JPH07203902A - 健康食品 - Google Patents

健康食品

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Publication number
JPH07203902A
JPH07203902A JP6001654A JP165494A JPH07203902A JP H07203902 A JPH07203902 A JP H07203902A JP 6001654 A JP6001654 A JP 6001654A JP 165494 A JP165494 A JP 165494A JP H07203902 A JPH07203902 A JP H07203902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calcium
health food
magnesium
present
bone
Prior art date
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Pending
Application number
JP6001654A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ito
伊藤  博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koken Co Ltd
Original Assignee
Koken Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koken Co Ltd filed Critical Koken Co Ltd
Priority to JP6001654A priority Critical patent/JPH07203902A/ja
Publication of JPH07203902A publication Critical patent/JPH07203902A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不足しがちなカルシウム及びマグネシウムを
バランスよく、かつ効率よく補給することのできる健康
食品を提供する。 【構成】 哺乳動物の骨粉30〜60重量部%、ガゼイ
ンホスホペプチド0.1〜10重量%及び塩化マグネシ
ウム0.1〜30重量%とを配合成分として含有する健
康食品

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は健康食品に係り、特にカ
ルシウムとマグネシウムとがバランスよく配合された健
康食品に関する。
【0002】
【従来の技術】カルシウムは成人体重の1.5〜2.0
%を占める最も重要なミネラルの1つであり、その99
%以上が骨及び歯に存在して血中のカルシウム濃度が一
定に保たれるようになっている。また、残りの1%以下
は体内の軟組織に分布し、主として細胞外液に存在し
て、神経の伝達、筋肉の収縮、細胞の透過性、血液凝固
などの整理活性を制御している。従って、健康維持、疾
病の治療や体質向上等のためにはカルシウムの適量摂取
が必要である。しかし、一般にカルシウムは限られた食
品類だけに偏在するので摂取不足になりやすく、また近
年の食生活の変化によってこの傾向はさらに強まってき
ている。特に今世紀に入って世界各国で問題となってい
る骨の老化病、「骨粗しょう症」の原因はカルシウム不
足にあると考えられている。そこで、このようなカルシ
ウム不足を補うためにカルシウムを増量摂取できるよう
な健康食品が知られ、また文献にも発表されている。例
えば、特公昭61−9833号公報には、哺乳動物の骨
粉30〜60重量%と、チョコレートパウダー、黒砂
糖、オニオンパウダー、ニンニクパウダー及びこれらの
混合物から成る群から選択される消臭剤0.1〜30重
量%とを配合成分として含有する健康食品が記載されて
いる。
【0003】しかし、カルシウムはマグネシウムの協同
作用によって極めて重要な「生体調節」の機能を果たす
と云われている。即ち、マグネシウムはカルシウムと同
じく体内の貯蔵量が多いミネラルであり、体内で最も数
多くの酵素反応に関与していることから、カルシウムと
ともに重要なミネラルの一つとされている。マグネシウ
ムは、カルシウムと同じタンパク質に結びつくため消化
系だけでなく、血液系でも相互に拮抗作用があり、ま
た、神経作用にも深く関与していると考えられている。
従って、カルシウムと同様にマグネシウムの適量摂取が
必要とされ、摂取としてはカルシウム/マグネシウム比
が2/1となることが望ましいとされている。すなわ
ち、カルシウムのみの摂取はかえって生体内のバランス
を崩しかねない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
カルシウムとマグネシウムとがバランスよく配合された
健康食品について、種々検討した結果、本発明を完成し
たもので、本発明の目的はカルシウムとマグネシウムと
がバランスよく配合された健康食品を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、哺乳動
物の骨粉30〜60重量部%、ガゼインホスホペプチド
0.1〜10重量%及び塩化マグネシウム0.1〜30
重量%とを配合成分として含有する健康食品である。
【0006】即ち、本発明は、カルシウムとして哺乳動
物の骨粉より摂取すると共に、この量にバランスの採れ
たマグネシウムを塩化マグネシウムとして配合し、更
に、ガゼインホスホペプチド(以下CPPと云う)を配
合することによってカルシウム吸収作用を促進させたも
ので、更に必要に応じて、哺乳動物の骨粉の特有の臭気
を消す(中和)ために消臭剤を配合してもよく、このよ
うに配合することによって、味覚及び臭覚上の問題点が
解決され、食べ易い上にカルシウム含有量が極めて多
く、且つバランス良く吸収できる健康食品を提供するこ
とができる。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
は哺乳動物の骨粉を30〜60%配合しているが、この
値は通常の食品のカルシウム含有率と比べてかなり高い
ものである。なお、この骨粉の含有量が30%未満であ
るとカルシウムの補給が十分に達し得ず、また60%を
越えると骨粉特有の臭気によって味覚及び臭覚が悪く成
ってしまう。この骨粉は上記範囲のうち40〜50%含
有されているのが望ましい。ここで、哺乳動物の骨粉と
しては、牛骨粉、豚骨粉、鳥骨粉等であるが、特に牛の
長管の骨粉が好ましく、そのサイズは100メッシュよ
り小さなサイズであるのが望ましい。
【0008】なお、哺乳動物の骨粉のくさみを消す(中
和させる)ために消臭剤を添加してもよく、その場合、
消臭剤の添加量としては、骨粉に対し0.1〜30%程
度で良く、消臭剤が0.1%未満であると消臭効果に乏
しくなり、また30%を越えると消臭剤自体の特有の臭
いが強く出過ぎるため望ましくない。好ましい範囲とし
ては10〜15%程度である。使用する消臭剤としては
特に限定されるものではないが、好ましいものとしてチ
ョコレートパウダー、黒砂糖、オニオンパウダー、ニン
ニクパウダー及びこれらの混合物を挙げることができ
る。
【0009】一方、一般にミネラルが吸収されるために
は小腸管腔内で可溶性の状態にあることが必要である。
小腸上部ではpHが低いためカルシウムは溶解している
が、小腸の下部では中性から弱アルカリ性にあるため、
カルシウムはリンと不溶性の塩を形成し、腸粘膜からの
吸収が低下する。そのためカルシウムの吸収率は30〜
50%と低い。従って、このままでは上記のカルシウム
含量のうち吸収されるのが半分以下となってしまう。
【0010】このときCPPが小腸下部に存在すると、
CPPはカルシウムとリンの結合を阻止するため、カル
シウムは可溶状態が保持され、吸収が促進される。すな
わち、CPPを上記健康食品に添加することによってカ
ルシウム補給を確実に行なうことができる。
【0011】さらに、同健康食品に塩化マグネシウムを
加えることによりカルシウムとマグネシウムのバランス
のよい摂取が可能となる。なお、カルシウム/マグネシ
ウム比が2/1となるときバランスのよい摂取であると
されることから、マグネシウムは0.1〜30%の範囲
で加えることが望ましい。
【0012】以上、本発明はカルシウムを多量に含むだ
けでなく、そのカルシウムを効率よく摂取でき、さらに
マグネシウムとのバランスのよい摂取をも可能にした新
しい健康食品である。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、実施例においては、哺乳動物の骨として新鮮
な牛の造血組成を持つ長管骨を用いた。この牛骨の成分
分析値(単位は%)を表1に示したが、これらの値は哺
乳動物の場合ほぼ同様であるので、他の哺乳動物の骨を
用いてもよい。表1に示されるように牛骨にはカルシウ
ム成分が多量に含有され、かつ生体組織に対して有益な
種々の成分をも含有しており、生体組織に有害な成分、
例えばPCB、とヒ素、水銀等は含有されていない。従
って牛骨はカルシウム補給を目的とした食品には極めて
好ましく、副作用のない原料である。
【0014】
【表1】
【0015】実施例1、2 上記牛骨粉を用い、表2に示した組成の混合物からなる
本願発明のかかる健康食品を製造した。表2において、
コクベ−スは肉汁の商品名であり、ビタミンEは滋養を
与えるために配合する。また、コントロールとして、先
行技術として示した特公昭61−9833号の実施例2
に記載されているCPPおよび塩化マグネシウムを含有
しない健康食品を製造した。そして、これらの健康食品
をそれぞれマウスに与えて比較した。
【0016】
【表2】
【0017】比較した結果、表2に記載した配合比で製
造した健康食品は、特公昭61−9833号に記載の健
康食品に比してカルシウム吸収効率の著しい向上が見ら
れた。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明はカルシウム
及びマグネシウムをバランスよく、かつ効率よく補給す
ることのできる健康食品である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 35/12 7431−4C 38/17

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳動物の骨粉30〜60重量%、ガゼ
    インホスホペプチド0.1〜10重量%及び塩化マグネ
    シウム0.1〜30重量%とを配合成分として含有する
    健康食品。
JP6001654A 1994-01-12 1994-01-12 健康食品 Pending JPH07203902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6001654A JPH07203902A (ja) 1994-01-12 1994-01-12 健康食品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6001654A JPH07203902A (ja) 1994-01-12 1994-01-12 健康食品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07203902A true JPH07203902A (ja) 1995-08-08

Family

ID=11507516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6001654A Pending JPH07203902A (ja) 1994-01-12 1994-01-12 健康食品

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Country Link
JP (1) JPH07203902A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010150144A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Oji Cornstarch Co Ltd 骨密度減少抑制組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010150144A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Oji Cornstarch Co Ltd 骨密度減少抑制組成物

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