JPH0342687B2 - - Google Patents

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JPH0342687B2
JPH0342687B2 JP60263806A JP26380685A JPH0342687B2 JP H0342687 B2 JPH0342687 B2 JP H0342687B2 JP 60263806 A JP60263806 A JP 60263806A JP 26380685 A JP26380685 A JP 26380685A JP H0342687 B2 JPH0342687 B2 JP H0342687B2
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enamel
winding
coil
insulating layer
water
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Priority to US06/891,906 priority patent/US4836769A/en
Priority to AU61552/86A priority patent/AU572029B2/en
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電磁攪拌装置に使用する水冷巻線
に関するものである。
[従来の技術] 電磁攪拌装置は、狭い場所に設置されるため、
大きさをコンパクトに設計する必要がある。ま
た、大電流を流して使用する場合があるので、巻
線すなわちコイルなど過熱する部分を冷却する必
要がある。コイルを空冷により冷却した電磁攪拌
装置の場合には、一般に3〜5A/mm2程度までの
最大電流密度で使用することができるが、最大電
流密度が10A/mm2を越えるような場合には使用す
ることができない。従つて、このような場合に
は、コイルを水冷にした電磁攪拌装置が使用され
ている。
第1図はこの発明の水冷電磁攪拌装置における
巻線部の断面図であり、第2図は第1図の装置に
のコイルの拡大断面図であるが、この発明の水冷
電磁攪拌装置における巻線部の構成は、従来技術
の例えば特開昭53−25235号公報に記載の水冷電
磁攪拌装置における巻線部と構成が同じであるの
で、この公報に記載の水冷電磁攪拌装置における
巻線部についても、第1図及び第2図を援用して
説明する。
第1図において、1は電線が小判形に巻かれた
巻線を構成するコイルであり、このコイル1に鉄
心2が挿入され、ウエツジ3やスペーサー4によ
つて鉄心2に固定される。鉄心2に固定されたコ
イル1は絶縁のため一体として樹脂が含浸処理さ
れる。
第2図において、5は必要ターンで形成された
導体であり、例えば平角電線である。この導体5
の表面には例えばポリイミドフイルムが半重ね巻
で数回巻回され、ターン絶縁層6が形成される。
さらに、このターン絶縁層6の上層には例えばガ
ラステープが導体5を一括して2回半重ね巻で巻
回され、絶縁層7が主絶縁層として形成される。
従来の水冷による電磁攪拌装置の場合、ターン
絶縁層6は耐水性の良い絶縁材料であることが必
要であり、空冷の場合の絶縁層7の主絶縁層の役
割も兼ねたものであることが必要である。従つ
て、この場合には絶縁層7は各々のターン導体5
を束ねる役割を果たし、且つターン絶縁層6で兼
ね備えた主絶縁すなわち耐水絶縁の役割をカバー
する働きを持つように絶縁層の役割が変えられ、
ターン絶縁層の負担が大きくなる。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のような従来の電磁攪拌装置の巻線では、
ターン絶縁層6は耐水性であり、コイルターン間
の絶縁のみならず、コイルターン全体の絶縁(主
絶縁)の役割を果たすことが必要であるため、そ
の厚さが厚くなり、コイル全体として大きくなる
欠点があつた。また、フイルムを多層巻いて絶縁
層とした電線をコイル成形加工するので、加工劣
化を受けやすく、コイル1の寿命が短くなる欠点
があつた。一方、上記電線を成形加工してからタ
ーン絶縁層6を施すと、作業が繁雑で非常に工数
がかかり、経済的に不利になる欠点があつた。
この発明は、かかる問題点を解決するためにな
されたもので、コイルの仕上がり寸法が小さく、
また、従来装置に比較して耐水性が非常に優れ、
寿命が長く、しかも機械的剛性にも優れた電磁攪
拌装置用水冷巻線を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る電磁攪拌装置用水冷巻線は、タ
ーン絶縁層として耐熱エナメルが焼付され少なく
とも一重のガラス繊維が巻回され、さらに樹脂で
処理された平角電線(エナメルDGC線)からな
る巻線に、主絶縁層として樹脂を含浸できるポー
ラス状態のポリアミド繊維が巻回され、さらにこ
の巻線にエポキシ樹脂が含浸されたものである。
[作用] この発明においては、上記エナメルDGC線の
巻線にポリアミド繊維が巻回され、これにエポキ
シ樹脂が含浸、硬化されているので、機械的に剛
性が強く、耐水性に優れ、しかも長寿命を達成す
ることができる。
この発明に用いる耐熱エナメルとしては、ポリ
エステルエナメル、ポリエステルイミドエナメ
ル、ポリアミドエナメル、又はポリイミドエナメ
ルが使用でき、耐熱性に応じて選択することがで
きる。
この発明に用いるポリアミド繊維としては、通
気量が好適には25〜20秒/100cm3−空気のもので
ある。通気量が25秒/cm3−空気を越えると樹脂の
保持性が悪くなり、樹脂が漏れてしまうので好ま
しくない。また、このポリアミド繊維は厚さ0.08
mm(3ミル)で面積係数が40〜60g/m2又は厚さ
0.13mm(5ミル)で面積係数が70〜90g/m2のも
のが好適に使用でき、また、ポリアミドペーパー
も使用できる。ノーメツクス(NOMEX)ペー
パー#424(米国デユポン社商品名)が好適であ
る。
巻線に含浸されるエポキシ樹脂としては、ビス
フエノール型エポキシ、反応性希釈剤例えばジグ
リシジルエーテル系反応性希釈剤、及びアミン系
硬化剤からなるエポキシ樹脂が好適に使用でき
る。
[実施例] 第2図において、導体5として平角電線を使用
し、この平角電線にポリエステルイミドエナメル
を焼き付け、このエナメル層の表面にガラス繊維
を二重に巻付けたワニスで処理してターン絶縁層
6とした。導体5は所要回数コイルに巻かれ、目
的とする形状に形成した。次に、主絶縁層7とし
て面積係数81.4g/m2で通気量25秒/100cm3−空
気以下(ASTM D726A法)の密度を有するポリ
アミドペーパーからなる厚さ0.13mm(5ミル)、
幅19mmのテープを上記コイルに4回半重ね巻きし
た。このコイル1に第1図の鉄心2を挿入し、ウ
エツジ3、スペーサー4等を用いて固定し、結線
を行なつた。この結線部も上記と同様にターン絶
縁及び主絶縁を行い、さらにこのコイル1をビス
フエノール型エポキシ、反応性希釈剤、アミン系
硬化剤からなるエポキシ樹脂を用いて真空加圧含
浸を行い、回転乾燥を行いながら、含浸樹脂を重
合硬化させた。
このようにして作つたコイルの水中課電劣化特
性について実験を行つた。この実験は、コイルを
水中に入れて電圧を印加した場合に、コイルがパ
ンクするまでの印加電圧と時間との関係から劣化
特性を求めるものである。このようにして得られ
た結果を第3図に示した。図中、曲線Aはこの発
明によるコイルの場合、曲線Bは従来のコイルの
場合である。この図から、この発明によるコイル
の劣化特性は、従来のコイルに比較して遥かに優
れた特性を有することがわかる。これは、この発
明の主絶縁層7が非常に緻密になつているため、
耐水性、課電劣化がかなり向上したものと考えら
れる。従つて、従来、各ターン絶縁層6に耐水性
を持たせたものと比較して、遥かに優れた信頼性
を有する。
なお、上記実施例では、含浸樹脂としてビスフ
エノールエポキシ、反応性希釈剤、アミン系硬化
剤からなるエポキシ樹脂を用いたが、主絶縁層と
して通気量が25秒/100cm3−空気以下のポーラス
なポリアミドペーパーを使う限り、他のエポキシ
樹脂を用いても上記と同様の結果が得られる。
また、上記実施例では、ポリエステルイミドエ
ナメル平角巻線を用いたが、耐熱性の違いによ
り、ポリエステルエナメル、ポリアミドエナメ
ル、及びポリイミドエナメル平角線等を用いるこ
ともできる。
[発明の効果] この発明は以上説明したとおり、ポリエステル
エナメル、ポリエステルイミドエナメル、ポリア
ミドエナメル、及びポリイミドエナメルからなる
群から選ばれたエナメルが焼付けられた平角電線
の表面に少なくとも一重にガラス繊維が巻回さ
れ、さらにこのガラス繊維が上記エナメルと同等
の耐熱性を有する樹脂で処理されてターン絶縁と
したエナメル−ガラス複合電線からなる巻線に、
通気量25秒/100cm3−空気以下のポリアミド繊維
が主絶縁として巻回され、該主絶縁が施された巻
線にビスフエノール型エポキシ、反応性希釈剤及
びアミン系硬化剤からなるエポキシ樹脂が含浸、
硬化されていることによつて、ターン絶縁層が強
固でしかも耐水性に優れ、且つ安価な電磁攪拌装
置用水冷巻線が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による水冷電磁攪
拌装置における巻線部の断面図であり同時に従来
の水冷電磁攪拌装置における巻線部の断面図、第
2図は第1図の装置におけるコイルの拡大断面
図、第3図はこの発明の一実施例による又は従来
の水冷電磁攪拌装置に使用するコイルの水中課電
劣化特性を示す線図である。 図において、1はコイル、2は鉄心、3はウエ
ツジ、4はスペーサー、5は導体、6はターン絶
縁層、7は(主)絶縁層である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリエステルエナメル、ポリエステルイミド
    エナメル、ポリアミドエナメル、及びポリイミド
    エナメルからなる群から選ばれたエナメルが焼付
    けられた平角電線の表面に少なくとも一重にガラ
    ス繊維が巻回され、さらにこのガラス繊維が上記
    エナメルと同等の耐熱性を有する樹脂で処理され
    てターン絶縁としたエナメル−ガラス複合電線か
    らなる巻線に、通気量25秒/100cm3−空気以下の
    ポリアミド繊維が主絶縁として巻回され、該主絶
    縁が施された巻線にビスフエノール型エポキシ、
    反応性希釈剤及びアミン系硬化剤からなるエポキ
    シ樹脂が含浸、硬化されていることを特徴とする
    電磁攪拌装置用水冷巻線。
JP60263806A 1985-11-26 1985-11-26 電磁撹拌装置用水冷巻線 Granted JPS62124707A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60263806A JPS62124707A (ja) 1985-11-26 1985-11-26 電磁撹拌装置用水冷巻線
KR1019860002803A KR900000433B1 (ko) 1985-11-26 1986-04-12 전자교반 장치용 수냉권선
CN86103439.2A CN1003546B (zh) 1985-11-26 1986-05-21 电磁搅拌装置用水冷绕组
US06/891,906 US4836769A (en) 1985-11-26 1986-08-01 Water-cooled winding for electromagnetic stirrer
AU61552/86A AU572029B2 (en) 1985-11-26 1986-08-18 Water-cooled winding for electromagnetic stirrer

Applications Claiming Priority (1)

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JPS62124707A JPS62124707A (ja) 1987-06-06
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CN107369495A (zh) * 2017-07-27 2017-11-21 安徽新沪电缆有限公司 一种矿山输送机械用复合控制电缆
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