JPH0720268Y2 - 床構造 - Google Patents

床構造

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JPH0720268Y2
JPH0720268Y2 JP3015292U JP3015292U JPH0720268Y2 JP H0720268 Y2 JPH0720268 Y2 JP H0720268Y2 JP 3015292 U JP3015292 U JP 3015292U JP 3015292 U JP3015292 U JP 3015292U JP H0720268 Y2 JPH0720268 Y2 JP H0720268Y2
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floor
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floor panel
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JP3015292U
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JPH0589676U (ja
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繁樹 谷内
光郎 升沢
正 末松
元秀 熊谷
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Sanyo Industries Ltd
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Sanyo Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物のスラブ面に配設
する床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、学校或いは集合住宅等の床構造に
関しては、根太材を用いてその上に床パネルを敷きつめ
た床構造のもの、又、床パネルを支持脚で支持したもの
を床全体に隙間なく敷設した床構造のもの等が一般的に
採用されている。そして、集合住宅等のコンクリート建
物等において、階下への騒音防止を図るために板張り床
として高い床衝撃音の遮断性能を有し、また居住空間が
十分確保できる床構造のものが望まれている。
【0003】上記床パネルを支持脚で支持した床構造と
しては、例えば実公昭63−6356号のものが知られ
ている。これは、図6に示すように、床パネル21に孔
22を設けここに床支持脚29を配置して床パネル21
を支持するようにしたものである。上記床支持脚29
は、孔22に椀状支持金具27を逆さにして、その周縁
に設けられた鍔部23を床パネル21の下面に固定し、
椀状支持金具27の低部に設けられた貫通孔に支持ボル
ト24を挿通して椀状支持金具27を支持すると共に、
支持ボルト24にスラブ面25に設置する防振ゴム26
に設けた雌ねじ金具28を螺合し、支持ボルト24の回
転により床パネル21の高さを調整するようにし、弾性
と遮音性能をもたせて床パネル21を支持するようにし
たものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】さて、上記従来の床構
造にあっては、図5に示すように床パネル21の4隅部
に床支持脚29を配置して床パネル21を支持し、また
床支持脚の高さ調節を可能にするために床パネル21に
貫通孔を設ける必要がある。さらに、各床パネル毎に専
用の床支持脚29を使用するため多くの床支持脚29を
必要とし、また床全体について各支持脚間の間隔が一様
に出来ないため床の弾力性能が不均一になる等の問題点
を有していた。本考案は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、加工性及び施工性に優れまた、床全体の弾
力性能を均一なものにすると共に衝撃吸収効果のすぐれ
た床構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するため、本考案に係る床構造は、図1に示すように、
矩形状の床パネル1と、スラブ面に設置され、隣合う双
方の床パネル1の間に位置してこれら双方の床パネル1
を支持する床支持脚2とからなる床構造であって、上記
床支持脚2は、床スラブ面に設置され、弾性を有する支
持体3と、この支持体3に下端部を支承されて回動可能
に立設される支持ボルト4と、この支持ボルト4に高さ
調節可能に螺合される円筒状の支持円筒体5と、上記支
持円筒体5から水平方向に突設して設けられた突設部位
で上記床パネル1の裏面端部を支持する下部床受体7
と、上記支持円筒体5の上部から嵌め込まれ、上記下部
床受体7の上に載置されると共に、この下部床受体7と
反対方向に水平に突設して設けられた突設部位で上記床
パネル1と隣合う別の床パネル1の裏面端部を支持する
上部床受体6と、上記支持円筒体5の外周面に設けられ
た雄螺子と螺合し、上部床受体6と下部床受体7とを固
定するナット8とを有する構成である。
【0006】
【作用】ここで本考案の作用について説明する。先ず敷
設に先立ち、上記床パネル1に上記上部床受体6及び下
部床受体7を取り付ける。このとき、床パネル1の一辺
の裏面に上部床受体6の突設部6aを例えばビス等を用
いて固定する。そして、例えば、同一辺に上記上部床受
体6を所定の間隔をあけて2か所取り付け、この辺と平
行する辺に同様な間隔で上記下部床受体7を取り付け
る。
【0007】次に、支持体3の上面部に支持ボルト4の
下端部を支承し、支持ボルト4を回動可能に立設する。
さらに、この支持ボルト4を上記下部床受体7と一体の
支持円筒体5に下から螺合する。同様に、もう一方の下
部床受体7についても、別の支持体3に立設された支持
ボルト4を螺合する。そして、必要な全ての床パネル1
について上記と同様に下部床受体7等の取り付けを行
う。
【0008】次に、上記で準備した床パネル1を建物の
床スラブ面に順に配設する。このとき、先に配置された
床パネル1に取り付けられた支持円筒体5の上部から、
これと隣合わせて配設する別の床パネル1に取り付けら
れた上部床受体6を嵌め込む。そして、支持円筒体5の
上部からナット8を螺合させて締めつけ、上部床受体6
を下部床受体7に固定する。
【0009】そして、この床パネル1の高さを調節する
ときには、支持ボルト4の上部から工具等を用いてこの
支持ボルト4を回転させ、必要な高さの位置に合わせ
る。同様にして、順次床パネル1を並設し、この列の床
パネル1に密着させて隣りの列についても同様にして順
次床パネル1を並設し、床スラブ面の全体について床パ
ネル1を敷きつめる。
【0010】
【実施例】以下本考案に係る床構造の実施例を図面に基
づいて説明する。図1に示す床構造は、木製からなる矩
形状の床パネル1と、床スラブ面14に設置され隣合う
双方の床パネル1の端部を支持する床支持脚2とからな
っている。
【0011】図2に示す上記床支持脚2は、床スラブ面
14に設置され、弾性を有する円柱状の支持体3と、下
端部に円板状のボルト頭部4aが設けられまた上部には
ボルトを回すための溝部4bが設けられた支持ボルト4
とを有している。上記支持体3は、この上部には円筒状
の突設部3bが設けられて円柱状の凹部3cが形成さ
れ、またこの凹部3cの底面の中心部には弾性力を増す
ために小さい凹部3dが設けられている。さらに上記支
持体3には上記突設部3bの上端部に中心に向けて屈曲
した屈曲部が形成され、一方、この支持体3の下面に
は、図1に示すように高さの異なる円柱状突起3aが複
数個設けられている。
【0012】更に上記床支持脚2は、上記支持ボルト4
に高さ調節可能に螺合される円筒状の支持円筒体5と、
この支持円筒体5に固定され支持円筒体5から水平方向
に突設する板状の突設部7aを有する下部床受体7と、
上記支持円筒体5の上部から嵌め込まれて上記下部床受
体7の上に載置され、下部床受体7とは反対水平方向に
突設して設けられ、板状の突設部6aを有する上部床受
体6と、上記支持円筒体5と螺合し、上部床受体6と下
部床受体7とを固定するナット8とを備えている。
【0013】ここで、本実施例に係る床構造を建物の床
スラブ面14に敷設する場合について説明する。上記床
構造のものは、予め床パネル1に床支持脚2の一部を取
り付けておき、この後敷設作業を行う。この取付け作業
では、床パネル1の所定の辺に適当な間隔をあけて2つ
の上部床受体6を取り付け、また、この辺と平行するも
う一方の辺には同様の間隔をあけて2つの下部床受体7
を取り付ける。このとき、床パネル1の1辺の裏面端部
に上部床受体6の突設部6aに設けられた孔6bにビス
10をねじ込んで床パネル1と上部床受体6とを固定す
る。同様にして、もう一方の辺の裏面端部に下部床受体
7の突設部7aに設けられた孔7bにビス10をねじ込
んで上記床パネル1に上部床受体6を固定する。そし
て、必要な数の床パネル1の全てについて、上記と同様
にして下部床受体7及び上部床受体6を取り付ける。
【0014】次に、支持体3の上部に設けられた凹部3
cの底面にナイロン製からなる円板状のナイロン板13
を載せ、さらに支持ボルト4のボルト頭部4aを上記円
柱状の凹部3cから嵌め込む。そして、このボルト頭部
4aを嵌め込んだ位置で、上記円筒状の突設部3bから
中心に向けて形成された屈曲部によってボルト頭部4a
の上面周縁部が包まれ保持される。こうして、支持体3
に支持ボルト4のボルト頭部4aが支承されると共に、
支持ボルト4が支持体3に対して回動可能に立設され
る。このようにして支持体3と支持ボルト4とを結合し
て一体にし、この支持ボルト4を上記板パネル1に取り
付けられた支持円筒体5に下から螺合する。同様にし
て、床パネル1に取り付けられた他の支持円筒体5につ
いても、支持体3と一体にした支持ボルト4を螺合す
る。
【0015】さて、上記準備が整えば、次に建物の壁周
辺部に際根太16を設けておき、この際根太16の上に
上部床受体6が除かれた床パネル1の一辺を設置し、こ
の床パネル1に続けて順次上部床受体6と下部床受体7
の設けられている床パネル1を床スラブ面14に敷設し
ていく。そして、先に配設された床パネル1の下部床受
体7が取り付けられた辺に、別の床パネル1の上部床受
体6が取り付けられた辺を隣合わせ、この上部床受体6
に設けられた貫通孔6cを下部床受体7と一体の支持円
筒体5に嵌め込む。そして、ナット8を支持円筒体5の
上部からねじ込みワッシャ11を介して締めつけ、上部
床受体6と下部床受体7とを固定する(図3参照)。も
う一方の下部床受体7と上部床受体6についても同様に
して、ナット8を用いて固定する。
【0016】さらに上記床スラブ面14に配設した床パ
ネル1の高さを調節するときには、支持ボルト4の上部
面に設けられた溝部4bにネジ回しをあててこの支持ボ
ルト4を回転させ、必要な高さの位置に合わせる。他の
床パネル1も同様にして一列に並設し、そして、列の最
後の床パネル1は、下部床受体7が除かれた床パネル1
の一辺を際根太16の上に載置する。この列の作業が終
了すれば順次隣りの列についても同様にして床パネル1
を並設し、このようにして床スラブ面14の全体につい
て床パネル1を敷きつめる(図4参照)。上記床パネル
1の施工が終了すれば、この床パネル1の上に木製の捨
張り板15を配設し、さらにこの上に木製のフローリン
グ材9を敷きつめて仕上げる。
【0017】従って本実施例によれば、隣接する双方の
床パネル1の間に床支持脚2を配置して両床パネル1を
支える構造であるため床支持脚2の数が削減でき、また
床支持脚2の設置間隔を一定に敷設することができるの
で床の弾力性能が均一な床構造となる。
【0018】また単位面積当たりの床支持脚2の数が削
減されることにより、床支持脚2の1本当たりの受ける
荷重が増加し、このため床の固有振動が下がり、荷重衝
撃音の低減に効果がある。そして、床支持脚2の床スラ
ブ面14に設置する支持体3の弾性効果によっても、床
に加わる衝撃に対し有効にこれを緩和し衝撃音を抑制す
る。
【0019】さらに、床パネル1の厚みを吸収するよう
に床支持脚2を構成したので、二重床としては床高の低
い床構造のものとなり、その分部屋の居住空間が広く確
保できる。また隣接する双方の床パネル1の間隙に床支
持脚2を設けて床パネル1を支持する構造であり、かつ
ナット8のみで簡単に固定できるので施工性にも優れ、
また床パネル1に床支持脚を取り付けるための貫通孔を
設ける必要がないので、床パネル1の加工工程が省略で
きコストの節減が図れる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る床構
造によれば、隣合う双方の床パネル1の間に位置してこ
れら双方の床パネル1を支持する床支持脚2を備え、上
記床支持脚2は、床スラブ面に設置され、弾性を有する
支持体3と、この支持体3に下端部を支承されて回動可
能に立設される支持ボルト4と、この支持ボルト4に高
さ調節可能に螺合される円筒状の支持円筒体5と、上記
支持円筒体5から水平方向に突設して設けられ、この突
設部位で上記床パネル1の裏面端部を支持する下部床受
体7と、上記支持円筒体5の上部から嵌め込まれ、上記
下部床受体7の上に載置されると共に、この下部床受体
7と反対方向に突設しこの突設部位で上記床パネル1と
隣合う別の床パネル1の裏面端部を支持する上部床受体
6と、上記支持円筒体5の外周面に設けられた雄螺子と
螺合し、上部床受体6と下部床受体7とを支持円筒体5
に固定するナット8とを有する構成を採用したから、少
ない数の床支持脚2で構成でき、しかも床全体に均一に
床支持脚2を配置できるので弾力性能が均一な床構造と
することができると共に衝撃吸収及び防音にもすぐれた
効果があり、一方、施工性にも優れ、また床パネルの加
工が容易であるといった効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る床構造の断面図である。
【図2】本考案の実施例に係る床支持脚の分解斜視図で
ある。
【図3】床パネルを床スラブに施工途中の状態を示す図
である。
【図4】本考案の実施例に係る床構造の施工後の平面図
である。
【図5】従来例に係る床構造の施工後の平面図である。
【図6】従来例に係る床構造の断面図である。
【符号の説明】
1 床パネル 2 床支持脚 3 支持体 4 支持ボルト 5 支持円筒体 6 上部床受体 7 下部床受体 8 ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の床パネル(1)と、 スラブ面に設置され、隣合う双方の床パネル(1)の間
    に位置してこれら双方の床パネル(1)を支持する床支
    持脚(2)とからなる床構造であって、 上記床支持脚(2)は、 床スラブ面に設置され、弾性を有する支持体(3)と、 この支持体(3)に下端部を支承されて回動可能に立設
    される支持ボルト(4)と、 この支持ボルト(4)に高さ調節可能に螺合される円筒
    状の支持円筒体(5)と、 上記支持円筒体(5)から水平方向に突設して設けられ
    た突設部位で上記床パネル(1)の裏面端部を支持する
    下部床受体(7)と、 上記支持円筒体(5)の上部から嵌め込まれ、上記下部
    床受体(7)の上に載置されると共に、この下部床受体
    (7)と反対方向に水平に突設して設けられた突設部位
    で上記床パネル(1)と隣合う別の床パネル(1)の裏
    面端部を支持する上部床受体(6)と、 上記支持円筒体(5)の外周面に設けられた雄螺子と螺
    合し、上部床受体(6)と下部床受体(7)とを固定す
    るナット(8)とを有することを特徴とする床構造。
JP3015292U 1992-05-08 1992-05-08 床構造 Expired - Lifetime JPH0720268Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0589676U JPH0589676U (ja) 1993-12-07
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