5 パルスモータ(駆動手段) 11 測定ヘッド 16 作動変圧器 19 測定子 W 被測定物 P 溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置に付勢され測定する溝の幅方向
    へ変位自在な測定子と、 該測定子の変位量を検出し検出結果を出力する検出器
    と、 被測定物と前記測定子とを前記幅方向に沿って両方向へ
    決められた量づつ相対的に移動させ、前記溝が有する2
    つの測定点に前記測定子をそれぞれ当接させる駆動手段
    と、 前記測定子が前記2つの測定点に当接したときの前記検
    出器が出力するそれぞれの検出結果を記憶する記憶手段
    と、 該記憶手段に記憶された検出結果に基づき、前記溝の幅
    を演算する演算手段と、 を備えたことを特徴とする溝幅測定装置。
JP5605193U 1993-09-22 1993-09-22 溝幅測定装置 Pending JPH0720510U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5605193U JPH0720510U (ja) 1993-09-22 1993-09-22 溝幅測定装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5605193U JPH0720510U (ja) 1993-09-22 1993-09-22 溝幅測定装置

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Publication Number Publication Date
JPH0720510U true JPH0720510U (ja) 1995-04-11

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ID=13016292

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JP5605193U Pending JPH0720510U (ja) 1993-09-22 1993-09-22 溝幅測定装置

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