JPH0720035U - 強力吊線ケーブルハンガー - Google Patents

強力吊線ケーブルハンガー

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JPH0720035U
JPH0720035U JP5967893U JP5967893U JPH0720035U JP H0720035 U JPH0720035 U JP H0720035U JP 5967893 U JP5967893 U JP 5967893U JP 5967893 U JP5967893 U JP 5967893U JP H0720035 U JPH0720035 U JP H0720035U
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JP
Japan
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cable
wire
bent
holding portion
support
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JP5967893U
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Inventor
寿子 佐原
寛 横山
Original Assignee
株式会社木屋製作所
寿子 佐原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】取付の作業性を損なうことなく、使用環境に影
響されることなく、支持線から外れにくくして、ケーブ
ルハンガーの落下を完全に防止する。 【構成】ケーブル20に対して略直角に配設されてケー
ブル20を保持する略半円弧状に折曲げられ、座板16
を備えたケーブル保持部1と、ケーブル保持部1の両端
から立ち上がって、互いに反対方向でケーブル20を支
持する支持線21軸方向に延伸された第1,第2アーム
部2,3と、第1アーム部2からあご12aを経て2/
3巻程度に折曲げた第1掛止部12と、第2アーム部3
からあご13aを経て約2/3巻程度に折曲げた第2掛
止部13と、支持線21軸方向に対して斜め方向で支持
線21からはみ出さないように直線状に延伸された第
1,第2下押え部14.15とから成る強力吊線ケーブ
ルハンガー。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は同軸・光ケーブル等の各種通信ケーブルを、電柱間に空中架設した支 持線に支持させるために用いるケーブルハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】
同軸・光ケーブル等の各種通信ケーブルを空中に架設する手段としては、電柱 間に架設した鋼製より線等の支持線にケーブルハンガーを掛止め、このケーブル ハンガーにケーブルを保持させて支持線によって支持されるのが一般的である。 従来のケーブルハンガーは、図10に示したように、ケーブル受座を備えた保 持部22と第1,第2アーム部23,24及び第1,第2掛止部25,26とで 構成されている。ケーブル保持部22は光ケーブル等20を保持できるように半 円弧状に成形され、ケーブル20に対して略直角に配設される。第1,第2アー ム23,24は、ケーブル保持部22の両端から立ち上がって、互いに反対方向 で支持線21軸方向に延伸されている。第1掛止部25は、第1アーム部23の 先端部分を支持線21に対して掛止め可能に半巻のらせん状に成形されている。 第2掛止部26は、第2アーム部24の先端部分を支持線21に対して掛止め可 能にかぎ状に成形されている。そして、従来のケーブルハンガーの使用手順とし ては、ケーブル20を通したケーブル保持部22を片手でつかみ、第1掛止部2 5を先に支持線21に掛け、次に第2掛止部26を掛ける。第1掛止部25は半 巻のらせん状であるため、第2掛止部26を掛けるときに支点として利用され、 かつ後から掛ける第2掛止部26が掛け易いかぎ状であるために、作業性は良い 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のケーブルハンガーの作業性は上記の如く良いが、使用環境によっては、 取付後に支持線21からしばしば外れることがある。例えば、ケーブル20に車 両等が触れたり若しくは風及び飛来物等によって、ケーブルハンガーがケーブル 20と共に水平状態となった場合、第1掛止部25は半巻で、第2掛止部26が 単なるかぎ状であるために支持線21から外れ、ケーブルハンガーが落下してし まうことが多い。また、降雪時において前述の水平状態のままで、ケーブル20 に着床した雪が落下する場合、落下の反動によって上下方向に揺すられて第2掛 止部26が外れることもある。 本考案は上述した改善すべき点にかんがみてなされたもので、その目的とする ところは、取付の作業性を損なうことなく、使用環境に影響されることなく支持 線から外れにくい強力吊線ケーブルハンガーを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る請求項1の強力吊線ケーブルハンガー は、 ケーブルに対して略直角に配設されてケーブルを保持する略半円弧状に折曲げ られたケーブル保持部と、前記ケーブル保持部の両端から立ち上がって、互いに 反対方向で、ケーブルを支持する支持線軸方向に延伸された第1,第2アーム部 と、前記第1,第2アーム部の先端部分を折曲げて支持線に対して掛止め可能に する第1,第2掛止部とから成るケーブルハンガーにおいて、 上記ケーブル保持部、第1,第2アーム部及び第1,第2掛止部は、1本の鋼 線を折曲げて一体的に成形され、 上記第1掛止部は少なくとも1巻のらせん状に折曲げられ、 上記第2掛止部はかぎ状に折曲げられ、その先端が丸みをもって支持線を巻き 込むように折曲げられ、 上記ケーブル保持部が、略半円弧状に成形されてケーブルを載置可能にされた 合成樹脂等の座板を備えることを特徴とする。
【0005】 また、請求項2の強力吊線ケーブルハンガーは、 ケーブルに対して略直角に配設されてケーブルを保持する略半円弧状に折曲げ られたケーブル保持部と、前記ケーブル保持部の両端から立ち上がって、互いに 反対方向で、ケーブルを支持する支持線軸方向に延伸された第1,第2アーム部 と、前記第1,第2アーム部の先端部分を折曲げて支持線に対して掛止め可能に する第1,第2掛止部とから成るケーブルハンガーにおいて、 上記ケーブル保持部、第1,第2アーム部及び第1,第2掛止部は、1本の鋼 線を折曲げて一体的に成形され、 上記第1,第2掛止部の表面に、支持線表面との間に摩擦を生じさせる凹凸を 設け、 上記ケーブル保持部が、略半円弧状に成形されてケーブルを載置可能にされた 合成樹脂等の座板を備えることを特徴とする。
【0006】 また、請求項3の強力吊線ケーブルハンガーは、 ケーブルに対して略直角に配設されてケーブルを保持する略半円弧状に折曲げ られたケーブル保持部と、前記ケーブル保持部の両端から立ち上がって、互いに 反対方向で、ケーブルを支持する支持線軸方向に延伸された第1,第2アーム部 と、前記第1,第2アーム部の先端部分を支持線に対して掛止め可能に折曲げら れた第1,第2掛止部とから成るケーブルハンガーにおいて、 上記ケーブル保持部、第1,第2アーム部及び第1,第2掛止部は、1本の鋼 線を折曲げて一体的に成形され、 上記第1掛止部は少なくとも1巻のらせん状に折曲げられ、 上記第2掛止部は少なくとも1巻半のらせん状に折曲げられ、前記らせんピッ チが支持線の直径に対して十分に長く、 上記ケーブル保持部が、略半円弧状に成形されてケーブルを載置可能にされた 合成樹脂等の座板を備えることを特徴とする。
【0007】 また、請求項4の強力吊線ケーブルハンガーは、 ケーブルに対して略直角に配設されてケーブルを保持する略半円弧状に折曲げ られたケーブル保持部と、前記ケーブル保持部の両端から立ち上がって、互いに 反対方向で、ケーブルを支持する支持線軸方向に延伸された第1,第2アーム部 と、前記第1,第2アーム部の先端部分を支持線に対して掛止め可能に折曲げら れた第1,第2掛止部とから成るケーブルハンガーにおいて、 上記ケーブル保持部、第1,第2アーム部及び第1,第2掛止部は、1本の鋼 線を折曲げて一体的に成形され、 上記第1掛止部は、上記支持線の下側接触位置から、略半巻から1巻未満程度 に折曲げられ、さらに下向きに伸びて上記支持線の下側を下から押さえる第1下 押え部が、上記支持線軸方向に対して斜め方向及び上記支持線の投影面からはみ 出すことなく、直線状に延伸され、 上記第2掛止部は、上記支持線の下側接触位置から、略半巻から1巻未満程度 に折曲げられ、さらに下向きに伸びて上記支持線下側を下から押さえる第2下押 え部が、上記支持線軸方向に対して斜め方向及び上記支持線の投影面からはみ出 すことなく、前記第1下押え部より長く直線状に延伸され、 上記ケーブル保持部が、略半円弧状に成形されてケーブルを載置可能にされた 合成樹脂等の座板を備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】
強力吊線ケーブルハンガーがケーブルを保持して支持線に掛けられると、請求 項1では第1掛止部が少なくとも1巻であり、第2掛止部も先端が支持線を巻き 込んでいるため外れにくい。請求項2では、両掛止部の表面の凹凸によって、支 持線との摩擦力が増加して強力吊線ケーブルハンガーが水平状態になりにくくな る。請求項3では、第2掛止部が少なくとも1.5巻であり、らせんピッチが十 分に設けられているため、掛け易くかつ外れることもない。請求項4では、第2 掛止部を掛けるとき第1下押え部が支点となって大変掛け易い。支持線への取付 後、第1掛止部と第1下押え部によって、第2掛止部と第2下押え部によって支 持線をそれぞれ押さえて確実に取り付けられる。また、第1,第2掛止部が支持 線を締め付ける。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、請求項1に対応する第1実施例のケーブルハンガーの正面図である。ケ ーブルハンガーは1本の鋼線を折曲げて、ケーブル保持部1と第1,第2アーム 部2,3及び第1,第2掛止部4,5によって一体的に成形されている。 なお、ケーブル20は、通常使用される同軸ケーブル又は光ケーブル等の各種 通信ケーブルである。また、支持線21は鋼製より線であり、各種の鋼製より線 があるが、主として2乃至3mm程度の鋼線を7本程度より合わせて直径7乃至 8mm程度の鋼製より線(JIS G 3537 2号相当)としたものである 。 ケーブル保持部1は、図2に示したように、ケーブル20を保持可能な略半円 弧状に成形され、ケーブル20に対して略直角に配設される。この半円弧状の内 径は保持されるケーブル20の径に合わせて各種用意される。例えば、通信線の ケーブル20径に幅広く対応できるよう、内径35mm及び45mm等が主流で ある。第1,第2アーム部2,3は、ケーブル保持部1の両端から立ち上がって 、互いに反対方向で支持線21軸方向に延伸され、後述する第1,第2掛止部4 ,5の手前に吊線を受ける水平状態のあご4a,5aを有している。 第1掛止部4は、図1及び図3に示したように、第1アーム部2の先端部分を 約1巻のらせん状に折曲げられたもので、支持線21に容易に掛けることができ 、かつ1巻であるため水平状態になってもケーブルハンガーが外れて落下するこ ともない。上記らせん状の内径は使用する支持線21径に対応している。なお、 1巻は最低限であり、1.5巻や2巻等の1巻以上にすることもできる。しかし 、巻数を増加させた場合は、らせんピッチを長くしてピッチ間隔を広げ、支持線 21に掛け易くする必要がある。 第2掛止部5は、図1及び図2に示したように、第2アーム部3の先端部分を かぎ状に折曲げ、さらにその先端6をU字状に丸みを設け、かつ支持線21を巻 き込むように成形されている。従って、支持線21に容易に掛けられるだけでな く、先端6の丸みによって、支持線21のより線溝に引っかかることもなくスム ーズに掛けられ、巻き込みによって外れにくくなっている。
【0010】 上記の第1実施例の取付手順について説明する。先ず、ケーブル20をケーブ ル保持部1に通し、片手でケーブル保持部1をつかんで第1掛止部4,第2掛止 部5の順に支持線21に掛ける。第1掛止部4は1巻ではあるが、らせんピッチ を支持線21径に対して十分な長さにしてあるため容易に掛けられる。第2掛止 部5はかぎ状のため容易に掛けられ、先端6も丸いために支持線21のより線溝 に引っかかることもなくスムーズに掛けられる。また、ケーブル保持部1は片手 でつかんだとき、鋼線の弾性によって適宜第1,第2アーム部2,3間を狭めて 掛け易くできる。このように、取付作業性の良い点は十分に維持される。 更に取付後、第1,第2掛止部4,5が掛けられた支持線21は、両掛止部4 ,5前のあご4a,5aの上に安定的に載置されるので、支持線21に掛かった ケーブルハンガーは安定した状態を維持できる。また、使用環境によってケーブ ルハンガーが水平状態になっても、1巻の第1掛止部4はむろん、第2掛止部5 も先端6が巻き込んでいるために外れにくく、ケーブルハンガーの落下が防止さ れる。
【0011】 図4イ,ロは請求項2に対応する第2実施例の要部図である。図4イは、半巻 のらせん状の第1掛止部7の表面において、線材軸方向に複数の溝9を折曲げ工 程前又は折曲げと同時に、凹凸形状に圧設したものである。図4ロは、単なるか ぎ状の第2掛止部8に同様に複数の溝9を圧設したものである。 第1,第2掛止部7,8の表面と支持線21の表面との間の摩擦力が、溝9な しの場合に比べて1.5倍程度増加している。従って、従来と同じ形状の第1, 第2掛止部7,8であっても、上記のように増加した摩擦力によって、ケーブル ハンガー自体が支持線21に対して回転しにくく、かつ落下しにくくなっている 。他方、上記両掛止部7,8の形状が従来形状であるため、取付作業の容易性は 維持されている。 なお、第1掛止部7の形状は、第1実施例の1巻以上のらせん状等他の形状を 採用することも当然に可能である。また、第2掛止部8の形状も、第1実施例の 先端6を丸めたものや、後述する第3実施例のラッシングタイプ等の他形状でも 採用可能である。
【0012】 図5は請求項3に対応する第3実施例のケーブルハンガーの正面図である。上 記第1実施例に対して第2掛止部10の形状のみを変え、他の部分は同じ構成で ある。第2掛止部10の形状は、約1.5巻のらせん状としたいわゆるラッシン グタイプである。第2掛止部10のらせんピッチPは支持線21径に比べてかな り長く、第1掛止部4のらせんピッチに比べても長い。このようにらせんピッチ Pを長くすることで、ピッチ間隔が広く確保されて、第2掛止部10の掛け作業 が容易に行える。例えば、支持線21径が約7mmに対して、らせんピッチPが 約90mm程度が作業性良好という試作結果が得られた。他方、取付後において 、第1掛止部4は1巻のらせんであり、第2掛止部10は1.5巻のらせんであ るため、支持線21から外れることなく、ケーブルハンガーの落下が完全に防止 される。 なお、前記第2掛止部10のらせんは約1.5巻であるが、これに限定されず に1.5巻以上の巻数を採用することもできる。
【0013】 図6は請求項4に対応する第4実施例のケーブルハンガーの正面図である。上 記第1実施例に対して第1,第2掛止部12,13の形状が異なり、更に各々第 1,第2下押え部14,15が付加された構成である。従って、ケーブル保持部 1、第1,第2アーム部2,3、ケーブル20及び支持線21についての詳細な 説明は省略する。 第1掛止部12は、図7に示すように、支持線21の下側を押さえるあご12 aから、略2/3巻程度に折曲げられている。更に、下向きに伸びて支持線21 の下側を下から押さえる第1下押え部14が、支持線21軸方向に対して斜め方 向及び支持線21の投影面からはみ出すことなく、直線状に延伸されている。こ のため、第1掛止部12のコイル部分12bはねじりコイルばねとしても構成さ れることとなる。なお、第1掛止部12の巻数は、上記2/3巻に限定されるこ となく、概ね半巻から1巻未満の間で適宜選択可能である。また、支持線21の 投影面からはみ出していないので、支持線21上を図示を省略したキャリア等の ローラが走行しても障害になることがない。 第2掛止部13も、図8に示すように、支持線21の下側を押さえるあご13 aから、略2/3巻程度に折曲げられる。そして、下向きに伸びて支持線21の 下側を下から押さえる第2下押え部15が、支持線21軸方向に対して斜め方向 及び支持線21の投影面からはみ出すことなく、直線状に延伸されている。但し 、第2下押え部15は、第1下押え部14と異なり、支持線21軸方向に対して 角度を小さくした斜め方向として長めに成形され、支持線21の下側を十分に押 さえることができる。また、第2掛止部13のコイル部分13bもねじりコイル ばねとして構成されることとなり、巻数も2/3巻に限定されることもなく、前 記第1掛止部12と同様である。 上記第4実施例のケーブルハンガーの取付では、上述第1実施例のごとく片手 で取り付けるが、先ず第1掛止部12を支持線21に掛けた後、第2掛止部13 を掛ける場合、第1下押え部14が支点となって大変に掛け易くなる。このため 、良好な取付性は十分に維持される。 支持線21への取付後では、第1掛止部12において、鋼線材料の弾性を利用 したコイル部分12bがねじりコイルばねとして作用し、あご12a及び第1下 押え部14によって支持線21を押さえる。また、コイル部分12b自体も支持 線21を締め付けるので、ケーブルハンガーが確実に支持線21に取り付けられ る。同様に、第2掛止部13においても、コイル部分13bがねじりコイルばね として作用し、あご13a及び第2下押え部15によって支持線21を押さえ、 かつコイル部分13b自体が支持線21を締め付ける。このため、使用環境によ ってケーブルハンガーが水平状態になっても、第1,第2掛止部12,13は外 れることなく、ケーブルハンガーの落下を完全に防止できる。
【0014】 図9は、上述した第1乃至第3実施例に用いられる座板11を示した斜視図で ある。座板11は、ケーブル20を載置可能に、板状の合成樹脂材等を半円弧状 に成形させたものであり、ケーブル保持部1に取り付けられる。また、座板11 の底部分には水抜き用の小孔12が設けられ、ケーブル保持部1の腐食等を防止 している。この座板11によってケーブル20が安定して保持される。第4実施 例に用いられる座板16は、図6の部分断面に示されるように、半円弧状の板面 の裏でケーブル保持部1を被覆する構成であり、量産性に優れている。
【0015】 上述した各実施例のケーブルハンガーは必要によりメッキ等の表面処理、強度 及び弾性を確保するために熱処理を適宜施される。
【0016】
【考案の効果】
以上のように構成した本考案に係るケーブルハンガーであれば、取付の作業性 損なうことなく、使用環境に影響されることなく、支持線から外れにくく、支持 線からの落下を防止することができる。また、第1,第2掛止部の表面に凹凸を 設けたので、ケーブルハンガーの回転を防いで、支持線からの落下を防止できる 。更に、第1,第2掛止部の先に第1,第2下押え部を設けて、支持線を押さえ るようにしたので、第1,第2掛止部がねじりコイルばねとして作用し、落下を 完全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のケーブルハンガーの正面図であ
る。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図1のB矢視図である。
【図4】イは第2実施例の第1掛止部の拡大図であり、
ロは同実施例の第2掛止部の拡大図である。
【図5】第3実施例のケーブルハンガーの正面図であ
る。
【図6】第4実施例のケーブルハンガーの正面図であ
る。
【図7】図6の第1掛止部の斜視図である。
【図8】図6の第2掛止部の斜視図である。
【図9】ケーブルハンガー用いられる座板の斜視図であ
る。
【図10】従来のケーブルハンガーを示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーブル保持部 2,3 第1,第2アーム部 4,7,12 第1掛止部 5,8,10,13 第2掛止部 4a,5a,12a,13a あご 12b,13b コイル部分 14,15 第1,第2下押え部 11,16 座板 20 ケーブル 21 支持線

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルに対して略直角に配設されてケー
    ブルを保持する略半円弧状に折曲げられたケーブル保持
    部と、前記ケーブル保持部の両端から立ち上がって、互
    いに反対方向で、ケーブルを支持する支持線軸方向に延
    伸された第1,第2アーム部と、前記第1,第2アーム
    部の先端部分を折曲げて支持線に対して掛止め可能にす
    る第1,第2掛止部とから成るケーブルハンガーにおい
    て、 上記ケーブル保持部、第1,第2アーム部及び第1,第
    2掛止部は、1本の鋼線を折曲げて一体的に成形され、 上記第1掛止部は少なくとも1巻のらせん状に折曲げら
    れ、 上記第2掛止部はかぎ状に折曲げられ、その先端が丸み
    をもって支持線を巻き込むように折曲げられ、 上記ケーブル保持部が、略半円弧状に成形されてケーブ
    ルを載置可能にされた合成樹脂等の座板を備えることを
    特徴とする強力吊線ケーブルハンガー。
  2. 【請求項2】ケーブルに対して略直角に配設されてケー
    ブルを保持する略半円弧状に折曲げられたケーブル保持
    部と、前記ケーブル保持部の両端から立ち上がって、互
    いに反対方向で、ケーブルを支持する支持線軸方向に延
    伸された第1,第2アーム部と、前記第1,第2アーム
    部の先端部分を折曲げて支持線に対して掛止め可能にす
    る第1,第2掛止部とから成るケーブルハンガーにおい
    て、 上記ケーブル保持部、第1,第2アーム部及び第1,第
    2掛止部は、1本の鋼線を折曲げて一体的に成形され、 上記第1,第2掛止部の表面に、支持線表面との間に摩
    擦を生じさせる凹凸を設け、 上記ケーブル保持部が、略半円弧状に成形されてケーブ
    ルを載置可能にされた合成樹脂等の座板を備えることを
    特徴とする強力吊線ケーブルハンガー。
  3. 【請求項3】ケーブルに対して略直角に配設されてケー
    ブルを保持する略半円弧状に折曲げられたケーブル保持
    部と、前記ケーブル保持部の両端から立ち上がって、互
    いに反対方向で、ケーブルを支持する支持線軸方向に延
    伸された第1,第2アーム部と、前記第1,第2アーム
    部の先端部分を支持線に対して掛止め可能に折曲げられ
    た第1,第2掛止部とから成るケーブルハンガーにおい
    て、 上記ケーブル保持部、第1,第2アーム部及び第1,第
    2掛止部は、1本の鋼線を折曲げて一体的に成形され、 上記第1掛止部は少なくとも1巻のらせん状に折曲げら
    れ、 上記第2掛止部は少なくとも1巻半のらせん状に折曲げ
    られ、前記らせんピッチが支持線の直径に対して十分に
    長く、 上記ケーブル保持部が、略半円弧状に成形されてケーブ
    ルを載置可能にされた合成樹脂等の座板を備えることを
    特徴とする強力吊線ケーブルハンガー。
  4. 【請求項4】ケーブルに対して略直角に配設されてケー
    ブルを保持する略半円弧状に折曲げられたケーブル保持
    部と、前記ケーブル保持部の両端から立ち上がって、互
    いに反対方向で、ケーブルを支持する支持線軸方向に延
    伸された第1,第2アーム部と、前記第1,第2アーム
    部の先端部分を支持線に対して掛止め可能に折曲げられ
    た第1,第2掛止部とから成るケーブルハンガーにおい
    て、 上記ケーブル保持部、第1,第2アーム部及び第1,第
    2掛止部は、1本の鋼線を折曲げて一体的に成形され、 上記第1掛止部は、上記支持線の下側接触位置から、略
    半巻から1巻未満程度に折曲げられ、さらに下向きに伸
    びて上記支持線の下側を下から押さえる第1下押え部
    が、上記支持線軸方向に対して斜め方向及び上記支持線
    の投影面からはみ出すことなく、直線状に延伸され、 上記第2掛止部は、上記支持線の下側接触位置から、略
    半巻から1巻未満程度に折曲げられ、さらに下向きに伸
    びて上記支持線下側を下から押さえる第2下押え部が、
    上記支持線軸方向に対して斜め方向及び上記支持線の投
    影面からはみ出すことなく、前記第1下押え部より長く
    直線状に延伸され、 上記ケーブル保持部が、略半円弧状に成形されてケーブ
    ルを載置可能にされた合成樹脂等の座板を備えることを
    特徴とする強力吊線ケーブルハンガー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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