JPH07198071A - ホース - Google Patents
ホースInfo
- Publication number
- JPH07198071A JPH07198071A JP35178393A JP35178393A JPH07198071A JP H07198071 A JPH07198071 A JP H07198071A JP 35178393 A JP35178393 A JP 35178393A JP 35178393 A JP35178393 A JP 35178393A JP H07198071 A JPH07198071 A JP H07198071A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hose
- weave
- plain weave
- twill
- hose body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 布製ホース本体をもつホースの欠点を解消
し、そのホースの機能を大幅に向上可能にすること。 【構成】 筒状の布製のホース本体２の内面にゴム又は
樹脂のコート層３を被覆し、収納時に扁平状態にして折
り畳むか又は螺旋状に巻き込むようにするホースにおい
て、前記ホース本体２の織組織を平織Ｐと綾織Ｔとを長
手方向に並列に織り込んで構成したホース。
し、そのホースの機能を大幅に向上可能にすること。 【構成】 筒状の布製のホース本体２の内面にゴム又は
樹脂のコート層３を被覆し、収納時に扁平状態にして折
り畳むか又は螺旋状に巻き込むようにするホースにおい
て、前記ホース本体２の織組織を平織Ｐと綾織Ｔとを長
手方向に並列に織り込んで構成したホース。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、布製ホース本体からな
る消防用、灌漑用、散水用等のホースに関する。
る消防用、灌漑用、散水用等のホースに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に消防ホース等はホース本体が筒状
の布製からなり、その内面にゴム又は樹脂のコート層が
施されて水漏れをシールして構成されている。ホース本
体の織組織としては平織にする場合と、綾織にする場合
とがあるが、いずれも次のような一長一短があり、必ず
しも完全に満足しうるものではなかった。
の布製からなり、その内面にゴム又は樹脂のコート層が
施されて水漏れをシールして構成されている。ホース本
体の織組織としては平織にする場合と、綾織にする場合
とがあるが、いずれも次のような一長一短があり、必ず
しも完全に満足しうるものではなかった。
【０００３】ホース本体が平織の場合は組織が緻密にな
るためホースが硬く、高い耐圧性を有している。かつ、
収納するとき扁平状態に潰して螺旋状に巻き込む際に
は、内部の水抜きを円滑に行うことができ、また逆に螺
旋状に巻き込んだホースを直線状に展開するときは、左
右に振れないように速やかに直線状に展開できる優れた
展長性を有している。
るためホースが硬く、高い耐圧性を有している。かつ、
収納するとき扁平状態に潰して螺旋状に巻き込む際に
は、内部の水抜きを円滑に行うことができ、また逆に螺
旋状に巻き込んだホースを直線状に展開するときは、左
右に振れないように速やかに直線状に展開できる優れた
展長性を有している。
【０００４】しかし、その反面で、ホースが硬いため耐
摩耗性が悪く、扁平状態にしたときの耳部が中央部に比
べて早期に摩耗してしまうという欠点があった。また、
ホースが硬いため、放水中のホースの途中が角地等で大
きく屈曲した場合は、ホースがキンクして通水ができな
くなるという欠点もあった。一方、ホース本体が綾織の
場合は、平織に比べて柔らかいため耐摩耗性に優れてお
り、また放水中に大きく屈曲した場合にはホース自体が
湾曲して通水を容易にするという利点がある。しかし、
螺旋状に巻き込んだホースを直線状に展開するときは、
剛性不足のため左右に大きく振れを生じ、直線状の展開
が速やかに行えないという欠点があった。
摩耗性が悪く、扁平状態にしたときの耳部が中央部に比
べて早期に摩耗してしまうという欠点があった。また、
ホースが硬いため、放水中のホースの途中が角地等で大
きく屈曲した場合は、ホースがキンクして通水ができな
くなるという欠点もあった。一方、ホース本体が綾織の
場合は、平織に比べて柔らかいため耐摩耗性に優れてお
り、また放水中に大きく屈曲した場合にはホース自体が
湾曲して通水を容易にするという利点がある。しかし、
螺旋状に巻き込んだホースを直線状に展開するときは、
剛性不足のため左右に大きく振れを生じ、直線状の展開
が速やかに行えないという欠点があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
のような従来の布製ホース本体をもつホースの欠点を解
消し、そのホースの機能を大幅に向上可能にするホース
を提供することにある。
のような従来の布製ホース本体をもつホースの欠点を解
消し、そのホースの機能を大幅に向上可能にするホース
を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、筒状の布製のホース本体の内面にゴム又は樹脂の
コート層を被覆し、収納時に扁平状態にして折り畳むか
又は螺旋状に巻き込むようにするホースにおいて、前記
ホース本体の織組織を平織と綾織とを長手方向に並列に
織り込んで構成したことを特徴とするものである。
明は、筒状の布製のホース本体の内面にゴム又は樹脂の
コート層を被覆し、収納時に扁平状態にして折り畳むか
又は螺旋状に巻き込むようにするホースにおいて、前記
ホース本体の織組織を平織と綾織とを長手方向に並列に
織り込んで構成したことを特徴とするものである。
【０００７】このようにホース本体の織組織を平織と綾
織とが長手方向に並列に織り込まれるような構造にした
ことにより、平織と綾織の特長を生かしながら、その単
独織組織がもつ欠点を解消することが可能になる。
織とが長手方向に並列に織り込まれるような構造にした
ことにより、平織と綾織の特長を生かしながら、その単
独織組織がもつ欠点を解消することが可能になる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例によって具体
的に説明する。図１及び２は、本発明の実施例からなる
消防用ホースを示すものである。この図１、２のホース
１は、非通水状態の扁平状態になっているときを示して
いるが、これに通水すると水圧により膨張して円形にな
るようになっている。このホース１は、外層側のホース
本体２が布帛で構成され、その内面にゴム又は樹脂のコ
ート層３を被覆している。扁平状態のときのホース本体
２の幅方向中間の地部分２ｍは平織Ｐに構成され、その
両側の耳部分２ｅ，２ｅは綾織Ｔに構成されている。
的に説明する。図１及び２は、本発明の実施例からなる
消防用ホースを示すものである。この図１、２のホース
１は、非通水状態の扁平状態になっているときを示して
いるが、これに通水すると水圧により膨張して円形にな
るようになっている。このホース１は、外層側のホース
本体２が布帛で構成され、その内面にゴム又は樹脂のコ
ート層３を被覆している。扁平状態のときのホース本体
２の幅方向中間の地部分２ｍは平織Ｐに構成され、その
両側の耳部分２ｅ，２ｅは綾織Ｔに構成されている。
【０００９】このようにホース本体２を、地部分２ｍを
平織Ｐにし、その両側の耳部分２ｅを綾織Ｔに構成した
ことにより、このホース１は平織Ｐによる剛性を付与さ
れているため、扁平状態に潰して螺旋状に巻き込むとき
の水抜き性を良好にし、また螺旋状に巻き込んだホース
を直線状に展開するとき、左右に振れを生ずることなく
速やかに直線状に展開することができる。また、このホ
ース１は平織Ｐを主構成にしているが、耳部分２ｅを柔
らかな綾織Ｔで構成しているため耐摩耗性を向上するこ
とができる。
平織Ｐにし、その両側の耳部分２ｅを綾織Ｔに構成した
ことにより、このホース１は平織Ｐによる剛性を付与さ
れているため、扁平状態に潰して螺旋状に巻き込むとき
の水抜き性を良好にし、また螺旋状に巻き込んだホース
を直線状に展開するとき、左右に振れを生ずることなく
速やかに直線状に展開することができる。また、このホ
ース１は平織Ｐを主構成にしているが、耳部分２ｅを柔
らかな綾織Ｔで構成しているため耐摩耗性を向上するこ
とができる。
【００１０】図３は、本発明の他の実施例を示す。この
ホース１は、扁平状態のときのホース本体２の地部分２
ｍを、図１，２の場合とは逆に綾織Ｔに構成し、また両
側の耳部分２ｅ，２ｅを平織Ｐに構成している。このよ
うにホース本体２の地部分２ｍを綾織Ｔにする一方で、
耳部分２ｅを平織Ｐにしているので、このホース１には
平織Ｐによる剛性が付与される。そのため、図１，２の
ホースと同様に、扁平状態に潰して螺旋状に巻き込むと
きの水抜き性を向上し、また螺旋状に巻き込んだホース
を直線状に展開するときの展長性を良好にする。また、
平織Ｐを構成としながら、地部分２ｍを綾織Ｔにしてい
るため、放水中のホース１の途中が角地等で大きく屈曲
した場合にも、ホースをキンクさせることなく良好な通
水を可能にする。
ホース１は、扁平状態のときのホース本体２の地部分２
ｍを、図１，２の場合とは逆に綾織Ｔに構成し、また両
側の耳部分２ｅ，２ｅを平織Ｐに構成している。このよ
うにホース本体２の地部分２ｍを綾織Ｔにする一方で、
耳部分２ｅを平織Ｐにしているので、このホース１には
平織Ｐによる剛性が付与される。そのため、図１，２の
ホースと同様に、扁平状態に潰して螺旋状に巻き込むと
きの水抜き性を向上し、また螺旋状に巻き込んだホース
を直線状に展開するときの展長性を良好にする。また、
平織Ｐを構成としながら、地部分２ｍを綾織Ｔにしてい
るため、放水中のホース１の途中が角地等で大きく屈曲
した場合にも、ホースをキンクさせることなく良好な通
水を可能にする。
【００１１】図４は、本発明のさらに他の実施例を示
す。このホース１は、扁平状態でのホース本体２の地部
分２ｍが、複数の平織Ｐと綾織Ｔとを交互に並列配置し
て構成され、両側の耳部分２ｅ，２ｅを平織Ｐに構成し
ている。このホース１は、ホース本体２の地部分２ｍを
平織Ｐと共に綾織Ｔを混在させた構成にしているので、
図３のホースと同様の作用効果を有することになる。
す。このホース１は、扁平状態でのホース本体２の地部
分２ｍが、複数の平織Ｐと綾織Ｔとを交互に並列配置し
て構成され、両側の耳部分２ｅ，２ｅを平織Ｐに構成し
ている。このホース１は、ホース本体２の地部分２ｍを
平織Ｐと共に綾織Ｔを混在させた構成にしているので、
図３のホースと同様の作用効果を有することになる。
【００１２】本発明において、ホース本体を構成するた
めの綾織の織組織としては、特に限定されないが、好ま
しくは、１／２綾、２／２綾、１／３綾、杉綾などを使
用することができる。また、ホースが扁平状態のとき、
その地部分が全幅に占める割合としては、４０〜６０％
にすることが望ましい。なお、前述した実施例は、いず
れも消防用ホースの場合について説明したが、本発明は
灌漑用、散水用など他の用途にも幅広く適用することが
できる。
めの綾織の織組織としては、特に限定されないが、好ま
しくは、１／２綾、２／２綾、１／３綾、杉綾などを使
用することができる。また、ホースが扁平状態のとき、
その地部分が全幅に占める割合としては、４０〜６０％
にすることが望ましい。なお、前述した実施例は、いず
れも消防用ホースの場合について説明したが、本発明は
灌漑用、散水用など他の用途にも幅広く適用することが
できる。
【００１３】
【発明の効果】上述したように、本発明のホースは、ホ
ース本体の織組織を平織部と綾織部とが長手方向に並列
に織り込まれた構造にしたため、その平織と綾織の特長
を生かしつつ、それらが単独で構成されたホースがもつ
欠点を解消することができる。
ース本体の織組織を平織部と綾織部とが長手方向に並列
に織り込まれた構造にしたため、その平織と綾織の特長
を生かしつつ、それらが単独で構成されたホースがもつ
欠点を解消することができる。
【図１】本発明の実施例からなるホースを示す斜視図で
ある。
ある。
【図２】図１と同じホースを織組織を全て示した斜視図
である。
である。
【図３】本発明の他の実施例からなるホースを示す斜視
図である。
図である。
【図４】本発明のさらに他の実施例からなるホースを示
す斜視図である。
す斜視図である。
１ ホース ２ ホース本体 ２ｍ 地部分 ２ｅ 耳部分 ３ コート層 Ｐ 平織 Ｔ 綾織
Claims (4)
- 【請求項１】 筒状の布製のホース本体の内面にゴム又
は樹脂のコート層を被覆し、収納時に扁平状態にして折
り畳むか又は螺旋状に巻き込むようにするホースにおい
て、前記ホース本体の織組織を平織と綾織とを長手方向
に並列に織り込んで構成したホース。 - 【請求項２】 前記ホース本体を扁平状態にしたときの
幅方向中間の地部分を平織にし、その両側の耳部分を綾
織にした請求項１に記載のホース。 - 【請求項３】 前記ホース本体を扁平状態にしたときの
幅方向中間の地部分を綾織にし、その両側の耳部分を平
織にした請求項１に記載のホース。 - 【請求項４】 前記ホース本体を扁平状態にしたときの
幅方向中間の地部分を平織と綾織とが並列に混在した構
成にし、その両側の耳部分を平織にした請求項１に記載
のホース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35178393A JPH07198071A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | ホース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35178393A JPH07198071A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | ホース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07198071A true JPH07198071A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18419581
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35178393A Pending JPH07198071A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | ホース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07198071A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013249948A (ja) * | 2011-11-04 | 2013-12-12 | Blue Gentian Llc | 伸縮式ホース |
| JP2014001794A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Sakura Rubber Co Ltd | 消防用ホース |
| CN107614951A (zh) * | 2015-03-06 | 2018-01-19 | Cr有限公司 | 管道及其制造方法 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP35178393A patent/JPH07198071A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013249948A (ja) * | 2011-11-04 | 2013-12-12 | Blue Gentian Llc | 伸縮式ホース |
| JP2014001794A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Sakura Rubber Co Ltd | 消防用ホース |
| CN107614951A (zh) * | 2015-03-06 | 2018-01-19 | Cr有限公司 | 管道及其制造方法 |
| CN107614951B (zh) * | 2015-03-06 | 2019-06-04 | Cr有限公司 | 管道及其制造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041116 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |