JP3447883B2 - 同期装置 - Google Patents

同期装置

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JP3447883B2
JP3447883B2 JP05064796A JP5064796A JP3447883B2 JP 3447883 B2 JP3447883 B2 JP 3447883B2 JP 05064796 A JP05064796 A JP 05064796A JP 5064796 A JP5064796 A JP 5064796A JP 3447883 B2 JP3447883 B2 JP 3447883B2
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル通信に
使用する同期装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の同期装置は、受信信号に
含まれる既知のシンボルから構成される既知のパタンと
受信機が持つ既知のパタンとの相関値を算出し、相関値
があるしきい値を越えた時に既知のパタンが検出された
と判定するものであり、例えば特開平7−250120
号公報に記載されている。
【0003】図8は従来のこの種の同期装置の構成を示
している。図8において、101、102はA/D変換
器、103は相関回路、104はメモリ、105は相関
器、106はメモリ、107はパワ検出回路、108は
受信タイミング検出回路、109は比較器、110はメ
モリである。受信信号を同期検波して得られた同相成分
I−chと直交成分Q−chは、A/D変換器101、
102で量子化されて、相関回路103のメモリ104
に入力される。メモリ104は、既知のパタンM個の受
信信号を格納し、新しい受信信号は最も古い受信信号を
上書きする。メモリ106は、既知のパタンの受信波形
を格納しており、相関器105では、メモリ104の受
信信号とメモリ106に格納された受信機が持つ既知の
パタンとの相関値を算出する。実際には、式(1−1)
と式(1−2)のように、同相成分と直交成分の相関値
をそれぞれ求め、次にパワ検出回路107で式(1−
3)のように同相成分と直交成分のパワを求める。な
お、以下の各式において、下付きのIは同相成分、Qは
直交成分を表す。これらの式はDSP等の信号処理プロ
セッサのソフトウエアで簡単に実現することができる。
【数1】 このようにして求められた相関値は、次に受信タイミン
グ検出回路108の比較器109において、メモリ11
0に格納されたしきい値と比較され、相関値がしきい値
以上の場合に既知のシンボルが受信されたと判定する。
なお、フェージングによる相関値のパワの変動を抑圧す
るために、相関値を受信信号のパワで規格化する場合も
あるが、従来例および本発明の説明では規格化を行わな
い場合の構成を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の同期装置では、受信タイミングの検出精度があまり
よくないという問題があった。受信タイミングの検出精
度は、A/D変換器のサンプリング速さに依存し、タイ
ミングずれとして検出されるのは、送信器と受信機との
間のずれがT/2(Tはサンプリング時間間隔)になっ
たときである。サンプリング時間間隔が大きい場合は、
ずれが大きくなり、受信性能が劣化する。サンプリング
時間間隔がそれ程大きくない場合でも、送信機と受信機
との間に周波数のずれが小さい場合は、ずれが検出され
るまでに時間が掛り、受信性能がある程度劣化している
時間が長く続く。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、受信タイミングを精度よく検出すること
のできる同期装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、相関値を補間してから既知のシンボルの
受信時刻を検出するようにしたものであり、これによ
り、既知のシンボルを正確に検出することができ、精度
よく受信タイミングを検出することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、A/D変換した受信信号と既知のパタンとの相関処
理を行って送信時に送信信号に挿入された既知のパタン
の受信時期を検出する同期装置において、受信信号と既
知のパタンとの相関を取る相関手段と、相関手段で得ら
れた相関値を補間してサンプリング時間の間隔を多分割
する補間手段と、補間手段で補間した相関値を予め定め
たしきい値と比較して、相関値がしきい値よりも大きい
場合に既知のシンボルが受信されたと判定する受信タイ
ミング検出手段と、相関手段および受信タイミング検出
手段に受信時刻情報を送出する受信窓制御手段とを備え
た同期装置であり、既知のシンボルを正確に検出するこ
とができ、精度よく受信タイミングを検出することがで
きる。
【0008】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の同期装置において、受信タイミング検出手段が、
既知のシンボルが受信された時はそれ以降の既知のシン
ボルの検出を停止してその受信時刻を保持する手段を備
えたものであり、受信波に先行波と遅延波が両方とも存
在する場合に、先行波のみの受信タイミングを精度よく
検出することができる。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の同期装置において、最適な受信時刻を
格納する手段と、最適な受信時刻と受信タイミング検出
手段により検出された受信時刻とを加算する手段とを有
するタイミングずれ検出手段を備えたものであり、簡単
な構成により受信タイミングのずれを検出することがで
きる。
【0010】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3記載の同期装置において、タイミングずれ検出手段の
出力を受信窓制御手段に入力して受信時刻を前後に補正
するようにしたものであり、簡単な構成により受信タイ
ミングを自動的に補正することができる。
【0011】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第
1の実施の形態における同期装置の構成を示している。
図1において、1および2は受信信号を同期検波して得
られた同相成分と直交成分を量子化するA/D変換器で
ある。3は量子化によって得られた受信信号に含まれる
既知のシンボルパタンと受信機が持つ既知のパタンとの
相関値を算出する相関回路であり、メモリ4と相関器5
とメモリ6とパワ検出回路7により構成されている。8
は算出された相関値があるしきい値を越えた時に受信信
号の中に既知のパタンが検出されたと判定する受信タイ
ミング検出回路であり、補間器9とメモリ10とアドレ
ス制御回路11と比較器12とメモリ13とラッチ回路
14から構成されている。15はある受信時刻(タイミ
ング検出窓)だけ相関回路3と受信タイミング検出回路
8を動作させるとともに、受信タイミング検出回路8に
カウンタ値を送出する受信窓制御回路であり、カウンタ
16とデコーダ17とから構成されている。
【0012】次に、本実施の形態における動作について
説明する。受信信号を同期検波して得られた同相成分I
−chと直交成分Q−chは、A/D変換器1、2で量
子化されて、相関回路3のメモリ4に入力される。メモ
リ4は、既知のパタンM個の受信信号を格納し、新しい
受信信号は最も古い受信信号を上書きする。メモリ6
は、既知のパタンの受信波形を格納しており、相関器5
では、メモリ4の受信信号とメモリ6に格納された受信
機が持つ既知のパタンとの相関値を算出する。実際に
は、前記した式(1−1)と式(1−2)から同相成分
と直交成分の相関値をそれぞれ求め、次にパワ検出回路
7で前記式(1−3)のように同相成分と直交成分のパ
ワを求める。
【0013】一方、受信窓制御回路15では、クロック
がカウンタ16に入力され、カウンタ16は入力された
クロックをインクリメントする。カウンタ16の周期は
既知のシンボルの受信間隔と同じ周期である。デコーダ
17は、カウンタ16の値が既知のシンボルが受信され
る時刻の値を取るときに、相関回路3と受信タイミング
検出回路8を動作させるための信号であるタイミング検
出窓fを出力する。なお、受信窓制御回路15は、デク
リメント型のカウンタでも構成することができる。
【0014】受信タイミング検出回路8では、相関回路
3で求められた相関値aを補間器9で補間した後、メモ
リ10に一旦格納する。補間後の相関値bは、アドレス
制御回路11からの補間番号dによりメモリ10から読
み出され、比較器12によりメモリ13に格納されたし
きい値と比較され、相関値bの方が大きい場合に既知の
シンボルが受信されたと判定して制御信号cを出力す
る。ラッチ回路14は、制御信号cが入力された時に、
受信窓制御回路15のカウンタ16のカウンタ値eとア
ドレス制御回路11の補間番号dとを取り込み、既知の
シンボルの受信時刻gを出力する。
【0015】次に、受信タイミング検出回路8の動作に
ついて、図2を参照してさらに詳しく説明する。本実施
の形態では、補間器9における補間は3倍の一次候補と
し、時刻t0からt6までの間で既知のシンボルの受信
時刻を検出するものとする。図2(a)は従来の相関値
としきい値の関係を示し、相関値がしきい値を越える
と、(b)のように、その時の受信時刻t3において比
較器の出力が“1”になる。このように、従来において
は、受信タイミングの検出精度はA/D変換器における
サンプリング時間間隔Tによって一義的に決まる。これ
に対し本実施の形態では、相関回路3から出力された相
関値aが、(c)のように補間器9により3倍に補間さ
れてメモリ10に格納される。アドレス制御回路11
は、補間後の相関値bをどの時刻の何番目でメモリ10
から取り出すかを制御する。この例では、各時刻tにつ
いて0番目、1番目、2番目について制御し、それぞれ
補間番号0、1、2としてラッチ回路14に出力する。
ここでは、補間後の相関値bがしきい値よりも大きくな
る時刻t3の補間番号2において比較器12から“1”
が出力される。このとき、比較器12の出力の立ち上が
りでカウンタ値3と補間番号2をラッチ回路14でラッ
チする。これにより、既知のシンボルの検出時刻は(3
+2/3)T=11T/3となる。一般には、受信時刻
tmgは次式のようになる。ただし、nはカウンタ番
号、Nは補間率、mは補間番号、TはA/D変換器1、
2のサンプリング時間間隔である。
【数2】
【0016】このように、上記第1の実施の形態によれ
ば、補間前の既知シンボルの検出時刻3Tに対して補間
後では11T/3になり、受信タイミングを精度よく検
出することができる。また従来例では、タイミングずれ
として検出されるのが2/Tであるから、ずれが±T/
2となるのに対し、本発明はではT/(2N)で検出で
きるので、ずれは±T(2N)となる利点がある。
【0017】(実施の形態2)図3は本発明の第2の実
施の形態における同期装置の構成を示すものであり、図
1に示した第1の実施の形態と異なるのは、受信タイミ
ング検出回路8Aの補間器9の前段にスイッチ18を設
け、このスイッチ18を比較器12の出力cにより開閉
するようにしたものである。その他の構成は第1の実施
の形態と同じなので、以下には受信タイミング検出回路
8Aの動作についてのみ説明する。
【0018】図4(a)は受信波の中に先行波(希望
波)および遅延波が含まれている場合の相関値を示す。
先行波とは送信局から直接最も早く到着する受信信号で
あり、遅延波とはビルや山等により反射されて遅く届く
受信信号である。遅延波が存在する電波環境では、先
行波が主に受信される場合、遅延波が主に受信される
場合、先行波と遅延波が両方とも受信される場合とが
ある。遅延波のない場合はの場合のみなので、上記第
1の実施の形態で十分に対処できるが、遅延波が存在す
る場合は、上記第1の実施の形態では、相関値がしきい
値を越えた時刻を受信タイミングとするので、の場合
は先行波の受信時刻が検出され、の場合は遅延波の受
信時刻が検出され、の場合は先行波と遅延波の両方と
も受信されてしまう。このような場合、検出された受信
時刻を基に受信タイミングの補正を行うと、タイミング
は先行波と遅延波の間でやや遅延波寄りに制御される。
これは等化器等で遅延波を取り除こうとする場合、最も
性能が発揮できないタイミングである。これを防ぎ、等
化器の性能を十分に発揮させるためには、本実施の形態
のように、受信タイミングを先行波に対して確実に合わ
せることが望ましい。
【0019】受信タイミング検出回路8Aは、以下のよ
うに動作する。なお補間器9は、第1の実施の形態と同
様に3倍の一次補間とし、時刻t0からt6までの間で
既知のシンボルの受信時刻gを検出するものとする。時
刻t0−0(この時刻tn−mの表示は、A/D変換器
1、2のサンプル時刻がnで補間番号がmであることを
示す。)では、受信窓制御回路15のデコーダ17の出
力であるタイミング検出窓fの立ち上がりでスイッチ1
8が閉じる。そして相関値aを入力して補間器9で補間
処理を行い、メモリ10に格納する。このメモリ10か
ら0番目の補間後の相関値bをアドレス制御回路11で
選択して比較器12に入力する。比較器12では、補間
後の相関値bが、この時刻ではしきい値よりも小さいの
で“0”を出力し、ラッチ回路14は動作しない。時刻
t0−1では、メモリ10から1番目の補間後の相関値
bをアドレス制御回路11で選択して比較器12に入力
する。比較器12では、補間後の相関値bが、この時刻
ではしきい値よりも小さいので“0”を出力し、ラッチ
回路14は動作しない。時刻t0−2では、メモリ10
から2番目の補間後の相関値bをアドレス制御回路11
で選択して比較器12に入力する。比較器12では、補
間後の相関値bが、この時刻ではしきい値よりも小さい
ので“0”を出力し、ラッチ回路14は動作しない。
【0020】時刻t1−0でも同様に、相関値aを入力
して補間器9で補間処理を行い、メモリ10に格納す
る。このメモリ10から0番目の補間後の相関値bをア
ドレス制御回路11で選択して比較器12に入力する。
比較器12では、補間後の相関値bが、この時刻ではし
きい値よりも小さいので“0”を出力し、ラッチ回路1
4は動作しない。時刻t1−1では、メモリ10から1
番目の補間後の相関値bをアドレス制御回路11で選択
して比較器12に入力する。比較器12では、補間後の
相関値bが、この時刻ではしきい値よりも小さいので
“0”を出力し、ラッチ回路14は動作しない。時刻t
1−2では、メモリ10から2番目の補間後の相関値b
をアドレス制御回路11で選択して比較器12に入力す
る。比較器12では、補間後の相関値bが、この時刻で
はしきい値よりも小さいので“0”を出力し、ラッチ回
路14は動作しない。
【0021】時刻t2−0でも同様に、相関値aを入力
して補間器9で補間処理を行い、メモリ10に格納す
る。このメモリ10から0番目の補間後の相関値bをア
ドレス制御回路11で選択して比較器12に入力する。
比較器12では、補間後の相関値bが、この時刻ではし
きい値よりも小さいので“0”を出力し、ラッチ回路1
4は動作しない。時刻t2−1では、メモリ10から1
番目の補間後の相関値bをアドレス制御回路11で選択
して比較器12に入力する。比較器12では、補間後の
相関値bが、この時刻ではしきい値よりも小さいので
“0”を出力し、ラッチ回路14は動作しない。時刻t
2−2では、メモリ10から2番目の補間後の相関値b
をアドレス制御回路11で選択して比較器12に入力す
る。比較器12では、補間後の相関値bが、この時刻で
はしきい値よりも大きいので、図4(c)のように
“1”を出力する。ラッチ回路14は、比較器12の出
力cの立ち上がりでカウンタ値eと補間番号dをラッチ
し、ラッチ回路14から既知のシンボルの受信時刻t2
−2が出力される。また、比較器12の出力cの立ち上
がりでスイッチ18が開き、時刻t2−2からt6−2
までスイッチ18は開かれたままになり、受信タイミン
グ検出回路8Aは動作しない。タイミング検出窓fの終
了後は、既知のシンボルの受信時刻gとして時刻t2−
2が出力される。これで、上記式(1−4)から時刻
(2+2/3)T=8T/3の精度で受信タイミングが
検出されたことになる。
【0022】このように、本実施の形態によれば、上記
第1の実施の形態の効果に加えて、先行波と遅延波の両
方が存在する場合でも、先行波の受信タイミングを確実
に検出することができる。ちなみに、上記第1の実施の
形態では、図4(d)に示すように、時刻t4−2でも
補間後の相関値bがしきい値を越えるので、ラッチ回路
14が動作して、タイミング検出窓fの終了後は、既知
のシンボルの受信時刻gとして時刻t4−2が出力さ
れ、先行波と遅延波の両方の受信タイミングが検出され
るので、受信タイミングは先行波と遅延波との中間でロ
ックしてしまう。
【0023】(実施の形態3)図5は本発明の第3の実
施の形態における同期装置の構成を示すものであり、図
1に示した第1の実施の形態にタイミングずれ検出回路
19を付加したものである。その他の構成は第1の実施
の形態と同じなので、以下にはタイミングずれ検出回路
19の動作についてのみ説明する。
【0024】タイミングずれ検出回路19は、最適受信
時刻を格納するメモリ20と、最適受信時刻と受信タイ
ミング検出回路8で検出された受信時刻gとの差を求め
る加算器21とから構成されている。受信タイミング検
出回路8で検出された既知のシンボルの受信時刻gは,
カウンタ値eと補間番号dとで構成されている。カウン
タ16の値をn、補間番号をm、補間率をNとし、A/
D変換器1、2のサンプリング時間間隔をTとすると、
前記した式(1−4)で受信時刻tmgを求めることが
できる。ここで、メモリ20に格納されている最適受信
時刻をxTとすると、タイミング補正値deltaは次
式で求められ、この演算を加算器21で行う。
【数3】 すなわち、既知のシンボルの受信時刻tmgが最適受信
時刻xTよりも前の場合は負の値が、後の場合は正の値
が得られる。
【0025】このように、上記第3の実施の形態によれ
ば、同期装置の出力から簡単な構成により受信タイミン
グのずれを検出することができる。なお、本実施の形態
におけるタイミングずれ検出回路19は、図3に示した
同期装置と組み合わせることもできる。
【0026】(実施の形態4)図6は本発明の第4の実
施の形態における同期装置の構成を示すものであり、図
5に示した第3の実施の形態と同様なタイミングずれ検
出回路19Aの出力hを受信窓制御回路15Aのカウン
タ16に入力して自動的にタイミング補正するものであ
る。このタイミング補正では、補間した相関値bによる
タイミングずれを補正するので、クロック入力はA/D
変換器1、2の周波数に対して補間率N倍の周波数を入
力し、A/D変換器1、2のタイミングiおよび受信窓
fをT/Nの精度で補正する。カウンタ16は、既知の
シンボルの受信間隔の周期で動作する。このカウンタ1
6を調整することにより、受信時刻を前後に調整するこ
とができる。以下、図7を参照して本実施の形態におけ
るタイミング補正の方法を説明する。なお、ここではカ
ウンタ16の周期を11Tとしてある。
【0027】まず、タイミング補正をしない場合は、
(a)のようにカウンタ16の周期11Tで動作する。
次に、後方に、例えば1Tだけ後方にタイミング補正す
る場合は、既知のシンボルの受信時刻gが、メモリ20
に格納されている最適受信時刻よりも1Tだけ前で検出
された場合、タイミングずれ検出値hは−1Tとなり、
タイミング補正は全体を1Tだけ後にずらしたいので、
(b)のように、カウンタ16が(10+2/3)Tに
なった時に、カウンタ16の初期値をタイミングずれ検
出値hである−1Tとする。次に、前方に、例えば1T
だけ前方にタイミング補正する場合は、既知のシンボル
の受信時刻gが、メモリ20に格納されている最適受信
時刻よりも1Tだけ後で検出された場合、タイミングず
れ検出値hは+1Tとなり、タイミング補正は全体を1
Tだけ前にずらしたいので、(c)のように、カウンタ
16が(10+2/3)Tになった時に、カウンタ16
の初期値をタイミングずれ検出値hである+1Tとす
る。
【0028】このように、上記第4の実施の形態によれ
ば、同期装置の出力段に付加したタイミングずれ検出回
路19Aの出力を利用して、簡単な構成により同期装置
のタイミングずれを自動的に補正することができる。な
お、本実施の形態におけるタイミングずれ検出回路19
Aは、図3に示した同期装置と組み合わせることもでき
る。
【0029】
【発明の効果】本発明は、上記実施の形態から明らかな
ように、相関値を補間してから既知のシンボルの受信時
刻を検出するようにしたものであり、これにより、既知
のシンボルを正確に検出することができ、精度よく受信
タイミングを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における同期装置の
構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態における動作を示す
タイミング図
【図3】本発明の第2の実施の形態における同期装置の
構成を示すブロック図
【図4】本発明の第2の実施の形態における動作を示す
タイミング図
【図5】本発明の第3の実施の形態における同期装置の
構成を示すブロック図
【図6】本発明の第4の実施の形態における同期装置の
構成を示すブロック図
【図7】本発明の第4の実施の形態における動作を示す
タイミング図
【図8】従来例における同期装置の構成を示すブロック
【符号の説明】
1、2 A/D変換器 3 相関回路 4 メモリ 5 相関器 6 メモリ 7 パワ検出回路 8、8A 受信タイミング検出回路 9 補間器 10 メモリ 11 アドレス制御回路 12 比較器 13 メモリ 14 ラッチ回路 15、15A 受信窓制御回路 16 カウンタ 17 デコーダ 18 スイッチ 19、19A タイミングずれ検出回路 20 メモリ 21 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上 杉 充 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 二 木 貞 樹 石川県金沢市彦三町二丁目1番45号 株 式会社松下通信金沢研究所内 (72)発明者 鈴 木 博 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 吉 野 仁 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−291756(JP,A) 特開 平9−64857(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 H04L 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A/D変換した受信信号と既知のパタン
    との相関処理を行って送信時に送信信号に挿入された既
    知のパタンの受信時期を検出する同期装置において 受信信号と既知のパタンとの相関を取る相関手段と 前記相関手段で 得られた相関値を補間してサンプリング
    時間の間隔を多分割する補間手段と、前記補間手段で補
    間した相関値を予め定めたしきい値と比較して、相関値
    がしきい値よりも大きい場合に既知のシンボルが受信さ
    れたと判定する受信タイミング検出手段と 前記相関手段および前記受信タイミング検出手段に受信
    時刻情報を送出する受信窓制御手段とを備えた同期装
    置。
  2. 【請求項2】 受信タイミング検出手段が、既知のシン
    ボルが受信された時はそれ以降の既知のシンボルの検出
    を停止してその受信時刻を保持する手段を備えた請求項
    1記載の同期装置。
  3. 【請求項3】 最適な受信時刻を格納する手段と、最適
    な受信時刻と受信タイミング検出手段により検出された
    受信時刻とを加算する手段とを有するタイミングずれ検
    出手段を備えた請求項1または2記載の同期装置。
  4. 【請求項4】 タイミングずれ検出手段の出力を受信窓
    制御手段に入力して受信時刻を前後に補正するようにし
    た請求項3記載の同期装置。
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