JP2005183885A - リアクトル - Google Patents

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Abstract

【課題】

材料および工数を低減しさらに、撓みに強く磁気飽和し難いリアクトルを提供する。

【解決手段】

外周部にコイルが装着された第一の2個のI型積層コアと、第二の2個のI型積層コアが、各々が互いに対向するように口の字型に配置して締結され、基板または装置等への固定金具を装着されたリアクトルにおいて、前記I型積層コアの層間に固定のための接着材層を備えず、第一のI型積層コアと第二のI型積層コアの積層方向を互いに直交させて端部を当接させ、任意の当接面に空隙スペーサを介して口の字型に配置されたI型積層コアの締結と、基板または装置等への固定金具の装着を一体的になされたリアクトルを構成する。

【選択図】図1

Description


本発明は、各種の電子機器の電源回路に用いられるリアクトルに関するものであり、特に角柱状の積層I型コアを組み合せて口の字型のコアに形成してなるリアクトルの、低コスト化を実現するための構造に関するものである。

従来、電子機器の電源回路で発生するリップル電圧や高調波電流等を抑制するために、図3に示すように2個のコイル2の中空部内にコの字型及びI型等の磁性鋼板を組み合せて積層し口の字型のコア1に形成し、四隅の貫通穴を介して両端に固定金具3をネジ4で締め付けて固定していた。

この種の構造及び製造方法では、コイル2の中空部内にコの字型及びI型等のコアを組み合せて積層して口の字型のコア1に形成する作業が煩雑であった。また、定格電流値、インダクタンス値の応じて前記の磁性鋼板の積層枚数で磁路断面積を制御できる利点があるものの、両端に固定金具3をネジ4で締め付けて固定するための四隅の貫通穴が磁路断面積を小さくするため、磁気飽和し易くなりリアクトルの定格電流値を低下させていた。

また、図4の断面図に示すように磁性鋼板を捲回した層間に、接着材層として樹脂を含浸させ加熱硬化させた閉磁路コアを切断しコの字型に形成したコア10を、コイル2が捲回された絶縁性ボビン5に両端より挿入して、上下より固定金具3を当接させてネジ4で締め付け固定していた。

このような構造は、図3に示す前記リアクトルの製造方法の様に、コの字型及びI型等のコアを組み合せて積層する煩雑な作業は免れるが、磁性鋼板の積層枚数で磁路断面積を制御することは、設計において任意に決定できない欠点がある。このため、受注してから定格電流値やインダクタンス値に対応して、コの字型コアを形成する必要があるため製造期間が長くなり、さらにコスト高の原因にも成っていた。

特開2001―257121号公報

解決しようとする課題は、材料および工数を低減し、さらに部品を標準化して短期間で製造でき、磁気飽和し難く、さらに撓みに強いリアクトルを提供することである。

本発明は、外周部にコイルが装着された第一の2個の積層I型コアと、第二の2個の積層I型コアが、各々が互いに対向するように口の字型に配置して締結され、基板または装置等への固定金具を装着されたリアクトルにおいて、前記積層I型コアの層間に接着材層を備えないことを主な特徴とする。

また本発明は、前記リアクトルにおいて、前記口の字型に配置された積層I型コアの締結と、基板または装置等への固定金具の装着が一体的になされていることを主な特徴とする。

また本発明は前記リアクトルにおいて、前記積層I型コアの層間及び、或いは積層I型コア間にワニス等による含浸層を除く他の接着材層を備えず、且つ前記口の字型に配置された積層I型コアの締結と、基板または装置等への固定金具の装着が一体的になされていることを主な特徴とする。

また本発明は、前記リアクトルにおいて、前記、第一の積層I型コアと第二の積層I型コアの積層方向が互いに直交するように端部を当接させて口の字を形成し、前記端部の任意の当接面に空隙スペーサを備えてなることを主な特徴とする。

本発明によるリアクトルは、矩形の磁性鋼板が積層され粘着テープ等で仮固定されたI型コアの層間及び、或いはI型コア間にワニス等の含浸層を除く他の接着材層を備えない、第一の2個の積層I型コアと、第二の2個の積層I型コアが、各々が互いに対向するように、基板または装置等への固定用の固定金具と一体的に締結され構成されたリアクトルであるので、材料および工数を低減することができ、さらに部品を標準化することができるので、短期間で製造することができる。

また、第一の積層I型コアと、第二の積層I型コアの積層方向を、互いに直交させて口の字型に配置し、前記の第一の積層I型コアと第二の積層I型コアの、任意の当節面に空隙スペーサを備えるので、撓みに強く、且つ、磁気飽和し難いリアクトルを提供することができる。
外周部にコイルが装着された第一の2個の積層I型コアと、第二の2個の積層I型コアが、各々が互いに対向するように口の字型に配置して締結され、基板または装置等への固定金具を装着されたリアクトルにおいて、材料および工数を低減し、さらに撓みに強いリアクトルを実現するという目的を、前記積層I型コアの層間及び、或いは積層I型コア間にワニス等の含浸層を除く他の接着材層を備えず、第一の積層I型コアと第二の積層I型コアの積層方向を互いに直交させて前記口の字型に配置された積層I型コアの締結と、基板または装置等への固定金具を一体的に装着固定することで実現した。

図1は本発明によるリアクトルの1実施例の組み立て構成を示す説明図であって、1は積層I型コア、2はコイル、3は固定金具、4はネジ、7は締め付けバンドである。

絶縁ボビン(図示せず)に導線を捲回したコイル2に、磁性鋼板を積層し粘着テープを捲回して仮止めした第一の積層I型コアを挿通し、同様に形成した第二のI型積層コアの端部を、前記第一の積層I型コア端部に当接させて、口の字型に形成したコアの両端部を固定金具3と共に締め付けバンド7で、一体的に口の字に締め付け固定した後にワニス含浸してリアクトルを完成した。なお、締め付けバンド7は、粘着性テープ等を用いて代用することもできる。

図2は本発明によるリアクトルの、他の実施例の組み立ての構成を示す説明図であって、1〜4および7は図1と同様である。
図1の例に示すリアクトルは、直列接続された2個のコイルを横並びさせて低背になる構成である。これに対し、図2に示すリアクトルは、直列接続された2個のコイルを縦並びさせて、基板または装置への搭載面積を小さくした構成である。なお、前記した2個のコイルを直列接続してリアクトルを構成するのが通常であるが、2個のコイルを接続せずにトランスとして構成することもできる。

図5は本発明によるリアクトルの口の字コアを形成する積層I型コアの配置を示す説明図であって、6は空隙スペーサであり、8は縦積み積層I型コア,9は横積み積層I型コアを示す。この構成により、直列接続された2個のコイルを横並びさせて低背になる構成であっても、あるいは2個のコイルを縦並びさせて、基板または装置への搭載面積を小さくした構成であっても、更には基板または装置の傾斜部へ搭載する場合でも、コイルの加重に耐えて口の字型コアの撓みを抑制することができる。

図6は実施例3の応用として、横積み積層I型コアと縦積み積層I型コアを逆に配設した口の字コアを用いて本発明によるリアクトルを構成した構造例を示す説明図であって、2、4、7は図1と同様であるが、5は絶縁ボビンであり、6、8、9は図5と同様である。また、締め付けバンド7を一本で構成した例であり、縦積み積層I型コア8とコイルを装着した横積み積層I型コア9を口の字に配設し、締め付けバンド7をコイルボビンに挿通して縦積み積層I型コア8と横積み積層I型コア9で形成した口の字の外周部を締め付けて固定する。
固定金具(図示せず)は図6の上下の両方、あるいは一方に一体的に締め付けて装着することができる。空隙スペーサ6は縦積み積層I型コア8の内側面に当接させて配設し、横積み積層I型コア9との当節面の2個所の空隙スペーサを連結させた例であるが、空隙スペーサは任意のI型積層コアの当接面に配設し全体として磁路長に対する所定の空隙を備えていれば良い。

本発明は各種の電子機器の電源回路に用いられる、任意数の磁性鋼板を積層してなる角柱状のI型コアを安価に形成し、それらを組み合せて口の字型のコアに安価に構成するリアクトルに関するものであるが、電源回路用に限らず、より高周波数帯域の信号回路などのノイズフィルタに用いられるチョークコイルとして、フェライトなどの磁性材料を用いる場合にも本発明が摘要できる。

本発明によるリアクトル組み立ての構成説明図である。(実施例1) 本発明による他のリアクトル組み立ての構成説明図である。(実施例2) 従来のリアクトル構成例の説明図である。 他の従来リアクトル構成例の説明図である。 本発明によるリアクトルの、口の字コアを形成する積層I型コア、及び空隙スペーサの配設例を示す説明図である。(実施例3) 実施例3の口の字コアを用いたリアクトルの構成説明図である。(実施例4)
符号の説明

1 積層I型コア

2 コイル

3 固定金具

4 ネジ

5 絶縁ボビン

6 空隙スペーサ

7 締め付けバンド

8 縦積み積層I型コア

9 横積み積層I型コア

10 コの字型カットコア

Claims (4)


  1. 外周部にコイルが装着された第一の2個のI型積層コアと、第二の2個のI型積層コアが、各々が互いに対向するようにロの字型に配置して締結され、基板または装置等への固定金具を装着されたリアクトルにおいて、前記I型積層コアの層間に固定のための接着材層を備えないことを特徴とするリアクトル。
  2. 外周部にコイルが装着された第一の2個のI型積層コアと、第二の2個のI型積層コアが、各々が互いに対向するようにロの字型に配置して締結され、基板または装置等への固定金具を装着されたリアクトルにおいて、前記ロの字型に配置された積層コアの締結と、基板または装置等への固定金具の装着が一体的になされていることを特徴とするリアクトル。
  3. 外周部にコイルが装着された第一の2個のI型積層コアと、第二の2個のI型積層コアが、各々が互いに対向するようにロの字型に配置して締結され、基板または装置等への固定金具を装着されたリアクトルにおいて、前記I型積層コアの層間に接着材層を備えず、且つ前記ロの字型に配置された積層コアの締結と、基板への固定金具の装着が一体的になされていることを特徴とするリアクトル。
  4. 前記、第一のI型積層コアと第二のI型積層コアの積層方向が互いに直交するように端部を当接させてロの字を形成し、前記端部の任意の当接面に空隙スペーサを備えてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリアクトル。
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