JPH07202679A - Cmos回路 - Google Patents

Cmos回路

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JPH07202679A
JPH07202679A JP6308215A JP30821594A JPH07202679A JP H07202679 A JPH07202679 A JP H07202679A JP 6308215 A JP6308215 A JP 6308215A JP 30821594 A JP30821594 A JP 30821594A JP H07202679 A JPH07202679 A JP H07202679A
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JP
Japan
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threshold voltage
circuit
cmos
low
terminal
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JP6308215A
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Inventor
Rajendra Kumar
ラジェンドラ・クマール
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HP Inc
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Hewlett Packard Co
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Publication date
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0021Modifications of threshold
    • H03K19/0027Modifications of threshold in field effect transistor circuits
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/32Circuit design at the digital level
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  • Computing Systems (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】速度/電力消費トレード・オフが改良されたC
MOS回路を提供する。 【構成】本発明の一実施例によれば、回路内の少なくと
も1つのMOSトランジスタのしきい値電圧が変更され
るCMOS回路が提供される。しきい値電圧を変えるこ
とにより、速度/電力消費トレードオフが特定のCMO
S回路の設計基準に合うよう変更される。たとえば、C
MOS回路のCMOSトランジスタ対におけるPMOS
トランジスタのプル・アップ速度を増加するため、選択
MOSトランジスタのしきい値電圧が低減される。変更
は、デバイス・レベルあるいは回路レベルで発生し得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOS集積回路に関
するものであり、とりわけ、その速度/電力消費のトレ
ード・オフを設計条件に適応させることが可能なCMO
S回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、VLSIの設計に、相補型金属酸
化物半導体(CMOS)が広く用いられるようになって
きた。CMOSテクノロジの利点は、バイポーラ・デバ
イスのような他のテクノロジに比較すると、電力消費が
極めて少ないということである。CMOSテクノロジの
欠点は、その動作が、バイポーラ・デバイスに比べると
低速ということである。
【0003】CMOSテクノロジのこの欠点の結果とし
て、BiCMOSテクノロジが開発された。BiCMO
Sテクノロジは、CMOSテクノロジの低電力消費をほ
ぼ保持するが、バイポーラ・デバイスの高速度で動作す
る。しかし、BiCMOSの解決法は、バイポーラ・デ
バイスが存在するので、製造がかなり複雑になる。
【0004】BiCMOSテクノロジのもう1つの問題
は、2ボルト以下の電源電圧におけるこのテクノロジの
スケーラビリティが問題になるということである。今
日、5ボルト及び3.3ボルトの電源電圧が最も一般的
であるが、電源電圧は、最終的には、約1ボルトまで降
下する。従って、高速で、比較的電力消費の少ないBi
CMOSは、電源電圧が2ボルト未満の場合には利用で
きそうもない。BiCMOSのスケーラビリティの問題
について試みられた解決法の1つが、標準しきい値n及
びpチャネルFETトランジスタと共に、低しきい値n
チャネルFETトランジスタを用いることによって、ス
ケーラビリティを明らかに向上させる、BiCMOS
NAND回路を開示した米国特許第5,132,567
号に見受けられる。結果得られるBiCMOS NAN
D回路は、従来のBiCMOSより、なおいっそう製造
が複雑になる。
【0005】既知のように、集積回路におけるMOSト
ランジスタのセル・サイズを大きくすることによって、
駆動電流を増大させ、動作をより速くすることが可能で
ある。しかし、セル・サイズを大きくすることによっ
て、所定のセルのスイッチング性能が向上するが、やは
り、望ましくないことには、セルの入力ゲート容量が増
大するので、このセルの駆動が低速になり、ダイ領域の
追加を必要とするので、チップ密度が制限される。
【0006】従来、集積回路の設計において、MOSト
ランジスタのしきい値電圧は、故意に同じ値にされる。
しきい値電圧は、トランジスタを導通状態にするのに必
要な電圧である。該電圧は、それより低くなると、漏洩
電流だけしか流れない、ゲート・ソース間電圧として定
義される。トランジスタのしきい値電圧は、そのゲート
・チャネルのドーピング・プロファイルによって制御さ
れ、あるいは、決まることになる。一般に、シリコン・
トランジスタの場合、しきい値電圧は、約0.7ボルト
である。トランジスタのソースが、接地されない場合、
しきい値電圧は、ソース電圧に印加される電圧にも影響
される。これは、電解効果トランジスタのボディ効果と
して知られている。
【0007】最近、明らかになったように、MOSトラ
ンジスタに低しきい値電圧を利用して、集積回路全体を
構成することが可能である。1993年2月のIEEE
International Solid−Stat
e Circuits Conferenceにおけ
る、Kitsukawaによる「256Mb DRAM
Technologies for File App
lications」を参照されたい。低しきい値電圧
の利用によって、集積回路の高速動作が可能になる。全
て、低しきい値MOSトランジスタを利用することに関
する欠点は、電力消費が大幅に増大することにある。
【0008】他に類のない、わずかな特殊状況において
しか、明確にしきい値電圧の異なるMOSトランジスタ
を同じ集積回路に配置することはなかった。例えば、米
国特許第5,150,186号には、別様の従来のCM
OSトランジスタ対にゼロしきい値トランジスタを追加
することによって、高電圧が出力ノードに印加された場
合に、PMOSトランジスタに対する損傷を阻止する、
CMOS出力回路が開示されている。米国特許第5,1
50,186号には、同じまたは同様の目的で、同様の
CMOSドライバが開示されている。これらの設計は、
単なる保護メカニズムでしかなく、CMOS回路のスイ
ッチング性能が改善されないだけでなく、消費するダイ
領域が拡大されることにもなる。
【0009】従って、ほぼ1〜6ボルトの広い範囲の電
源電圧にわたって、高速動作と、低電力消費を可能にす
るテクノロジが必要とされている。該テクノロジは、あ
まり製造プロセスを複雑にせずに、高密度の回路設計を
支援することが望ましい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、速度/電力
消費トレード・オフに改良を施すために、CMOS回路
における少なくとも1つのMOSトランジスタのしきい
値電圧が変更される、すなわち、CMOS回路のスイッ
チング性能を高めるために、選択MOSトランジスタの
しきい値電圧が変更されるCMOS回路を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置または方
法として実現することが可能である。装置として、本発
明は、デバイス・レベルまたは回路レベルで実現するこ
とが可能である。いずれの場合であれ、しきい値の変更
されるMOSトランジスタは、個別トランジスタ、個別
論理回路、または、集積回路(用途に固有の集積回路
(ASIC)を含む)、プログラマブル論理アレイ(P
LA)、ゲート・アレイ、標準セル、または、カスタム
集積回路(IC)に関連する。方法として、本発明は、
CMOS論理回路の設計方法として実現することが可能
である。以下では、本発明のさまざまな実施例について
解説する。
【0012】本発明の第1の実施例によれば、CMOS
回路のCMOSトランジスタ対(1つのPMOSトラン
ジスタ及びNMOSトランジスタ)は、PMOSトラン
ジスタが第1のしきい値電圧を備え、NMOSトランジ
スタが、第1のしきい値電圧とは値の異なる第2のしき
い値電圧を備えるように製造される。例えば、CMOS
トランジスタ対の場合、NMOSトランジスタのしきい
値電圧は、標準しきい値電圧のままにして、プル・アッ
プ性能を高めるために、PMOSトランジスタのしきい
値電圧を下げることが可能である。代わりに、あるい
は、これに追加して、プル・ダウン性能を高めるため
に、NMOSトランジスタのしきい値電圧を下げること
も可能である。
【0013】本発明の第2の実施例によれば、集積CM
OS回路は、所望の速度/電力消費トレード・オフを実
現するため、複数のしきい値電圧を利用する。集積CM
OS回路には、複数の低しきい値電圧PMOSトランジ
スタ、複数の標準しきい値電圧PMOSトランジスタ、
及び、複数の標準しきい値電圧NMOSトランジスタが
含まれている。速度の上昇が必要とされ、追加電力消費
に耐えることが可能な場合、低しきい値電圧PMOSト
ランジスタが選択的に利用される。集積CMOS回路に
は、さらに、複数の低しきい値電圧NMOSトランジス
タを含むことも可能である。
【0014】本発明の第3の実施例によれば、CMOS
回路を設計するための新規の回路設計方法は、所望の速
度/電力消費性能を得るため、選択的にしきい値電圧を
制御することが可能である。該方法には、回路の一部を
形成する論理素子を識別するステップと、その論理素子
が速度にクリティカルな経路内にあるか否かを判定する
ステップと、論理素子が速度にクリティカルな経路内に
あると判定されると、論理素子の低しきい値電圧構成を
選択するステップと、論理素子が速度にクリティカルな
経路内にないと判定されると、論理素子の通常しきい値
電圧構成を選択するステップと、回路の残りの部分を形
成する他の論理素子について上記ステップを反復するス
テップが含まれる。
【0015】上記実施例において、電源電圧(CMOS
回路に結合される)が約2ボルト以上の場合、MOSト
ランジスタの低しきい値電圧は、約0.1〜0.3ボル
トの範囲内であり、MOSトランジスタの標準(または
通常)しきい値電圧は、約0.1〜1.0ボルトの範囲
内である。一方、電源電圧が約2ボルト未満の場合、M
OSトランジスタの標準しきい値電圧は、既に比較的低
い、約0.1〜0.2ボルトの範囲内であり、従って、
変更されたしきい値電圧は、上昇して(降下する代わり
に)、約0.3〜0.4ボルトになる。この低電圧動作
において、より低い速度に耐えることができる場合に
は、速度/電力消費は、より高いしきい値電圧のMOS
トランジスタを利用して制御されるので、CMOS回路
の電力消費が減少する。
【0016】本発明の利点の1つは、CMOSテクノロ
ジの性能特性をBiCMOSの性能特性とほぼ同じにす
ることが可能という点である。本発明のもう1つの利点
は、CMOSの論理だけでなく、CMOS回路の速度/
電力消費特性についても設計が容易になるという点であ
る。すなわち、本発明では、回路設計者が速度/電力消
費を制御し得るようにすることが可能になる。他の利点
については、図面及び詳細な説明から明らかになるであ
ろう。
【0017】
【実施例】本発明の実施例については、図1〜12を参
照しながら以下で説明する。しかし、当該技術の熟練者
にはすぐ明らかになるように、本発明は、これらの限定
された実施例の範囲を超えるものであるので、これらの
図に関連して示される詳細な記述は、説明を目的とした
ものである。
【0018】図1は、本発明の第1の実施例によるCM
OS回路2の概略図である。CMOS回路2には、低し
きい値電圧(LVt)PMOSトランジスタ4、及び、
通常または標準しきい値電圧(NVt)NMOSトラン
ジスタ6が含まれている。LVt PMOSトランジス
タ4は、電源端子10(VDD)につながるソース端子
8、第1の入力信号12(VIN1)を受信するゲート端
子11、及び、出力端子16(VOUT)に接続されたド
レイン端子14を備えている。NVt NMOSトラン
ジスタ6は、出力端子16(VOUT)に接続されたドレ
イン端子18、第2の入力信号22(VIN2)を受信す
るゲート端子20、及び、アース端子26につながるソ
ース端子24を備えている。
【0019】第1の実施例によるCMOS回路2の論理
演算は、PMOS及びNMOSトランジスタのしきい値
電圧を故意にほぼ同じにする既知のCMOS回路と基本
的に同じである。一般に、PMOS及びNMOSトラン
ジスタのしきい値電圧は、電源電圧の約15%である。
例えば、電源電圧が5ボルトの場合、標準または通常し
きい値電圧は、約0.7ボルトになる。PMOS及びN
MOSトランジスタの低しきい値電圧は、電源電圧の約
5%である。すなわち、低しきい値電圧の値は、0.1
〜0.3ボルトの範囲内になる。例えば、通常しきい値
電圧は、PMOSの場合には、−0.7ボルト、NMO
Sの場合には、+0.7ボルトになる可能性がある。
【0020】第1の実施例によって得られる利点は、従
来のCMOSに比べた、速度性能の向上、すなわち、出
力端子16のプル・アップの高速化である。すなわち、
PMOSトランジスタ4において低Vtを利用すること
によって、駆動電流が増大する。従って、本発明によれ
ば、CMOS回路におけるトランジスタの全て、また
は、一部のVtを降下させることによって、バイポーラ
・デバイスに関連した製造の複雑さを伴わずに、BiC
MOS回路の所望の性能/損失特性とほぼ対等にするこ
とができる。
【0021】図2は、本発明の第2の実施例によるCM
OS回路28の概略図である。CMOS回路28には、
通常または標準しきい値電圧(NVt)PMOSトラン
ジスタ30及び低しきい値電圧(LVt)NMOSトラ
ンジスタ32が含まれている。NVt PMOSトラン
ジスタ30は、電源端子36(VDD)につながるソース
端子34、第1の入力信号40(VIN1)を受信するゲ
ート端子38、及び、出力端子44(VOUT)に接続さ
れたドレイン端子42を備えている。LVtNMOSト
ランジスタ32は、出力端子44(VOUT)に接続され
たドレイン端子46、第2の入力信号50(VIN2)を
受信するゲート端子48、及び、アース端子54につな
がるソース端子52を備えている。
【0022】第2の実施例によるCMOS回路28は、
従来のCMOSに比べると、速度性能が向上している、
すなわち、出力端子44のプル・ダウンが高速化されて
いる。すなわち、NMOSトランジスタ32において低
Vtを利用することによって、プル・ダウン電流が増大
する。
【0023】しかし、Vtを降下させると、しきい値下
漏洩が増し、電力消費が増大することになる。従って、
本発明に基づいて、CMOSにおける一部のトランジス
タのVtを選択的に降下させることによって、バイポー
ラ・デバイスに関連した製造上の複雑さを伴うことな
く、BiCMOS回路の所望の性能/損失特性とほぼ対
等にすることが可能である。後述の図12は、通常のC
MOS及びBiNMOSと比較した、本発明の性能を示
すグラフである。
【0024】さらに、CMOS論理回路における一部の
MOSトランジスタのVtだけを選択的に降下させるの
で、CMOS回路の速度性能を向上させ、同時に、結果
生じる電力消費の増大を最小限に抑えることが可能にな
る。
【0025】また、本発明によるCMOS回路のスケー
ラビリティは、BiCMOS回路よりはるかに優れてい
る。BiCMOS回路は、約2ボルトまでしかスケール
・ダウンすることができない。一方、本発明の場合、少
なくとも1ボルトまでのスケール・ダウンが可能であ
る。出力は、VDDに関係なく、レールまでプル・アップ
され、あるいは、レールまでプル・ダウンされるので、
該実施例は、とりわけ、スケーリングに適している。
【0026】本発明によるCMOS回路の製造は、従来
のCMOS回路に必要とされるよりも、ほんのわずかだ
けしか複雑にならない。すなわち、2つの低Vtデバイ
スを挿入するために、2つの余分な挿入ステップ(各デ
バイス毎に1回の挿入)が必要になる。
【0027】図3は、本発明を具現化したCMOSイン
バータ56の概略図である。CMOSインバータ56に
は、低しきい値電圧(LVt)PMOSトランジスタ5
8及び通常しきい値電圧(NVt)NMOSトランジス
タ60が含まれている。LVt PMOSトランジスタ
58は、電源端子64に接続されたソース端子62、入
力端子68に接続されたゲート端子66、出力端子72
に接続されたドレイン端子70を備えている。NVt
NMOSトランジスタ60は、出力端子72に接続され
たドレイン端子74、入力端子68に接続されたゲート
端子76、及び、アース端子80に接続されたソース端
子78を備えている。
【0028】入力端子68における入力信号が「高」の
場合、LVt PMOSトランジスタ58がオフにな
り、NVt NMOSトランジスタ60がオンになるの
で、出力端子72の出力信号がアース80の電位までプ
ル・ダウンされる。NVt NMOSトランジスタ60
のプル・ダウン性能は、従来のCMOSの場合と同じで
ある。代りに、入力端子の入力信号が「低」の場合、N
Vt NMOSトランジスタ60がオフになり、LVt
PMOSトランジスタ58がオンになるので、大駆動
電流を利用して、出力端子72の出力信号が電源電圧ま
でプル・アップされる。
【0029】図3に示すように、CMOSインバータ5
6は、第1の実施例に基づいて構成されている。しか
し、当該技術の熟練者にはすぐ明らかになるように、C
MOSインバータ56は、第2の実施例に基づいて構成
することも可能である。
【0030】図4は、本発明を具現化したCMOS N
AND回路82の概略図である。CMOS NAND回
路82には、従来のCMOS NAND回路のように、
4つのトランジスタ84〜90が含まれているが、一部
のトランジスタのしきい値電圧は、回路82の速度性能
を向上させるために、低くなっている。LVt PMO
Sトランジスタ84は、電源端子94に接続されたソー
ス端子92、第1の入力端子98に接続されて、入力信
号Aを受信するゲート端子96、及び、出力端子102
に接続されたドレイン端子100を備えている。LVt
PMOSトランジスタ86は、電源端子94に接続さ
れたソース端子104、第2の入力端子108に接続さ
れて、入力信号Bを受信するゲート端子106、及び、
出力端子102に接続されたドレイン端子110を備え
ている。LVt NMOSトランジスタ88は、出力端
子102に接続されたドレイン端子112、第1の入力
端子98に接続されて、入力信号Aを受信するゲート端
子114、及び、ソース端子116を備えている。LV
t NMOSトランジスタ90は、LVt NMOSト
ランジスタ88のソース端子116に接続されたドレイ
ン端子118、第2の入力端子108に接続されて、入
力信号Bを受信するゲート端子120、及び、アース1
24に接続されたソース端子122を備えている。
【0031】図4には、PMOSトランジスタ84、8
6及びNMOSトランジスタ88が、低Vtデバイスと
して示されており、NMOSトランジスタ90が、通常
または標準Vtデバイスとして示されている。LVt
PMOSトランジスタ84及び86は、高速で出力信号
をプル・アップする働きをする。NMOSトランジスタ
88及び90は、出力信号をプル・ダウンする働きをす
る。
【0032】CMOS NAND回路82は、その性能
を向上させ、同時に、電力損失を最小限にとどめるよう
に設計された。図4において、PMOSトランジスタ8
4及び86は、低Vtになるように選択されたので、回
路82のプル・アップ速度が改善される。一般に、出力
に接続されたPMOSトランジスタを低Vtにすること
によって、回路82のプル・アップ・スイッチング速度
が改善される。一方、NMOS(同じ値のVtの場合)
は、PMOSよりも速くスイッチするので、出力に結合
される場合であっても、NMOSデバイスを低Vtにす
る必要はない。しかし、図4に示すCMOS NAND
回路82の典型的な実施例の場合、NMOSトランジス
タ88も、低Vtトランジスタである。低VtのNMO
Sトランジスタを利用すると、例えば、プル・ダウンに
関して得られる速度利得は、NMOSトランジスタ88
による電力損失の増大に勝るので、入力信号Aの変化率
が入力信号Bの変化率に比べてかなり大きい場合に有利
である。
【0033】従って、本発明によれば、CMOS回路の
速度性能は、約25%〜45%になると思われる率だ
け、従来得られた速度性能(従来のVtによって)より
改善されるが、電力損失は必要な程度までしか増大しな
い。
【0034】従って、CMOS回路の設計において、速
度にクリティカルな経路には、低VtのPMOS及び低
VtのNMOSを利用することによって、CMOS回路
の速度性能を向上させることが可能である。さらに、通
常Vtトランジスタは、低Vtトランジスタに比べて電
力消費が少ないので、クリティカルでない経路には、通
常(標準)VtのPMOS及び通常(標準)VtのNM
OSを利用することによって、電力損失が最小限に抑え
られる。
【0035】図5は、論理回路の実施に利用される低し
きい値電圧及び標準しきい値電圧CMOSトランジスタ
を含む、集積回路(IC)チップ126の平面図であ
る。すなわち、チップ126には、LVt NMOS領
域128、NVt NMOS領域130、LVt PM
OS領域132、及び、NVt PMOS領域134が
含まれている。ICチップ126は、ASIC、PL
A、ゲート・アレイ、標準セルのIC、または、標準ま
たはカスタム設計によるICとすることが可能である。
領域128〜134のそれぞれには、CMOSテクノロ
ジ、すなわち、MOSトランジスタが含まれている。チ
ップ126を利用して形成される論理回路は、個々の領
域128〜134を利用して、速度/電力消費トレード
・オフを改善する。すなわち、LVt NMOS領域1
28及びLVt PMOS領域132の両方または一方
に形成された低Vtトランジスタまたは論理素子が、通
常しきい値電圧トランジスタまたは論理素子の代わり
に、速度にクリティカルな経路に利用され、一方、NV
t NMOS領域130及びNVt PMOS領域13
4の両方または一方に形成された通常Vtまたは論理素
子が、速度にクリティカルでない経路に利用される。
【0036】図6は、通常しきい値電圧(NVt)論理
回路138及び低しきい値電圧(LVt)論理回路14
0を含む回路136の平面図である。回路136は、低
Vt論理回路138及び通常Vt論理回路140の両方
を利用して、実施される。論理回路138〜140に
は、1つ以上の論理素子(AND、OR、NOR、イン
バータ等)が含まれている。図7は、図6の回路136
の典型的な実施例に関する概略図である。図7の場合、
NVt論理回路138には、ANDゲート142が含ま
れており、LVt論理回路140には、インバータ14
4が含まれている。図示のように、回路136は、AN
Dゲート142の入力端子において入力信号IN1及び
IN2を受信し、結果をインバータ144の入力端子に
送り、最終結果を出力信号(OUT)として出力する。
【0037】NVt及びLVt論理回路を混合すること
によって、回路136は、必要とされるところで、その
速度性能を改善し、同時に、電力消費を最小限にとどめ
ることが可能になる。回路138における通常しきい値
電圧及び回路140における低しきい値電圧の選択的利
用によって、電力消費を不必要に増大させることなく、
必要なところで、速度性能を向上させることが可能にな
る。
【0038】図8は、通常しきい値電圧または低しきい
値電圧を備えた複数の論理回路を含む、複雑な回路14
6の平面図である。図示のように、複雑な回路146に
は、第1のNVt論理回路148、第2のNVt論理回
路150、第3のNVt論理回路152、第1のLVt
論理回路154、及び、第2のLVt論理回路156が
含まれている。複雑な回路146の設計に対するLVt
論理回路154、156の選択的導入には、電力消費を
あまり増大させずに、複雑な回路146の速度性能を向
上させる働きがある。
【0039】図9及び10には、通常及び低しきい値電
圧論理回路の両方を用いて設計された2つの一般的な回
路例が示されている。
【0040】図9は、本発明を具現化した高速キャッシ
ュ・メモリ158のブロック図である。キャッシュ・メ
モリ158には、キャッシュ・メモリ記憶セル160、
アドレス・デコーダ162、及び、複数のセンス増幅器
164が含まれている。本発明によれば、キャッシュ・
メモリ158の速度は、アドレス・デコーダ162及び
センス増幅器164に低Vt CMOSトランジスタを
利用することによって改善される。アドレス・デコーダ
162及びセンス増幅器164に低Vt CMOSトラ
ンジスタを設けることによって、わずか数百〜数千のト
ランジスタだけしか低Vtにならない。これに対し、メ
モリ記憶セル160の速度は、デコーダ162またはセ
ンス増幅器164の場合ほどクリティカルではなく、ま
た、メモリ・セル160を低Vtにすると、かなりの電
力消費を生じることになるため、メモリ記憶セル160
の何十万ものトランジスタが、通常Vtに保持される。
従って、メモリ・セル160の速度は、電力消費の増大
を正当化するほどクリティカルではなく、さらに、メモ
リ・アレイにおける漏洩電流を少なく保つことが必要に
なる。
【0041】図10は、低しきい値電圧回路及び通常し
きい値電圧回路の両方を用いて設計された、浮動小数点
演算装置166のブロック図である。浮動小数点演算装
置166には、レジスタ・ファイル・アレイ168、セ
ンス増幅器170、乗算装置172、アライメント・シ
フタ174、3:2桁上げ保存加算器176、桁上げ伝
播加算器178、及び、ラッチ180が含まれている。
図10に示す設計の場合、センス増幅器170、乗算装
置172、アライメント・シフタ174、桁上げ保存加
算器176、桁上げ伝播加算器178、及び、ラッチ1
80は、全て、演算装置166の速度を増すため、低V
tを利用して実施され、レジスタ・ファイル・アレイ1
68は、速度がそれほどクリティカルではないので、通
常Vtで実施される。こうした演算装置166の基本動
作は、米国特許第4,999,802号に開示の演算装
置の基本動作を手本としている。
【0042】従って、CMOSテクノロジを利用して、
回路を設計する場合、設計の部分毎に、通常Vtで実施
すべきか、低Vtで実施すべきかを選択することが可能
である。例えば、回路設計にコンピュータ支援設計(C
AD)を利用する場合、ユーザは、単に、利用する論理
素子(例えば、ORゲート、NORゲート、ANDゲー
ト、NANDゲート、インバータ、バッファ、トリステ
ート・ゲート等)を選択するだけでなく、論理素子に用
いられるしきい値電圧(後述の図11参照のこと)も選
択する。すなわち、利用される電圧しきい値は、通常V
tまたは低Vtとすることが可能である。低Vtによっ
て電力消費が増す場合、ほとんどの速度にクリティカル
な経路には、実用的な範囲で、低Vtが選択される。例
えば、回路のある部分で速度にクリティカルな場合、L
Vt論理素子が利用され、一方、速度にクリティカルで
ない、回路の別の部分には、NVt論理素子が利用され
る。
【0043】上記実施例の場合、電源電圧(CMOS回
路に結合される)が、約2ボルト以上になると、MOS
トランジスタの低しきい値電圧は、約0.1〜0.3ボ
ルトの範囲内になり、MOSトランジスタの標準(また
は通常)しきい値電圧は、約0.4〜1.0ボルトの範
囲内になる。一方、電源電圧が約2ボルト未満の場合、
MOSトランジスタの標準しきい値は、既に、比較的低
い、約0.1〜0.2ボルトの範囲内であり、従って、
変更されるしきい値電圧は、約0.3〜0.4ボルトま
で上昇する(降下する代わりに)。この低電圧動作にお
いて、速度の低下に耐えることが可能であれば、速度/
電力消費は、しきい値電圧がもっと高いMOSトランジ
スタを利用して、制御されることになり、これによっ
て、CMOS回路の電力消費が減少する。
【0044】本発明に関する以上の説明は、静的CMO
S回路について述べたものであるが、本発明は、動的C
MOS回路並びに準静的CMOS回路にも等しく適用す
ることが可能である。
【0045】本発明は、CMOS論理回路の設計方法と
して実施することも可能である。図11は、本発明を具
現化したCADシステム182のブロック図である。C
AD設計システムには、CADシステム・コントローラ
184及び表示スクリーン186が含まれている。
【0046】該方法は、まず、回路の一部を形成するあ
る論理素子を識別することによって開始される。回路の
その部分は、単一トランジスタまたは標準論理素子に当
たるものとすることができる。次に、該方法では、識別
された論理素子が、設計中の論理回路の速度にクリティ
カルな経路内にあるか否かが判定される。該経路内にあ
る場合には、論理素子の低しきい値電圧構成が選択され
る。一般に、設計者は、CADシステム・コントローラ
184によって表示スクリーン上に生じる論理素子19
0〜212のメニューから低しきい値電圧構成の選択を
行うことになる。例えば、NANDゲートが、識別され
た所望の論理機能であり、速度にクリティカルな経路内
にあると判定されると、設計者は、低Vt構成204及
び通常Vt構成202から選択することが可能である。
別の状況であれば、設計者は、図4に示すような部分的
に低Vtを選択したがるかもしれない。一方、論理素子
が、設計中の論理回路における速度にクリティカルな経
路内になければ、論理素子の通常しきい値電圧構成が選
択される。例えば、通常Vtが既に低い場合(例えば、
低電源電圧状況)といった、別の状況であれば、設計者
は、通常Vtの代わりに、高Vtを選択したがるかもし
れない。その後、設計中の論理回路の他の全ての部分に
ついて、回路の残りの部分を形成する他の各論理素子毎
に、上記プロセスが繰り返される。
【0047】図12は、本発明の性能面の利点を示すチ
ャートである。水平軸は、負荷容量を表し、垂直軸は、
ゲート遅延を表している。以下で述べる図12は、通常
のCMOS及びBiCMOSと比較した、本発明(AC
MOSと称する − 適応CMOSを表す)の性能を示す
グラフである。図示のように、約0.2pfを超える
と、BiNMOSに比べてあまり速くないが、本発明
(ACMOS)は、通常のCMOSに比べて約25%〜
45%もゲート遅延が減少する。さらに、本発明(AC
MOS)は、約0.2pf未満の負荷容量では、BiN
MOSよりも実際に速くなる(すなわち、ゲート遅延が
減少する)。
【0048】本発明の多くの特徴及び利点については、
既述の説明から明らかである。また、当該技術の熟練者
であれば、多くの修正及び変更を思いつくのは容易であ
るため、例示し、解説した、そのままの構成及び働きに
本発明を限定することを望むものではない。
【0049】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施例毎に列挙する。
【実施例1】第1のしきい値電圧を備え、ソース端子
(8、34)が第1の電位に有効に接続可能であり、ゲ
ート端子(11、38)が入力信号を受信するようにな
っており、ドレイン端子(14、42)が出力端子(1
6、44)に有効に接続された、PMOSトランジスタ
(4、30)と、第2のしきい値電圧を備え、ソース端
子(24、52)が第2の電位に有効に接続可能であ
り、ゲート端子(20、48)が入力信号を受信するよ
うになっており、ドレイン端子(18、46)が出力端
子(16、44)に有効に接続された、NMOSトラン
ジスタ(6、32)から構成され、第1と第2の電圧の
値が異なることを特徴とする、第1及び第2の電位に有
効に接続可能なCMOS回路(2、28、56、82、
136、146、158、166)。
【実施例2】第1のしきい値電圧が、低しきい値電圧で
あり、第2のしきい値電圧が、標準しきい値電圧である
ことを特徴とする、実施例1に記載のCMOS回路。
【実施例3】第1の電位が供給電位であり、第2の電位
が大地電位であることと、前記PMOSトランジスタ
(4)の低しきい値電圧が、第1の電位の約5%であ
り、前記NMOSトランジスタの標準電圧が、供給電位
の約15%であることを特徴とする、実施例1に記載の
CMOS回路。
【実施例4】第1の電位が、2.5ボルト〜6ボルトの
範囲の供給電位であり、第2の電位が、大地電位である
ことと、前記PMOSトランジスタ(4)の低しきい値
電圧が、0.1〜0.3ボルトの範囲内であり、前記N
MOSトランジスタ(6)の標準しきい値電圧が、0.
4〜1.0ボルトの範囲内であることを特徴とする、実
施例2に記載のCMOS回路。
【実施例5】第1のしきい値電圧が、標準しきい値電圧
であり、第2のしきい値電圧が、低しきい値電圧である
ことを特徴とする、実施例1に記載のCMOS回路。
【実施例6】第1の電位が、供給電位であることと、第
2の電位が、大地電位であることと、前記NMOSトラ
ンジスタ(32)の低しきい値電圧が、第1の電位の約
5%であり、前記PMOSトランジスタ(30)の標準
しきい値電圧が、供給電位の約15%であることを特徴
とする、実施例5に記載のCMOS回路。
【実施例7】第1の電位が、2.5ボルト〜6ボルトの
範囲の供給電位であり、第2の電位が、大地電位である
ことと、前記NMOSトランジスタ(32)の低しきい
値電圧が、0.1〜0.3ボルトの範囲内であり、前記
PMOSトランジスタ(30)の標準しきい値電圧が、
通常であって、0.4〜1.0ボルトの範囲内であるこ
とを特徴とする、実施例5に記載のCMOS回路。
【実施例8】第1のしきい値電圧が、高しきい値電圧で
あり、第2のしきい値電圧が、標準しきい値電圧である
ことを特徴とする、実施例1に記載のCMOS回路。
【実施例9】第1のしきい値電圧が、標準しきい値電圧
であり、第2のしきい値電圧が高しきい値電圧であるこ
とを特徴とする、実施例1に記載のCMOS回路。
【実施例10】第1の電位が、供給電位であることと、
高しきい値電圧が、供給電位の約25〜45%であり、
標準しきい値電圧が、供給電位の約10〜20%である
ことを特徴とする、実施例8または9に記載のCMOS
回路。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、速度/電力消費トレード・オフを改良するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に関する概略図である。
【図2】本発明の第2の実施例に関する概略図である。
【図3】本発明を具現化したCMOSインバータの概略
図である。
【図4】本発明を具現化したCMOS NAND回路の
概略図である。
【図5】低しきい値電圧及び標準しきい値電圧CMOS
トランジスタを含む集積回路の平面図である。
【図6】標準しきい値電圧論理回路及び低しきい値電圧
論理回路を含む回路の平面図である。
【図7】図6の回路の典型的な実施例に関する概略図で
ある。
【図8】標準しきい値電圧または低しきい値電圧の論理
回路を含む回路の平面図である。
【図9】本発明を具現化した高速キャッシュ・メモリの
ブロック図である。
【図10】低しきい値電圧回路及び標準しきい値電圧回
路の両方を用いて設計された浮動小数点演算装置のブロ
ック図である。
【図11】本発明を具現化したコンピュータ支援設計
(CAD)システムのブロック図である。
【図12】本発明の性能面の利点を示す図である。
【符号の説明】
2:CMOS回路 4:LVt PMOSトランジスタ 6:NVt NMOSトランジスタ 8:ソース端子 10:電源端子 11:ゲート端子 14:ドレイン端子 16:出力端子 18:ドレイン端子 20:ゲート端子 22:アース端子 24:ソース端子 28:CMOS回路 30:NVt PMOSトランジスタ 32:LVt NMOSトランジスタ 34:ソース端子 36:電源端子 38:ゲート端子 42:ドレイン端子 44:出力端子 46:ドレイン端子 48:ゲート端子 52:ソース端子 54:アース端子 56:CMOSインバータ 82:CMOS NAND回路 136:CMOS回路 142:ANDゲート 144:インバータ 146:CMOS回路 158:高速キャッシュ・メモリ 160:キャッシュ・メモリ記憶セル 162:アドレス・デコーダ 164:センス増幅器 166:浮動小数点演算装置 168:レジスタ・アレイ 170:センス増幅器 172:乗算装置 174:アライメント・シフタ 176:3:2桁上げ保存加算器 178:桁上げ伝播加算器 180:ラッチ 182:CADシステム 184:CADシステム・コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のしきい値電圧を備え、ソース端子が
    第1の電位に接続され、ゲート端子が入力信号を受信
    し、ドレイン端子が出力端子に接続された、PMOSト
    ランジスタと、 第2のしきい値電圧を備え、ソース端子が第2の電位に
    接続され、ゲート端子が入力信号を受信し、ドレイン端
    子が出力端子に接続された、NMOSトランジスタと、 を備えて成るCMOS回路。
JP6308215A 1993-11-17 1994-11-17 Cmos回路 Pending JPH07202679A (ja)

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