JPH07203398A - 多重化伝送方式 - Google Patents

多重化伝送方式

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JPH07203398A
JPH07203398A JP5337711A JP33771193A JPH07203398A JP H07203398 A JPH07203398 A JP H07203398A JP 5337711 A JP5337711 A JP 5337711A JP 33771193 A JP33771193 A JP 33771193A JP H07203398 A JPH07203398 A JP H07203398A
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JP
Japan
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signal
timing
video signal
composite video
transmission
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JP5337711A
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Inventor
Toru Oguma
透 小熊
Susumu Takayama
享 高山
Osamu Takashima
修 高島
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Nippon Television Network Corp
Original Assignee
Nippon Television Network Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、多重化伝送方式に関し、現行方式
との互換性を保ちつつ所望の素材を確実に多重化伝送し
たり、伝送チャネルの占有帯域幅を保ちつつ画像の伝送
品質を高め、かつ現行方式を吸収する多重化伝送するこ
とを目的とする。 【構成】 入力される複合映像信号から同期信号を分離
し、その同期信号で期間が与えられる水平走査線のタイ
ミングを得るタイミング検出手段11と、外部から供給
される素材を圧縮符号化し、タイミング検出手段11が
タイミングを得た水平走査線に複合映像信号の伝送品質
の許容範囲内で重畳可能なビット数と、その複合映像信
号のフィールド周波数との積となるビットレート以下の
ビット列に変換する圧縮符号化手段13と、タイミング
検出手段11によって得られたタイミングで複合映像信
号に、圧縮符号化手段13によって得られたビット列を
許容範囲が確保される波形で重畳する多重化手段15と
を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像と音声その他の素
材とを多重化して伝送する多重化伝送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】VHF帯およびUHF帯の無線周波数を
用いた現行のテレビジョン放送では、所望の伝送規格を
満足しつつ無線周波数の有効利用をはかるために、図8
に示す残留側波帯方式が適用されている。
【0003】このようなテレビジョン放送では、図8に
示すように、映像搬送波の周波数(=fvc)より 4.5MHz
高い周波数(=fac)の音声搬送波を用いて主チャネルの
音声(図9)が伝送され、さらに、その音声搬送波の
周波数より水平同期周波数の2倍高い周波数の副搬送波
(図9)を用いて副チャネルの音声が伝送される。な
お、これらのチャネルを介する放送のモード(ステレオ
放送、2カ国語放送、モノラル放送)を示す制御信号
は、このような副搬送波よりさらに水平同期周波数の
1.5倍高い周波数の制御信号副搬送波(図9)を振幅
変調することにより伝送される。
【0004】一方、マラソンその他の実況中継の番組に
ついては、中継現場で収集された画像および音声からな
る素材は、このような残留側波帯方式等により多重化さ
れてFPUその他を介して最寄りの放送局に伝送され、
所定の編集処理が施された後に放送される。また、現行
のテレジジョン放送では、このような音声に併せて文字
情報も多重化して伝送される。
【0005】図10は、文字情報の多重化伝送方式の構
成例を示す図である。図において、映像分配器81の入
力には映像信号が与えられ、その第一の出力は緩衝増幅
器(BUFF)821 およびクランプ回路(CLMP)
831 を介してビデオスイッチ841 の一方の接点に接
続される。文字データ処理部85(CP)の入力には文
字情報が与えられ、その出力はディジタルシグナルプロ
セッサ((DSP)以下、単に「DSP」という。)86
の入力に接続される。DSP86の出力はデータバッフ
ァ(DB)87およびFIFO88を介してビデオスイ
ッチ842 の制御入力に接続され、その一方および他方
の接点はそれぞれ上述した文字情報の論理値「1」、
「0」に対応した直流電圧が印加される。ビデオスイッ
チ842 の共通接点は緩衝増幅器(BUFF)89およ
び低域フィルタ(LPF)90を介してビデオスイッチ
841 の他方の接点に接続され、その共通接点には多重
化信号が得られる。映像分配器81の第二の出力は緩衝
増幅器(BUFF)822 およびクランプ回路(CLM
P)832 を介して、水平同期分離回路(HSYN)9
1および垂直同期分離回路(VSYN)92の入力に接続
され、これらの同期分離回路の出力はタイミング検出回
路93の入力に接続される。タイミング検出回路93の
一方の出力はビデオスイッチ841 の制御入力に接続さ
れ、タイミング検出回路93の他方の出力はデータバッ
ファ87の制御入力に接続される。映像分配器81の第
三の出力は、キャリア再生回路(CR)94および周波
数合成回路(FSYN)95を介してFIFO88のク
ロック入力に接続される。
【0006】このような構成の多重化伝送方式では、水
平同期分離回路91は、映像分配器81、緩衝増幅器8
2 およびクランプ回路832 を介して与えられるベー
スバンド帯の映像信号を取り込み、かつ所定のパルス処
理を施すことによりその映像信号に含まれる水平同期信
号を抽出する。垂直同期分離回路92は、同様にして水
平同期信号を抽出して所定の積分処理を施すことにより
垂直同期信号を生成する。
【0007】一方、上述した文字情報は、図11に示さ
れる所望の水平走査線に296ビット長のデータフレー
ムに分割して多重化される。また、このようなデータフ
レームは、16ビット長のクロックランインフィールド
(以下、単に「CRフィールド」という。)、8ビット
長のフレーミングコードフィールド(以下、単に「FC
フィールドという。)、14ビット長のプリフィックス
フィールド(以下、単に「PFXフィールド」とい
う。)、176ビット長のデータフィールドおよび82
ビット長のチェックフィールドから構成される。さら
に、上述したPFXフィールドは、8ビット長のサービ
ス識別情報フィールド(以下、単に「SIフィールド」
という。)、4ビット長の連続性指標フィールド(以
下、単に「CIフィールド」という。)、1ビットの伝
送制御フラグTFおよび1ビットの誤り検出符号化区間
識別フラグIFから構成される。
【0008】キャリア再生回路94は、映像分配器81
を介して与えられる映像信号を取り込み、図8に示すよ
うに、その映像信号に含まれる周波数fsc(=3.58MHz)
の色信号副搬送波信号を再生する。周波数合成回路95
は、このようにして再生された色信号副搬送波信号に周
波数合成処理を施すことにより、その色信号副搬送波信
号の周波数の8/5倍の周波数で上述したデータフレー
ムの各ビットに同期したクロックを生成する。
【0009】文字データ処理部85は、入力される文字
情報を取り込み、個々のデータフレームについて、17
6ビット毎に分割することによりデータフィールドの内
容とし、かつCRフィールド、SIフィールド、伝送制
御フラグTFおよび誤り検出符号化区間識別フラグIF
の値を予め決められた値に固定設定することにより、上
述したデータフレームの主要部を構成する。
【0010】DSP86は、このようにして主要部が構
成された各データフレームについて、FCフィールド、
CIフィールドの内容を確定した後に、系列(272,190)
の生成多項式でPFXフィールドおよびデータフィール
ドに設定されたビット列を除算してチェックビットを算
出し、さらに、チェックフィールドに設定して時系列の
順に蓄積する。
【0011】タイミング検出回路93は上述した水平同
期信号と垂直同期信号とに基づいて図11に示すデータ
フレームの送出タイミングを順次検出し、データバッフ
ァ87はその送出タイミングでDSP86に蓄積されて
いるデータフレームを読み出す。FIFO88はこのよ
うにして読み出された各データフレームについて、上述
したクロックに同期して並−直列変換を行い、ビデオス
イッチ842 はその変換に応じて与えられる各ビットの
論理値に個別に対応した直流電圧を切り換えて出力す
る。低域フィルタ90は、このように各データフレーム
に含まれる各ビットの論理値に応じて2つの電圧値の何
れか一方をとる信号を緩衝増幅器89を介して取り込
み、符号間干渉の原因となる高域成分を抑圧して文字情
報信号を生成する。
【0012】また、タイミング検出回路93は、ビデオ
スイッチ841 の制御入力に上述した送出タイミングを
与える。ビデオスイッチ841 は、このような送出タイ
ミングに応じて文字情報が重畳されるべき水平走査線の
期間では、上述した文字情報信号を選択して送出し、反
対にこのような水平走査線以外の水平走査線のタイミン
グと時間軸上でこれらの水平走査線で挟まれた映像信号
の期間では、映像分配器81、緩衝増幅器821 および
クランプ回路831 を介して与えられる映像信号を選択
して送出する。
【0013】したがって、文字情報は、水平走査線に重
畳されて多重化伝送される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した多
重化伝送方式では、映像以外の素材を伝送可能なチャネ
ルが上述した音声搬送波と2つの副搬送波とで構成され
るチャネルに限られていた。したがって、特に、中継現
場から放送局にその中継現場で収集された3つ以上の音
声を同時に伝送したり、業務連絡用の音声情報を伝送す
る必要が生じた場合には、例えば、400MHz帯の無線
周波数が割り付けられたラジオマイクを用いることによ
り音声の伝送路が確保されていた。しかし、このような
ラジオマイクについては、無線周波数が放送業務用とし
て他局と共用され、かつ十分な数のチャネルが必ずしも
確保されないために、他局との間で取り合いが生じたり
運用に際して煩雑な手続きが要求され、業務の遂行に支
障を来す場合が多かった。
【0015】本発明は、現行方式との互換性を保ちつつ
所望の素材を確実に多重化伝送したり、伝送チャネルの
占有帯域幅を保ちつつ現行方式で多重化伝送されている
全ての情報を確実に多重化伝送できる多重化伝送方式を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に記載
の発明の原理ブロック図である。本発明は、入力される
複合映像信号からその複合映像信号の信号方式に基づい
て同期信号を分離し、その同期信号で期間が与えられる
水平走査線の内、予め決められた水平走査線の個々のタ
イミングを得るタイミング検出手段11と、外部から供
給される素材を圧縮符号化し、タイミング検出手段11
によってタイミングが得られた水平走査線に複合映像信
号の伝送品質の許容範囲内で重畳可能なビット数と、そ
の複合映像信号のフィールド周波数との積で与えられる
ビットレート以下のビット列に変換する圧縮符号化手段
13と、タイミング検出手段11によって得られたタイ
ミングで複合映像信号に、圧縮符号化手段13によって
得られたビット列を許容範囲が確保できる波形で重畳す
る多重化手段15とを備えたことを特徴とする。
【0017】図2は、請求項2に記載の発明の原理ブロ
ック図である。本発明は、複合映像信号からその複合映
像信号の信号方式に基づいて同期信号を分離し、その同
期信号で期間が与えられる水平走査線のタイミングを得
るタイミング検出手段21と、複合映像信号に付随した
音声信号とその音声信号の伝送形態を示す制御信号とを
圧縮符号化し、その複合映像信号の伝送品質の許容範囲
内でタイミング検出手段21によってタイミングが得ら
れた水平走査線に重畳可能なビット数と、フィールド周
波数との積で与えられる伝送速度以下のビット列に変換
する圧縮符号化手段23と、タイミング検出手段21に
よって得られたタイミングで複合映像信号に、圧縮符号
化手段23によって得られたビット列を許容範囲が確保
できる波形で重畳する多重化手段25とを備えたことを
特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1に記載の多重化伝送方式では、タイミ
ング検出手段11が、映像信号から同期信号を分離し、
その同期信号で期間が与えられる水平走査線の内、既に
何らかの情報が重畳されたり重畳される可能性があるも
の以外の水平走査線のタイミングを個別に得る。圧縮符
号化手段13は、外部から供給される素材を圧縮符号化
し、上述したようにタイミングが取得された水平走査線
に複合映像信号の伝送品質の許容範囲を満足しつつ重畳
可能なビット数のビット列に変換する。多重化手段15
は、このようにして得られたビット列に上述した伝送品
質の許容範囲を確保可能な波形成形処理を施し、かつタ
イミング検出手段11によって得られた水平走査線のタ
イミングで順次複合映像信号に重畳する。
【0019】すなわち、空いている水平走査線に重畳し
て上述した伝送品質の許容範囲内で伝送可能なビット数
より大きな情報量を有する素材が、その水平走査線に多
重化されて確実に伝送される。
【0020】したがって、水平走査線に何ら信号が重畳
されていない伝送区間では、専用の伝送路を用いず、か
つ既存の伝送方式との互換性を保ちながら、複合映像信
号に併せて所望の素材を伝送したり業務連絡用の音声回
線やデータ回線を確保することが可能となる。また、水
平走査線に何らかの信号が重畳される伝送区間では、既
存の伝送方式との互換性を保ちながら空いている水平走
査線を介して情報量が大きな伝送情報を伝送したり、高
い伝送品質で新たな伝送情報を伝送することが可能とな
る。
【0021】請求項2に記載の多重化伝送方式では、タ
イミング検出手段21が、映像信号から同期信号を分離
し、その同期信号で期間が与えられる水平走査線の内、
複合映像信号と共に多重化されるべき音声信号とその音
声信号の伝送形態を示す制御信号との伝送に要する数の
水平走査線について個別にタイミングを得る。圧縮符号
化手段23は、このような音声信号と制御信号とを圧縮
符号化し、上述したようにタイミングが取得された水平
走査線に伝送チャネルの伝送品質の許容範囲を満足しつ
つ重畳可能なビット数のビット列に変換する。多重化手
段25は、このようにして得られたビット列に上述した
伝送品質の許容範囲を確保可能な波形成形処理を施し、
かつタイミング検出手段21によって得られた水平走査
線のタイミングで順次複合映像信号に重畳する。
【0022】すなわち、音声信号および制御信号は、上
述したように圧縮符号化され、かつ複合映像信号の伝送
品質の許容範囲を保ちつつ空いている水平走査線に重畳
されるので、その複合映像信号の占有帯域内に多重化さ
れて確実に伝送される。
【0023】したがって、音声信号および制御信号を伝
送するために複合映像信号の搬送波と分離して伝送チャ
ネルの占有帯域内に配置された副搬送波が不要となり、
占有帯域幅の全てを複合映像信号の伝送に供することが
可能となる。
【0024】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図3は、請求項1に記載の発明に対
応した実施例を示す図である。
【0025】図において、図10に示すものと機能およ
び構成が同じものについては、同じ参照番号を付与して
示し、ここではその説明を省略する。本実施例と図10
に示す従来例との相違点は、タイミング検出回路93に
代えてタイミング検出回路31を備え、DSP86に代
えてディジタルシグナルプロセッサ((DSP)以下、単
に「DSP」という。)32を備え、文字データ処理部
85の出力がDSP32の一方の入力に接続され、その
他方の入力には低域フィルタ(LPF)33、A/Dコ
ンバータ(A/D)34およびディジタルシグナルプロ
セッサ((DSP)以下、単に「DSP」という。)35
を介して音声信号が与えられ、キャリア再生回路94の
出力が周波数合成回路36の入力接続され、その一方の
出力がA/Dコンバータ34のクロック入力に接続さ
れ、他方の出力がDSP35のクロック入力に接続され
た点にある。
【0026】なお、本実施例と図1および図2に示すブ
ロック図との対応関係については、映像分配器81、緩
衝増幅器822 、クランプ回路832 、水平同期分離回
路91、垂直同期分離回路92およびタイミング検出回
路31はタイミング検出手段11に対応し、映像分配器
81、キャリア再生回路94、周波数合成回路36、低
域フィルタ33、A/D変換器34およびDSP35は
圧縮符号化手段13に対応し、DSP35、32、デー
タバッファ87、FIFO88、ビデオスイッチ8
2 、緩衝増幅器89、低域フィルタ90、映像分配器
81、緩衝増幅器821 、クランプ回路831 、ビデオ
スイッチ841 および周波数合成回路95は多重化手段
15に対応する。
【0027】以下、本実施例の動作を説明する。タイミ
ング検出回路31は、従来の従来のタイミング検出回路
93と同様にして水平同期信号と垂直同期信号とに基づ
いて、図11に示すように、文字情報の伝送に供される
データフレームの送出タイミングを検出する。さらに、
タイミング検出回路31は、単位フィールド当たりに1
1本含まれる水平走査線の内、このようなデータフレー
ムが重畳されていない7本の水平走査線にそのデータフ
レームと同じ構成のフレーム(以下、「素材フレーム」
という。)を重畳するタイミングを検出する。したがっ
て、以下では、このような素材フレームの構成にかかわ
る処理については、図11を参照して説明する。
【0028】DSP32は文字データ処理部85を介し
て与えられる文字情報について、従来例におけるDSP
86と同様の処理を施す。一方、周波数合成回路36
は、キャリア再生回路94によって再生された色信号副
搬送波信号を取り込んで周波数合成処理を施すことによ
り、素材である音声信号のサンプリングタイミングを与
える48kHz の周波数のサンプリングクロックと、その音
声信号の信号処理の時間基準となる信号処理用クロック
とを生成する。
【0029】低域フィルタ33は上述した音声信号を取
り込んでその帯域をサンプリングクロックの周波数の半
値で帯域制限し、A/D変換器34はこのようにして帯
域制限された音声信号をそのサンプリングクロックに応
じてサンプリングして語長が16ビットのPCM信号に
変換する。
【0030】DSP35は、そのPCM信号を取り込
み、MUSICAM方式による圧縮符号化処理を上述し
た信号処理用クロックに同期して施すことにより、上述
した音声信号の実効帯域幅として8.2kHzを確保しつつ6
4kbpsのビットレートのビット列に変換する。
【0031】ところで、文字情報が重畳されていない水
平走査線を用いて伝送可能な素材フレームの伝送容量に
ついては、現行のNTSC方式では、上述したようにそ
の水平走査線の本数が「7(=11−4)」であって素材
フレームのデータフィールドの長さが「176」ビット
であり、かつ図4に示すように、フィールド周波数が5
9.94Hz であるから、図5に網かけをして示すように、
最大で73.846(=176×7×59.94)kbpsとなり、最小でも1
0.549(=176×1×59.94)kbpsとなる。
【0032】したがって、上述したようにDSP35に
よって生成されたビット列の情報量64kbps(<73.846
kbps)は、文字情報が重畳されていない7本の水平走査
線に素材フレームとして分割して重畳することにより伝
送可能な値である。
【0033】DSP35は、このようなビット列として
与えられる音声信号を取り込み、個々の素材フレームに
ついて、176ビット毎に分割することによりデータフ
ィールドに配置し、かつSIフィールドの値をデータフ
レーム(音声情報を示す。)と識別可能な値に固定設定
した後に、CRフィールド、伝送制御フラグTFおよび
誤り検出符号化区間識別フラグIFの各値を予め決めら
れた値に設定する。
【0034】DSP32は、このようにして主要部が構
成された各素材フレームについて、FCフィールド、C
Iフィールドの内容を確定した後に、系列(272,190) の
生成多項式でPFXフィールドおよびデータフィールド
に設定されたビット列を除算することにより、チェック
ビットを算出してチェックフィールドに設定する。
【0035】さらに、DSP32は、このようにして構
成された各素材フレームと、文字データ処理部85を介
して与えられる文字情報について並行して構成されたデ
ータフレームとについて、これらのフレームが配置され
た水平走査線の送信順序に対応した時系列の順に蓄積す
る。
【0036】データバッファ87は、各水平走査線に対
する重畳タイミングがタイミング検出回路31から与え
られ、そのタイミングで上述したようにDSP32に蓄
積されたデータフレームや素材フレームを順次読み出
す。
【0037】FIFO88はこのようにして読み出され
た個々のフレームについて、周波数合成回路95から与
えられるクロックに応じて並−直列変換を施し、ビデオ
スイッチ842 、緩衝増幅器89、低域フィルタ90お
よびビデオスイッチ841 を介して映像信号に重畳され
て送出される。
【0038】したがって、素材である音声信号は、現行
の音声多重伝送方式との互換性を保ちつつ水平走査線に
重畳され、中継現場と放送局との間および放送局相互間
で確実に多重化伝送される。図6は、本実施例に適応し
た受信装置の構成を示す図である。
【0039】図において、波形等価回路41の入力には
ベースバンド帯の映像信号が与えられ、その一方の出力
はデータ抽出回路42の第一の入力に接続される。デー
タ抽出回路42の出力はディジタルシグナルプロセッサ
((DSP)以下、単に「DSP」という。)43の入力
に接続され、その一方の出力には文字情報信号が得られ
る。DSP43の他方の出力はデータバッファ(DB)
44、FIFO45、ジィジタルシグナルプロセッサ
((DSP)以下、単に「DSP」という。)46および
D/Aコンバータ(D/A)47を介して低域フィルタ
48の入力に接続され、その出力には音声信号が得られ
る。波形等価回路41の他方の出力は、緩衝増幅器(B
UFF)50およびクランプ回路(CLMP)51を介
して水平同期分離回路(HSYN)52、垂直同期分離
回路(VSYN)53およびキャリア再生回路(CR)
54の入力に接続される。水平同期分離回路52および
垂直同期分離回路53の出力は共にタイミング検出回路
55の入力に接続され、その出力はデータ抽出回路42
の第二の入力に接続される。キャリア再生回路54の出
力は周波数合成回路(FSYN)56および分周回路
(DIV)57の入力に接続され、周波数合成回路56
の出力はデータ抽出回路42の第三の入力に接続され
る。分周回路57の出力は、FIFO45、DSP46
およびD/Aコンバータ47のクロック入力に接続され
る。
【0040】このような構成の受信装置では、波形等価
回路41は、映像信号を取り込んで伝送歪みを軽減する
等化処理を施す。水平同期分離回路52は、このような
等化処理が施された映像信号を緩衝増幅器50およびク
ランプ回路51を介して取り込み、図3に示す水平同期
分離回路92と同様のパルス処理を施すことによりその
映像信号に含まれる水平同期信号を抽出する。垂直同期
分離回路53は、同様にして垂直同期信号を抽出して所
定の積分処理を施すことにより垂直同期信号を生成す
る。
【0041】キャリア再生回路54は、波形等化器4
1、緩衝増幅器50およびクランプ回路51を介して与
えられる映像信号を取り込み、その映像信号に含まれる
色信号副搬送波を再生する。周波数合成回路56は、こ
のような色信号副搬送波に周波数合成処理を施すことに
よりその色信号副搬送波の周波数の(8/5)倍の周波
数のクロックを生成する。
【0042】タイミング検出回路55は、このようにし
て生成された水平同期信号と垂直同期信号とに基づいて
水平走査線に重畳された個々のフレームの受信タイミン
グを検出し、データ抽出回路42はこれらの受信タイミ
ングに上述したクロックに同期してデータフレームや素
材フレームを抽出する。
【0043】DSP43は、このようにして抽出された
個々のフレームのデータフィールドに系列(272,190) の
生成多項式に基づく誤り訂正復号化処理を施し、かつS
Iフィールドの値に基づいてデータフレームと素材フレ
ームとを識別して分離する。さらに、DSP43は、こ
のようにして分離された各素材フレームのデータフィー
ルドの内容をデータバッファ44を介してFIFO45
に蓄積する。なお、データフレームについては、文字情
報を示す文字情報信号としてDSP43が出力され、従
来のテレビジョン受信機と同様の受信処理が施されるの
で、ここではその説明を省略する。
【0044】FIFO45は、キャリア再生回路54に
よって再生された色信号副搬送波に基づいて分周回路4
4が生成するクロックに同期して、上述したように蓄積
されたデータフィールドの内容を読み出す。DSP46
は、このようにして読み出されたデータフィールドの内
容に、図3に示すDSP35が行う圧縮符号化処理に適
応した復号化処理を施す。
【0045】D/A変換機47は、このような復号化処
理によって得られたディジタル信号に、上述したクロッ
クに同期してディジタル−アナログ変換処理を施す。低
域フィルタ48は、このようにして得られたアナログ信
号に含まれる高域成分を除去することにより、図3に示
す低域フィルタ33に入力された素材としての音声信号
を復元する。
【0046】なお、本実施例では、素材が音声信号のみ
となっているが、本発明は、このような素材に限定され
ず、所望の伝送品質を確保しつつ空いている水平走査線
に重畳して伝送可能なビットレートのビット列に確実に
圧縮符号化可能であるならば、例えば、静止画像や狭帯
域に帯域制限された複数の音声についても適用可能であ
る。
【0047】また、本実施例では、音声信号が素材とし
て与えられているが、本発明は、このような素材の伝送
に限定されず、例えば、中継現場から最寄りの放送局に
対して行われる業務連絡用のオーダワイヤとしても利用
できる。
【0048】図7は、請求項2に記載の発明に対応した
実施例を示す図である。本実施例と図3に示す実施例と
の相違点は、主チャネルの音声信号が与えられる低域フ
ィルタ(LPF)611 と、副チャネルの音声信号が与
えられる低域フィルタ(LPF)612 とが低域フィル
タ33に代えて備えられ、A/D変換器(A/D)34
に代えてA/D変換器621 、622 が備えられ、低域
フィルタ611 の出力はA/D変換器621 を介してD
SP35に代わるディジタルシグナルプロセッサ((DS
P)以下、単に「DSP」という。)63の第一の入力
に接続され、低域フィルタ612 の出力はA/D変換器
622 を介してDSP63の第二の入力に接続され、D
SP63の第三の入力には後述の制御情報が与えられ、
周波数合成回路36に代えて周波数合成回路64が備え
られ、周波数合成回路95に代えて周波数合成回路65
が備えられ、DSP32に代えてディジタルシグナルプ
ロセッサ((DSP)以下、単に「DSP」という。)6
6が備えられ、データバッファ(DB)67に代えてデ
ータバッファ67が備えられ、FIFO88に代えてF
IFO68が備えられ、低域フィルタ(LPF)90に
代えて低域フィルタ69が備えられ、タイミング検出回
路31に代えてタイミング検出回路70が備えられた点
にある。
【0049】なお、本実施例と図2に示すブロック図と
の対応関係については、映像分配器81、緩衝増幅器8
2 、クランプ回路932 、水平同期分離回路91、垂
直同期分離回路92およびタイミング検出回路70はタ
イミング検出手段21に対応し、キャリア再生回路9
4、周波数合成回路64、低域フィルタ611、612
A/D変換器621、622およびDSP63は圧縮符号
化手段23に対応し、DSP63、66、データバッフ
ァ67、FIFO68、ビデオスイッチ842 、緩衝増
幅器89、低域フィルタ69、映像分配器81、緩衝増
幅器821 、クランプ回路831 、ビデオスイッチ84
1 および周波数合成回路65は多重化手段25に対応す
る。
【0050】以下、本実施例の動作を説明する。映像分
配器81には、現行の残留側波帯方式の占有帯域の全て
を占有し、かつ水平走査線の本数および期間長が何れも
現行の値に等しい広帯域の画像信号が与えられる。した
がって、低域フィルタ69については、このような映像
信号の占有帯域幅(=6MHz)に対して従来例と同様の
ロールオフ特性が要求され、遮断周波数fcは1.33(≒6/
4.5)倍の値となる。さらに、クロック周波数は、同様に
して1.33倍の7.636(=5.7272×(4/3))MHzとなる。
【0051】また、文字データ処理部85に与えられる
文字情報の情報量が従来例と同じであると仮定すると、
これらの文字情報は3本(=4本×(3/4))の水平走査線
に分割して多重化される。なお、以下では、このような
文字情報の多重化処理については、多重化されるべき水
平走査線の本数とその水平走査線のフィールドにおける
配置とが異なる点を除いて図3に示す実施例と同様であ
るから、ここではその説明を省略する。
【0052】また、図11に示す素材フレームのデータ
フィールド以外の全てのフィールドの長さおよび内容に
ついては、簡単のため、従来例と同じであると仮定する
と、残りの8(=11−3)本の水平走査線上に重畳され
得る情報の最大ビットレートは、112.527(≒176×8×5
9.94×(3/4))kbpsとなる。
【0053】一方、主チャネルと副チャネルとを介して
伝送されるべき音声信号については、CCITT勧告
G.722に準拠し、かつサンプリング周波数が16kH
z であって量子化ビット数が「16」であるADPCM
方式により圧縮符号化することにより、実効的な帯域幅
を7.5kHzとしてビットレートが56kHz のビット列に変
換可能である。
【0054】また、現行の音声多重化放送において水平
同期周波数の3.5 倍の制御信号副搬送波信号を変調して
伝送される2つの制御トーンについは、上述した伝送容
量の余剰分(0.527kbps(=112.527−56×2))としてデー
タフィールドの何れかに配置された2ビットの制御情報
により表すことが可能である。
【0055】周波数合成回路64は、キャリア再生回路
94によって再生された色信号副搬送波信号に周波数合
成処理を施すことにより、周波数が7.636 MHzの信号処
理用クロックと、周波数が16MHzのサンプリングクロッ
クとを生成する。A/Dコンバータ621 、622 は、
それぞれ低域フィルタ611 、612 を介して与えられ
る主チャネルおよび副チャネルの音声信号を取り込み、
上述した信号処理用クロックに同期してPCM信号に変
換する。
【0056】DSP63は、これらのPCM信号を取り
込み、信号処理用クロックに同期してADPCM方式に
よる圧縮符号化処理を施すことにより、上述した音声信
号の実効帯域幅を7.5kHzを確保しつつ56kbpsのビット
レートのビット列に変換する。さらに、DSP63は、
このようなビット列に変換された2つの音声信号に所定
の頻度で上述した制御情報を付加して176ビット毎に
分割することにより、素材フレームのデータフィールド
に配置し、かつ個々の素材フレームについて、CRフィ
ールド、SIフィールド、伝送制御フラグTFおよび誤
り検出符号化区間識別フラグIFの各値を所定の値に設
定するDSP66は、このようにして主要部が構成され
た各素材フレームについて、FCフィールド、CIフィ
ールドの内容を確定した後に、PFXフィールドおよび
データフィールドの長さに適合した生成多項式でこれら
のフィールドに設定されたビット列を除算することによ
り、チェックビットを算出してチェックフィールドに設
定する。さらに、DSP66は、このようにして構成さ
れた各素材フレームと、文字データ処理部85を介して
与えられる文字情報について並行して構成されたデータ
フレームとについて、これらのフレームが配置される水
平走査線の送信順序に対応した時系列の順に蓄積する。
【0057】タイミング検出回路70は、水平同期分離
回路91から与えられる水平同期信号と垂直同期分離回
路92から与えられる水平同期信号とに基づいて、水平
走査線に重畳すべきタイミングを得る。データバッファ
67は、上述したようにDSP66に蓄積されたデータ
フレームや素材フレームをこのようなタイミングで順次
読み出す。
【0058】周波数合成回路65は、キャリア再生回路
94によって再生された色信号副搬送波信号に周波数合
成処理を施すことにより水平走査線に重畳すべき各ビッ
トのタイミングを示すクロックを生成する。FIFO8
8は、上述したようにデータバッファによって読み出さ
れた個々のフレームを取り込んでこのようなクロックに
応じて並−直列変換を施し、ビデオスイッチ842 、緩
衝増幅器89、低域フィルタ69およびビデオスイッチ
841 を介して映像信号に重畳する。
【0059】したがって、本実施例によれば、映像搬送
波と音声搬送波とが配置された占有帯域幅の全てを映像
信号に割り付けることにより映像の伝送品質を高め、か
つその映像信号の水平走査線に、現行システムで映像と
共に伝送されている主チャネルと副チャネルとの音声信
号、その音声信号の伝送形態を示す制御信号および文字
情報の全てが多重化されて伝送される。
【0060】なお、本実施例では、主チャネルおよび副
チャネルの音声信号にADPCM方式による圧縮符号化
処理が施されているが、本発明は、このような既存の圧
縮符号化方式に限定されず、画像信号の伝送方式に適合
し、かつ受信端における複合化処理の所要時間が所望の
上限値以下となるならば、さらに高い圧縮率を実現する
ために開発される新たな圧縮符号化方式も適用可能であ
る。
【0061】また、上述した各実施例では、圧縮符号化
方式として実効的な音声帯域幅を 8.2kHz とし、かつ1
6ビット長で64kbpsの符号語を得るMUSICAM方
式と、実効的な音声帯域幅を 7.5kHz として16ビット
長で56kbpsの符号語を得るADPCM方式とが採用さ
れているが、本発明は、このような方式に限定されず、
例えば、実効的な音声帯域幅を20.0kHz とし、かつ16
ビット長で96kbpsの符号語を得るMUSICAM方
式、実効的な音声帯域幅を 7.5kHz として16ビット長
で64kbpsの符号語を得るADPCM方式、MPEG方
式のレイヤ2その他の方式も適用可能である。
【0062】さらに、上述した各実施例では、水平走査
線毎に素材フレームが構成されているが、本発明は、こ
のような素材フレームの構成に限定されず、例えば、複
数の水平走査線に重畳された情報で単一の素材フレーム
が構成されてもよい。
【0063】また、上述した各実施例では、文字情報を
示すデータフレームと同じ構成の素材フレームが構成さ
れているが、本発明は、このような素材フレームの構成
に限定されず、その素材フレームの構成をデータフレー
ムの構成と異なるものとしたり、伝送フレームを構成せ
ずに単に無手順で伝送してもよい。
【0064】さらに、上述した各実施例では、素材フレ
ームにデータフレームと同様の波形成形処理を施すこと
により符号間干渉の抑圧がはかられているが、本発明
は、このような構成に限定されず、受信端において所望
のビット誤り率が実現されるならば、如何なる波形成形
処理を施してもよい。
【0065】また、上述した各実施例では、データフレ
ームと素材フレームとの識別は各フレームに含まれるサ
ービス識別情報SIの値に基づいて行われているが、本
発明は、このような方法に限定されず、例えば、各フィ
ールドの垂直帰線消去期間を基準として識別される水平
走査線の番号に基づいて識別することもできる。
【0066】さらに、上述した各実施例では、低域フィ
ルタ33(611 、612 )を介して入力された音声信
号が48kHz あるいは16kHz の周波数でサンプリング
されているが、本発明は、このようなサンプリング周期
に限定されず、採用される圧縮符号化方式を勘案して素
材や主チャネルおよび副チャネルの音声信号について所
望の伝送品質が得られるならば、如何なるサンプリング
周波数を採用してもよい。
【0067】また、上述した各実施例では、NTSC方
式のテレビジョン放送システムに本発明が適用されてい
るが、本発明は、このような方式に限定されず、例え
ば、図4に示すPAL、SECAMその他の方式につい
ては、NTSC方式に比較すると、単位時間当たりの水
平走査線の数(=フィールド周波数×走査線数)と水平
走査線期間の長さとが大きく、かつクロック周波数がほ
ぼ同等あるいは大きな値となっているので水平走査線に
重畳されるパルス波形について現行の文字放送と同等以
上に符号間干渉を抑圧することが可能であれば、何れも
適用可能である。
【0068】さらに、上述した各実施例では、水平走査
線に文字情報が重畳されている伝送区間について示した
が、本発明は、このような伝送区間に限定されず、例え
ば、中継現場から最寄りの放送局に至る伝送区間や放送
局相互間を結ぶ素材の伝送区間のように、文字情報の伝
送が行われない区間についても適用可能である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、素材、
複合映像信号に付随する音声信号およびその音声信号の
伝送形態を示す制御信号を圧縮符号化することにより情
報量を低減し、かつ空いている水平走査線に重畳するこ
とにより複合映像信号の伝送品質の劣化を許容可能な範
囲に抑えつつ多重化伝送する。
【0070】すなわち、伝送チャネルの占有帯域内に複
合映像信号の搬送波と分離して配置された副搬送波を介
して音声信号や制御信号が伝送される画像伝送システム
では、このような伝送方式との互換性を保ちつつ、既存
の伝送路を介して所望の素材を伝送したり業務連絡用の
音声回線やデータ回線を確保することが可能となる。ま
た、副搬送波のチャネルの帯域を利用して画像の高品質
伝送を行い、かつそのチャネルの伝送情報を多重化して
確実に伝送することができる。
【0071】したがって、本発明を適用したテレビジョ
ン放送システムでは、画像の収録その他にかかわる業務
の効率と作業環境とを高めつつ収録される素材の量およ
び品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図2】請求項2に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図3】請求項1に記載の発明に対応した実施例を示す
図である。
【図4】テレビジョン信号の各伝送方式の諸元を示す図
である。
【図5】水平走査線に重畳される情報のビットレートを
示す図である。
【図6】本実施例に適応した受信装置の構成を示す図で
ある。
【図7】請求項2に記載の発明に対応した実施例を示す
図である。
【図8】残留側波帯方式の周波数スペクトラム配置を示
す図である。
【図9】音声多重信号の周波数スペクトラム配置を示す
図である。
【図10】文字情報の多重化伝送方式の構成例を示す図
である。
【図11】文字多重放送の多重化伝送方式を説明する図
である。
【符号の説明】 11,21 タイミング検出手段 13,23 圧縮符号化手段 15,25 多重化手段 31 タイミング検出回路 32,35,43,46,63,66,86 ディジタ
ルシグナルプロセッサ(DSP) 33,48,61,69,90 低域フィルタ(LP
F) 34,62 A/D変換器(A/D) 36,56,64,65,95 周波数合成回路(FS
YN) 41 波形等化回路 42 データ抽出回路 44,67,87 データバッファ(DB) 45,68,88 FIFO 47 D/A変換器(D/A) 50,82,89 緩衝増幅器(BUFF) 51,83 クランプ回路(CLMP) 52,91 水平同期分離回路(HSYN) 53,92 垂直同期分離回路(VSYN) 54,94 キャリア再生回路(CR) 55,70,93 タイミング検出回路 57 分周回路(DIV) 81 映像分配器 84 ビデオスイッチ 85 文字データ処理部(CP)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される複合映像信号からその複合映
    像信号の信号方式に基づいて同期信号を分離し、その同
    期信号で期間が与えられる水平走査線の内、予め決めら
    れた水平走査線の個々のタイミングを得るタイミング検
    出手段(11)と、 外部から供給される素材を圧縮符号化し、前記タイミン
    グ検出手段(11)によってタイミングが得られた水平走
    査線に前記複合映像信号の伝送品質の許容範囲内で重畳
    可能なビット数と、その複合映像信号のフィールド周波
    数との積で与えられるビットレート以下のビット列に変
    換する圧縮符号化手段(13)と、 前記タイミング検出手段(11)によって得られたタイミ
    ングで前記複合映像信号に、前記圧縮符号化手段(13)
    によって得られたビット列を前記許容範囲が確保できる
    波形で重畳する多重化手段(15)とを備えたことを特徴
    とする多重化伝送方式。
  2. 【請求項2】 複合映像信号からその複合映像信号の信
    号方式に基づいて同期信号を分離し、その同期信号で期
    間が与えられる水平走査線のタイミングを得るタイミン
    グ検出手段(21)と、 前記複合映像信号に付随した音声信号とその音声信号の
    伝送形態を示す制御信号とを圧縮符号化し、その複合映
    像信号の伝送品質の許容範囲内で前記タイミング検出手
    段(21)によってタイミングが得られた水平走査線に重
    畳可能なビット数と、フィールド周波数との積で与えら
    れる伝送速度以下のビット列に変換する圧縮符号化手段
    (23)と、 前記タイミング検出手段(21)によって得られたタイミ
    ングで前記複合映像信号に、前記圧縮符号化手段(23)
    によって得られたビット列を前記許容範囲が確保できる
    波形で重畳する多重化手段(25)とを備えたことを特徴
    とする多重化伝送方式。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH044481U (ja) * 1990-04-27 1992-01-16
JPH04249485A (ja) * 1991-02-05 1992-09-04 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 音声多重伝送方法および送信装置、受信装置

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