JP3216409B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP3216409B2
JP3216409B2 JP07836394A JP7836394A JP3216409B2 JP 3216409 B2 JP3216409 B2 JP 3216409B2 JP 07836394 A JP07836394 A JP 07836394A JP 7836394 A JP7836394 A JP 7836394A JP 3216409 B2 JP3216409 B2 JP 3216409B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータの構成要素
である中央データ処理装置,周辺装置,メモリ装置等を
形成する半導体集積回路装置に適用される。特に本発明
は、並列処理計算機,宇宙用半導体集積回路装置等、高
信頼性,高性能が要求される装置に適する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの性能は著しく向上
している。この進歩を支える代表的な回路技術として完
全相補型スタティックCMOS(Complementary metal
oxidesemiconductor)回路が挙げられる。バイポーラ回
路に比較して消費電力が小さい上に高集積性に優れる。
完全相補型スタティックCMOS回路は周知の如くP型
のMOSトランジスタで構成するP型の論理ブロックと
N型のMOSトランジスタで構成するN型の論理ブロッ
クとが直列接続され、2つの論理ブロックが相補動作す
る。出力信号の立上り時間はPMOSトランジスタの特
性に依存し、出力信号の立下り時間はNMOSトランジ
スタの特性に依存する。ところで、一般にPMOSトラ
ンジスタの利得係数βはNMOSトランジスタの利得係
数βに比較して小さい。したがって、PMOSトランジ
スタとNMOSトランジスタのチャネル幅とチャネル長
を等しく設計した場合には、出力信号の立上り時間は立
下り時間より遅い。逆に、出力信号の立上り時間と立下
り時間を等しくするには、PMOSトランジスタのチャ
ネル幅をNMOSトランジスタのチャネル幅より大きく
する必要があり、入力容量の増加と面積の増加を招く。
【0003】この完全相補型スタティックCMOS回路
の問題点を解決しようとする回路の一例として、CMO
Sドミノ論理回路が挙げられる(R.H.KRAMBECK,CHARLES
M.LEE and HUNG−FAI STEPHEN LAW,“High−Speed Comp
act Circuits with CMOS,"IEEE JOURNAL OF SOLID−STA
TE CIRCUITS,VOL.SC−17,NO.3,JUNE 1982)。CMOSドミノ
回路の一例を図9に示す。CMOSドミノ回路は、NM
OSトランジスタのみによって論理を構成するダイナミ
ック回路である。したがって、信号の伝搬遅延はNMO
Sトランジスタの特性に依存する。完全相補型スタティ
ックCMOS回路で問題となるP型論理ブロックによる
遅延時間の増加の問題はない。また、N型論理ブロック
のみによって論理を構成するために、入力容量と回路内
部の寄生容量が小さいため高速であり、面積も小さい。
ところが、CMOSドミノ回路には次の3つの問題点が
ある。第1は、CMOSドミノ回路がダイナミック回路
である故に、α線ノイズに弱いことである。図10に回
路図と動作波形を示す。CMOSドミノ回路は回路に入
力されるクロック信号がロウレベルの期間にプリチャー
ジ動作し、ハイレベルの期間に論理が伝搬する。クロッ
ク信号がハイレベルの論理判定期間に入力信号がロウレ
ベルの場合、ノードA点はハイレベルでありA点の電荷
はダイナミック的に保持される。この時、N型トランジ
スタ100のドレインにα線があたるとA点の電荷が放
電され、A点の電位レベルが下がる。放電された電荷を
充電するパスがないので、一度下がった電位レベルはも
とにもどらず誤動作となる。第2は、CMOSドミノ回
路がダイナミック回路である故に、リーク電流ノイズに
弱いことである。クロック信号がハイレベルの論理判定
期間に入力信号がロウレベルの場合、ノードA点はハイ
レベルでありA点の電荷はダイナミック的に保持され
る。この時、N型トランジスタを介してリーク電流によ
りA点の電荷が放電され、A点の電位レベルが下がる。
放電された電荷を充電するパスがないので、一度下がっ
た電位レベルはもとにもどらず誤動作となる。第3は、
図11に示す電荷再分配の問題である。CMOSドミノ
回路のノードA点の容量をCA,ノードB点の容量をC
Bとする。論理判定期間1の時、入力信号Aはロウレベ
ル、入力信号Bはハイレベルとすると、ノードA点の電
位はハイレベル“Vdd”,ノードB点の電位はロウレ
ベル“0V”である。プリチャージ期間にNMOSトラ
ンジスタ101,102はオフしているので、ノードA
点の電位はハイレベル“Vdd”,ノードBは“0V”
のままである。次に、論理判定期間2になって、入力信
号AがハイレベルになるとNMOSトランジスタAがオ
ンし、ノードA点とノードB点との間で電荷の再分配が
行われ、A点及びB点の電位は“(CA/(CA+C
B))Vdd”となる。CAとCBの容量がほぼ等しい
場合には、A点及びB点は電位は約“(1/2)Vd
d”となり誤動作となる。
【0004】CMOSドミノ回路の問題点であるα線ノ
イズ,リーク電流や電荷再分配の問題を解決する手段と
して、図12に示す帰還型プルアップPMOSトランジ
スタ103を追加する方法が提案されている。ダイナミ
ックノードのA点を帰還型プルアップPMOS103 で弱くプ
ルアップすることによりα線ノイズや電荷再分配で放電
される電荷を補償する。しかし、N型論理ブロック10
4がノードA点をロウレベルに電荷を引き抜く際に、帰
還型プルアップPMOSトランジスタ103がこれを妨
げる。貫通電流が流れて消費電力が増加するばかりか回
路のスイッチング速度が著しく低下する。したがって、
この手段は高速性を損なうために、回路の高速性が必要
なシステムには適用できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、完全
相補型スタティックCMOS回路より高速な回路として
CMOSドミノ回路が提案されているがノイズに弱いと
いう問題があった。逆に、ノイズに強くするためにプル
アップPMOSトランジスタを追加すると高速性が損な
われてしまう。本発明が解決しようとする課題は、高対
ノイズ性と高速性を両立することにある。すなわち本発
明の目的は、ノイズに強く、かつ完全相補型スタティッ
クCMOS回路より高速な回路を提供することある。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1に課題を解決するた
めの手段を示す。ソースおよびドレインが第1の電源端
子111と第1の内部端子109との間に直列または並
列に接続され、ゲートが入力端子108に接続される1
つ以上のP型電界効果トランジスタからなるP型論理ブ
ロック105と、ソースおよびドレインが第2の電源端
子112と第1の内部端子109との間に直列または並
列に接続され、ゲートが入力端子108に接続される1
つ以上のN型電界効果トランジスタからなるN型論理ブ
ロック106とからなり、P型論理ブロック105とN
型論理ブロック106は相補動作する完全相補型スタテ
ィックCMOS回路を構成する。第1の内部端子109
と出力端子139との間にはインバータ回路138が直
列接続される。また、ソースおよびドレインがN型論理
ブロック106と第2の電源端子112とに接続されゲ
ートにクロック信号CKが入力されるN型電界効果トラ
ンジスタ137が接続され、第1の内部端子109を第
1の電源電位にプリチャージする第1のプリチャージ素
子107が、第1の電源端子111と第1の内部端子1
09との間に接続される。プリチャージ素子107の制
御端子にはクロック信号CKが入力される。
【0007】
【作用】まず、図1にて、本発明回路の動作を説明す
る。本回路のN型電界効果トランジスタ137と第1の
プリチャージ素子107にはクロック信号CKが入力さ
れる。ここで、第1の電源端子111の電位をVdd
(以後ハイレベルと呼ぶ)とし、第2の電源端子112
の電位をVss(以後ロウレベルと呼ぶ)とする。クロ
ック信号CKの電位がロウレベルの期間に第1の内部端
子109の電位はハイレベルにプリチャージされ、出力
端子139の電位はロウレベルとなる。本回路が論理の
判定動作を行うのはクロック信号CKがハイレベルの期
間である。クロック信号CKの電位がロウレベルのプリ
チャージ期間に入力信号が変化しても出力端子139の
電位はロウレベルのまま変化しない。クロック信号CK
の電位がハイレベルの論理判定期間に入力信号がロウレ
ベルからハイレベルへと変化し、N型論理ブロック10
6によって第1の内部端子109から第2の電源端子11
2への直列パスが導通する場合に出力端子139の電位
はハイレベルへと変化する。すなわち、本回路の信号伝
搬遅延は、N型論理ブロック106が導通する場合にの
み生じる。前記したように、N型電界効果トランジスタ
の利得係数βは、P型電界効果トランジスタの利得係数
βに比較して高いので、すなわちN型論理ブロック10
6が導通する場合にのみ信号伝搬遅延を生じる本回路は
高速である。また、P型論理ブロックを構成するP型電
界効果トランジスタは、N型論理ブロック106のリー
ク電流や外的ノイズ電流を補償すればよく、大きな負荷
駆動力は必要ないので、P型論理ブロックを構成するP
型電界効果トランジスタのチャネル幅はN型電界効果ト
ランジスタのチャネル幅に比較して、50%以下程度に
十分小さく設計することができる。一方、従来技術であ
る完全相補型スタティックCMOS回路の場合は、利得
係数βがN型電界効果トランジスタより小さいP型電界
効果トランジスタの負荷駆動力をN型電界効果トランジ
スタと等しくするために、P型電界効果トランジスタチ
ャネル幅をN型電界効果トランジスタのチャネル幅の2
倍程度に大きく設計する。P型電界効果トランジスタの
チャネル幅がN型電界効果トランジスタのチャネル幅の
50%以下である本発明回路の入力容量は、P型電界効
果トランジスタのチャネル幅をN型電界効果トランジス
タのチャネル幅の2倍程度に大きく設計しないと高速性
が得られない完全相補型スタティックCMOS回路の入
力容量の50%と小さい。よって、ファンアウト容量が
完全相補型スタティックCMOS回路より小さくなり、
より高い高速性が得られる。更に、P型電界効果トラン
ジスタのチャネル幅が小さいことによって、P型電界効
果トランジスタの拡散容量が完全相補型スタティックC
MOS回路より小さい。このことも、本発明回路の高速
動作を可能ならしめる重要な要因である。
【0008】また、本発明回路の他の効果は、高い耐ノ
イズ性である。本発明回路は、前記したごとくP型電界
効果トランジスタからなるP型論理ブロック105と、
N型電界効果トランジスタからなるN型論理ブロック1
06とが第1の電源端子111と第2の電源端子112と
の間に直列接続され、P型論理ブロック105とN型論
理ブロック106は相補動作する完全相補型スタティッ
クCMOS回路を構成している。したがって、本発明回
路は、前記従来技術例のCMOSドミノ回路のようなダ
イナミック動作はせず、あくまでもスタティック動作を
する。したがって、リーク電流,α線ノイズや電荷再分
配あるいは電源線や信号線によるノイズが、本発明回路
に発生しても、スタティックな相補動作をするP型論理
ブロック105とN型論理ブロック106とが第1の内
部端子109を第1あるいは第2の電源電位に常にプル
アップあるいはプルダウンしていることによって、ノイ
ズの発生を最小限に抑え込むことができる。あるいは、
仮にノイズによって出力電位が反転してもこれを正しい
電位レベルに戻すことができる。
【0009】より高速な回路性能を実現するには、P型
論理ブロック105を構成するP型電界効果トランジス
タのチャネル幅は小さいほど望ましい。一方、耐ノイズ
性を高くするには、P型電界効果トランジスタのチャネ
ル幅をある値以上に設定する必要がある。したがって、
P型電界効果トランジスタのチャネル幅は、本発明回路
を適用するシステムが要求する高速性と対ノイズ性の両
面から決定する必要がある。商用品レベルの一般的な使
用環境では、P型論理ブロック105を構成するP型電
界効果トランジスタのチャネル幅は、N型論理ブロック
106を構成するN型電界効果トランジスタのチャネル
幅の50%以下程度に小さく設計しても十分な耐ノイズ
性を得ることができる。以下、本発明回路をスタティッ
クドミノ型CMOS論理回路と呼ぶ。
【0010】
【実施例】図2は本発明より構成される並列計算機シス
テムの一例を示したものである。プロセッサおよびメモ
リよりなる複数個の中央演算処理装置119が、結合ネ
ットワーク120によって結合され1つの計算機システ
ムを構成している。また、中央演算処理装置119はハ
ードデスク121にも接続される。複数個の中央演算処
理装置119を結合することによって、1つの中央演算
処理装置119から構成されるシステムの何倍も高性能
な計算機システムを実現することができる。ここで、中
央演算処理装置119は、数個から数千個結合されるこ
とがある。これらの、中央演算処理装置119が長期間
故障することなく稼働するためには、各々の中央演算処
理装置119が高い信頼性を持つものでなければならな
い。また、より高性能な並列計算機システムを実現する
ためには、各々の中央演算処理装置119が高い性能を
持たなければならない。すなわち、この並列計算機シス
テム例に示すところの中央演算処理装置119は、高い
信頼性と高速性を合わせ持つ必要がある。このような特
性を持つ中央演算処理装置119を実現する手段とし
て、高い耐ノイズ性と高速性を合わせ持つ本発明回路が
適している。
【0011】図3は、図2に示す中央演算処理装置11
9の内部構成の一例であリ、1チップまたは複数のチッ
プで構成される。内部の構成要素は、浮動小数点レジス
タファイル122,浮動小数点加算器123,浮動小数
点乗算器124,浮動小数点除算器125,汎用レジス
タ126,ALU127,ALU128,アドレス加算器129,デ
ータキャッシュ130,データTLB131,命令TLB132,命
令キャッシュ133等である。浮動小数点レジスタ12
2および汎用レジスタ126は、データキャッシュ13
0と結合され、アドレス加算器129および命令制御ユ
ニット135が命令キャッシュ133と結合される。デ
ータキャッシュ130と命令キャッシュ133は、複数
個の外部端子136よりデータをアクセスする。浮動小
数点演算器122〜125は、第1のローカルバスある
いはローカルパスにて結合される。整数演算器126〜
129は、第2のローカルバスあるいはローカルパスに
て結合される。かかる構成をとる中央演算処理装置11
9において、本発明回路は主として122〜135の各
ユニットを構成する内部回路に用いられる。また、場合
によっては、各ユニットを結合するバッファ回路や外部
チップとの入出力回路に適用される。
【0012】また、本発明回路は、計算機システム以外
にも、信頼性と高速性が必要な他のシステムにも、適用
することができる。
【0013】図4は、前記図1に示す本発明回路を複数
個直列接続した一例である。このように、本発明回路を
複数個直列接続した場合の回路動作を以下説明する。本
実施例では、プリチャージ素子はP型電界効果トランジ
スタ107で構成する。プリチャージ期間にはクロック
信号CKがロウレベルとなり、N型電界効果トランジス
タ137はオフし、P型電界効果トランジスタよりなる
プリチャージ素子107はオンするので、出力端子11
6,117,118は全てロウレベルとなる。したがっ
て、スタティックドミノ型CMOS論理回路113,1
14,115のN型論理ブロックは全てオフする。論理
判定期間にはクロック信号CKがハイレベルとなり、N
型電界効果トランジスタ137はオンし、P型電界効果
トランジスタよりなるプリチャージ素子107はオフす
る。この時例えばスタティックドミノ型CMOS論理回
路113のN型論理ブロックがオンしたとすると出力端
子116がハイレベルとなる。入力信号に従ってスタテ
ィックドミノ型CMOS論理回路114のN型論理ブロ
ックがオンしたとすると出力端子117がハイレベルと
なる。このようにして、信号がドミノ倒しのように次々
と伝搬していく。信号は利得係数βの大きいN型論理ブ
ロックの動作により伝搬するので、高速性が得られる。
【0014】図5は、(a)に示す論理をトランジスタ
レベルの回路図(b)で示した一例である。図5(a)
に示すOR回路161,162,163は、図5(b)
に示す回路161,162,163にそれぞれ対応し、
図5(a)に示すバッファ回路164は図5(b)に示
す回路164に対応する。
【0015】本発明からなるスタティックドミノ型CM
OS論理回路は、プリチャージ動作の期間は論理判定動
作を実行できないという問題があるが、次の構成をとる
ことにより、連続した論理判定動作が可能であることを
説明する。図6はクロックの1周期に動作するスタティ
ックドミノ型CMOS論理回路の構成例である。クロッ
ク信号はCK1とCK2の2相クロックを用いた場合に
ついて示している。論理回路はスタティックドミノ型C
MOS論理回路で構成する前段の論理回路群168と、
同じくスタティックドミノ型CMOS論理回路で構成す
る後段の論理回路群169とからなる。1サイクル論理
の始点と終点には、クロック信号CK2に同期して動作す
るラッチ回路165,167をそれぞれ接続する。前段
の論理回路群168と後段の論理回路群169の間には
クロック信号CK1に同期して動作するラッチ回路16
6を接続する。前段の論理回路群168のスタティック
ドミノ型CMOS論理回路はクロック信号CK1に接続
され、後段の論理回路群169のスタティックドミノ型
CMOS論理回路はクロック信号CK2に接続される。
クロック信号CK1がハイレベル,クロック信号CK2
がロウレベルの時には、前段の論理回路群168は論理
判定期間であり信号が伝搬しており、後段の論理回路群
169はプリチャージ期間であり、後段の全ての出力端
子はロウレベルとなる。一方、クロック信号CK1がロ
ウレベル,クロック信号CK2がハイレベルの時には、
前段の論理回路群168はプリチャージ期間であり、全
ての出力端子はロウレベルとなり、後段の論理回路群1
69は論理判定期間であり信号が伝搬している。このよ
うに、1サイクルの論理を前段と後段に分け、プリチャ
ージ動作と論理判定動作を半サイクル毎に交互に行うこ
とによって、1サイクルにわたる連続した論理判定動作
を実行することが可能となる。
【0016】次に、本発明よりなるスタティックドミノ
型CMOS論理回路と、従来技術である完全相補型CM
OS回路を混在して構成する一実施例について説明す
る。図7に1クロックサイクルで動作する論理ブロック
構成図を示す。まず、前段の論理ブロックは、完全相補
型CMOS回路よりなる論理ブロック170からなり、
後段の論理ブロックは完全相補型CMOS回路よりなる
論理ブロック171からなる。始点と終点にはクロック
信号CK1に接続されるラッチ回路165と167をそれ
ぞれ接続する。前段の論理ブロック170と後段の論理
ブロック171の間にはクロック信号CK2に接続され
るラッチ回路166を接続する。前段の論理ブロック1
70と後段の論理ブロック171の間には本発明よりな
るスタティックドミノ型CMOS論理回路により構成す
る論理ブロック172が接続される。論理ブロック17
2と論理ブロック171の間にはラッチ回路173を接
続し、論理ブロック172とラッチ回路173はクロッ
ク信号CK2に接続する。かかる構成において、クロッ
ク信号CK1がハイレベル,クロック信号CK2がロウ
レベルの時には論理ブロック172はプリチャージ動作
をし、クロック信号CK1がロウレベル,クロック信号
CK2がハイレベル時には論理ブロック172は論理判定
動作を実行する。前段の論理ブロック170から論理ブ
ロック172に至るパスにおいては、クロック信号CK
2がロウレベルの期間内に論理ブロック172の入力信
号が確定する必要がある。また、論理ブロック172か
ら論理ブロック171に至るパスにおいては、クロック
信号CK2がハイレベルの期間内にラッチ回路173の
入力信号が確定する必要がある。
【0017】図8は、本発明よりなるスタティックドミ
ノ型CMOS論理回路と、従来技術である完全相補型C
MOS回路を混在して構成する他の実施例について説明
する。図8に1クロックサイクルで動作する論理ブロッ
ク構成図を示す。まず、前段の論理ブロックは、本発明
よりなるスタティックドミノ型CMOS論理回路により
構成する論理ブロック172と完全相補型CMOS回路
よりなるCMOSブロック170からなり、後段の論理
ブロックは完全相補型CMOS回路よりなるCMOSブ
ロック171からなる。前段の論理ブロック172と論
理ブロック170の間にはラッチ回路165を接続し、
論理ブロック172とラッチ回路165はクロック信号
CK1に接続する。論理ブロック170と論理ブロック
171の間にはラッチ回路166を接続し、1サイクル
論理の終点にはラッチ回路167を接続する。ラッチ回
路166はクロック信号CK2に接続し、ラッチ回路1
67はクロック信号CK1に接続する。かかる構成にお
いて、クロック信号CK1がハイレベル,クロック信号
CK2がロウレベルの時には論理ブロック172は論理
判定動作を実行し、クロック信号CK1がロウレベル,
クロック信号CK2がハイレベル時には論理ブロック1
72はプリチャージ動作する。論理ブロック172の入
力信号はクロック信号CK1がロウレベルの期間内に確
定する必要があり、ラッチ回路166の入力信号はクロ
ック信号CK1がハイレベルの期間内に確定する必要が
ある。
【0018】図13は本発明よりなるスタティックドミ
ノ型CMOS論理回路による4OR回路の実施例であ
る。図1と図13の部品の対応関係から回路の構成につ
いて説明する。図1のP型論理ブロック105は図13
の4段直列接続されたP型電界効果トランジスタ140
に対応する。図1のN型論理ブロック106は図13の
4段並列接続されたN型電界効果トランジスタ141に
対応する。図1のN型電界効果トランジスタ137は図
13のN型電界効果トランジスタ137に、図1のプリ
チャージ素子107は図13のP型電界効果トランジス
タ107にそれぞれ対応する。108が入力端子、13
9が出力端子である。4OR回路はP型電界効果トラン
ジスタが4段に直列接続されるので、P型電界効果トラ
ンジスタの利得係数βが低いことによるスイッチング速
度への影響が大きく、内部端子109の立上り遅延時間が
大きい。したがって、4OR回路のようにP型電界効果
トランジスタが多段に直列接続されるOR系の回路で、
本発明のスタティックドミノ型CMOS論理回路の高速
化の効果が顕著にあらわれる。図14に本回路のレイア
ウト図を示す。図13の回路図の部品を示す数字は、図
14の対応する部品に同じ数字で示している。縦軸,横
軸の目盛はレイアウトピッチで示している。図14では
図面の見易さのために縦横の単位ピッチ長さが異なるよ
うに描かれているが、実際の縦横の単位ピッチ長さは等
しいとする。このレイアウトによれば、横が9ピッチ、
縦が14ピッチであり、セルの面積は126平方ピッチ
である。図13に示すスタティックドミノ型CMOS論
理回路による4OR回路と同じ論理を完全相補型CMO
Sスタティック回路で構成した例を図15に、そのレイ
アウト例を図16に示す。このレイアウトによれば、横
が7ピッチ、縦が18ピッチであり、セルの面積は12
6平方ピッチである。図13のスタティックドミノ型C
MOS論理回路による4OR回路は、完全相補型CMO
Sスタティック回路に比較してトランジスタ数が2個多
いにも拘らず、レイアウト面積を等しくすることができ
る。これは、スタティックドミノ型CMOS論理回路で
は、P型電界効果トランジスタのチャネル幅を十分小さ
く設計することでより高速性が達成されるので、トラン
ジスタ数の増加による横方向の増加分を縦方向野長さを
縮小することで相殺している。
【0019】図17は、スタティックドミノ型CMOS
論理回路による4ビット加算器の一実施例である。14
0はP型論理ブロック、141はN型論理ブロック、1
07はプリチャージ用P型電界トランジスタ、137は
プリチャージ時の貫通電流を防止するN型電界トランジ
スタ、110はプリチャージ信号入力端子、139は出
力端子である。入力信号と出力信号の論理的意味は、
“Neil H. E. Weste andKamran Eshraghian著:Princip
les of CMOS VLSI Design ”に開示されているように以
下のように表される。
【0020】i番目の桁上げCiは、次式のように表現
される。
【0021】Ci=Gi+Pi×Ci-1 ここで、 Gi=Ai×Bi (生成信号) Pi=Ai+Bi (伝搬信号) である。
【0022】4ビットの場合には、次式の項が得られ
る。
【0023】C1=G1+P102=G2+P21+P2103=G3+P32+P321+P32104=G4+P43+P432+P4321+P43
2104に着目すると次式のように表現できる。
【0024】 C4=G4+P4(G3+P3(G2+P2(G1+P10))) この関数を回路的に実現したものが図17である。この
関数はP型論理ブロック140,N型論理ブロック14
1,出力インバータ138で構成される。本実施例の4
ビット加算器を完全相補型スタティックCMOS回路で
構成すると、第1の電源端子111から内部端子109
までにP型電界効果トランジスタが5段直列接続され
る。したがって、内部端子109の立上り遅延時間が極
めて大きくなる。スタティックドミノ型CMOS論理回
路による4ビット加算器は、プリチャージ動作によって
内部端子109の電圧をあらかじめ立上げておくので、
完全相補型スタティックCMOS回路ように内部端子1
09の立上り時間が大きいという問題はなく、高速性が
えられる。
【0025】図18に示す実施例の基本的な回路構成は
図17の実施例に同じである。図18の実施例では、N
型論理ブロックを構成するN型電界効果トランジスタの
各ノード142〜145,109をそれぞれのP型電界
効果トランジスタでプリチャージし、プリチャージ時間
を高速化すると同時に電荷再分配による回路性能への影
響を小さくしている。
【0026】図19は図18に示す実施例のトランジス
タ数を削減したものである。図18の実施例において
は、P型論理ブロックを完全相補論理で構成している
が、本実施例はノード145と入力信号P4の論理信号
を用いることによって、P型論理ブロックのP型電界効
果トランジスタの数を33%に削減している。
【0027】
【発明の効果】図1において、プリチャージの期間に内
部端子109の電位はプリチャージ素子107によって
ハイレベルにプリチャージされる。論理判定期間に入力
信号がロウレベルからハイレベルへと変化し、N型論理
ブロック106によって内部端子109から第2の電源
端子112への直列パスが導通する場合に内部端子109
の電位はロウレベルへと変化する。一方、論理判定期間
に入力信号がロウレベルのまま変化せず、P型論理ブロ
ック105によって内部端子109から第1の電源端子
111への直列パスが導通している場合には内部端子1
09の電位はハイレベルのまま変化しない。すなわち、
本回路の信号伝搬遅延は、N型論理ブロック106が導
通する場合にのみ生じる。前記したように、N型電界効
果トランジスタの利得係数βは、P型電界効果トランジ
スタの利得係数βに比較して高いので、すなわちN型論
理ブロック106が導通する場合にのみ信号伝搬遅延を
生じるために本回路は高速である。また、P型論理ブロ
ックはノイズ電流を補償することが目的であり、大きな
負荷駆動力は必要ない。したがって、P型論理ブロック
を構成するP型電界効果トランジスタのチャネル幅はN
型電界効果トランジスタのチャネル幅に比較して、50
%以下程度に十分小さく設計することもできる。高速性
を狙った完全相補型スタティックCMOS回路の場合
は、P型電界効果トランジスタのチャネル幅をN型電界
効果トランジスタのチャネル幅の2倍程度に大きく設計
する場合がある。P型電界効果トランジスタのチャネル
幅をN型電界効果トランジスタのチャネル幅の50%倍
程度に設計しても高速性が得られる本発明回路の入力容
量は、P型電界効果トランジスタのチャネル幅をN型電
界効果トランジスタのチャネル幅の2倍程度に大きく設
計しないと高速性が得られない完全相補型スタティック
CMOS回路の入力容量の50%と小さい。よって、フ
ァンアウト容量が完全相補型スタティックCMOS回路
より小さくなり、より高い高速性が得られる。更に、P
型電界効果トランジスタのチャネル幅が小さいことによ
って、P型電界効果トランジスタの拡散容量が完全相補
型スタティックCMOS回路より小さい。このことも、
本発明回路の高速動作を可能ならしめる。
【0028】また、本発明回路の他の効果は、高い耐ノ
イズ性である。本発明回路は、前記したごとくP型電界
効果トランジスタからなるP型論理ブロック105と、
N型電界効果トランジスタからなるN型論理ブロック1
06とが第1の電源端子111と第2の電源端子112と
の間に直列接続され、P型論理ブロック105とN型論
理ブロック106は相補動作する完全相補型スタティッ
クCMOS回路を構成している。したがって、本発明回
路は、前記従来技術例のCMOSドミノ回路のようなダ
イナミック動作はせず、あくまでもスタティック動作を
する。したがって、α線ノイズや電荷再分配あるいは電
源線や信号線によるノイズが本発明回路に発生しても、
スタティックな相補動作をするP型論理ブロック105
とN型論理ブロック106とが内部端子109を第1あ
るいは第2の電源電位に常にプルアップあるいはプルダ
ウンしていることによって、ノイズの発生を最小限に抑
え込むことができる。あるいは、仮にノイズによって出
力電位が反転してもこれを正しい電位レベルに戻すこと
ができる。
【0029】より高速な回路性能を実現するには、P型
論理ブロック105を構成するP型電界効果トランジス
タのチャネル幅は小さいほど望ましい。一方、耐ノイズ
性を高くするには、P型電界効果トランジスタのチャネ
ル幅をある値以上に設定する必要がある。したがって、
P型電界効果トランジスタのチャネル幅は、本発明回路
を適用するシステムが要求する高速性と対ノイズ性の両
面から決定する必要がある。商用品レベルの一般的な使
用環境では、P型論理ブロック105を構成するP型電
界効果トランジスタのチャネル幅は、N型論理ブロック
106を構成するN型電界効果トランジスタのチャネル
幅の50%以下程度に小さく設計しても十分な耐ノイズ
性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した回路例及びその動作を示す図
である。
【図2】本発明を適用した並列計算機システムの一実施
例を示す図である。
【図3】図2に示したシステムの中央演算処理装置の一
実施例を示す図である。
【図4】本発明を適用した回路を複数個直列接続した例
を示す図である。
【図5】本発明を適用した回路を複数個用いた他の例を
示す図である。
【図6】本発明を適用したスタティックドミノ型CMO
S論理回路一実施例を示す。
【図7】本発明を適用した1クロックサイクルで動作す
る論理ブロックの構成例を示す図である。
【図8】本発明を適用した1クロックサイクルで動作す
る論理ブロックの他の構成例を示す図である。
【図9】従来のCMOSドミノ回路を示す図である。
【図10】図9で示した回路の問題点を示す図である。
【図11】従来のCMOSドミノ回路の他の問題点を示
す図である。
【図12】従来の他の回路例を示す図である。
【図13】本発明を適用した4OR回路の例を示す図で
ある。
【図14】図13に示した回路のレイアウト例を示す図
である。
【図15】従来の4OR回路の例を示す図である。
【図16】図15で示した回路のレイアウト例を示す図
である。
【図17】本発明を適用した4ビット加算器の一実施例
を示す図である。
【図18】本発明を適用した4ビット加算器の他の例を
示す図である。
【図19】本発明を適用した4ビット加算器の他の例を
示す図である。
【符号の説明】
100〜102…NMOSトランジスタ、103…PM
OSトランジスタ、104…N型論理ブロック、105
…P型論理ブロック、106…N型論理ブロック、10
7…プリチャージ素子、108…入力端子、109…内
部端子、110…プリチャージ信号入力端子、111…第
1の電源端子、112…第2の電源端子、113,11
4,115…スタティックドミノ型CMOS論理回路、
116〜118…入出力端子、119…中央演算処理装
置、120…結合ネットワーク、121…ハードデス
ク、122…レジスタファイル、123…加算機、12
4…乗算器…125…除算器、126…レジスタ、12
7,128…ALU、129…アドレス加算器、130…
データキャッシュ、131,132…TLB、133…命
令キャッシュ、134…メモリ制御ユニット、135…
命令制御ユニット、136…外部ピン、137…N型電
界効果トランジスタ、138…インバータ、139…出
力端子、140…P型論理ブロック、141…N型論理
ブロック、142〜145…内部ノード、147…イン
バータ、161,162,163,164…スタティッ
クドミノ型CMOS論理回路、165,166,167
…ラッチ回路、168,169…スタティックドミノ型
CMOS論理回路よりなる論理ブロック、170,17
1…完全相補型CMOS回路よりなる論理ブロック、1
72…スタティックドミノ型CMOS論理回路よりなる
論理ブロック、173…ラッチ回路。
フロントページの続き (72)発明者 山田 弘道 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 19/096

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電界効果トランジスタが同一の半導
    体基盤上に形成された半導体集積回路装置において、ソ
    ースおよびドレインが第1の電源端子と第1の内部端子
    との間に直列または並列に接続され、ゲートが入力端子
    に接続される1つ以上のP型電界効果トランジスタから
    なる第1のP型論理ブロックと、ソースおよびドレイン
    が第2の電源端子と該第1の内部端子との間に直列また
    は並列に接続され、ゲートが入力端子に接続される1つ
    以上のN型電界効果トランジスタからなる第1のN型論
    理ブロックとからなり、該第1のP型論理ブロックと該
    第1のN型論理ブロックは相補型論理回路を構成し、ゲ
    ートが該第1の内部端子に接続されソースおよびドレイ
    ンが第1の電源端子と出力端子との間に接続される第1
    のP型電界効果トランジスタと、ゲートが該第1の内部
    端子に接続されソースおよびドレインが第2の電源端子
    と出力端子との間に接続される第1のN型電界効果トラ
    ンジスタとからなり、該第1のP型電界効果トランジス
    タと該第1のN型電界効果トランジスタはインバータ回
    路を構成し、該第1の内部端子を第1の電源電位にプリ
    チャージする第1のプリチャージ素子が第1の電源端子
    と該第1の内部端子との間に接続され、該第1のプリチ
    ャージ素子は第1のプリチャージ信号によって制御され
    ることを特徴とするスタティックドミノ型CMOS論理
    回路を有する半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】請求項第1項において、該第1のN型論理
    ブロックと第2の電源端子との間にソースおよびドレイ
    ンが直列接続され、ゲートが該第1のプリチャージ信号
    によって制御される第2のN型電界効果トランジスタを
    接続することを特徴とするスタティックドミノ型CMO
    S論理回路を有する半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】請求項第1項において、該第1のプリチャ
    ージ素子は、ソースおよびドレインが第1の電源端子と
    該第1の内部端子との間に接続され、ゲートが該第1の
    プリチャージ信号によって制御される第2のP型電界効
    果トランジスタであることを特徴とするスタティックド
    ミノ型CMOS論理回路を有する半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】請求項第1項において、第1のP型論理ブ
    ロックを構成するP型電界効果トランジスタのチャネル
    幅が、第1のN型論理ブロックを構成するN型電界効果
    トランジスタのチャネル幅より小さいことを特徴とする
    スタティックドミノ型CMOS論理回路を有する半導体集積
    回路装置。
  5. 【請求項5】請求項第1項に記載されるところのスタテ
    ィックドミノ型CMOS論理回路を複数有し、第1のク
    ロック信号に同期して動作するデータ処理装置におい
    て、該第1のプリチャージ信号は該第1のクロック信号
    あるいは該第1のクロック信号の反転信号であることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】請求項第1項において、該第1のプリチャ
    ージ素子は、ソースおよびドレインが第1の電源端子と
    該第1の内部端子との間に接続され、ゲートが該第1の
    プリチャージ信号によって制御される第3のN型電界効
    果トランジスタであることを特徴とするスタティックド
    ミノ型CMOS論理回路を有する半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】請求項第1項において、該第1のプリチャ
    ージ素子は、該第1の内部端子とは並列に該第1のN型
    論理ブロックを構成する複数のN型電界効果トランジス
    タ間の1つ以上の内部端子に接続されることを特徴とす
    るスタティックドミノ型CMOS論理回路を有する半導体集
    積回路装置。
  8. 【請求項8】請求項第1項において、該第1のP型論理
    ブロックと該第1のN型論理ブロックは完全な相補型論
    理回路を構成せず該第1のP型論理ブロックを構成する
    P型電界効果トランジスタの数は該第1のN型論理ブロ
    ックを構成するN型電界効果トランジスタの数より少な
    いことを特徴とするスタティックドミノ型CMOS論理
    回路を有する半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】請求項第1項に記載されるところのスタテ
    ィックドミノ型CMOS論理回路と完全相補型スタティ
    ックCMOS論理回路とを複数有し、該スタティックド
    ミノ型CMOS論理回路と完全相補型スタティックCM
    OS論理回路とを混在して構成するデータ処理装置にお
    いて、該スタティックドミノ型CMOS論理回路の出力
    端子と完全相補型スタティックCMOS論理回路の入力
    端子との間には第1のラッチ回路が接続され、該スタテ
    ィックドミノ型CMOS論理回路と該第1のラッチ回路
    には同一のクロック信号が接続されることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】請求項第1項に記載されるところのスタ
    ティックドミノ型CMOS論理回路と完全相補型スタテ
    ィックCMOS論理回路とを複数有し、該スタティック
    ドミノ型CMOS論理回路と完全相補型スタティックC
    MOS論理回路とを混在して構成するデータ処理装置に
    おいて、完全相補型スタティックCMOS論理回路の出
    力端子と該スタティックドミノ型CMOS論理回路の入
    力端子との間には第2のラッチ回路が接続され、該スタ
    ティックドミノ型CMOS論理回路に接続される第1の
    クロック信号と該第2のラッチ回路に接続される第2の
    クロック信号は互いに反転信号であることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
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