JPH07202449A - セラミック配線基板の気密封止構造 - Google Patents

セラミック配線基板の気密封止構造

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JPH07202449A
JPH07202449A JP44294A JP44294A JPH07202449A JP H07202449 A JPH07202449 A JP H07202449A JP 44294 A JP44294 A JP 44294A JP 44294 A JP44294 A JP 44294A JP H07202449 A JPH07202449 A JP H07202449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal cap
solder
wiring board
ceramic wiring
sealing
Prior art date
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Pending
Application number
JP44294A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Nishide
充良 西出
Koji Tani
広次 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP44294A priority Critical patent/JPH07202449A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミック配線基板に金属キャップをはんだ
付けした気密封止に関して、はんだのはみ出しやはんだ
ボールあるいは気密不良を生じることのない、信頼性の
高い気密封止構造を提供する。 【構成】 セラミック配線基板1の封止用ランド電極2
と、この封止用ランド電極2に線接触するように金属キ
ャップ13の開放端周囲を加工した金属キャップ接合部
14とを、はんだ5を介して接合させたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック配線基板の
金属キャップによる気密封止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミック配線基板に金属キャップをは
んだ付けした気密封止構造の従来例について、図3に基
づき説明する。
【0003】図3は気密封止されたセラミック配線基板
の断面図である。即ち、配線を形成し各種の部品(図示
せず)を搭載したセラミック配線基板1の上に形成され
た封止用ランド電極2と、この封止用ランド電極2に面
接触するように金属キャップ3の開放周囲端を折り曲げ
た金属キャップ接合部4とが、はんだ5で接合されて気
密封止構造を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の金属キャップに
よるセラミック基板を気密封止するときの問題点につい
て、図4および図5に基づき説明する。なお、図4は封
止用ランド電極2と金属キャップ接合部4とをはんだ5
で接合した部分の拡大断面図であり、図5は封止された
セラミック配線基板の正面図である。双方の図におい
て、5aははんだのはみ出し、5bははんだボール、g
は封止部の隙間である。その他の部分は、図3と同一で
あるので、同一番号を付して説明は省略する。
【0005】一般にセラミック配線基板の金属キャップ
による気密封止は、セラミック配線基板1の封止用ラン
ド電極2と金属キャップ接合部4とをこれらの間に形成
したはんだ5の層を介して合わせ、加熱溶融して封止用
ランド電極2と金属キャップ接合部4とをはんだ接合し
ておこなう。はんだ接合時には、はんだ5を溶融させて
おいて、金属キャップ3に加重を加えている。また、は
んだ溶融後の冷却時には、はんだ5の凝固前に金属キャ
ップ3の内の気体が冷却・収縮して内部が減圧となる。
このため、はんだ5が封止用ランド電極2の部分より飛
び出して図4に示すようにはんだのはみ出し5aやはん
だボール5bの不良が発生するという問題点を有してい
た。
【0006】また、これらの不良を防ぐために、無加重
にするかあるいははんだ5の量を少なくすることが試み
られている。しかし、無加重にした場合、冷却時のはん
だ5の凝集・固化が不均一になった場合に、図5に示す
ように、金属キャップ3が封止用ランド電極2より浮き
上がり封止部に隙間gが生じて気密不良となり、また、
はんだ5の量を少なくした場合、はんだ5の回り込み量
が少なくなって気密封止の信頼性に欠けるという問題点
を有していた。
【0007】そこで、本発明の目的は、はんだのはみ出
しやはんだボールあるいは気密不良を生じることのな
い、信頼性の高いセラミック配線基板の気密封止構造を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のセラミック配線基板の気密封止構造は、セ
ラミック配線基板の封止用ランド電極と、該封止用ラン
ド電極に線接触するように金属キャップの開放端周囲を
加工した金属キャップ接合部とを、はんだを介して接合
させたことを特徴とする。
【0009】また、金属キャップ接合部としては、封止
用ランド電極と合わせたときにはんだの入る隙間を生じ
る形状を有するものが好ましい。
【0010】
【作用】本発明のセラミック配線基板の気密封止構造に
よれば、封止用ランド電極と金属キャップ接合部との接
触面にはんだが入り込む隙間が生じる。したがって、金
属キャップの浮き上がりを防ぐために、金属キャップに
加重を加えてもはんだが封止用ランド電極外にはみ出す
ことはない。また、溶融したはんだはこの隙間に入り込
んで固化するため、金属キャップ接合部の全周にわたっ
て強固なはんだ付けが得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のセラミック配線基板の気密封
止構造について、図面に基づき説明する。図1は、第1
の実施例を示す断面図である。同図において、13は本
発明の特徴とする金属キャップであり、その金属キャッ
プ13の開放端周囲には、封止用ランド電極2と合わせ
たときに線接触するように直線状に曲げ加工された金属
キャップ接合部14が形成されている。その他の部分
は、従来と同一であるので、同一番号を付して説明は省
略する。
【0012】図2は、第2の実施例を示す断面図であ
る。同図において、23は本発明の特徴とする金属キャ
ップであり、その金属キャップ23の開放端周囲には、
封止用ランド電極2と合わせたときに線接触するように
曲線状に曲げ加工された金属キャップ接合部24が形成
されている。その他の部分は、従来と同一であるので、
同一番号を付して説明は省略する。
【0013】以上、第1の実施例および第2の実施例に
示す構成により、セラミック配線基板1を金属キャップ
13,23で気密封止するとき、金属キャップ13、2
3の浮き上がりを防ぐために加重を加えても、それによ
りはんだ5がはみ出すこともなくなる。また、溶融はん
だは、封止用ランド電極2と金属キャップ接合部14,
24の間の隙間に入り込んで固化して全周にわたって均
一かつ強固なはんだ接合が得られる。
【0014】ここで、図1に示す第1の実施例におい
て、金属キャップ接合部14と封止用ランド電極2とを
合わせたときに生じる隙間の最大値dを変化させたとき
の、気密不良とはんだはみ出し不良の発生率を確認した
結果を表1に示す。なお、気密不良は125℃のフッ素
系不活性液体(例えば、住友スリーエム株式会社製のフ
ロリナート液)中に30秒間浸漬して確認し、はんだは
み出し不良は目視にて確認した。
【0015】
【表1】
【0016】表1に示す通り、金属キャップ接合部の形
状により、金属キャップ接合部と封止用ランド電極とを
合わせたときに隙間を生じさせることにより、従来の面
接触で隙間の最大値dが0の場合と比較して、気密不良
およびはんだはみ出し不良を大幅に低減させることがで
きる。その中でも、隙間の最大値dの寸法としては50
〜400μm程度が最も好ましい。
【0017】なお、以上の確認結果は、セラミック配線
基板寸法が縦5mm、横8mm、厚み1mm、封止用ラ
ンド幅寸法が0.5mmの場合であるが、セラミック配
線基板寸法あるいはランド幅寸法を変更しても、隙間の
最大値dを50〜400μm程度とすることにより同様
の効果が得られている。
【0018】また、金属キャップ接合部の形状は、上記
実施例1または実施例2に限定されるものではない。金
属キャップ接合部と封止用ランド電極とを合わせたと
き、金属キャップ接合部が封止用ランド電極に線接触
し、金属キャップ接合部と封止用ランド電極との間に隙
間、好ましくは50〜400μm程度、が生じる形状で
あれば任意の形状のものを用いることができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明セ
ラミック配線基板の気密封止構造によれば、封止用ラン
ド電極と金属キャップ接合部との接触面にはんだが入り
込む隙間が生じる。したがって、金属キャップの浮き上
がりを防ぐために金属キャップに加重を加えてもはんだ
が封止ランド電極外にはみ出すことはない。このため、
気密封止に十分なはんだ量を供給することができ、ま
た、溶融したはんだは封止用ランド電極と金属キャップ
接合部との接触面の隙間に入り込んで固化するため、金
属キャップ接合部の全周にわたってシール性に優れた強
固なはんだ付けが得られる。
【0020】したがって、はんだのはみ出しやはんだボ
ールあるいは気密不良を生じることのない、信頼性の高
いセラミック配線基板の気密封止構造を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミック配線基板の気密封止構造の
第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明のセラミック配線基板の気密封止構造の
第2の実施例を示す断面図である。
【図3】従来のセラミック配線基板の気密封止構造を示
す断面図である。
【図4】従来の封止用ランド電極と金属キャップ接合部
とをはんだ接合した部分の拡大断面図である。
【図5】従来のセラミック配線基板の気密封止状態を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 セラミック配線基板 2 封止用ランド電極 3,13,23 金属キャップ 4,14,24 金属キャップ接合部 5 はんだ d 封止用ランド電極と金属キャップ接合部間に
生じる隙間の最大値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック配線基板の封止用ランド電極
    と、該封止用ランド電極に線接触するように金属キャッ
    プの開放端周囲を加工した金属キャップ接合部とを、は
    んだを介して接合させたことを特徴とするセラミック配
    線基板の気密封止構造。
  2. 【請求項2】 金属キャップ接合部は、封止用ランド電
    極と合わせたときにはんだの入る隙間を生じる形状を有
    することを特徴とする請求項1記載のセラミック配線基
    板の気密封止構造。
JP44294A 1994-01-07 1994-01-07 セラミック配線基板の気密封止構造 Pending JPH07202449A (ja)

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JP44294A JPH07202449A (ja) 1994-01-07 1994-01-07 セラミック配線基板の気密封止構造

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JP44294A JPH07202449A (ja) 1994-01-07 1994-01-07 セラミック配線基板の気密封止構造

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JPH07202449A true JPH07202449A (ja) 1995-08-04

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JP44294A Pending JPH07202449A (ja) 1994-01-07 1994-01-07 セラミック配線基板の気密封止構造

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JP (1) JPH07202449A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011182064A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 表面実装用の水晶振動子
JP2013038243A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Kyocera Corp シールド構造体及び携帯端末

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011182064A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 表面実装用の水晶振動子
JP2013038243A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Kyocera Corp シールド構造体及び携帯端末

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