JP2002250482A - 保形ホース - Google Patents

保形ホース

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JP2002250482A
JP2002250482A JP2001049600A JP2001049600A JP2002250482A JP 2002250482 A JP2002250482 A JP 2002250482A JP 2001049600 A JP2001049600 A JP 2001049600A JP 2001049600 A JP2001049600 A JP 2001049600A JP 2002250482 A JP2002250482 A JP 2002250482A
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JP
Japan
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hose
shape
weft
monofilament
retaining
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JP2001049600A
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English (en)
Inventor
Masahiro Imai
昌宏 今井
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Teikoku Sen I Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Sen I Co Ltd
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Publication date
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐摩耗性に優れた保形ホースを提供する。 【解決手段】 緯糸として合成樹脂製のモノフィラメン
ト3をホース周方向にコイル状に巻回させて配置し、該
緯糸をホース長手方向に1本乃至複数本毎に多数本のモ
ノフィラメント4を経糸として表側と内側とに交互に糸
通して筒状織物1を形成し、該筒状織物1の内面に樹脂
又はゴムのシール層2を貼りつけて構成した保形ホース
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消防ホース等に使用
される保形ホースに関し、さらに詳しくは、路面に対す
る耐摩耗性を改善した保形ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に消防車等に搭載される消防ホース
は、ホース本体を偏平状に押し潰せるように構成し、こ
れをロール状に巻き込んで、多数本をコンパクトに収納
できるようにしている。しかし、この消防ホースは、ホ
ース全長を展長した状態にしてからでないと放水できな
いため、消防士等のように良く訓練された人でないと扱
いが難しいという問題がある。
【0003】これに対して保形ホースは、ホース本体を
構成する筒状織物の緯糸を、剛性を有する合成樹脂製の
モノフィラメントで構成し、そのモノフィラメントをホ
ース周方向にコイル状に配置して、ホース形状を常に円
筒状に保持するようにしたものである。このようにホー
スが常時円筒状に保形されているため、消火栓を備えた
格納ケースに収納した状態で、その格納ケースから任意
の長さに引き出すだけで放水することができて、素人に
も容易に扱えるため、一般のビルや道路トンネル内の消
火設備に広く使用されている。
【0004】しかし、上記保形ホースは、上記のように
格納ケースから引き出すことによって路面上を引きずら
れるため、ホース表面が早く摩損してしまうという欠点
があった。従来、この対策として、筒状織物を二重の織
組織にするなどして耐摩耗性を付与する試みもあった
が、織組織の複雑化によりコスト高や重量化が避けられ
ず、必ずしも最良のものといえるものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来技術の欠点を解消し、耐摩耗性に優れた耐久性
の高い保形ホースを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の保形ホースは、緯糸として合成樹脂製のモノフィラ
メントをホース周方向にコイル状に巻回するように配置
し、該緯糸をホース長手方向に1本乃至数本毎に多数本
のモノフィラメントを表側と内側とに交互に経糸として
糸通して筒状織物を形成し、該筒状織物の内面に樹脂又
はゴムのシール層を貼りつけて構成したことを特徴とす
るものである。
【0007】このようにコイル状に配置した緯糸のモノ
フィラメント対し、その1本乃至複数本毎にモノフィラ
メントを経糸として表側と内側とに交互に糸通ししたの
で、この経糸のモノフィラメントがホース表面の長手方
向に線状突起として間欠的に配列した状態になり、この
線状突起が路面に対してホースを擦過から保護するの
で、簡単な構造でコスト高を招くことなく耐摩耗性を向
上することができる。
【0008】また、ホース内面にも線状突起がホース長
手方向に間欠的に配列状態になるので、この線状突起の
配列がホース内を強制移送される水に整流作用を与えて
通水抵抗を低減させ、単位時間当たりの送水量を増大す
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(A),(B)は、本発明の
保形ホースの一例を示す。
【0010】図1において、保形ホース10は、ホース
本体の筒状織物1の内側に軟質樹脂又はゴムのシール層
2を貼り付けて構成されている。筒状織物1は、緯糸と
して合成樹脂製のモノフィラメント3がホース周方向に
連続的にコイル状に巻回するように配置され、かつこの
緯糸(モノフィラメント3)に対し、複数本の合成樹脂
製のモノフィラメント4と合成繊維マルチフィラメント
糸又は紡績糸5とが、緯糸2本置きに表側と内側とに交
互に糸通しされるように構成されている。
【0011】上記のように剛性の高いモノフィラメント
4が、緯糸のモノフィラメント3に対して2本置きに表
側と内側とに交互に糸通しされることにより、それぞれ
保形ホース10の表面側と内面側とに、線状突起がホー
ス長手方向に間欠的に配列するように形成される。保形
ホース10の表面側に形成された線状突起の列は、保形
ホース10が路面上を引きずられるときホース表面を保
護し、単純な従来の織構造のまま低コストで保形ホース
の耐摩耗性を向上する。
【0012】また、保形ホース10の内面側に列状に形
成されたモノフィラメント4の線状突起は、ホース長手
方向に配列していることにより、ホース内側を強制移送
される水に整流作用を与えて通水抵抗を低減するように
する。したがって、通水速度が向上すると共に、単位時
間当たりの送水量を向上することができる。
【0013】本発明において、経糸のモノフィラメント
4を緯糸のモノフィラメント3に対して糸通しする態様
は、特に限定されるものではなく、図1(B)のよう
に、緯糸2本ずつに表側と内側とに交互に糸通しする
(2/2)ものであっても、或いは図2のように、緯糸
1本ずつに交互に表側と内側とに糸通しする(1/1)
ようにしたものも、或いは緯糸の表側/内側を飛び越す
本数を、2/1、3/1、1/2、1/3などのように
したものであってもよい。すなわち、経糸と緯糸との織
組織は、平織、綾織などいずれであってもよく、特に限
定されるものではない。
【0014】本発明において、上述したように経糸に剛
性の大きな合成繊維製のモノフィラメントを糸通しする
ことは必須であるが、そのモノフィラメントのホース周
方向の分布としては、ホース軸心に対するホース周方向
の開き角にして30度以内に少なくとも1本、さらに好
ましくは20度以内に少なくとも1本を配置することが
好ましい。また、図3に示す実施形態のように、経糸の
全本数を合成繊維製のモノフィラメントにするようにし
てもよい。
【0015】本発明において、緯糸および経糸に使用す
るモノフィラメントの素材としては、合成樹脂製であれ
ば特に限定されず、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリアミド、ポリエステルなどを好ましい素材とし
て挙げることができる。
【0016】経糸のモノフィラメントには、図1の例の
ように、合成繊維マルチフィラメント糸や紡績糸を併用
するようにしてもよい。それら合成繊維マルチフィラメ
ント糸や紡績糸としては、従来から保形ホースに使用さ
れている繊維がいずれも使用することができ、例えば、
ポリアミド繊維、ポリエステル繊維などを挙げることが
できる。また、紡績糸の場合は、合成繊維単独であって
もよく、綿,麻などの天然繊維との混紡糸であってもよ
く、或いは綿,麻などの天然繊維単独糸であってもよ
い。
【0017】本発明の保形ホースは、消防用ホースとし
て最適であるが、消防用ホースのほかに灌漑用ホースな
ど他のホース用途にも有効に適用することができる。
【0018】
【発明の効果】上述したように本発明の保形ホースによ
れば、コイル状に配置した緯糸のモノフィラメント対
し、その1本乃至複数本毎にモノフィラメントを経糸と
して表側と内側とに交互に糸通ししたので、この経糸の
モノフィラメントがホース表面の長手方向に線状突起と
して間欠的に配列した状態になり、この線状突起が路面
に対してホースを擦過から保護するので、簡単な構造で
コスト高を招くことなく耐摩耗性を向上することができ
る。
【0019】また、ホース内面にも線状突起がホース長
手方向に間欠的に配列状態になるので、この線状突起の
配列がホース内を強制移送される水に整流作用を与えて
通水抵抗を低減させ、単位時間当たりの送水量を増大す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保形ホースの実施形態を例示し、
(A)は一部を省略して示す横断面図、(B)は(A)
のX−X矢視断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態からなる保形ホースの図
1(B)に対応する断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態からなる保形ホースの図
1(A)に対応する横断面図である。
【符号の説明】
1 筒状織物 2 シール層 3 モノフィラメント(緯糸) 4 モノフィラメント(経糸) 10 保形ホース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緯糸として合成樹脂製のモノフィラメン
    トをホース周方向にコイル状に巻回するように配置し、
    該緯糸をホース長手方向に1本乃至数本毎に多数本のモ
    ノフィラメントを表側と内側とに交互に経糸として糸通
    して筒状織物を形成し、該筒状織物の内面に樹脂又はゴ
    ムのシール層を貼りつけて構成した保形ホース。
  2. 【請求項2】 前記経糸として前記モノフィラメントの
    ほかにマルチフィラメント糸又は紡績糸を混在させた請
    求項1に記載の保形ホース。
  3. 【請求項3】 前記経糸の全てがモノフィラメントであ
    る請求項1に記載の保形ホース。
JP2001049600A 2001-02-26 2001-02-26 保形ホース Withdrawn JP2002250482A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005328870A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Teijin Techno Products Ltd 消防用ホース
JP2014066260A (ja) * 2012-09-24 2014-04-17 Teikoku Sen I Co Ltd 消防用ホース
CN106523808A (zh) * 2017-01-03 2017-03-22 浙江海伦塑胶有限公司 一种单层伸缩管

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