JPH0424524Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0424524Y2 JPH0424524Y2 JP1986014949U JP1494986U JPH0424524Y2 JP H0424524 Y2 JPH0424524 Y2 JP H0424524Y2 JP 1986014949 U JP1986014949 U JP 1986014949U JP 1494986 U JP1494986 U JP 1494986U JP H0424524 Y2 JPH0424524 Y2 JP H0424524Y2
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- Japan
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- spindle
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- MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N Zirconium dioxide Chemical group O=[Zr]=O MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 16
- 239000010437 gem Substances 0.000 claims description 11
- 229910001751 gemstone Inorganic materials 0.000 claims description 11
- 239000002783 friction material Substances 0.000 description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 239000010979 ruby Substances 0.000 description 4
- 229910001750 ruby Inorganic materials 0.000 description 4
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- 239000010980 sapphire Substances 0.000 description 3
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Landscapes
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
本考案は、コンパクトデイスクなどに記録され
た情報の再生動作を行なう光デイスクプレーヤに
係り、特に光デイスクを受けるデイスク支持部材
を低摩擦にて回転支持する回転支持機構に関す
る。
た情報の再生動作を行なう光デイスクプレーヤに
係り、特に光デイスクを受けるデイスク支持部材
を低摩擦にて回転支持する回転支持機構に関す
る。
第5図は、コンパクトデイスクプレーヤにおけ
るデイスク回転支持部の従来例を断面図によつて
示したものである。
るデイスク回転支持部の従来例を断面図によつて
示したものである。
符号1はデイスク支持部材である。光デイスク
Dはこのデイスク支持部材1の周囲のテーパ部1
aによつて位置決めされ、且つターンテーブル1
b上に支持されるようになつている。デイスク支
持部材1にはスピンドル2が固設されており、こ
のスピンドル2がベース3に設けてられた軸受4
によつて回転自在に支持されている。なお、第5
図では省略するが、デイスク支持部材1とベース
3との間にはモータが介在しており、このモータ
の動力によつてスピンドル2が回転駆動されるよ
うになつている。
Dはこのデイスク支持部材1の周囲のテーパ部1
aによつて位置決めされ、且つターンテーブル1
b上に支持されるようになつている。デイスク支
持部材1にはスピンドル2が固設されており、こ
のスピンドル2がベース3に設けてられた軸受4
によつて回転自在に支持されている。なお、第5
図では省略するが、デイスク支持部材1とベース
3との間にはモータが介在しており、このモータ
の動力によつてスピンドル2が回転駆動されるよ
うになつている。
従来は、ラジアル方向を受ける軸受4が、ホル
ダ5と、その中心部に圧入された一対の含油軸受
6aと6bによつて構成されている。またスピン
ドル2のスラスト方向の軸受としては、プラスチ
ツクスライダ8が使用されている。このプラスチ
ツクスライダ8はベース3の下側に設けられた支
持板7上に固定されているものであり、スピンド
ル2の基端部を受ける位置に配置されている。
ダ5と、その中心部に圧入された一対の含油軸受
6aと6bによつて構成されている。またスピン
ドル2のスラスト方向の軸受としては、プラスチ
ツクスライダ8が使用されている。このプラスチ
ツクスライダ8はベース3の下側に設けられた支
持板7上に固定されているものであり、スピンド
ル2の基端部を受ける位置に配置されている。
上記従来の光デイスクプレーヤの回転支持機構
では、スピンドル2をラジアル方向に受ける部材
として含油軸受6aと6bが使用されている。こ
の含油軸受は焼結合金などで製作されているもの
であり、その内径の寸法仕上がり公差を20μ程度
の範囲内とすることは可能である。しかしなが
ら、光デイスクプレーヤでは、光デイスクDに対
して、レーザビームを精密な角度誤差範囲で照射
しなくてはならず、そのためには、光デイスクD
に対する対物レンズの光軸の対向角度の誤差とと
もに、スピンドル2の傾斜角度誤差θもきわめて
微少な範囲内に設定しなくてはならない機能上の
要求がある。よつて、従来の含油軸受6a,6b
の内径の公差のオーダでは、スピンドル2の傾斜
角度の誤差θを微少な範囲内に抑えるために、含
油軸受6aと6bの支持スパンlを、ある程度の
長さ以上に設定しなくてはならなくなる。ところ
が、最近のコンパクトデイスクプレーヤなどの機
器としては、小型化と共に薄型化が重要な設計上
の要素となつてきており、含油軸受6aと6bと
の支持スパンlを長く設定してしまうと、ピツク
アツプの設計上の要求である薄型化を阻害する原
因を増やす結果になつてしまう。
では、スピンドル2をラジアル方向に受ける部材
として含油軸受6aと6bが使用されている。こ
の含油軸受は焼結合金などで製作されているもの
であり、その内径の寸法仕上がり公差を20μ程度
の範囲内とすることは可能である。しかしなが
ら、光デイスクプレーヤでは、光デイスクDに対
して、レーザビームを精密な角度誤差範囲で照射
しなくてはならず、そのためには、光デイスクD
に対する対物レンズの光軸の対向角度の誤差とと
もに、スピンドル2の傾斜角度誤差θもきわめて
微少な範囲内に設定しなくてはならない機能上の
要求がある。よつて、従来の含油軸受6a,6b
の内径の公差のオーダでは、スピンドル2の傾斜
角度の誤差θを微少な範囲内に抑えるために、含
油軸受6aと6bの支持スパンlを、ある程度の
長さ以上に設定しなくてはならなくなる。ところ
が、最近のコンパクトデイスクプレーヤなどの機
器としては、小型化と共に薄型化が重要な設計上
の要素となつてきており、含油軸受6aと6bと
の支持スパンlを長く設定してしまうと、ピツク
アツプの設計上の要求である薄型化を阻害する原
因を増やす結果になつてしまう。
また、含油軸受6a,6bを使用する場合に
は、スピンドル2に対する摩擦係数が比較的おお
きくなり、また稼働時間によつては摩擦トルクの
変動を生じる恐れもあつて、光デイスクDを駆動
するための動力の損失にもつながることになる。
は、スピンドル2に対する摩擦係数が比較的おお
きくなり、また稼働時間によつては摩擦トルクの
変動を生じる恐れもあつて、光デイスクDを駆動
するための動力の損失にもつながることになる。
さらに、従来の回転支持機構では、スピンドル
2のスラスト方向の軸受としてプラスチツクスラ
イダ8を使用しているが、このプラスチツクスラ
イダ8とスピンドル2との間の摩擦係数が高い欠
点がある。またプラスチツクスライダ8の場合に
は、スピンドル2の摺動による磨耗の心配があ
る。
2のスラスト方向の軸受としてプラスチツクスラ
イダ8を使用しているが、このプラスチツクスラ
イダ8とスピンドル2との間の摩擦係数が高い欠
点がある。またプラスチツクスライダ8の場合に
は、スピンドル2の摺動による磨耗の心配があ
る。
本考案は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、デイスク支持部材と一体のスピンド
ルを支持する部材として、低摩擦でしかも内径の
寸法公差を微小な範囲に抑えられる素材を使用す
ることによつて、スピンドルの倒れ角度誤差を微
小にし、しかも軸受部の軸方向寸法を小さくでき
るようにした光デイスクプレーヤの回転支持機構
を提供することを目的としている。
ものであり、デイスク支持部材と一体のスピンド
ルを支持する部材として、低摩擦でしかも内径の
寸法公差を微小な範囲に抑えられる素材を使用す
ることによつて、スピンドルの倒れ角度誤差を微
小にし、しかも軸受部の軸方向寸法を小さくでき
るようにした光デイスクプレーヤの回転支持機構
を提供することを目的としている。
本考案による回転支持機構は、支持部材は、こ
の支持部材上に位置し且つモータのステータ部が
支持されているベースと、このベースに保持され
且つ中心穴が形成されているホルダと、このホル
ダ内にて前記中心穴の軸方向に所定の距離を有し
て保持された低摩擦部材と、前記支持部材にて前
記中心穴の軸線上に対向して設けられた低摩擦部
材と、前記ホルダに保持された低摩擦部材により
ラジアル方向に支持され且つ支持部材に設けられ
た低摩擦部材によりスラスト方向が支持されたス
ピンドルと、このスピンドルに設けられたデイス
ク支持部材と、スピンドルに設けられたモータの
ロータ部とを有しており、前記各低摩擦部材が宝
石または宝石と同程度の特性を有する部材により
形成されていることを特徴とするものである。
の支持部材上に位置し且つモータのステータ部が
支持されているベースと、このベースに保持され
且つ中心穴が形成されているホルダと、このホル
ダ内にて前記中心穴の軸方向に所定の距離を有し
て保持された低摩擦部材と、前記支持部材にて前
記中心穴の軸線上に対向して設けられた低摩擦部
材と、前記ホルダに保持された低摩擦部材により
ラジアル方向に支持され且つ支持部材に設けられ
た低摩擦部材によりスラスト方向が支持されたス
ピンドルと、このスピンドルに設けられたデイス
ク支持部材と、スピンドルに設けられたモータの
ロータ部とを有しており、前記各低摩擦部材が宝
石または宝石と同程度の特性を有する部材により
形成されていることを特徴とするものである。
本考案では、スピンドルのラジアル方向を受け
る部材とスラスト方向を受ける部材を、人造ルビ
ーなどの宝石、あるいはジルコニアなどの低摩擦
部材によつて構成したので、スピンドルをきわめ
て低い回転摩擦にて支持できるようになる。また
人造ルビーやジルコニアなどは内径寸法の公差を
微小な範囲に抑えることが可能であるため、支持
部の高さ寸法を小さくしてもスピンドルの倒れ、
角度誤差を微小な範囲に設定できるようになり、
光デイスクプレーヤの薄型化にも寄与できるよう
になる。
る部材とスラスト方向を受ける部材を、人造ルビ
ーなどの宝石、あるいはジルコニアなどの低摩擦
部材によつて構成したので、スピンドルをきわめ
て低い回転摩擦にて支持できるようになる。また
人造ルビーやジルコニアなどは内径寸法の公差を
微小な範囲に抑えることが可能であるため、支持
部の高さ寸法を小さくしてもスピンドルの倒れ、
角度誤差を微小な範囲に設定できるようになり、
光デイスクプレーヤの薄型化にも寄与できるよう
になる。
以下、本考案の実施例を第1図〜第4図の図面
によつて説明する。
によつて説明する。
第1図は本考案による光デイスクプレーヤの回
転支持機構を示す断面図、第2図はスピンドルの
ラジアル方向の軸受部材を示す平面図、第3図は
その半断面図、第4図はコンパクトデイスクの再
生を行なう光デイスクプレーヤの全体構造を示す
平面図である。
転支持機構を示す断面図、第2図はスピンドルの
ラジアル方向の軸受部材を示す平面図、第3図は
その半断面図、第4図はコンパクトデイスクの再
生を行なう光デイスクプレーヤの全体構造を示す
平面図である。
第4図に示すように、光デイスクプレーヤで
は、ベース10上に、光デイスクDを支持するデ
イスク支持部材11がスピンドル12と共に回転
自在に支持されている。またベース10には平行
なガイド軸13aと13bが設けられており、こ
のガイド軸13a,13bに対し、光ピツクアツ
プ14がスリーブ16を介して摺動自在に支持さ
れている。また光ピツクアツプ14の端部14a
はスクリユーシヤフト17などの駆動機構に接続
されており、モータ18の動力によつて、光ピツ
クアツプ14が直線的に移動できるようになつて
いる。光ピツクアツプ14内にはレーザダイオー
ドなどの光学部材が収納されており、この光学部
材にて処理されたレーザビームが対物レンズ15
から光デイスクDの記録面に照射されるようにな
つている。
は、ベース10上に、光デイスクDを支持するデ
イスク支持部材11がスピンドル12と共に回転
自在に支持されている。またベース10には平行
なガイド軸13aと13bが設けられており、こ
のガイド軸13a,13bに対し、光ピツクアツ
プ14がスリーブ16を介して摺動自在に支持さ
れている。また光ピツクアツプ14の端部14a
はスクリユーシヤフト17などの駆動機構に接続
されており、モータ18の動力によつて、光ピツ
クアツプ14が直線的に移動できるようになつて
いる。光ピツクアツプ14内にはレーザダイオー
ドなどの光学部材が収納されており、この光学部
材にて処理されたレーザビームが対物レンズ15
から光デイスクDの記録面に照射されるようにな
つている。
第1図に示すように、前記デイスク支持部材1
1は、上部外周のテーパ面11aと下部のターン
テーブル11bとによつて構成されている。光デ
イスクDのセンターホールは、テーパ面11aに
て位置決めされてターンテーブル11b上に設置
される。デイスク支持部材11に固定されたスピ
ンドル12は、そのラジアル方向が、ベース10
に固定されたラジアル軸受部材20によつて支持
されている。第2図、第3図に示すように、ラジ
アル軸受部材20は、金属製のホルダ21と、そ
の内径部の軸方向両端部に埋設された低摩擦素材
22aと22bとから構成されている。この低摩
擦素材22aと22bは、人造ルビーや人造サフ
アイヤなどの宝石、またはセラミツクの一種であ
るジルコニアなどのような人造宝石と同程度の特
性を有するものによつて構成されている。人造宝
石やジルコニアなどの素材は、摩擦係数が低いだ
けでなく、内径寸法d1と外径寸法d2を高精度に加
工できる特色を有している。この内径寸法d1と外
径寸法d2の公差範囲は2μ程度に抑えることが可能
である。ホルダ21もその外径と内径の寸法公差
を機械加工により高精度に仕上げることが可能で
あり、またスピンドル12の外径寸法の公差も高
精度に仕上げることが可能である。よつてホルダ
21がベース10に支持され、且つスピンドル1
2が低摩擦素材22a,22bによつて支持され
た組立状態では、スピンドル12の支持部のラジ
アル方向の累積公差ならびにスピンドル12と低
摩擦素材22a,22bとの摺動部のガタなどを
最小限に抑えることができるようになる。よつて
スピンドル12の倒れ角度誤差θをきわめて微小
な範囲に設定できるようになる。よつて、低摩擦
素材22aと22bによる支持スパンlaを最小限
に縮めたとしても、スピンドル12の角度誤差θ
を設定許容幅内に抑えられるようになる。
1は、上部外周のテーパ面11aと下部のターン
テーブル11bとによつて構成されている。光デ
イスクDのセンターホールは、テーパ面11aに
て位置決めされてターンテーブル11b上に設置
される。デイスク支持部材11に固定されたスピ
ンドル12は、そのラジアル方向が、ベース10
に固定されたラジアル軸受部材20によつて支持
されている。第2図、第3図に示すように、ラジ
アル軸受部材20は、金属製のホルダ21と、そ
の内径部の軸方向両端部に埋設された低摩擦素材
22aと22bとから構成されている。この低摩
擦素材22aと22bは、人造ルビーや人造サフ
アイヤなどの宝石、またはセラミツクの一種であ
るジルコニアなどのような人造宝石と同程度の特
性を有するものによつて構成されている。人造宝
石やジルコニアなどの素材は、摩擦係数が低いだ
けでなく、内径寸法d1と外径寸法d2を高精度に加
工できる特色を有している。この内径寸法d1と外
径寸法d2の公差範囲は2μ程度に抑えることが可能
である。ホルダ21もその外径と内径の寸法公差
を機械加工により高精度に仕上げることが可能で
あり、またスピンドル12の外径寸法の公差も高
精度に仕上げることが可能である。よつてホルダ
21がベース10に支持され、且つスピンドル1
2が低摩擦素材22a,22bによつて支持され
た組立状態では、スピンドル12の支持部のラジ
アル方向の累積公差ならびにスピンドル12と低
摩擦素材22a,22bとの摺動部のガタなどを
最小限に抑えることができるようになる。よつて
スピンドル12の倒れ角度誤差θをきわめて微小
な範囲に設定できるようになる。よつて、低摩擦
素材22aと22bによる支持スパンlaを最小限
に縮めたとしても、スピンドル12の角度誤差θ
を設定許容幅内に抑えられるようになる。
さらに、ベース10の下面には支持板23が設
けられており、この支持板23上にスピンドル1
2のスラスト方向を受ける低摩擦素材24が固定
されている。この低摩擦素材24も人造ルビー、
人造サフアイヤ、またはジルコニアなどによつて
形成されている。
けられており、この支持板23上にスピンドル1
2のスラスト方向を受ける低摩擦素材24が固定
されている。この低摩擦素材24も人造ルビー、
人造サフアイヤ、またはジルコニアなどによつて
形成されている。
また、符号30は、スピンドル12を駆動する
ためのモータである。このモータ30はロータマ
グネツト32と、ステータコイル34とから構成
されている。ロータマグネツト32はヨーク31
を介して前記デイスク支持部材11のターンテー
ブル11b下面に固定されている。また、ステー
タコイル34は、ベース10上に設けられた磁力
増幅用の磁性板33上に、フレキシブル基板など
を介して固設されている。
ためのモータである。このモータ30はロータマ
グネツト32と、ステータコイル34とから構成
されている。ロータマグネツト32はヨーク31
を介して前記デイスク支持部材11のターンテー
ブル11b下面に固定されている。また、ステー
タコイル34は、ベース10上に設けられた磁力
増幅用の磁性板33上に、フレキシブル基板など
を介して固設されている。
第1図〜第4図に示す光デイスクプレーヤで
は、モータ30の動力によつてデイスク支持部材
11とスピンドル12が回転駆動され、デイスク
支持部材11上に設置された光デイスクDが回転
させられる。この回転の際、スピンドル12のラ
ジアル方向とスラスト方向は、人造ルビー、人造
サフアイヤあるいはジルコニアなどの低摩擦素材
22a,22bおよび24によつて受けられる。
これらの素材22a,22b,24とスピンドル
12との間の摩擦係数はきわめて小さいため、微
小な回転抵抗しか生ぜず、光デイスクDがスムー
ズに回転駆動される。
は、モータ30の動力によつてデイスク支持部材
11とスピンドル12が回転駆動され、デイスク
支持部材11上に設置された光デイスクDが回転
させられる。この回転の際、スピンドル12のラ
ジアル方向とスラスト方向は、人造ルビー、人造
サフアイヤあるいはジルコニアなどの低摩擦素材
22a,22bおよび24によつて受けられる。
これらの素材22a,22b,24とスピンドル
12との間の摩擦係数はきわめて小さいため、微
小な回転抵抗しか生ぜず、光デイスクDがスムー
ズに回転駆動される。
光デイスクDの回転動作に連動して、光ピツク
アツプ14が光デイスクDの内径位置から外径位
置に移動し、対物レンズ15から照射されるレー
ザビームによつて情報の読取りが行なわれる。
アツプ14が光デイスクDの内径位置から外径位
置に移動し、対物レンズ15から照射されるレー
ザビームによつて情報の読取りが行なわれる。
以上のように本考案によれば、スピンドルのラ
ジアル方向とスラスト方向とを人造宝石などの低
摩擦素材によつて支持したので、摩擦抵抗が微小
なものとなり、スムーズに回転駆動されるように
なる。また軸受部の寿命も長くすることが可能で
ある。さらに人造宝石やジルコニアなどの素材
は、スピンドルが挿入される内径部の寸法公差を
きわめて高精度な範囲に加工できるため、スピン
ドルの倒れなどを最小限にできるようになる。よ
つて、ラジアル軸受部の軸方向の長さを小さくし
てもスビンドルの倒れ角度誤差を許容幅内に抑え
ることが可能となるので、軸受部を薄くし、光デ
イスクプレーヤ全体の薄型化に寄与できるように
なる。
ジアル方向とスラスト方向とを人造宝石などの低
摩擦素材によつて支持したので、摩擦抵抗が微小
なものとなり、スムーズに回転駆動されるように
なる。また軸受部の寿命も長くすることが可能で
ある。さらに人造宝石やジルコニアなどの素材
は、スピンドルが挿入される内径部の寸法公差を
きわめて高精度な範囲に加工できるため、スピン
ドルの倒れなどを最小限にできるようになる。よ
つて、ラジアル軸受部の軸方向の長さを小さくし
てもスビンドルの倒れ角度誤差を許容幅内に抑え
ることが可能となるので、軸受部を薄くし、光デ
イスクプレーヤ全体の薄型化に寄与できるように
なる。
またスピンドルをラジアル方向に支持している
低摩擦部材がホルダに所定の距離を有して保持さ
れ、且つこのホルダが、モータのステータ部を支
持するベースに保持されているため、このベース
とホルダとが同じ高さ寸法内に収められて全体を
薄型化できる。しかも前述のようにホルダに保持
された宝石などの低摩擦部材によりスピンドルを
ラジアル方向に支持しているため、軸の倒れを最
小限に抑えることができる。
低摩擦部材がホルダに所定の距離を有して保持さ
れ、且つこのホルダが、モータのステータ部を支
持するベースに保持されているため、このベース
とホルダとが同じ高さ寸法内に収められて全体を
薄型化できる。しかも前述のようにホルダに保持
された宝石などの低摩擦部材によりスピンドルを
ラジアル方向に支持しているため、軸の倒れを最
小限に抑えることができる。
第1図〜第4図は本考案の実施例を示すもので
あり、第1図は回転支持機構の断面図、第2図は
ラジアル軸受部材の平面図、第3図はその半断面
図、第4図は光デイスクプレーヤの全体構造を示
す平面図、第5図は従来の光デイスクプレーヤの
回転支持部を示す断面図である。 10……ベース、11……デイスク支持部材、
12……スピンドル、14……光ピツクアツプ、
20……ラジアル軸受部材、22a,22b……
ラジアル方向を受ける低摩擦素材、24……スラ
スト方向を受ける低摩擦素材、30……モータ、
D……光デイスク。
あり、第1図は回転支持機構の断面図、第2図は
ラジアル軸受部材の平面図、第3図はその半断面
図、第4図は光デイスクプレーヤの全体構造を示
す平面図、第5図は従来の光デイスクプレーヤの
回転支持部を示す断面図である。 10……ベース、11……デイスク支持部材、
12……スピンドル、14……光ピツクアツプ、
20……ラジアル軸受部材、22a,22b……
ラジアル方向を受ける低摩擦素材、24……スラ
スト方向を受ける低摩擦素材、30……モータ、
D……光デイスク。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 支持部材と、この支持部材上に位置し且つモ
ータのステータ部が支持されているベースと、
このベースに保持され且つ中心穴が形成されて
いるホルダと、このホルダ内にて前記中心穴の
軸方向に所定の距離を有して保持された低摩擦
部材と、前記支持部材にて前記中心穴の軸線上
に対向して設けられた低摩擦部材と、前記ホル
ダに保持された低摩擦部材によりラジアル方向
に支持され且つ支持部材に設けられた低摩擦部
材によりスラスト方向が支持されたスピンドル
と、このスピンドルに設けられたデイスク支持
部材と、スピンドルに設けられたモータのロー
タ部とを有しており、前記各低摩擦部材が宝石
または宝石と同程度の特性を有する部材により
形成されていることを特徴とする光デイスクプ
レーヤの回転支持機構。 (2) 宝石と同程度の特性を有する部材がジルコニ
アである実用新案登録請求の範囲記載の光デイ
スプレーヤの回転支持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986014949U JPH0424524Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986014949U JPH0424524Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62129149U JPS62129149U (ja) | 1987-08-15 |
JPH0424524Y2 true JPH0424524Y2 (ja) | 1992-06-10 |
Family
ID=30805420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986014949U Expired JPH0424524Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0424524Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58114803A (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-08 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | 小径ドリル等の回転駆動装置 |
JPS60127281A (ja) * | 1983-12-12 | 1985-07-06 | ティーディーケイ株式会社 | セラミツクス摺動部材 |
-
1986
- 1986-02-03 JP JP1986014949U patent/JPH0424524Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58114803A (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-08 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | 小径ドリル等の回転駆動装置 |
JPS60127281A (ja) * | 1983-12-12 | 1985-07-06 | ティーディーケイ株式会社 | セラミツクス摺動部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62129149U (ja) | 1987-08-15 |
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