JPH0637679U - 配管支持金具 - Google Patents

配管支持金具

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JPH0637679U
JPH0637679U JP7949792U JP7949792U JPH0637679U JP H0637679 U JPH0637679 U JP H0637679U JP 7949792 U JP7949792 U JP 7949792U JP 7949792 U JP7949792 U JP 7949792U JP H0637679 U JPH0637679 U JP H0637679U
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JP
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pipe
engaging
holding portion
pipe holding
claw
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JP7949792U
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豊 佐野
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Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる外径の配管に対してもがたつきなく確
実に支持できる配管支持金具を提供する。 【構成】 ほぼ「U」字形の配管保持部12と、前記配
管保持部の一方の側に設けられた吊り下げ部材係止部1
4と、前記配管保持部の一方の側の上方に回動可能に取
り付けられた係合部材16と、前記配管保持部の他方の
側の外面に形成された係合爪18とを有し、前記配管保
持部内に配管Pを挿入後、前記配管Pをまたいで係合部
材16を係合爪18に係合させる配管支持金具におい
て、前記係合爪18を、係合爪18が存在する側の配管
保持部先端17aとの距離を異ならせた複数の係合爪1
8a,18bで構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、一端が天井等に固定された棒状の吊り下げ部材、たとえばアンカ ーボルトに空調用管等を支持するのに用いられる配管支持金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、前記配管支持金具として、配管の外径に合わせて形成された金属製環状 体(丸バンドとも称される。)からなるものがある。その金属製環状体からなる 配管支持金具は、中心部に配管が挿通されてアンカーボルトにナットで締め付け 固定される。
【0003】 また、図6に示す配管支持金具50も提案されている。その配管支持金具50 は、上部が配管挿入口52として開いたほぼ「U」字形の配管保持部54と、そ の配管保持部54の一方の側に形成された吊り下げ部材係止部56と、配管保持 部54の一方の側の上方に回動可能に取り付けられた係合部材58と、配管保持 部の他方の側の先端に形成された係合爪60とを有する。
【0004】 その配管支持金具50は、図7の側面図に示すように、吊り下げ部材係止部5 6に形成された吊り下げ部材挿通孔62(図6に示す。)にアンカーボルト等の 吊り下げ部材Aが挿通されてその吊り下げ部材A外周面に係止される。そして配 管挿入口52から配管保持部54内に配管Pが挿入された後、配管P上方をまた いで係合部材58が係合爪60に係合される。それにより、配管保持部54から 配管Pが外れるのが防止され、吊り下げ部材Aに確実に配管Pが支持固定される 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記いずれの配管支持金具も、配管の外径に応じたサイズのも のを使用する必要があり、製造管理、在庫管理等に都合が悪い。もし、図7のよ うに大なる外径の配管に適した配管支持金具50を、小なる外径の配管に用いる と、配管ががたついて外れやすくなったり、そのがたつきにより騒音を生じたり する。これは、金属製環状体からなる配管支持金具についても同様である。
【0006】 そこでこの考案は、前記の点に鑑み、異なる外径の配管に対しても使用できる 配管支持金具を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第一の考案は、上部が配管挿入口として開いたほぼ「U」字形の配管保持部と 、前記配管保持部の背面側に位置する吊り下げ部材挿入孔を有して配管保持部の 一方の側に設けられた吊り下げ部材係止部と、前記配管保持部の一方の側の上方 に回動可能に取り付けられた係合部材と、前記配管保持部の他方の側の外面に形 成された係合爪とを有し、前記配管保持部内に配管を挿入後、前記配管をまたい で係合部材を係合爪に係合させる配管支持金具において、前記係合爪を、係合爪 が存在する側の配管保持部先端との距離を異ならせた複数の係合爪で構成し、前 記係合爪を選択して係合部材と係合させることにより配管保持部の曲がり状態を 変えるようにしたことを特徴とする配管支持金具に係る。
【0008】 また第二の考案は、前記回動可能な係合部材を、その回動軸との距離が異なる 複数の係合片を有するものにしたことを特徴とする配管支持金具に係る。この場 合前記係合爪は、一つのものでも、あるいは第一の考案のように配管保持部先端 との距離が異なる複数のものでもよい。
【0009】
【作用】
第一の考案および第二の考案に係る配管支持金具は、係合部材と係合爪との係 合状態を選択することにより配管保持部の曲がり状態、すなわち曲率半径を調節 することができるため、異なる外径の配管に対応できる。
【0010】
【実施例】 以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1は、第一の考案に係る配管支持金具の実施例を示す斜視図、図2および図 3はその配管支持金具の使用時を示す側面図である。
【0011】 この配管支持金具10は、配管保持部12と、吊り下げ部材係止部14と、係 合部材16と、係合爪18とを有する。 配管保持部12は、ほぼ「U」字形に曲がった金属板からなり、上部が配管挿 入口11として開いている。この配管保持部12は、下部の円弧部分13が配管 Pの外周の一部に巻きついて配管Pを保持するようになっている。配管保持部1 2を構成する金属板は、ばね鋼のように弾性を有するものが好ましい。なお、こ の配管保持部12の一方の側15の端部には吊り下げ部材係止部14が設けられ 、また他方の側17には係合爪18が設けられる。
【0012】 吊り下げ部材係止部14は、上部が配管保持部の一方の側15の背面側へ伸び るように「く」の字形に屈曲した金属板20の上部に主係止部14aが形成され 、また下部に補助係止部14bが形成されている。
【0013】 主係止部14aは、金属板20の縁部から切り欠き形成された吊り下げ部材挿 通孔22を有する。その吊り下げ部材挿通孔22の内周縁23は、吊り下げ部材 の外周面に確実に係止するように星形状になっている。補助係止部14bは、先 端が半円形に曲がった引っ掛け具からなり、吊り下げ部材の外周面に引っ掛かる ようになっている。
【0014】 係合部材16は、方形の枠体からなり、その一端が回動軸19とされて配管保 持部12の一方の側15の上方に回動可能に取り付けられている。この係合部材 16の大きさは、先端の係合片16aが配管保持部12の他方の側17の係合爪 18に係合できる大きさからなる。なお、係合部材16は、この実施例のように 枠体を回動可能に取り付けたものに限られず、「コ」の字形状のクリップを回動 可能に取り付けたものでもよい。また係合部材16は、図2の鎖線のように中央 部が配管外周面に沿うように円弧状に屈曲したものでもよい。その場合には、大 なる外径の配管に対してもその配管外周面にぶつかることなく係合部材を係合爪 に係合させることができる。
【0015】 係合爪18は、その係合爪18が存在する側における配管保持部先端17aと の距離が異なる二つの係合爪18a,18bからなる。一方の係合爪18aは、 配管保持部12の先端17aが外方へ鉤状に屈曲してなり、また他の係合爪18 bは、前記一方の係合爪18aより下方位置の配管保持部が外側へ鉤状に切り起 こされてなる。なお係合爪は、この実施例のように二つに限られず、三以上の係 合爪からなるものであってもよい。
【0016】 このような構成からなる配管支持金具10は、一端が天井に固定されたアンカ ーボルト等の棒状吊り下げ部材Aに次のように係止されて、配管Pの支持に用い られる。
【0017】 まず、配管支持金具の主係止部14aの吊り下げ部材挿通孔22に吊り下げ部 材Aを通し、下部の補助係止部14bを吊り下げ部材Aの外周面に引っ掛けて配 管支持金具10を吊り下げ部材Aの所定位置に係止する。
【0018】 次に、係合部材16を配管保持部12上方に回動させた状態で上部の配管挿入 口11から配管保持部12内に配管Pを挿入する。そして係合部材16を下方に 回動させ、配管Pの上方をまたいで配管保持部12の他方の側17の係合爪18 に係合させる。このとき、配管Pの外径が大の場合には、図2のように、配管保 持部12先端17aの係合爪18aに係合部材16を係合させて、配管保持部下 部の円弧部分13の曲率半径が大になるようにする。また配管Pの外径が小の場 合には、図3のように配管保持部12の先端17aから遠い位置にある係合爪1 8bに係合部材16を係合させて、配管保持部下部の円弧部分13の曲率半径が 小になるようにする。
【0019】 このようにして配管保持部12下部の曲がり状態を変えることにより、外径の 異なる配管に対しても配管保持部12を配管外周面に圧着させることができ、が たつきなく配管を支持できる。
【0020】 図4は、第二の考案の一実施例に係る配管支持金具30の斜視図である。図中 32は配管保持部、34は吊り下げ部材係止部、36は係合部材、38は係合爪 である。この配管支持金具30は、係合部材36が、その回動軸39からの距離 が異なる二つの係止片36a,36bを有するほぼ「日」字形状からなり、かつ 係合爪38が一つのものからなる点で前記実施例の配管支持金具10と相違する 。
【0021】 この配管支持金具30は、大なる径の配管に対しては回動軸39から遠い方の 係合片36aを係合爪38に係合させて、配管保持部32下部の円弧部分33の 曲率半径を大にする。他方小なる径の配管に対しては回動軸39に近い方の係合 片36bを係合爪38に係合させて、配管保持部32下部の円弧部分33の曲率 半径を小にする。なお、係合部材36はこの実施例のものに限られず、「ヨ」字 形状のクリップを回動可能に取り付けたもの、あるいは係合片が三以上からなる もの等であってもよい。
【0022】 図5は、別の実施例に係る配管支持金具40の斜視図である。図中42は配管 保持部、44は吊り下げ部材係止部、46は係合部材、48は係合爪である。こ の実施例は、配管保持部42の一方の側に回動可能に取り付けられた係合部材4 6が、回動軸49との距離が異なる複数の係合片46a,46bを有し、また配 管保持部42の他方の側47に形成された係合爪48が、配管保持部先端47a との距離が異なる複数の係合爪48a,48bよりなる。この配管支持金具40 にあっては、係合爪48a,48bと係合片46a,46bとの組み合わせを選 択して係合させることにより、配管保持部42下部の円弧部分43の曲率半径を より細かく変化させることができるため、外径の異なるより多くの配管に対応す ることができる。
【0023】 なお、前記実施例は、配管保持部と吊り下げ部材係止部を別部材で構成したた め、配管支持金具の製造時に配管保持部と吊り下げ部材係止部の組み合わせを適 宜選択することができ、配管保持部の曲がり具合が最適なものを容易に得ること ができる。もちろん、配管保持部と吊り下げ部材係止部を一つの金属板から連続 して形成してもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案の配管支持金具によれば、外径の異なる 配管に対しても、がたつきなく確実に支持することができる。そのため、配管の 外径が異なる毎に配管支持金具を容易する必要がなくなり、配管支持金具の種類 を減らすことができる。その結果、配管支持金具の製造を合理化できるのみなら ず、販売店および工事店の在庫管理も合理化できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の考案の一実施例に係る配管支持金具の斜
視図である。
【図2】その配管支持金具を大径の配管に対して使用す
る際を示す側面図である。
【図3】その配管支持金具を小径の配管に対して使用す
る際を示す側面図である。
【図4】第二の考案の一実施例に係る配管支持金具の斜
視図である。
【図5】第二の考案の他の実施例に係る配管支持金具の
斜視図である。
【図6】従来の配管支持金具を示す斜視図である。
【図7】その配管支持金具の使用時を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
12 配管保持部 14 吊り下げ部材係止部 16 係合部材 18 係合爪 32 配管保持部 34 吊り下げ部材係止部 36 係合部材 38 係合爪 39 回動軸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が配管挿入口として開いたほぼ
    「U」字形の配管保持部と、前記配管保持部の背面側に
    位置する吊り下げ部材挿入孔を有して配管保持部の一方
    の側に設けられた吊り下げ部材係止部と、前記配管保持
    部の一方の側の上方に回動可能に取り付けられた係合部
    材と、前記配管保持部の他方の側の外面に形成された係
    合爪とを有し、前記配管保持部内に配管を挿入後、前記
    配管をまたいで係合部材を係合爪に係合させる配管支持
    金具において、 前記係合爪を、係合爪が存在する側の配管保持部先端と
    の距離を異ならせた複数の係合爪で構成し、前記係合爪
    を選択して係合部材と係合させることにより配管保持部
    の曲がり状態を変えるようにしたことを特徴とする配管
    支持金具。
  2. 【請求項2】 上部が配管挿入口として開いたほぼ
    「U」字形の配管保持部と、前記配管保持部の背面側に
    位置する吊り下げ部材挿入孔を有して配管保持部の一方
    の側に設けられた吊り下げ部材係止部と、前記配管保持
    部の一方の側の上方に回動可能に取り付けられた係合部
    材と、前記配管保持部の他方の側の外面に形成された係
    合爪とを有し、前記配管保持部内に配管を挿入後、前記
    配管をまたいで係合部材を係合爪に係合させる配管支持
    金具において、 前記回動可能な係合部材を、その回動軸との距離が異な
    る複数の係合片を有するものとして、前記係合部材の係
    合片を選択して係合爪と係合させることにより配管保持
    部の曲がり状態を変えるようにしたことを特徴とする配
    管支持金具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013071648A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Japan Transport Engineering Co 鉄道車両構体
KR101487132B1 (ko) * 2014-04-10 2015-01-28 최규섭 원터치 행거

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JP3081475B2 (ja) * 1994-11-15 2000-08-28 三洋電機株式会社 バス駆動回路及びその方法

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