JPH07201598A - ガス絶縁変圧器鉄心 - Google Patents

ガス絶縁変圧器鉄心

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JPH07201598A
JPH07201598A JP6000379A JP37994A JPH07201598A JP H07201598 A JPH07201598 A JP H07201598A JP 6000379 A JP6000379 A JP 6000379A JP 37994 A JP37994 A JP 37994A JP H07201598 A JPH07201598 A JP H07201598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
iron core
cooling duct
gas
duct
Prior art date
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Pending
Application number
JP6000379A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Sugiyama
満 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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Publication of JPH07201598A publication Critical patent/JPH07201598A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁ガスによる鉄心の冷却効率がよく、製造
が容易で振動騒音が少ないガス絶縁変圧器を提供する。 【構成】 珪素鋼板を積層しその積層方向の数箇所に冷
却絶縁流体の通路を形成する冷却ダクトを有する変圧器
鉄心において、平面繊維と厚み方向繊維とからなる三次
元ガラス繊維織物にエポキシ樹脂あるいはポリエステル
樹脂等の樹脂を含浸して硬化させた中空部を有する板で
冷却ダクト1を構成して、これを磁性鋼板の積層間に配
設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁変圧器鉄心の
冷却ダクトの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁変圧器は、鉄心およびこの鉄心
に巻装された巻線等からなる中身本体を冷却絶縁流体
(例えばSF6絶縁ガス)とともにタンク内に収納し、
前記タンクの外部に設けた冷却装置とタンク内部の間に
前記冷却絶縁流体を循環させて、前記鉄心および巻線の
内部に発生する熱をタンクの外部に放熱させるようにな
っている。
【0003】ガス絶縁変圧器鉄心は、所要の寸法に切断
した磁性鋼板(例えば珪素鋼板)を組合わせて積層して
構成されるが、鉄心の内部には温度上昇を一定レベルに
抑えるために、前記冷却絶縁流体の通路を形成する冷却
ダクトを設ける必要があり、その冷却ダクトの構造は、
ポリエステル樹脂引き抜き棒あるいはポリエステル樹脂
積層板等を細幅に切断した角形断面のダクトピースを珪
素鋼板の側面(平面上)に配置して接着して構成してい
る。
【0004】図2は変圧器の珪素鋼板積層鉄心(脚)の
断面図で、図2において、珪素鋼板を積層した鉄心11
はその積層方向の数箇所に冷却絶縁流体の通路となる冷
却ダクト12が配設されている。そしてこの冷却ダクト
12は断面が角形のダクトピース13が珪素鋼板の幅方
向の数箇所に配設されている。
【0005】図3は変圧器鉄心11の冷却ダクト12の
ダクトピース13の配置図で、図3において、断面が角
形のダクトピース13を所定の間隔をあけて珪素鋼板1
4の板面上に接着してあり、ダクトピース13の間を下
から上へ冷却絶縁流体が流れるようになっている。そし
て、長手方向の中間にダクトピースに間隔12′があけ
てあり、左右にも流れるようになっている。
【0006】冷却ダクト12のダクトピース13の配置
・接着作業は、珪素鋼板14にあらかじめダクトピース
13を接着したものを用意しておくか、あるいは珪素鋼
板を積層する過程の途中で接着するかいずれかの方法で
行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のガス変圧器鉄心の冷却ダクトの構成では、珪素鋼板
の上に接着するダクトピースは、場所によって長さ・接
着位置が異なり、接着作業が煩雑で、多大な工数を要
し、また、鉄心の冷却ダクト内での絶縁ガスの流れが直
線的でかつ鉄心の珪素鋼板からの熱吸収が不十分で、冷
却効率が上がらない、等の課題があった。
【0008】本発明は、以上のような点に鑑みてなされ
たもので、絶縁ガスによる鉄心の冷却効率がよく、製造
が容易で振動騒音が少ないガス絶縁変圧器を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明のガス絶縁変圧器の鉄心冷却ダクトは、平面
繊維と厚み方向繊維とからなる三次元ガラス繊維織物に
樹脂を含浸して硬化させた中空部を有する板を冷却ダク
トとして使用し、鉄心の冷却ダクトを設ける部分の珪素
鋼板の単板と同一の形状に切断したものを、あらかじめ
準備しておき鉄心の積み上げ時に、鉄心の積層方向の所
要の位置に挿入する。
【0010】
【作用】本発明のガス絶縁変圧器の鉄心冷却ダクトは、
鉄心の冷却ダクト内での絶縁ガスの流れが乱流となるの
で鉄心の珪素鋼板からの熱吸収がよくなり、冷却効率が
向上する。
【0011】また、珪素鋼板の単板と同一の形状に切断
した冷却ダクトを鉄心内に積み上げるので、従来の方法
のように鉄心の珪素鋼板の上にダクトピースを接着する
ためにセットする煩雑な作業が不要になる。
【0012】さらに、一枚板の冷却ダクトピースとした
ので珪素鋼板に締付圧力が均一にかかることとなり、鉄
心の振動および騒音が減少する。
【0013】
【実施例】以下、本発明のガス絶縁変圧器鉄心の冷却ダ
クトの実施例を図1に基づいて説明する。
【0014】本発明のガス絶縁変圧器鉄心は、従来の鉄
心と同様に、磁性鋼板を積層しその積層方向の少なくと
も1箇所の位置に冷却絶縁流体の通路を形成する冷却ダ
クトを有し、冷却ダクト以外は従来の鉄心と同様な構造
である。
【0015】図1は本発明のガス絶縁変圧器の鉄心冷却
ダクトの実施例を示す斜視図で、図1において、冷却ダ
クト1は三次元ガラス繊維織物にエポキシ樹脂あるいは
ポリエステル樹脂等の樹脂を含浸して硬化させた中空部
1aを有する板で構成されている。なお、1bは厚み方
向繊維織支柱を示す。
【0016】三次元ガラス繊維織物は、平面繊維と厚み
方向繊維とからなり、立体織物ともいわれ知られている
織物で、内部にはこの厚み方向繊維によって仕切られる
縦方向のほぼ平行した中空部を有し、かつ、この厚み方
向繊維には織目の間の隙間があるため、SF6ガス等の冷
却絶縁ガスが鉄心の上下方向のみならず左右にも通過す
ることができ、また、樹脂を含浸して硬化させているの
で、変圧器鉄心の締付圧力に耐える圧縮強度を有するも
のである。
【0017】冷却ダクト1の厚みは任意に設計される
が、本実施例では10mm程度のものを使用し、変圧器
鉄心の冷却ダクトを設ける部分の珪素鋼板の単板と同一
の形状(例えば台形)に切断したものをあらかじめ準備
しておき、鉄心の積み上げ時に積層方向の所要の位置に
挿入して、鉄心を構成する。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明のガス絶縁変圧器
鉄心の冷却ダクトは、平面繊維と厚み方向繊維とからな
る三次元ガラス繊維織物にエポキシ樹脂あるいはポリエ
ステル樹脂等の樹脂を含浸して硬化させた中空部を有す
る板を冷却ダクト1として使用したので、 (1)鉄心の冷却ダクト内での絶縁ガスの流れが乱流と
なり、冷却効率が向上する。
【0019】(2)鉄心の珪素鋼板の上にダクトピース
を接着するためにセットする煩雑な作業が不要となる。
【0020】(3)冷却ダクトは鉄心に密着しているの
で、珪素鋼板に締付圧力が均一にかかることにより、鉄
心の振動および騒音が減少する。
【0021】などの優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス絶縁変圧器鉄心の冷却ダクトの実
施例を示す斜視図。
【図2】変圧器の珪素鋼板積層鉄心の断面図。
【図3】変圧器の鉄心冷却ダクトのダクトピースの配置
図。
【符号の説明】
1…冷却ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 30/00 9375−5E H01F 31/00 S

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性鋼板を積層しその積層方向の少なく
    とも1箇所の位置に冷却絶縁流体の通路を形成する冷却
    ダクトを有する変圧器鉄心において、平面繊維と厚み方
    向繊維とからなる三次元ガラス繊維織物に樹脂を含浸し
    て硬化させた中空部を有する板で冷却ダクトを構成した
    ことを特徴とするガス絶縁変圧器鉄心。
JP6000379A 1994-01-07 1994-01-07 ガス絶縁変圧器鉄心 Pending JPH07201598A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6000379A JPH07201598A (ja) 1994-01-07 1994-01-07 ガス絶縁変圧器鉄心

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JP6000379A JPH07201598A (ja) 1994-01-07 1994-01-07 ガス絶縁変圧器鉄心

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07201598A true JPH07201598A (ja) 1995-08-04

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ID=11472169

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JP6000379A Pending JPH07201598A (ja) 1994-01-07 1994-01-07 ガス絶縁変圧器鉄心

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100346139B1 (ko) * 2000-05-06 2002-08-01 주식회사 도스코 쿨링 닥트 자동 밴딩시스템
JP2014078639A (ja) * 2012-10-11 2014-05-01 Takaoka Kasei Kogyo Kk モールド変圧器
JP2020520085A (ja) * 2017-05-10 2020-07-02 アーベーベー・シュバイツ・アーゲー 熱除去が改善された電気装置

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