JPH0720144B2 - クロック同期方式 - Google Patents

クロック同期方式

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JPH0720144B2
JPH0720144B2 JP2168847A JP16884790A JPH0720144B2 JP H0720144 B2 JPH0720144 B2 JP H0720144B2 JP 2168847 A JP2168847 A JP 2168847A JP 16884790 A JP16884790 A JP 16884790A JP H0720144 B2 JPH0720144 B2 JP H0720144B2
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、振幅位相偏移(APSK)変調を用いたディジタ
ル通信システムの受信器において、変調クロックに同期
した復調サンプルを得るためのクロック同期方式に関す
る。
(従来の技術) 従来、振幅位相偏移(APSK)信号のクロック同期方式と
して第2図に示されるような位相同期ループ(PLL)が
広く用いられてきた。以下にその動作を図面を参照して
簡単に説明する。図中で細線は実信号、太線は直交信号
を示す。
APSK信号を変調クロックに同期したタイミングでサンプ
ルするために、A/D変換器14は、APSK信号を準同期直交
復調して得られた信号を入力し、その入力信号をサンプ
ルクロックに基づいて変調周期毎にN個ずつサンプルす
る。クロック位相誤差検出手段15は、A/D変換器14によ
りビット数l(lは正の整数)に量子化されたディジタ
ル時系列信号を入力して、サンプルクロックと変調クロ
ックとの位相誤差を検出する。クロック位相誤差検出手
段15には、サンプルクロックと抽出クロック成分との位
相を比較する方法や信号点と零交叉点のサンプルからク
ロック位相誤差を計算する方法等が用いられる。ループ
フィルタ16は、クロック位相誤差検出手段15で検出され
た位相誤差を平均する。ディジタルVCO17は、ループフ
ィルタ16の出力で位相制御され、変調クロックに同期し
たクロックを再生する。これがA/D変換器14のサンプル
クロックとなる。
(発明が解決しようとする課題) 以上が従来のクロック同期方式の概要である。この方式
は、基本的にPLLを用いているから、PLL特有の同期問題
が存在する。即ち、同期に時間がかかり、初期サンプル
の位相により同期時間が大きく異なる。また、π位相ず
れによるハングアップが生じる。さらに、ループ中に存
在するチャンネルフィルタ等の遅延が特性に影響する。
そこで本発明の目的は、一定でかつ短い同期時間を実現
する疑似開ループ型のクロック同期方式を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 本発明のクロック同期方式は、振幅位相偏移(APSK)信
号を変調クロックに同期したタイミングでサンプルする
クロック同期方式であって、変調クロックのほぼN(N
は正の整数)倍の周波数のクロックを出力する発振器
と、前記APSK信号を準同期直交復調して該復調信号を前
記発振器の出力クロックでサンプルするA/D変換器と、
該A/D変換器によりビット数l(lは正の整数)に量子
化されたディジタル時系列信号を入力して該ディジタル
時系列信号のエンベロープを計算するエンベロープ検出
手段と、前記発振器の出力クロックを入力して該出力ク
ロックの1/Nの周波数を有し互いに直交する正弦波でな
る直交信号を出力する正弦波発生手段と、前記エンベロ
ープ検出手段の出力信号の位相と前記正弦波発生手段の
出力信号の位相との相関を検出する位相相関検出手段
と、該位相相関検出手段の出力を平均するローパスフィ
ルタと、該ローパスフィルタの出力である互いに直交す
る信号でなる直交信号を入力してその逆正接を計算する
逆正接計算手段と、前記発振器の出力クロックを1/N分
周する分周器と、該分周器の出力信号の位相と同期クロ
ックの位相とを比較する位相比較器と、該位相比較器の
出力信号の位相と前記逆正接計算手段の出力信号の位相
との差をとる減算器と、該減算器の出力であるクロック
位相誤差にもとづいて出力信号である前記同期クロック
の位相を前記発振器の出力クロックの周期ステップで制
御するディジタル位相制御発振器(VCO)と、該ディジ
タルVCOの出力信号に前記減算器の出力信号を加えて変
調クロックに同期したより高精度な内挿タイミングを得
る加算器と、前記A/D変換器の出力を入力し前記加算器
の出力タイミングで内挿処理を行って変調クロックタイ
ミングのサンプルを得る内挿手段とを備える。
(実施例) 次に本発明について図面を参照して説明する。第1図は
本発明の一実施例を示す図である。図中で細線は実信
号、太線は直交換信号を示す。
第1図に示すクロック同期方式では、振幅位相偏移(AP
SK)信号を変調クロックに同期したタイミングでサンプ
ルするために、変調クロックに同期したクロックを生成
する。発振器1は、変調クロックのほぼN(Nは正の整
数)倍の周波数のクロックを出力する。A/D変換器2
は、APSK信号を準同期直交復調した信号を発振器1の出
力クロックでサンプルする。エンベロープ検出手段3
は、A/D変換器2によりビット数l(lは正の整数)に
量子化されたディジタル時系列信号を入力し、そのディ
ジタル時系列信号のエンベロープを計算する。正弦波発
生手段4は、発振器1の出力クロックの1/Nの周波数を
有し互いに直交する正弦波でなる直交信号を出力する。
正弦波発生手段4は、発振器1の出力クロックを計数す
るカウンタと、そのカウンタの出力をアドレスとしてア
クセスされ、あらかじめ正弦波の値を書き込んであるRO
Mテーブルとで容易に実現できる。位相相関検出手段5
は、エンベロープ検出手段3の出力信号の位相と正弦波
発生手段4の出力信号の位相との相関を検出する。ここ
で、発振器1の出力クロックの周波数をfs、周期をT
s(=1/faとし、エンベロープ検出手段3の出力をx(nT
s)とおくと、位相相関検出手段5の出力Y(nTs)は、 Y(nTs)=x(nTs)exp{−jπ(fs/N)nTs} (n=0,1,2,…) と示される。ローパスフィルタ6は、位相相関検出手段
5の出力を平均する。逆正接計算手段7は、ローパスフ
ィルタ6の出力である直交信号を入力して、その逆正接
を計算し、変調クロックと周波数fsの正弦波との位相差
を出力する。一方、分周器8は、発振器1の出力クロッ
クを1/N分周する。位相比較器9は、分周器8の出力信
号の位相と同期クロックの位相とを比較する。分周器8
の出力クロックとディジタルVCO11の出力である同期ク
ロックの原クロックは、共に発振器1の出力クロックで
あるから、位相比較器9の出力信号の位相は2π/Nの整
数倍となる。減算器10は、位相比較器9の出力信号の位
相と逆正接計算手段7の出力信号の位相との差を計算す
る。ディジタルVCO11は、減算器10の出力であるクロッ
ク位相誤差に基づき、出力する同期クロックの位相を発
振器1の出力クロックの周期ステップで制御する。加算
器12は、ディジタルVCO11の出力信号に減算器10の出力
信号を加え、変調クロックに同期したより高度な内挿タ
イミングを得る。内挿手段13は、A/D変換器2の出力サ
ンプルの中から、加算器12の出力タイミング近傍の数サ
ンプルを用いて内挿処理を行い、変調クロックタイミン
グのサンプルを得る。
第1図において、エンベロープ検出手段3、正弦波発生
手段4、位相相関検出手段5、ローパスフィルタ6及び
逆正接計算手段7で構成される前半部では、開ループに
よって変調クロックの位相の推定を行っている。一般
に、送受信器での変調クロックの周波数のずれは非常に
小さいから、短パケット通信システム等では、初期同期
等に一度だけ以上のような方法で変調クロックの位相を
推定し、全パケット区間にわたり推定した変調クロック
の位相を用いてデータの判定を行う方式がとれる。しか
し、連続信号を扱う通信システムでは、送受信器での変
調クロックの周波数のずれにより、ゆっくりとしたクロ
ック位相の変動が生じるから、それに対処する必要があ
る。そこで、本発明では、位相比較器9、減算器10及び
ディジタルVCO11からなるPLLを付加して、クロック位相
変動への追従を行っている。ただし、このPLLは利得が
高いために、その雑音帯域幅がローパスフィルタ6の帯
域幅と比べて十分に広い。従って、再生クロックのSN比
は、ローパスフィルタ6の帯域幅のみに依存し、系全体
としては等価時に開ループとみなすことができる。
本発明では、入力信号をA/D変換するクロックと内挿サ
ンプルを出力するクロックとが、非同期であるから、非
同期接続が必要となる。第1図において、A/D変換器
2、エンベロープ検出手段3、正弦波発生手段4、位相
相関検出手段5及びローパスフィルタ6は、発振器1の
出力クロックの周期Tsで繰り返し処理を行っており、逆
正接計算手段7、位相比較器9、減算器10、ディジタル
VCO11、加算器12及び内挿手段13は、ディジタルVCO11の
出力である同期クロックの周期Tcで繰り返し処理を行っ
ている。ここでローパスフィルタ6と逆正接計算手段7
との間で非同期接続がなされるが、周期TCは周期Tsの整
数倍であるから問題とはならない。
(発明の効果) 以上に説明したように本発明では、クロック位相推定器
と広帯域PLLを組み合わせた疑似開ループ型のクロック
同期方式を採用することにより、一定でかつ短い同期時
間を実現でき、クロック周波数誤差に対しても連続的な
位相追従が可能となる。また、変調クロックタイミング
のサンプルを内挿処理によって求めているから、変調周
期当りのサンプル数を下げることができる。さらに、全
ディジタル的であるから、無調整かつIC化が容易でディ
ジタル信号処理プロセッサ(DSP)を用いたソフトウェ
ア処理も行える等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は従来のク
ロック同期方式を示す図である。 1……発振器、2,14……A/D変換器、3……エンベロー
プ検出手段、4……正弦波発生手段、5……位相相関検
出手段、6……ローパスフィルタ、7……逆正接計算手
段、8……分周器、9……位相比較器、10……減算器、
11,17……ディジタルVCO、12……加算器、13……内挿手
段、15……クロック位相誤差検出手段、16……ループフ
ィルタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振幅位相偏移信号を変調クロックに同期し
    たタイミングでサンプルするクロック同期方式におい
    て、変調クロックのほぼN(Nは正の整数)倍の周波数
    のクロックを出力する発振器と、前記振幅位相偏移信号
    を準同期直交復調して該復調信号を前記発振器の出力ク
    ロックでサンプルするA/D変換器と、該A/D変換器により
    ビット数l/(lは正の整数)に量子化されたディジタル
    時系列信号を入力して該ディジタル時系列信号のエンベ
    ロープを計算するエンベロープ検出手段と、前記発振器
    の出力クロックを入力して該出力クロックの1/Nの周波
    数を有し互いに直交する正弦波でなる直交信号を出力す
    る正弦波発生手段と、前記エンベロープ検出手段の出力
    信号の位相と前記正弦波発生手段の出力信号の位相との
    相関を検出する位相相関検出手段と、該位相相関検出手
    段の出力を平均するローパスフィルタと、該ローパスフ
    ィルタの出力である互いに直交する信号でなる直交信号
    を入力してその逆正接を計算する逆正接計算手段と、前
    記発振器の出力クロックを1/N分周する分周器と、該分
    周器の出力信号の位相と同期クロックの位相とを比較す
    る位相比較器と、該位相比較器の出力信号の位相と前記
    逆正接計算手段の出力信号の位相との差をとる減算器
    と、該減算器の出力であるクロック位相誤差にもとづい
    て出力信号である前記同期クロックの位相を前記発振器
    の出力クロックの周期ステップで制御するディジタル位
    相制御発振器と、該ディジタル位相制御発振器の出力信
    号に前記減算器の出力信号を加えて変調クロックに同期
    したより高精度な内挿タイミングを得る加算器と、前記
    A/D変換器の出力を入力し前記加算器の出力タイミング
    で内挿処理を行って変調クロックタイミングのサンプル
    を得る内挿手段とを備えることを特徴とするクロック同
    期方式。
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