JPH07201057A - 光記録媒体傾き補正機構 - Google Patents
光記録媒体傾き補正機構Info
- Publication number
- JPH07201057A JPH07201057A JP35341793A JP35341793A JPH07201057A JP H07201057 A JPH07201057 A JP H07201057A JP 35341793 A JP35341793 A JP 35341793A JP 35341793 A JP35341793 A JP 35341793A JP H07201057 A JPH07201057 A JP H07201057A
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- Japan
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- shaft
- recording medium
- optical recording
- objective lens
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光記録媒体の高密度記録再生を行う際に生じ
る光記録媒体の傾きを補正し、安定な記録再生を可能と
する。 【構成】 対物レンズ保持具の軸穴の径より細く、先端
に軸穴の径に摺動可能な球形部を有した第１の軸と、こ
の第１の軸と対称に設置した第２の軸とで形成する１対
の軸であって、一方の軸を他方の軸に対して、光記録媒
体回転方向及び光記録媒体径方向に駆動制御することに
より、対物レンズ保持具を傾斜させ、光記録媒体と対物
レンズの光軸との角度補正を行う。
る光記録媒体の傾きを補正し、安定な記録再生を可能と
する。 【構成】 対物レンズ保持具の軸穴の径より細く、先端
に軸穴の径に摺動可能な球形部を有した第１の軸と、こ
の第１の軸と対称に設置した第２の軸とで形成する１対
の軸であって、一方の軸を他方の軸に対して、光記録媒
体回転方向及び光記録媒体径方向に駆動制御することに
より、対物レンズ保持具を傾斜させ、光記録媒体と対物
レンズの光軸との角度補正を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的な情報信号記録
媒体を用いる記録再生装置における光記録媒体傾き補正
機構に関するものである。
媒体を用いる記録再生装置における光記録媒体傾き補正
機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】光記録媒体を用いる記録再生装置では、
光記録媒体に対して対物レンズから出射されたビームの
光軸が傾いていると、再生信号にオフセットが加わって
好ましくなく、極端な場合は信号のＳ／Ｎが悪化して記
録再生不能になることもある。図４は、従来例で光記録
媒体傾き補正機構の概略図を示している。同図におい
て、傾き検出装置より検出された信号により傾き補正用
モータ１６を制御し、傾き補正用モータ１６に固定して
いる傾き補正用ギア１５を回転し、ピックアップ１７の
回動軸１４を中心に、光記録媒体１３と光軸との角度を
補正するようになっている。
光記録媒体に対して対物レンズから出射されたビームの
光軸が傾いていると、再生信号にオフセットが加わって
好ましくなく、極端な場合は信号のＳ／Ｎが悪化して記
録再生不能になることもある。図４は、従来例で光記録
媒体傾き補正機構の概略図を示している。同図におい
て、傾き検出装置より検出された信号により傾き補正用
モータ１６を制御し、傾き補正用モータ１６に固定して
いる傾き補正用ギア１５を回転し、ピックアップ１７の
回動軸１４を中心に、光記録媒体１３と光軸との角度を
補正するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術による傾き
補正によれば、ピックアップ外部に回動軸を設け、傾き
補正用ギア、傾き補正用モータによりピックアップを回
転させ傾きを補正するため装置自体が大型化になり、ま
た、一方向のみの傾き補正しか行えず、比較的微小な傾
き補正が行えない。そこで、本発明は上記問題点を解決
するため、軸摺動方式の対物レンズ保持具の軸を分割
し、対物レンズ保持具を自在に傾き補正ができる機構を
得ることを目的とする。
補正によれば、ピックアップ外部に回動軸を設け、傾き
補正用ギア、傾き補正用モータによりピックアップを回
転させ傾きを補正するため装置自体が大型化になり、ま
た、一方向のみの傾き補正しか行えず、比較的微小な傾
き補正が行えない。そこで、本発明は上記問題点を解決
するため、軸摺動方式の対物レンズ保持具の軸を分割
し、対物レンズ保持具を自在に傾き補正ができる機構を
得ることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸摺動方式の
対物レンズ保持具において、軸穴径より細い軸の先端に
球形部を設けた上下に配置する１対の軸部材で軸を形成
し、一方の軸部材を他方の軸部材に対して、光記録媒体
の半径方向及び円周方向に移動させることを特徴とした
ものである。
対物レンズ保持具において、軸穴径より細い軸の先端に
球形部を設けた上下に配置する１対の軸部材で軸を形成
し、一方の軸部材を他方の軸部材に対して、光記録媒体
の半径方向及び円周方向に移動させることを特徴とした
ものである。
【０００５】
【作用】したがって、第１の軸をヨーク部に固定し、第
２の軸を光記録媒体回転方向に駆動するように制御する
と、対物レンズは第１の軸の球形部の中心点を中心に光
記録媒体回転方向に傾く。また、同様に光記録媒体径方
向に駆動すると対物レンズは光記録媒体径方向に傾く。
よってこの傾きを傾き検出された信号により制御するこ
とにより、光記録媒体と光軸との傾き補正を行うことが
できる。
２の軸を光記録媒体回転方向に駆動するように制御する
と、対物レンズは第１の軸の球形部の中心点を中心に光
記録媒体回転方向に傾く。また、同様に光記録媒体径方
向に駆動すると対物レンズは光記録媒体径方向に傾く。
よってこの傾きを傾き検出された信号により制御するこ
とにより、光記録媒体と光軸との傾き補正を行うことが
できる。
【０００６】
【実施例】図１(ａ)(ｂ)(ｃ)は本発明における一実施例
で、(ａ)は対物レンズ保持具の上面図、(ｂ)は(ａ)の図
でＡ−Ａ’での側断面図、(ｃ)は(ａ)の図でＢ−Ｂ’で
の側断面図である。同図において、対物レンズ１を保持
する対物レンズ保持具２は、フォーカスコイル３、フォ
ーカス用磁石５、トラッキングコイル４、トラッキング
用磁石６及びヨーク７により磁気回路を構成し、フォー
カス及びトラッキング方向に可動可能である。対物レン
ズ保持具２の軸穴１０に、軸穴１０の径より細い第１の
軸８が挿入されており、第１の軸８の先端には、軸穴１
０に対して摺動可能な径を有する第１の球形部８ａがあ
り、第１の軸８は、ヨーク７に上部固定部１１を介して
固定している。球の先端までの長さは、対物レンズ保持
具２を待機状態にした時の軸と、垂直方向の中心Ｃより
短い位置に設置している。中心Ｃと対称な位置に、第１
の軸８と同じ形状の、第２の球形部９ａを有している第
２の軸９があり、下部移動部１２に固定している。下部
移動部１２は、第２の軸９の軸と直交する平面方向に移
動可能である。下部移動部１２を光記録媒体の回転方向
及び半径方向に駆動制御することによって、傾きの補正
を行うことが可能となる。
で、(ａ)は対物レンズ保持具の上面図、(ｂ)は(ａ)の図
でＡ−Ａ’での側断面図、(ｃ)は(ａ)の図でＢ−Ｂ’で
の側断面図である。同図において、対物レンズ１を保持
する対物レンズ保持具２は、フォーカスコイル３、フォ
ーカス用磁石５、トラッキングコイル４、トラッキング
用磁石６及びヨーク７により磁気回路を構成し、フォー
カス及びトラッキング方向に可動可能である。対物レン
ズ保持具２の軸穴１０に、軸穴１０の径より細い第１の
軸８が挿入されており、第１の軸８の先端には、軸穴１
０に対して摺動可能な径を有する第１の球形部８ａがあ
り、第１の軸８は、ヨーク７に上部固定部１１を介して
固定している。球の先端までの長さは、対物レンズ保持
具２を待機状態にした時の軸と、垂直方向の中心Ｃより
短い位置に設置している。中心Ｃと対称な位置に、第１
の軸８と同じ形状の、第２の球形部９ａを有している第
２の軸９があり、下部移動部１２に固定している。下部
移動部１２は、第２の軸９の軸と直交する平面方向に移
動可能である。下部移動部１２を光記録媒体の回転方向
及び半径方向に駆動制御することによって、傾きの補正
を行うことが可能となる。
【０００７】図２は、本発明における一実施例で、対物
レンズ保持具の動作説明図である。同図において、上記
のように構成された対物レンズ保持具２を下部移動部１
２を移動した状態である。対物レンズ保持具２の第２の
軸９に付属している下部移動部１２を、光記録媒体回転
方向に移動させると、第１の軸８と第２の軸９が、第１
の球形部８ａの中心Ｄを中心に角度θ傾く。それに伴い
対物レンズ１も角度θだけ光記録媒体回転方向と逆方向
に傾く。同様に回転方向と逆方向に軸がずれた場合は、
回転方向に対物レンズ１が傾く。上記と同様に光記録媒
体径方向についても、下部移動具１２が移動することに
よって対物レンズ１に傾きを生じる。
レンズ保持具の動作説明図である。同図において、上記
のように構成された対物レンズ保持具２を下部移動部１
２を移動した状態である。対物レンズ保持具２の第２の
軸９に付属している下部移動部１２を、光記録媒体回転
方向に移動させると、第１の軸８と第２の軸９が、第１
の球形部８ａの中心Ｄを中心に角度θ傾く。それに伴い
対物レンズ１も角度θだけ光記録媒体回転方向と逆方向
に傾く。同様に回転方向と逆方向に軸がずれた場合は、
回転方向に対物レンズ１が傾く。上記と同様に光記録媒
体径方向についても、下部移動具１２が移動することに
よって対物レンズ１に傾きを生じる。
【０００８】第１の軸８と第２の軸９は、軸穴１０と第
１の球形部８ａの円周上、第２の球形部９ａの円周上の
２点で接触しており、この２点間の距離を離すことによ
って、棒状の軸と等価の作用をなすものである。但し、
２点間の距離は軸穴１０の全長より短いものである。こ
の構成において第１の球形部８ａを有する第１の軸８と
第２の球形部９ａを有する第２の軸９が軸となり、下部
移動部１２が移動すると、下部移動部１２に固定されて
いる第２の軸９も移動し、下部移動部１２が第１の球形
部８ａの中心点のＤを中心に、中心軸がθ傾いた状態で
フォーカス及びトラッキング方向の可動が可能となる。
従ってフォーカス及びトラッキングサーボの制御時にお
いても傾き補正が可能である。
１の球形部８ａの円周上、第２の球形部９ａの円周上の
２点で接触しており、この２点間の距離を離すことによ
って、棒状の軸と等価の作用をなすものである。但し、
２点間の距離は軸穴１０の全長より短いものである。こ
の構成において第１の球形部８ａを有する第１の軸８と
第２の球形部９ａを有する第２の軸９が軸となり、下部
移動部１２が移動すると、下部移動部１２に固定されて
いる第２の軸９も移動し、下部移動部１２が第１の球形
部８ａの中心点のＤを中心に、中心軸がθ傾いた状態で
フォーカス及びトラッキング方向の可動が可能となる。
従ってフォーカス及びトラッキングサーボの制御時にお
いても傾き補正が可能である。
【０００９】図３は、本発明における他の実施例で、
(ａ)は１対の球形部を有する軸を、２個対物レンズ保持
具に設けた例を示しており、(ｂ)は１対の球形部を有す
る軸を、３個対物レンズ保持具に設けた例を示してい
る。このように本発明は、軸摺動方式において先端に球
形部を有する軸が、複数個存在しても傾きの補正は可能
である。
(ａ)は１対の球形部を有する軸を、２個対物レンズ保持
具に設けた例を示しており、(ｂ)は１対の球形部を有す
る軸を、３個対物レンズ保持具に設けた例を示してい
る。このように本発明は、軸摺動方式において先端に球
形部を有する軸が、複数個存在しても傾きの補正は可能
である。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、軸摺動方式の対物レン
ズ保持具に球形部を有する軸を設けたことにより、光記
録媒体回転方向及び径方向の傾き補正が微小な傾きで
も、２軸方向を基準として傾き補正を行うことができ
る。また、対物レンズ保持具内に傾き補正機構を納める
ことができるため小型化が可能となる。
ズ保持具に球形部を有する軸を設けたことにより、光記
録媒体回転方向及び径方向の傾き補正が微小な傾きで
も、２軸方向を基準として傾き補正を行うことができ
る。また、対物レンズ保持具内に傾き補正機構を納める
ことができるため小型化が可能となる。
【図１】(ａ)は本発明における一実施例で、対物レンズ
保持具の上面図。(ｂ)は(ａ)のＡ−Ａ’面における側断
面図。(ｃ)は(ａ)のＢ−Ｂ’面における側断面図。
保持具の上面図。(ｂ)は(ａ)のＡ−Ａ’面における側断
面図。(ｃ)は(ａ)のＢ−Ｂ’面における側断面図。
【図２】本発明における一実施例で、対物レンズ保持具
の動作説明図。
の動作説明図。
【図３】(ａ)(ｂ)は他の実施例の要部概略図。
【図４】従来例で、光記録媒体傾き補正機構の概略図。
１ 対物レンズ ２ 対物レンズ保持具 ３ フォーカスコイル ４ トラッキングコイル ５ フォーカス用磁石 ６ トラッキング用磁石 ７ ヨーク ８ 第１の軸 ８ａ 第１の球形部 ９ 第２の軸 ９ａ 第２の球形部 １０ 軸穴 １１ 上部固定部 １２ 下部移動部 １３ 光記録媒体 １４ 回動軸 １５ 傾き補正用ギア １６ 傾き補正用モータ １７ ピックアップ
Claims (1)
- 【請求項１】 レーザビームを光記録媒体のピット上に
集束させるための対物レンズを具備し、軸穴を摺動して
トラッキングやフォーカス制御を行う対物レンズ保持具
において、該対物レンズ保持具の前記軸穴の径より細い
軸を有し先端に前記軸穴の径に摺動可能な球形部を設け
た第１の軸と、該第１の軸と対称に設置する第２の軸と
で前記軸穴を摺動する軸を形成し、前記第１の軸または
第２の軸のいずれか一方の軸を他方の軸に対して、光記
録媒体回転方向及び光記録媒体径方向に駆動制御するこ
とにより、対物レンズ保持具を傾斜し、光記録媒体と対
物レンズとの角度を補正することを特徴とする光記録媒
体傾き補正機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35341793A JPH07201057A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 光記録媒体傾き補正機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35341793A JPH07201057A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 光記録媒体傾き補正機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07201057A true JPH07201057A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18430703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35341793A Withdrawn JPH07201057A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 光記録媒体傾き補正機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07201057A (ja) |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP35341793A patent/JPH07201057A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010306 |