JPH07201890A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JPH07201890A JPH07201890A JP33430893A JP33430893A JPH07201890A JP H07201890 A JPH07201890 A JP H07201890A JP 33430893 A JP33430893 A JP 33430893A JP 33430893 A JP33430893 A JP 33430893A JP H07201890 A JPH07201890 A JP H07201890A
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- Japan
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- compound semiconductor
- semiconductor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 3−5族化合物半導体基板上の2−6族化合
物半導体の結晶成長技術に関して、デバイスとして十分
な結晶性を持つ2−6族化合物半導体結晶の成長を実現
する。 【構成】 3−5族化合物半導体上に2−6族半導体装
置を積層させるときに、図1(a)に示す3−5族半導
体12上の酸化膜11をサ−マルクリ−ニングにより取
り除いた後、図1(b)に示すように2−6族半導体層
21を薄く積み再蒸発させ、その結晶表面上に図1
(c)のようにデバイスを作製する。2−6族半導体層
を薄く積み再蒸発させる工程により、結晶表面は平坦と
なり、結晶性の良い2−6族半導体を形成することがで
きる。
物半導体の結晶成長技術に関して、デバイスとして十分
な結晶性を持つ2−6族化合物半導体結晶の成長を実現
する。 【構成】 3−5族化合物半導体上に2−6族半導体装
置を積層させるときに、図1(a)に示す3−5族半導
体12上の酸化膜11をサ−マルクリ−ニングにより取
り除いた後、図1(b)に示すように2−6族半導体層
21を薄く積み再蒸発させ、その結晶表面上に図1
(c)のようにデバイスを作製する。2−6族半導体層
を薄く積み再蒸発させる工程により、結晶表面は平坦と
なり、結晶性の良い2−6族半導体を形成することがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3−5族半導体と2−
6族半導体が隣接する半導体装置、特に青色発光素子、
発光ダイオ−ド、半導体レ−ザに関する。
6族半導体が隣接する半導体装置、特に青色発光素子、
発光ダイオ−ド、半導体レ−ザに関する。
【0002】
【従来の技術】分子線エピタキシ−(MBE)法によ
り、3−5族半導体上に2−6族半導体を成長する際、
従来は3−5族半導体基板上の酸化膜をサ−マルクリ−
ニングして取り除いた後、その結晶表面上に2−6族半
導体を成長していた。ジャ−ナルオブ クリスタル グ
ロウス[Journal of Crystal Growth] 第86巻 311
頁 1988年参照。
り、3−5族半導体上に2−6族半導体を成長する際、
従来は3−5族半導体基板上の酸化膜をサ−マルクリ−
ニングして取り除いた後、その結晶表面上に2−6族半
導体を成長していた。ジャ−ナルオブ クリスタル グ
ロウス[Journal of Crystal Growth] 第86巻 311
頁 1988年参照。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法のみでは原子層オ−ダ−で平坦な成長開始のための
基板表面を得ることができず、発光ダイオ−ド、半導体
レ−ザ等のデバイス製作に十分な結晶性を得ることがで
きなかった。
方法のみでは原子層オ−ダ−で平坦な成長開始のための
基板表面を得ることができず、発光ダイオ−ド、半導体
レ−ザ等のデバイス製作に十分な結晶性を得ることがで
きなかった。
【0004】本発明の目的は3−5族半導体上の2−6
族半導体成長開始面を原子層オ−ダ−で平坦なものと
し、デバイス製作に十分な結晶性をもつ2−6族半導体
を成長することにある。
族半導体成長開始面を原子層オ−ダ−で平坦なものと
し、デバイス製作に十分な結晶性をもつ2−6族半導体
を成長することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の製造方法は3−
5族半導体上に2−6族半導体装置を積層させる工程に
おいて、成長前に3−5族半導体表面上に2−6族半導
体を薄く積み再蒸発させる工程を含むことを特徴とす
る。
5族半導体上に2−6族半導体装置を積層させる工程に
おいて、成長前に3−5族半導体表面上に2−6族半導
体を薄く積み再蒸発させる工程を含むことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】3−5族半導体上に2−6族半導体を薄く成長
し熱を加えると、2−6族材料の飽和蒸気圧は高く、こ
の2−6族半導体層は昇華により再蒸発していく。その
過程で、結晶表面は原子層オ−ダ−で平坦なものにな
る。その結果、その結晶表面上には結晶性の良い2−6
族半導体を成長することが可能になる。
し熱を加えると、2−6族材料の飽和蒸気圧は高く、こ
の2−6族半導体層は昇華により再蒸発していく。その
過程で、結晶表面は原子層オ−ダ−で平坦なものにな
る。その結果、その結晶表面上には結晶性の良い2−6
族半導体を成長することが可能になる。
【0007】
【実施例】発明の実施例を半導体レ−ザの作製の場合に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0008】図1(a)に示すようにはじめにMBE装
置内に導入された、Siの添加されたGaAsからなる
n型3−5族半導体基板12には酸化膜11がついてい
る。基板の温度を600℃まで上げ、この酸化膜をサ−
マルクリ−ニングにより取り除く。次に図1(b)に示
すようにClを添加したZnS0.07Se0.93からなる2
−6族半導体層21(n=1×1018)を基板温度28
0℃で10nm成長する。その後に基板温度を580℃
まで上げZnS0.07Se0.93からなる2−6族半導体層
21を再蒸発させた。基板表面をRHEEDで観察しR
HEEDパタ−ンがストリ−クになったのを確認したの
ちに基板温度を280℃まで下げて、図1(c)に示す
ようにClを添加したZnS0.07Se0.93(n=1×1
018、厚さ1μm)からなるn型2−6族半導体クラッ
ド層34の成長を再開し、これに続いてZn0.8 Cd
0.2 Se(厚さ10nm)からなる2−6族半導体活性
層33、p型ZnS0.07Se0.93(p=1×1018、厚
さ1μm)からなる2−6族半導体クラッド層32を成
長した。成長中のRHEEDパタ−ンは常によく伸びた
ストリ−クであった。AuGeNiからなるn電極3
6、Auからなるp電極31を真空蒸着法により形成
し、へき界により反射面を形成して青色発光半導体レ−
ザを作製した。
置内に導入された、Siの添加されたGaAsからなる
n型3−5族半導体基板12には酸化膜11がついてい
る。基板の温度を600℃まで上げ、この酸化膜をサ−
マルクリ−ニングにより取り除く。次に図1(b)に示
すようにClを添加したZnS0.07Se0.93からなる2
−6族半導体層21(n=1×1018)を基板温度28
0℃で10nm成長する。その後に基板温度を580℃
まで上げZnS0.07Se0.93からなる2−6族半導体層
21を再蒸発させた。基板表面をRHEEDで観察しR
HEEDパタ−ンがストリ−クになったのを確認したの
ちに基板温度を280℃まで下げて、図1(c)に示す
ようにClを添加したZnS0.07Se0.93(n=1×1
018、厚さ1μm)からなるn型2−6族半導体クラッ
ド層34の成長を再開し、これに続いてZn0.8 Cd
0.2 Se(厚さ10nm)からなる2−6族半導体活性
層33、p型ZnS0.07Se0.93(p=1×1018、厚
さ1μm)からなる2−6族半導体クラッド層32を成
長した。成長中のRHEEDパタ−ンは常によく伸びた
ストリ−クであった。AuGeNiからなるn電極3
6、Auからなるp電極31を真空蒸着法により形成
し、へき界により反射面を形成して青色発光半導体レ−
ザを作製した。
【0009】レ−ザ発振をさせたところ、本発明の処理
を行っていない半導体レ−ザに比べ低いしきい値電流で
の発振が観測された。これは本発明の工程を含むことに
よりにより半導体レ−ザの結晶性がよくなったためであ
る。
を行っていない半導体レ−ザに比べ低いしきい値電流で
の発振が観測された。これは本発明の工程を含むことに
よりにより半導体レ−ザの結晶性がよくなったためであ
る。
【0010】本実施例は半導体レーザの例を示したが2
−6族化合物半導体を用いた発光デバイスや電子デバイ
スにも応用できる。
−6族化合物半導体を用いた発光デバイスや電子デバイ
スにも応用できる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により3−
5族半導体上の2−6族半導体の結晶性が良くなり、良
好な青色発光素子をはじめ発光または電子デバイスが実
現できる。
5族半導体上の2−6族半導体の結晶性が良くなり、良
好な青色発光素子をはじめ発光または電子デバイスが実
現できる。
【図1】本発明の実施例を説明するための図。
11 酸化膜 12 n型3−5族半導体基板 21 n型2−6族半導体膜 22 n型3−5族半導体基板 31 p型電極 32 p型2−6族半導体クラッド層 33 2−6族半導体活性層 34 n型2−6族半導体クラッド層 35 n型3−5族半導体基板 36 n型電極
Claims (1)
- 【請求項1】 3−5族半導体上に2−6族半導体から
なる半導体装置を積層させる工程において、成長前に3
−5族半導体表面上に2−6族半導体を薄く積み再蒸発
させる工程を行うことを特徴とする半導体装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33430893A JP2792419B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33430893A JP2792419B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07201890A true JPH07201890A (ja) | 1995-08-04 |
JP2792419B2 JP2792419B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=18275902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33430893A Expired - Fee Related JP2792419B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2792419B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0271533A (ja) * | 1988-09-06 | 1990-03-12 | Fujitsu Ltd | 結晶成長方法 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33430893A patent/JP2792419B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0271533A (ja) * | 1988-09-06 | 1990-03-12 | Fujitsu Ltd | 結晶成長方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2792419B2 (ja) | 1998-09-03 |
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Legal Events
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