JPH0719812U - 光学式ピックアップのレンズホルダー - Google Patents

光学式ピックアップのレンズホルダー

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JPH0719812U
JPH0719812U JP3194U JP3194U JPH0719812U JP H0719812 U JPH0719812 U JP H0719812U JP 3194 U JP3194 U JP 3194U JP 3194 U JP3194 U JP 3194U JP H0719812 U JPH0719812 U JP H0719812U
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JP
Japan
Prior art keywords
top plate
lens holder
bearing
shaft
optical pickup
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Pending
Application number
JP3194U
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English (en)
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二郎 松本
和夫 廣瀬
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天板上面部の突出部を無くして、その軽量
化、小型化を図ると共に、摩擦抵抗が小さく、かつ支持
精度の良好な光学式ピックアップのレンズホルダーを提
供することである。 【構成】 コイル装着部18の上端に天板19を一体に
形成し、上記天板19の下面にボス部20を一体に突設
し、該ボス部20の中心に金属スリーブ26を貫通状に
固定し、その金属スリーブ26の内径面の上下両端部に
軸受部22を設け、両軸受部22間に軸非接触部23を
形成した。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 この考案は光学式情報記録再生装置における光学式ピックアップのレンズホル ダーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来、光学式情報記録再生装置としては、たとえばビデオディスクプレーヤ、 ディジタルオーディオプレーヤ、光ディスクファイルなどが知られている。 【0003】 これら装置のフォーカス制御、トラッキング制御を行なうための光学式ピック アップは対物レンズを通過した光ビームをディスク面上に集光させて情報を検出 するため、ディスク面振れによる焦点ずれを補償して光ビームをディスク面上に 結像させる必要がある。また、ディスク上の信号トラック(情報ビット列)と対 物レンズの光軸との間にずれ(光軸の径方向ずれ)があると、正確な読み取りが 出来ないため、信号トラックのずれを補償して対物レンズの光軸を信号トラック に一致させる必要がある。このような焦点ずれの補償はフォーカシングサーボに より行ない、また信号トラックのずれの補償はトラッキングサーボによって行な われるようになっている。 【0004】 このような機能をもった光学式ピックアップは、駆動コイル及び対物レンズを 備えたレンズホルダーを有し、そのレンズホルダーを支持軸により摺動・回転自 在に支持するようにしている。このレンズホルダーとしては、例えば特開昭57 −210457号公報、実開昭59−147106号公報に開示されたものが知 られている。 【0005】 添付の第4図の(a)〜(c)図に示したものは、上記の両公報に共通に示さ れたものであり、このレンズホルダー1は駆動コイル2を装着する円筒部3の上 端に天板4を形成し、その天板4の中央部に直径方向の両端にわたる突出部5を 設けている。その突出部5の中央部に円筒形の軸受6の上端部を貫通状に固定し 、またその軸受6の側方に対物レンズ7を取付けている。 【0006】 上記の軸受6は天板4の下面側に突出し、その内部に支持軸8を摺動・回転自 在に挿通している。 【0007】 また、第5図の(a)(b)図に示したものは、前記の実開昭59−1471 06号公報に示されたものであるが、この場合は天板4の突出部5の中央に軸受 保持筒9の上端部を貫通状に固定し、その軸受保持筒9の内部の上下両端部に取 付けた上下一対の軸受10、10に支持軸11を摺動・回転自在に挿通している 。 【0008】 【考案が解決しようとする課題】 第4図のものは、支持軸8が軸受6の内面の全長にわたり接触する構成である のに比べて、第5図のものは接触部分が軸受10、10の部分に限られているの で、摩擦抵抗が小さい利点がある。 【0009】 しかしながら、上記のいずれの場合も、レンズホルダー1とは別体の軸受6又 は軸受保持筒9を設け、これらの上端部をレンズホルダー1の天板4の部分に貫 通状に取付けている。その取付けの安定を図るため、軸受6又は軸受保持筒9の 貫通部分を一定以上長くする必要がある。このため、天板4の上面に突出部5を 設け、その突出部5の高さで、前記の貫通部分の長さをかせいでいる。 【0010】 このように、従来の場合は、突出部5を設ける必要があるために、レンズホル ダー1の背丈けが高くなり、その分だけ重量が大になる欠点があった。 【0011】 また、上記のように別体の二つの軸受10、10を用いると、両者の寸法や嵌 合精度を正確に一致させることに困難を伴うことが多く、その結果軸にこじれが 発生して摩擦が増え、また支持精度も劣るという問題もあった。 【0012】 また、滑り軸受において、その軸挿通孔の内径面の全長にわたり複数の突条を 設け、軸との接触面積を小さくすることは、例えば、実公昭48−18905号 公報において公知であるが、滑り軸受においては、軸と軸挿通孔内径面との間に 若干のすき間があり、このため軸の片寄りが生じるので、微視的に見れば、軸は 1本の突条の全長にわたって接触することになる。この場合の接触範囲を更に減 少させると、一層摩擦抵抗の低減を図ることができると考えられる。 【0013】 この考案は、従来技術についての以上のごとき問題点を解決すべく、光学式ピ ックアップのレンズホルダーにおいて、天板上面の突出部を無くして、その軽量 化、小形化を図ると共に、摩擦抵抗が小さく、かつ支持精度の良好な光学式ピッ クアップのレンズホルダーを提供することを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するために、この考案は、円筒状のコイル装着部の上端に天 板を一体に形成し、上記天板に対物レンズ取付け孔を設け、上記天板の下面にボ ス部を一体に突設し、上記ボス部の中心に金属スリーブを貫通状に固定し、上記 金属スリーブの軸挿通孔内径面の上下両端部に、その全周にわたり、支持軸と摺 動・回転自在に嵌合する軸受部を設け、上記両軸受部間の軸挿通孔の部分の内径 を各軸受部より大にして軸非接触部を形成した構成としたものである。 【0015】 【作用】 上記構成のレンズホルダーにおいては、天板下面に一体に形成したボス部に金 属スリーブを貫通状に固定したので、金属スリーブを保持するための軸方向長さ はボス部の長さにより十分にかせぐことができる。従って、従来のごとき突出部 は不要となりその分だけ軽量化、小形化することができる。 【0016】 また、支持軸とレンズホルダーの接触は上下二箇所の軸受部に限定されるので 、摩擦抵抗が少ない。また各軸受部は一つの軸挿通孔の内径面によって形成され るので、両者の内径やセンターがよく一致し、精度の良い支持が可能となる。 【0017】 【実施例】 図1及び図2に示す光ピックアップの実施例は、ベース13上に立設された支 持軸14にレンズホルダー15を摺動・回転自在に挿通している。またベース1 3上には磁気コア16が設置される。 【0018】 レンズホルダー15は、駆動コイル17を外周面に装着した円筒状コイル装着 部18の上端に円板状の天板19を一体に設け、その天板19の下面の中央部分 にボス部20を下向きに突設している。 【0019】 ボス部20の中心部にアルミニウム製のスリーブ26が同時成形により貫通状 に一体化され、そのスリーブ26の上端は天板19の上面と一致し、その下端は ボス部20の下端よりも下方へ突出している。 【0020】 上記スリーブ26の軸挿通孔21の上下両端部の内径面により、支持軸14と 摺動・回転自在に嵌合する2個所の軸受部22、22が形成される。各軸受部2 2、22の間の軸挿通孔21の部分は段差を設けて拡径され、軸非接触部23と なっている。この軸非接触部23は、図3の(a)図のように、緩やかな凹曲面 により形成してもよく、また同図の(b)図のように各軸受部22、22をエッ ジ状に形成し、両者の間の軸非接触部23をテーパ筒状に形成してもよい。 【0021】 前記の天板19には、その中心から離れた位置にレンズ取付け孔24が設けら れ、そこに対物レンズ25が取付けられる。 【0022】 なお、前記の駆動コイル17はフォーカスコイルとトラッキングコイルの両方 を含むものであり、これらのコイルに流れる電流の大きさに応じてレンズホルダ ー15の軸方向の移動量及び回転量が制御される。 【0023】 上記レンズホルダー15の材料としては、次のものが適当である。 【0024】 a ポリフェニレンサルファイド樹脂(米国フィリップス社製:ライトンP−4 )70%と炭素繊維(東レ社製、トレカT008A6mm)30%の組成物(溶融ブ レンド)、 b ポリフェニレンサルファイド樹脂(同上)55%、炭素繊維(同上)30% 、四フッ化エチレン樹脂(三井フロロデュポン社製:テフロン7J)15%の 組成物(溶融ブレンド)、 c ポリエーテルケトン樹脂(英国アイ・シー・アイ社製:PEEK−150P )70%と炭素繊維(東レ社製、トレカT008A6mm)30%の組成物(溶融ブ レンド)、 d ポリエーテルイミド樹脂(米国ジー・イー・社製:ウルテム1000)70 %、ガラス繊維(旭ファイバーグラス社製、CSO3MA497)30%の組 成物(溶融ブレンド)、 e エポキシ樹脂(三井石油化学社製:エポックスMC−303) なお、支持軸14は、ステンレス鋼軸(SUS420J2)上にフッ素樹脂が 含有重合体(洋ベア・ルーロン工業社製:ルーロンR600)の被膜を形成した ものを使用することができる。 【0025】 【考案の効果】 この考案は、以上のごときものであるから、次の効果がある。 【0026】 (イ) 金属スリーブを天板下面に一体に突設したボス部に貫通状固定した。この ため天板は対物レンズを保持するのに必要な厚さがあればよく、従来のごとき 突出部は不要となる。従ってその分だけ軽量化、小形化され、光学式ピックア ップの応答性を改善することができる。 【0027】 (ロ) 軸受部が一つの軸挿通孔の上下両端部の内径面により形成されるので、両 者の内径やセンターがよく一致する。そのため、光学式ピックアップの支持精 度が向上する。 【0028】 (ハ) 支持軸と軸受部の間には微小なすき間があるので、微視的には両者の相対 的な片寄りがある。このため支持軸はその全周面が同時に軸受部と接触するこ とがなく両者は線接触する。その場合に支持軸は中間部分の軸非接触部では軸 受と接触しないので、軸挿通孔の長さ方向の全長にわたり複数の突条を設けた 従来の滑り軸受と比べても接触面積が小さく、従って、摩擦抵抗も小さくなる 。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例の光ピックアップの断面図 【図2】同上の平面図 【図3】(a)はスリーブの他の実施例の縦断正面図、
(b)はスリーブのその他の実施例の縦断側面図 【図4】(a)は従来例の縦断正面図、(b)は同上の
縦断側面図、(c)は同上の斜視図 【図5】(a)は他の従来例の縦断正面図、(b)は同
上の縦断側面図 【符号の説明】 13 ベース 14 支持軸 15 レンズホルダー 16 磁気コア 17 駆動コイル 18 コイル装着部 19 天板 20 ボス部 21 軸挿通孔 22 軸受部 23 軸非接触部 24 レンズ取付け孔 25 対物レンズ 26 スリーブ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円筒状のコイル装着部の上端に天板を一体に形
    成し、上記天板に対物レンズ取付け孔を設け、上記天板
    の下面にボス部を一体に突設し、上記ボス部の中心に金
    属スリーブを貫通状に固定し、上記金属スリーブの軸挿
    通孔内径面の上下両端部に、その全周にわたり、支持軸
    と摺動・回転自在に嵌合する軸受部を設け、上記両軸受
    部間の軸挿通孔の部分の内径を各軸受部より大にして軸
    非接触部を形成してなる光学式ピックアップのレンズホ
    ルダー。
JP3194U 1986-09-25 1994-01-10 光学式ピックアップのレンズホルダー Pending JPH0719812U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3194U JPH0719812U (ja) 1986-09-25 1994-01-10 光学式ピックアップのレンズホルダー

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-148428 1986-09-25
JP14842886 1986-09-25
JP3194U JPH0719812U (ja) 1986-09-25 1994-01-10 光学式ピックアップのレンズホルダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0719812U true JPH0719812U (ja) 1995-04-07

Family

ID=26332941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3194U Pending JPH0719812U (ja) 1986-09-25 1994-01-10 光学式ピックアップのレンズホルダー

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JP (1) JPH0719812U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10143891A (ja) * 1996-11-01 1998-05-29 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 対物レンズ駆動装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5853264A (ja) * 1981-09-26 1983-03-29 Fujitsu Ltd オンフツク、オフフツク検出回路

Patent Citations (1)

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